JP2006047398A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑制する。
【解決手段】画像形成動作中(コピー状態中)に定着部で定着処理が行われる用紙の枚数に応じたポイントを枚数カウンタでカウントする。画像形成動作中(コピー状態中)に定着部で定着処理が行われるときのヒータの駆動時間(オン時間)に応じたポイントをヒータ駆動時間カウンタでカウントする。画像形成動作時の(定着部の)消費電力を、1週間の間に枚数カウンタでカウントされるポイント、または、1週間の間にヒータ駆動時間カウンタでカウントされるポイントに基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時(待機状態およびプレヒート状態)の消費電力が少なくなるように定着制御温度を設定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複写機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置には、用紙にトナー像を転写し、そのトナー像が転写された後の用紙に対して定着部で加熱処理を行うことにより、用紙に画像を形成することができるようになっているものがある(たとえば、特許文献1参照)。定着部には、たとえば、加熱ローラ(定着ローラ)と加圧ローラとが備えられている。加熱ローラおよび加圧ローラは、それらの表面が互いに所定の圧力で当接しており、少なくとも一方のローラ(たとえば、加熱ローラ)がヒータにより加熱されるようになっている。このような構成により、トナー像が転写された後の用紙には、加熱ローラと加圧ローラとの間を通過する過程で加熱処理や加圧処理などの定着処理が施され、用紙に転写されたトナー像が定着されることとなる。
画像形成動作時には、ヒータが駆動されて、加熱ローラの温度が所定の定着温度(たとえば、170℃程度)とされることにより、良好に定着処理(加熱処理)を行うことができる。一方、非画像形成動作時、すなわち、用紙に対する画像形成動作(トナー像転写処理動作や定着処理動作など)が行われていないときには、ヒータに供給される駆動電力が低減されることにより、加熱ローラの温度が定着温度よりも低い所定の温度(135℃〜165℃程度)とされる。これにより、定着部(ヒータ)の消費電力を低減することができるとともに、画像形成動作が開始されたときには、加熱ローラの温度を短時間で定着温度まで上昇させることができるようになっている。
特開2000−221831号公報
使用される用紙のサイズが比較的大きい場合(たとえば、A3サイズやB4サイズ)や、使用される用紙が比較的厚み(または重量比)の大きい種類である場合(たとえば、OHPシート)には、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなるので、ヒータの駆動時間が長くなり、定着部の消費電力が増加する。一方、使用される用紙のサイズが比較的小さい場合(たとえば、B5サイズやA5サイズ)や、使用される用紙が比較的厚み(または重量比)の小さい種類である場合(たとえば、トレーシングペーパなどの薄紙)には、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなるので、ヒータの駆動時間が短くなり、定着部の消費電力が減少する。
したがって、所定期間内に、サイズが比較的大きい用紙や厚み(または重量比)が比較的大きい用紙ばかりを使用して画像形成動作を行った場合などには、その所定期間内における定着部の消費電力が増加し、画像形成装置全体の消費電力が増加することとなる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、消費電力の増加を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、用紙にトナー像を転写し、そのトナー像が転写された後の用紙に対して定着部(9)で加熱処理を行うことにより、用紙に画像を形成することができる画像形成装置(1)であって、画像形成動作時の消費電力に対応する値を積算する積算手段(18,19)と、所定期間内に上記積算手段により積算された値に応じて、非画像形成動作時の消費電力を制御する消費電力制御手段(15,S8,S9)とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の消費電力を、積算手段により積算された値に基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時の消費電力が少なくなるように制御することにより、画像形成装置全体の消費電力の増加を抑制できる。
請求項2記載の発明は、上記積算手段(18,19)は、上記定着部(9)で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量に対応する値を積算するものであり、上記消費電力制御手段(15,S8,S9)は、上記所定期間内に上記積算手段により積算された値に応じて、非画像形成動作時における上記定着部の消費電力を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置(1)である。
この構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の定着部での消費電力を、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量に対応する値の積算値に基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時の定着部における消費電力が少なくなるように制御することにより、画像形成装置全体の消費電力の増加を抑制できる。
請求項3記載の発明は、上記積算手段(18,19)は、上記定着部(9)で加熱処理が行われる用紙の枚数に応じた値を積算する枚数積算手段(18)を含むことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置(1)である。
定着部で加熱処理が行われる用紙の枚数が比較的多ければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、定着部で加熱処理が行われる用紙の枚数が比較的少なければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
この発明の構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の定着部での消費電力を、定着部で加熱処理が行われる用紙の枚数に応じた値の積算値に基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時の定着部における消費電力が少なくなるように制御することにより、画像形成装置全体の消費電力の増加を抑制できる。
請求項4記載の発明は、上記定着部(9)で加熱処理が行われる用紙の面積に応じて、上記枚数積算手段(18)により積算する値を変更する手段を含むことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置(1)である。
用紙の面積(サイズ)が比較的大きければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、用紙の面積(サイズ)が比較的小さければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
この発明の構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の定着部での消費電力を、定着部で加熱処理が行われる用紙の面積に応じた値の積算値に基づいてより正確に判断することができる。
請求項5記載の発明は、上記定着部(9)で加熱処理が行われる用紙の種類に応じて、上記枚数積算手段(18)により積算する値を変更する手段を含むことを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置である。
用紙が比較的厚み(または重量比)の大きい種類であれば、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、用紙が比較的厚み(または重量比)の小さい種類であれば、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
この発明の構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の定着部での消費電力を、定着部で加熱処理が行われる用紙の種類に応じた値の積算値に基づいてより正確に判断することができる。
請求項6記載の発明は、上記定着部(9)は、加熱処理のために駆動されるヒータ(12)を備え、上記積算手段(18,19)は、上記定着部で加熱処理が行われるときの上記ヒータの駆動時間に応じた値を積算するヒータ駆動時間積算手段(19)を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置である。
定着部で加熱処理が行われるときのヒータの駆動時間が比較的長ければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、定着部で加熱処理が行われるときのヒータの駆動時間が比較的短ければ、定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
この発明の構成によれば、所定期間内における画像形成動作時の定着部での消費電力を、定着部で加熱処理が行われるときのヒータの駆動時間に応じた値の積算値に基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時の定着部における消費電力が少なくなるように制御することにより、画像形成装置全体の消費電力の増加を抑制できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。
図1を参照して、この画像形成装置1は、たとえば複写機であって、スキャナ(図示せず)で読み取った原稿の画像データに基づく画像を用紙に形成(コピー)することができるものである。
画像形成装置1の外形は、略直方体形状のハウジング2により区画されている。ハウジング2内には、スキャナで読み取られた原稿の画像データに基づくトナー像を用紙に転写して画像形成を行うための画像形成部3が配置されている。この画像形成部3には、たとえば、感光体4および転写装置5の他、図示しないメインチャージャおよび現像装置などを備えた周知の構成を採用できる。すなわち、画像形成時には、略円筒状の感光体4の表面がメインチャージャによって一様に帯電され、この感光体4の表面に画像データに基づく光が照射されることにより、感光体4の表面にいわゆる静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体4の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、トナー像が形成される。そして、感光体4の表面に形成されたトナー像は、転写装置5の働きによって用紙に転写される。
ハウジング2の下部には、画像形成に用いる用紙を収容するための用紙収容部6が配置されている。この用紙収容部6には、たとえば、サイズ(A3サイズ、B4サイズ、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズなど)や種類(普通紙、OHPシート、薄紙など)の異なる用紙を収容することができる。画像形成時には、用紙収容部6に収容されている用紙が、1枚ずつ用紙搬送路7を介して画像形成部4へと送り出され、画像形成部4において用紙にトナー像が転写される。
トナー像が転写された後の用紙は、搬送ベルト8により定着部9へと導かれる。定着部9は、用紙に転写されたトナー像を定着させるためのものであり、回転可能に配置された1対の定着ローラ(加熱ローラ10および加圧ローラ11)を備えている。加熱ローラ10および加圧ローラ11は、それらの表面が互いに所定の圧力で当接しており、少なくとも一方のローラ(たとえば、加熱ローラ10)は、その内部に配置された1ないし複数(たとえば、2つ)の定着ヒータ12により加熱されるようになっている。このような構成により、トナー像が転写された後の用紙には、加熱ローラ10と加圧ローラ11との間を通過する過程で加熱処理や加圧処理などの定着処理が施され、用紙に転写されたトナー像が定着されることとなる。13は、加熱ローラ10(の表面)の温度を検知するための定着サーミスタである。画像形成後(定着処理後)の用紙は、機外に配置された排出トレイ14に排出される。
図2は、この画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。
この画像形成装置1の動作は、マイクロコンピュータを含む制御部15により制御される。制御部15には、上述した定着サーミスタ13からの信号(加熱ローラ10の温度を表す信号)の他に、各種入力操作を行うための操作部16からの信号(画像形成動作を開始させるための指示信号など)や、定着部9を用紙が通過したか否かを検知するための通紙センサ17などからの信号が入力されるようになっている。この画像形成装置1でコピーを行う際には、操作部16を操作することにより、使用する用紙のサイズおよび種類を入力することとなる。
制御部15には、定着ヒータ12が制御対象として接続されており、制御部15は、定着サーミスタ13からの入力信号などに基づいて、定着ヒータ12の駆動をオン/オフさせることにより、加熱ローラ10が所定の温度(定着制御温度)になるように調整する。
また、制御部15には、定着部9で定着処理が行われる用紙の枚数に応じたポイントをカウント(積算)するための枚数カウンタ18と、定着部9で定着処理が行われるときの定着ヒータ12の駆動時間(オン時間)に応じたポイントをカウント(積算)するためのヒータ駆動時間カウンタ19と、時間を計測するためのタイマ20とが備えられている。
定着部9で定着処理(加熱処理)が行われる用紙の枚数が比較的多ければ、定着部9で定着処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、定着部9で定着処理(加熱処理)が行われる用紙の枚数が比較的少なければ、定着部9で定着処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。また、定着部9で定着処理(加熱処理)が行われるときの定着ヒータ12の駆動時間が比較的長ければ、定着部9で定着処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、定着部9で定着処理(加熱処理)が行われるときの定着ヒータ12の駆動時間が比較的短ければ、定着部9で定着処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
したがって、枚数カウンタ18でカウントするポイント(定着部9で定着処理が行われる用紙の枚数に応じたポイント)、および、ヒータ駆動時間カウンタ19でカウントするポイント(定着部9で定着処理が行われるときの定着ヒータ12の駆動時間(オン時間)に応じたポイント)は、それぞれ、定着部9で定着処理(加熱処理)が行われることにより用紙に与えられる熱量に対応する値の積算値、換言すれば、所定期間内における画像形成動作時の(定着部9での)消費電力に対応する値の積算値を表している。
図3は、定着制御温度の変化の具体例を示すタイムチャートである。
図3を参照して、この画像形成装置1の動作状態には、画像形成動作を行っているコピー状態の他に、画像形成動作を行っていない非画像形成動作時の状態として、待機状態とプレヒート状態とが含まれる。
コピー状態では、画像形成部3でトナー像が転写された後の用紙に対して加熱処理を施すために、定着制御温度が比較的高温(たとえば、170℃程度)に設定される。コピー状態の間、制御部15は、定着サーミスタ13からの入力信号に基づいて定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率を調整し、定着ヒータ12の温度が設定された温度(定着温度)になるようにフィードバック制御を行うこととなる。定着温度は、使用される用紙の種類(普通紙、OHPシート、薄紙など)に応じて異なる温度、すなわち、使用される用紙がOHPシートである場合には、普通紙の場合よりも高い温度に設定され、使用される用紙が薄紙である場合には、普通紙よりも低い温度に設定されるようになっている。
画像形成動作(コピー状態)が終了すると、定着制御温度がコピー状態時よりも低い温度(たとえば、157℃〜165℃の間の所定温度)に設定され、画像形成装置1の動作状態が待機状態となる。待機状態の間、制御部15は、定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率をコピー状態時よりも小さくすることにより、定着ヒータ12に供給する駆動電力を低減させ、定着ヒータ12の温度が設定された温度(待機中温度)になるようにフィードバック制御を行うこととなる。
待機状態になってから一定時間が経過するまでの間に画像形成動作が開始されない場合には、定着制御温度が待機状態時よりも低い温度(たとえば、135℃〜155℃の間の所定温度)に設定され、画像形成装置1の動作状態がプレヒート状態となる。プレヒート状態の間、制御部15は、定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率を待機状態時よりも小さくすることにより、定着ヒータ12に供給する駆動電力をさらに低減させ、定着ヒータ12の温度が設定された温度(プレヒート温度)になるようにフィードバック制御を行うこととなる。
図3の例では、定着制御温度が165℃に設定された待機状態で画像形成動作が開始され、定着制御温度が170℃に変更されることにより、コピー状態中は170℃程度の定着温度で3枚分の用紙に対する定着処理が行われている。そして、画像形成動作が終了すると、定着制御温度が161℃に設定された待機状態となり、待機状態になってから一定時間が経過した後、定着制御温度が150℃に設定されたプレヒート状態へと移行している。
このように、非画像形成動作時(待機状態やプレヒート状態)には、定着ヒータ12に供給される駆動電力が低減されることにより、定着部9(定着ヒータ12)の消費電力を低減することができるとともに、画像形成動作が開始されたときには、加熱ローラ10の温度を短時間で定着温度まで上昇させることができるようになっている。
図4は、枚数カウンタ18においてカウントされるポイントについて説明するための図である。
図4に示すように、ある用紙に対して定着部9で定着処理が行われた場合、その用紙の面積に対応する用紙サイズ(A3サイズ、B4サイズ、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズなど)に応じた係数と、その用紙の種類(普通紙、OHPシート、薄紙など)に応じた係数とを乗算することにより得られるポイントが、枚数カウンタ18でカウントされるようになっている。
より具体的に説明すると、用紙サイズについては、A4サイズを基準サイズ(係数が1.0)として、A4サイズに対する面積比が1.7であるB4サイズには係数1.7が、A4サイズに対する面積比が2.0であるA3サイズには係数2.0が、A4サイズに対する面積比が0.7であるB5サイズには係数0.7が、A4サイズに対する面積比が0.5であるA5サイズには係数0.5が、それぞれ対応付けられている。用紙の種類については、普通紙を基準種類(係数が1.0)として、普通紙に対する重量比(または厚み)が1.5であるOHPシートには係数1.5が、普通紙に対する重量比(または厚み)が0.5である薄紙(たとえば、トレーシングペーパ)には係数0.5がそれぞれ対応付けられている。
この図4に示す例では、所定期間(たとえば、1週間)、上記のような用紙のサイズおよび種類に応じた係数が乗算されることにより得られたポイントがカウントされることにより、枚数カウンタ18のカウント値(積算値)は2198ポイントとなっている。
一方、図示しないが、ヒータ駆動時間カウンタ19では、所定期間(たとえば、1週間)内に行われた画像形成動作時(コピー状態中)に定着ヒータ12がオンされた時間(sec)がカウントされる。したがって、たとえば、上記所定期間内に行われた画像形成動作時(コピー状態中)に定着ヒータ12がオンされた時間が2831secである場合には、ヒータ駆動時間カウンタ19のカウント値(積算値)は2831ポイントとなる。
この実施形態では、1週間の間に枚数カウンタ18でカウントされるポイント、または、1週間の間にヒータ駆動時間カウンタ19でカウントされるポイントに応じて、非画像形成動作時(待機状態およびプレヒート状態)における定着制御温度が設定され、非画像形成動作時の(定着部9の)消費電力が制御されるようになっている。このような構成によれば、画像形成動作時の(定着部9の)消費電力を、枚数カウンタ18でカウントされるポイントまたはヒータ駆動時間カウンタ19でカウントされるポイントに基づいて判断し、その消費電力が多いときには、非画像形成動作時の(定着部9における)消費電力が少なくなるように制御することにより、画像形成装置1全体の消費電力の増加を抑制できる。
用紙の面積(サイズ)が比較的大きければ、定着部9で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、用紙の面積(サイズ)が比較的小さければ、定着部9で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。また、用紙が比較的厚み(または重量比)の大きい種類であれば、定着部9で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が多くなり、用紙が比較的厚み(または重量比)の小さい種類であれば、定着部9で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量が少なくなる。
この実施形態では、枚数カウンタ18でカウントされるポイントは、定着部9で定着処理(加熱処理)が行われる用紙のサイズ(面積)および種類に応じた値となっているので、画像形成動作時(コピー状態中)の定着部9での消費電力をより正確に判断することができる。
図5は、この画像形成装置1の電源投入中に制御部15が行う制御内容を示すフローチャートである。
図5を参照して、操作部16の操作によってコピーが開始された場合(ステップS1でYES)、制御部15は、コピーが終了するまで(ステップS6でYESとなるまで)、通紙センサ17からの入力信号に基づいて、定着部9を用紙が通過したか否かを監視するとともに(ステップS2)、定着ヒータ12が駆動されたか否かを監視する(ステップS4)。
定着部9を用紙が通過した場合には(ステップS2でYES)、制御部15は、予め入力されている用紙のサイズおよび種類に基づいて、その用紙のサイズおよび種類に応じた係数を乗算することにより得られるポイントを枚数カウンタ18でカウントする(ステップS3:枚数カウント処理)。また、定着ヒータ12が駆動された場合には(ステップS4でYES)、制御部15は、その定着ヒータ12がオンされた時間をヒータ駆動時間カウンタ19でカウントする(ステップS5:ヒータ駆動時間カウント処理)。そして、コピーが終了すると(ステップS6でYES)、制御部15は、再び操作部16の操作によってコピーが開始されるか否かを監視することとなる(ステップS1)。
一方、コピーが行われていないとき(ステップS1でNO)、すなわち非画像形成動作中には、制御部15は、タイマ20からの入力信号に基づいて、一定時間(たとえば、1週間)が経過したか否かを監視している(ステップS7)。そして、一定時間が経過した場合には(ステップS7でYES)、制御部15は、枚数カウンタ18のカウント値またはヒータ駆動時間カウンタ19のカウント値に基づいて、待機状態における定着制御温度を設定(補正)するとともに(ステップS8)、プレヒート状態における定着制御温度を設定(補正)する(ステップS9)。その後、制御部15は、枚数カウンタ18およびヒータ駆動時間カウンタ19の各カウント値をクリアし(ステップS10)、タイマ20による計時を「0」から開始させて(ステップS11)、再び操作部16の操作によってコピーが開始されるか否かを監視することとなる(ステップS1)。
図6は、枚数カウンタ18のカウント値に基づいて設定される定着制御温度の一例を示す図である。
図6に示すように、待機状態における定着制御温度(待機中温度)は、一定時間(たとえば、1週間)の間に枚数カウンタ18でカウントされたポイントが大きいほど、低い温度に設定されるようになっている。
この実施形態では、予め操作部16を操作することにより、プレヒート状態を省エネ優先モードまたは復帰時間優先モードのいずれかで実行するよう設定しておくことができるようになっている。復帰時間優先モードでは、枚数カウンタ18のカウント値に関わらず、プレヒート状態における定着制御温度(プレヒート温度)が一定値(たとえば、155℃)に設定されることにより、プレヒート状態中に画像形成動作が開始された場合でも、加熱ローラ10の温度をより短時間で定着温度まで上昇(復帰)させることができる。一方、省エネ優先モードでは、枚数カウンタ18でカウントされたポイントが大きいほど、プレヒート温度が低い温度に設定される。
枚数カウンタ18のカウント値が、図4で示したように2198ポイントである場合には、待機中温度が161℃に設定され、プレヒート温度が、省エネ優先モードでは145℃、復帰時間優先モードでは155℃に設定される。
図7は、ヒータ駆動時間カウンタ19のカウント値に基づいて設定される定着制御温度の一例を示す図である。
図7に示すように、待機状態における定着制御温度(待機中温度)は、一定時間(たとえば、1週間)の間にヒータ駆動時間カウンタ19でカウントされたポイントが大きいほど、低い温度に設定されるようになっている。
プレヒート状態における定着制御温度(プレヒート温度)は、復帰時間優先モードでは、ヒータ駆動時間カウンタ19のカウント値に関わらず一定値(たとえば、155℃)に設定されることにより、プレヒート状態中に画像形成動作が開始された場合でも、加熱ローラ10の温度をより短時間で定着温度まで上昇(復帰)させることができる。一方、省エネ優先モードでは、ヒータ駆動時間カウンタ19でカウントされたポイントが大きいほど、プレヒート温度が低い温度に設定される。
ヒータ駆動時間カウンタ19のカウント値が、たとえば2831ポイントである場合には、待機中温度が163℃に設定され、プレヒート温度が、省エネ優先モードでは150℃、復帰時間優先モードでは155℃に設定される。
図8は、プレヒート温度および待機中温度に応じた省エネ率を示す図である。図8(a)では、プレヒート温度に応じたプレヒート状態での定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率および省エネ率を示しており、図8(b)では、待機中温度に応じた待機状態での定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率および省エネ率を示している。
図8(a)に示すように、プレヒート温度を低く設定した場合には、プレヒート状態における定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率が小さくなるので、消費電力が少なくなり、省エネ率が増加していることが分かる。また、図8(b)に示すように、待機中温度を低く設定した場合には、待機状態における定着ヒータ12のオフ時間に対するオン時間の比率が小さくなるので、消費電力が少なくなり、省エネ率が増加していることが分かる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、画像形成動作時(コピー状態中)の消費電力が多い場合に、非画像形成動作時(待機状態中やプレヒート状態中)における定着部9(定着ヒータ12)の消費電力が少なくなるように制御を行うような構成に限らず、定着部9以外の他の部分の消費電力が少なくなるように制御を行うような構成であってもよい。
また、この発明は、複写機に限らず、プリンタやファクシミリなどの複写機以外の画像形成装置にも適用可能である。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 この画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 定着制御温度の変化の具体例を示すタイムチャートである。 枚数カウンタにおいてカウントされるポイントについて説明するための図である。 この画像形成装置の電源投入中に制御部が行う制御内容を示すフローチャートである。 枚数カウンタのカウント値に基づいて設定される定着制御温度の一例を示す図である。 ヒータ駆動時間カウンタのカウント値に基づいて設定される定着制御温度の一例を示す図である。 プレヒート温度および待機中温度に応じた省エネ率を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
9 定着部
12 定着ヒータ
15 制御部
18 枚数カウンタ
19 ヒータ駆動時間カウンタ

Claims (6)

  1. 用紙にトナー像を転写し、そのトナー像が転写された後の用紙に対して定着部で加熱処理を行うことにより、用紙に画像を形成することができる画像形成装置であって、
    画像形成動作時の消費電力に対応する値を積算する積算手段と、
    所定期間内に上記積算手段により積算された値に応じて、非画像形成動作時の消費電力を制御する消費電力制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記積算手段は、上記定着部で加熱処理が行われることにより用紙に与えられる熱量に対応する値を積算するものであり、
    上記消費電力制御手段は、上記所定期間内に上記積算手段により積算された値に応じて、非画像形成動作時における上記定着部の消費電力を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記積算手段は、上記定着部で加熱処理が行われる用紙の枚数に応じた値を積算する枚数積算手段を含むことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 上記定着部で加熱処理が行われる用紙の面積に応じて、上記枚数積算手段により積算する値を変更する手段を含むことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 上記定着部で加熱処理が行われる用紙の種類に応じて、上記枚数積算手段により積算する値を変更する手段を含むことを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 上記定着部は、加熱処理のために駆動されるヒータを備え、
    上記積算手段は、上記定着部で加熱処理が行われるときの上記ヒータの駆動時間に応じた値を積算するヒータ駆動時間積算手段を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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