JP6107778B2 - 内燃機関の回転速度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の動力によって走行する車両であって該内燃機関の動力によって駆動される補機を備える車両に適用される内燃機関の回転速度制御装置に関する。
たとえば、特許文献1には、内燃機関に加わる負荷トルクに基づき、アイドル運転時における内燃機関に対する要求トルクを算出し、要求トルクに応じて内燃機関のアクチュエータを操作することによって、回転速度を目標速度に制御するものが提案されている。ここで、負荷トルクには、クランク軸に補機が与える補機負荷トルクが含まれる。
特開平10−325349号公報
ところで、上記装置においてアイドル運転時に回転速度を目標速度に制御するためには、上記要求トルクによって内燃機関に要求される軸トルクが、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値以下である必要がある。このため、アイドル運転時において、補機がクランク軸に与える補機負荷トルクに対して上記軸トルクの最大値に余裕がない場合、補機負荷トルクが内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値を上回ることが懸念される。補機負荷トルクが内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値を上回ると、内燃機関のクランク軸の回転速度が急速に低下し、内燃機関の停止(エンジンストール)に陥ることが懸念される。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない場合であっても、エンジンストールに陥る事態を好適に抑制することのできる内燃機関の回転速度制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
上記課題を解決する内燃機関の回転速度制御装置は、内燃機関の動力によって走行する車両に適用され、前記内燃機関のクランク軸の回転速度をアイドル運転時の目標速度に制御するアイドル制御処理部と、前記アイドル制御処理部による制御がなされているとき、前記内燃機関の回転速度が所定の速度以下となることを条件として、前記車両に搭載される補機のうちの所定の補機が前記内燃機関のクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させる減少処理部と、前記アイドル制御処理部による制御時において前記内燃機関が発生可能な最大トルクを取得する最大トルク取得処理部と、前記搭載される補機が前記クランク軸に与える補機負荷トルクを含む負荷トルクを取得する負荷トルク取得処理部と、前記最大トルク取得処理部が取得する最大トルクと前記負荷トルク取得処理部が取得する負荷トルクとに基づき、前記アイドル制御処理部による制御がなされているとき、前記搭載される補機が前記クランク軸に与える補機負荷トルクを前記内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値が上回るトルク差分が所定値以下である場合、該所定値よりも大きい場合と比較して、前記所定の速度を高く設定する設定処理部と、を備える。
上記減少処理部は、内燃機関のアイドル運転時において、何らかの要因で内燃機関の回転速度が低下し、内燃機関の回転速度を目標速度に復帰させることが困難となる事態に陥る前に、所定の補機がクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させ、ひいてはエンジンストールに陥ることを抑制することを狙っている。ところで、補機がクランク軸に与える補機負荷トルクに対して軸トルクの最大値に余裕がない場合には、余裕がある場合と比較して、何らかの要因で内燃機関の回転速度が低下した場合、内燃機関の回転速度を目標速度に復帰させるのに困難が伴う。このため、軸トルクの最大値に余裕があることを前提に上記所定の速度を設定する場合、軸トルクの最大値に余裕がない場合には、減少処理部によって補機がクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させる処理が間に合わず、エンジンストールに陥ることが懸念される。これに対し、軸トルクの最大値に余裕がないことを前提に上記所定の速度を設定する場合、軸トルクの最大値に余裕がある場合には、減少処理部によって補機負荷トルクを減少する処理が必要ないにもかかわらず、実行されるおそれがある。
この点、設定処理部を備えて上記トルク差分が所定値以下である場合に所定値よりも大きい場合と比較して、所定の速度を高く設定することで、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない状態で回転速度が低下する場合には余裕ある場合と比較して、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値が補機負荷トルクを上回るトルク差分を早期に拡大することができる。このため、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない場合であっても、エンジンストールに陥る事態を好適に抑制することができる。しかも、軸トルクの最大値に余裕がないことを前提に上記所定の速度を設定する場合と比較して、減少処理部によって補機負荷トルクを減少する処理が実行されることを抑制することもできる。
また、内燃機関の回転速度制御装置は、前記最大トルク取得処理部によって取得される最大トルクは、外気の温度および外気の圧力の少なくとも一方に応じて可変設定されるようにしてもよい。
上記装置では、最大トルクが外気の温度や外気の圧力に応じて可変設定されるため、可変設定しない場合と比較して上記トルク差分をより高精度に算出することができる。このため、実現可能な軸トルクの最大値に余裕がある場合に上記所定の速度を上昇させることに起因して所定の補機がクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させる処理がなされる事態を抑制することができる。
上記内燃機関の回転速度制御装置は、前記所定の補機は、前記車両に搭載される空調装置のコンプレッサであるようにしてもよい。
上記装置では、補機負荷トルクの減少対象を、車両の走行に関わる機能に直接影響しないコンプレッサとすることで、減少処理部による処理が車両の走行に関わる機能に影響する事態を好適に抑制することができる。
上記内燃機関の回転速度制御装置は、前記設定処理部は、前記トルク差分が前記所定値よりも大きい場合、前記所定の速度を第1の値に設定し、前記トルク差分が前記所定値以下である場合、前記所定の速度を前記第1の値よりも高い第2の値に設定するようにしてもよい。
上記装置では、所定値以下であるか否かに応じて所定の速度が可変設定される。このため、内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない場合にエンジンストールに陥る事態を抑制するための処理を比較的簡易に行うことができる。
上記内燃機関の回転速度制御装置は、前記設定処理部は、前記トルク差分が小さいほど、前記所定の速度を2段階以上で段階的に、または連続的に、高い値に設定してもよい。
内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がなくなるほど、内燃機関の回転速度の落ち込み量であって且つ補機がクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させることなく目標速度へと復帰可能な落ち込み量が小さくなる。この点、上記装置では、所定の速度を3値以上の値に可変設定可能なため、軸トルクの最大値の余裕度に応じて、所定の速度を極力低速度に設定することができる。このため、所定の補機がクランク軸に与える補機負荷トルクを極力減少させないようにすることができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるアイドル運転時の処理を示すブロック図。 同実施形態にかかる閾値設定部の処理手順を示す流れ図。 (a)は、負荷トルクの推移を示し、(b)は、回転速度の推移を示し、(c)は、コンプレッサの状態の推移を示すタイムチャート。 (a)は、負荷トルクの推移を示し、(b)は、回転速度の推移を示すタイムチャート。
<第1の実施形態>
以下、内燃機関の回転速度制御装置の第1の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す内燃機関10は、低排気量(たとえば、「1500cc」以下)のものである。内燃機関10の吸気通路12には、その流路面積を調整するスロットルバルブ14が設けられている。また、吸気通路12のうちスロットルバルブ14の下流には、燃料噴射弁16が設けられている。吸気通路12に吸入された空気と燃料噴射弁16によって噴射された燃料との混合気は、吸気バルブ18の開弁に伴って、燃焼室20に吸入される。燃焼室20には、点火プラグ22が設けられている。そして、燃焼室20に吸入された混合気は点火プラグ22の点火操作によって燃焼し、燃焼エネルギはピストン26を介してクランク軸28の回転エネルギに変換される。燃焼室20にて燃焼に供された混合気は、排気バルブ30の開弁に伴って、排気として排気通路32に排出される。排気通路32には、排気を浄化するための触媒34が設けられている。
なお、吸気バルブ18の開弁タイミングは、吸気側バルブタイミング可変機構36によって可変設定可能となっている。また、排気バルブ30の開弁タイミングは、排気側バルブタイミング可変機構38によって可変設定可能となっている。
内燃機関10のクランク軸28は、トランスミッション29を介して駆動輪に機械的に連結される。また、クランク軸28は、コンプレッサ42に機械的に連結されている。コンプレッサ42は、空調装置40に内蔵され、空調用の冷媒を圧縮する。本実施形態では、コンプレッサ42として、可変容量型の圧縮機を想定している。すなわち、コンプレッサ42は、圧縮対象とされる冷媒が充填されるクランク室と、クランク室を拡大縮小させるピストンと、ピストンストロークを可変する装置とを備えている。ここで、ピストンストロークがゼロとなり、コンプレッサ42が冷媒を加圧する動作をしなくなる状態が、コンプレッサ42の停止状態である。一方、ピストンストロークがゼロよりも大きく、コンプレッサ42が冷媒を加圧する動作をしている状態が、コンプレッサ42の駆動状態である。
ECU44は、空調装置40を制御対象とする電子制御装置である。特に、ECU44は、コンプレッサ42のピストンストロークを操作することで、容量を制御する。ただし、本実施形態では、ECU44は、後述するアイドル運転時にコンプレッサ42を駆動する場合、ピストンストロークを固定値とし、容量の可変制御を行わない。
上記クランク軸28には、さらに、発電ユニット50に内蔵されるオルタネータ52の回転軸が機械的に連結されている。オルタネータ52の出力電圧は、バッテリ60に印加される。バッテリ60は、ECU44等の車載電子制御装置や、スロットルバルブ14、点火プラグ22等の電子制御式のアクチュエータに電力を供給する蓄電手段である。特に、バッテリ60は、ブレーキ負圧を生成する電動式のバキュームポンプ62に電力を供給する。これは、本実施形態における車両として、吸気通路12の吸気負圧をブレーキ負圧の確保のために利用しないものを想定していることに対応している。
ECU70は、内燃機関10を制御対象とする電子制御装置である。ECU70は、クランク角センサ80の検出値に基づくクランク軸28の回転速度NEや、外気温センサ82によって検出される外気の温度(外気温THO)、気圧センサ84によって検出される外気圧POを取り込む。また、ECU70は、水温センサ86によって検出される内燃機関10の冷却水の温度(冷却水温THW)や、油温センサ88によって検出される内燃機関10の潤滑油の温度(油温THA)、冷媒圧センサ90によって検出される冷媒の圧力(冷媒圧PC)を取り込む。そして、これら各値に基づき、スロットルバルブ14や、点火プラグ22、吸気側バルブタイミング可変機構36、排気側バルブタイミング可変機構38等、各種アクチュエータを操作する。
ECU70は、特に、内燃機関10の軸トルクを駆動輪に付与することが要求されないときにおいて、エンジンストールに陥らない範囲で内燃機関10の出力を極力抑制するようにしてクランク軸28の回転速度を目標速度に制御するアイドル運転を行う。以下、これについて図2に基づき説明する。
図2は、ECU70によって実現される処理のうち、特に、アイドル運転に関する処理を示す機能ブロック図である。
目標速度設定部M10は、アイドル運転時におけるクランク軸28の回転速度NEの目標値(目標速度NE*)を設定する。ここで、目標速度NE*は、ECU44から出力される信号を入力とし、コンプレッサ42が駆動状態であるか、停止状態であるかに応じて、可変設定される。詳しくは、コンプレッサ42が駆動状態である場合には停止状態である場合と比較して、目標速度NE*が高い値に設定される。
開ループ操作量算出部M12は、目標速度NE*を入力とし、クランク軸28の回転速度NEを目標速度NE*に制御するための開ループ操作量を算出する。開ループ操作量は、トルクの次元「Nm」を有する物理量である。開ループ操作量は、ピストン26とシリンダ内壁面との摩擦力や、吸気バルブ18や排気バルブ30の駆動に際した摩擦力等、各種摩擦力に相当する摩擦負荷トルクを無視して算出される。また、開ループ操作量は、コンプレッサ42やオルタネータ52等の補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクを無視した場合に目標速度NE*に制御するために要求される値に設定される。開ループ操作量は、目標速度NE*とする際のポンピングロス等を考慮して算出されることが望ましい。
閉ループ操作量算出部M14は、回転速度NEを目標速度NE*にフィードバック制御するための操作量(閉ループ操作量)を算出する。閉ループ操作量も、トルクの次元を有する物理量である。
加算部M16は、開ループ操作量と閉ループ操作量とを加算し、これをトルクベース値Trqb*として出力する。
補機トルク算出部M18は、コンプレッサ42やオルタネータ52等の補機がクランク軸28に与える合計の補機負荷トルクを算出する。この補機負荷トルクは、内燃機関10の軸トルクを消費する負荷を示す物理量である。ただし、本実施形態では、補機負荷トルクを絶対値で算出する。ここで、コンプレッサ42がクランク軸28に与える補機負荷トルクは、目標速度NE*と冷媒圧PCとに応じて算出される。また、オルタネータ52がクランク軸28に与える補機負荷トルクは、目標速度NE*と、オルタネータ52に対する要求発電電流とに基づき算出される。ここで、要求発電電流は、発電ユニット50から取得すればよい。なお、クランク軸28に回転を妨げる補機負荷トルクを加える補機として、内燃機関10の冷却水を循環させるウォータポンプや、内燃機関10の潤滑油を循環させるオイルポンプがある場合、それらの補機負荷トルクについても算出し、補機トルク算出部M18の出力値に加えることが望ましい。これらの補機負荷トルクは、目標速度NE*等に基づき算出することができる。
フリクション算出部M20は、冷却水温THWおよび油温THAを入力とし、上記摩擦力に応じた摩擦負荷トルクを算出する。換言すれば、図示トルクから軸トルクを減算した値のうち摩擦力に起因した量を算出する。摩擦負荷トルクは、冷却水温THWや油温THAが低いほど、大きい値となる。
加算部M22は、補機トルク算出部M18によって算出される補機負荷トルクと、フリクション算出部M20が算出する摩擦負荷トルクとを加算し、これを負荷トルクTrqLとして出力する。
加算部M24は、加算部M16の出力するトルクベース値Trqb*と、加算部M22の出力する負荷トルクTrqLとを加算することで、要求トルクTrq*を算出する。要求トルクTrq*は、内燃機関10の回転速度NEを目標速度NE*とするうえで要求される図示トルクである。すなわち、開ループ操作量算出部M12の出力値とフリクション算出部M20の出力値との和が、補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクを無視した場合において目標速度NE*に制御するうえでの図示トルクとなる。このため、これに補機トルク算出部M18の出力値を加えたものは、補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクを考慮した内燃機関10の図示トルクとなる。
操作量算出部M26は、要求トルクTrq*に基づき、内燃機関10のスロットルバルブ14の開口度と、点火時期とを算出し、これらに応じて開口度および点火時期を操作する。詳しくは、内燃機関10の図示トルクを要求トルクTrq*とするために、スロットルバルブ14の開口度と、点火時期とを操作する。ここで、本実施形態では、回転速度NEを目標速度NE*に制御するときには、目標空燃比を理論空燃比として実際の空燃比を目標空燃比にフィードバック制御する。このため、目標空燃比は固定値であって操作対象とならないため、図示トルクを要求トルクTrq*とするための操作量とはならない。また、本実施形態では、回転速度NEを目標速度NE*に制御するときには、吸気バルブ18の開弁タイミングと排気バルブ30の開弁タイミングとを固定値とする。このため、バルブタイミングも、図示トルクを要求トルクTrq*とするための操作量とはならない。
上述したように、本実施形態では、目標速度NE*への制御に、負荷トルクTrqLに基づくフィードフォワード制御を採用している。このため、回転速度NEの目標速度NE*へのフィードバック制御のみによって目標速度NE*に制御する場合と比較して、アイドル運転時の内燃機関10の出力をより小さい値にすることができる。これは、上記フィードバック制御のみを行う場合には、負荷変動に対する過渡的な現象としてのオーバーシュートやアンダーシュートが大きくなることから、これらオーバーシュートやアンダーシュートによってエンジンストールが起きないように、アイドル運転時の内燃機関10の出力をある程度大きくする必要があるためである。
また、本実施形態では、吸気通路12内の負圧がブレーキ負圧として利用されないため、アイドル運転時において吸気通路12内を負圧とする要求が生じない。吸気通路12内の負圧がブレーキ負圧として利用される場合、合計の補機負荷トルクの最大値が、吸気通路12内の負圧がブレーキ負圧として利用可能なレベルにスロットルバルブ14の開口度を絞ったときの内燃機関10の軸トルクの値に設定される。これに対し、本実施形態では、合計の補機負荷トルクの最大値を、スロットルバルブ14の開口度を最大としたときの軸トルク程度とすることが可能となる。ただし、この場合、内燃機関10の軸トルクとして実現可能な最大値に余裕がなくなり得る設定となるため、内燃機関10の劣化によるフリクションの増大や想定外の外乱等に起因して、クランク軸28の回転を停止させようとする負荷トルクよりも内燃機関10の軸トルクが小さくなるなどして、エンジンストールが生じることが懸念される。
そこで本実施形態では、上記のように余裕がなくなり得る設定をしつつも、エンジンストールを回避するために、内燃機関10の回転速度NEが所定の速度NEth以下に低下することでコンプレッサ42を停止させるようにして且つ、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない場合に、所定の速度NEthを上昇させる。次にこれについて詳述する。
最大発生トルク算出部M28は、目標速度NE*への制御の実行による内燃機関10のトルクの最大値(最大トルクTrqMAX)を算出する。ここで、トルクは、図示トルクから内燃機関10のポンピングロス相当を引いた値とする。
上述したように、目標速度NE*への制御の実行時には、バルブタイミングや目標空燃比は固定される。このため、最大トルクTrqMAXは、バルブタイミングおよび目標空燃比を所与として算出される。詳しくは、最大トルクTrqMAXは、点火時期を最適値として算出される。ここで最適値とは、トルクの発生効率が最大となる点火時期であるMBT(Minimum advance for Best Torque)と、ノッキングの発生を回避可能な点火時期の進角限界であるトレースノック点火時期との2つの点火時期のうち遅角側の時期である。また、最大トルクTrqMAXは、スロットルバルブ14の開口度を最大値として算出される。ただし、スロットルバルブ14の開口度を最大値とし、目標速度NE*を所与としたところで、充填効率は一義的には定まらない。このため、本実施形態では、スロットルバルブ14の開口度を最大値とした際の充填効率を高精度に把握すべく、目標速度NE*に加えて、外気温THOと外気圧POとを用いる。すなわち、目標速度NE*に加えて、外気温THOと外気圧POとに基づき、最大トルクTrqMAXを算出する。
閾値設定部M30は、最大トルクTrqMAXと、負荷トルクTrqLとに基づき、コンプレッサ42を停止させる閾値となる上記所定の速度NEthを設定する。以下、これについて図3に基づき説明する。
図3は、閾値設定部M30によって実行される処理である。この処理は、アイドル運転時においてたとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理において、閾値設定部M30は、まず最大トルクTrqMAXを取得する(S10)。次に、閾値設定部M30は、負荷トルクTrqLを取得する(S12)。そして、閾値設定部M30は、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が、所定値ΔTrq以下であるか否かを判断する(S14)。この処理は、補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクに対して内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がなくなることでエンジンストールが生じやすい状況にあるか否かを判断するためのものである。すなわち、最大トルクTrqMAXは、図示トルクからポンピングロス相当の負荷トルクを減算した値である。このため、最大トルクTrqMAXからフリクション算出部M20の出力値を減算した値は、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値である。このため、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値は、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値から補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクを減算した値となる。換言すれば、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値は、補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクを内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値が上回るトルク差分となる。
上記所定値ΔTrqは、ゼロ以上の値であることが望ましい。特に、所定値ΔTrqは、外乱等によって回転速度NEが低下した際にこれを目標速度NE*に復帰させるのに必要なトルクの余裕代を確保する観点などから、ゼロよりも大きい値に設定することが望ましい。さらに、所定値ΔTrqは、最大トルクTrqMAXと負荷トルクTrqLとの算出精度が低いほど大きな値に設定されることが望ましい。
閾値設定部M30は、所定値ΔTrqよりも大きいと判断する場合(S14:NO)、所定の速度NEthを基準値Bに設定する。基準値Bは、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕があるときに、内燃機関10の回転速度NEが低下する場合に、コンプレッサ42を停止させなくても回転速度NEを目標速度NE*に復帰させることができる値の下限値に基づき設定されている。
これに対し、閾値設定部M30は、所定値ΔTrq以下であると判断する場合(SS14:YES)、所定の速度NEthを耐ストール値Aに設定する(S16)。ここで、耐ストール値Aは、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がないときに、内燃機関10の回転速度NEが低下する場合に、コンプレッサ42を停止させなくても回転速度NEを目標速度NE*に復帰させることができる値の下限値に基づき設定されている。ここで、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕がない場合には、回転速度NEが低下すると、これを上昇させることが困難となる。このため、耐ストール値Aは、基準値Bよりも高い値に設定する。
なお、閾値設定部M30は、ステップS16,S18の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
ここで、上記処理の作用について図4を用いて説明する。
図4(a)は、最大トルクTrqMAXや負荷トルクTrqLの推移を示し、図4(b)は、回転速度NEおよび所定の速度NEthの推移を示し、図4(c)は、コンプレッサ42の駆動、停止の推移を示す。
図示されるように、時刻t1より前においては、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が、所定値ΔTrqより大きいため、所定の速度NEthは、基準値Bとされる。そして、時刻t1において、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が所定値ΔTrq以下となると、所定の速度NEthが耐ストール値Aに上昇する。その後、負荷トルクTrqLが最大トルクTrqMAXを上回っても、回転速度NEが所定の速度NEthを上回っている間は、コンプレッサ42が駆動状態とされる。その後、時刻t2に、回転速度NEが所定の速度NEth以下となることで、ECU70からの指令に基づきECU44によってコンプレッサ42が停止状態とされる。これにより、クランク軸28に外部から加わる負荷トルクが、コンプレッサ42がクランク軸28に与える補機負荷トルク分だけ減少する。このため、補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクに対して軸トルクの最大値が余裕を持ったものとなるため、内燃機関10の軸トルクを回転速度NEを上昇させるのに十分な値とすることができる。これにより、回転速度NEが目標速度NE*に復帰する。なお、この際、目標速度NE*は、コンプレッサ42の駆動時のもののままとする。また、コンプレッサ42を停止させると、回転速度NEが所定の速度NEthを上回っても、所定の長さを有する期間にわたってコンプレッサ42の停止状態を維持する。
ここで、負荷トルクTrqLが最大トルクTrqMAXを上回っても内燃機関10の回転速度NEが低下しない期間があるのは、最大トルクTrqMAXや負荷トルクTrqLに誤差があるためである。最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値がゼロ以下となることで、コンプレッサ42を停止状態とする場合、上記誤差に起因して不必要にコンプレッサ42が停止されることとなる。これに対し、本実施形態では、実際の回転速度NEの落ち込みに基づきコンプレッサ42を停止状態とするため、エンジンストールを抑制しつつも、コンプレッサ42を駆動状態に極力維持することができる。
なお、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が所定値ΔTrq程度となっているときに、アクセル操作によってアイドル運転が解消される場合、コンプレッサ42が停止される。これは、内燃機関10の軸トルクの増大要求時にトルク不足が生じる場合にコンプレッサ42を停止させる周知のロジックを用いて実現される。
以上説明した本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が所定値ΔTrq以下となることで、所定の速度NEthを上昇させた。これにより、エンジンストールに陥る事態を好適に抑制することができる。特に、所定値ΔTrq以下となることで、所定の速度NEthを耐ストール値Aに上昇させることで、所定の速度NEthを耐ストール値Aに常時設定する場合と比較して、エンジンストールに陥る事態を抑制しつつも、コンプレッサ42が停止される事態を抑制することができる。
(2)回転速度NEが所定の速度NEth以下となることで、コンプレッサ42を停止状態とした。ここで、コンプレッサ42がクランク軸28に与える補機負荷トルクは比較的大きいため、コンプレッサ42を停止状態とすることで、内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値に余裕が生じる。このため、回転速度NEを目標速度NE*に復帰させることができる。
(3)補機負荷トルクの減少対象を、車両の走行に関わる機能に影響しないコンプレッサ42とした。これにより、回転速度NEを目標速度NE*に復帰させるための制御によって走行に関わる機能が低下する事態を好適に抑制することができる。
(4)最大トルクTrqMAXを、外気温THOおよび外気圧POに基づき可変設定した。これにより、実現可能な軸トルクの最大値に余裕があるときに最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が所定値ΔTrq以下と判断される事態を抑制することができる。このため、エンジンストールに陥る事態を抑制しつつも、コンプレッサ42が停止される事態を抑制することができる。
なお、上記各実施形態において、コンプレッサ42が所定の補機に対応し、ECU44,70による図4の時刻t2の処理を行う部分が、減少処理部に対応し、ステップS10の処理が最大トルク取得処理部に対応し、ステップS12の処理が、負荷トルク取得処理部に対応する。また、基準値Bが第1の値に対応し、耐ストール値Aが第2の値に対応する。
<第2の実施形態>
以下、内燃機関の回転速度制御装置の第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
上記第1の実施形態では、所定の速度NEthを、基準値Bと耐ストール値Aとのいずれかに設定した。これに対し、本実施形態では、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値に応じて、所定の速度NEthを連続的に変更する。詳しくは、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が小さいほど、所定の速度NEthを連続的に高い値に設定する。
図5(a)は、最大トルクTrqMAXと負荷トルクTrqLとの推移を示し、図5(b)は、回転速度NEおよび所定の速度NEthの推移を示す。図示されるように、本実施形態では、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値が漸減することで、所定の速度NEthを漸増させる。すなわち、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算した値として図5に示される値の最大値および最小値以外の値を所定値とすると、同所定値以下である場合と比較して所定値よりも大きい場合に、所定の速度NEthが高い値に設定される。
ここで、回転速度NEが何らかの要因で落ち込んだ際の落ち込み量であって、コンプレッサ42を停止させずに回転速度NEを目標速度NE*に復帰可能な落ち込み量は、最大トルクTrqMAXに余裕がなくなるほど小さくなると考えられる。このため、所定の速度NEthを上記態様で漸増させることで、所定の速度NEthを極力低速度に設定することができる。このため、コンプレッサ42を極力停止させないようにすることができる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「最大トルクについて」
上記実施形態では、外気温THOや外気圧POに基づき最大トルクTrqMAXを算出したが、都度検出される外気温THOや外気圧POに応じて最大トルクTrqMAXを算出せずに、外気温や外気圧が予め定められた固定値であるとして最大トルクTrqMAXを算出してもよい。
最大トルクTrqMAXとしては、図示トルクからポンピングロス相当の負荷トルクを減算したものに限らない。たとえば軸トルクであってもよい。この場合であっても、負荷トルクTrqLを、補機トルク算出部M18によって算出される補機負荷トルクとし、フリクション算出部M20によって算出される摩擦負荷トルクを含めないようにするなら、ステップS14の処理と数学的に同等な処理を実現することができる。もっともこれに限らない。たとえば、図示トルク自体を最大トルクTrqMAXとし、負荷トルクTrqLについては上記実施形態と同一としてもよい。この場合、ポンピングロス相当の負荷トルクが考慮されないこととなるが、所定値ΔTrqを適宜設定することで、所定の速度NEthを上昇させるタイミングが遅れる事態を抑制することができる。
・「補機トルク算出部について」
上記実施形態では、オルタネータ52がクランク軸28に与える補機負荷トルクを、目標速度NE*と要求発電電流とに基づき算出したが、これに限らない。たとえば、目標速度NE*と発電電流の検出値とに基づき算出してもよく、またたとえば、回転速度NEと発電電流の検出値とに基づき算出してもよい。さらに、オルタネータ52に限らず、各補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクの算出値は、現在補機がクランク軸28に与えている補機負荷トルクであってもよいし、制御によってこれから補機がクランク軸28に与える補機負荷トルクであってもよく、さらに、それらの中間値等であってもよい。
・「負荷トルクについて」
上記各実施形態では、負荷トルクTrqLの算出において、クランク軸28にトランスミッション29がクランク軸28に与える負荷トルクを考慮しなかったが、たとえばトランスミッション29がトルクコンバータを備えるものである場合等においては、これを考慮することが望ましい。この場合、トルクコンバータ内の流体の温度等に応じてトランスミッション29がクランク軸28に与える負荷トルクを算出してもよい。もっとも、負荷トルクTrqLの算出において、トランスミッション29がクランク軸28に与える負荷トルク等を無視する代わりに、所定値ΔTrqの設定においてこれを考慮することも可能である。すなわち、所定値ΔTrqをゼロよりも大きい値に設定し、この値を、負荷トルクTrqLからトランスミッション29がクランク軸28に与える負荷トルク等を無視することを考慮して設定してもよい。
・「設定処理部について」
上記第1の実施形態において、たとえば、「TrqL/TrqMAX」が規定比率α以上である場合に所定の速度NEthを耐ストール値Aに設定してもよい。ここで、「−(α−1)・TrqMAX=ΔTrq」とするなら、この処理は、図3のステップS14の処理と数学的に等価となる。
上記第2の実施形態では、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを引いた値が小さいほど、所定の速度NEthを連続的に高い値に設定したがこれに限らない。たとえば、最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを引いた値が小さいほど、所定の速度NEthを2段階以上で段階的に高い値に設定するものであってもよい。
・「減少処理部について」
上記実施形態では、回転速度NEが所定の速度NEth以下となることで、コンプレッサ42を停止状態としたがこれに限らない。たとえばコンプレッサ42がクランク軸28に与える補機負荷トルクをゼロよりも大きい値で減少させてもよい。これは、たとえば、コンプレッサ42のピストンストロークを、回転速度NEが所定の速度NEthよりも大きいときと比較して所定の速度NEth以下となるときに小さい値に変更することで実現することができる。
・「トルクの減少対象となる所定の補機について」
コンプレッサ42に限らない。たとえば、バッテリ60の充電要求の度合いが比較的低い場合、オルタネータ52の出力電力を減少させることで、オルタネータ52がクランク軸28に与える補機負荷トルクを減少させてもよい。ここで充電要求の度合いは、たとえば、ナビゲーションシステムからの出力信号を利用するなどして、車両の走行経路における規定距離以内の地点に下り坂がある場合に低いと判断すればよい。
・「負荷トルクTrqLが大きくなることへの対処について」
所定の速度NEthを上昇させる処理のみに限らない。たとえば、ECU70が図3のステップS14において肯定判断する場合、ステップS16の処理に加えて、目標空燃比を出力がより大きくなる空燃比に変更したり、吸気バルブ18や排気バルブ30のバルブタイミングをトルクがより大きくなるタイミングに変更したりする処理(変更処理)を行ってもよい。換言すれば、アイドル制御処理部の制御による最大トルクTrqMAXから負荷トルクTrqLを減算したものが小さくなることで、所定の速度NEthを上昇させる処理に加えて上記変更処理を実行してもよい。この際、回転速度NEを目標速度NE*に維持するために、点火時期を遅角操作するなら、点火時期を進角させることで実現可能な最大トルクと現在のトルクとの差分(リザーブトルク)を大きくすることができ、ひいては、回転速度NEが所定の速度NEth以下となることを抑制することができる。
・「目標速度について」
上記各実施形態では、コンプレッサ42の駆動時と停止時とで目標速度NE*を変更したが、これに限らない。たとえば、コンプレッサ42の駆動時と停止時とで、目標速度NE*を共通の値としてもよい。またたとえば、目標速度NE*を2通りの値として且つ、その切替条件を、コンプレッサ42の駆動の有無とは別の条件としてもよい。さらに、目標速度NE*を3値以上の値に変更可能としてもよい。
・「アイドル制御処理部について」
要求トルクTrq*を軸トルクとし、これに応じてアクチュエータを操作するものであってもよい。この場合であっても、たとえば操作量算出部M26が要求トルクTrq*に基づき、実際の軸トルクが要求トルクTrq*となるようにアクチュエータを操作するなら、上記実施形態と同等の制御がなされることとなる。これは、たとえば、操作量算出部M26が、要求トルクTrq*に加えて、冷却水温THWや油温THAに基づきアクチュエータを操作することで実現することができる。
上記各実施形態では、バルブタイミング等、バルブ特性についてはアイドル運転時に設定された単一の特性としたが、これに限らない。たとえば、要求トルクTrq*が大きくなった場合には、アイドル運転時にバルブタイミングを変更する制御を採用してもよい。この場合、利用可能なバルブタイミングを様々に設定した際の内燃機関10のトルクの最大値を最大トルクTrqMAXとすればよい。
上記各実施形態では、アイドル運転時には、目標空燃比を理論空燃比に固定することとしたが、これに限らない。たとえば、要求トルクTrq*が大きくなった場合には、アイドル運転時に目標空燃比を理論空燃比とは相違する空燃比(トルクが最大となる出力空燃比等)に変更する制御を採用してもよい。この場合、目標空燃比を様々に設定した際の内燃機関10のトルクの最大値を最大トルクTrqMAXとすればよい。
閉ループ操作量算出部M14を備えることなく、開ループ操作量算出部M12のみからトルクベース値Trqb*を算出するものであってもよい。またたとえば、開ループ操作量算出部M12を備えることなく、閉ループ操作量算出部M14のみからトルクベース値Trqb*を算出するものであってもよい。
なお、要求トルクTrq*に基づき内燃機関10のアクチュエータを操作するものに限らない。たとえば、閉ループ操作量算出部M14の出力する操作量が内燃機関10のアクチュエータの操作量となるものであってもよい。この場合、閉ループ制御によるオーバーシュートやアンダーシュートが生じる場合であってもエンジンストールに陥らないようにアイドル運転時の最大出力が設計される傾向がある。しかし、この際の最大出力のマージンを小さくする場合、目標速度NE*への制御時において内燃機関10で実現可能な軸トルクの最大値が、補機によってクランク軸28に与えられる補機負荷トルクに対して余裕がなくなる可能性があり、この場合、上記実施形態の要領で所定の速度NEthを変更することが有効である。
・「そのほか」
内燃機関としては、ポート噴射式の火花点火式内燃機関に限らない。たとえば、筒内噴射式の火花点火式内燃機関であってもよい。さらに、火花点火式内燃機関にも限らず、たとえばディーゼル機関等、圧縮着火式内燃機関であってもよい。この場合、目標速度NE*に制御するための操作量を、噴射量および噴射時期とすればよい。また、内燃機関としては過給機を搭載したものであってもよい。この場合、アイドル運転時に実現可能な軸トルクの最大値に余裕がなくなりやすいため、上記実施形態の要領で所定の速度NEthを可変とする処理の利用価値が特に高い。
コンプレッサ42としては、可変容量式のものに限らない。容量を可変制御できないものであっても、コンプレッサ42の回転軸とクランク軸28との間を機械的に締結、および遮断するクラッチを備えるなら、回転速度NEが所定の速度NEth以上となることで、コンプレッサ42の負荷をゼロとすることができるため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
M10…目標速度設定部、M12…開ループ操作量算出部、M14…閉ループ操作量算出部、M16…加算部、M18…補機トルク算出部、M20…フリクション算出部、M22,M24…加算部、M26…操作量算出部、M28…最大発生トルク算出部、M30…閾値設定部、NE*…目標速度、THA…油温、THW…冷却水温、THO…外気温、ΔTrq…所定値、NEth…所定の速度、Trq*…要求トルク、TrqL…負荷トルク、Trqb*…トルクベース値、TrqMAX…最大トルク、10…内燃機関、12…吸気通路、14…スロットルバルブ、16…燃料噴射弁、18…吸気バルブ、20…燃焼室、22…点火プラグ、26…ピストン、28…クランク軸、29…トランスミッション、30…排気バルブ、32…排気通路、34…触媒、36…吸気側バルブタイミング可変機構、38…排気側バルブタイミング可変機構、40…空調装置、42…コンプレッサ、44…ECU、50…発電ユニット、52…オルタネータ、60…バッテリ、62…バキュームポンプ、70…ECU、80…クランク角センサ、82…外気温センサ、84…気圧センサ、86…水温センサ、88…油温センサ、90…冷媒圧センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関の動力によって走行する車両に適用され、
    前記内燃機関のクランク軸の回転速度をアイドル運転時の目標速度に制御するアイドル制御処理部と、
    前記アイドル制御処理部による制御がなされているとき、前記内燃機関の回転速度が所定の速度以下となることを条件として、前記車両に搭載される補機のうちの所定の補機が前記内燃機関のクランク軸に与える補機負荷トルクを減少させる減少処理部と、
    前記アイドル制御処理部による制御時において前記内燃機関が発生可能な最大トルクを取得する最大トルク取得処理部と、
    前記搭載される補機が前記クランク軸に与える補機負荷トルクを含む負荷トルクを取得する負荷トルク取得処理部と、
    前記最大トルク取得処理部が取得する最大トルクと前記負荷トルク取得処理部が取得する負荷トルクとに基づき、前記アイドル制御処理部による制御がなされているとき、前記搭載される補機が前記クランク軸に与える補機負荷トルクを前記内燃機関で実現可能な軸トルクの最大値が上回るトルク差分が所定値以下である場合、該所定値よりも大きい場合と比較して、前記所定の速度を高く設定する設定処理部と、を備える内燃機関の回転速度制御装置。
  2. 前記最大トルク取得処理部によって取得される最大トルクは、外気の温度および外気の圧力の少なくとも一方に応じて可変設定される請求項1記載の内燃機関の回転速度制御装置。
  3. 前記所定の補機は、前記車両に搭載される空調装置のコンプレッサである請求項1または2記載の内燃機関の回転速度制御装置。
  4. 前記設定処理部は、前記トルク差分が前記所定値よりも大きい場合、前記所定の速度を第1の値に設定し、前記トルク差分が前記所定値以下である場合、前記所定の速度を前記第1の値よりも高い第2の値に設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の回転速度制御装置。
  5. 前記設定処理部は、前記トルク差分が小さいほど、前記所定の速度を2段階以上で段階的に、または連続的に、高い値に設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の回転速度制御装置。
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