JP6100202B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きをフィンにより変更等する空調用レジスタに関する。
空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等するための自動車用空調用レジスタの一形態として、例えば、図11及び図12に示すものがある。
この空調用レジスタでは、空調用空気A1の通風路81に下流側フィン82及び上流側フィン85が配置されている。下流側フィン82は、空調用空気A1の流通方向に交差する方向へそれぞれ延びる下流側本体部83及び下流側フィン軸84を有し、その下流側フィン軸84において傾動可能に支持されている。上流側フィン85は、上記流通方向及び下流側フィン軸84の延びる方向の両者に交差する方向へそれぞれ延びる上流側本体部86及び上流側フィン軸87を有し、下流側フィン82よりも上流で、上流側フィン軸87において傾動可能に支持されている。下流側本体部83上には、操作ノブ95(図11の二点鎖線参照)が、同下流側本体部83の延びる方向ヘスライド可能に設けられている。
また、操作ノブ95のスライド動作を上流側本体部86に伝達して、上流側フィン軸87を支点として上流側フィン85を傾動させるために、上流側本体部86の下流端縁から上流へ向けて切欠き部88が形成されている。上流側フィン軸87に沿って延びる伝達軸部89が切欠き部88に設けられている。操作ノブ95には、フォーク96が支軸98により回動可能に連結されている。支軸98は操作ノブ95に対し圧入されていて、摩擦係合されている。フォーク96は、操作ノブ95よりも上流側へ延びて伝達軸部89を挟み込む一対の伝達片97を有している。さらに、上流側本体部86の切欠き部88との境界部分であって、伝達軸部89の延びる方向に相対向する2箇所には、上流側本体部86の厚み方向の両側へ膨出するフランジ部91が設けられている。
なお、上記のようにフォーク96が操作ノブ95に対し回動するタイプの空調用レジスタは、例えば特許文献1に記載されている。
上記構成の空調用レジスタにおいて、下流側フィン82を傾動させるために操作ノブ95が厚み方向へ操作されると、その操作に伴い、支軸98が下流側フィン軸84の周りを旋回し、フォーク96が姿勢を維持しながら伝達軸部89に沿って移動する。フォーク96がフランジ部91に接触した後も操作ノブ95の上記操作が続けられると、フォーク96の操作ノブ95となす角度が変化する。
この状態で、操作ノブ95が逆方向へ操作されると、フォーク96がフランジ部91との接触により変化した姿勢を維持しながら、伝達軸部89に沿って、上記とは逆方向へ移動する。
上記構成の空調用レジスタは、フォーク96の傾きをフランジ部91との接触により変えることができることから、フォーク96が操作ノブ95に対し回動しないタイプの空調用レジスタに比べ切欠き部88を小さくし、上流側フィン85による空調用空気A1の指向性が切欠き部88により低下するのを抑制することができる。また、切欠き部88が見えることによる見栄えの低下を抑制することもできる。
特開2009−51282号公報
ところが、フランジ部91との接触によりフォーク96の傾きを変える従来の空調用レジスタでは、下流側フィン82を傾動させようとして、操作ノブ95を厚み方向へ操作したとき、伝達片97がフランジ部91に勢いよく接触し、大きな打音を発生するおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、下流側フィンを傾動させるための操作ノブの操作に伴い生ずるフォークの打音を小さくすることのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、空調用空気の流通方向に交差する方向へそれぞれ延びる下流側本体部及び下流側フィン軸を有し、同下流側フィン軸において傾動可能に支持された下流側フィンと、前記流通方向及び前記下流側フィン軸の延びる方向の両者に交差する方向へそれぞれ延びる上流側本体部及び上流側フィン軸を有し、前記下流側フィンよりも上流で、前記上流側フィン軸において傾動可能に支持されるとともに、前記上流側本体部の下流端縁から上流へ向けて切欠き部が形成され、さらに、前記上流側フィン軸に沿って延びる伝達軸部が前記切欠き部に設けられた上流側フィンと、前記下流側本体部に対し、その延びる方向へスライド可能に設けられた操作ノブと、支軸により前記操作ノブに回動可能に支持され、かつ同操作ノブよりも上流へ延びて前記伝達軸部を挟み込む一対の伝達片を有するフォークとを備え、前記伝達軸部上において、同伝達軸部の延びる方向へ互いに離間し、かつ前記両伝達片を挟み込む箇所には、前記操作ノブの操作に伴い前記伝達片が接触される一対のストッパ設けられ前記一対のストッパは、前記伝達片の可動範囲を該一対のストッパの間に限定する。
上記の構成によれば、下流側フィンを傾動させるために操作ノブが厚み方向へ操作されると、その操作に伴い、支軸が下流側フィン軸の周りを旋回し、フォークが伝達軸部に沿って移動する。この移動により、フォークの伝達片が一方のストッパに接触する。ここで、両ストッパは伝達軸部上であって両伝達片を挟み込む箇所に設けられている。そのため、上流側本体部の切欠き部との境界部分にフランジ部が設けられた場合に比べ、両伝達片の可動範囲が狭い。従って、操作ノブの操作に伴い伝達片がストッパに勢いよく接触することが抑制され、その接触に伴い発生する打音が小さくなる。
上記空調用レジスタにおいて、前記両ストッパは、前記伝達軸部の延びる方向へ互いに接近し、かつ前記両伝達片に接近した箇所に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブが厚み方向へわずかでも操作されると、フォークの伝達片が一方のストッパに接触する。両伝達片の可動範囲がより一層狭い。従って、伝達片がストッパに勢いよく接触することが効果的に抑制され、その接触に伴い発生する打音がより小さくなる。
上記空調用レジスタにおいて、前記各ストッパは、前記伝達片の対向縁部が接触される被接触面を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブが厚み方向へ操作されて、フォークが伝達軸部に沿って移動すると、伝達片の対向縁部が一方のストッパの被接触面に接触する。この接触は線接触によりなされるため、面接触する場合に比べ、操作ノブの操作に伴い生ずる打音が小さくなる。
上記空調用レジスタにおいて、前記伝達軸部における前記両ストッパ間は円柱状の本体軸部により構成されており、前記各ストッパの前記本体軸部との境界部分は、前記被接触面として、前記本体軸部から遠ざかるに従い拡径するテーパ状に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブが厚み方向へ操作されると、フォークが伝達軸部の本体軸部に沿って移動する。この移動により、伝達片の対向縁部が一方のストッパの被接触面に接触する。被接触面が、本体軸部から遠ざかるに従い拡径するテーパ状に形成されていることから、伝達片はその対向縁部において被接触面に滑らかに線接触する。
上記空調用レジスタにおいて、前記各ストッパは前記上流側本体部の前記切欠き部との境界部分に繋がっており、前記上流側本体部の前記ストッパとの境界部分には、同上流側本体部の厚み方向の両側へ膨出する膨出部が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、フォークの厚み方向に過大な力が加えられて両伝達片がテーパ状の被接触面を乗り越えたとしても、その伝達片は膨出部に接触する。この接触により、両伝達片がそれ以上膨出部側へ移動することが規制され、両伝達片が上流側フィンから外れることが抑制される。
上記空調用レジスタによれば、下流側フィンを傾動させるための操作ノブの操作に伴い生ずるフォークの打音を小さくすることができる。
第1実施形態の空調用レジスタを示す図であり、操作ノブが水平状態にされた空調用レジスタの斜視図。 図1中の空調用レジスタから中央の上流側フィンを取り出して示す斜視図。 図1の空調用レジスタの平断面図。 第1実施形態において、伝達軸部、ストッパ、フォークの伝達片等の位置関係を示す部分断面図。 (a)は、図1の空調用レジスタの側断面図、(b)は図5(a)の一部を拡大して示す部分側断面図。 (a),(b)は、図5(b)の状態から下流側フィンを傾動させるために操作ノブが厚み方向へ操作された空調用レジスタを示す部分側断面図。 第2実施形態の空調用レジスタを示す図であり、(a)は、操作ノブが水平状態にされた空調用レジスタの側断面図、(b)は図7(a)の一部を拡大して示す部分側断面図。 (a),(b)は、図7(b)の状態から、下流側フィンを傾動させるために操作ノブが厚み方向へ操作された空調用レジスタの部分側断面図。 第2実施形態における中央の上流側フィンの斜視図。 図4に対応する図であり、(a)は第2実施形態における伝達軸部、ストッパ、フォークの伝達片等の位置関係を示す部分断面図、(b)は図10(a)の一部を拡大して示す部分断面図。 従来の空調用レジスタにおける上流側フィン、下流側フィン、操作ノブ及びフォークの位置関係を示す側断面図。 図11の12−12線に沿った部分断面図。
(第1実施形態)
以下、自動車用空調用レジスタに具体化した第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、自動車の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向とする。
車室内において、自動車の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネル(図示略)が設けられている。インストルメントパネルの車幅方向の両側部、中央部等には空調用レジスタが組込まれている。空調用レジスタは、図3及び図5(a)に示すように、ケース10、複数の上流側フィン31,32、複数の下流側フィン21,22、シャットダンパ50、操作ノブ60及び伝達機構B1を備えて構成されている。次に、空調用レジスタを構成する各部について説明する。
<ケース10>
ケース10は、複数の部材によって構成され、両端が開放された筒状をなしている。ケース10の内部空間は、空調装置(図示略)から送られてくる空調用空気(温風や冷風)A1の流路(以下「通風路11」という)を構成している。ここで、通風路11での空調用空気A1の流れ方向について、空調装置に近い側を上流側とし、同空調装置から遠い側を下流側とする。通風路11の下流端は、空調用空気A1の吹出口12を構成している(図1参照)。通風路11は、ケース10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、車幅方向に相対向する一対の縦壁部13と、上下方向に相対向する一対の横壁部14とからなる。
<下流側フィン21,22>
各下流側フィン21,22は、板状の下流側本体部23と、一対の下流側フィン軸24とを備えている。下流側本体部23及び下流側フィン軸24は、空調用空気A1の流通方向に対し交差する方向である車幅方向へそれぞれ延びている。複数の下流側フィン21,22は、通風路11における吹出口12の上流近傍において、上下方向へ互いに離間した状態で配設されている。
ここで、複数の下流側フィン21,22を区別するために、上下方向の中央部に位置するものを「下流側フィン21」といい、それ以外のものを「下流側フィン22」というものとする。
両下流側フィン軸24は、各下流側フィン21,22における車幅方向の両方の端面から突出している。各下流側フィン21,22は、両下流側フィン軸24において両縦壁部13に傾動可能に支持されている。
各下流側本体部23において、一方(左方:図3では下方)の下流側フィン軸24から上流へ偏倚した箇所には、連結軸25が同下流側フィン軸24に平行に設けられている。下流側フィン21,22毎の連結軸25は、略上下方向へ延びる長尺状の連結ロッド26によって連結されている。そして、これらの下流側本体部23、下流側フィン軸24、連結軸25、連結ロッド26等により、全ての下流側フィン22を下流側フィン21に同期した状態で傾動させる平行リンク機構LM1が構成されている。
<上流側フィン31,32>
各上流側フィン31,32は、板状の上流側本体部33と、一対の上流側フィン軸34とを備えている。上流側本体部33及び両上流側フィン軸34は、空調用空気A1の流通方向及び上記下流側フィン軸24の延びる方向の両者に交差する方向である上下方向へそれぞれ延びている。複数の上流側フィン31,32は、通風路11の下流側フィン21,22よりも上流において、車幅方向へ互いに離間した状態で配設されている。
ここで、複数の上流側フィン31,32を区別するために、車幅方向の中間部に位置するものの1つを「上流側フィン31」といい、それ以外のものを「上流側フィン32」というものとする。
両上流側フィン軸34は、各上流側フィン31,32の上下両端面から突出している。各上流側フィン31,32は、両上流側フィン軸34において、両横壁部14に傾動可能に支持されている。
各上流側本体部33において、一方(上方:図5(a),(b)では上方)の上流側フィン軸34から上流へ偏倚した箇所には、連結軸35が同上流側フィン軸34に平行に設けられている。上流側フィン31,32毎の連結軸35は、略車幅方向に延びる長尺状の連結ロッド36によって連結されている。そして、これらの上流側本体部33、上流側フィン軸34、連結軸35、連結ロッド36等により、全ての上流側フィン32を上流側フィン31に同期した状態で傾動させる平行リンク機構LM2が構成されている。
<シャットダンパ50>
図3に示すように、シャットダンパ50は、板状をなす本体部51と、本体部51の周囲に装着されたシール部52とを備え、上流側フィン31,32よりも上流に配置されている。本体部51の上下方向の両端面から軸53が突出している。シャットダンパ50は、両軸53において両横壁部14に支持されており、開位置と閉位置との間で傾動可能である。
シャットダンパ50は、開位置では、両縦壁部13に対し略平行となって、通風路11を大きく開放する(図3参照)。シャットダンパ50は、閉位置では、両縦壁部13に対し大きく傾斜し、シール部52において両横壁部14及び両縦壁部13に接触し、通風路11を閉鎖する。
<操作ノブ60>
図1及び図5(b)に示す操作ノブ60は、吹出口12からの空調用空気A1の吹出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。操作ノブ60は、下流側フィン21における下流側本体部23の一部を上下から挟み込む上ケース61及び下ケース62を備えている。そして、下ケース62及び上ケース61の一方が他方に係止されることで、操作ノブ60が下流側本体部23に対し、その延びる方向である車幅方向へスライド可能に装着されている。操作ノブ60は、下流側フィン21と一緒に、下流側フィン軸24を支点として傾動可能であり、また、下流側本体部23上をスライドすることで、車幅方向へ変位可能である。
<伝達機構B1>
伝達機構B1は、操作ノブ60のスライド動作を上流側フィン31に伝達して、両上流側フィン軸34を支点として上流側フィン31を傾動させるための機構である。
図2及び図5(b)に示すように、上流側フィン31における上流側本体部33の上下方向の中央部分には、その下流端縁から上流へ向けて切欠き部37が形成されている。切欠き部37は、上流側フィン31が傾動されたときに、後述するフォーク70と干渉するのを回避するためのものである。
また、切欠き部37には、両上流側フィン軸34に沿って上下方向へ延びる伝達軸部38が設けられている。第1実施形態では、伝達軸部38は切欠き部37の下流端に設けられている。伝達軸部38のうち、同伝達軸部38の延びる方向の中央部分は、円柱状の本体軸部39によって構成されている。
なお、切欠き部37及び伝達軸部38は上流側フィン32には設けられていない。
図3に示すように、操作ノブ60にはフォーク70が連結されている。フォーク70は、両下流側フィン軸24に沿って延びる一対の支軸71を自身の下流端に有している。両支軸71は、操作ノブ60の一部を構成する軸受63の軸孔64に圧入されていて、同軸孔64に摩擦係合されている。
また、フォーク70は、両下流側フィン軸24の延びる方向へ互いに離間した状態で、操作ノブ60よりも上流へ延びる一対の伝達片72を有している。両伝達片72の間隔は、本体軸部39の太さ(直径)よりも僅かに大きく設定されている。
さらに、図2及び図4に示すように、伝達軸部38上において、同伝達軸部38の延びる方向である略上下方向へ互いに離間し、かつ両伝達片72を上下から挟み込む箇所には一対のストッパ41,42が形成されている。第1実施形態では、両ストッパ41,42は、本体軸部39の上下両端に連続して形成されており、互いに接近している。また、両ストッパ41,42の間隔は、伝達片72の上下方向の厚みよりもわずかに大きく設定されており、ストッパ41,42は両伝達片72にも接近している。各ストッパ41,42は本体軸部39よりも大径状をなしている。
なお、フォーク70を操作ノブ60に対し回動し得るように構成したのは、切欠き部37を小さくするためである。すなわち、仮に、フォーク70を操作ノブ60に対し回動しない構成にした場合、操作ノブ60を大きく傾けた状態でスライド操作したときにもフォーク70と上流側本体部33との干渉を抑制しようとすると、切欠き部37の上下方向の寸法を大きくせざるを得ない。
一方で、切欠き部37を大きくすると、その分、上流側本体部33のうち風向き変更に関わる箇所が小さくなる。そのため、上流側フィン31を空調用空気A1の流通方向に対し傾斜させた場合に、空調用空気A1の指向性が低下する。
また、上流側フィン31を上記流通方向に対し傾斜させた場合には、空調用レジスタの下流側からは切欠き部37が見え、この切欠き部37が上流側フィン31の見栄えを低下させる。切欠き部37が大きくなるほど、この見栄えの低下度合いが大きくなる。
これに対し、フォーク70を操作ノブ60に対し回動可能に連結することで、切欠き部37を小さくしてもフォーク70と上流側本体部33との干渉を抑制することが可能である。これに伴い、切欠き部37に起因する指向性の低下及び見栄えの低下を抑制することが可能である。
上記のようにして第1実施形態の空調用レジスタが構成されている。次に、この空調用レジスタの作用について説明する。
シャットダンパ50が閉位置にあるときには、通風路11が同シャットダンパ50によって閉塞される。通風路11での空調用空気A1の流通が遮断され、吹出口12からの空調用空気A1の吹き出しが停止される。
これに対し、シャットダンパ50が開位置にあるときには、各通風路11が全開となり、空調用空気A1がシャットダンパ50を境として、それよりも左側と右側とに分かれて流れる(図3参照)。シャットダンパ50を通過した空調用空気A1は、上流側フィン31,32及び下流側フィン21,22に沿って流れた後、吹出口12から吹き出す。
シャットダンパ50の閉位置から開位置への切替え、及び開位置から閉位置への切替えは、ケース10の下流端に設けられた操作ダイヤル15(図1及び図5(a)参照)の回動操作を通じて行なわれる。操作ダイヤル15が乗員によって回動操作されると、その回動は、ダンパ駆動機構(図示略)を介してシャットダンパ50に伝達され、同シャットダンパ50が傾動させられる。
なお、以下の説明は、シャットダンパ50が開位置にあることを前提としている。
図3及び図5(a),(b)は、上流側フィン31,32が両縦壁部13に対し略平行にされ、かつ下流側フィン21,22が両横壁部14に対し略平行にされた空調用レジスタを示している。操作ノブ60は、下流側本体部23の長さ方向(車幅方区)の中央部分に位置し、水平状態となる。シャットダンパ50を通過した空調用空気A1は、各上流側フィン31,32及び各下流側フィン21,22によって向きを変えられることなく流れ、吹出口12から真っ直ぐ吹き出す。
上記の状態から、操作ノブ60が下流側フィン21の下流側本体部23上を車幅方向へスライド操作されると、その操作ノブ60の動きがフォーク70及び伝達軸部38を通じて上流側フィン31に伝達される。伝達軸部38が操作ノブ60のスライド方向後側の伝達片72によって押され、上流側フィン31が両上流側フィン軸34を支点として操作ノブ60のスライド方向と同方向(車幅方向)へ傾動させられる。上流側フィン31の傾動は、平行リンク機構LM2を介して全ての上流側フィン32に伝達される。その結果、上流側フィン31に連動して、全ての上流側フィン32が両上流側フィン軸34を支点として上流側フィン31と同方向へ傾動させられる。なお、このときには、下流側フィン21は傾動させられない。空調用空気A1は、傾動した上流側本体部33によって流れ方向を変えられる。
このとき、上流側本体部33のフォーク70となす角が変化するが、その変化は切欠き部37において行われるため、上流側本体部33とフォーク70との干渉が抑制される。
一方、操作ノブ60の下流端部に対し、その厚み方向に向かう力、例えば上方へ向かう力が加えられると、その力が下流側フィン21に伝達される。下流側フィン21が下流側フィン軸24を支点として、図5(b)の反時計回り方向へ傾動させられる。
下流側フィン21の上記傾動は、平行リンク機構LM1を介して全ての下流側フィン22に伝達される。その結果、下流側フィン21に連動して、全ての下流側フィン22が下流側フィン軸24を支点として下流側フィン21と同方向へ傾動させられる。空調用空気A1は、傾動した下流側本体部23によって流れ方向を斜め上方へ変えられる。
また、上記操作に伴い、フォーク70の支軸71が下流側フィン21における下流側フィン軸24の周りを反時計回り方向へ旋回する。各支軸71が操作ノブ60の軸孔64に摩擦係合している(図3参照)ことから、フォーク70は姿勢を維持しながら伝達軸部38に沿って移動しようとする。この移動により、少なくとも一方の伝達片72が下側のストッパ42に接触する。
ここで、両ストッパ41,42は伝達軸部38上であって両伝達片72を上下から挟み込む箇所に設けられている。そのため、上流側本体部86の切欠き部88との境界部分にフランジ部91が設けられたもの(図11参照)に比べ、両伝達片72の可動範囲が狭い。従って、伝達片72は、ストッパ42に勢いよく接触することが抑制される。
特に、第1実施形態では、両ストッパ41,42が互いに接近し、かつ両伝達片72に接近しているため、操作ノブ60が厚み方向へわずかでも操作されると、伝達片72が、下側のストッパ42に接触する。両伝達片72の可動範囲が最も狭い。従って、伝達片72はストッパ42に勢いよく接触することが効果的に抑制される。
伝達片72が下側のストッパ42に接触した後も操作ノブ60の上記操作が続けられると、フォーク70が図6(a)に示すように、下側のストッパ42との接触箇所を支点として時計回り方向へ傾動し、フォーク70の操作ノブ60となす角が変化する。
この状態から、操作ノブ60の下流端部に対し、上記とは逆方向である下方へ向かう力が加えられると、その力が下流側フィン21に伝達されて、同下流側フィン21が下流側フィン軸24を支点として、図6(a)の時計回り方向へ傾動させられる。
下流側フィン21の上記傾動は、平行リンク機構LM1を介して全ての下流側フィン22に伝達される。その結果、下流側フィン21に連動して、全ての下流側フィン22が下流側フィン軸24を支点として下流側フィン21と同方向へ傾動させられる。空調用空気A1は、傾動した下流側本体部23によって流れ方向を変えられる。
また、上記操作に伴い、フォーク70の支軸71が下流側フィン軸24の周りを時計回り方向へ旋回する。フォーク70はストッパ42との接触により変化した姿勢を維持しながら、伝達軸部38に沿って移動しようとする。この移動により、伝達片72が、上側のストッパ41に接触する。しかし、接触に伴い発生する打音は、上記と同様の理由により小さなものとなる。
伝達片72が上側のストッパ41に接触した後も操作ノブ60の上記操作が続けられると、フォーク70が図6(b)に示すように、上側のストッパ41との接触箇所を支点として反時計回り方向へ傾動し、フォーク70の操作ノブ60となす角が変化する。
なお、上記のように操作ノブ60が厚み方向へ操作されたときには、上流側フィン31は傾動させられない。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)上流側フィン31の伝達軸部38上において、その伝達軸部38の延びる方向へ互いに離間し、かつフォーク70の両伝達片72を挟み込む箇所には、操作ノブ60の操作に伴い両伝達片72が接触されるストッパ41,42を設けている(図4、図5(b))。
そのため、下流側フィン21を傾動させるための操作ノブ60の操作に伴いフォーク70によって生ずる打音を小さくすることができる。
(2)両ストッパ41,42を、伝達軸部38の延びる方向へ互いに接近し、かつ両伝達片72に接近した箇所に設けている(図4、図5(b))。
そのため、伝達片72がストッパ41,42に勢いよく接触するのを効果的に抑制し、その接触に伴い発生する打音をより小さくすることができる。
また、両伝達片72の可動範囲を採り得る最小に近づけ、切欠き部37を効果的に小さくすることができる。その結果、切欠き部37に起因する指向性の低下と、上流側フィン31の見栄えの低下とを効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、自動車用空調用レジスタに具体化した第2実施形態について、図7〜図10を参照し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図7(a),(b)に示すように、第2実施形態では、吹出口12の上下の寸法が第1実施形態よりも小さく、それに伴い下流側フィン22の数が少なくされている。また、上流側フィン31,32が第1実施形態よりも下流側フィン21,22に接近した箇所に配置されている。伝達軸部38は、切欠き部37において下流端よりも上流へ離れた箇所に設けられている。
ここで、図10(b)に示すように、各伝達片72において、他方の伝達片72と対向する面を対向面73といい、各対向面73のうち各伝達片72の厚み方向の両面との境界部分(角部)を対向縁部74というものとする。
図9及び図10(a),(b)に示すように、伝達軸部38の延びる方向の中央部分は、円柱状の本体軸部39により構成されている。この本体軸部39は、第1実施形態におけるものよりも長く設定されている。伝達軸部38において本体軸部39よりも上側部分は、上側のストッパ43を構成している。また、伝達軸部38において本体軸部39よりも下側部分は、下側のストッパ44を構成している。各ストッパ43,44は、上流側本体部33の切欠き部37との境界部分に繋がっている。
また、各ストッパ43,44の本体軸部39との境界部分は、本体軸部39から遠ざかるに従い緩やかに拡径するテーパ状に形成されている。これらのテーパ状の境界部分は、各伝達片72の対向縁部74が接触される被接触面45を構成している。
なお、第2実施形態では、伝達軸部38上における上側のストッパ43の位置は、操作ノブ60を下流ほど低くなるように最も大きく傾斜させたとき、フォーク70の操作ノブ60に対しなす角度θ1が90°以上となる位置に設定されている(図8(b)参照)。これは、角度θ1が90°未満になると、フォーク70を、操作ノブ60に対し平行又はそれに近い状態に戻すことが難しくなるからである。また、伝達軸部38上における下側のストッパ44の位置は、操作ノブ60を下流ほど高くなるように最も大きく傾斜させたとき、フォーク70の操作ノブ60に対しなす角度θ2が130°程度となる位置に設定されている(図8(a)参照)。これは、フォーク70を緩やかに傾斜した状態(水平に近い状態)にし、空調用レジスタを下流側から見た場合のフォーク70の見栄えをよくするためである。
また、図10(b)に示すように、両伝達片72の間隔D1は、2.7mm程度に設定されている。見栄えをよくする観点から、本体軸部39の直径D2が2.5mm程度に設定され、ストッパ43,44の直径D3が3.5mm程度に設定されている。
また、図9及び図10(a)に示すように、上流側本体部33のストッパ43,44との境界部分には、同上流側本体部33の厚み方向の両側へ膨出する膨出部46が設けられている。両膨出部46の先端間の間隔は、ストッパ43,44の上記直径D3よりも大きく設定されている。
また、図7(a)に示すように、シャットダンパ50における軸53は、本体部51における車幅方向の両端面に設けられている。シャットダンパ50は、両軸53において両縦壁部13に支持されており、開位置と閉位置との間で傾動可能である。シャットダンパ50は、開位置では、両横壁部14に対し略平行となって、通風路11を大きく開放する。シャットダンパ50は、閉位置では、両横壁部14に対し大きく傾斜し、シール部52において両横壁部14及び両縦壁部13に接触し、通風路11を閉鎖する。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、上記のようにして構成された第2実施形態の空調用レジスタの作用について説明する。
図7(b)に示す、略水平状態の操作ノブ60の下流端部に対し、その厚み方向に向かう力、例えば上方へ向かう力が加えられると、その力が下流側フィン21に伝達される。下流側フィン21が下流側フィン軸24を支点として、図7(b)の反時計回り方向へ傾動させられる。
また、上記操作に伴い、フォーク70の支軸71が図8(a)に示すように、下流側フィン軸24の周りを反時計回り方向へ旋回する。フォーク70は姿勢を維持しながら伝達軸部38の本体軸部39に沿って下方へ移動しようとする。この移動により、伝達片72が下側のストッパ44に接触する。
ストッパ43,44の間隔が、第1実施形態におけるストッパ41,42の間隔よりも広いため、両伝達片72の可動範囲が第1実施形態よりも広い。しかし、この可動範囲は、上流側本体部86の切欠き部88との境界部分にフランジ部91が設けられたもの(図11参照)よりも狭い。従って、伝達片72は、ストッパ44に勢いよく接触することが抑制され、その接触に伴い発生する打音が小さくなる。
しかも、ストッパ44の被接触面45が、本体軸部39から遠ざかるに従い拡径するテーパ状に形成されていることから、伝達片72は自身の対向縁部74において被接触面45に滑らかに線接触する。伝達片72のストッパ44との上記接触により打音が発生するが、この接触が線接触によりなされることから、操作ノブ60の操作に伴い生ずる打音は面接触する場合よりも小さくなる。
伝達片72が下側のストッパ44に接触した後も操作ノブ60の上記操作が続けられると、フォーク70が図8(a)に示すように、下側のストッパ44との接触箇所を支点として時計回り方向へ傾動し、フォーク70の操作ノブ60となす角度θ2が変化する。
この状態から、操作ノブ60の下流端部に対し、下方へ向かう力が加えられると、その力が下流側フィン21に伝達されて、同下流側フィン21が下流側フィン軸24を支点として、図8(a)の時計回り方向へ傾動させられる。
また、上記操作に伴い、フォーク70の支軸71が下流側フィン軸24の周りを時計回り方向へ旋回する。フォーク70はストッパ44との接触により変化した姿勢を維持しながら、伝達軸部38に沿って上方へ移動しようとする。この移動により、少なくとも一方の伝達片72が、自身の対向縁部74において、上側のストッパ43におけるテーパ状の被接触面45に滑らかに線接触する。この接触に伴い発生する打音も、上記と同様の理由により小さくなる。
伝達片72が上側のストッパ43に接触した後も操作ノブ60の上記操作が続けられると、フォーク70が図8(b)に示すように、上側のストッパ43との接触箇所を支点として反時計回り方向へ傾動し、フォーク70の操作ノブ60となす角度θ1が変化する。
なお、両伝達片72に対し、テーパ状の被接触面45を乗り越させるほどの過大な力が加えられた場合には、両伝達片72はストッパ43,44上を摺動する。しかし、伝達片72が膨出部46に接触すると、両伝達片72がそれ以上膨出部46側へ移動しようとすることが規制される。
従って、第2実施形態によれば、上記(1)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(3)各ストッパ43,44に、伝達片72の対向縁部74が接触される被接触面45を形成している(図9、図10(a),(b))。
そのため、伝達片72を被接触面45に線接触させることができ、面接触する場合に比べ、下流側フィン21を傾動させるための操作ノブ60の操作に伴い生ずる打音をさらに小さくすることができる。
(4)伝達軸部38における両ストッパ43,44間を円柱状の本体軸部39により構成する。各ストッパ43,44の本体軸部39との境界部を、上記(3)における被接触面45として、本体軸部39から遠ざかるに従い緩やかに拡径するテーパ状に形成している(図9、図10(a),(b))。
そのため、伝達片72を、対向縁部74においてストッパ43,44のテーパ状の被接触面45に滑らかに線接触させることができ、上記(3)の効果を得ることができる。
また、互いに直径の異なる本体軸部39及びストッパ43,44の間に、直径が少しずつ変化するテーパ状の被接触面45が設けられることで、伝達軸部38には、直径が急激に変化する部分がなく、伝達軸部38の見栄えが向上する。
(5)各ストッパ43,44を上流側本体部33の切欠き部37との境界部分に繋げる。そして、上流側本体部33のストッパ43,44との境界部分には、上流側本体部33の厚み方向の両側へ膨出する膨出部46を設けている(図9、図10(a))
そのため、フォーク70の厚み方向に過大な力が加えられて両伝達片72がテーパ状の被接触面45を乗り越えても、同伝達片72が上流側フィン31から外れるのを抑制することができる。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
・第1実施形態のストッパ41,42の直径は互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
同様に、第2実施形態のストッパ43,44の直径は互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
・第2実施形態の伝達軸部38において、ストッパ43の上側部分に、同ストッパ43よりも小径の部分が形成されてもよい。また、同伝達軸部38において、ストッパ44の下側に、同ストッパ44よりも小径の部分が形成されてもよい。
・第2実施形態において、膨出部46が割愛されてもよい。
・各実施形態における下流側フィン21,22は、下流側本体部23及び下流側フィン軸24が略上下方向へそれぞれ延びる態様で配置されてもよい。この場合、上流側フィン31,32は、上流側本体部33及び上流側フィン軸34が略車幅方向へそれぞれ延びる態様で配置される。
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に組込まれる空調用レジスタにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置等から送られてきて室内に吹出す空調用空気の向きをフィンにより変更等することのできるものであれば、自動車に限らず広く適用可能である。
10…ケース、11…通風路、21,22…下流側フィン、23…下流側本体部、24…下流側フィン軸、31,32…上流側フィン、33…上流側本体部、34…上流側フィン軸、37…切欠き部、38…伝達軸部、39…本体軸部、41,42,43,44…ストッパ、45…被接触面、46…膨出部、60…操作ノブ、70…フォーク、71…支軸、72…伝達片、74…対向縁部、A1…空調用空気。

Claims (5)

  1. 空調用空気の流通方向に交差する方向へそれぞれ延びる下流側本体部及び下流側フィン軸を有し、同下流側フィン軸において傾動可能に支持された下流側フィンと、
    前記流通方向及び前記下流側フィン軸の延びる方向の両者に交差する方向へそれぞれ延びる上流側本体部及び上流側フィン軸を有し、前記下流側フィンよりも上流で、前記上流側フィン軸において傾動可能に支持されるとともに、前記上流側本体部の下流端縁から上流へ向けて切欠き部が形成され、さらに、前記上流側フィン軸に沿って延びる伝達軸部が前記切欠き部に設けられた上流側フィンと、
    前記下流側本体部に対し、その延びる方向へスライド可能に設けられた操作ノブと、
    支軸により前記操作ノブに回動可能に支持され、かつ同操作ノブよりも上流へ延びて前記伝達軸部を挟み込む一対の伝達片を有するフォークと
    を備え、前記伝達軸部上において、同伝達軸部の延びる方向へ互いに離間し、かつ前記両伝達片を挟み込む箇所には、前記操作ノブの操作に伴い前記伝達片が接触される一対のストッパ設けられ
    前記一対のストッパは、前記伝達片の可動範囲を該一対のストッパの間に限定する空調用レジスタ。
  2. 前記両ストッパは、前記伝達軸部の延びる方向へ互いに接近し、かつ前記両伝達片に接近した箇所に設けられている請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記各ストッパは、前記伝達片の対向縁部が接触される被接触面を有している請求項1に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記伝達軸部における前記両ストッパ間は円柱状の本体軸部により構成されており、前記各ストッパの前記本体軸部との境界部分は、前記被接触面として、前記本体軸部から遠ざかるに従い拡径するテーパ状に形成されている請求項3に記載の空調用レジスタ。
  5. 前記各ストッパは前記上流側本体部の前記切欠き部との境界部分に繋がっており、前記上流側本体部の前記ストッパとの境界部分には、同上流側本体部の厚み方向の両側へ膨出する膨出部が設けられている請求項4に記載の空調用レジスタ。
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