JP5852710B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等する空調用レジスタに関するものである。
車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等するための空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの一形態として、縦方向と横方向とで寸法が大きく異なるタイプ、例えば、横方向の寸法が縦方向の寸法よりも大きな薄型の空調用レジスタが従来から種々考えられている。例えば、特許文献1に記載された薄型の空調用レジスタは、ケース、一対の補助フィン、メインフィン及び連動機構を備えている。
ケースは高さの低い四角筒状をなし、内部空間を空調用空気の通風路として有している。一対の補助フィンは、通風路内の上下の壁部に接近した箇所で車幅方向に延びている。両補助フィンは、ケースの左右の壁部に対し、上下方向への傾動可能に支持されている。メインフィンは、両補助フィン間で車幅方向に延びており、左右の壁部に対し、上下方向への傾動可能に支持されている。
連動機構は、メインフィンが上下の壁部に対し平行な状態にされたときには、両補助フィンを上下の壁部に対し平行な状態にする。また、連動機構は、メインフィンが上記状態から傾動させられた場合、その傾動に伴い、両方の補助フィンを、それらの下流端が通風路の内側へ向けて迫り出すように、上下の壁部に対し傾斜させる。
従って、メインフィンが上下の壁部に対し平行な状態から傾動させられた場合、上下方向の中間部分を流れる空調用空気は、メインフィンに沿って流れることで向きを変えられる。ケースの上側の壁部付近を流れる空調用空気は上側の補助フィンに沿って流れることで、また、下側の壁部付近を流れる空調用空気は下側の補助フィンに沿って流れることで、向きを通風路の内側へ変えられる。これらの空調用空気はメインフィンの周囲に集められ、同メインフィンに沿って流れることで向きを変えられる。その結果、空調用空気は、ケースからメインフィンの向く方向へ吹き出されることとなり、メインフィンを傾斜させた場合の空調用空気の指向性が向上する。
特開2010−105507号公報
ところで、上下の両補助フィンがメインフィンに連動して傾動し、下流端が通風路の内側へ迫り出すように上下の壁部に対し傾斜させられる上記特許文献1に記載された空調用レジスタでは、さらに薄型化しようとした場合、傾斜させられたメインフィンと、そのメインフィンの上流端に近い側の補助フィンとが干渉するおそれがある。そのため、薄型化を図るにも限度があるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、メインフィンに連動して補助フィンを傾動させ、一層の薄型化を図ることのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1方向に相対向する一対の第1壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に相対向する一対の第2壁部とにより、前記第2方向よりも前記第1方向に長い筒状に形成され、内部空間を空調用空気の通風路として有するケースと、前記通風路内の前記第2壁部に接近した箇所で前記第1方向に延び、支軸により前記第1壁部に対し、前記第2方向への傾動可能に支持された一対の補助フィンと、前記両補助フィン間で前記第1方向に延び、支軸により前記第1壁部に対し、前記第2方向への傾動可能に支持されたメインフィンと、前記メインフィン及び前記両補助フィンの間に設けられ、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されたときには、前記メインフィンの上流端から遠い側の前記補助フィンを、その下流端が前記通風路の内側へ向けて迫り出すように前記第2壁部に対し傾斜させて前記空調用空気の向きを変える連動機構とを有し、前記連動機構は、前記補助フィン毎の前記支軸から偏倚した箇所に設けられた係合部と、前記補助フィン毎の前記係合部がそれぞれ係合される一対のカム孔又は一対のカム溝からなる一対の被係合部を有し、かつ前記第1壁部の外側に配置される板状の伝達部材と、前記メインフィンの前記支軸から偏倚した箇所に設けられ、かつ前記伝達部材に係合される軸からなり、前記メインフィンの傾動を前記伝達部材に伝達することにより、前記メインフィンに連動して前記伝達部材を傾動させる伝達軸とを備えることを要旨とする。
上記の構成によれば、メインフィンが第2壁部に対し平行な状態から、支軸を支点として第2方向へ傾動させられると、伝達軸が支軸の回りを旋回する。この伝達軸から伝達部材に対し第2方向へ向かう力が加わり、すなわちメインフィンの傾動が伝達部材に伝達され、同伝達部材が変位する。伝達部材に設けられた、一対のカム孔又は一対のカム溝からなる一対の被係合部もまた変位する。一対の被係合部が変位すると、同被係合部における補助フィン毎の係合部の位置が変化する。伝達部材の変位が被係合部を通じて係合部に伝達される。メインフィンの上流端から遠い側の補助フィンの係合部に伝達部材の変位が伝達される。同補助フィンが支軸を支点として第2方向へ傾動させられ、その補助フィンの下流端が通風路の内側へ向けて迫り出すように第2壁部に対し傾斜させられる。
そのため、ケースの通風路において、第2方向についての中間部分を流れる空調用空気は、メインフィンに沿って流れることで向きを変えられる。また、メインフィンの上流端から遠い側の第2壁部付近を流れる空調用空気は、同上流端から遠い側の補助フィンに沿って流れることで向きを通風路の内側へ変えられる。この空調用空気は、メインフィンの周辺に集められ、そのメインフィンに沿って流れることで向きを変えられる。従って、空調用空気は、ケースからメインフィンの向く方向へ吹き出すこととなり、空調用空気の指向性が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記メインフィンの前記支軸には、該支軸から延びるアームを介して前記伝達軸が設けられ、前記補助フィン毎の前記支軸には、該支軸から延びるアームを介して前記係合部としての伝達軸がそれぞれ設けられ、前記伝達部材には、前記メインフィンの伝達軸が移動可能に係合される長孔が形成され、前記連動機構は、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されたときには、前記メインフィンの伝達軸を前記長孔内で移動させるとともに、傾動されたメインフィンの上流側から遠い側に位置する前記補助フィンの伝達軸を前記被係合部内で移動させることにより、前記伝達部材を傾動させて、該補助フィンの下流端が前記通風路の内側へ向けて迫り出すように前記第2壁部に対し傾斜させることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記被係合部は、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されて前記伝達部材が傾動されるときに、該傾動を前記補助フィンに伝達する伝達領域と、該傾動を前記補助フィンに伝達しない非伝達領域により構成されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記メインフィン上には、操作ノブが前記第1方向へのスライド可能に外嵌されており、前記メインフィンが前記第2壁部に対し、採り得る最大角度傾斜させられた状態では、前記操作ノブの一部が、同メインフィンの上流端から遠い側の前記補助フィンの下流側に位置することを要旨とする。
上記の構成によれば、メインフィンが第2壁部に対し、採り得る最大角度傾斜させられた場合、操作ノブの一部が、メインフィンの上流端から遠い側の補助フィンの下流側に位置する。
そのため、空調用空気がたとえメインフィンと、同メインフィンの上流端から遠い側の補助フィンとの間を第2壁部に対し平行に流れようとしても、その空調用空気は、補助フィンの下流側に位置する操作ノブに当たる。この空調用空気は、操作ノブによってメインフィンの向く方向へ向きを変えられる。従って、メインフィンが採り得る最大角度傾斜させられた場合の空調用空気の指向性が向上する。
本発明の空調用レジスタによれば、メインフィンに連動して補助フィンを傾動させ、一層の薄型化を図ることができる。
本発明を具体化した一実施形態における空調用レジスタの斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの構成部品の一部を示す部分分解斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの正面図。 図3における4−4線に沿った空調用レジスタの断面構造を示す縦断面図。 図3における5−5線に沿った空調用レジスタの断面構造を示す縦断面図。 図3における6−6線に沿った空調用レジスタの断面構造を示す平断面図。 一実施形態において、メインフィンが第2壁部に対し平行な状態にされた空調用レジスタの部分側面図。 図7において、補助フィン毎の伝達軸とカム部材のカム孔との関係を示す空調用レジスタの部分側面図。 図4に対応する図であり、メインフィンが下流側ほど低くなる傾斜状態にされた空調用レジスタの部分縦断面図。 図8に対応する図であり、メインフィンが下流側ほど低くなる傾斜状態にされた空調用レジスタの部分側面図。 図4に対応する図であり、メインフィンが下流側ほど高くなる傾斜状態にされた空調用レジスタの部分縦断面図。 図8に対応する図であり、メインフィンが下流側ほど高くなる傾斜状態にされた空調用レジスタの部分側面図。
以下、本発明を、車両に用いられる薄型の空調用レジスタに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その車幅方向についての中央部、両側部等には本実施形態の空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの主な機能は、一般的な非薄型の空調用レジスタと同様、空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを調整すること、空調用空気の吹き出しを遮断すること等である。
図1及び図4に示すように、空調用レジスタは、ケース10、下流側フィン群、上流側フィン群、操作ノブ40、連動機構60、シャットダンパ70及びダンパ駆動機構80を備えている。次に、空調用レジスタを構成する各部の構成について説明する。
<ケース10>
ケース10は、空調装置の通風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものであり、上流側リテーナ11、下流側リテーナ12及びベゼル13を備えている。ケース10は、両端が開放され、かつ横方向の寸法が縦方向の寸法よりも大きな四角筒状をなしている。このケース10の内部空間は、空調用空気Aの流路(以下「通風路20」という)とされている。
ここで、上記通風路20での空調用空気Aの通風方向に直交する面上において、互いに直交する2方向の一方を第1方向とし、他方を第2方向とする。本実施形態では、車幅方向を第1方向とし、上下方向を第2方向としている。なお、本明細書では、「通風方向」は、下流側フィン群及び上流側フィン群によって向きを変えられる前に空調用空気Aが流れる方向、すなわち第1壁部21及び第2壁部22に沿う方向をいうものとする。また、空調用レジスタの各部の位置関係を説明するに当たり、通風路20に近づく側を「内側」、「内方」等といい、通風路20から遠ざかる側を「外側」、「外方」等というものとする。
上流側リテーナ11は、ケース10の最上流側部分を構成する部材である。下流側リテーナ12は、上流側リテーナ11の下流側に配置されており、自身の上流側端部において上流側リテーナ11の下流側端部に連結されている。
ベゼル13は、空調用レジスタの意匠面を構成する部材であり、ケース10の最下流側に位置し、下流側リテーナ12に下流側から挿入され、連結されている。ベゼル13の横長長方形状をなす開口は、通風路20の下流端を構成し、空調用空気Aの吹出口14となっている。ベゼル13の第1方向(車幅方向)についての一方(図1の左方)の側部には、縦長矩形状をなす孔からなる窓部13Aが設けられている。
上記通風路20は、ケース10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、互いに平行な状態で第1方向(車幅方向)に相対向する一対の第1壁部21と、互いに平行な状態で第2方向(上下方向)に相対向する一対の第2壁部22とからなる。
上側の第2壁部22の下流端は、下側の第2壁部22の下流端よりも上流側に位置している。従って、吹出口14は、下流側ほど低くなるように両第2壁部22に対し傾斜していることとなる。
両第2壁部22の内壁面であって、第2方向(上下方向)に相対向する箇所には、通風路20の内側へ突出した状態で第1方向(車幅方向)に延びる突条23が形成されている。ケース10における各第2壁部22の内側(通風路20側)であって、各突条23とベゼル13との間は、後述する補助フィン33,35を収納するための収納凹部24となっている。
両第1壁部21において、吹出口14からそれぞれ僅かに上流側へ離れた箇所には軸受部25が設けられている(図6及び図7参照)。本実施形態では、上記軸受部25は、下流側リテーナ12のベゼル13との連結部分であって、第2方向(上下方向)についての中央部に設けられている。
各第1壁部21には、上下一対の軸受部26が設けられている。第1壁部21毎の両軸受部26は、通風方向については、上記突条23から下流側へ僅かに離れた箇所に位置している。第1壁部21毎の両軸受部26は、第2方向(上下方向)については、第2壁部22に接近した箇所に位置している。
各第2壁部22には、複数の軸受部27が設けられている。第2壁部22毎の複数の軸受部27は、通風方向については、上記突条23から上流側へ離れた箇所に位置し、第1方向(車幅方向)については、互いに等間隔で離れた箇所に位置している。
一方(図1の右方)の第1壁部21からは、軸28が第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。軸28は、通風方向については、上下両軸受部26よりも上流側となる箇所に位置し、第2方向(上下方向)については、両第2壁部22間の中央部に位置している。
各第1壁部21には、孔からなる軸受部29が設けられている。第1壁部21毎の軸受部29は、通風方向については軸28よりも上流側へ離れた箇所に位置し、第2方向(上下方向)については両第2壁部22間の中央部に位置している。
<下流側フィン群>
下流側フィン群は、1つの下流側メインフィン(以下「メインフィン」という)31と一対の下流側補助フィン(以下「補助フィン」という)33,35とからなる。これらのメインフィン31及び両補助フィン33,35は、それぞれ通風路20内で第1方向(車幅方向)へ延びる横長の板状体によって構成されている。
メインフィン31の第1方向(車幅方向)についての両方の端面からは、支軸32がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各支軸32は、通風方向については、メインフィン31の下流端に位置している。メインフィン31の両支軸32は、上記軸受部25により両第1壁部21に対し、第2方向(上下方向)への傾動可能に支持されている(図6参照)。
上側の補助フィン33は、第2方向(上下方向)については、上側の第2壁部22の直下に位置している。補助フィン33の第1方向(車幅方向)についての両方の端面からは、支軸34がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各支軸34は、通風方向については、補助フィン33の上流端に位置している。補助フィン33は、両支軸34において軸受部26により支持されている。補助フィン33は、図11において二点鎖線で示すように、第2壁部22に対し平行な状態で上側の収納凹部24に収納される位置と、同図11において実線で示すように、下流端が通風路20の内側へ迫り出すように第2壁部22に対し傾斜する位置との間で、両支軸34を支点として傾動可能である。
下側の補助フィン35は、第2方向(上下方向)については、下側の第2壁部22の直上に位置している。補助フィン35の第1方向(車幅方向)についての両方の端面からは、支軸36がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各支軸36は、通風方向については、補助フィン35の上流端に位置している。補助フィン35は、両支軸36において上記軸受部26により支持されている。補助フィン35は、図9において二点鎖線で示すように、第2壁部22に対し平行な状態で下側の収納凹部24に収納される位置と、同図9において実線で示すように、下流端が通風路20の内側へ迫り出すように第2壁部22に対し傾斜する位置との間で、両支軸36を支点として傾動可能である。
図4に示すように、各補助フィン33,35は、通風方向についての寸法(幅)が、メインフィン31よりも短く設定されている。両補助フィン33,35の上流端は、メインフィン31の上流端よりも上流側に位置している。両補助フィン33,35の下流端は、メインフィン31の下流端よりも上流側に位置している。
なお、下流側フィン群を3枚のフィン(1枚のメインフィン31と2枚の補助フィン33,35)によって構成したのは、高さの低い通風路20において、隣り合うフィンの間隔をできるだけ大きくして空調用空気Aの流路を確保するためである。
<操作ノブ40>
図1及び図6に示すように、操作ノブ40は、吹出口14からの空調用空気Aの吹き出し方向を調整する際に乗員によって操作される部材であり、上記メインフィン31上に、第1方向(車幅方向)へのスライド可能に外嵌されている。操作ノブ40は、メインフィン31と一緒に、支軸32を支点として第2方向(上下方向)へ傾動可能であり、また、メインフィン31上をスライドすることで、第1方向(車幅方向)へ変位可能である。操作ノブ40の上流端には、上流側へ向けて延びる二股状のフォーク部41が設けられている。このフォーク部41は、操作ノブ40の第1方向(車幅方向)への動き(スライド)を上流側フィン50に伝達するためのものである。フォーク部41は、操作ノブ40の第2方向(上下方向)の傾動に拘わらず、第2壁部22に対し常に平行な状態となるように、操作ノブ40に傾動可能に支持されている。
<上流側フィン群>
図1、図4及び図5に示すように、上流側フィン群は、通風路20内の下流側フィン群よりも上流側に配列された複数の上流側フィンからなる。各上流側フィンは、それぞれ通風路20内で第2方向(上下方向)へ延びる板状体によって構成されている。複数の上流側フィンは、第1方向(車幅方向)には等間隔で互いに平行に離間した状態で配設されている。
ここで、複数の上流側フィンを区別するために、第1方向(車幅方向)についての中央部に位置するものを「上流側フィン50」といい、それ以外のものを「上流側フィン51」というものとする。
各上流側フィン50,51の第2方向(上下方向)についての両方の端面からは、支軸52がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各支軸52は、通風方向については、上流側フィン50,51の中央部に位置している。各上流側フィン50,51の両支軸52は、上記軸受部27により両第2壁部22に対し、第1方向(車幅方向)への傾動可能に支持されている。
上流側フィン50の下流側部分には透孔部53が設けられている。上流側フィン50において、透孔部53よりも下流側部分は、第2方向(上下方向)に延びる棒状の伝達部54となっている。この伝達部54は、上記操作ノブ40のフォーク部41によって挟み込まれている。そして、上記操作ノブ40がメインフィン31に沿って第1方向(車幅方向)へスライドさせられると、フォーク部41及び伝達部54を通じて上流側フィン50に同方向の力が加えられ、上流側フィン50が両支軸52を支点として第1方向(車幅方向)へ傾動させられる。
なお、透孔部53は、上流側フィン50の第1方向(車幅方向)への傾動に伴うフォーク部41との干渉を回避するためのものである。また、透孔部53は、上流側フィン51には設けられていない。
各上流側フィン50,51の上流側の上端部には、上方へ延びる連結軸56を有する切欠き部55が設けられている。上流側フィン50,51毎の連結軸56は、通風路20内で第1方向(車幅方向)に延びる長尺状の連結ロッド57によって連結されている。そして、これらの上流側フィン50,51、支軸52、連結軸56、連結ロッド57等により、全ての上流側フィン51を上流側フィン50に同期した状態で傾動させる平行リンク機構が構成されている。
<連動機構60>
図1及び図2に示すように、連動機構60は、メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態から傾動された場合、そのメインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33,35を第2壁部22に対し平行な状態にし、遠い側の補助フィン35,33を、その下流端が通風路20の内側へ迫り出すように傾斜させるためのものである。
メインフィン31の一方の支軸32は、第1壁部21から、第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。支軸32の外端部には、その支軸32を起点として、同支軸32に直交する方向へ延びる長尺状のアーム59が形成されている。このアーム59は、メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態となったとき、同第2壁部22に対し平行となる。アーム59の上流端からは、伝達軸61が第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。
補助フィン33の一方の支軸34は、第1壁部21から第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。支軸34の外端部には、その支軸34を起点として、同支軸34に直交する方向へ延びる長尺状のアーム62が形成されている。このアーム62は、補助フィン33が第2壁部22に対し平行な状態となったとき、下流側ほど僅かに低くなるように傾斜した状態となる(図10参照)。アーム62の支軸34から偏倚した箇所である下流端からは、係合部としての伝達軸63が、第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。
補助フィン35の一方の支軸36は、第1壁部21から第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。支軸36の外端部には、その支軸36を起点として、同支軸36に直交する方向へ延びる長尺状のアーム64が形成されている。このアーム64は、補助フィン35が第2壁部22に対し平行な状態となったとき、下流側ほど僅かに高くなるように傾斜した状態となる(図12参照)。アーム64の支軸36から偏倚した箇所である下流端からは、係合部としての伝達軸65が第1方向(車幅方向)についての外方へ突出している。
一方の第1壁部21上に設けられた軸28上には、メインフィン31の傾動に伴い変位する伝達部材として、板状をなすカム部材66が第2方向(上下方向)への傾動可能に支持されている。
カム部材66において、上記軸28よりも下流側の部位には、1つの長孔67と、被係合部としての上下一対のカム孔68,69とがそれぞれ貫通した状態で形成されている。長孔67は、第2方向(上下方向)については、両カム孔68,69の中間に位置している。長孔67は、メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態となったときに、同第2壁部22に対し平行な状態となる。
上側のカム孔68は、第1孔部68A及び第2孔部68Bの組合わせによって構成されている。第1孔部68Aは、メインフィン31の傾動に伴うカム部材66の変位(傾動)を、上側の補助フィン33に伝達しない非伝達領域を構成するものであり、軸28を中心とする円弧状に形成されている。第2孔部68Bは、カム部材66の上記変位(傾動)を、伝達軸63、アーム62及び支軸34を通じて上側の補助フィン33に伝達する伝達領域を構成するものであり、直線状をなしている。第2孔部68Bは、その下流端において第1孔部68Aの上流端に繋がっている。
下側のカム孔69は、第1孔部69A及び第2孔部69Bの組合わせによって構成されている。第1孔部69Aは、メインフィン31の傾動に伴うカム部材66の変位(傾動)を、下側の補助フィン35に伝達しない非伝達領域を構成するものであり、軸28を中心とする円弧状に形成されている。第2孔部69Bは、カム部材66の上記変位(傾動)を、伝達軸65、アーム64及び支軸36を通じて下側の補助フィン35に伝達する伝達領域を構成するものであり、直線状をなしている。第2孔部69Bは、その下流端において第1孔部69Aの上流端に繋がっている。
そして、メインフィン31の伝達軸61が長孔67内に移動可能に係合されている。伝達軸61は、メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態となったときに、長孔67の上流端に位置する(図7、図8参照)。また、伝達軸61は、メインフィン31が第2壁部22に対し傾斜した状態となったときに、長孔67の下流端又はその近傍に位置する(図10、図12参照)。この長孔67と、上述したアーム59及び伝達軸61とは、メインフィン31の傾動をカム部材66に伝達する伝達機構90を構成している。
なお、図7中の58は、メインフィン31が、第2壁部22に対し採り得る最大角度傾斜させられた場合にアーム59に当接して、それ以上のアーム59、ひいてはメインフィン31の傾動を規制する上下一対のストッパである。両ストッパ58は、第1壁部21の外壁面において、アーム59の上下に設けられ、上流側ほど互いの間隔が拡がるように、第2壁部22に対し傾斜している。すなわち、上側のストッパ58は上流側ほど高くなるように傾斜し、下側のストッパ58は上流側ほど低くなるように傾斜している。
また、同図7中の86は、カム部材66に設けられ、軸28を中心とする円弧状の係止孔であり、87は、第1壁部21に設けられて上記係止孔86に挿通された係止突起である。係止突起87は、その外端部に設けられた爪部においてカム部材66に係止されており、同カム部材66の第1方向(車幅方向)の動き(がたつき)を規制している。
そして、補助フィン33の伝達軸63がカム孔68内に移動可能に係合されるとともに、補助フィン35の伝達軸65がカム孔69内に移動可能に係合されている。
伝達軸63,65のカム孔68,69に対する係合は、次の条件を満たすように行なわれている。
(i)図7及び図8に示すように、メインフィン31が第2壁部22に対し平行になった状態では、伝達軸63は、第1孔部68A(非伝達領域)と第2孔部68B(伝達領域)との境界部分に位置し、伝達軸65は、第1孔部69A(非伝達領域)と第2孔部69B(伝達領域)との境界部分に位置する。
この状態では、補助フィン33,35は第2壁部22に対し平行な状態となる。
(ii)図9及び図10に示すように、メインフィン31が下流側ほど低くなるように、第2壁部22に対し傾斜した状態では、伝達軸63は第1孔部68Aに位置し、伝達軸65は第2孔部69Bに位置する。
この状態では、メインフィン31の上流端に近い側の補助フィンである上側の補助フィン33は、第2壁部22に対し平行な状態となる。また、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィンである下側の補助フィン35は、下流側ほど高くなるように第2壁部22に対し傾斜した状態となって、下流端が通風路20の内側へ迫り出す。
(iii)図11及び図12に示すように、メインフィン31が下流側ほど高くなるように、第2壁部22に対し傾斜した状態では、伝達軸63は第2孔部68Bに位置し、伝達軸65は第1孔部69Aに位置する。
この状態では、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィンである上側の補助フィン33は、下流側ほど低くなるように第2壁部22に対し傾斜した状態となって、下流端が通風路20の内側へ迫り出す。また、メインフィン31の上流端に近い側の補助フィンである下側の補助フィン35は、第2壁部22に対し平行な状態となる。
さらに、メインフィン31が採り得る最大角度傾斜させられた状態では、同メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33は、同メインフィン31に向けて傾斜させられる。本実施形態では、補助フィン35,33は、メインフィン31において、通風路20での空調用空気Aの流通方向についての中央部となる箇所に向けて傾斜させられるように設定されている。
これに加え、図9及び図11に示すように、メインフィン31が採り得る最大角度傾斜させられた状態では、操作ノブ40の一部(下流端)が、同メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33の下流側に位置するように設定されている。表現を変えると、空調用レジスタを下流側から上流側に向かって見た場合、操作ノブ40の一部と、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33の下流端とを重ならせている。なお、図9及び図11中の符号Oは、操作ノブ40と補助フィン35,33との重なり部分を示している。
<シャットダンパ70>
図4〜図6に示すように、シャットダンパ70は、ケース10内の上流側フィン群よりも上流側で通風路20を開閉するためのものである。シャットダンパ70は、通風路20に直交する面に対応して、第2方向(上下方向)よりも第1方向(車幅方向)に細長い長方形の板状をなす本体部71と、本体部71の周囲に装着されたシール部72とを備えている。
本体部71の第1方向(車幅方向)についての両端面からは、支軸73が同方向についての外方へ突出している(図3参照)。シャットダンパ70は、両支軸73において軸受部29により第1壁部21に支持されており、開位置と閉位置との間で第2方向(上下方向)への傾動可能である。シャットダンパ70は、開位置では、両第2壁部22間の中央部で、同第2壁部22に対し平行な状態となって、通風路20を大きく開放する。シャットダンパ70は、閉位置では、両第2壁部22に対し傾斜し、シール部72において第1壁部21及び第2壁部22の各内壁面に接触し、通風路20を閉鎖する。
<ダンパ駆動機構80>
図1、図3及び図6に示すように、ダンパ駆動機構80は、シャットダンパ70を傾動させて通風路20を開閉するための機構であり、ケース10を挟み、第1方向(車幅方向)について、上記連動機構60とは反対側に設けられている。ダンパ駆動機構80は、操作ダイヤル81及び回動伝達部82を備えている。操作ダイヤル81は、ケース10に対し、第2方向(上下方向)への回動可能に支持されている。操作ダイヤル81の一部は、ベゼル13の窓部13Aを通じて下流側へ露出している。
回動伝達部82は、操作ダイヤル81の回動をシャットダンパ70に伝達するためのものである。回動伝達部82は、リンク機構、ギヤ機構等によって構成されており、第1壁部21よりも第1方向(車幅方向)についての外方であって、操作ダイヤル81とシャットダンパ70の支軸73との間に設けられている。
前記のようにして本実施形態の空調用レジスタが構成されている。次に、この空調用レジスタの作用について説明する。
図4及び図5の二点鎖線は、シャットダンパ70が閉位置にあるときの状態を示している。この状態では、通風路20がシャットダンパ70によって閉塞される。通風路20での空調用空気Aの流通が遮断され、吹出口14からの空調用空気Aの吹き出しが停止される。
これに対し、図4及び図5の実線は、シャットダンパ70が開位置にあるときの状態を示している。この状態では、通風路20が全開となり、空調用空気Aがシャットダンパ70の上側と下側とに分かれて流れる。シャットダンパ70を通過した上記空調用空気Aは、上流側フィン群及び下流側フィン群に沿って流れた後、吹出口14から吹き出す。
シャットダンパ70の閉位置から開位置への切替え、及び開位置から閉位置への切替えは、操作ダイヤル81の回動操作を通じて行なわれる。操作ダイヤル81が乗員によって回動操作されると、その回動は、ダンパ駆動機構80を介してシャットダンパ70に伝達され、同シャットダンパ70が傾動させられる。
なお、以下の説明は、シャットダンパ70が開位置にあることを前提としている。また、図8、図10及び図12では、細部の図示が割愛されている。
図4〜図6は、メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態にされた空調用レジスタを示している。
この空調用レジスタでは、図7及び図8に示すように、伝達軸61が長孔67の上流端に位置し、同長孔67及びカム部材66が第2壁部22に対し平行な状態となる。上側の補助フィン33の伝達軸63は、第1孔部68Aと第2孔部68Bとの境界部分でカム孔68に係合する。アーム62が下流側ほど僅かに低くなるように傾斜し、上側の補助フィン33が、第2壁部22に対し平行な状態となって上側の収納凹部24内に収納される。
また、下側の補助フィン35の伝達軸65は、第1孔部69Aと第2孔部69Bとの境界部分でカム孔69に係合する。アーム64が下流側ほど僅かに高くなるように傾斜し、補助フィン35が第2壁部22に対し平行な状態となって下側の収納凹部24内に収納される。
従って、図4及び図5において二点鎖線の矢印で示すように、シャットダンパ70を通過した空調用空気Aは、各補助フィン33,35から抵抗を殆ど受けることなく、メインフィン31、補助フィン33,35及び第2壁部22に沿って、少ない圧力損失で流れる。
上記の状態から、操作ノブ40に対し下方へ向かう力が加えられると、図9及び図10に示すように、メインフィン31が支軸32を支点として反時計回り方向へ傾動させられる。この傾動に伴いアーム59が、支軸32を支点として同方向へ傾動する。伝達軸61が支軸32の周りを反時計回り方向へ旋回する。伝達軸61からカム部材66に対し上方へ向かう力が加わり、同カム部材66が軸28を支点として時計回り方向へ傾動する。これに伴い、両カム孔68,69も軸28の周りを同方向へ旋回し、各カム孔68,69での伝達軸63,65の係合位置が変化する。
伝達軸63のカム孔68での係合位置は、第1孔部68Aと第2孔部68Bとの境界部分から第1孔部68Aの下流端に近づく側へ変化する。そのため、メインフィン31の上記傾動がカム孔68を通じて伝達軸63に伝達されず、アーム62は下流側ほど僅かに低くなる傾斜状態を維持する。その結果、メインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33は、第2壁部22に対し平行な状態に維持される。
なお、伝達軸63は、メインフィン31が下方へ最大角度傾斜させられたときに、第1孔部68Aの下流端に達する。
これに対し、伝達軸65のカム孔69での係合位置は、第1孔部69Aと第2孔部69Bとの境界部分から第2孔部69Bの上流端に近づく側へ変化する。そのため、カム部材66の上記傾動がカム孔69を通じて伝達軸65に伝達される。伝達軸65が第2孔部69Bの壁面から上向きの力を受けて上方へ動き、アーム64が支軸36を支点として、時計回り方向へ傾動させられる。支軸36を介してアーム64に連結された下側の補助フィン35は、その支軸36を支点として、同方向へ傾動させられる。
メインフィン31が下方へ最大角度傾動させられると、伝達軸65は第2孔部69Bの上流端に達する。このときには、アーム64が下流側ほど高くなる傾斜状態となる。その結果、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35は、メインフィン31において、空調用空気Aの通風方向についての中央部に向かうように傾斜し、下流端が通風路20の内側へ大きく迫り出す。
従って、第2方向(上下方向)についての中間部分を流れる空調用空気Aは、メインフィン31に沿って流れることで向きを変えられる。また、下側の第2壁部22に沿って流れる空調用空気Aは、下側の補助フィン35によって向きを通風路20の内側へ変えられ、メインフィン31の周辺に集められる。この空調用空気Aは、下流側ほど低くなるように傾斜したメインフィン31に沿って流れ、吹出口14から斜め下方へ向けて吹き出す。
特に、本実施形態では、空調用空気Aは補助フィン35に沿って流れることで、メインフィン31において、通風路20での空調用空気Aの流通方向についての中央部側へ向きを変えられる。この空調用空気Aは、メインフィン31の上記中央部よりも上流側部分に当たり、同メインフィン31に沿って流れることで向きを変えられる。
このときには、傾斜状態のメインフィン31の上流端が上側の補助フィン33に接近していて、両者の隙間が僅かである。そのため、この隙間を通って真っ直ぐ流れる空調用空気Aは少ない。
また、空調用空気Aがたとえメインフィン31と下側の補助フィン35との間を第2壁部22に対し平行な状態で流れようとしても、その空調用空気Aは、補助フィン35の下流側に位置する操作ノブ40に当たる。この空調用空気Aは、操作ノブ40に沿って流れることで、メインフィン31の向く方向(斜め下方)へ流れる。
上記の状態から、メインフィン31を第2壁部22に対し平行な状態に戻す場合には、操作ノブ40に上方へ向かう力が加えられる。この力により、メインフィン31がアーム59を伴い支軸32を支点として時計回り方向へ傾動させられる。伝達軸61が支軸32の周りを時計回り方向へ旋回し、カム部材66が軸28を支点として反時計回り方向へ傾動し、両カム孔68,69が軸28の周りを同方向へ旋回する。
伝達軸63のカム孔68での係合位置が、第1孔部68Aの下流端から第2孔部68Bとの境界部分に近づく側へ変化する。そのため、メインフィン31の上記傾動がカム孔68を通じて伝達軸63に伝達されない。伝達軸63が動かず、アーム62が下流側ほど僅かに低くなる傾斜状態を維持する。その結果、補助フィン33は、第2壁部22に対し平行な状態で上側の収納凹部24内に収納され続ける。
これに対し、伝達軸65のカム孔69での係合位置は、第2孔部69Bの上流端から第1孔部69Aとの境界部分に近づく側へ変化する。そのため、カム部材66の上記傾動がカム孔69を通じて伝達軸65に伝達され、アーム64が補助フィン35を伴い支軸36を支点として、反時計回り方向へ傾動させられる。伝達軸65が第2孔部69Bに沿って第1孔部69Aとの境界部分まで移動すると、図8に示すように、アーム64が下流側ほど僅かに高くなるように傾斜した状態となり、図4及び図5に示すように、補助フィン35が第2壁部22に対し平行な状態となって下側の収納凹部24内に収納される。
なお、第2壁部22に対し平行な状態となっているメインフィン31上の操作ノブ40に対し、上方へ向かう力が加えられると、図11及び図12に示すように、メインフィン31及び両補助フィン33,35が上記とは逆の動作を行なう。
メインフィン31の上記傾動がカム孔69を通じて伝達軸65に伝達されず、アーム64が下流側ほど僅かに高くなる傾斜状態を維持し、補助フィン35が第2壁部22に対し平行な状態に維持される。これに対し、メインフィン31の上記傾動はカム孔68を通じて伝達軸63に伝達され、アーム62が補助フィン33を伴い支軸34を支点として、反時計回り方向へ傾動させられる。補助フィン33は、メインフィン31において、空調用空気Aの通風方向についての中央部分に向かうように、下流側ほど通風路20の内側へ大きく迫り出す。
従って、空調用空気Aは、メインフィン31に沿って流れるとともに、上側の補助フィン33によってメインフィン31の周辺に集められる。この空調用空気Aは、下流側ほど高くなるように傾斜したメインフィン31に沿って流れ、吹出口14から斜め上方へ向けて吹き出す。
上記の状態から、メインフィン31を第2壁部22に対し平行な状態に戻す場合には、操作ノブ40に下方へ向かう力が加えられる。この力により、メインフィン31がアーム59を伴い支軸32を支点として下方(反時計回り方向)へ傾動させられる。伝達軸65のカム孔69での係合位置が、第1孔部69Aの下流端から第2孔部69Bとの境界部分に近づく側へ変化する。そのため、アーム64が下流側ほど僅かに高くなる傾斜状態を維持し、補助フィン35が第2壁部22に対し平行な状態で下側の収納凹部24内に収納され続ける。これに対し、伝達軸63のカム孔68での係合位置は、第2孔部68Bの上流端から第1孔部68Aとの境界部分に近づく側へ変化する。そのため、アーム62が補助フィン33を伴い支軸34を支点として、時計回り方向へ傾動させられる。図8に示すように、アーム62が下流側ほど僅かに低くなるように傾斜した状態となると、図4及び図5に示すように、補助フィン33が第2壁部22に対し平行な状態となって上側の収納凹部24内に収納される。
なお、図6において、操作ノブ40に対し、第1方向(車幅方向)の力が加えられると(操作ノブ40が同方向へ操作されると)、操作ノブ40がメインフィン31上をスライドする。また、上記操作ノブ40に加えられた力は、フォーク部41を介して、中央の上流側フィン50の伝達部54に伝わる。上流側フィン50は支軸52を支点として、第1方向(車幅方向)のうち、操作ノブ40が操作された側へ傾動させられる。この支軸52を支点とする上流側フィン50の動きは、連結軸56及び連結ロッド57を介して他の上流側フィン51に伝達される。この伝達により、全ての上流側フィン51が上流側フィン50に同期して、操作ノブ40の操作された側へ傾動する。空調用空気Aは、上記のように傾動された上流側フィン50,51に沿って流れることで、向きを変えられて吹出口14から吹き出す。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)補助フィン33,35を通風路20の第2壁部22に接近した箇所に配置して第1壁部21に支持し、メインフィン31を両補助フィン33,35間に配置して第1壁部21に支持する(図4)。第1孔部68A,69A及び第2孔部68B,69Bからなる一対のカム孔68,69が設けられたカム部材66をケース10に支持する。メインフィン31の傾動を、伝達機構90を介してカム部材66に伝達する(図8)。
そして、メインフィン31が第2壁部22に対し平行にされたときには、連動機構60により、補助フィン33,35の伝達軸63,65を、カム孔68,69の第1孔部68A,69A及び第2孔部68B,69Bの境界に位置させることで、補助フィン33,35を第2壁部22に対し平行な状態にする(図8)。
また、メインフィン31が上記状態から傾動されたときには、同メインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33,35の伝達軸63,65を第1孔部68A,69Aに位置させることで、同補助フィン33,35を第2壁部22に対し平行な状態にする。上記上流端から遠い側の補助フィン35,33の伝達軸65,63を第2孔部69B,68Bに位置させることで、同補助フィン35,33を、その下流端が通風路20の内側へ向けて迫り出すように第2壁部22に対し傾斜させるようにしている(図10、図12)。
(1A)そのため、各補助フィン33,35と第2壁部22との隙間を小さくし、空調用空気Aがこの隙間を流れるのを抑制することができる。空調用空気Aが補助フィン33,35の付近を通過する際の圧力損失を小さくすることができる。
(1B)また、メインフィン31が第2壁部22に対し傾斜させられたときには、同メインフィン31の上流端から遠い側の第2壁部22付近を流れる空調用空気Aの向きを、同上流端から遠い側の補助フィン35,33によって通風路20の内側へ変えることができる。そのため、空調用空気Aをメインフィン31の周辺に集め、そのメインフィン31によって流れの向きを変えることができる。従って、空調用空気Aを、吹出口14からメインフィン31の向く方向へ吹き出させることができ、メインフィン31が両第2壁部22に対し傾斜させられた場合の空調用空気Aの指向性を向上させることができる。
(1C)さらに、メインフィン31が第2壁部22に対し傾斜させられたときには、同メインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33,35を第2壁部22に対し平行な状態に維持する。そのため、メインフィン31の上流端を、同補助フィン33,35に接近させても、メインフィン31と補助フィン33,35との間で干渉が生じにくい。
従って、メインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33,35及び第2壁部22を、同メインフィン31に近い箇所に配置することで、空調用レジスタの第2方向(上下方向)の寸法を小さくし、一層の薄型化を図ることができる。
(1D)上記(1C)に関連するが、空調用レジスタの第2方向(上下方向)の寸法が十分小さく、それ以上の薄型化が要求されない場合には、第2壁部22に対し、採り得る最大角度傾斜させられたメインフィン31の上流端を、第2壁部22に対し平行な状態にされている補助フィン33,35の支軸34,36に近い箇所まで延ばすことができる。メインフィン31の通風方向についての寸法(幅)を大きくすることができる。
(1E)上記(1D)とは異なり、メインフィン31の上流端を延ばさない場合には、メインフィン31を大きく傾斜させても、同メインフィン31の上流端に近い側の補助フィン33,35と干渉しにくい。そのため、メインフィン31の最大傾斜角度を拡大することができる。この場合には、空調用空気Aの吹き出し方向について調整できる角度が広がるメリットがある。
(1F)また、採り得る最大角度傾斜させられた状態のメインフィン31の上流端と、これに近い側の補助フィン33,35との隙間を小さくし、この隙間を流れる空調用空気Aを少なくすることができる。通風路20において、メインフィン31と、その上流端に近い側の第2壁部22との間を流れる空調用空気Aを、メインフィン31の向いた方向へ吹き出させることができる。
(2)特許文献1に記載された空調用レジスタでは、下流端が通風路の内側へ迫り出した補助フィンは、メインフィンよりも下流側を向いて傾斜している。そのため、補助フィンによって向きを変えられた空調用空気の中には、メインフィンに当たらないものも生ずる。この空調用空気については、メインフィンの向く方向へ空調用空気を流れさせることが難しい。
この点、本実施形態では、メインフィン31が第2壁部22に対し、採り得る最大角度傾斜させられた状態では、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33を、同メインフィン31に向けて傾斜させるようにしている(図9、図11)。
そのため、通風路20において、メインフィン31と、その上流端から遠い側の第2壁部22との間を流れる空調用空気Aを、同上流端から遠い側の補助フィン35,33に沿って流れさせることで、メインフィン31側へ向かわせてメインフィン31に当てることができる。その結果、より多くの空調用空気Aを、メインフィン31の向く方向へ流れさせることができる。
(3)採り得る最大角度傾斜させられた状態のメインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33を、メインフィン31において、通風路20での空調用空気Aの流通方向についての中央部となる箇所に向けて傾斜させるようにしている(図9、図11)。
そのため、通風路20において、メインフィン31の上流端から遠い側の第2壁部22に沿って流れる空調用空気Aを、同上流端から遠い側の補助フィン35,33に沿って流れさせることで、メインフィン31の上記中央部側へ向きを変えることができる。空調用空気Aを、メインフィン31の上記中央部よりも上流側部分に当て、同メインフィン31に沿って流れさせることで向きを、より一層的確に変えることができる。
(4)メインフィン31が第2壁部22に対し、採り得る最大角度傾斜させられた状態では、操作ノブ40の一部(下流端)を、メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33の下流側に位置させるようにしている(図9、図11)。
そのため、空調用空気Aがたとえメインフィン31と、同メインフィン31の上流端から遠い側の補助フィン35,33との間を第2壁部22に対し平行に流れようとしても、その空調用空気Aを操作ノブ40に当ててメインフィン31の向く方向へ流れさせることができ、吹出口14から真っ直ぐ吹き出すのを規制することができる。従って、この点においても、メインフィン31が第2壁部22に対し、採り得る最大角度傾斜させられたときの空調用空気Aの指向性を向上させることができる。
(5)補助フィン33,35毎の支軸34,36から、同支軸34,36に直交する方向へアーム62,64を延出させる。これらのアーム62,64の支軸34,36から偏倚した箇所に伝達軸63,65を設けている(図2)。
そのため、これらの伝達軸63,65を、補助フィン33,35毎の係合部として機能させることができる。メインフィン31の傾動に伴いカム部材66が傾動し、各カム孔68,69が変位した場合には、同カム孔68,69における伝達軸63,65の位置を変化させる。伝達軸63,65がカム孔68,69の第2孔部68B,69Bに位置するときには、カム部材66の傾動をカム孔68,69の壁面を通じて伝達軸63,65に伝達して移動させ、アーム62,64及び補助フィン33,35を、支軸34,36を支点として第2方向(上下方向)へ傾動させることができる。また、伝達軸63,65が第1孔部68A,69Aに位置するときには、カム部材66の傾動をカム孔68,69を通じて伝達軸63,65に伝達せず、アーム62,64及び補助フィン33,35を傾動させないようにすることができる。
(6)第1壁部21に対し軸28により第2方向(上下方向)への傾動可能に支持されたカム部材66にカム孔68,69を設けている(図7、図8)。
そのため、カム部材66を伝達部材として機能させ、カム孔68,69を被係合部として機能させることができる。メインフィン31が第2壁部22に対し平行な状態から傾動されると、それに伴い軸28を支点としてカム部材66を傾動させ、一対のカム孔68,69を軸28の周りで旋回させ、カム孔68,69における補助フィン33,35毎の伝達軸63,65の位置を変化させる。伝達軸63,65が第2孔部68B,69Bに位置するときには、カム部材66の傾動を補助フィン33,35に伝達し、第1孔部68A,69Aに位置するときには、カム部材66の傾動を補助フィン33,35に伝達しないようにすることができる。
(7)メインフィン31の傾動をカム部材66に伝達する伝達機構90として、メインフィン31の支軸32から、同支軸32に直交する方向へ延びるアーム59と、アーム59の支軸32から偏倚した箇所に設けられ、カム部材66に形成された長孔67に係合される伝達軸61とを備えるものを採用している(図2、図7)。
そのため、メインフィン31がアーム59を伴い支軸32を支点として第2方向(上下方向)へ傾動された場合には、伝達軸61を支軸32の周りで旋回させて、カム部材66に第2方向(上下方向)へ向かう力を加え、軸28を支点として同カム部材66を傾動させることができる。
(8)上記特許文献1では、それぞれカム孔を有する補助フィン毎のカム部材を車幅方向に重ね合わせ、両カム孔の交差部分にメインフィンの伝達軸を係合させているため、空調用レジスタの第1方向(車幅方向)における寸法が大きくなる。
この点、本実施形態では、メインフィン31によって駆動されるカム部材66に設けられた一対のカム孔68,69に、各補助フィン33,35の伝達軸63,65を係合させているにすぎない(重ね合わせていない)。そのため、空調用レジスタの第1方向(車幅方向)における寸法を小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<伝達機構90について>
・この機構として、上記実施形態では、メインフィン31に設けられたアーム59及び伝達軸61と、カム部材66に設けられた長孔67とからなるものが採用されたが、これ以外の機構が採用されてもよい。
<カム部材66について>
・カム部材66における各カム孔68,69は、カム部材66を貫通していない溝部(カム溝)によって構成されてもよい。
<適用箇所について>
・本発明は、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所、例えばダッシュボードに設けられる空調用レジスタにも適用可能である。
・本発明の空調用レジスタは、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きを変更したり、吹き出しを遮断したりすることのできるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
<その他>
・本発明は、吹出口が縦長となるように配置される薄型の空調用レジスタにも適用可能である。この場合、上下方向が第1方向となり、車幅方向(左右方向)が第2方向となる。
10…ケース、20…通風路、21…第1壁部、22…第2壁部、28…軸、31…メインフィン、32,34,36…支軸、33,35…補助フィン、40…操作ノブ、60…連動機構、61…伝達軸(軸)、62,64…アーム、63,65…伝達軸(係合部)、66…カム部材(伝達部材)、67…長孔、68,69…カム孔(被係合部)、68A,69A…第1孔部(非伝達領域)、68B,69B…第2孔部(伝達領域)、90…伝達機構、A…空調用空気。

Claims (4)

  1. 第1方向に相対向する一対の第1壁部と、前記第1方向に直交する第2方向に相対向する一対の第2壁部とにより、前記第2方向よりも前記第1方向に長い筒状に形成され、内部空間を空調用空気の通風路として有するケースと、
    前記通風路内の前記第2壁部に接近した箇所で前記第1方向に延び、支軸により前記第1壁部に対し、前記第2方向への傾動可能に支持された一対の補助フィンと、
    前記両補助フィン間で前記第1方向に延び、支軸により前記第1壁部に対し、前記第2方向への傾動可能に支持されたメインフィンと、
    前記メインフィン及び前記両補助フィンの間に設けられ、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されたときには、前記メインフィンの上流端から遠い側の前記補助フィンを、その下流端が前記通風路の内側へ向けて迫り出すように前記第2壁部に対し傾斜させて前記空調用空気の向きを変える連動機構とを有し、
    前記連動機構は、前記補助フィン毎の前記支軸から偏倚した箇所に設けられた係合部と、前記補助フィン毎の前記係合部がそれぞれ係合される一対のカム孔又は一対のカム溝からなる一対の被係合部を有し、かつ前記第1壁部の外側に配置される板状の伝達部材と、前記メインフィンの前記支軸から偏倚した箇所に設けられ、かつ前記伝達部材に係合される軸からなり、前記メインフィンの傾動を前記伝達部材に伝達することにより、前記メインフィンに連動して前記伝達部材を傾動させる伝達軸とを備えることを特徴とする空調用レジスタ。
  2. 前記メインフィンの前記支軸には、該支軸から延びるアームを介して前記伝達軸が設けられ、
    前記補助フィン毎の前記支軸には、該支軸から延びるアームを介して前記係合部としての伝達軸がそれぞれ設けられ、
    前記伝達部材には、前記メインフィンの伝達軸が移動可能に係合される長孔が形成され、
    前記連動機構は、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されたときには、前記メインフィンの伝達軸を前記長孔内で移動させるとともに、傾動されたメインフィンの上流側から遠い側に位置する前記補助フィンの伝達軸を前記被係合部内で移動させることにより、前記伝達部材を傾動させて、該補助フィンの下流端が前記通風路の内側へ向けて迫り出すように前記第2壁部に対し傾斜させる請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記被係合部は、前記メインフィンが前記第2壁部に対し平行な状態から傾動されて前記伝達部材が傾動されるときに、該傾動を前記補助フィンに伝達する伝達領域と、該傾動を前記補助フィンに伝達しない非伝達領域により構成される請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記メインフィン上には、操作ノブが前記第1方向へのスライド可能に外嵌されており、
    前記メインフィンが前記第2壁部に対し、採り得る最大角度傾斜させられた状態では、前記操作ノブの一部が、同メインフィンの上流端から遠い側の前記補助フィンの下流側に位置する請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
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