JP5669706B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
また、加熱により、キャップ内の空気圧が急激に上昇した場合、空気圧が上蓋(20)の側壁部(22)を押圧して外方に変形させることで、側壁部(22)と中蓋(2)の係合凹部(9)との係合が外れ、上蓋(20)が開蓋することもあった。
その後、打栓が終了し押圧力が解除されると、当接筒の強い弾性復元力がテーパー面に作用して上蓋を上昇させ、当接筒の先端がテーパー面上を摺動して第1エアー溝による空気の流通路を速やかに閉鎖するので、キャップ内はわずかに負圧となり、さらに、内方シール部、外方シール部も速やかに復帰して負圧が維持されることにより、加熱された内容液や温水シャワーによってキャップ内の圧力が上昇しても、上蓋が開蓋するほどの圧力には達せず、加熱による開蓋を確実に防ぐことができる。
また、テーパー面の作用によって内方、外方シール部が速やかに復帰するので、打栓後のシャワー時の温水がキャップ内に侵入することを防止することができる。
容器本体Dの口筒部1外周には、係合突条2が設けられている。
注出筒6のヒンジC側の内周面には、下部に2本の縦リブ13が所定範囲にわたって垂直方向に設けられている。
外筒17の内周には、容器本体Dの口筒部1の係合突条2と係合する掛止部19が突出して設けられており、係合筒部8は、打栓することにより環状嵌合部15に容器本体Dの口筒部1を嵌合し、内筒16外周と外筒17内周により口筒部1を挟持するとともに、係合突条2と掛止部19とが係合して、キャップ本体Aが容器本体の口筒部1に装着される。
内方膨出部26の上面には、打栓時の押圧力を受ける平坦面30が設けられており、内方膨出部26は、環状嵌合部15に嵌合する容器本体Dの口筒部1のほぼ上に位置するように配置されている。
また、テーパー面29の下部から半径方向所定範囲には、第1のエアー溝31が複数個所、図2に示すように本実施例では4個所に設けられている。
外筒壁36は、下端外周の所定箇所でヒンジCを介してキャップ本体Aと連設し、ヒンジCの反対側には摘み部38を具えている。
係合凹部40の外周側の外側周面42には、外方膨出部25の下面と係合して外方シール部S1を形成する係合突出部43が設けられ、外方くびれ部27の上部に嵌入している。
また、係合凹部40の内周側の内側周面44は、内方膨出部26と係合して内方シール部S2を形成する。
係合凹部40の底面45には、周方向の複数個所、本実施例では4個所に第2のエアー溝46が半径方向に設けられている。
まず、上蓋Bをキャップ本体Aに対して閉蓋することにより、図1に示すように、上蓋Bの密封筒37がキャップ本体Aの注出筒6に嵌入し密封するので、注出筒6の外側に空気室a、内側に空気室bが形成される。
容器本体Dに加熱された内容液を充填し、容器本体Dの口筒部1に、閉蓋したヒンジキャップの係合筒部8の環状嵌合部15をあてがい、上方から押圧して打栓する。
上蓋Bが下降することにより、図3(b)に示すように、上蓋Bの係合突出部43の上面がキャップ本体Aの外方膨出部25の下面から離隔し、外方シール部S1が開放されるとともに、当接筒41の先端がテーパー面29上を摺接しながら下降することにより、当接筒41がわずかに内方に撓んで、蓋係合部18の内方膨出部26が係合凹部40の内側周面44から離隔し、内方シール部S2も開放される。
なお、内方膨出部26の上面は必ずしも平坦でなくてもよいが、打栓の押圧力を受け止め上蓋Bの最下降位置を正確に決めるためには、平坦面とすることが好ましい。
また、当接筒41の先端はテーパー面29上を摺動して、上蓋Bの最下降位置では、第1のエアー溝31が設けられた半径方向所定範囲まで下降するので、第1のエアー溝31によって空気の流通路が形成され、当接筒41の先端とテーパー面29との当接によって空気の流通が妨げられることはない。
このため、キャップ内の空気室bと空気室aとの間でも空気の流通路が形成され、上蓋Bの下降によって圧縮された空気室b内の空気も、空気室aを通ってキャップ外に排出される。
上蓋Bが元の位置・形状に復帰する過程で、上蓋Bが上昇するとともに当接筒41の先端がテーパー面29上を摺動して第1のエアー溝31の範囲を脱し、空気の流通路を速やかに密閉するので、上蓋Bが上昇・復元を続けることでキャップ内はわずかに負圧となる。
さらに、外方シール部S1、内方シール部S2も速やかに復帰して、負圧がさらに増大するとともに負圧が維持される。
なお、打栓時に生じたヒンジキャップ内の負圧は僅かであるため、消費者が必要に応じて開蓋する際には開蓋操作の障害にはならない。
消費者が内容物を全て使用した後、容器を分別廃棄するには、まず、上蓋Bを開蓋して引張り上げることにより、ヒンジCを介してキャップ本体Aの外周筒部9を引き上げると、外周筒部9と係合筒部8との間の弱化片21が破断する。
さらに上蓋Bを引張ると、外周筒部9と係合筒部8との間の連結片20を支点として外周筒部9のヒンジC側が上昇し、外周筒部9の連結片20側も上昇する。
そして、連結片20を介して係合筒部8の外筒17の下端部が引張られることで外筒17が変形し、キャップ本体Aと容器本体Dの口筒部1との係合が外れて、ヒンジキャップを容器本体Dから外して、分別廃棄することができる。
また、本実施例のヒンジキャップは、連結片20と弱化片21とで連設された外周筒部9を設けた分別廃棄可能なものとしたが、他の形式の分別廃棄可能なヒンジキャップでもよく、分別廃棄が不可能なヒンジキャップであってもかまわない。
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
S1 外方シール部
S2 内方シール部
a、b 空気室
1 口筒部
2 係合突条
5 底壁
6 注出筒
7 リング状底壁
8 係合筒部
9 外周筒部
10 除去部
11 弱化部
12 プルリング
13 縦リブ
15 環状嵌合部
16 内筒
17 外筒
18 蓋係合部
19 掛止部
20 連結片
21 弱化片
25 外方膨出部
26 内方膨出部
27 外方くびれ部
28 内方くびれ部
29 テーパー面
30 平坦面
31 第1のエアー溝
35 頂壁
36 外筒壁
37 密封筒
38 摘み部
40 係合凹部
41 当接筒
42 外側周面
43 係合突出部
44 内側周面
45 底面
46 第2のエアー溝
Claims (3)
- 容器の口筒部に取着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
キャップ本体には、容器の口筒部が嵌合する係合筒部の上部に蓋係合部が立設され、
蓋係合部は、外周面に外方膨出部が環状に突出し、内周面の上方には内方膨出部が環状に突出するとともに、内周面の下方にはテーパー面が形成され、テーパー面の下部から半径方向所定範囲には第1のエアー溝が設けられており、
上蓋は、頂壁と、頂壁外周から垂下する外筒壁とを備え、
外筒壁の下端部には、蓋係合部が嵌合する係合凹部と、係合凹部の内周側に先端部がテーパー面に当接する当接筒とが設けられ、
係合凹部は、内側周面が内方膨出部と係合して内方シール部を形成するとともに、外側周面には外方膨出部の下面と係合して外方シール部を形成する係合突出部が設けられ、底面には半径方向に第2のエアー溝が設けられており、
打栓時には、押圧力により上蓋がキャップ本体に対して下降して蓋係合部の上面が係合凹部の底面に当接するとともに、当接筒は弾性変形しながら先端がテーパー面上を摺動し、第1のエアー溝が設けられた前記所定範囲まで下降することを特徴とするヒンジキャップ。 - 蓋係合部の上面には、打栓時の押圧力を受けるための平坦面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
- 注出筒の内周下部に縦リブが突設され、打栓時に上蓋頂壁から垂設された密封筒の先端が縦リブに乗り上げることで、密封筒と注出筒との間に空気の流通路が形成されることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジキャップ。
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