JP6054637B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグ装置に関し、特に折り畳んだエアバッグの折り畳み形状を保つ保持部材を備えたエアバッグ装置に関するものである。
従来からエアバッグは、車両運行時に於ける乗員などの安全性を向上する手段として普及し、搭載箇所も自動車の運転席や助手席、シートバックやルーフサイドレールに設置して前面衝突や側面衝突に対して内装部品に乗員の頭部、胸部、腰部や膝が接触するときの衝撃を緩和する。
また近年では、歩行者などを保護対象としてフロントカウル部に設置されるエアバッグも実用化に向けて取り組みがなされている。
しかしながらエアバッグは一方で、通常時は折り畳まれた状態で車両に搭載され、車両の寿命を通じて一度も使用されることなく役目を終えるケースが多数存在する。
したがって、未使用状態のエアバッグは、起こり得る必要時のために、車両の設置場所を常時占有することになる。通常時の機能、例えばエンジンやモーターなどの表示機器など、インストルメントパネル内部の適切な場所や乗員に近い位置にあって利便性を向上させる上で好適な場所と調和したレイアウトが可能なように、エアバッグ装置は可能な省スペース化、コンパクト化が進められている。とりわけ運転席用エアバッグ装置はステアリングホイールのセンターパッドに設置されることが多く、スピードメーターなどの視認性を向上する点で、また、操舵操作性の面でも、センターパッドをコンパクトにすることが好ましい。センターパッドが小さくなることでスポーティーなデザインも可能になる。
エアバッグは、したがってコンパクトに折り畳まれエアバッグカバーに覆われてステアリングホイール中央に配置される。この折り畳まれたエアバッグを、組み立て工程で容易に一定の作業を行い安定した品質で提供できるように、保持部材で拘束する方法が使用されている。
従来技術としては、袋状とされて、膨張用ガスを内部に流入させるための流入用開口を備えるとともに、前記流入用開口の上方における開口面に沿って前記開口の中心を通る直線状の配置基準線を基準として、折り畳み完了直前における前記配置基準線から両側に延びた両端側を、前記配置基準線に接近させるように突き合わせつつ、線対称形に折り畳んだ略直方体形状の折り完了体を形成して、収納されるエアバッグと、可撓性を有したシート状素材から形成されて、前記折り完了体の折り崩れを防止可能に、前記折り完了体を包むように配設されるとともに、前記エアバッグの膨張時に破断可能とされるエアバッグ用巻き材とを備えて構成されるエアバッグ装置が知られている。
当該エアバッグ装置において、前記エアバッグ用巻き材が、前記配置基準線の上方の領域に配置される破断予定部を有して、前記折り完了体の上面側を押える被覆部と、該被覆部から前記配置基準線と直交方向の両側に延びて、前記折り完了体側に固定される固定部とを備える。
前記破断予定部が、前記エアバッグの膨張時に、前記被覆部における前記配置基準線に沿った方向の両縁間を、分離可能に、前記被覆部の表裏を貫通する複数の破断用開口と、破断時に隣接する前記破断用開口間を連結するように開口させるつなぎ部とを備えて構成される。
前記破断用開口が、それぞれ、前記配置基準線を跨いで、前記配置基準線の両側に延びるように配設されるとともに、前記各破断用開口のそれぞれの両端で隣接するつなぎ部相互が、それぞれ、前記配置基準線を中心とした反対側に配置されるように配設される。
さらに、前記被覆部における前記配置基準線に沿った方向の両縁において、それぞれ、近傍に配設される前記破断用開口との間に、前記エアバッグの膨張時に破断可能とされる縁側つなぎ部を介在させて、切欠凹部が、配設され、前記被覆部の両縁の前記切欠凹部が、相互に、前記配置基準線における前記流入用開口の中心に対応した点を基準として略点対称となる2箇所に、配設されているエアバッグ装置(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特開2006−27374号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図8を参照)
前記従来技術は、保持部材は折り畳んだエアバッグを覆って折り状態を保持するよう適用されている。そして、保持部材に設けられたスリット状の破断予定部がジグザグに、配置基準線を跨ぐようにして複数設定され、それら破断予定部が通常時は破断してしまわないよう小幅のつなぎ部によりつなぎ留められるようにして折り畳まれたエアバッグを覆っている。
エアバッグの折り畳み形状のうちの折塊部同士が為す配置基準線が多少設定位置よりずれたとしても、破断予定部が配置基準線を跨ぐよう設定されていることで対応可能であるとしている。
しかしながら、つなぎ部に加わる展開力の偏りは修正されにくいとの課題がある。複数のつなぎ部の破断タイミングにずれが生じることで自ずとエアバッグの展開性も影響を受ける。
すなわち、複数のつなぎ部のうちの一箇所が先行して破断し、そこからエアバッグが比較的容易に膨出できるが、最初に破断せずに順次破断するつなぎ部がエアバッグの展開に影響を与えるとの懸念がある。
そこで、つなぎ部の幅を可能な限り狭くしてエアバッグの展開力で破断しやすくすれば複数のつなぎ部の破断のバラツキは少なくできると考えられる。しかしその場合、保持部材の中央部から離間した箇所に極めて狭いつなぎ部が点在することになる。そうなるとエアバッグへ保持部材を取付ける作業で発生する引張力がそれらつなぎ部に均等に加わりにくく、他より大きな引張力が加わったつなぎ部が取付け作業中に容易に破断してしまうことが考えられる。
しかも、特定の箇所が必ず破断するとは限らず、より管理面で慎重さが要求され、形状保持性だけでなく取付け時の作業性も著しく損なわれるため、更なる改良が必要となる。
本発明は、上記課題を解決し、折り畳まれたエアバッグの形状保持性、エアバッグへの保持部材の取付け作業性、エアバッグ展開時の破断性をそれぞれ良好にしたエアバッグ装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の発明は、請求項1に記載された通りのエアバッグ装置であり、次のようなものである。
基部と、前記基部に対向する上面と、前記基部と前記上面との間を取り囲む側部とが形成されるよう、エアバッグの略中心部を基準に袋体の外側から内側に向けて集積された折り畳み部を備えたエアバッグと、前記エアバッグに掛け渡されて覆う保持部材とを備えたエアバッグ装置であって、前記保持部材は、複数の布片部を備え、前記布片部は一点の連結部により連結されてなり、複数の布片部が前記連結部を中心にして放射状に配置され、前記連結部が折り畳まれた前記エアバッグの略中心部近傍の前記上面に位置するよう設定され、前記布片部が前記折り畳み部を覆ってなる構成である。
本発明の第2の発明は、請求項2に記載された通りのエアバッグ装置であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記布片部は、前記連結部から放射状に均等に延在してなる構成である。
本発明に係るエアバッグ装置は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)本発明を適用することにより、折り畳まれたエアバッグの形状保持性、エアバッグへの保持部材の取付け作業性、エアバッグ展開時の破断性を良好にすることが可能となる。
本発明の第一実施例であるエアバッグ装置におけるエアバッグの折り畳み形状を示す平面図である。 本発明の第一実施例であるエアバッグを保持する被覆布を示す平面図である。 本発明の第一実施例であるエアバッグ装置におけるエアバッグを保持する被覆布で覆った状態を示す平面図である。 本発明の第一実施例であるエアバッグ装置における各部品を分解して示す概略斜視図である。 本発明の第二実施例であるエアバッグを保持する被覆布を示す平面図である。 本発明の第三実施例であるエアバッグを保持する被覆布を示す平面図である。 本発明の第四実施例であるエアバッグを保持する被覆布を示す平面図である。 図7で示した本発明の第四実施例の被覆布を2枚使用して交差するようにエアバッグを被覆布で保持した実施例を示す概略斜視図である。
基部と、前記基部に対向する上面と、前記基部と前記上面との間を取り囲む側部とが形成されるよう、エアバッグの略中心部を基準に袋体の外側から内側に向けて集積された折り畳み部を備えたエアバッグと、前記エアバッグに掛け渡されて覆う保持部材とを備えたエアバッグ装置であって、前記保持部材は、複数の布片部を備え、前記布片部は一点の連結部により連結されてなり、複数の布片部が前記連結部を中心にして放射状に配置され、前記連結部が折り畳まれた前記エアバッグの略中心部近傍の前記上面に位置するよう設定され、前記布片部が前記折り畳み部を覆ってなるエアバッグ装置である。
本発明のエアバッグ装置を図面に基づいて説明する。
従来からエアバッグ装置に収納されるエアバッグの折り畳みの手段としては様々あるが、本実施例は既存の折り畳み装置によって折り畳まれたエアバッグを用いている。
図1〜図4に示すように、このエアバッグは運転席用エアバッグとしてステアリングホイールのセンターパッド内部に設置される仕様のものであり、ナイロン66と呼称される合成繊維からなる一対の略円形の基布の周縁部を縫製等の接合手段によって接合した袋体1である。
一対の基布のうち一方の基布の中心部にはガス発生装置であるインフレータ10を挿通可能な程度の大きさに円形のガス導入開口2が設けられ、さらにその開口2を囲むようにして小径の開口2´が四ヶ所設けられている。
エアバッグの袋体1は、折り畳まれる前の段階では内部の空気が排出されて一対の基布が互いに重なり合うようにしてフラットな状態を呈している。そして、このエアバッグの袋体1には、四本のボルトがその角部から突設するリテーナ3と呼ばれる金具がガス導入開口2から内部に挿入され、ガス導入開口2を囲む小径の開口2´からボルト3´がそれぞれエアバッグ外部へ向けて突出するよう予め取付けられている。
このエアバッグは、折り畳み装置による折り工程を経て、図1、図4に示すように、ガス導入開口2を有する側である基部と、基部に対向する上面と、基部と上面との間を取り囲む側部とを有して形成されてなり、折り畳み部の各形状としては、ガスの導入が速やかになされる略十字状の突出部4と、突出部4と突出部4との間に形成されて突出部4を外側に押し出すようにして圧縮された、突出部4と重ならない略十字状の波状部5とを有して形成されている。
そして図3、図4に示すように、折り畳まれたエアバッグ6は型崩れを防ぐために保持部材である被覆布7で覆われることになるが、本実施例では型崩れのしにくい突出部4より、エアバッグの袋体1の外側から内側に向けて波状に折り畳まれているため放射方向に型崩れしやすい波状部5を覆うために略十字状に裁断された被覆布7を用いている。
この被覆布7はエアバッグと同様のナイロン66と呼称される合成繊維からなる基布を用いており、図2に示すように、一の端部と他の端部とを有する平行な一対の辺部と、それぞれの端部から対向する辺部側へ向かいつつそれぞれが同一の方向へ傾斜するようにして交わった傾斜辺部とを有した矢印に近い形状の四枚の略等しい被覆片部8を備えている。
そして、被覆片部8に於いて一対の辺部から離間して交わった側の傾斜辺部の交点同士が連結部9により連結したものとなっているが、折り畳まれるエアバッグの態様により、例えば材質や被覆片部8の形状を変更したり枚数を増減させたりするなどの対応が可能となる。
この複数の被覆片部8は、共有する一点の連結部9から放射状に均等に延在した略十字状となるよう設定されている。
すなわち、略等しい形状の複数の被覆片部8が連結部9を中心にして放射状に配置された状態をいう。
また、他の第二〜第四実施例として図5〜図8に示すように、略矩形や略円形の一枚の布体にスリット11や切欠きを施し一箇所の連結部9を介して複数の被覆片部8が連結した被覆布7を形成するケースも想定されている。
その際、略矩形の布体ならば、長辺および短辺それぞれ対向する辺部の略中心箇所からそれぞれが対向するような同等の長さのスリット11を形成し、長短それぞれのスリット11先端が接近しあいつつ複数の被覆片部8が切り離されずに連結した状態の連結部9から複数の被覆片部8が放射状に均等に延在する状態を形成することもできる。
連結部9は、隣り合う被覆片部8同士が形成するスリット11部の先端同士の間隔が5mmとなるよう設定されているが、エアバッグへの取付け作業時に破断せず、かつ、エアバッグの展開力により破断する間隔であればこの限りではなく、多様な数値の選択が当然可能である。
そしてこの被覆布7の取付けは、エアバッグのガス導入開口2の周縁から突出するボルト3´を被覆片部8に設けた係止孔部12に引掛けるようにしてなされている。
その際、被覆片部8が連結部9から均等に延在するよう設けられているため構造的にバランスがよく、エアバッグへの取付けを行う作業者の力のバランスが多少崩れても被覆布7には均等に力が加わりやすいため、連結部9が破断することなく取付け時の作業性が良好となる。
被覆布7を掛け渡して覆われたエアバッグは、折り畳まれたエアバッグの略中心部近傍の上面に連結部9が位置するよう設定されている。
エアバッグの略中心部とは、エアバッグを折り畳んだ際の重心となる位置とほぼ同一であり、本実施例のエアバッグの場合、折り畳み装置により波状部5と突出部4の各折り畳み形状がエアバッグの内側へ向けて集積される際の基準となる位置ともほぼ同一の位置をいうものである。
エアバッグの略中心部近傍の上面に連結部9が位置するよう設定することで、エアバッグ展開時の膨張圧により被覆片部8が引張された際に、複数方向からの引張力は連結部9に均等に加わりやすくなり、所定の破断タイミングが容易かつ安定して得られるようになる。
そして、被覆布7で覆われたエアバッグは、底部から立設する立壁を備えて上部に開口部を有し、底部にはエアバッグのガス導入開口2と同等の大きさでインフレータ10を挿通可能なインフレータ10挿通開口と、エアバッグから突出するリテーナ3のボルト3´が挿通可能な小径の開口2´とを有した箱状の収納容器であり、比較的硬質の樹脂であるPPやABSなどからなるベースプレート内に収納される。
前述の第一実施例における図4に示したものから理解できるが、その後、エアバッグを収納したベースプレート13の開口部側を、表面部から下垂する壁部を備えた箱状で比較的軟質のTPEのような樹脂からなるカバー体14が、ベースプレート13の立壁から突設された係止爪15とカバーの壁部に穿設された係止口16とを係合させるようにして取付けられる。
その際、エアバッグは被覆布7により覆われているため、カバー体14の壁部とベースプレート13の立壁とが摺接しながら取付けられる状態にあっても複雑な形状に折り畳まれたエアバッグの本体部の一部が入り込むことがない。そのため、作業性の向上により管理工数を削減し、かつエアバッグの一部が入り込むことに起因する手直し作業の発生や歩留まりの低下を抑制することができる。
そして、カバー体14とベースプレート13との間にエアバッグが収納されたのち、ベースプレート13の裏側からインフレータ10が固定されて形成されたセンターパッドをステアリングホイールに取付けることで本発明のエアバッグ装置の車体への取付けが完了することになる。
車体に取付けられた本発明に係るエアバッグ装置が起動した場合、ガスの導入に伴うエアバッグの膨張により被覆布7を破断してカバーを開裂し、乗員側へ展開することになるが、そのような場合に於いても本願発明は優れた効果を奏する。
本願発明のエアバッグは一点の連結部9により連結されているだけなので、従来の被覆布に施された破断部に複数の連結部を有するような場合に比べて極めて破断性に優れており、所望のタイミングで安定的にエアバッグの展開を行うことができる。
また、連結部9が略中央部に設けられて、被覆片部8がエアバッグの波状部5を覆いつつ速やかにガスが流れやすい突出部4を覆わないよう構成されているため、エアバッグは連結部9のある上方向より突出部4の形成される横方向に最初に多くのガスが流れることになる。
そして、横方向、すなわち広げた状態のエアバッグの径方向である放射方向へ向けて突出部4が展開を始めると、突出部4に接するように隣り合って配置されている展開前の波状部5も同時に放射方向へ移動するようになる。
その際、波状部5が放射方向へ移動するということがすなわち波状の折り畳み状態を解除する方向への動きとなるため、波状部5にもガスが流れやすくなる。
放射方向へのエアバッグの膨張展開が促進されると放射方向への張力が発生するようになり、上方向ではない放射方向へのエアバッグ膨張展開で被覆片部8を引張して連結部9を破断させることができ、極めて展開特性の優れたエアバッグを提供することが可能となる。
以上説明したことは一つの実施例を基にして本発明の説明を行ったが当然この限りではなく、例えば図5、図6のように、一枚の矩形や円形の布体にスリット11や切欠きを施して略中央部に連結部9を有して複数の被覆片部8を備えた被覆布7を構成するようにしてもよい。この場合の取付け方などは上述の実施例とほぼ変わらないため詳細は省くが、歩留まり等を考慮してこのような形態を選択することも可能である。
また、被覆布7は一枚のものに限らず、例えば図7、図8のように二枚の矩形の布体にそれぞれスリット11や切欠きを施して被覆片部8を形成したものを交差するようにエアバッグに重ねていくようにしてもよい。エアバッグへの取付け方に関してはこちらも詳細は省くが、この場合は被覆片部8の形成手段としてスリット11と切欠きとを使い分けるようにしてどちらを上下に設定するかなど、状況に応じての選択も可能であり、スリット11か切欠き何れかに統一してもよい。また、この実施例に於いても折り畳み形状の変更により被覆布7の枚数の変更が勿論可能である。
本発明の実施例としてステアリングホイール用エアバッグへの適用を例にして説明したが、本発明の範囲内で形状を適宜変更すれば助手席用エアバッグへの適用も可能である。
エアバッグ装置を備えた全て車両に利用することができる。
1・・・・袋体
2・・・・ガス導入開口
2´・・・・小径の開口
3・・・・リテーナ
3´・・・・ボルト
4・・・・突出部
5・・・・波状部
6・・・・折り畳まれたエアバッグ
7・・・・被覆布
8・・・・被覆片部
9・・・・連結部
10・・・・インフレータ
11・・・・スリット
12・・・・係止孔部
13・・・・ベースプレート
14・・・・カバー体
15・・・・係止爪
16・・・・係止口

Claims (2)

  1. 基部と、前記基部に対向する上面と、前記基部と前記上面との間を取り囲む側部とが形成されるよう、エアバッグの略中心部を基準に袋体の外側から内側に向けて集積された折り畳み部を備えたエアバッグと、前記エアバッグに掛け渡されて覆う保持部材とを備えたエアバッグ装置であって、前記保持部材は、複数の布片部を備え、前記布片部は一点の連結部により連結されてなり、複数の布片部が前記連結部を中心にして放射状に配置され、前記連結部が折り畳まれた前記エアバッグの略中心部近傍の前記上面に位置するよう設定され、前記布片部が前記折り畳み部を覆ってなることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記布片部は、前記連結部から放射状に均等に延在してなることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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