JP6115050B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレンチゲート型のIGBT等の半導体装置に関する。
近年、インバータ、DC/DCコンバータ等の電源回路に使用されるパワースイッチング素子として、高速化、高耐圧化が可能な絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)が広く利用されている。IGBTは、伝導度変調効果により、パワーMOSFETよりも低いオン電圧で動作するため、低消費電力化への貢献度が大きい。さらに近年では、半導体基板の表面上にゲート電極を設けた通常のプレーナ型のIGBTに代わり、電子の供給能力の高いトレンチゲート型のIGBTが多く利用されている(例えば、特許文献1参照)。
トレンチゲート型のIGBTにおいては、高いスイッチング速度を実現するために、帰還容量(ゲート−コレクタ間の容量)の増加を抑制することが重要である。帰還容量を低減する方法としては、エミッタ電極に電気的に接続されるトレンチゲートを設ける技術が知られている。
さらに、近年は、パワースイッチング素子の小型化及び低コスト化のために、IGBTとダイオードを一体化した逆導通型IGBT(RC−IGBT)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。RC−IGBTは、ダイオード領域と、トレンチゲートが形成されたIGBT領域とが交互に配置された構成を有している。ダイオード領域は、IGBT領域がオフのときに負荷電流を還流させる役割を果たすようになっている。なお、ダイオード領域には、RC−IGBTに印加される電界の偏りを低減して耐圧向上を図るために、ダミートレンチゲートが形成される場合がある。
トレンチゲートは、トレンチゲート電極と、トレンチゲート電極を被覆するゲート絶縁膜と、からなる。このゲート絶縁膜は、トレンチゲート電極に印加される電界強度が許容値を超えると破壊されてしまう。ゲート絶縁膜が破壊されると、この破壊されたゲート絶縁膜を通じてリークが発生してしまう。このため、製品出荷前にトレンチゲート電極に対して電圧を掛け、ベース領域との間に電位差を発生させることでゲート絶縁膜に電位ストレスを加え、ゲート絶縁膜が所望の耐圧を得られるか否か、さらにはトレンチゲートに構造欠陥があるか否かをスクリーニング検査する必要がある。
同様に、ダイオード領域がダミートレンチゲートを有する場合には、このダミートレンチゲートに関しても、構造欠陥があるか否か等をスクリーニング検査する必要がある。ところが、ダイオード領域に負荷電流を還流させるダイオードとしての機能を発揮させるためには、ダミートレンチゲート電極をエミッタ電極と電気的に接続するなどして接地させる必要がある。つまり、製品として完成された半導体装置においては、ダミートレンチゲート電極がエミッタ電極と電気的に接続されているため、ゲート絶縁膜に適切な電位ストレスを掛けることができなくなり、ダミートレンチゲートに関するスクリーニング検査を行うことが事実上不可能となる。
特許文献1に開示されたIGBTは、この問題を解決するものであって、ダミートレンチゲート電極がエミッタ電極と電気的に接続される前の半製品の状態で、ダミートレンチゲートに対するスクリーニング検査を行うことを可能としたものである。
特開2010−50211号公報 特開2012−28719号公報
特許文献1等に開示された従来の半導体装置においては、トレンチゲート電極が電気的に接続されるAl配線及びPoly−Si配線が、互いに上下平行に位置する2重配線構造をなしている。これらの配線は互いに電気的に接続された状態で、IGBT領域内のエミッタ領域間に引き回されている。
このため、ダミートレンチゲートのスクリーニング検査を行うためには、別途そのための配線(以下、ダミートレンチスクリーニング用配線と記す)を設ける必要がある。このダミートレンチスクリーニング用配線は、上記のトレンチゲート電極用の2重配線と同様に、エミッタ領域間に引き回されることとなる。実際には、この2重配線構造があるために、ダミートレンチスクリーニング用配線の配線箇所は、エミッタ電極と上記2重配線との間に限定される。このため、エミッタ領域の有効面積がダミートレンチスクリーニング用配線の追加のために減少してしまうという課題があった。あるいは、エミッタ領域の有効面積を十分に確保する場合には、素子全体のサイズが増加することとなり、製造コストの増大を免れないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、ダミートレンチゲートとそのスクリーニング検査用の配線を備えた半導体装置において、素子動作領域を従来よりも広く確保することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、上記目的達成のため、(1)第1導電型のドリフト層を含む半導体基板にIGBT領域とダイオード領域とが交互に配置された半導体装置であって、前記IGBT領域には、前記半導体基板の主面側において前記第1導電型のドリフト層上に形成された第2導電型のベース領域と、前記主面側において前記ベース領域を貫通して前記ドリフト層に達する複数のトレンチゲートと、前記ベース領域において前記トレンチゲートの側面に接するように選択的に形成された第1導電型のエミッタ領域と、前記エミッタ領域に電気的に接続される上部電極と、前記トレンチゲートに電気的に接続されるゲート配線と、前記半導体基板の他面側において前記半導体基板に電気的に接続される第2導電型のコレクタ領域と、が形成され、前記ダイオード領域には、前記主面側において前記第1導電型のドリフト層上に形成された第2導電型のアノード領域と、前記アノード領域に電気的に接続される前記上部電極と、前記主面側において前記アノード領域を貫通して前記ドリフト層に達する複数のダミートレンチゲートと、前記ダミートレンチゲートに電気的に接続されるダミーゲート配線と、前記他面側において前記半導体基板に電気的に接続される第1導電型のカソード領域と、が形成され、前記複数のトレンチゲートは、前記半導体基板の主面側に配置された素子形成領域において、第1の方向に延伸し、当該第1の方向と直交する第2の方向に並設され、前記複数のダミートレンチゲートは、前記ダミーゲート配線に電気的に接続されるダミートレンチゲート電極と、前記ダミートレンチゲート電極を被覆するゲート絶縁膜と、を備えており、前記素子形成領域において、前記第1の方向に延伸し、前記トレンチゲートを挟んで前記第2の方向に並設され、前記ゲート配線は、前記半導体基板の主面上に形成され、前記複数のトレンチゲート同士を電気的に接続し、前記ダミーゲート配線は、前記半導体基板の主面上に形成され、前記複数のダミートレンチゲート同士を電気的に接続し、前記ダミーゲート配線は、前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記トレンチゲートを避けるようにして前記ゲート配線と重なっており、スクリーニング検査後に、前記ダミーゲート配線に電気的に接続された電極パッドが、前記上部電極に電気的に接続されたエミッタパッドと導通可能に配置されていることを特徴とする。
この構成により、ダミーゲート配線がトレンチゲート用のゲート配線の直上または直下に配線されるため、素子動作領域(エミッタ領域)を従来よりも低コストで広く確保することが可能となる。
上記(1)に記載の半導体装置において、(2)前記半導体基板の主面上に形成された第1の配線層と、前記第1の配線層よりも上層に形成された第2の配線層と、を備え、前記ダミーゲート配線は、前記第1の配線層に形成され、前記ゲート配線は、前記第1及び第2の配線層に亘って形成されていることを特徴とする。
上記(1)に記載の半導体装置において、(3)前記半導体基板の主面上に形成された第1の配線層と、前記第1の配線層よりも上層に形成された第2の配線層と、を備え、前記ゲート配線は、前記第1の配線層に形成され、前記ダミーゲート配線は、前記第1及び第2の配線層に亘って形成されていることを特徴とする。
これらの構成により、ゲート配線またはダミーゲート配線を2層構造とすることにより、素子動作領域(エミッタ領域)を従来よりも低コストで広く確保することが可能となる。
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の半導体装置において、(4)前記ダミーゲート配線は、前記第2の方向に延伸する第1の配線部と、前記第1の配線部から前記第1の方向に引き出され、前記ダミートレンチゲートの前記第1の方向の端部と電気的に接続される第2の配線部と、を有し、前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記第1の配線部が前記第2の方向に沿って前記ゲート配線と重なっていることを特徴とする。
この構成により、ダミーゲート配線の大部分がトレンチゲート用のゲート配線の直上または直下に配線されるため、基板面積を増加させることなく、従来よりも広い素子動作領域(エミッタ領域)を確保することが可能となる。
上記(4)に記載の半導体装置において、(5)前記ゲート配線及び前記ダミーゲート配線は、前記第1の方向において、前記トレンチゲート及び前記ダミートレンチゲートの両端部側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この構成により、トレンチゲートまたはダミートレンチゲートに印加される動作電位を均一にすることが可能となる。
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の半導体装置において、(6)前記ダミーゲート配線は、前記第2の方向に延伸する第1の配線部と、前記第1の配線部から前記第1の方向に引き出され、前記ダミートレンチゲートの前記第1の方向の端部と電気的に接続される第2の配線部と、を有し、前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記第1の配線部が前記ゲート配線との重なりを避け、前記第2の配線部が前記ゲート配線を横切るようにして前記ゲート配線と重なっていることを特徴とする。
この構成により、トレンチゲート用のゲート配線と上下平行に設けられるダミーゲート配線の面積が大幅に減少するため、これらの配線間の寄生容量が減少し、ダミーゲート配線の電位を安定させることが可能となる。そして、ダミーゲート配線の電位が安定することにより、素子領域の破壊を防ぐとともに、より高いスイッチング速度を実現することが可能となる。
上記(6)に記載の半導体装置において、(7)前記半導体基板の主面側に、前記第1の方向に所定の間隔を置いて複数の前記素子形成領域が並設され、前記複数の素子形成領域を一群とするとき、前記ゲート配線及び前記ダミーゲート配線は、前記一群の前記第1の方向における両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この構成により、複数の素子形成領域が並設された構成においても、トレンチゲート用のゲート配線とダミーゲート配線の重なり部分の面積を大幅に減少させることが可能となる。
上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の半導体装置において、(8)前記ダミートレンチゲートに電気的に接続される前記電極パッドを介して前記ダミートレンチゲートに基準電位が印加されることを特徴とする。
この構成により、IGBT領域がオフのときに、ダイオード領域を負荷電流を還流させるダイオードとして機能させることが可能となる。
本発明によれば、ダミートレンチゲートとそのスクリーニング検査用の配線を備えた半導体装置において、素子動作領域を従来よりも広く確保することが可能な半導体装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の上面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の下層部及び中層部の拡大上面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の上層部の拡大上面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の下層部、中層部及び上層部の拡大上面図である。 図4に示す半導体装置のA−A断面図である。 (a)は図4に示す半導体装置のB−B断面図であり、(b)は図4に示す半導体装置のC−C断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の上面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の下層部、中層部及び上層部の拡大上面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の下層部及び中層部の拡大上面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の下層部、中層部及び上層部の拡大上面図である。
以下、本発明に係る半導体装置の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る半導体装置の構成について説明する。なお、本実施形態では、IGBT領域10とダイオード領域40が交互に配置されたRC−IGBT構造の半導体装置を例に挙げて説明する。ここで、図1は本実施形態に係る半導体装置1の上面図であり、図2〜4は図1の楕円で囲まれた領域の構成をより詳細に示す拡大図である。さらに、図5、6は図4の断面図である。なお、図6は、構造の一部を簡略化して示している。
図1〜6に示すように、本実施形態に係る半導体装置1は、主に、半導体基板11内に形成されたトレンチゲート12及びダミートレンチゲート13を有する下層部(図5、6参照)と、Poly−Si等により構成されるダミートレンチスクリーニング用配線14及び第1のゲート配線15が形成された中層部(第1の配線層)(図2等参照)と、Al等により構成される上部電極16及び第2のゲート配線17が形成され、中層部よりも上層に配置される上層部(第2の配線層)(図3等参照)と、からなる。中層部の第1のゲート配線15と上層部の第2のゲート配線17とは、コンタクト17a(図2、3等参照)を介して電気的に接続されている。なお、中層部及び上層部は、半導体基板11(図5参照)の一面(主面)11a上に形成されている。
ここで、第1のゲート配線15、第2のゲート配線17、及びコンタクト17aは、ゲート配線を構成する。また、ダミートレンチスクリーニング用配線14はダミーゲート配線を構成する。即ち、本実施形態の半導体装置1は、ダミーゲート配線が中層部(第1の配線層)に形成され、ゲート配線が中層部及び上層部(第1及び第2の配線層)に亘って形成されるものである。
また、図1等に示すように、ゲート配線及びダミーゲート配線は、第1の方向(図2等に示したX方向)において、トレンチゲート12及びダミートレンチゲート13の両端部側にそれぞれ設けられている。
なお、以降では、トレンチゲート12及びダミートレンチゲート13をまとめて単にトレンチとも記す。また、ダミートレンチスクリーニング用配線14及び第1のゲート配線15をまとめてPoly−Si配線とも記す。
さらに、図1に示すように、半導体装置1は、第2のゲート配線17と外部回路を電気的に接続するためのゲートパッド18と、ダミートレンチスクリーニング用配線14と外部回路を電気的に接続するためのダミートレンチスクリーニング用パッド19と、上部電極16と外部回路を電気的に接続するためのエミッタパッド(またはケルビンパッド)20と、を備える。即ち、第2のゲート配線17はゲートパッド18に、ダミートレンチスクリーニング用配線14はダミートレンチスクリーニング用パッド19に、上部電極16はエミッタパッド20に、それぞれ電気的に接続されている。
複数のトレンチ12は、半導体基板11の一面11a側に配置された素子形成領域において、第1の方向(図2等に示したX方向)に延伸するとともに、第1の方向と直交する第2の方向(図2等に示したY方向)に一定の間隔を空けて平行に配列されている。同様に、複数のトレンチ13は、素子形成領域において、X方向に延伸するとともに、複数のトレンチ12を挟んでY方向に並設されている。
さらに、図1に示すように、トレンチ12、13は、X方向に断続的に複数形成されていてもよい。言い換えれば、半導体基板11の一面11a側において、複数の素子形成領域がX方向に所定の間隔を置いて並設されていてもよい。
ダミートレンチスクリーニング用配線14は、Y方向に延伸する主配線部14aと、主配線部14aからX方向に引き出され、ダミートレンチゲート13の長手方向(X方向)の端部と電気的に接続される第1の引き出し配線部14bと、を含む。
ダミートレンチスクリーニング用配線14は、X方向に隣り合うダミートレンチゲート13も含めて、ダミートレンチゲート13同士を電気的に接続するようになっている(図2等参照)。一方、第1のゲート配線15は、コンタクト17a及び上層部の第2のゲート配線17を介して、X方向に隣り合うトレンチゲート12も含めて、トレンチゲート12同士を電気的に接続するようになっている(図2、3等参照)。なお、トレンチゲート12とダミートレンチゲート13とは電気的に絶縁されている。
即ち、図2に示すように、中層部に形成されたダミートレンチスクリーニング用配線14は、ダイオード領域40のダミートレンチゲート13と直接コンタクトしているが、IGBT領域10のトレンチゲート12とはコンタクトしていない。一方、図2に示すように、中層部に形成された第1のゲート配線15は、IGBT領域10のトレンチゲート12と直接コンタクトしているが、ダイオード領域40のダミートレンチゲート13とはコンタクトしていない。
なお、図1〜6は、複数のトレンチ12、13が独立して形成された例を示しているが、各トレンチの先端部が適宜引き回されることより、複数のトレンチ12、13がそれぞれ環状構造を成すものであってもよい。
図4は、下層部、中層部、及び上層部を重ねて示す上面図である。図2〜4に示すように、中層部のダミートレンチスクリーニング用配線14は、トレンチ12、13の深さ方向(Z方向)、即ち半導体基板11の厚さ方向、から平面視したときに、トレンチ12、13を避けるようにして、上層部の第2のゲート配線17と重なっている。言い換えれば、ダミートレンチスクリーニング用配線14は、第2のゲート配線17と配線の長手方向(Y方向)に沿って互いに重なる領域(主に主配線部14a)を有している。
以下、半導体装置1の構成について、図5、6を用いてより詳細に説明する。なお、図6は、トレンチ12、13やその周辺の構造の一部を簡略化して示している。
半導体基板11の大部分には、n型(第1導電型)のドリフト層21が形成されている。IGBT領域10においては、半導体基板11の一面11a側においてドリフト層21上に形成されたp型(第1導電型とは逆導電型である第2導電型)のベース領域22と、半導体基板11の一面11a側においてベース領域22を貫通してドリフト層21に達するトレンチゲート12と、ベース領域22においてトレンチゲート12の側面に接するように選択的に形成されたn型のエミッタ領域23(図5には不図示)と、トレンチゲート12に第1のゲート配線15を介して電気的に接続される第2のゲート配線17(図5には不図示)と、半導体基板11の他面11b側において半導体基板11に電気的に接続されるp型のコレクタ領域26と、が形成されている。
ここで、トレンチゲート12は、トレンチゲート電極25と、トレンチゲート電極25を被覆するSiO等からなるゲート絶縁膜24と、を備えている。トレンチゲート電極25には、IGBT領域10をオン/オフさせるための動作電位(制御電位)が第2のゲート配線17から印加されるようになっている。
一方、ダイオード領域40においては、半導体基板11の一面11a側においてドリフト層21上に形成されたp型のアノード領域27と、半導体基板11の一面11a側においてアノード領域27を貫通してドリフト層21に達するダミートレンチゲート13と、ダミートレンチゲート13に電気的に接続されるダミートレンチスクリーニング用配線14と、半導体基板11の他面11b側において半導体基板11に電気的に接続されるn型のカソード領域29と、が形成されている。
ここで、ダミートレンチゲート13は、ダミートレンチゲート電極28と、ダミートレンチゲート電極28を被覆するゲート絶縁膜24と、を備えている。製品として完成された状態の半導体装置においては、ダミートレンチゲート電極28は、ダミートレンチスクリーニング用配線14を介して上部電極16と短絡され、動作電位が印加されることはない。
半導体基板11の一面11a側においては、ベース領域22、エミッタ領域23、及びアノード領域27の上面に、コンタクトホール30a(図6参照)を有するSiO等からなる層間絶縁膜30が形成されている。コンタクトホール30a内には、中層部の第1のゲート配線15と上層部の第2のゲート配線17を電気的に接続するためのコンタクト17aが配置される。また、ダミートレンチスクリーニング用配線14及び第1のゲート配線15は、層間絶縁膜30の内部に形成されている。
なお、層間絶縁膜30としては、上記のSiOに限らず、SiOF、SiOC、有機ポリマー系材料などの低誘電率絶縁膜を用いてもよい。このような低誘電率の絶縁体材料を層間絶縁膜30として用いることにより、ダミートレンチスクリーニング用配線14と第2のゲート配線17との間の寄生容量を抑えることができるため好ましい。
半導体基板11の一面11aとは反対側の他面11b側には、コレクタ領域26またはカソード領域29を介して下部電極31が形成されている。上部電極16は、層間絶縁膜30上に形成されており、層間絶縁膜30のコンタクトホール(不図示)を通じて、エミッタ領域23及びアノード領域27に電気的に接続される。さらに、層間絶縁膜30上には、上述の第2のゲート配線17(図5には不図示)が形成されている。トレンチゲート電極25及びダミートレンチゲート電極28は、層間絶縁膜30及びゲート絶縁膜24によって上部電極16から絶縁されている。
即ち、上部電極16及び下部電極31は、IGBT領域10とダイオード領域40の双方に亘って形成されている。上部電極16は、IGBT領域10におけるエミッタ電極として機能するとともに、ダイオード領域40におけるアノード電極として機能する。一方、下部電極31は、IGBT領域10におけるコレクタ電極として機能するとともに、ダイオード領域40におけるカソード電極として機能する。なお、必要に応じて、上部電極16をエミッタ電極とアノード電極とに分離してもよく、下部電極31をコレクタ電極とカソード電極に分離してもよい。
図4、図6等に示すように、本実施形態の半導体装置1は、従来のIGBTのトレンチゲート駆動用の2重配線において、上層部と中層部にそれぞれ引き回されていたAl配線とPoly−Si配線のうち、上層部のAl配線を第2のゲート配線17として利用し、中層部のPoly−Si配線をダミートレンチスクリーニング用配線14として利用する構成を有している。ここで、ダミートレンチスクリーニング用配線14は、層間絶縁膜30を介して第2のゲート配線17の下方に配置されている。このような構成により、ダミートレンチゲート13のスクリーニング検査用の配線を別途設けることなく(配線が占有する面積を増加させることなく)、中層部のPoly−Si配線をダミートレンチスクリーニング用配線14として機能させることが可能となる。
また、図2等に示したように、ダミートレンチスクリーニング用配線14は、IGBT領域10における幅がダイオード領域40における幅よりも狭くなるように形成されている。これにより、中層部に配置されたPoly−Si配線14、15全体の幅を所望の幅に保ちつつ、IGBT領域10に第1のゲート配線15を配置することが可能となる。
次に、本実施形態の半導体装置1のダミートレンチゲート13に対するスクリーニング検査の手順について説明する。スクリーニング検査は、ダミートレンチスクリーニング用配線14と上部電極16とが絶縁された状態、即ち、ダミートレンチスクリーニング用パッド19とエミッタパッド20とが導通していない半製品の状態で行われる。
この状態で、上部電極16の電位を基準電位(例えば0V)とし、ダミートレンチスクリーニング用配線14を介して、ダミートレンチゲート電極28に一定の電位(例えば50V程度)を印加する。これにより、ダミートレンチゲート電極28のゲート絶縁膜24が所望の耐圧を得られるものであるか否か、さらにはダミートレンチゲート13に構造欠陥があるか否かを判別することが可能となる。
そして、ダミートレンチゲート13が所望の条件を満たすものであった場合には、ダミートレンチスクリーニング用パッド19をエミッタパッド20とワイヤボンディング(またはメッキ処理)により導通させることで、基準電位が印加される上部電極16とダミートレンチゲート13とを電気的に接続する。これにより、ダミートレンチゲート電極28を無効化し、ダイオード領域40がダイオードとしての役割を果たすことが可能となる。
なお、上記の説明では、ダミートレンチスクリーニング用パッド19とエミッタパッド20の導通により、ダミートレンチゲート13に基準電位が印加されるとしたが、ダミートレンチスクリーニング用パッド19とエミッタパッド20とが導通しない構成であってもよい。この場合には、例えば、ダミートレンチスクリーニング用パッド19を介して外部回路からダミートレンチゲート13に動作電位を印加することにより、ダミートレンチゲート13を独立に駆動させることが可能となる。
ところで、特許文献1等に開示された従来の半導体装置における、ダイオード領域のダミートレンチに対するスクリーニング検査は、当該ダイオード領域の両隣に配置された2つのIGBT領域のトレンチゲート電極間に電圧を印加し、この印加電圧により生じる電界分布を評価することによって、言わば間接的にダミートレンチの良否を判定するものであった。
これに対して、本実施形態の半導体装置1に対するスクリーニング検査は、ダミートレンチスクリーニング用配線14からダミートレンチゲート電極28に直接電圧を印加するものであるため、より直接的にダミートレンチゲート13の構造欠陥やゲート絶縁膜24の良否を判定することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体装置1は、中層部に形成されたダミートレンチスクリーニング用配線14の主配線部14aが、上層部に形成された第2のゲート配線17の直下に配置されるため、素子動作領域(エミッタ領域)を従来よりも低コストで広く確保することができる。言い換えれば、本実施形態に係る半導体装置1は、エミッタ領域23を従来よりもX方向(図2等参照)に長く確保することができる。これにより、本実施形態の半導体装置1は、外形サイズ(チップサイズ)を増加させることなく、大電力を得ることができる。
また、本実施形態に係る半導体装置1は、ダミートレンチスクリーニング用配線14と上部電極16とが層間絶縁膜30を介して上下に配置される構成であるため、ダミートレンチスクリーニング用パッド19とエミッタパッド20とが導通していない半製品の状態)で、ダミートレンチゲート13に対するスクリーニング検査を精度良く行うことができる。
なお、好適には、ダミートレンチスクリーニング用配線14(ダミーゲート配線)が、ダミートレンチゲート13端部からダミートレンチゲート13長手方向に引き出されている。さらに好適には、上面視したときにダミートレンチスクリーニング用配線14はエミッタ領域と重ならない。ここで、エミッタ領域とは、IGBT領域10内の表面構造のうち、n型半導体領域を指す(nチャネル型の場合)。
さらに好適には、上面視したときにダミートレンチスクリーニング用配線14はエミッタ領域のうちチャネル形成領域と重ならない。チャネル形成領域とは、エミッタ領域がトレンチゲート12へ接する近傍において、ゲート正電圧の印加によりn型に反転する通電領域を指す。
なお、以上の説明では、半導体装置1は、ダミーゲート配線(ダミートレンチスクリーニング用配線14)が中層部に形成され、ゲート配線(第1のゲート配線15、第2のゲート配線17、及びコンタクト17a)が中層部及び上層部に亘って形成されるものであり、ゲート配線が2層構造を成すものであった。
他の形態として、半導体装置1は、ゲート配線(第1のゲート配線15及び第2のゲート配線17)が中層部に形成され、ダミーゲート配線(ダミートレンチスクリーニング用配線14)が中層部及び上層部に亘って形成されるものであってもよい。即ち、この場合は、ダミーゲート配線が2層構造を成す。
また、本実施形態では、半導体基板1、ドリフト層21、エミッタ領域23、及びカソード領域29がn型、ベース領域22、コレクタ領域26、及びアノード領域27がp型の例を示したが、この導電型は逆であってもよい。
また、本実施形態では、RC−IGBTを例に挙げて説明したが、ダミートレンチゲートを備えた半導体装置でありさえすれば、半導体装置1はIGBTやパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電力スイッチング素子であってもよい。
(第2の実施形態)
本発明に係る半導体装置の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。
第1の実施形態に係る半導体装置1においては、トレンチゲート電極25に動作電位を印加するための配線(第2のゲート配線17)と、ダミートレンチゲート13のスクリーニング検査用の配線(ダミートレンチスクリーニング用配線14)とが、トレンチ12、13の深さ方向から平面視したときに、その大部分が重なる形で上下に配線されていた。
それ故に、上層部の第2のゲート配線17と中層部のダミートレンチスクリーニング用配線14の深さ方向(半導体基板11の厚さ方向)の重なり部分において、第2のゲート配線17に印加された動作電位は、層間絶縁膜30を介してダミートレンチスクリーニング用配線14にも幾らか加わることになり、以下に述べるような問題が生じる可能性がある。
本発明に係る半導体装置が製品として完成された状態で使用される際には、第2のゲート配線17によりIGBT領域10のトレンチゲート電極25に印加される動作電位(制御電位)は、例えば15Vから0Vの範囲でパルス状に変化する。第1の実施形態のように、上層部の第2のゲート配線17と中層部のダミートレンチスクリーニング用配線14とが上下に重なる構成であると、これらの配線間の寄生容量により、常に0Vであるべきダイオード領域40のダミートレンチスクリーニング用配線14の電位が変動してしまうことがある。ダミートレンチスクリーニング用配線14の電位の揺れが生じると、IGBT領域10がオフのときに、ダイオード領域40がダイオードとして機能せず、負荷電流を十分に還流させることが不可能となる場合があるため、上記の配線間の寄生容量をできるだけ小さくすることが好ましい。
そこで、図7に示すように、本実施形態の半導体装置2は、複数の素子形成領域を一群とするとき、当該一群の外周(図7に示した例では上部電極16の外周)にダミートレンチスクリーニング用配線14を引き回すことで、トレンチ12、13の深さ方向(Z方向)から平面視したときのダミートレンチスクリーニング用配線14と第2のゲート配線17との上部電極16の重なり部分の面積を減少させることにより、これらの配線間の寄生容量を減少させている。
図8〜10は、図7の楕円で囲まれた領域の拡大図である。図8は、上部電極16の外周部の拡大図である。ダミートレンチスクリーニング用配線14は、複数の素子形成領域の一群の外周部(一群のX方向における両側)においてY方向に延伸する外周配線部14cと、外周配線部14cからX方向に引き出され、ダイオード領域40のダミートレンチゲート13の長手方向(X方向)の端部と電気的に接続される第2の引き出し配線部14dと、を含む。即ち、外周配線部14cから第2の引き出し配線部14dを介して、ダミートレンチゲート13にスクリーニング検査用の電位を印加することが可能な構成となっている。
また、第2のゲート配線17は、ダミートレンチスクリーニング用配線14との重なりを避けて、複数の素子形成領域の一群の外周部における両側に設けられている。これにより、複数の素子形成領域の一群の外周においては、Z方向から平面視したときに、ダミートレンチスクリーニング用配線14の引き出し配線部14dの一部のみが第2のゲート配線17を横切るようにして第2のゲート配線17と重なり、外周配線部14cは第2のゲート配線17とは重ならないことになる。
さらに、図9及び10に示すように、半導体装置2の内側におけるダミートレンチスクリーニング用配線14は、X方向に隣り合うダミートレンチゲート13を電気的に接続する接続配線部14eを含む。この接続配線部14eと、上記の外周配線部14c及び第2の引き出し配線部14dにより、第1の実施形態における主配線部14a(図2等参照)を省略することが可能となる。このように、半導体装置2の内側に配置されるダミートレンチスクリーニング用配線14を極力減らすことにより、ダミートレンチスクリーニング用配線14と第2のゲート配線17との重なり部分の面積を大幅に減少させることが可能となる。
つまり、半導体装置2の外周部及び内側でダミートレンチスクリーニング用配線14が上記のように構成されることにより、第2のゲート配線17から印加される動作電位がダミートレンチスクリーニング用配線14の電位に及ぼす影響を大幅に抑制することが可能となる。
さらに、第1の実施形態でも述べたように、層間絶縁膜30として低誘電率の絶縁体材料を用いれば、ダミートレンチスクリーニング用配線14と第2のゲート配線17との間の寄生容量をさらに抑えることができるため好ましい。例えば、層間絶縁膜30としては、SiOF、SiOC、有機ポリマー系材料などの低誘電率絶縁膜を用いることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体装置は、上層部の第2のゲート配線17と中層部のダミートレンチスクリーニング用配線14との間の寄生容量を低減することにより、ダイオード領域40のダミートレンチスクリーニング用配線14の電位を一定(0V)とすることができる。このようにダミートレンチスクリーニング用配線14の電位が安定することにより、素子領域(特にダイオード領域)の破壊を防ぐとともに、より高いスイッチング速度を実現することが可能となる。
第1の実施形態でも述べたように、好適には、ダミートレンチスクリーニング用配線14(ダミーゲート配線)が、ダミートレンチゲート13端部からダミートレンチゲート13長手方向に引き出されている。さらに好適には、上面視したときにダミートレンチスクリーニング用配線14はエミッタ領域と重ならない。ここで、エミッタ領域とは、IGBT領域10内の表面構造のうち、n型半導体領域を指す(nチャネル型の場合)。
さらに好適には、上面視したときにダミートレンチスクリーニング用配線14はエミッタ領域のうちチャネル形成領域と重ならない。チャネル形成領域とは、エミッタ領域がトレンチゲート12へ接する近傍において、ゲート正電圧の印加によりn型に反転する通電領域を指す。
1,2…半導体装置、10…IGBT領域、11…半導体基板、11a…一面(主面)、11b…他面、12…トレンチゲート、13…ダミートレンチゲート、14…ダミートレンチスクリーニング用配線(ダミーゲート配線)、14a…主配線部(第1の配線部)、14b…第1の引き出し配線部(第2の配線部)、14c…外周配線部(第1の配線部)、14d…第2の引き出し配線部(第2の配線部)、14e…接続配線部、15…第1のゲート配線、16…上部電極、17…第2のゲート配線、17a…コンタクト(ゲート配線)、18…ゲートパッド、19…ダミートレンチスクリーニング用パッド(電極パッド)、20…エミッタパッド、21…ドリフト層、22…ベース領域、23…エミッタ領域、24…ゲート絶縁膜、25…トレンチゲート電極、26…コレクタ領域、27…アノード領域、28…ダミートレンチゲート電極、29…カソード領域、30…層間絶縁膜、31…下部電極、40…ダイオード領域

Claims (8)

  1. 第1導電型のドリフト層を含む半導体基板にIGBT領域とダイオード領域とが交互に配置された半導体装置であって、
    前記IGBT領域には、前記半導体基板の主面側において前記第1導電型のドリフト層上に形成された第2導電型のベース領域と、前記主面側において前記ベース領域を貫通して前記ドリフト層に達する複数のトレンチゲートと、前記ベース領域において前記トレンチゲートの側面に接するように選択的に形成された第1導電型のエミッタ領域と、前記エミッタ領域に電気的に接続される上部電極と、前記トレンチゲートに電気的に接続されるゲート配線と、前記半導体基板の他面側において前記半導体基板に電気的に接続される第2導電型のコレクタ領域と、が形成され、
    前記ダイオード領域には、前記主面側において前記第1導電型のドリフト層上に形成された第2導電型のアノード領域と、前記アノード領域に電気的に接続される前記上部電極と、前記主面側において前記アノード領域を貫通して前記ドリフト層に達する複数のダミートレンチゲートと、前記ダミートレンチゲートに電気的に接続されるダミーゲート配線と、前記他面側において前記半導体基板に電気的に接続される第1導電型のカソード領域と、が形成され、
    前記複数のトレンチゲートは、前記半導体基板の主面側に配置された素子形成領域において、第1の方向に延伸し、当該第1の方向と直交する第2の方向に並設され、
    前記複数のダミートレンチゲートは、前記ダミーゲート配線に電気的に接続されるダミートレンチゲート電極と、前記ダミートレンチゲート電極を被覆するゲート絶縁膜と、を備えており、前記素子形成領域において、前記第1の方向に延伸し、前記トレンチゲートを挟んで前記第2の方向に並設され、
    前記ゲート配線は、前記半導体基板の主面上に形成され、前記複数のトレンチゲート同士を電気的に接続し、
    前記ダミーゲート配線は、前記半導体基板の主面上に形成され、前記複数のダミートレンチゲート同士を電気的に接続し、
    前記ダミーゲート配線は、前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記トレンチゲートを避けるようにして前記ゲート配線と重なっており、
    スクリーニング検査後に、前記ダミーゲート配線に電気的に接続された電極パッドが、前記上部電極に電気的に接続されたエミッタパッドと導通可能に配置されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体基板の主面上に形成された第1の配線層と、
    前記第1の配線層よりも上層に形成された第2の配線層と、を備え、
    前記ダミーゲート配線は、前記第1の配線層に形成され、
    前記ゲート配線は、前記第1及び第2の配線層に亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板の主面上に形成された第1の配線層と、
    前記第1の配線層よりも上層に形成された第2の配線層と、を備え、
    前記ゲート配線は、前記第1の配線層に形成され、
    前記ダミーゲート配線は、前記第1及び第2の配線層に亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記ダミーゲート配線は、前記第2の方向に延伸する第1の配線部と、前記第1の配線部から前記第1の方向に引き出され、前記ダミートレンチゲートの前記第1の方向の端部と電気的に接続される第2の配線部と、を有し、
    前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記第1の配線部が前記第2の方向に沿って前記ゲート配線と重なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート配線及び前記ダミーゲート配線は、前記第1の方向において、前記トレンチゲート及び前記ダミートレンチゲートの両端部側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ダミーゲート配線は、前記第2の方向に延伸する第1の配線部と、前記第1の配線部から前記第1の方向に引き出され、前記ダミートレンチゲートの前記第1の方向の端部と電気的に接続される第2の配線部と、を有し、
    前記半導体基板の厚さ方向から平面視したときに、前記第1の配線部が前記ゲート配線との重なりを避け、前記第2の配線部が前記ゲート配線を横切るようにして前記ゲート配線と重なっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体基板の主面側に、前記第1の方向に所定の間隔を置いて複数の前記素子形成領域が並設され、
    前記複数の素子形成領域を一群とするとき、前記ゲート配線及び前記ダミーゲート配線は、前記一群の前記第1の方向における両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記ダミートレンチゲートに電気的に接続される前記電極パッドを介して前記ダミートレンチゲートに基準電位が印加されることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1の請求項に記載の半導体装置。
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