JP6053351B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明は、容器の口部に装着されるキャップ本体にヒンジを介して上蓋が連設されたヒンジキャップに関し、とくに容器内に充填した加熱殺菌された内容液によりキャップ内の空気が加熱されたとき、内圧が上昇してキャップの上蓋が開蓋することを防止するとともに、温水シャワーによる冷却時に、温水をキャップ内に吸い込むことを防止するようにしたヒンジキャップに関するものである。
殺菌のために加熱された内容液を充填した容器に装着されるヒンジキャップにおいて、内容液を充填して容器内部を殺菌し、ヒンジキャップを打栓して容器に装着した後、次いで容器外部より温水シャワーで洗浄、冷却することは従来より行われている。
特開2000−272648号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のヒンジキャップ付き容器では、加熱により、キャップ内の空気圧が急激に上昇した場合、空気圧が上蓋(20)の側壁部(22)を押圧して外方に変形させることで、側壁部(22)と中蓋(2)の係合凹部(9)との係合が外れ、上蓋(20)が開蓋することがあった。
また、キャップ内の空気圧により空気の流通路を形成、または閉鎖しているので、キャップ内の空気圧が高くなって空気の流通路が形成されているときに、容器外から温水シャワーで冷却すると、キャップ内の空気圧が急激に低下し、空気の流通路が閉鎖される前に空気と一緒に温水までキャップ内に吸い込むという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、加熱によりキャップ内の空気の圧力上昇しても、上蓋が開蓋しないようにするとともに、温水シャワー時に、温水がキャップ内に侵入することを防止することができるヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体に連設された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、周縁上面に蓋係合筒部を立設した上壁と、上壁の外周縁から垂設され、容器の口筒部外周に係合する外筒と、外筒の外周に隙間を形成して連設される外周リングとを具え、上蓋は、頂壁と、頂壁外縁に垂設された側周壁とを具え、側周壁の内周下部には、キャップ本体の蓋係合筒部に係合する係合段部が凹設され、側周壁の下端面には、キャップ本体の外周リングと外筒との間の隙間内に嵌挿され、外周が外周リングの内周上部に当接し、内周下端が外筒の外周上部をシールするリング状筒が垂設されていることを特徴とする構成を採用する。
リング状筒の実施例として、リング状筒の内周下端には、内方が外筒の外周上部と係合するシール突条が突設されていることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上蓋の側周壁の下端面に垂設されたリング状筒が、閉蓋時にキャップ本体の外周リングと外筒との間の隙間内に嵌挿されることにより、閉蓋後に、加熱された内容液、または、温水シャワーによるキャップ内の空気の圧力上昇により、上蓋の側周壁を外側に変形させようとしても、上蓋のリング状筒の外周が外周リングの内周上部に当接して、側周壁が外側へ広がることを防止でき、上蓋が開蓋することを防止できる。
また、上蓋のリング状筒の内周がキャップ本体の外筒の外周上部と嵌合するので、温水シャワーの水がキャップ内に進入することを防止することができる。
本発明のヒンジキャップの閉蓋状態を示す断面側面図で、(a)は全体図、(b)は要部拡大図である。 ヒンジキャップの開蓋状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。
次に、本発明のヒンジキャップの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1、2において、Aは容器の口筒部に装着されるキャップ本体、BはヒンジCを介してキャップ本体Aに連設された上蓋である。
キャップ本体Aは、容器の口筒部に装着される装着筒部1と、注出筒部2と、装着筒部1の外周に隙間aを形成して連設され、外周上端の所定の個所にヒンジCが連設される外周リング3とからなっている。
装着筒部1は、周縁上面に蓋係合筒部4を立設した環状の上壁5と、上壁5の内周縁から垂設された内筒6と、上壁5の外周縁から垂設された外筒7とからなっている。
蓋係合筒部4の外周には、上蓋Bと係合する外向き突条8が設けられている。
外筒7の内周下部には、容器の口筒部外周に係合する係合突部9が設けられており、外筒7の外周下端部には、ヒンジC側と反対側に配設された連結片10と、連結片10の両側からヒンジC側に隙間をおいて複数配設された破断可能な弱化片11が連設されている。
連結片10と弱化片11の外縁には、外周リング3の内周下端部が連設され、隙間aを形成して外周リング3は外筒7に連設されている。
注出筒部2は、装着筒部1の内筒6の内周下部に連設し、上方に延びる注出筒12と、注出筒12の内周の所定位置に設けられた隔壁13とを具え、隔壁13には、弱化溝14によって注出口を形成する除去部15が形成されている。
除去部15には、支柱を介してプルリング16が立設されている。
上蓋Bは、頂壁20と、頂壁20外縁に垂設され、外周下端の所定位置にヒンジCが連設されるとともに、ヒンジCの反対側に摘み片を形成した側周壁21と、頂壁20の下面に垂設され、外周下端がキャップ本体Aの注出筒12の内周に係合する内筒壁22とを具えている。
側周壁21の内周下部には、キャップ本体Aの蓋係合筒部4に係合する係合段部23が凹設され、側周壁21の下端面には、キャップ本体Aの外周リング3と外筒7との間の隙間a内に挿入されるリング状筒24が垂設されている。
係合段部23は、蓋係合筒部4上面と係合する頂面23aと、蓋係合筒部4の外周面と係合する内周面23bとを具え、内周面23bの下部には、上部が蓋係合筒部4の外向き突条8の下部に係合する内向き突条25が突設されている。
リング状筒24の内周下端部には、内方が外筒7の外周上部と係合するシール突条26が突設されている。
次に、本発明のヒンジキャップの使用態様と作用効果について説明する。
容器に加熱された内容液を充填された後、上蓋Bを閉じ、キャップ本体Aと上蓋Bが係合して閉蓋されたヒンジキャップを容器の口部に打栓して装着する。
次いで容器外部より温水シャワーで洗浄、冷却する。
上蓋Bを閉蓋する際には、上蓋Bの側周壁21の係合段部23とキャップ本体Aの蓋係合筒部4が係合するとともに、係合段部23の内向き突条25の上部と蓋係合筒部4の外向き突条8の下部とが嵌合して第1シール部を形成する。
また、閉蓋時に、上蓋Bの側周壁21のリング状筒24がキャップ本体Aの外周リング3と外筒7との間の隙間a内に嵌挿され、リング状筒24のシール突条26の内方が外筒7の外周上部と係合して第2シール部を形成するとともに、リング状筒24の外周が外周リング3の内周上部と当接し、閉蓋される。
本発明のヒンジキャップは、外周リング3の円周形状が、成形時、または、打栓に起因する変形、ひずみなどの製品の形状不良があっても、上蓋Bのリング状筒24がキャップ本体Aの外周リング3と外筒7との間に嵌挿され、リング状筒24の外周が外周リング3の内周上部と係合することにより、外周リング3を円周形状を元に戻し、見栄えのよい形状で保持することができる。
また、閉蓋後に、加熱された内容液、または、温水シャワーによってキャップ内の空気が加熱され、圧力が上昇し、上蓋Bの側周壁21を外側に変形させようとしても、上蓋Bのリング状筒24の外周が外周リング3の内周上部に係合して、側周壁21が外側へ広がることを防止でき、側周壁21の係合段部23の内向き突条25の上部とキャップ本体Aの蓋係合筒部4の外向き突条8の下部との嵌合力を弱めることがなく、上蓋Bが開蓋してしまうことを防止することができる。
さらに、リング状筒24のシール突条26の内周端が外筒7の外周上部と嵌合することにより第2シール部が形成され、温水シャワーの水がキャップ内に進入すること、または、冷却によるキャップ内の負圧により、キャップ内へ水を吸い込んでしまうことを防止することができる。
本発明のヒンジキャップは、消費者が内容物を全て使用した後、分別廃棄する。
その際は、まず、上蓋Bを開蓋して引張り上げることにより、ヒンジCを介してキャップ本体Aの外周リング3を引き上げると、外周リング3と装着筒部1の外筒7との間の弱化片11をヒンジC側から破断していく。
さらに上蓋Bを引張ると、外周リング3と外筒7との間の連結片10を支点として外周リング3のヒンジC側が上昇し、外周リング3の連結片10側も上昇する。
そして、連結片10を介して外筒7の下端部が引張られることによって外筒7が変形し、キャップ本体Aの外筒7と容器の口筒部との係合が外れ、ヒンジキャップを容器から外して、分別廃棄することができる。
本発明のヒンジキャップは、閉蓋の際に、上蓋の側周壁の下面に垂設したリング状筒が、キャップ本体の外周リングと外筒との間の隙間内に嵌挿されることで、内容液等の加熱によるキャップ内の内圧上昇による上蓋の側周壁の変形を防止するとともにシャワー温水などのキャップ内への侵入を防止するので、各種の加熱内容液を充填する容器のヒンジキャップとして広く利用することができる。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
a 隙間
1 装着筒部
2 注出筒部
3 外周リング
4 蓋係合筒部
5 上壁
6 内筒
7 外筒
8 外向き突条
9 係合突部
10 連結片
11 弱化片
12 注出筒
13 隔壁
14 弱化溝
15 除去部
16 プルリング
20 頂壁
21 側周壁
22 内筒壁
23 係合段部
23a 頂面
23b 内周面
24 リング状筒
25 内向き突条
26 シール突条

Claims (2)

  1. 容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体に連設された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
    キャップ本体は、周縁上面に蓋係合筒部を立設した上壁と、上壁の外周縁から垂設され、容器の口筒部外周に係合する外筒と、外筒の外周に隙間を形成して連設される外周リングとを具え、
    上蓋は、頂壁と、頂壁外縁に垂設された側周壁とを具え、
    側周壁の内周下部には、キャップ本体の蓋係合筒部に係合する係合段部が凹設され、側周壁の下端面には、キャップ本体の外周リングと外筒との間の隙間内に嵌挿され、外周が外周リングの内周上部に当接し、内周下端が外筒の外周上部をシールするリング状筒が垂設されていることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. リング状筒の内周下端には、内方が外筒の外周上部と係合するシール突条が突設されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
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