JP6088478B2 - テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 - Google Patents

テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6088478B2
JP6088478B2 JP2014218046A JP2014218046A JP6088478B2 JP 6088478 B2 JP6088478 B2 JP 6088478B2 JP 2014218046 A JP2014218046 A JP 2014218046A JP 2014218046 A JP2014218046 A JP 2014218046A JP 6088478 B2 JP6088478 B2 JP 6088478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
format data
table format
axis
auxiliary function
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014218046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085606A (ja
Inventor
智 金丸
智 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2014218046A priority Critical patent/JP6088478B2/ja
Priority to DE102015013556.2A priority patent/DE102015013556B4/de
Priority to US14/921,047 priority patent/US10394219B2/en
Priority to CN201510700415.4A priority patent/CN105549541B/zh
Publication of JP2016085606A publication Critical patent/JP2016085606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6088478B2 publication Critical patent/JP6088478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/414Structure of the control system, e.g. common controller or multiprocessor systems, interface to servo, programmable interface controller
    • G05B19/4144Structure of the control system, e.g. common controller or multiprocessor systems, interface to servo, programmable interface controller characterised by using multiplexing for control system
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/408Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by data handling or data format, e.g. reading, buffering or conversion of data
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32173Table, memory table with identification code for all parts to be used
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34085Software interpolator
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34328Cueing commands table
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、数値制御装置に関し、特に複数のテーブル形式データを重畳させて運転する数値制御装置に関する。
基準軸の運動に同期して各制御軸をそれぞれ同期して駆動制御する方法として、基準軸位置に対応して制御軸の位置情報をメモリ等に設けられたテーブル形式データに記憶しておき、このテーブル形式データに記憶された情報に基づいて、各制御軸を基準軸と同期運転するテーブル形式データによる運転機能は周知である。
テーブル形式データによる運転機能においては、時間、軸位置、あるいは主軸位置を基準にした軸の位置、あるいはMコード等の補助機能を設定したテーブル形式データをメモリ、またはネットワークで接続された記憶装置に格納しておき、テーブル形式データを順次読み出しながら各軸、および補助機能を制御している。
特許文献1及び2には、これらのテーブル形式データによる運転機能を利用したパステーブル運転機能、または電子カム制御といわれる数値制御装置が開示されている。これにより、加工プログラムにとらわれない自由な工具の動作が可能になり、加工時間の短縮や、加工の高精度化を実現できる。
また、テーブル形式データによる運転機能の応用技術として、特許文献3には、ねじ切り加工のようなサイクル動作において、所定量の切り込み動作と、同一加工パターンである加工サイクル動作とを分離し、切り込み動作を指令するテーブル形式データと、加工サイクル動作を指令するテーブル形式データの2つのテーブル形式データを記憶し、それぞれのテーブル形式データに記述された切り込み動作、および加工サイクル動作の移動量を算出し、重畳して各制御軸を駆動する技術が開示されている。図12は、切り込み動作を指令するメインテーブルデータから、加工サイクル動作を指令するサイクルテーブルデータを読み出して同時運転する例である。
この技術により、図13に示すように、切り込みながら同一加工サイクル動作を繰り返す切削サイクルにおいて、2つのテーブル形式データを用いて1つの制御軸を駆動し、切り込み動作と同一の加工サイクル動作を重畳させることができる。
特開昭59−177604号公報 特開2003−303005号公報 特開2006−289583号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術は同一加工サイクル中に限定した技術であり、切り込み動作用のテーブル形式データと、加工サイクル動作用のテーブル形式データを同時に運転し、それぞれの移動量を重畳することはできるが、加工サイクル以外の加工工程においては、1つの制御軸に対して1つのテーブル形式データしか運転することができない。図14は、メインテーブル処理とサイクルテーブル処理の関係図である。図に示すように、従来技術では切り込み動作を行うメインテーブルから、サイクル動作を行うサイクルテーブルを呼び出す必要があり、サイクルテーブルはメインテーブルに従属する形で実行される。
そのため、切り込み動作、および加工サイクル動作を行わない軸や主軸、補助機能では1つのテーブル形式データで制御する。軸、または主軸に関しては、軸の移動経路や補正量などを1つのテーブル形式データにまとめて記述するため、機械の個体差や経年劣化などにより、補正量の変更が必要になる場合があり、そのような場合には、1つのテーブル形式データに記述された座標値から、補正量に相当する移動量を抽出して修正しなければならないという問題があった。
また、従来のテーブル形式データによる運転では、1つのテーブル形式データで1種類の基準値しか指定できないため、時間基準、軸位置基準、主軸位置基準の中から1つの基準値を選択し、テーブル形式データを作成する。そのため、2つ以上の基準値に対応した指令を実行したい場合、例えば、時間、軸位置、主軸位置に応じて補助機能を出力したい場合であっても、時間基準のテーブル形式データを選択した際には、軸位置、主軸位置を基準時間に変換してテーブル形式データを作成する必要があるという問題があった。
そこで本発明の目的は、加工工程に関わらず、1つの軸、または主軸、または補助機能に対して、複数のテーブル形式データを同時に運転する数値制御装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、時間、軸位置、あるいは主軸位置を基準にして、各制御軸の位置、あるいは補助機能を指令するテーブル形式データを用いて、前記基準となる時間、軸位置あるいは主軸位置に同期して制御軸の位置、あるいは補助機能を制御する数値制御装置において、加工運転に用いる複数のテーブル形式データを選択するテーブル管理部と、前記テーブル管理部が選択した複数のテーブル形式データを読み出すテーブル読出部と、前記テーブル読出部が読み出した前記複数のテーブル形式データに基づいて、前記テーブル形式データにより制御される軸に対する分配補間データをそれぞれの前記テーブル形式データ毎に生成する分配処理部と、前記分配処理部が生成した複数の前記分配補間データを、前記制御軸毎に選択して重畳する選択重畳部と、前記重畳された分配補間データに基づいて前記制御軸の位置を制御するモータ制御部と、を備えたことを特徴とする数値制御装置である。
本願の請求項2に係る発明は、前記複数のテーブル形式データのうち少なくとも1つは異なる種類の基準が指定されており、前記分配処理部は、前記複数のテーブル形式データを、それぞれのテーブル形式データで指定される基準に基づいて分配補間データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載された数値制御装置である。
本願の請求項3に係る発明は、補助機能を指令する複数のテーブル形式データを解析し、それぞれのテーブル形式データで指定される基準に基づいて指令された補助機能を通知する補助機能制御部と、前記補助機能制御部から通知された補助機能を外部機器へ出力する補助機能出力部と、を更に備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置である。
本発明により、軸、または主軸では移動経路や補正量などを別々のテーブル形式データに記述し、運転するテーブル形式データを選択することで、それぞれの移動量を重畳することができる。また、時間、軸位置、主軸位置を基準にしたテーブル形式データを同時に運転することができ、1つの基準値に制限されることがなくなる。
本発明における複数のテーブル形式データを重畳する処理の概要について説明する図である。 本発明の実施の形態における数値制御装置の要部ブロック図である。 本発明の実施の形態における数値制御装置上で実行される処理の概略フローチャートである。 本発明の実施の形態における補助機能テーブルを扱う数値制御装置の要部ブロック図である。 本発明の実施の形態における補助機能テーブルを扱う数値制御装置上で実行される処理の概略フローチャートである。 本発明の実施の形態における異なる工作機械で同一のワークを加工する際に使用するテーブル形式データの例を示す図である。 本発明の実施の形態における工具変更後に工具径補正テーブル形式データを追加する例を示す図である。 従来技術におけるテーブル形式データをPCで修正する例である。 本発明の実施の形態におけるテーブル形式データをPCで修正する例である。 従来技術における異なる基準を用いた複数のテーブル形式データを1つのテーブル形式データに変換する例である。 本発明の実施の形態における異なる基準を用いた複数のテーブル形式データを用いる例である。 従来技術におけるテーブル形式データによるサイクル加工の概略図である。 従来技術におけるテーブル形式データによる重畳動作の例である。 従来技術におけるメインテーブル処理とサイクルテーブル処理の関係図である。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。最初に、本発明における複数のテーブル形式データの重畳運転の基本的な概要について説明する。
本発明では、加工条件に関わらず、1つの軸、または主軸、または補助機能に対して、複数のテーブル形式データを同時に運転する技術を提供する。メインテーブル、サイクルテーブルのような従属関係はなく、各テーブル形式データを独立して実行可能にする。
例えば、図1に示すように、本発明では、移動経路、補正量1、補正量2を別々のテーブル形式データで作成し、同時に運転することが可能になる。その結果として、1つの軸に対して3つのテーブル形式データの移動量を重畳することで、図1下に示すような動作を実現することができる。
本発明では、従来技術のようにテーブル間での依存関係はなく、それぞれのテーブル形式データを独立して実行する。従来技術におけるサイクル加工のようにメインテーブル、サイクルテーブルの取り決めはなく、メインテーブルからの呼び出しや終了指令は不要になる。また、1つの軸、または主軸、または補助機能に対して、2つ以上のテーブル形式データを同時に運転可能にする。
本発明では、従来技術と同様に、テーブル形式データの運転開始時に初期化した共通の基準値カウンタを用いて、1つの軸、または主軸、または補助機能に対して運転する複数のテーブル形式データ間の同期を実現する。基準は、時間基準、軸位置基準、主軸位置基準が選択可能で、時間、軸位置、主軸位置に同期した動作を実現する。なお、図1に示した例は時間に同期した例である。
図2は、本発明の一実施の形態における数値制御装置の要部ブロック図である。数値制御装置100は、テーブル管理部110、テーブル読出部120、分配処理部130、選択重畳部140、モータ制御部150を備えている。
テーブル管理部110は、メモリ(図示せず)、または記憶装置(図示せず)などに格納されている複数のテーブル形式データを管理しており、加工運転に際して当該運転で実行されるテーブル形式データを選択し、テーブル読出部に通知する。
テーブル読出部120は、テーブル管理部110に通知された複数のテーブル形式データをメモリ、または記憶装置から順次読出して、分配処理部130へと出力する。
分配処理部130は、テーブル読出部が出力した複数のテーブル形式データを受け取り、それぞれのテーブル形式データで指令されている移動量を分配周期毎に各軸可動部へ指令する移動量へと分配し、分配結果を格納する。また、分配結果の各軸への選択条件、および重畳条件の設定を行い、選択重畳部140へと通知する。
選択重畳部140は、分配処理部130から通知されたそれぞれの分配結果を、対象となるモータなどの駆動軸毎に選択、重畳し、モータ制御部150へと通知する。
そして、モータ制御部150は、選択重畳部から通知された移動量でモータを駆動する。
図3は、本発明の一実施の形態における数値制御装置100上で実行される処理の概略フローチャートである。
●[ステップSA01]テーブル管理部110は、加工運転が開始されると管理している複数のテーブル形式データから加工運転で実行される複数のテーブル形式データを選択し、該テーブル形式データの識別情報をテーブル読出部120に通知する。
●[ステップSA02]テーブル読出部120は、テーブル管理部110から通知された複数のテーブル形式データの識別情報に基づいて、メモリ、または記憶装置から各テーブル形式データを順次読み出す。
●[ステップSA03]分配処理部130は、テーブル読出部が出力した複数のテーブル形式データを受け取り、それぞれのテーブル形式データで用いられている時間基準、軸位置基準、主軸位置基準などの基準に合わせて分配処理の基準値を更新する。
●[ステップSA04]分配処理部130は、各テーブル形式データで指令されている移動量を、それぞれステップSA03で更新した基準値に基づいて分配周期毎に各軸可動部へ指令する移動量へと分配する。分配処理は、テーブル形式データ毎に実行される。
●[ステップSA05]ステップSA04で分配処理された結果を、それぞれのテーブル形式データ毎に格納する。
●[ステップSA06]ステップSA05で格納された複数の分配結果について、いずれの分配結果をいずれのモータへと出力し、いずれの分配結果を重畳するのか、選択条件、重畳条件を設定する。
●[ステップSA07]選択重畳部140は、ステップSA06で設定された選択条件、重畳条件に基づいて、格納されている複数の分配結果の出力先の選択と、重畳を行い、各モータの分配移動量を算出する。
●[ステップSA08]モータ制御部150は、ステップSA07で算出された分配移動量に基づいて各モータを駆動する。
●[ステップSA09]テーブル形式データが終了したか否かを判定する。終了している場合にはステップSA10へ進み、データが残っている場合にはステップSA03へ戻る。
●[ステップSA10]加工運転が終了したか否かを判定する。加工運転が終了した場合には本処理を終了し、終了していない場合にはステップSA01へ戻る。
図2,3により説明した数値制御装置100では、1つ軸、または主軸に対して運転する複数のテーブル形式データ間の同期を実現できるが、本発明では、1つ軸、または主軸に加え、更に補助機能に対して運転する複数のテーブル形式データ間の同期を実現することも可能である。
図4は、本発明の一実施の形態における補助機能テーブルを扱う数値制御装置の要部ブロック図であり、前記分配処理部130、前記選択重畳部140、および前記モータ制御部150とは別に、補助機能制御部160と補助機能出力部170とを備えることを特徴とする。
補助機能制御部160では、テーブル読出部120が出力した複数のテーブル形式データを受け取り、それぞれのテーブル形式データで用いられている時間基準、軸位置基準、主軸位置基準の基準に合わせて、補助機能の出力判定を行う基準値を更新する。更新した基準値がテーブル形式データで指令された基準値に到達した場合は、出力する補助機能を抽出して補助機能出力部170に通知する。補助機能出力部170では、補助機能制御部160から通知された補助機能をPMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)へ出力する。
本ブロック図では、信号制御を行う補助機能としてPMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)へ出力する例を示したが、テーブル形式データで指令されたコメント文を補助機能として表示機器へ出力することも本技術により実現できる。
図5は、本発明の一実施の形態における補助機能テーブルを扱う数値制御装置100上で実行される処理の概略フローチャートである。
●[ステップSB01]テーブル管理部110は、加工運転が開始されると管理している複数のテーブル形式データから加工運転で実行される複数のテーブル形式データを選択し、該テーブル形式データの識別情報をテーブル読出部120に通知する。
●[ステップSB02]テーブル読出部120は、テーブル管理部110から通知された複数のテーブル形式データの識別情報に基づいて、メモリ、または記憶装置から各テーブル形式データを順次読み出す。
●[ステップSB03]テーブル読出部120で、読み出したテーブルの種類を判別する。読み出したテーブル形式データが軸を制御するテーブル形式データである場合はステップSB04へ進み、補助機能を制御するテーブル形式データである場合にはステップSB10へ進む。
●[ステップSB04]分配処理部130は、テーブル読出部が出力した複数のテーブル形式データを受け取り、それぞれのテーブル形式データで用いられている時間基準、軸位置基準、主軸位置基準などの基準に合わせて分配処理の基準値を更新する。
●[ステップSB05]分配処理部130は、各テーブル形式データで指令されている移動量を、それぞれステップSB04で更新した基準値に基づいて分配周期毎に各軸可動部へ指令する移動量へと分配する。分配処理は、テーブル形式データ毎に実行される。
●[ステップSB06]ステップSB05で分配処理された結果を、それぞれのテーブル形式データ毎に格納する。
●[ステップSB07]ステップSB06で格納された複数の分配結果について、いずれの分配結果をいずれのモータへと出力し、いずれの分配結果を重畳するのか、選択条件、重畳条件を設定する。
●[ステップSB08]選択重畳部140は、ステップSB07で設定された選択条件、重畳条件に基づいて、格納されている複数の分配結果の出力先の選択と、重畳を行い、各モータの分配移動量を算出する。
●[ステップSB09]モータ制御部150は、ステップSB08で算出された分配移動量に基づいて各モータを駆動する。
●[ステップSB10]補助機能制御部160で、それぞれのテーブル形式データで用いられている時間基準、軸位置基準、主軸位置基準の基準に合わせて、補助機能の出力判定を行う基準値を更新する。
●[ステップSB11]更新した基準値がテーブル形式データで指令された基準値に到達した場合は、出力する補助機能を抽出して補助機能出力部170に通知する。
●[ステップSB12]補助機能出力部170で、補助機能制御部160から通知された補助機能を外部機器へ出力する。
●[ステップSB13]テーブル形式データが終了したか否かを判定する。終了している場合にはステップSB14へ進み、データが残っている場合にはステップSB03へ戻る。
●[ステップSB14]加工運転が終了したか否かを判定する。加工運転が終了した場合には本処理を終了し、終了していない場合にはステップSB01へ戻る。
以下に、本実施の形態における数値制御装置100における複数のテーブル形式データを用いた加工運転の例を示す。
<補正用テーブル形式データを用いた例>
一般に、同一部品を加工する2つの工作機械であっても、機械間の個体差によって加工精度に差が生じることがある。その際、本実施の形態の数値制御装置100を用いる場合、加工の基本となる工具の移動経路を制御するテーブル形式データは共通で使用し、補正量を制御するテーブル形式データを工作機械ごとに作成することで対応することができる。工具の移動経路を制御するテーブル形式データは変更する必要が無いため、テーブル形式データの修正が容易になり、段取り時間の短縮が図れる。
異なる工作機械1、工作機械2において、同一のワークを加工する際に使用するテーブル形式データの例を図6に示す。工作機械1、工作機械2ともに同一のワークを加工するため、基本となる工具の移動経路を制御するテーブル形式データは共通で、どちらもテーブル1を使用する。工作機械1、工作機械2の間で、機械の個体差により必要な補正量は、工作機械1ではテーブル2、工作機械2ではテーブル3に記述することで、工具の移動経路を制御するテーブル1は修正することなく、補正量を記述したテーブル2、およびテーブル3をそれぞれ修正するだけでよく、テーブル形式データの修正が簡単になる。
また、同一の工作機械においても、対象とするワークの素材や、工具状態、加工条件に応じて、補正量を制御するテーブル形式データの選択、重畳が可能になるため、工具の移動経路、および機械設計誤差による補正量はそのまま使用できる。
図7では、ワークを変更したことにより、別の工具を選択した際の工具径補正の追加を例に示す。工具を変更しても工具の移動経路、および機械設計誤差による補正量は変わらないため、テーブル1、テーブル2は共通で使用する。ワークBを加工する際には、選択した工具に応じた工具径の補正量を制御するテーブル3を追加するだけでよい。対象となるワークごとにテーブル形式データを作成する必要がなく、選択した工具に応じて補正量を制御するテーブル形式データを追加するだけでいいため、テーブル容量の削減も実現できる。
また、数値制御装置に接続したPCでテーブル形式データを修正する場合、従来のテーブル形式データによる運転では1部分の補正量の修正であっても、移動経路、補正量を含めたテーブル形式データを転送していた。そのため、転送する容量が大きく、転送時間が長くなる欠点があった。本実施の形態の数値制御装置100では、修正が必要な補正量に関して、対象となる補正用テーブル形式データの転送のみ行えばよいため、転送時間の短縮に効果がある。
PCと数値制御装置を接続し、PCでテーブル形式データを修正する場合の従来例を図8に示す。数値制御装置に格納されたテーブル1をPCに転送し、PCでテーブル1を修正した後、数値制御装置に転送する。この際、移動経路、補正量などを1つのテーブル形式データに記述する従来技術では、補正量を修正する場合であっても、転送するデータ量はテーブル1のサイズ(図の例では2MB)となる。
これに対して、本発明の技術を使用した場合、補正量を修正する場合なら、対象のテーブル形式データのみを転送すればよいため、転送するデータ量は図9に示すようにテーブル2のサイズ(1MB)となる。このことから、転送するデータ量が少なく、効率的にテーブル形式データを修正できることが分かる。
<異なる基準値を用いたテーブル形式データの例>
本実施の形態の数値制御装置100では、1つの軸、または主軸、または補助機能に対して、複数のテーブル形式データを運転できることにより、異なる基準値でテーブル形式データを作成することが可能になる。
補助機能で、時間、軸位置、主軸位置に応じてMコードを出力する例を以下に示す。従来のテーブル形式データによる運転では、1つのテーブル形式データしか運転できないため、時間基準のテーブル形式データを選択した場合には、軸位置、主軸位置を基準時間に変換する必要がある。
図10に示すように、テーブル形式データの運転開始からL1000の基準時間でM20を出力し、X軸が座標値100.0、主軸が座標値270.0に到達したら、それぞれM30、M40のMコードを出力する。時間基準のテーブル形式データを選択した場合は、オペレータは、X軸が座標値100.0に到達する時間(図ではL2000)、および主軸が座標値270.0に到達する時間(図ではL3000)を計算し、時間基準のテーブル形式データに記述しなければならない。
これに対して、本発明の技術を使用した場合、オペレータはそれぞれのテーブル形式データを作成する際に1つの基準値にまとめる必要はなく、図11に示す3つのテーブル形式データでそれぞれ時間基準、軸位置基準、主軸位置基準を選択することができるため、テーブル形式データの作成が容易になる。
100 数値制御装置
110 テーブル管理部
120 テーブル読出部
130 分配処理部
140 選択重量部
150 モータ制御部
160 補助機能制御部
170 補助機能出力部

Claims (3)

  1. 時間、軸位置、あるいは主軸位置を基準にして、各制御軸の位置、あるいは補助機能を指令するテーブル形式データを用いて、前記基準となる時間、軸位置あるいは主軸位置に同期して制御軸の位置、あるいは補助機能を制御する数値制御装置において、
    加工運転に用いる複数のテーブル形式データを選択するテーブル管理部と、
    前記テーブル管理部が選択した複数のテーブル形式データを読み出すテーブル読出部と、
    前記テーブル読出部が読み出した前記複数のテーブル形式データに基づいて、前記テーブル形式データにより制御される軸に対する分配補間データをそれぞれの前記テーブル形式データ毎に生成する分配処理部と、
    前記分配処理部が生成した複数の前記分配補間データを、前記制御軸毎に選択して重畳する選択重畳部と、
    前記重畳された分配補間データに基づいて前記制御軸の位置を制御するモータ制御部と、
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記複数のテーブル形式データのうち少なくとも1つは異なる種類の基準が指定されており、
    前記分配処理部は、前記複数のテーブル形式データを、それぞれのテーブル形式データで指定される基準に基づいて分配補間データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載された数値制御装置。
  3. 補助機能を指令する複数のテーブル形式データを解析し、それぞれのテーブル形式データで指定される基準に基づいて指令された補助機能を通知する補助機能制御部と、
    前記補助機能制御部から通知された補助機能を外部機器へ出力する補助機能出力部と、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置。
JP2014218046A 2014-10-27 2014-10-27 テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 Active JP6088478B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218046A JP6088478B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置
DE102015013556.2A DE102015013556B4 (de) 2014-10-27 2015-10-20 Mit tabellenformatierten daten funktionierende numerische steuerung
US14/921,047 US10394219B2 (en) 2014-10-27 2015-10-23 Numerical controller operating from table-format data
CN201510700415.4A CN105549541B (zh) 2014-10-27 2015-10-26 基于表格形式数据进行运转的数值控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218046A JP6088478B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085606A JP2016085606A (ja) 2016-05-19
JP6088478B2 true JP6088478B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=55698606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014218046A Active JP6088478B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10394219B2 (ja)
JP (1) JP6088478B2 (ja)
CN (1) CN105549541B (ja)
DE (1) DE102015013556B4 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109308131A (zh) * 2018-08-24 2019-02-05 无锡加简软件开发有限公司 一种开槽机输入方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59177604A (ja) 1983-03-28 1984-10-08 Fanuc Ltd 数値制御方法
DE69206229T2 (de) * 1991-08-26 1996-03-28 Toshiba Kawasaki Kk Vorrichtung zum Tragen und zur linearen Bewegung eines Objektes.
JPH05282021A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Fanuc Ltd Nc工作機械の加工条件生成方式
US5492440A (en) * 1993-05-18 1996-02-20 U.S. Philips Corporation Apparatus for movement of an object
EP0625739B1 (en) * 1993-05-18 1999-08-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Apparatus for movement of an object
JPH07136906A (ja) * 1993-11-17 1995-05-30 Brother Ind Ltd 数値制御装置
JPH08137537A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Hitachi Techno Eng Co Ltd 制御指令生成装置
JP3352986B2 (ja) 1999-12-17 2002-12-03 スター精密株式会社 工作機械の駆動制御装置
JP3671020B2 (ja) 2002-04-09 2005-07-13 ファナック株式会社 数値制御装置
US7003373B2 (en) 2002-09-27 2006-02-21 Siemens Aktiengesellschaft Method and device for numerical control
DE10343809B4 (de) * 2002-09-27 2018-03-15 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur numerischen Steuerung
JP4311349B2 (ja) * 2003-03-17 2009-08-12 三菱電機株式会社 数値制御システム
JP4233540B2 (ja) * 2005-04-13 2009-03-04 ファナック株式会社 テーブル形式データを用いて各軸モータを駆動する数値制御装置
JP4299805B2 (ja) * 2005-04-25 2009-07-22 ファナック株式会社 テーブル形式データを用い工具補正を行う数値制御装置
US8954185B2 (en) * 2008-03-26 2015-02-10 Haas Automation, Inc. Cut optimization system and method
CN101623867B (zh) * 2008-07-11 2010-12-01 中国科学院沈阳自动化研究所 一种使机器人高精度跟踪指定路径的设备和方法
EP2156914A1 (en) * 2008-08-19 2010-02-24 Arnout De Lille A control system and associated method for cutting
WO2011104757A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 三菱電機株式会社 数値制御装置
JP5172990B2 (ja) * 2011-05-06 2013-03-27 ファナック株式会社 テーブル形式データによる運転機能を備えた数値制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160116902A1 (en) 2016-04-28
CN105549541A (zh) 2016-05-04
JP2016085606A (ja) 2016-05-19
CN105549541B (zh) 2018-09-11
US10394219B2 (en) 2019-08-27
DE102015013556B4 (de) 2020-10-22
DE102015013556A1 (de) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5192578B2 (ja) 加工プログラムの移動経路を修正する機能を備えた数値制御装置
US20160091886A1 (en) Numerical control device
US10108170B2 (en) Numerical controller performing reciprocal turning in complex fixed cycle
JP6122046B2 (ja) 加工サイクルの部分修正が可能な数値制御装置
JP5860072B2 (ja) ねじ切り中のびびりの発生を抑制する機能を備えた数値制御装置
JP6382865B2 (ja) 加工時間予測装置
JP6378233B2 (ja) 固定サイクルにおける余りステップの順序変更もしくは再分配による高速化機能を備えた数値制御装置
JP6174652B2 (ja) 加工エリアの大きさによるパラメータの自動選定機能を有する数値制御装置
JP5785224B2 (ja) 5軸加工機を制御する数値制御装置
JP6088471B2 (ja) 加工動作の調整を容易にする数値制御装置
JP5792254B2 (ja) 休止点が指定可能な数値制御装置
JP2007245247A (ja) プログラム確認機能を有する機械
JP6088478B2 (ja) テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置
JP5890472B2 (ja) 周期動作サイクルに同期した重畳サイクルを重畳させる機能を有する数値制御装置
JP6235457B2 (ja) テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置
JP5638053B2 (ja) ワイヤ放電加工機の制御装置、ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法
JP6077601B2 (ja) 加工プログラムのサイクルタイムを短縮する数値制御装置
JP6356658B2 (ja) プレスの調整が容易な数値制御装置
JP6352891B2 (ja) 切りくずを細断するための筋加工の固定サイクル動作制御を行う数値制御装置
JP5752213B2 (ja) テーブル形式データで複数の指令を同時に実行する機能を備えた数値制御装置
JP6121981B2 (ja) 加工時に使用した変数値を埋め込んだ変数確認用ncプログラムの作成機能を備えた数値制御装置
JP6457418B2 (ja) 加工プログラム作成装置
CN105911961A (zh) 进行抑制位置偏差过大的速度控制的数值控制装置
JP6396275B2 (ja) テーブル形式データによる運転のオーバラップを行う数値制御装置
JP6203780B2 (ja) テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6088478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150