JP6089790B2 - 車両用エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両用エンジンの吸気装置に関し、さらに詳しくは、エアクリーナへ低温な空気のみを供給できる車両用エンジンの吸気装置に関する。
従来、車両用エンジンの吸気ダクト構造としては、ラジエータの後方に配置されるエンジンの上方に配置されたエアクリーナに、インレットダクトを介して吸気ダクトが接続されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この吸気ダクトは、空気を導入する吸入口と、異物等を排出する排出口を備えている。インレットダクトは、吸気ダクトの中間の接続口で吸気ダクトに接続されている。吸気ダクトでは、吸入口がラジエータの上方に配置されている。このような吸気ダクトを搭載する車両では、吸気ダクトの吸入口に空気を導入する開口部をフロントバンパの上部または上方に設ける必要がある。また、この吸気装置では、吸気ダクトにおけるインレットダクトとの接続口(接続部)が排出口よりも高い位置に配置されている。
特開2007−308000号公報
しかしながら、車両前端部においてフロントバンパの上部や上方に開口部を設けた場合、車両空気抵抗係数(Cd値)が上がり、燃費の低下に繋がる虞がある。また、上記吸気ダクト構造では、吸気ダクトの接続口が排出口よりも高い位置に配置されているため、エンジンを一時停止した際に、エンジンルームの熱気が排出口から接続口に流れ易くなる。このため、車両を一時停止状態から再走行した際に、熱気がエアクリーナからエンジンへ流れてしまい、エンジンの出力性能が低下する虞がある。さらに、上記構造において、車両空気抵抗係数(Cd値)を小さくするために、空気を吸気ダクトの吸入口に導入する開口部をフロントバンパの車両上下方向中央部付近や下部に配置することが考えられる。車両が冠水路を走行した場合、路面に含まれる雨水や雨水に溜まった異物などが、吸入口から接続口に流入し易くなり、エアクリーナに設けられるフィルタエレメントの汚損や目詰まりが生じて、エンジンの出力性能が低下することが考えられる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、車両空気抵抗の低減を図りつつ、エアクリーナに低温な空気のみを吸引させて、エンジンの出力性能を高める、車両エンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の態様は、車両前部のエンジンルーム内に配置されたエンジンの上部近傍に配置されたエアクリーナに空気を取り入れる吸気ホースと、該吸気ホースに空気を取り入れるように接続された吸気ダクトと、を備えた車両用エンジンの吸気装置において、吸気ダクトは、車両前後方向の前端部にフロントバンパのバンパ開口部に向かって開口する吸入口と車両前後方向の後端部に吸入口よりも高い位置に配置されエンジンルーム内に向けて開口する排出口とを有する第1空気通路部と、該第1空気通路部の車両前後方向における中間部に形成されるとともに該第1空気通路部内を流れる空気の一部を吸気ホースへと流し込む空気取出口と、空気取出口から分岐して排出口よりも高い位置に配置される吸気ホースの上流端部まで延びる第2空気通路部と、を備え、第1空気通路部の中間部における内側底面を吸入口側から排出口側へ向けて直線状に延ばして車両前後方向の後方へ向かって斜め上方に傾斜する傾斜面とし、第1空気通路部における天井面のうち傾斜面に対向する領域に空気取出口を設け、第2空気通路部に空気の流れ方向で空気取出口から車両上方に延びつつ吸気ホースの上流端部側へ湾曲する湾曲部を設けたことを特徴とする。
上記態様としては、バンパ開口部は、フロントバンパの鉛直方向の中央部あるいは中央部よりも車両下方側に配置されることが好ましい。
上記態様としては、前記第1空気通路部の天井面における、前記傾斜面に対向する領域に、前記天井面から上方に向けて凸状に膨出する膨出部を形成し、該膨出部に前記空気取出口が形成されていることが好ましい。
上記態様としては、排出口は、空気取出口よりも高い位置に配置されていることが好ましい。
上記態様としては、エンジンの車両前後方向前側に過給機を配置し、吸気ダクトを過給機の車両前後方向前側に配置し、吸気ダクトの排出口が前記過給機に対向するように配置されることが好ましい。
上記態様としては、吸気ダクトを過給機よりもエンジンルームの車両幅方向の一方側にオフセットさせて、排出口をエンジンルームの車両幅方向の一方側から、車両幅方向の他方側に位置する過給機に向けて対向させ、エンジンルームの車両幅方向において、エアクリーナと吸気ホースとを排出口に対して過給機と反対側に配置させることが好ましい。
本発明によれば、車両空気抵抗の低減を図りつつ、エアクリーナに低温な空気のみを吸引させて、エンジンの出力性能を高める、車両エンジンの吸気装置を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置を搭載した車両前部の平面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置を搭載した車両前部の正面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置を搭載した車両前部の側面図である。 図4は、図1のIV−IV断面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置における吸気ダクトを、車両前後方向に沿って上下方向の平面で切断した状態を示す断面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置が搭載された車両前部の平面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る車両用エンジンの吸気装置の詳細を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
(吸気装置を搭載する車両側の構成)
図1〜図3に示すように、車両前部1の前端部には、フロントバンパ2が設けられている。車両前部1のエンジンルーム3には、エンジン4と、エアクリーナ5と、変速機6と、過給機7と、インタクーラ8と、を備えている。
図1および図2に示すように、エンジン4は、エンジンルーム3の略中央に配置されている。エアクリーナ5は、エンジン4の上部近傍(車両幅方向右側)に配置されている。変速機6は、エンジン4の車両幅方向左側に配置されている。過給機7は、エンジン4の車両前後方向の前側に配置されている。インタクーラ8は、エンジン4および過給機7の車両前後方向の前側に配置されている。
図1〜図3に示すように、エンジン4における車両前後方向の後側上部には、吸気マニホルド9が設けられている。エンジン4の車両前後方向の前側には、排気管10が接続されている。排気管10は、過給機7を経て車両後部の図示しないマフラーまで延びるように設けられている。エンジン4の車両前後方向の前側には、インタクーラ8が配置されている。
(吸気装置の構成)
エアクリーナ5には、吸気装置20が設けられている。吸気装置20は、吸気ホース11と、吸気ダクト12と、を備える。吸気ホース11は、エアクリーナ5に接続されている。この吸気ホース11は、エアクリーナ5に空気を取り入れる機能を有する。吸気ホース11の上流端部には、吸気ホース11に空気を取り入れる吸気ダクト12が接続されている。
図2および図3に示すように、エアクリーナ5は、フィルタエレメント5Aを内蔵している。図1および図3に示すように、エアクリーナ5には、空気を取り出すエアクリーナアウトレットパイプ13が接続されている。このエアクリーナアウトレットパイプ13の下流端は、過給機7を介在してインタクーラインレットパイプ14に接続されている。すなわち、エアクリーナアウトレットパイプ13から導入された空気は、過給機7を介してインタクーラインレットパイプ14の上流端に連通するようになっている。インタクーラインレットパイプ14の下流端は、インタクーラ8に接続されている。インタクーラ8には、インタクーラアウトレットパイプ15が接続されている。このインタクーラアウトレットパイプ15の下流端は、吸気マニホルド9に接続されている。
図3に示すように、吸気ダクト12は、第1空気通路部16と、この第1空気通路部16の中間部の天井面に形成された空気取出口16Aに連通する第2空気通路部17と、を備える。第1空気通路部16は、一方の端部(車両前後方向の前側端部)に吸入口16Bが形成され、他方の端部に排出口16Cが形成されている。図1に示すように、吸気ダクト12は、第1空気通路部16の吸入口16Bがフロントバンパ2に形成されたバンパ開口部2Aに連通するように配置されている。第1空気通路部16は、吸入口16Bから排出口16Cまでが車両後方に向かって斜め上方に延びるように配置されている。図2〜図4に示すように、バンパ開口部2Aは、フロントバンパ2の鉛直方向の中央部に配置されている。なお、バンパ開口部2Aは、フロントバンパ2の鉛直方向の中央部よりも車両下方側に配置されていてもよい。
図4に示すように、第1空気通路部16の内側底面には、空気取出口16A側から排出口16C側へ向けて、車両後方に向かって斜め上方に傾斜する傾斜部(傾斜面)16Dが形成されている。第1空気通路部16の天井面における、傾斜部16Dに対向する上側領域には、上方に向けて凸状に膨出する膨出部16Eが形成されている。上記空気取出口16Aは、この膨出部16Eに形成されている。
第2空気通路部17は、空気取出口16Aから上側へ向けて上端部である連通口17Aまで延びるように形成されている。連通口17Aは、第1空気通路部16の排出口16Cよりも車両上下方向上側に配置されて吸気ホース11の上流端部11Aに連通するように接続されている。第2空気通路部17は、空気取出口16Aから鉛直方向上側に延びつつ、車両後方へ湾曲する湾曲部17Bを有する。
(作用・効果)
図3および図4に示すように、本実施の形態に係る吸気装置20では、車両前端部のうち車両上下方向で比較的低い位置であるフロントバンパ2の鉛直方向の中央部あるいは中央部よりも下側に位置する領域(フロントバンパ2の鉛直方向下部)にバンパ開口部2Aを設けている。したがって、本実施の形態では、バンパ開口部2Aから吸気ダクト12内へ低温な空気を送り込む構造となっている。そのため、この吸気装置20では、フロントバンパ2の鉛直方向上部側や車両前端部の高い位置に吸気ダクト用の開口部を設ける必要がない。したがって、この吸気装置20を備えた車両では、走行中に車両に加わる空気抵抗係数(Cd値)を小さくでき、車両空気抵抗の低減を図ることができる。
図3および図4に示すように、このような吸気装置20では、車両が冠水路を走行した場合、空気(図中矢印E1で示す)や雨水や異物など(図中矢印Wで示す)がバンパ開口部2Aより吸入口16B内に導入される。本実施の形態では、車両が冠水路を走行したとしても、雨水や異物など(図中矢印Wで示す)が第1空気通路部16の排出口16Cから排出される。したがって、液体や異物など(図中矢印Wで示す)が排出口16Cよりも高い位置に配置される第2空気通路部17の下流側に浸入することを防ぐことができる。このため、エアクリーナ5に設けられるフィルタエレメント5Aが汚損したり、雨水に含まれる異物によって目詰まりを起こしたりすることを防止できる。
図3および図4に示すように、上記構造では、第2空気通路部17を第1空気通路部16の天井面に形成した空気取出口16Aから分岐させているため、重量のある雨水や異物は、第1空気通路部16の底面に沿って排出口16Cから排出される。その反面、液体(雨水)や異物よりも軽い空気(図3および図4中矢印E2で示す)は、第1空気通路部16の天井面側に沿って流れ易くなる。そのため、空気のみを空気取出口16Aを介して第2空気通路部17へ流すことができる。したがって、本実施の形態では、低温な空気のみをエアクリーナ5に送り込むことができる。
本実施の形態では、第1空気通路部16を吸入口16Bから排出口16Cへ車両後方に向かって斜め上方に延びるように形成している。このため、第1空気通路部16の底面に重量のある雨水や異物が当たることで、雨水や異物が自重によって吸入口16B側へ戻されて車両外部に排出されるようになっている。したがって、本実施の形態に係る吸気装置20では、エアクリーナ5側に低温な空気のみを流し込んで、かつ雨水や異物の浸入を防げるため、フィルタエレメント5Aの汚損や雨水に含まれる異物による目詰まりを防止できる。このため、本実施の形態に係る吸気装置20によれば、エンジン4の出力を高めることができる。このように、本実施の形態では、車両空気抵抗の低減とエンジン4の出力性能の向上との両方を同時に成し遂げることができる。
また、本実施の形態に係る吸気装置20では、車両が冠水路を走行し、バンパ開口部2Aおよび吸入口16Bが完全に冠水路に浸かってしまった場合、吸入口16Bよりも高い位置にある排出口16Cから空気を空気取出口16A側に吸い込むことができる。そして、このような場合、冠水路の雨水などでエンジンは冷却されるため、エンジン4周辺から供給される空気は比較的低温な空気である。したがって、この吸気装置20では、比較的高温な熱気が吸気ダクト12に浸入することはない。このため、少しでも多くの低温な空気をエアクリーナ5に送り込むことができ、エンジン4の出力性能を高めることができる。
本実施の形態に係る吸気装置20では、第1空気通路部16から第2空気通路部17へと雨水や異物が浸入したとしても、第2空気通路部17に設けた湾曲部17Bで重量のある雨水や異物を車両下方に落下させて、第1空気通路部16へ戻すことができる。万一、第2空気通路17の湾曲部17Bに雨水や異物が浸入したとしても、雨水や異物を湾曲部17Bの内周面に衝突させて、重量のある雨水や異物を車両下方に落下させて、第1空気通路部16に確実に戻すことができる。これによって、雨水や異物を吸気ホース11あるいはエアクリーナ5側に到達させ難くでき、エアクリーナ5の汚損や目詰まりを確実に防止できる。
本実施の形態では、膨出部16Eを形成することにより、空気取出口16Aと傾斜部16Dとの間の距離を拡大でき、傾斜部16Dから空気取出口16Aへと雨水や異物が浸入することを防止できる。また、膨出部16Eを設けたことで、空気取出口16Aの周面で一時的に空気の流速を落とすことができ、少しでも多くの低温な空気をエアクリーナ5側へ流し込むことができ、エンジン4の出力性能を高めることができる。そして、車両が一時停止や低速走行した場合、エンジンルーム3の熱気が吸気ダクト12の排出口16Cから浸入したとしても、熱気が空気取出口16Aへと届き難くすることができ、空気取出口16Aからエアクリーナ5へ熱気を吸引することを防止でき、エンジン4の出力性能を高めることができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る吸気装置20Aを構成する吸気ダクト12Aを示している。図5に示すように、本実施の形態では、排出口16Cの下端部の高さ位置H2が、吸気ダクト12Aの空気取出口16Aの上端部の高さ位置H1よりも長さhだけ高い位置に配置されている。本実施の形態に係る吸気ダクト12Aにおける他の構成は、上記した第1の実施の形態に係る吸気ダクト12の構成と同様である。
図5に示すように、本実施の形態では、上記構造によって、車両が一時停止や低速走行した場合、エンジンルーム3の熱気Gが吸気ダクト12の排出口16Cから浸入したとしても、熱気が空気取出口16Aへと届き難い。したがって、この吸気装置20Aでは、空気取出口16Aからエアクリーナ5へ熱気を吸引することを防止でき、エンジン4の出力性能を高めることができる。
[第3の実施の形態]
図6に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る吸気装置20Bを構成する吸気ダクト12Bは、過給機7よりもエンジンルーム3の車両幅方向の一方側(右側)にオフセットした位置に配置される。この吸気ダクト12Bでは、第1空気通路部16の排出口16Cが、エンジンルーム3の車両幅方向の一方側(図6における右矢印方向側)から車両幅方向の他方側に位置する過給機7に向けて対向するように設定されている。そして、本実施の形態では、エンジンルーム3の車両幅(左右)方向において、エアクリーナ5と吸気ホース11とが、第1空気通路部16の排出口16Cに対して過給機7と反対側(車両左右方向右側)に配置されている。
図6に示すように、本実施の形態では、第1空気通路部16を通過した空気を排出口16Cから過給機7に向けて集中的に吹きかけることができ、過給機7を冷却できる。図6中、矢印E3は、過給機7を冷却させた後の熱気を含んだ空気の流れを示している。このように、本実施の形態では、過給機7を冷却できるため、エンジンルーム3内の温度が過給機7の熱によって過剰に上昇することを防止できる。
また、本実施の形態では、過給機7を冷却できるため、エアクリーナ5に向かって流れる空気やエアクリーナ5からエンジン4に流れる空気の温度が過剰に上昇することを抑えることができ、エンジン4の出力性能を確実に高めることができる。そして、第1空気通路部16を通過した空気を過給機7に向かって吹きかけることで、過給機7から発せられる熱気の流れ(図6中、矢印E3で示す)を過給機7から、吸気ダクト12Bから車両幅方向に離れた他方の外側(つまり、エンジンルーム3の車両左右方向左側)に向けることができる。
そして、本実施の形態では、エアクリーナ5や吸気ホース11をエンジンルーム3の車両幅方向で排出口16Cに対して過給機7と反対側に配置したことで、エアクリーナ5や吸気ホース11を過給機7からの熱気から遠ざけることができる。これによって、エアクリーナ5や吸気ホース11内を流れる空気は、過給機7からの熱気に加熱されることがなくなる。したがって、この吸気装置20Bでは、低温な空気をエンジン4へ送り込むことができ、エンジン4の出力性能を確実に高めることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の設計変更が可能である。例えば、上記第1および第2の実施の形態では、インタクーラ9や過給機7を備える車両に本発明を適用したが、これらを備えない車両に本発明を適用しても勿論よい。
1 車両前部
2 フロントバンパ
2A バンパ開口部
3 エンジンルーム
4 エンジン
5 エアクリーナ
5A フィルタエレメント
7 過給機
11 吸気ホース
11A 上流端部
12 吸気ダクト
13 エアクリーナアウトレットパイプ
14 インタクーラインレットパイプ
15 インタクーラアウトレットパイプ
16 第1空気通路部
16A 空気取出口
16B 吸入口
16C 排出口
16D 傾斜部
16E 膨出部
17 第2空気通路部
17A 連通口
17B 湾曲部
20 吸気装置

Claims (6)

  1. 車両前部のエンジンルーム内に配置されたエンジンの上部近傍に配置されたエアクリーナに空気を取り入れる吸気ホースと、該吸気ホースに空気を取り入れるように接続された吸気ダクトと、を備えた車両用エンジンの吸気装置において、
    前記吸気ダクトは、車両前後方向の前端部にフロントバンパのバンパ開口部に向かって開口する吸入口と車両前後方向の後端部に前記吸入口よりも高い位置に配置され前記エンジンルーム内に向けて開口する排出口とを有する第1空気通路部と、
    該第1空気通路部の車両前後方向における中間部に形成されるとともに該第1空気通路部内を流れる空気の一部を前記吸気ホースへと流し込む空気取出口と、
    前記空気取出口から分岐して前記排出口よりも高い位置に配置される前記吸気ホースの上流端部まで延びる第2空気通路部と、を備え、
    前記第1空気通路部の前記中間部における内側底面を前記吸入口側から前記排出口側へ向けて直線状に延ばして車両前後方向の後方へ向かって斜め上方に傾斜する傾斜面とし、
    前記第1空気通路部における天井面のうち前記傾斜面に対向する領域に前記空気取出口を設け、
    前記第2空気通路部に空気の流れ方向で前記空気取出口から車両上方に延びつつ前記吸気ホースの上流端部側へ湾曲する湾曲部を設けた
    ことを特徴とする車両用エンジンの吸気装置。
  2. 前記バンパ開口部は、前記フロントバンパの鉛直方向の中央部あるいは該中央部よりも車両下方側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  3. 前記第1空気通路部の天井面における、前記傾斜面に対向する領域に、前記天井面から上方に向けて凸状に膨出する膨出部を形成し、該膨出部に前記空気取出口が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  4. 前記排出口は、前記空気取出口よりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  5. 前記エンジンの車両前後方向前側に過給機を配置し、前記吸気ダクトを前記過給機の車両前後方向前側に配置し、前記吸気ダクトの前記排出口が前記過給機に対向するように配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  6. 前記吸気ダクトを前記過給機よりも前記エンジンルームの車両幅方向の一方側にオフセットさせて、前記排出口を前記エンジンルームの車両幅方向の一方側から、車両幅方向の他方側に位置する前記過給機に向けて対向させ、
    前記エンジンルームの車両幅方向において、前記エアクリーナと前記吸気ホースとを前記排出口に対して前記過給機と反対側に配置させたことを特徴とする請求項に記載の車両用エンジンの吸気装置。
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