JPH07136906A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH07136906A
JPH07136906A JP5288215A JP28821593A JPH07136906A JP H07136906 A JPH07136906 A JP H07136906A JP 5288215 A JP5288215 A JP 5288215A JP 28821593 A JP28821593 A JP 28821593A JP H07136906 A JPH07136906 A JP H07136906A
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JP
Japan
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execution
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value
axis
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JP5288215A
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English (en)
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Akimoto Yasuda
商基 安田
Koichi Yasumoto
孝一 安本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4155Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのような順序で指令がプログラムされてい
ても、高い加工精度を維持しつつ加工時間を短縮化でき
る数値制御装置を提供する。 【構成】 S1においてNCプログラムより所定ブロッ
クの読み込みが終了したかを判断し、読み込みが終了し
ていなければS2に進み1ブロックの読み込みを行うと
ともに指令種類の解析を行う。そして、S3に進み指令
の種類に対応させて指令実行前と指令実行後とのインポ
ジション値をRAMに記憶する。そして記憶された指令
実行前インポジション値が小である事を判断し(S
4)、1つ前の指令実行後インポジション値を小に書き
換える。それから指令の実行を開始する(S8、S
9)。そして、現在の指令の実行を終了する際に、現在
の位置が設定された指令実行後インポジション値内であ
ることを確認する(S10)。その後、次の指令につい
ての処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御装置に関し、
特に指令の種類に応じてインポジション値を変えること
により高速加工を行う数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置においては、ワークに対し
工具が進む経路をNCプログラムによって指定し、該N
Cプログラムに従って工作機械などを制御して加工を行
う。この際に、数値制御装置はNCプログラムの1ブロ
ックを読みとって、当該ブロックでの指令が位置決めや
切削などの移動指令であると、当該ブロックでの指令に
従って、各軸のサーボモータを駆動し、位置決めまたは
切削などの加工を行わせる。この時、当該ブロックで指
令された位置に達したか否かは、各軸のサーボモータを
駆動するサーボ回路内のエラーレジスタの値が所定値幅
内にあるか否か、すなわち、インポジション値内にある
か否かにより判断し、インポジション値内であると次の
ブロックの処理を開始する。これによってNCプログラ
ムで指定した形状の加工を行うものである。
【0003】このインポジション値は、予め設定される
値であり、移動の際に小さな値が設定されている場合に
は、インポジション値内に納まるまでに時間がかかり
(即ち、サーボモータにおいては、目標位置に停止する
際に通常一旦目標位置を通り過ぎるまで回転してから、
逆転し、この正回転と逆回転を繰り返すことにより目標
位置に収束する、このため小さなインポジション値が設
定されている場合には収束に長い時間がかかる)、加工
時間は長くなるが位置精度は向上する。他方、インポジ
ション値に大きな値が設定されている場合には、インポ
ジション値内に収束する時間が短くなり、次のブロック
での指令の処理に素早く移れる反面、位置決め精度が低
下する。
【0004】このため、数値制御装置において、上記イ
ンポジション値として大きな値と小さな値と2種類用意
して、位置精度を必要とする場合には小さなインポジシ
ョン値を用い、また、高い位置精度を必要としない場合
には大きなインポジション値を用いることにより、加工
精度を維持しつつ加工時間の短縮化を図った技術が特開
昭63−206804号に示されている。この技術にお
いては、現在のブロックと次のブロックの移動指令の組
み合わせを判断することにより、小さなインポジション
値を用いるか、大きなインポジション値を用いるかを決
定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、提案さ
れた特開昭63−206804号においては、現在のブ
ロックと次のブロックとの移動指令の組み合わせを判断
してインポジション値を決定するため、移動指令のブロ
ックの次に、実行時間の極めて短い非移動指令(例えば
クーラントオン)のブロックが置かれている場合には、
次のような事態が発生した。
【0006】先ず、図5(A)に示すように、現在処理
中のブロックが移動指令(位置決めXY)で、次に続く
ブロックが非移動指令(クーラントオン)で、更にその
次に移動指令(切削Z)が置かれている場合を例に挙げ
る。ここで、現在処理中のブロックが移動指令(位置決
めXY)のときに上記の技術においては、現在のブロッ
クのインポジション値をこの組み合わせ(即ち、位置決
めXYと、次のクーラントオン)に基づいて決定してい
た。仮に、位置決めの移動指令と、非移動指令(クーラ
ントオン)との組み合わせに基づき大きなインポジショ
ン値を決定したとすると、図5(A)に示すように時間
aにおいてクーラントがオンされ、クーラントオンの時
間は短いため時間bにおいて直ちに切削Zが開始され
る。図中に示されているように時間bでは位置決めXY
の指令に基づき移動中であり、XY軸の位置決めが正確
になされいない。このため位置が不正確なままZ軸の切
削が開始され加工精度が劣化するという問題が生じる。
【0007】そこで、例えば、上記の位置決めの移動指
令と、非移動指令(クーラントオン)との組み合わせに
小さなインポジション値を決定したとすると、図5
(A)に示す例のように非移動指令の後に切削指令が置
かれている場合には対応し得るが、この非移動指令の後
に位置決め指令が置かれている場合には下記の問題が生
じる。即ち、図5(B)に示すように小さなインポジシ
ョン値を用いた場合には、位置決めXYの指令に基づき
時間cまでかかって正確に位置決めを行うが、この例の
ようにクーラントオンの次の指令も位置決め指令(位置
決めZ)の場合には、位置精度を必要としないのに時間
cまでかけてXY軸を完全に停止させてからZ軸の位置
決め処理を開始する。このため、加工時間t2が長くな
るという問題が生じる。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、どのような順序で種々の指令が
プログラムされていても、高い精度を維持しつつ加工時
間を短縮できる数値制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の数値制御装置は、NCプログラムを複数ブロ
ック読み込む指令読み込み手段と、前記指令読み込み手
段にて読み込まれた指令の種類に対応させて、指令実行
前と指令実行後とのインポジション値を記憶するインポ
ジション値記憶手段と、前記インポジション値記憶手段
に記憶された指令実行前インポジション値が小であると
きに前記指令読み込み手段にて読み込まれた指令の1つ
前の前記インポジション値記憶手段の指令実行後インポ
ジション値を小に書き換える前指令実行後インポジショ
ン値書換え手段と、現在の位置が設定されたインポジシ
ョン値内にあるか否かを判断するためのインポジション
判断手段と、指令実行時に前記インポジション値記憶手
段に記憶された指令実行後インポジション値を前記イン
ポジション判断手段に設定するインポジション値設定手
段と、指令の実行を終了し、次の指令の実行へ移行する
際に、現在の位置が前記インポジション判断手段に設定
された指令実行後のインポジション値内にいることを確
認する実行後インポジション確認手段とを有する。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の数値制御装置は、
指令読み込み手段がNCプログラムを複数ブロック読み
込む。そして、インポジション値記憶手段が前記指令読
み込み手段にて読み込まれた指令の種類に対応させて、
指令実行前と指令実行後とのインポジション値を記憶す
る。そして、前指令実行後インポジション値書換え手段
が、前記インポジション値記憶手段に記憶された指令実
行前インポジション値が小であるときに前記指令読み込
み手段にて読み込まれた指令の1つ前の前記インポジシ
ョン値記憶手段の指令実行後インポジション値を小に書
き換える。また、インポジション判断手段は現在の位置
が設定されたインポジション値内にあるか否かを判断す
る。そして、インポジション値設定手段が指令実行時に
前記インポジション値記憶手段に記憶された指令実行後
インポジション値を前記インポジション判断手段に設定
する。そして、実行後インポジション確認手段が指令の
実行を終了し、次の指令の実行へ移行する際に、現在の
位置が前記インポジション判断手段に設定された指令実
行後のインポジション値内にいることを確認する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の1実施例に係る数値制御
装置50のブロック図である。数値制御装置50は、制
御を行うCPU60、数値制御装置50の全体の管理プ
ログラムなどを記憶したROM51、後述する各軸毎の
実行前インポジション値及び実行後インポジション値な
どのデータを一時記憶するために利用されるRAM5
2、加工を行うためのNCプログラム及び後述する各指
令種類に対しての各軸毎の実行前と実行後に必要なイン
ポジション設定値からなるインポジションテーブル20
などのパラメータを記憶する不揮発性メモリ53、デー
タや前記パラメータなどを入力するためのCRT表示装
置付きデータ入力装置(CRT/MDI)54、クーラ
ントオン/オフなどの補助機能実行に際して外部に対し
て信号を出力する外部I/O59、工作機械などの機械
の各軸のサーボモータMX、MY、MZを駆動するサー
ボ回路57X、57Y、57Zを接続するサーボインタ
ーフェース55からなり、これら装置がバス56で接続
されている。
【0013】なお、本実施例では、機械はX、Y、Z軸
の3軸が制御される例を記しており、各軸のサーボ回路
57X、57Y、57Z内のエラーレジスタ58X、5
8Y、58Zには、サーボインターフェース55を介し
て、各軸に分配されたパルスが入力されるようになって
おり、また、各軸のサーボモータMX、MY、MZに設
けられた位置検出器PX、PY、PZからのフィードバ
ックパルスが前記エラーレジスタ58X、58Y、58
Zにそれぞれ入力され、該エラーレジスタ58X、58
Y、58Zの値が「0」になるように制御され、位置決
めされるようになっている。また各エラーレジスタ58
X、58Y、58Zの値、すなわちエラー量εx、ε
y、εzはサーボインターフェース55に入力され、エ
ラー量を検出できるようになっている。なお、サーボ回
路は周知のものであり、ここでは本発明に関係する必要
部分のみを示す。
【0014】次に、本実施例の動作原理について説明す
る。
【0015】前述したように、従来技術に係るインポジ
ション値を可変にする方法においては、現在の移動指令
の種類と、次の移動指令の種類とを比較して、現在の指
令終了時のインポジション値を大きくするか、あるいは
小さくするかを決定していた。これに対し本実施例にお
いては、現在の指令の種類と次の指令の種類との比較は
行わず、現在の指令のみに基づいてインポジション値を
決定する。この際に実行後におけるインポジション値の
みでなく、更に実行前におけるインポジション値をも定
め、指令読み込み時にこの実行前インポジションが小で
ある時は読み込まれた指令の1つ前の指令実行後インポ
ジションの値を小に書き換える。そして、指令実行終了
時にはこの指令実行後インポジション値内に位置してい
ることを確認してから次の指令の実行に移る。この指令
実行前と指令実行後におけるインポジション値は、不揮
発性メモリ53に図2に示されるインポジションテーブ
ル20として保持されている。
【0016】このインポジションテーブル20の設定値
は次の基準に基づき定められている。自動運転中におい
てインポジションを小さくしなければならないのは、次
の条件(A)、(B)、(C)の場合である。また、本
実施例では小さいインポジション値を10ミクロン、大
きなインポジション値を1000ミクロンとしている。
【0017】条件(A) 1軸のみの切削指令について
は、指令された軸以外の軸に対して実行前インポジショ
ン値、全軸に対して実行後インポジション値(インポジ
ションテーブル20における、指令種類−切削、軸の組
み合わせ−Xのみ、Yのみ、Zのみ)。
【0018】条件(B) 2軸以上の切削指令について
は、全軸に対して実行前と実行後のインポジション値
(インポジションテーブル20における、指令種類−切
削、軸の組み合わせ−その他)。
【0019】条件(C) ロボットなどワーク交換装置
へのワーク交換の補助機能指令については、全軸に対し
て実行前のインポジション値(インポジションテーブル
20における、指令種類−補助機能ワーク交換)。
【0020】上記の条件について例を挙げて説明をすれ
ば、条件(A)について例えば、切削Zの場合、これか
らZ軸の移動を開始するので、XY軸さえ正確であれば
実行前のZ軸の位置はそれほど正確でなくてもよい。こ
のためZ軸については1000ミクロンの値(大)が、
XY軸については10ミクロンの値(小)が設定されて
いる。しかし、実行後は全軸が正確な位置にないと不良
ワークを加工する原因となるためX、Y、Z軸共に10
ミクロンの値が設定されている。条件(B)について
は、例えば切削XYの場合であり、実行前、実行後とも
に全軸が正確な位置でないと不良ワークを加工すること
になる。このためX、Y、Z軸共に10ミクロンの値が
設定されている。条件(C)は補助機能指令実行によ
り、指令されたMコードを外部I/O59を介してロボ
ットなどのワーク交換装置に伝え、ワーク交換を行うも
のであり、実行前は全軸が正確な位置でないとワーク交
換装置が破壊する可能性がある。このため実行前のイン
ポジション値としてX、Y、Z軸共に10ミクロンが設
定されている。
【0021】本実施例においては、指令種類に対応した
実行前と実行後の軸毎のそれぞれのインポジション値
が、CRT/MDI54から入力され不揮発性メモリ5
3のインポジションテーブル20に予め記憶されてい
る。そして、自動運転実行時には、複数ブロックの指令
を予め読み込み、読み込まれた指令の種類に対応したイ
ンポジション設定値をインポジションテーブル20から
読み出し、RAM52に各軸の実行前インポジション値
と実行後インポジション値として格納する。そして、格
納された実行前インポジション値が小であれば予め読み
込まれている1つ前の指令の実行前インポジション値を
小に書き換える。そして、指令実行の終了に際しては実
行後インポジション値内に位置していることを確認して
から指令を終了し、次のブロックの指令の処理へ進むも
のである。
【0022】本実施例の数値制御装置50の自動運転時
における処理を図3に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0023】自動運転が開始されると、判断ステップ1
において、CPU60はNCプログラムから所定のブロ
ック数(この例の場合は3ブロック)を読み込んだか否
かを判断する。読み込みが終了していない場合はS2に
進み1ブロックの指令を読み込み、読み込んだブロック
の指令の種類を解析する。そして、ステップ3にて、読
み込んだブロックの指令の種類に対応したインポジショ
ン値をインポジションテーブル20から読み出し、各軸
の実行前インポジション値と実行後インポジション値と
してRAM52に設定する。
【0024】例えば、読み込まれたブロックの指令種類
が位置決めZの場合に、各軸のインポジション値は次の
ように設定される。
【0025】 X軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) Y軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) Z軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) X軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) Y軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) Z軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) 或いは、読み込まれたブロックの指令種類が切削Zの場
合には、各軸のインポジション値は次のように設定され
る。
【0026】 X軸実行前インポジション値= 10(ミクロン) Y軸実行前インポジション値= 10(ミクロン) Z軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) X軸実行後インポジション値= 10(ミクロン) Y軸実行後インポジション値= 10(ミクロン) Z軸実行後インポジション値= 10(ミクロン) また、読み込まれたブロックの指令種類がクーラントオ
ンの場合は、各軸のインポジション値は次のように設定
される。
【0027】 X軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) Y軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) Z軸実行前インポジション値=1000(ミクロン) X軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) Y軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) Z軸実行後インポジション値=1000(ミクロン) そして、判断ステップ4において各軸の実行前インポジ
ション値が小、即ち10ミクロンであるか否かを判断す
る。実行前インポジション値が小であればステップ5に
進み、実行前インポジション値が小であった軸について
の1つ前に読み込まれた指令の実行後インポジション値
を小に書換えを行う。
【0028】例えば、読み込まれたブロックの指令種類
が位置決めZの場合に、実行前インポジション値は各軸
すべて大、即ち1000ミクロンなので1つ前に読み込
まれた指令の実行後インポジション値の書換えは行わな
い。
【0029】また、読み込まれたブロックの指令種類が
切削Zの場合には、XY軸の実行前インポジション値が
小なので1つ前に読み込まれたXY軸の実行後インポジ
ション値は次のように小に書き換えられる。
【0030】 X軸実行後インポジション値= 10(ミクロン) Y軸実行後インポジション値= 10(ミクロン) また、読み込まれたブロックの指令種類がクーラントオ
ンの場合は、実行前インポジション値は各軸すべて大、
即ち1000ミクロンなので1つ前に読み込まれた指令
の実行後インポジション値の書換えは行わない。
【0031】そして、以上の処理を終了すると判断ステ
ップ1に戻る。判断ステップ1において所定のブロック
数(この例の場合は3ブロック)を読み込んだか否かを
再び判断する。読み込みが終了している場合はステップ
6に進み1ブロックの指令の実行処理を行う。ステップ
6ではまず複数ブロック読み込まれている指令の内最初
に読み込まれた指令内容とステップ5にて必要に応じて
書換えが行われた実行後インポジション値を読みだす。
【0032】そして、判断ステップ7に進み、移動指令
か否かの判定を行い指令の種類に応じた処理ステップに
進む。例えば、指令の種類が移動指令の場合は(判断ス
テップ7がYes)、ステップ8に進み、読み込まれた
ブロックの移動指令値をサーボインターフェース55を
介してエラーレジスタ58X、58Y、58Zに設定
し、パルス分配処理を開始する。これにより、サーボモ
ータMX、MY、MZが駆動され、それに伴い位置検出
器PX、PY、PZから発生するフィードバックパルス
によりエラーレジスタ58X、58Y、58Zが減算さ
れ、エラーレジスタ58X、58Y、58Zに溜まるエ
ラー量εx、εy、εzが「0」になるように各サーボ
モータMX、MY、MZが駆動され、目的の位置への移
動がなされる。
【0033】一方指令の種類が移動指令ではない場合、
例えばクーラントオンのときは、上記判断ステップ7の
判断がNoとなりステップ9に進み、補助機能(クーラ
ントオン)が実行される。ここでは、読み込まれたブロ
ックのMコード08を外部I/O59に出力する。これ
により、クーラントバルブが開かれ切削油が吐出され
る。この数値制御装置60は、クーラントオンの他にス
テップ9における補助機能としてクーラントオフ、ワー
ク交換等の処理を行う。
【0034】そして、各軸の処理の実行が終了したか否
かが次の判断ステップ10において、実行後インポジシ
ョンを確認することにより行われる。即ち、現在の各軸
のエラーレジスタ58X、58Y、58Zの値εx、ε
y、εzがステップ6で読みだされた各軸の実行後イン
ポジション値以下であるかを次のように確認する。
【0035】エラーレジスタ58Xの値(εx)≦X軸
実行後インポジション値 エラーレジスタ58Yの値(εy)≦Y軸実行後インポ
ジション値 エラーレジスタ58Zの値(εz)≦Z軸実行後インポ
ジション値 各軸のエラーレジスタ58X、58Y、58Zの値ε
x、εy、εzが各軸の実行後インポジション値より大
きい場合は判断ステップ10がNoとなり、次のステッ
プには進まない。
【0036】そして、各軸のエラーレジスタ58X、5
8Y、58Zの値εx、εy、εzが各軸の実行後イン
ポジションジション値以下であれば、当該指令における
処理の終了を確認し、判断ステップ11に進み、全プロ
グラムが終了したか否かを判断し、プログラム終了であ
れば(判断ステップ11がYes)自動運転を終了し、
終了していなければ(判断ステップ11がNo)判断ス
テップ1に戻り、次のブロックの指令についての処理を
開始する。
【0037】次に本実施例の効果について縦軸に軸速度
を横軸に時間をとった図4を参照し、従来技術の説明に
おいて用いた図5の例と比較して説明する。
【0038】図5(A)に示す従来例のように、現在の
ブロックが移動指令(位置決めXY)で、次のブロック
が非移動指令(クーラントオン)で、更にその次に移動
指令(切削Z)が続く場合には、本実施例の数値制御装
置50においては、位置決めXYの実行後インポジショ
ン値、及び、クーラントオンの実行前インポジション値
が各軸について1000ミクロンと大きいため(図2に
示すインポジションテーブル20参照)、位置決めXY
の実行後インポジション値の書換えは行わないので、図
4(A)に示すように位置決めXY動作途中(残距離1
000ミクロン)でクーラントオンが実行される(時間
a’)。そして、クーラントオンの実行後インポジショ
ン値も各軸について1000ミクロンと大きいが、切削
Zの実行前インポジション値はXY軸について10ミク
ロンと小さいため、クーラントオンのXY軸についての
実行後インポジション値の10ミクロンへの書換えが行
われ、XY軸が完全に停止するまで待機してからZ軸の
切削を開始する(時間b’)。従って、クーラントオン
の後に置かれた切削Zの指令についても、XY位置を正
確に定めてから加工を開始するため高い精度で加工が行
える。
【0039】図5(B)に示す従来例のように、現在の
ブロックが移動指令(位置決めXY)で、次のブロック
が非移動指令(クーラントオン)で、更にその次に移動
指令(位置決めZ)が続く場合には、本実施例の数値制
御装置50おいては、位置決めXYの実行後インポジシ
ョン値、及び、クーラントオンの実行前インポジション
値が各軸について1000ミクロンと大きいため、位置
決めXYの実行後インポジション値の書換えは行わない
ので、図4(B)に示すように位置決めXY動作途中
(残距離1000ミクロン)でクーラントオンが実行さ
れる(時間c’)。そして、クーラントオンの実行後イ
ンポジション値、及び、位置決めZの実行前インポジシ
ョン値も各軸について1000ミクロンと大きいため、
クーラントオンの実行後インポジション値の書換えは行
わないので、直ちに位置決めZの指令が実行に移される
(時間d’)。このように正確な位置決めが不要なとき
には即座に指令の実行に移れるため、図5(B)に示す
従来技術の方法による加工時間t2に比較して、この実
施例の加工時間t4はc’−e’に相当する時間が短縮
されることになる。
【0040】なお、上述した図4(B)の例では、クー
ラントオン指令のみが位置決めZ指令の前に置かれてい
たが、位置決めZの前にクーラントオンに続いて更にク
ーラントオフの指令が置かれていても、同様に該クーラ
ントオフの実行後に直ちに位置決めZ指令を実行するこ
とができる。このように、本実施例によれば、位置決め
や切削等の移動指令と、クーラントオンやクーラントオ
フ等の実行時間の短い非移動指令とがどのよな順序でプ
ログラムされていても、必要とされる精度を維持しつつ
加工時間を短縮することができる。
【0041】また、本実施例においては、1軸のみの切
削指令の場合の実行前のインポジション値は、指定され
た軸を大きな値にし、指令された軸以外の軸を小さな値
にした。例えば、Z軸の切削の場合には、実行前のイン
ポジション値をZ軸のみ1000ミクロンとし、X、Y
軸を10ミクロンに設定した。このため、同じ方向での
位置決め或いは切削が繰り返されるような場合、例えば
Z軸での位置決めに続いて切削が行われるようなときに
は、ブロックの指令を素早く実行に移せ加工時間が短く
できるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明は、指令読み込み手段がNCプログラムを複数ブロ
ック読み込む。そして、インポジション値記憶手段が前
記指令読み込み手段にて読み込まれた指令の種類に対応
させて、指令実行前と指令実行後とのインポジション値
を記憶する。そして、前指令実行後インポジション値書
換え手段が、前記インポジション値記憶手段に記憶され
た指令実行前インポジション値が小であるときに前記指
令読み込み手段にて読み込まれた指令の1つ前の前記イ
ンポジション値記憶手段の指令実行後インポジション値
を小に書き換える。また、インポジション判断手段は現
在の位置が設定されたインポジション値内にあるか否か
を判断する。そして、インポジション値設定手段が指令
実行時に前記インポジション値記憶手段に記憶された指
令実行後インポジション値を前記インポジション判断手
段に設定する。
【0043】そして、実行後インポジション確認手段が
指令の実行を終了し、次の指令の実行へ移行する際に、
現在の位置が前記インポジション判断手段に設定された
指令実行後のインポジション値内にいることを確認する
ので、どのような順序で種々の指令がプログラムされて
いても、高い精度を維持しつつ加工時間を短縮化するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る数値制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す数値制御装置のインポジションテー
ブルの設定値を表す図である。
【図3】図1に示す数値制御装置の自動運転実行時のフ
ローチャート図である。
【図4】本発明の実施例を説明するための、軸速度と時
間との関係を示す図である。
【図5】従来技術を説明するための、軸速度と時間との
関係を示す図である。
【符号の説明】
20 インポジションテーブル 50 数値制御装置 51 ROM 52 RAM 53 不揮発性メモリ 54 CRT/MDI 58X、58Y、58Z エラーレジスタ 60 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NCプログラムを複数ブロック読み込む
    指令読み込み手段と、前記指令読み込み手段にて読み込
    まれた指令の種類に対応させて、指令実行前と指令実行
    後とのインポジション値を記憶するインポジション値記
    憶手段と、 前記インポジション値記憶手段に記憶された指令実行前
    インポジション値が小であるときに前記指令読み込み手
    段にて読み込まれた指令の1つ前の前記インポジション
    値記憶手段の指令実行後インポジション値を小に書き換
    える前指令実行後インポジション値書換え手段と、 現在の位置が設定されたインポジション値内にあるか否
    かを判断するためのインポジション判断手段と、 指令実行時に前記インポジション値記憶手段に記憶され
    た指令実行後インポジション値を前記インポジション判
    断手段に設定するインポジション値設定手段と、 指令の実行を終了し、次の指令の実行へ移行する際に、
    現在の位置が前記インポジション判断手段に設定された
    指令実行後のインポジション値内にいることを確認する
    実行後インポジション確認手段とを有することを特徴と
    する数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記インポジション値設定手段が、指令
    の種類に対応させて、指令実行後のインポジション値と
    して各軸で異なる値を前記インポジション判断手段に設
    定することを特徴とする請求項1記載の数値制御装置。
JP5288215A 1993-11-17 1993-11-17 数値制御装置 Pending JPH07136906A (ja)

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