JP6088154B2 - 掘削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、アンカー、ロックボルト、基礎杭等を設置するために、地盤や地山に掘削する孔を、その先端部や中間部で拡縮する掘削工具に関する。
鉱山・トンネルをはじめとする掘削現場において、地山補強のため、地山に掘削した孔にアンカーやロックボルトを設置することが行われる。さらに、より強固に地山を補強するため、アンカーやロックボルトを貫入させる孔の先端部や中間部にその内径を拡径した拡径部を形成し、この部分におけるセメントやモルタルの充填体積を増やすことが行われている。
このような拡径部を有した孔を形成するための掘削工具として、特許文献1には、掘削ビット本体に対し、その軸線方向に進退するくさび状の部材によってビットを径方向に出没させることで、孔の拡縮を可能とした構成が開示されている。
また、特許文献2には、二つのブロックからなるビットヘッドを有した掘削用ビット本体を回転させてビットヘッドを孔の周囲の地山に押し付けることで、ビットヘッドを構成する二つのブロックに回転抵抗を付与し、二つのブロックを外周側に突出させる構成が開示されている。
特開平7−229382号公報 特開昭63−11789号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような構成によれば、ビットを径方向に出没させるために、くさび状の部材と、この部材を進退させるための機構が必要となり、構造が複雑でコストもかかるという問題がある。
また、特許文献2に記載された掘削ビットは、掘削開始時は拡径状態で掘削を開始し、作業終了後にビットを縮径して回収することを目的とした掘削ビットである。よって、この掘削ビットは、作業途中での拡縮径を想定されておらず、特に孔内で縮径状態から拡径状態に移行しようとしても、この掘削ビット構成では打撃が孔の軸線方向にしか加わらないため、ビットヘッドを孔内側面へ押し付ける力を生じさせることができず、孔壁を掘削して拡径することが不可能となっている。
このような問題は、アンカーやロックボルト用の孔に限らず、地盤中に構築される基礎杭用の孔を形成する際にも共通する。
そこでなされた本発明の目的は、安価でありながら、孔の拡縮を確実に行うことのできる掘削工具を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、掘削工具本体と、該掘削工具本体にスイング可能に設けられた可動刃体とを有し、前記掘削工具本体をその軸線周りに回転させたときに、前記可動刃体がその後端側を中心としてスイングし、該可動刃体の先端側が外周側に突出することによって、掘削される孔が拡径される掘削工具であって、前記掘削工具本体の先端面と前記可動刃体の先端面は、縮径状態において、その内周側で円状をなすインナー部と、前記インナー部の外周側に環状に配置されたゲージ部を有し、前記ゲージ部には、内周側から外周側に向かうに従い前記軸線方向後端側に向かうように傾斜した傾斜面が形成され、前記ゲージ部を構成する前記傾斜面には、チップが植設されており、前記掘削工具本体は、後端側に配置され、円柱状をなした円柱状部と、先端側に形成され、前記軸線を挟んで互いに平行とされた一対の平面部を有したプレート状部とを有し、前記可動刃体は、前記掘削工具本体の両側にそれぞれ設けられ、かつ、該掘削工具本体の前記平面部に設けられた軸部に回動自在に連結されることで、前記平面部に沿った面内でスイング可能に設けられ、前記プレート状部の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の高さを有した凸部が形成されるとともに、前記可動刃体は、前記プレート状部の平面部に対向する平面部を有して、この可動刃体の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の深さを有した凹部が形成され、これらの凸部と凹部が突き当たることによって前記可動刃体のスイング角度を規制するストッパが設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、掘削工具本体をその軸線周りに回転させたときに、可動刃体が後端側を中心としてスイングし、該可動刃体の先端側が外周側に突出すると、可動刃体の先端側が周囲の孔の内壁面に接触する。これによって、その摩擦抵抗によって、可動刃体の回転が掘削工具本体の回転よりも遅れることで、可動刃体が強制的にスイングされて開く。この状態で掘削を行うことで、孔径が拡径される。
ここで、掘削工具本体は、後端側に配置され、円柱状をなした円柱状部と、先端側に形成され、前記軸線を挟んで互いに平行とされた一対の平面部を有したプレート状部と、を有し、可動刃体は、掘削工具本体の両側にそれぞれ設けられ、かつ、掘削工具本体の平面部に設けられた軸部に回動自在に連結されることで、平面部に沿った面内でスイング可能に設けられた構成とすることが可能である。
また、軸部は、平面部において、前記軸線を挟んで一方の側にオフセットして設けられているよう設けるのが好ましい。
また、前記プレート状部の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の高さを有した凸部が形成されるとともに、前記可動刃体は、前記プレート状部の平面部に対向する平面部を有して、この可動刃体の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の深さを有した凹部が形成され、これらの凸部と凹部が突き当たることによって可動刃体のスイング角度を規制するストッパが設けられている
このような本発明は、アンカーやロックボルト用の孔に限らず、地盤中に構築される基礎杭用の孔を形成する際にも用いることができる。
本発明によれば、掘削工具本体をその軸線周りに回転させたときに、可動刃体が後端側を中心としてスイングして可動刃体の先端側が外周側に突出することで、可動刃体の先端側が周囲の孔の内壁面に接触する。これによって、その摩擦抵抗によって、可動刃体が強制的にスイングされて拡径され、孔を拡径することができる。
このような掘削工具は、可動刃体を動作させるための複雑な機構が不要であり、安価でありながら、孔の拡縮を確実に行うことが可能となった。
本実施形態に係る掘削工具を示す図であり、(a)は先端側から見た斜視図、(b)は後端側から見た斜視図である。 掘削工具の部品構成を示す斜視図である。 可動刃体を示す図であり(a)は外周面側から見た斜視図、(b)は平面部側から見た斜視図である。 掘削工具の動作を示す図であり、(a)、(b)は縮径状態の側面図および正面図、(b)は拡径状態の側面図および正面図である。で 可動刃体が拡径した状態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による掘削工具を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態において、掘削工具1は鋼材等により形成され、全体として軸線Oを中心とした概略円柱状をなしている。掘削工具1の後端部1bには、当該掘削工具1を削岩機から延びる図示せぬロッドの先端に取り付けるための取付手段、例えば取付ネジ孔2が形成されている。掘削工具1の先端部1aには、掘削工具1よりも硬質な超硬合金等の材料によって形成されたチップ3が植設されている。このような掘削工具は、上記削岩機から付与された軸線O周りの回転力、および軸線O方向への打撃力、推力をこのチップ3から岩盤に伝達して岩盤を破砕しながら穿孔してゆく。
図2に示すように、上記掘削工具1は、その先端部側が、3分割構造となっている。すなわち、掘削工具1は、掘削工具本体10と、掘削工具本体10の先端部側に対してスイング可能に装着された一対の可動刃体20,20と、を有する。
掘削工具本体10は、後端部側が円柱状部11とされ、先端部側は、軸線Oを挟んで互いに平行に形成された一対の平面部12a,12aを有したプレート状部12とされている。
プレート状部12の平面部12a,12aには、それぞれ円柱状の軸部13が突出形成されている。この軸部13は、掘削工具本体の軸線Oに直交しかつ平面部12aにも直交する方向に中心軸線を有し、かつ平面部12aの幅方向(軸線Oに直交する方向)の一方の側にオフセットして設けられている。
プレート状部12の平面部12aの一端側には、円柱状部11との境界部に、平面部12aから円柱状部11の外周面11aに連続するよう立ち上がる壁部12bが形成されている。この壁部12bは、軸部13の中心と同心状をなす湾曲面とされている。壁部12bにおいて、平面部12aに近い側には、平面部12aに平行な面内で連続し、湾曲面状の壁部12bの外径側に凹となる溝12mが形成されている。
また、プレート状部12の平面部12aには、平面部12aの表面に直交する方向に一定の高さを有した凸部14が形成されている。この凸部14は、軸部13に対向する側に、平面部12aに直交して立ち上がるストッパ面14aを有している。
図3に示すように、可動刃体20は、その一面側に平面部20aを有し、他面側が、掘削工具1の外径と同寸法の円弧状面20bを有し、軸線Oに直交する面内の断面形状がD字状をなしている。この可動刃体20は、プレート状部12の両側に設けられ、それぞれ、平面部20aをプレート状部12の平面部12aを対向させた状態でプレート状部12に装着される。この状態で、図1に示したように、プレート状部12と、その両側の可動刃体20,20とにより、全体として円柱状部11に連続する円柱状をなす。
また、図2に示すように、可動刃体20の一端側には、軸部13が挿通される孔22が形成されている。図1に示したように、軸部13は、平面部20a側から孔22を貫通し、その先端部が円弧状面20b側に突出する。可動刃体20の円弧状面20bには、孔22の周囲にザグリ面23が形成され、軸部13の先端部には、図示しない溝に孔22よりも大きな径を有したスナップリング等の抜け止め部材24が装着される。
また、図2に示すように、可動刃体20は、孔22が形成された側の端部が、平面部20aに直交する湾曲面25とされている。この湾曲面25は、孔22の中心と同心円状に形成されている。
湾曲面25において、平面部20a側には、平面部20aに平行な面内で連続し、外周側に張り出す縁部25aが形成されている。この縁部25aは、前記の溝12mに噛み合うようになっている。
図3(b)に示すように、可動刃体20の平面部20aには、平面部20aの表面に直交する方向に一定の深さを有した凹部26が形成されている。この凹部26は、孔22に対向する側に、平面部20aに直交するストッパ面26aを有している。ここで、図4(a)に示すように、可動刃体20の中心軸線を掘削工具本体10の中心軸線と平行にした状態、つまり、可動刃体20の平面部20aが掘削工具本体10の平面部12aに重なり合って、可動刃体20の円弧状面20bが掘削工具本体10の外周面に連続して位置する状態(以下、この状態を縮径状態と称する)では、ストッパ面26aが、掘削工具本体10の凸部14のストッパ面14aに間隔を隔てて互いに平行に対向するようになっている。
図4、図5に示すように、このような可動刃体20は、軸部13が貫通された孔22を中心として、平面部20aに沿った面内でスイング可能となっている。そして、図4(c)に示すように、可動刃体20の凹部26のストッパ面26aと、掘削工具本体10の凸部14のストッパ面14aとが互いに接近する方向に可動刃体20がスイングした場合(以下、この状態を拡径状態と称する)、ストッパ面26aがストッパ面14aに突き当たることによって、そのスイング角度が規制されるようになっている。
図1に示したように、掘削工具本体10の先端面10Sと可動刃体20の先端面20Sは、縮径状態において、以下に示すような構成を有するように形成されている。すなわち、掘削工具本体10の先端面10Sと可動刃体20の先端面20Sは、その内周側で円状をなすインナー部5と、インナー部5の外周側に環状に配置されたゲージ部4とを有するよう構成されている。
インナー部5は、掘削工具本体10の先端面10Sと可動刃体20の先端面20Sに形成された、軸線Oに垂直平面17、27により構成されている。
ゲージ部4は、内周側から外周側に向かうに従い軸線O方向後端側に向かうように傾斜した傾斜面18、28が、軸線Oを中心として周方向に等間隔に形成されることで構成されている。
これらインナー部5を構成する平面17,27、ゲージ部4を構成する傾斜面18,28には、チップ3が植設されていて、それぞれゲージチップ3Aおよびインナーチップ3Bとされている。
ここで、掘削工具本体10の先端面10Sには、平面17を挟んで一方の側と他方の側に傾斜面18,18が形成され、平面17に1つのインナーチップ3Bが設けられ、傾斜面18,18にもそれぞれ1つずつのゲージチップ3Aが設けられている。
各可動刃体20の先端面20Sには、平面27の外周側に二つの傾斜面28,28が形成されており、平面27には1つのインナーチップ3Bが設けられ、傾斜面28,28にもそれぞれ1つずつのゲージチップ3Aが設けられている。
チップ3は、ゲージチップ3Aおよびインナーチップ3Bとも同一の形状のものであって、本実施形態では先端部が略半球状等の凸曲面とされたボタンタイプとされるとともに基端部は円柱状とされており、この基端部が掘削工具本体10に形成された孔部に埋設されて先端部のみが掘削工具本体10先端面に突出するように、圧入あるいは焼き嵌め等により固定されている。なお、このチップ3は、その先端部が円錐の突端を球面状としたスパイクタイプのものや、砲弾形状のものとされていてもよい。
また、上記取付ネジ孔2の孔底からは、ブロー孔6が先端側に向かって形成されていて、これらのブロー孔6はそれぞれ上記先端面のインナー部5に開口させられている。
上記したような掘削工具1は、削岩機から延びるロッドの先端に取り付けられて、図4(a)、(b)に示したような状態で、地盤、あるいは地山に予め掘削された下孔100内に挿入される。ここで、下孔100の内径は、掘削工具1の外径よりもわずかに大きく設定されている。
そして、下孔100を拡径すべき位置に到達したら、削岩機によりロッドをその軸線周りに回転させる。このときの回転方向は、各可動刃体20の幅方向中心に対する孔22のオフセット方向に合致している(図4(b)中、矢印A方向)。
すると、掘削工具1は、その軸線Oを中心として回転する。掘削工具1が回転し始めると、図4(c)、(d)、図5に示すように、軸部13に回動自在に軸支された可動刃体20が、回転停止状態から回転開始時に生じる慣性力、および回転による遠心力により、軸部13が挿入された孔22を中心として先端部側が外周側に振り出される。
可動刃体20の先端部側が外周側に振り出されると、回転方向後方側に位置する傾斜面28が外周側に突出し、下孔100の内周面100aに突き当たる。すると、傾斜面28のゲージチップ3Aと下孔100の内周面100aとの間で摩擦が生じる。この摩擦により、可動刃体20の回転速度が掘削工具本体10に対して一時的に遅くなり、可動刃体20が掘削工具本体10に対して回転方向後方に引っ張られる。その結果、可動刃体20がさらに外周側に振り出されて拡径状態となる。
これにより、下孔100を拡径することができる。
また、拡径状態から縮径状態に移行させるには、掘削工具1を反対方向に回転させたり、掘削工具1を後退させればよい。
上述したような構成によれば、掘削工具1を回転させると、まずは慣性力や遠心力によって可動刃体20が振り出され、その先端部のゲージチップ3Aと下孔100の内周面100aとの間に生じる摩擦により、可動刃体20をさらに外周側に突出させて拡径状態とすることができる。
これにより、下孔100を、その中間部や周端部であっても、容易に拡径することができる。
このとき、可動刃体20は、これをスイングさせるための機構が特に不要であるため、簡易かつ低コストな構成とすることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の掘削工具は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、軸部13を、平面部12aの幅方向(軸線Oに直交する方向)の中心に対し、幅方向一方の側にオフセットして設けたが、軸部13を平面部12aの幅方向の中心上に設ける構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、可動刃体20を2個備えているが、これに限られることなく、1個でもあるいは3個以上備えても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 掘削工具
1a 先端部
1b 後端部
3 チップ
3A ゲージチップ
3B インナーチップ
4 ゲージ部
5 インナー部
6 ブロー孔
10 掘削工具本体
10S 先端面
11 円柱状部
11a 外周面
12 プレート状部
12a 平面部
12b 壁部
13 軸部
14 凸部
14a ストッパ面
14a 凸部
17,27 平面
18,28 傾斜面
20 可動刃体
20a 平面部
20b 円弧状面
20S 先端面
22 孔
25 湾曲面
25a 縁部
26 凹部
26a ストッパ面
100 下孔
100a 内周面

Claims (2)

  1. 掘削工具本体と、該掘削工具本体にスイング可能に設けられた可動刃体とを有し、
    前記掘削工具本体をその軸線周りに回転させたときに、前記可動刃体がその後端側を中心としてスイングし、該可動刃体の先端側が外周側に突出することによって、掘削される孔が拡径される掘削工具であって、
    前記掘削工具本体の先端面と前記可動刃体の先端面は、縮径状態において、その内周側で円状をなすインナー部と、前記インナー部の外周側に環状に配置されたゲージ部を有し、
    前記ゲージ部には、内周側から外周側に向かうに従い前記軸線方向後端側に向かうように傾斜した傾斜面が形成され、
    前記ゲージ部を構成する前記傾斜面には、チップが植設されており、
    前記掘削工具本体は、後端側に配置され、円柱状をなした円柱状部と、先端側に形成され、前記軸線を挟んで互いに平行とされた一対の平面部を有したプレート状部とを有し、
    前記可動刃体は、前記掘削工具本体の両側にそれぞれ設けられ、かつ、該掘削工具本体の前記平面部に設けられた軸部に回動自在に連結されることで、前記平面部に沿った面内でスイング可能に設けられ、
    前記プレート状部の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の高さを有した凸部が形成されるとともに、前記可動刃体は、前記プレート状部の平面部に対向する平面部を有して、この可動刃体の平面部には、該平面部の表面に直交する方向に一定の深さを有した凹部が形成され、これらの凸部と凹部が突き当たることによって前記可動刃体のスイング角度を規制するストッパが設けられていることを特徴とする掘削工具。
  2. 前記軸部は、前記平面部において、前記軸線を挟んで一方の側にオフセットして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の掘削工具。
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