JP6101975B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱幅が相異なる第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータを含む定着器により印刷媒体上のトナーを定着させる画像形成装置に関する。
従来、上記のような画像形成装置としては、例えば下記の特許文献1に記載のものがある。特許文献1において、定着器の加熱ローラは、第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータとして短ヒータおよび長ヒータを内蔵する。ここで、印刷媒体の加熱幅に関しては、長ヒータの方が短ヒータよりも広い。この定着器の温度制御は、両ヒータの点灯時間、または、それらの使用時間が互いに同じ値に収束するように行われる。
ところで、近年では画質向上のために定着器の加熱ローラの温度変動幅が小さくなるように輻射ヒータのオンオフ制御をする工夫がされてきており、定着器に備わる輻射ヒータは、短周期でオンオフ制御されることが多くなった。これまでは、輻射ヒータの突入電流は輻射ヒータの寿命への影響は小さいと考えられてきたが、短周期でのオンオフ制御が頻繁に行われる使用条件の下では、その影響は無視することができなくなった。
特開2008−203685号公報
ところで、ウォームアップ時またはスタンバイ時には、加熱ローラ全幅を加熱する必要があり、加熱幅が広い長ヒータが使用されるため、長ヒータは高頻度で使用されることになる。したがって、長ヒータを単純にオンオフ制御すると、長ヒータの方が、突入電流によるダメージを受ける回数が多くなり、早く寿命が到来する。
多くの場合、定着器の交換は、輻射ヒータ単位ではなく、定着器単位で行われる。したがって、短ヒータの寿命到達までにはまだ十分な時間があるにも関わらず、長ヒータの寿命到達により、ユーザは定着器を交換しなければならない状況に陥る場合がある。このように、両輻射ヒータの寿命到達までの時間差が大きく異なることは望ましくない。
それゆえに、本発明の目的は、加熱幅が相異なる短ヒータおよび長ヒータの寿命到達までの時間差を低減可能な画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態は、印刷媒体を加熱可能な第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータを、少なくとも含む定着器と、前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータへの電力供給を行う電源部と、前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータのいずれかを選択し、前記定着器の温度が目標値となるように、選択した輻射ヒータの点灯および消灯を制御する制御部と、を備え、前記印刷媒体の加熱幅に関しては、前記第二輻射ヒータが前記第一輻射ヒータよりも広く、前記制御部は、所定の動作モードに先立ち、前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータの点灯回数に基づき前記第二輻射ヒータへの予熱の要否を判断し、予熱要と判断した場合、前記第一輻射ヒータを点灯させた後に、前記第二輻射ヒータの点灯および消灯を制御する、画像形成装置に向けられる。
上記形態によれば、加熱幅が相異なる第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータの寿命到達までの時間差を低減可能にすることができる。
画像形成装置の内部を前方から視た時の模式図である。 画像形成装置における要部を示す模式図である。 図2の制御部のウォームアップ時等における処理手順を示すフロー図である。 図2の制御部のフラグ設定における処理手順を示すフロー図である。 図2の制御部の印刷時における処理手順の一部を示すフロー図である。 図2の制御部の印刷時における処理手順の残りの部分を示すフロー図である。 図1の画像形成装置での総印刷枚数に対する累積ダメージの変化を示すグラフである。
《第一欄:画像形成装置の全体構成・印刷動作》
図1において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、シート状の印刷媒体M(例えば用紙)に画像を印刷する。そのために、画像形成装置1は、大略的に、給紙部2と、レジストローラ対3と、画像形成部4と、定着器5と、制御部6と、電源部7と、を備える。
給紙部2には、印刷媒体Mが積載される。給紙部2は、印刷媒体Mを一枚ずつ、図1中に破線で示す搬送経路FPに送り出す。レジストローラ対3は、搬送経路FP上であって、給紙部2の下流側に設けられる。レジストローラ対3は、給紙部2から送り出された印刷媒体Mを一旦停止させた後、所定のタイミングで二次転写領域に送り出す。
画像形成部4は、例えば、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、トナー画像を中間転写ベルト上に生成する。かかるトナー画像は、中間転写ベルトにより担持され、二次転写領域に向けて搬送される。
二次転写領域には、レジストローラ対3から印刷媒体Mが送り込まれ、また、画像形成部4からトナー画像が搬送されてくる。二次転写領域において、トナー画像は中間転写ベルトから印刷媒体Mに転写される。
定着器5には、二次転写領域から送り出された印刷媒体Mが導入される。定着器5は、導入された印刷媒体Mを加熱および加圧することで、印刷媒体Mにトナーを定着させる。定着器5を送り出された印刷媒体Mは、画像形成装置1のトレイ上に印刷物として排出される。
制御部6において、CPUは、ROMに格納されたプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行する。制御部6は、様々な制御を行うが、本実施形態で重要であるのは、定着器5への通電制御である。具体的には、制御部6は、温度検出部55(図2を参照)の検出結果が目標温度となるように制御する。
《第二欄:画像形成装置の要部の詳細な構成》
次に、本実施形態の要部、つまり、定着器5、制御部6および電源部7について説明する。図2に示すように、定着器5は、互いに当接してニップを形成する加熱ローラ51および加圧ローラ52であって、前後方向に延在する加熱ローラ51および加圧ローラ52を備える。
加熱ローラ51は、例えば画像形成装置1の前後方向に延在する筒状の芯金を有する。芯金の厚さを例えば1mm程度と薄くし、芯金の外径を例えば25mm程度と小さくすることで、加熱ローラ51の低熱容量化を図っている。
また、加熱ローラ51において、芯金の内部には、第一輻射ヒータ53と、第二輻射ヒータ54とが内蔵される。両ヒータ53,54は共に、例えばハロゲンヒータのように、光加熱方式によるヒータである。各ヒータ53,54には電源部7からの出力電圧が印加されると、例えばタングステンからなるフィラメントに電流が流れ、フィラメントが発熱し点灯する。ここで、周知の通り、タングステンの抵抗率は、温度が高くなると大きくなる。換言すると、両ヒータ53,54は、温度が高くなると抵抗値が大きくなるという抵抗−温度特性を有する。
また、第一輻射ヒータ53は、第二輻射ヒータ54よりも前後方向に短くなっている。具体的には、第一輻射ヒータ53は、前後方向に相対的に短い発光長(例えば、210mm程度)を有する。それに対し、第二輻射ヒータ54は、第一輻射ヒータ53よりも前後方向に長い発光長(例えば、310mm程度)を有する。両ヒータ53,54を加熱ローラ51に内蔵することで、前後方向に相対的に相異なる二種類の加熱幅を実現している。
また、第二輻射ヒータ54は、例えばウォームアップ時間の短縮等の目的で、第一輻射ヒータ53よりも大きな消費電力(例えば、1000W以上)を有する。第一輻射ヒータ53は、逆に、第二輻射ヒータ54よりも小さな消費電力(例えば、800W以下)を有する。両ヒータ53,54のオンオフは、駆動部81,82の制御により切り替えられるが、第二輻射ヒータ54は、その消費電力が大きいことから、第一輻射ヒータ53よりも、突入電流の影響を大きく受ける。
加圧ローラ52及び加熱ローラ51は、制御部6からの制御信号に基づき回転する。印刷媒体Mがニップに送り込まれると、印刷媒体Mは、両ローラ51,52により加圧され、また、加熱ローラ51により加熱される。その結果、印刷媒体Mにトナーが定着する。
以上の加熱ローラ51の近傍には、例えばサーミスタである温度検出部55が備わる。温度検出部55は、加熱ローラ51の温度に相関する信号(便宜上、以下、単に温度という)を制御部6に出力する。
電源部7は、商用電源から供給される交流電流を全波整流して直流化し、それを基に複数の直流電圧を生成し、前述の制御部6や図示していない駆動部などに供給する。一方、電源部7の電源ラインL(ライブ)とN(ニュートラル)は、第一輻射ヒータ53と第二輻射ヒータ54を点灯させるためにも使われる。電源ラインLは例えばサーモスタットからなる過昇温防止手段83を介してヒータ53,54の一端と接続される。過昇防止手段83は、定着器5の異常過熱時に電源部7からの電力供給を遮断する機能を有する。
ヒータ53、54のそれぞれの他端であるL1,L2には、第一駆動部81および第二駆動部82が設けられ、電源ラインNに接続される。両駆動部81,82は、SSR(Solid State Relay)のようなスイッチング手段を含み、これら駆動部は、制御部6の制御下でオンオフされ、これにより、各ヒータ53,54への印加電圧がオンオフされる。
《第三欄:ウォームアップ時またはスタンバイ時の定着温度制御》
制御部6は、画像形成装置1の動作モードがウォームアップ時およびスタンバイ時のいずれか一方になると、図3の定着温度制御の処理を行う。図3において、制御部6は、まず、温度検出部55から、加熱ローラ51の温度を受け取り、受け取った温度が予め定められた第一基準温度以下か否かを判断する(S01,S02)。第一基準温度は、ウォームアップ中またはスタンバイ中に加熱ローラの目標温度範囲の下限値であって、適宜適切に定められる。
S02でYesと判断すると、制御部6は、内部の不揮発性メモリ等に設定されたフラグFが1に設定されているか否かを判断する(S03)。なお、フラグFの詳細については後述する。
S03でNoと判断すると、制御部6は、予熱制御実施条件を満たさないとみなして、第二輻射ヒータ54を点灯させる(S04)。この時、制御部6は、第二駆動部82をオンにする。その結果、第二輻射ヒータ54には、電源部7の出力電圧が印加され、さらに電流が流れて、これによって、第二輻射ヒータ54は点灯する。
次に、制御部6は、S05において、不揮発性メモリ等に設けられた第二カウンタであって、第二輻射ヒータ54の点灯回数Nlをカウントする第二カウンタを1だけインクリメントする。制御部6はさらに、不揮発性メモリ等に設けられた記憶領域に、第二輻射ヒータ54の点灯開始時刻を記録する(S05)。その後、制御部6は、S01を再度行う。
また、S03でYesと判断すると、制御部6は、予熱制御実施条件を満たすとみなして、第一輻射ヒータ53を点灯させる(S06)。なお、S06では、第一輻射ヒータ53は、第二輻射ヒータ54を予熱するために点灯させられる。換言すると、加熱ローラ51の温度制御を行う訳では無い。よって、制御部6は、予熱制御の期間中、第一輻射ヒータ53を継続的に点灯させても良い。
次に、制御部6は、S07において、不揮発性メモリ等に設けられた第一カウンタであって、第一輻射ヒータ53の点灯回数Nsをカウントする第一カウンタを1だけインクリメントする。制御部6はさらに、不揮発性メモリ等に設けられた記憶領域に、第一輻射ヒータ53の点灯開始時刻を記録する(S07)。
次に、制御部6は、所定時間経過後に、第一輻射ヒータ53を消灯させる(S08)。
その後、制御部6は、S07で記録した点灯開始時刻からの消灯時刻までの点灯時間を、第一輻射ヒータ53の累積点灯時間Tsをカウントするために不揮発性メモリ等に設けられた第三カウンタの現在の値に加算する(S09)。
次に、制御部6は、第二輻射ヒータ54を、S04と同様の手法で点灯させる(S010)。
次に、制御部6は、S05と同様に、第二カウンタを1だけインクリメントし、第二輻射ヒータ54の点灯開始時刻を記録する(S011)。
その後、制御部6は、フラグFをクリアし(換言すると、フラグFを0に設定し)(S012)、S01を再度行う。
また、S02でNoと判断すると、制御部6は、S01で受け取った温度が第二基準温度以上か否かを判断する(S013)。第二基準温度は、ウォームアップ等の目標温度範囲の上限値であって、第一基準温度よりも大きい値に定められる。
S013でYesと判断すると、制御部6は、第二輻射ヒータ54を消灯させる(S014)。その後、制御部6は、S05で記録した点灯開始時刻からの消灯時刻までの点灯時間を、第二輻射ヒータ54の累積点灯時間Tlをカウントするために不揮発性メモリ等に設けられた第四カウンタの現在値に加算する(S015)。その後、制御部6は、図3の処理を終了する。
また、S013でNoと判断すると、制御部6は、S01を再度行う。
《第四欄:ウォームアップ時またはスタンバイ時の定着温度制御の効果》
第三欄に記載の定着温度制御によれば、後述のフラグFが1の場合には、第二輻射ヒータ54の点灯に先立ち、第一輻射ヒータ53の点灯により予熱される。かかる予熱により、第二輻射ヒータ54におけるタングステンの抵抗値が上昇し、その後に、電源部7の出力電圧が印加される。それゆえ、第二輻射ヒータ54には、予熱無しの場合と比較して、小さな突入電流しか流れない。その結果、第二輻射ヒータ54のダメージを抑え、第二輻射ヒータ54の寿命の到来を遅らせることが可能となる。
《第五欄:フラグFの値設定》
制御部6は、画像形成装置1のメインフロー(図示せず)で定義されたタイミング毎で、図4の処理を行う。図4において、制御部6は、内部の不揮発性メモリから、第一輻射ヒータ53の点灯回数Nsと、第二輻射ヒータ54の累積点灯時間Tlおよび点灯回数Nlとを読み出す(S11)。
次に、制御部6は、予熱判断用の閾値nと係数αとを、S11で読み出した累積点灯時間Tlに基づき設定する(S12)。ここで、閾値nおよび係数αは、可変値であり、累積点灯時間Tlが大きい程小さな値となるように、プログラム等に定義される。このように閾値nおよび係数αが定義されることにより、第二輻射ヒータ54が長期にわたり使用されている場合には、予熱制御が行われ易くなるため、本願で設定された課題解決のためには好ましい。なお、閾値nおよび係数αの具体的な値に関しては、適宜定められれば良い。
次に、制御部6は、S11で読み出した点灯回数Ns,Nlから、Nl−Nsの値を点灯回数差ΔNとして求めた後、ΔN≧nか否かを判断する(S13)。
S13でNoと判断すると、制御部6は、フラグFをクリアし、後述の実行頻度Aもクリアする(換言すると、実行頻度Aを0に設定する)(S14,S15)。
また、S13でYesと判断すると、制御部6は、後述の実行頻度Aが0以下か否かを判断する(S16)。実行頻度Aは、第二輻射ヒータ54がA回点灯する毎に第一輻射ヒータ53により一度予熱されることを意味するパラメータである。
S16でYesであれば、制御部6は、フラグFを1に設定し、その後、実行頻度Aを次式(1)で求まる値に設定する(S17,S18)。その後、制御部6は、図4の処理を終了する。
A=α/(Nl−Ns) …(1)
それに対し、S16でNoであれば、制御部6は、実行頻度Aを1だけデクリメントし、フラグFをクリアする(S19,S110)。
以上のS15,S18,S110の後、制御部6は、図4の処理を終了する。
《第六欄:印刷時の定着温度制御》
制御部6は、画像形成装置1の動作モードが印刷になると、図5Aおよび図5Bの処理を行う。ここで、印刷時の定着温度制御自体は、周知のものでよいため、その説明を簡素するが、累積点灯時間Ts,Tlおよび点灯回数Ns,Nlに関する処理を中心に説明する。
図5Aにおいて、制御部6は、まず、加熱ローラ51の温度を温度検出部55から受け取った後(S21)、使用すべき印刷媒体Mの前後方向幅が所定サイズ(例えばA4サイズの短辺長さ)以下か否かを判断する(S22)。
S22でNoと判断すると、S21で受け取った温度が加熱ローラ51の目標温度の下限値以下か否かを、制御部6は判断する(S23)。
S23でYesと判断すると、制御部6は、第二輻射ヒータ54を点灯させる(S24)。その後、制御部6は、第二カウンタを1だけインクリメントし、第二輻射ヒータ54の点灯開始時刻を記録する(S25,S26)。その後、制御部6は、S21を再度行う。
それに対し、S23でNoと判断すると、制御部6は、S21で受け取った温度が加熱ローラ51の目標温度の上限値以上か否かを、制御部6は判断する(S27)。
S27でYesと判断すると、制御部6は、第二輻射ヒータ54を消灯させる(S28)。その後、制御部6は、S24で記録した点灯開始時刻からの消灯時刻までの点灯時間を、第四カウンタの現在値に加算する(S29)。
S29の後、または、S27でNoと判断すると、制御部6は、S21を再度行う。
S22でYesと判断すると、S21で受け取った温度が加熱ローラ51の目標温度の下限値以下か否かを、制御部6は判断する(図5BのS210)。
S210でYesと判断すると、制御部6は、第一輻射ヒータ53を点灯させる(S211)。その後、制御部6は、第一カウンタを1だけインクリメントし、第一輻射ヒータ53の点灯開始時刻を記録する(S212,S213)。その後、制御部6は、S21を再度行う。
それに対し、S210でNoと判断すると、制御部6は、S21で受け取った温度が加熱ローラ51の目標温度の上限値以上か否かを、制御部6は判断する(S214)。
S214でYesと判断すると、制御部6は、第一輻射ヒータ53を消灯させる(S215)。その後、制御部6は、S213で記録した点灯開始時刻からの消灯時刻までの点灯時間を、第四カウンタの現在値に加算する(S216)。
《第七欄:本画像形成装置の作用・効果》
本画像形成装置1によれば、加熱幅が相異なるヒータ53,54の寿命到達までの時間差を低減可能にすることができる。以下、かかる効果について詳説する。それに先立ち、本実施形態における寿命到達の判断指標として、累積ダメージという考え方を導入する。累積ダメージは、基本的には、累積点灯時間×点灯回数と定義する。しかし、累積ダメージは、輻射ヒータ53,54の点灯時の突入電流の大きさにも影響されるため、かかる影響を考慮する必要がある。具体的には、本実施形態のように、予熱制御の有る場合と、無い場合では、突入電流の大きさが変わるので、累積ダメージを、次式(2)のように詳細に定義した。
累積ダメージ=累積点灯時間×(予熱無しの点灯回数×突入電流係数+予熱有りの点灯回数) …(2)
ここで、突入電流係数は、単に、予熱無し時の突入電流の影響を示す値であるため、様々な定義の仕方がある。突入電流係数は、画像形成装置1の実機を動作させて求めた値であって、例えば、輻射ヒータ53,54に固有の値(1.1〜1.5)ある。突入電流係数は、他にも例えば、印加電圧が同一という条件下で、予熱無し時の突入電流値(最大振幅値)と、予熱有り時の突入電流値(最大振幅値)との比とすることもできる。
図6は、本画像形成装置1における総印刷枚数に対する累積ダメージの変化の一例を示すグラフである。図6に示すように、総印刷枚数が0からSaまでの区間Pでは、制御部6が図3の処理を行っても、S13にてΔNがn以上と判断されることは無いので、S14においてフラグFは常に0に設定される。よって、ウォームアップ時やスタンバイ時には、第二輻射ヒータ54は予熱されることは無いため、第二輻射ヒータ54へのダメージは、第一輻射ヒータ53のそれよりも早い速度で累積していく(細い実線、太い実線を参照)。
それに対し、総印刷枚数がSaに到達して、図3のS13にてΔNがn以上と判断されると、第二輻射ヒータ54は、A回点灯する毎に一度は予熱されるため、上式(2)より、第二輻射ヒータ54へのダメージが累積するスピードは、区間Pのそれよりも低減する。それに対し、予熱制御により、第一輻射ヒータ53へのダメージは、その点灯頻度が高くなるため、累積し易くなる(総印刷枚数がSa以上Sb未満の区間Qを参照)。
区間Qの後、画像形成装置1において、所定サイズ以下の印刷媒体Mへの印刷が多く実行されたと仮定する。この仮定下では、図5AのS22でYesと判断されることが多くなり、第一輻射ヒータ53の使用頻度が高くなる。その結果、第一輻射ヒータ53へのダメージが累積し易くなる(総印刷枚数がSb以上Sc未満の区間Rを参照)。
区間Rの後、画像形成装置1では、図3のS13にてΔNがn以上と判断されることが少なくなるため、区間Pの場合と同様、第二輻射ヒータ54にダメージが累積し易くなる(総印刷枚数がSc以上Sd未満の区間Sを参照)。
区間Sの後、第二輻射ヒータ54は、区間Qと同様に、A回点灯する毎に一度は予熱されるため、第一輻射ヒータ53へのダメージは、その点灯頻度が高くなるため、区間Sの場合よりも累積し易くなる(総印刷枚数がSd以上Se未満の区間Tを参照)。
上記に対し、本実施形態のような予熱制御が無い画像形成装置においては、区間P,Qおよび区間S,Tでは、加熱幅の広い輻射ヒータも狭い輻射ヒータも、それぞれの点灯回数に応じてダメージが累積する(細い破線、太い破線を参照)。
以上説明した通り、本実施形態によれば、加熱幅が相異なる輻射ヒータ53,54の寿命到達までの時間差を低減可能にすることができるため、定着器5の交換までに、両ヒータ53,54を寿命まで十分に使い切ることが可能となる。
次に、他の効果についても説明する。
まず、第二輻射ヒータ54を予熱することで、電源ラインL2上の第二駆動部82への突入電流も低減させることができる。その結果、突入電流による第二駆動部82の温度上昇を抑制できるため、第二駆動部82の延命効果を期待することができる。
また、動作モードが印刷時の場合には、第二輻射ヒータ54の予熱は実施されない。これにより、加熱ローラ51を目標温度に適切にフィードバック制御することが可能となる。
《第八欄:付記》
第五欄において、係数αは、累積点灯時間Tlが大きい程小さな値となるよう設定されると説明した。しかし、これに限らず、係数αは、第二輻射ヒータ54の点灯周期が短い程、小さな値となるように設定されても良い。これにより、例えば、加熱ローラ51の目標温度の上限値と下限値の差が小さい等、第二輻射ヒータ54に突入電流が流れる頻度が高くなる場合に、第二輻射ヒータ54の予熱の実行頻度を多くすることが可能となる。
本発明に係る画像形成装置は、加熱幅が相異なる第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータの寿命到達までの時間差を低減可能であり、プリンタ等に好適である。
1 画像形成装置
5 定着器
51 加熱ローラ
53,54 第一輻射ヒータ,第二輻射ヒータ
6 制御部
7 電源部
81,82 第一駆動部,第二駆動部
M 印刷媒体
n 閾値
α 係数
Tl 累積点灯時間

Claims (9)

  1. 印刷媒体を加熱可能な第一輻射ヒータおよび第二輻射ヒータを、少なくとも含む定着器と、
    前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータへの電力供給を行う電源部と、
    前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータのいずれかを選択し、前記定着器の温度が目標値となるように、選択した輻射ヒータの点灯および消灯を制御する制御部と、を備え、
    前記印刷媒体の加熱幅に関しては、前記第二輻射ヒータが前記第一輻射ヒータよりも広く、
    前記制御部は、所定の動作モードに先立ち、前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータの点灯回数に基づき前記第二輻射ヒータへの予熱の要否を判断し、予熱要と判断した場合、前記第一輻射ヒータを点灯させた後に、前記第二輻射ヒータの点灯および消灯を制御する、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータの点灯回数の差が予め定められた閾値以上の場合に、前記第二輻射ヒータへの予熱が要と判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の動作モードは、前記画像形成装置のウォームアップおよびスタンバイのいずれかである、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値は、前記第二輻射ヒータの累積点灯時間が大きい程、小さな値に設定される、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、予め定められた実行頻度毎に、前記第二輻射ヒータの予熱のために前記第一輻射ヒータを点灯する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. αを所定の係数、Ns ,Nl を前記第一輻射ヒータおよび前記第二輻射ヒータの点灯回数とする時、前記実行頻度はα/(Nl −Ns )で求められる、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記係数は、前記第二輻射ヒータの累積点灯時間が大きい程、小さな値に設定される、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記係数は、前記第二輻射ヒータの点灯周期が短い程、小さな値に設定される、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の動作モードは印刷時を含まない、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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