JP6070497B2 - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置に関し、詳しくは、エンジンと、第1モータと、エンジンの出力軸と第1モータの回転軸と車軸に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、駆動軸に回転軸が接続された第2モータと、第1モータおよび第2モータと電力をやりとりするバッテリと、を備えるハイブリッド自動車の制御装置に関する。
従来、動力分割機構のサンギヤとキャリアとリングギヤとに第1モータジェネレータとエンジンと前輪とを接続すると共に前輪に第2モータジェネレータを接続し、第1モータジェネレータや第2モータジェネレータにHVバッテリを電気的に接続したハイブリッド自動車の制御装置として、HVバッテリの残容量が充電開始閾値以下に低下すると、エンジンの動力を用いて第1モータジェネレータによって発電した電力をHVバッテリに充電する強制充電を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−154681号公報
こうしたハイブリッド自動車の制御装置では、第1モータジェネレータの温度が高くなると、第1モータジェネレータを保護するために、第1モータジェネレータの駆動制限(回転数制限やトルク制限)が行なわれる。第1モータジェネレータの駆動制限が行なわれる(許容動作範囲が狭くなる)とエンジンの許容動作範囲も狭くなるから、第2モータジェネレータへの電力供給のためにバッテリから放電が行なわれやすくなり、バッテリの蓄電割合が低下しやすくなる。バッテリの蓄電割合が過剰に低下すると、走行性能が低下するため、こうした状況が生じないようにするのが好ましい。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、バッテリの蓄電割合が過剰に低下して走行性能が低下するのを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車の制御装置は、
エンジンと、第1モータと、前記エンジンの出力軸と前記第1モータの回転軸と車軸に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に回転軸が接続された第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとりするバッテリと、を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
前記第1モータの温度が所定温度より高いときには、前記第1モータの温度が前記所定温度以下のときに比して、前記バッテリを強制充電する蓄電割合範囲の上限としての強制充電用割合を高くする、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車の制御装置では、第1モータの温度が所定温度より高いときには、第1モータの温度が所定温度以下のときに比して、バッテリを強制充電する蓄電割合範囲の上限としての強制充電用割合を高くする。ここで、所定温度は、第1モータの駆動範囲を定格値より小さくする駆動制限を行なう温度範囲の下限としての制限開始温度より若干低い温度が用いられる。こうした処理により、第1モータの駆動制限が開始される前にバッテリの蓄電割合を比較的高くしておくことができるから、第1モータの駆動制限が行なわれたとしても、バッテリの蓄電割合が過剰に低下するのを抑制することができる。この結果、走行性能が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のHVECU70により実行される強制充電用割合設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のHVECU70により実行される強制充電用割合設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のHVECU70により実行される強制充電用割合設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のHVECU70により実行される強制充電用割合設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力されており、エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力されている。エンジンECU24は、エンジン22のクランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力されている。モータECU40は、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力されている。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、図示しない電流センサにより検出されたバッテリ50の充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい許容入出力電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力されている。HVECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信可能に接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。続いて、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいてバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を設定する。ここで、バッテリ50の充放電要求パワーPb*は、バッテリ50の蓄電割合SOCがバッテリ50の強制充電を必要とする蓄電割合範囲の上限としての強制充電用割合Srefより大きいときには、蓄電割合SOCが大きいほど充電側(負)の下限パワーPbminから放電側(正)の上限パワーPbmaxまで大きくなる傾向に設定し、蓄電割合SOCが強制充電用割合Sref以下のときには、下限パワーPbmin以下の強制充電用の所定パワーPchを設定するものとした。なお、強制充電用割合Srefの設定方法については後述する。続いて、計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*を減じて車両に要求される要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*を効率よくエンジン22から出力することができるエンジン22の動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)を用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。次に、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共に要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。そして、設定したエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行ない、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、強制充電用割合Srefを設定する処理について説明する。図2は、実施例のHVECU70により実行される強制充電用割合設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
強制充電用割合設定ルーチンが実行されると、HVECU70は、モータMG1の温度tm1を入力すると共に(ステップS100)、入力したモータMG1の温度tm1を閾値tm1refと比較する(ステップS110)。ここで、モータMG1の温度tm1は、図示しない温度センサにより検出されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、閾値tm1refは、モータMG1の駆動範囲を定格値より小さくする駆動制限(回転数制限やトルク制限)を行なう温度範囲の下限としての制限開始温度tm1lim(例えば、160℃や170℃など)より若干低い温度として定められ、例えば、130℃や140℃などを用いることができる。
モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref1以下のときには、所定割合S1(例えば、35%や40%など)を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。一方、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高いときには、所定割合S1より高い所定割合S2(例えば、55%や60%など)を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。
こうしたハイブリッド自動車20では、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至ると、モータMG1を保護するために、モータMG1の駆動範囲を定格値より小さくする駆動制限(回転数制限やトルク制限)が行なわれる。こうしてモータMG1の駆動制限が行なわれると、エンジン22の許容動作範囲が狭くなる。このため、モータMG2への電力供給のためにバッテリ50から放電されやすくなり(放電電力が大きくなりやすくなり)、バッテリ50の蓄電割合SOCが低下しやすくなる。そして、バッテリ50の蓄電割合SOCが過剰に低下すると、走行性能が低下してしまう。以上を踏まえて、実施例では、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高いときには、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときより強制充電用割合Srefを高くするものとした。これにより、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至る前にバッテリ50の蓄電割合SOCを高くしておくことができるから、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至ったとしても、バッテリ50の蓄電割合SOCが過剰に低下するのを抑制することができる。この結果、走行性能が低下するのを抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が備えるHVECU70によれば、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1limより低い閾値tm1refより高いときには、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときより強制充電用割合Srefを高くするから、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1limより高くなる前にバッテリ50の蓄電割合SOCを高くしておくことができる。これにより、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1limより高くなったとしても、バッテリ50の蓄電割合SOCが過剰に低下するのを抑制することができる。この結果、走行性能が低下するのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときには、所定割合S1を強制充電用割合Srefに設定し、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高いときには、所定割合S1より高い所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定するものとしたが、モータMG1の温度tm1に加えて他のパラメータも用いて、強制充電用割合Srefを設定するものとしてもよい。モータMG1の温度tm1と車速Vとを用いて強制充電用割合Srefを設定する場合の強制充電用割合設定ルーチンの一例を図3に示し、モータMG1の温度tm1と走行用パワーPdrv*とを用いて強制充電用割合Srefを設定する場合の強制充電用割合設定ルーチンの一例を図4に示し、モータMG1の温度tm1とモータMG2の温度tm2と大気圧Poutとを用いて強制充電用割合Srefを設定する場合の強制充電用割合設定ルーチンの一例を図5に示す。
図3の強制充電用割合設定ルーチンでは、HVECU70は、モータMG1の温度tm1と車速センサ88からの車速Vとを入力し(ステップS200)、図2のルーチンのステップS110の処理と同様にモータMG1の温度tm1を閾値tm1refと比較すると共に(ステップS210)、車速Vを閾値Vrefと比較する(ステップS212)。そして、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときや車速Vが閾値Vref以上のときには、所定割合S1を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS220)、本ルーチンを終了し、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高く且つ車速Vが閾値Vref未満のときには、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS230)、本ルーチンを終了する。デファレンシャルギヤ37による潤滑油の掻き揚げなどによってモータMG1,MG2に潤滑油を供給してモータMG1,MG2を冷却する構成では、車速Vが高いときには、モータMG1,MG2に多くの冷却油を供給してモータMG1,MG2を十分に冷却することができるが、車速Vが低いときには、モータMG1,MG2に供給される潤滑油が少なくモータMG1,MG2が十分に冷却されない場合がある。閾値Vrefは、モータMG1を十分に冷却できる(モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至らないようにできる)車速範囲の下限などとして定められ、例えば、40km/hや50km/hなどを用いることができる。この変形例では、こうした処理により、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高く且つ車速Vが閾値Vref未満のときに、実施例と同様に、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1limより高くなる前にバッテリ50の蓄電割合SOCを高くしておくことができる。また、実施例に比して、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定する機会を限定する(バッテリ50の強制充電が必要以上に行なわれないようにする)ことができる。
図4の強制充電用割合設定ルーチンでは、HVECU70は、モータMG1の温度tm1と走行用パワーPdrv*とを入力し(ステップS300)、図2のルーチンのステップS110の処理と同様にモータMG1の温度tm1を閾値tm1refと比較すると共に(ステップS310)、走行用パワーPdrv*を閾値Prefと比較する(ステップS312)。そして、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときや走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上のときには、所定割合S1を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS320)、本ルーチンを終了し、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高く且つ走行用パワーPdrv*が閾値Pref未満のときには、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS330)、本ルーチンを終了する。ここで、走行用パワーPdrv*は、上述の駆動制御で設定した値を入力するものとした。また、閾値Prefは、所定割合S2を強制充電割合Srefに設定する(エンジン22の出力およびモータMG1の発電電力を大きくしてバッテリ50を大きな電力で充電する)とモータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至ることがあるが所定割合S1を強制充電割合Srefに設定する(エンジン22の出力およびモータMG1の発電電力が大きくなるのを抑制する)とモータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至るのを抑制できるパワー範囲の下限などとして定められ、例えば、10kWや12kWなどを用いることができる。この変形例では、走行用パワーPdrv*が閾値Pref以上のときに、所定割合S1を強制充電割合Srefに設定することにより、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至るのを抑制することができる。また、実施例に比して、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定する機会を限定する(バッテリ50の強制充電が必要以上に行なわれないようにする)ことができる。
図5の強制充電用割合設定ルーチンでは、HVECU70は、モータMG1の温度tm1とモータMG2の温度tm2と大気圧Poutとを入力し(ステップS400)、図2のルーチンのステップS110の処理と同様にモータMG1の温度tm1を閾値tm1refと比較すると共に(ステップS410)、モータMG2の温度tm2を閾値tm2refと比較すると共に(ステップS412)、大気圧Poutを閾値Poutrefと比較する(ステップS414)。そして、モータMG1の温度tm1が閾値tm1ref以下のときや、モータMG2の温度tm2が閾値tm2ref以下のとき,大気圧Poutが閾値Poutref以上のときには、所定割合S1を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS420)、本ルーチンを終了し、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高く且つモータMG2の温度tm2が閾値tm2refより高く且つ大気圧Poutが閾値Poutrefより低いときには、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定して(ステップS430)、本ルーチンを終了する。ここで、モータMG2の温度tm2は、図示しない温度センサにより検出されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、大気圧Poutは、図示しない大気圧センサにより検出されたものを入力するものとした。閾値tm2refは、モータMG2の駆動範囲を定格値より小さくする駆動制限(回転数制限やトルク制限)を行なう温度範囲の下限としての制限開始温度tm2lim(例えば、160℃や170℃など)より若干低い温度として定められ、例えば、130℃や140℃などを用いることができる。閾値Poutrefは、899hPa(標高1000mの大気圧)などを用いることができる。このようにモータMG1,MG2の温度tm1,tm2や大気圧Poutを用いて強制充電割合Srefを設定するのは、実験や解析により、山道等の登坂路でモータMG1,MG2の温度tm1,tm2が閾値tm1ref,tm2ref以上となった後にモータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1lim以上に至る状況が生じやすい、ことが分かったためである。この変形例では、こうした処理により、モータMG1の温度tm1が閾値tm1refより高く且つモータMG2の温度tm2が閾値tm2refより高く且つ大気圧Poutが閾値Poutrefより低いときには、実施例と同様に、モータMG1の温度tm1が制限開始温度tm1limより高くなる前にバッテリ50の蓄電割合SOCを高くしておくことができる。また、実施例に比して、所定割合S2を強制充電用割合Srefに設定する機会を限定する(バッテリ50の強制充電が必要以上に行なわれないようにする)ことができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「プラネタリギヤ」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、図2の強制充電用割合設定ルーチンを実行するHVECU70が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、第1モータと、前記エンジンの出力軸と前記第1モータの回転軸と車軸に連結された駆動軸とに3つの回転要素が接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に回転軸が接続された第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとりするバッテリと、を備えるハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記バッテリの蓄電割合が、前記エンジンの動力を用いて前記第1モータによって発電した電力を前記バッテリに充電する強制充電を必要とする蓄電割合範囲の上限としての強制充電用割合以下のときには、前記バッテリの蓄電割合が前記強制充電用割合よりも大きいときに比して、前記バッテリが大きい電力で充電されながら走行するように前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御し、
    更に、前記第1モータの温度が所定温度より高いときには、前記第1モータの温度が前記所定温度以下のときに比して、前記強制充電用割合を高くする、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。

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