JP6051977B2 - 車両のエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、
エアバッグ本体がフロントピラーパネルとルーフサイドパネルとにわたって取り付けられ、
テザーの一端部が前記エアバッグ本体に、他端部が前記フロントピラーパネルにそれぞれ連結され、
フロントピラートリムの上端部の幅方向中間部から裏側に膨出する箱形状の台座が前記フロントピラーパネルに固定された状態で、前記テザーの一部分が、前記台座と、前記フロントピラートリムの後壁との間の空間に位置し、
車両衝突時にインフレータから供給されたガスで前記エアバッグ本体が車室内側に膨張展開するに伴って、前記テザーが、前記フロントピラートリムの後壁の端縁と前記フロントピラーパネルとの間から車室内に飛び出して前記エアバッグ本体を支持する車両のエアバッグ装置に関する。
従来、上記の車両のエアバッグ装置では、車両衝突時に前記テザーを前記車室内側にガイドするガイドリブが、フロントピラートリムの後壁の裏面に立設されていた(特許文献1参照)。
特開2012−17045号公報
上記従来の構造によれば、前記ガイドリブは、フロントピラートリムの後壁の裏面から立ち上がっていたために、ガイドリブの高さ寸法(フロントピラートリムの後壁の裏面からガイドリブの頂面までの距離)が高くなり、ガイドリブが変形することがあった。
その結果、エアバッグやテザーが、フロントピラートリムの後壁の端縁とフロントピラーパネルとの間から車室内に飛び出す時に、フロントピラートリムに無理な力が加わって、フロントピラートリムに割れ等が発生しやすかった。
この問題を解消するために、耐衝撃性の高い特殊な材料でフロントピラートリムを形成すると、製作コストが高くなるという新たな問題が生じる。
また、ガイドリブの高さ寸法が高くなることで、フロントピラートリムの意匠面にヒケが発生するという問題もあった。
本発明の目的は、ガイドリブの変形を防止することができて、フロントピラートリムに割れ等が生じることを防止でき、製作コストを低減でき、フロントピラートリムの外観品質を向上させることができる車両のエアバッグ装置を提供する点にある。
本発明の特徴は、
エアバッグ本体がフロントピラーパネルとルーフサイドパネルとにわたって取り付けられ、
テザーの一端部が前記エアバッグ本体に、他端部が前記フロントピラーパネルにそれぞれ連結され、
フロントピラートリムの上端部の幅方向中間部から裏側に膨出する箱形状の台座が前記フロントピラーパネルに固定された状態で、前記テザーの一部分が、前記台座と、前記フロントピラートリムの後壁との間の空間に位置し、
車両衝突時にインフレータから供給されたガスで前記エアバッグ本体が車室内側に膨張展開するに伴って、前記テザーが、前記フロントピラートリムの後壁の端縁と前記フロントピラーパネルとの間から車室内に飛び出して前記エアバッグ本体を支持する車両のエアバッグ装置であって、
前記台座が前記フロントピラートリムの後壁側まで延長されて延長台座が形成され、
車両衝突時に前記テザーを前記車室内側にガイドするガイドリブが、前記延長台座の座面部に、前記フロントピラーパネル側に向かって立設されている点にある。(請求項1)
この構成によれば、車両衝突時に前記テザーを前記車室内側にガイドするガイドリブが、前記延長台座の座面部に、前記フロントピラーパネル側に向かって立設されているから、ガイドリブの高さ寸法を高くすること無く、ガイドリブのガイド面を所望の高い位置(フロントピラートリムの裏面からの距離が長い位置)に配置することができる。
従って、高さ寸法が高いガイドリブをフロントピラートリムの裏面に直接立設してある比較例の構造に比べると、ガイドリブの変形を防止することができる。
そして、エアバッグやテザーが、フロントピラートリムの後壁の端縁とフロントピラーパネルとの間から車室内に飛び出す時に、フロントピラートリムを無理なく押し広げて開放することができる。その結果、フロントピラートリムに割れ等が発生するのを防ぐことができる。さらに、耐衝撃性の高い特殊な材料でフロントピラートリムを形成する必要がなく、製作コストを低減することができる。そして、前記比較例の構造に比べて、フロントピラートリムの意匠面にヒケが発生することを防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記フロントピラートリムの突き合わせ端部に突き合わされるルーフライニングの突き合わせ端部を、前記フロントピラートリムの後壁との協働で挟持する挟持リブが、前記ガイドリブの上側の側面から突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
フロントピラートリムの突き合わせ端部とルーフライニングの突き合わせ端部との突き合わせ部に隙間が生じるのを防止することができ、外観品質を向上させることができる。
そして、エアバッグ本体やテザーが引っ掛かりやすいフロントピラートリムの後壁の角部までガイドリブが展開時の動きをガイドできる為、フロントピラートリムへのエアバッグ本体やテザーの引っ掛かりによる破損を防ぐことができる。(請求項2)
本発明において、
前記ガイドリブは前記フロントピラートリムの後壁の裏面に連なり、
前記ガイドリブの上側の側面と前記フロントピラートリムの後壁の裏面とにわたって三角形状の補強リブが架設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
エアバッグ本体の展開時に最も変形が大きいフロントピラートリム部分(フロントピラートリム7の後壁7Kの上端部)の面剛性を向上させることができ、フロントピラートリムの割れを確実に防ぐことができる。(請求項3)
本発明によれば、
ガイドリブの変形を防止することができて、フロントピラートリムに割れ等が生じることを防止でき、製作コストを低減でき、フロントピラートリムの外観品質を向上させることができる車両のエアバッグ装置を提供することができた。
車両のエアバッグ装置を車室内側から見た図 フロントピラートリムを車室外側(裏側)から見た図 図2のZ矢視図 図2のY矢視図 フロントピラートリムとルーフライニングを車室内側から見た図 フロントピラートリムとルーフライニングの連結部を車室外側から見た図 図6のX矢視図 ルーフライニングの突き合わせ端部とフロントピラートリムの突き合わせ端部との突き合せ部を車室外側から見た図 フロントピラートリムの上端部を車室外側(裏側)から見た図 図6のA−A断面図 図6のB−B断面図 図8のC−C断面図
図1に示すように、乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグ装置1が、自動車のルーフサイドパネル3とフロントピラーパネル9とにわたって取り付けられている。カーテンエアバッグ装置1はルーフライニング8(図5,図8参照)の裏側に位置する。図1の符号2はセンターピラー、33はルーフ、K1はフロントドア用の開口、K2はリアドア用の開口である。
[フロントピラー4の構造]
フロントピラー4は、上端部側ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している。図11に示すように、このフロントピラー4は、金属製のフロントピラーパネル9と、フロントピラーパネル9を車幅方向内側W1から覆う樹脂製のフロントピラートリム7とから成る。前記フロントピラーパネル9は、フロントピラーアウタパネル9Aとフロントピラーインナパネル9Cとこれらの間のフロントピラーリンフォース9Bとから成る。Gはフロントガラスである。
[フロントピラーパネル9の構造]
フロントピラーアウタパネル9Aとフロントピラーリンフォース9Bは車両前後方向中間部(幅方向中間部)が車幅方向外側W2に膨出し、フロントピラーインナパネル9Cは車両前後方向中間部(幅方向中間部)が車幅方向内側W1に膨出している。そして、フロントピラーアウタパネル9Aとフロントピラーインナパネル9Cとフロントピラーリンフォース9Bの車両前方側Frのフランジ同士、及び、車両後方側Rrのフランジ同士が重ね合わされて溶接接合されている。車両後方側Rrの互いに重ね合わされたフランジにはウエザストリップ19が外嵌装着されている。
[フロントピラートリム7の構造]
図3,図11に示すように、フロントピラートリム7は、壁面がほぼ車幅方向を向く背壁7Hと、背壁7Hの車両前方側Frの端部から車幅方向外側W2に延びる前壁7Mと、背壁7Hの車両後方側Rrの端部から車幅方向外側W2に延びる後壁7Kとを備えている。前記背壁7Hは、車両後方側Rrの部分が車幅方向外側W2に少し折れ曲がっている。横断面において、前記後壁7Kの長さは前壁7Mの長さよりも長く設定されている。
図2に示すように、前記背壁7Hの上端部の幅方向中央部に、裏側に向かって膨出する箱形状の第1台座20が形成されている。また、前記背壁7Hの長手方向中間部の幅方向中央部に、裏側に向かって膨出する箱形状の第2台座27と第3台座28が、背壁7Hの長手方向に間隔を空けて形成されている。
[フロントピラートリム7の第1台座20の構造]
図3,図4,図11に示すように、前記第1台座20は横断面台形状に形成され、左右一対の側面部20Sと下面部20Kと座面部20Jとを備え、座面部20Jにクリップ挿通孔20Hが形成されている。前記座面部20Jはクリップ30を介してフロントピラーインナパネル9Cに固定される。
[延長台座21の構造]
前記第1台座20はフロントピラートリム7の後壁7K側まで延長されて延長台座21が形成されている。図4,図8,図12に示すように、延長台座21は、上半部22と下半部23で高さ寸法が異なっており、上半部22の高さ寸法が下半部23の高さ寸法よりも高く設定されている。
前記上半部22の座面部22Jと下半部23の座面部23Jには、複数の第1補強リブ31がフロントピラーインナパネル9C側(車幅方向外側W2)に向かって立設されている。第1補強リブ31は、第1台座20の車両後方側Rrの側壁20Sとフロントピラートリム7の前記後壁7Kとに連なり、頂面が円弧状に形成されている(図11参照)。これにより、第1台座20と延長台座21との剛性を向上させることができる。
[ガイドリブ10の構造]
そして、図3,図4,図10に示すように、車両衝突時にカーテンエアバッグ装置1のテザー15を車室内側(下方)にガイドするガイドリブ10が、前記延長台座21の上半部22の座面部22Jに、フロントピラーインナパネル9C側に向かって立設されている。
ガイドリブ10は、車両後方側Rrほど高さ寸法が高い三角形状に形成され、フロントピラートリム7の後壁7Kの裏面に連なっている。図10に示すように、ガイドリブ10のガイド面10Gは、フロントピラートリム7の後壁7K側(車両後方側Rr)ほどフロントピラーインナパネル9C側に位置する直線状の傾斜面に形成されている。これにより、テザー15が車室内側に移動する際に、フロントピラートリム7の後壁7Kの上側コーナー部7K2(図9参照)に対するテザー15の当接量を少なくすることができる。
前記第2台座27と第3台座28も第1台座20と同様にクリップ30を介してフロントピラーインナパネル9Cに固定されている(図2参照)。
[カーテンエアバッグ装置1の構造]
図1に示すように、カーテンエアバッグ装置1は、ルーフサイドパネル3とフロントピラーインナパネル9Cに沿うように折り畳まれた袋状のエアバッグ本体5と、車両衝突時にガスをエアバッグ本体5に供給するインフレータ13とを備えている。
前記折り畳まれたエアバッグ本体5は、ルーフサイドパネル3とフロントピラーインナパネル9Cに取り付けられて、前席の側部の上方と後席の側部の上方とにわたって位置する。そして、テザー15の一端部がエアバッグ本体5の前端部に、他端部がフロントピラーインナパネル9Cにそれぞれ連結されている。
フロントピラートリム7の前記第1台座20がフロントピラーインナパネル9Cにクリップ30を介して固定された状態で、テザー15のエアバッグ本体5側の一部分が、第1台座20と、フロントピラートリム7の後壁7Kの内面との間の空間に位置している(図10,図11参照)。
図6に示すように、折り畳まれたエアバッグ本体5のテザー15との連結部41は、フロントピラートリム7の突き合わせ端部7T(上端部)とルーフライニング8の突き合わせ端部8Tとの見切りLよりも上方に位置する。これにより、ガイドリブ10をできるだけフロントピラートリム7の上端縁側に配置することができる。その結果、テザー15が車室内側に移動する際に、フロントピラートリム7の後壁7Kの上端部に対するテザー15の当接量を少なくすることができる。
[車両衝突時のエアバッグ装置1の作動]
車両が衝突すると、図1に示すように、インフレータ13から供給されたガスでエアバッグ本体5が下方の車室内側に膨張展開し、乗員と車体側部との間に瞬時に下降して乗員の頭部を保護する。図1の矢印Aはエアバッグ本体5の膨張展開方向(下方)を示す。
そして、前記エアバッグ本体5の膨張展開に伴って、テザー15が、フロントピラートリム7の後壁7Kの端縁7K1(図10,図11参照)とフロントピラーインナパネル9Cとの間(詳しくは、前記後壁7Kの端縁7K1とウエザストリップ19との間)から車室内に飛び出してエアバッグ本体5を支持する。
エアバッグ本体5が膨張展開する場合、前記第1台座20とフロントピラーインナパネル9Cを固定しているクリップ30は、フロントピラーインナパネル9Cの被係合部から容易に外れる(係合解除する)。このように、前記被係合部に対する前記クリップ30の係合力が設定されている。
図2に示すように、前記第2台座27とフロントピラーインナパネル9Cを固定しているクリップと、第3台座28とフロントピラーインナパネル9Cを固定しているクリップとは、エアバッグ本体5が膨張展開した際に、フロントピラートリム7がフロントピラーインナパネル9Cから外れるのを防止する。第1台座20以外の台座の数(本実施形態では2個)は、フロントピラートリム7がフロントピラーインナパネル9Cから外れるのを防止できるのであれば2個に限られない。
[エアバッグ本体5の膨張展開時のテザー15の作動]
図10に、エアバッグ本体5の膨張展開時のテザー15の作動を示してある。符号Fは、膨張展開するエアバッグ本体5からテザー15に加わる下方に向かう力である。符号F1は、前記下方に向かう力Fの分力であり、クリップ30を外す方向(係合解除させる方向)に働く力である。符号F2は前記下方に向かう力Fの分力であり、ガイド面10Gに沿って滑る力である。
テザー15は、エアバッグ本体5に下方に引っ張られるに伴って、ガイドリブ10のガイド面10G上をスライド移動し、フロントピラートリム7の後壁7Kを押しのけて車室内に移動する。矢印Bは、テザー15に押しのけられるフロントピラートリム7の後壁7Kの移動方向を示す。
本発明の構成によれば、前記ガイドリブ10が、前記延長台座21の上半部22の座面部22Jに、フロントピラーインナパネル9C側に向かって立設されているから、ガイドリブ10の高さ寸法を高くすること無く、ガイドリブ10のガイド面10Gを所望の高い位置(フロントピラートリム7の裏面からの距離が長い位置)に配置することができる。従って、高さ寸法が高いガイドリブをフロントピラートリム7の裏面に直接立設してある比較例の構造に比べると、ガイドリブ10の変形を防止することができる。
そして、図10,図11に示すように、エアバッグ本体5やテザー15が、フロントピラートリム7の後壁7Kの端縁7K1とフロントピラーインナパネル9Cとの間から車室内に飛び出す時に、フロントピラートリム7を無理なく押し広げて開放することができる。
その結果、フロントピラートリム7に割れ等が発生するのを防ぐことができる。さらに、耐衝撃性の高い特殊な材料でフロントピラートリム7を形成する必要がなく、製作コストを低減することができる。そして、前記比較例の構造に比べて、フロントピラートリム7の意匠面にヒケが発生することを防止することができる。
[挟持リブ26の構造]
図3,図8に示すように、フロントピラートリム7の突き合わせ端部7Tに突き合わされるルーフライニング8の突き合わせ端部8Tを、フロントピラートリム7の後壁7Kとの協働で挟持する挟持リブ26が、ガイドリブ10の上側の側面から上方に突出している。図8の符号Lは両突き合わせ端部7T,8Tの重複長さである。
これにより、フロントピラートリム7の突き合わせ端部7Tとルーフライニング8の突き合わせ端部8Tとの突き合わせ部に隙間が生じるのを防止することができ、外観品質を向上させることができる。そして、エアバッグ本体5やテザー15が引っ掛かりやすいフロントピラートリム7の後壁7Kの角部までガイドリブ10が展開時の動きをガイドできる為、フロントピラートリム7へのエアバッグ本体5やテザー15の引っ掛かりによる破損を防ぐことができる。
挟持リブ26はガイドリブ10の長手方向(フロントピラートリム7の幅方向)に長く形成され、ガイドリブ10のガイド面10Gよりも車室内側に位置している。従って、エアバッグ本体5の膨張展開時にテザー15が挟持リブ26に当接することを防止することができ、前記隙間の発生を防止することができる。
図12に示すように、フロントピラートリム7をフロントピラーインナパネル9Cにクリップ30を介して固定する場合、前記挟持リブ26をルーフライニング8の突き合わせ端部8Tの外側の面に車室内側から当接させる。そして、フロントピラートリム7を車室内側に押し込む。ルーフライニング8の突き合わせ端部8Tは車室内側に弾性変形し、その後に弾性復元する。この状態で、フロントピラートリム7をフロントピラーインナパネル9Cにクリップ30を介して固定する。
図3に示すように、ガイドリブ10の上側の側面とフロントピラートリム7の後壁7Kの裏面とにわたって三角形状の複数の第2補強リブ25が架設されている。これにより、エアバッグ本体5の膨張展開時に最も変形が大きいフロントピラートリム部分(フロントピラートリム7の後壁7Kの上端部である突き合わせ端部7T)の面剛性を向上させることができ、フロントピラートリム7の割れを確実に防ぐことができる。
[別実施形態]
前記ガイドリブ10のガイド面10Gが曲面に形成されていてもよい。
3 ルーフサイドパネル
5 エアバッグ本体
7 フロントピラートリム
7K フロントピラートリムの後壁
7K1 フロントピラートリムの後壁の端縁
7T フロントピラートリムの突き合わせ端部
8 ルーフライニング
8T ルーフライニングの突き合わせ端部
9 フロントピラーパネル
10 ガイドリブ
10G ガイド面
13 インフレータ
15 テザー
20 台座
21 延長台座
22J 座面部
25 補強リブ(第2補強リブ)
26 挟持リブ

Claims (3)

  1. エアバッグ本体がフロントピラーパネルとルーフサイドパネルとにわたって取り付けられ、
    テザーの一端部が前記エアバッグ本体に、他端部が前記フロントピラーパネルにそれぞれ連結され、
    フロントピラートリムの上端部の幅方向中間部から裏側に膨出する箱形状の台座が前記フロントピラーパネルに固定された状態で、前記テザーの一部分が、前記台座と、前記フロントピラートリムの後壁との間の空間に位置し、
    車両衝突時にインフレータから供給されたガスで前記エアバッグ本体が車室内側に膨張展開するに伴って、前記テザーが、前記フロントピラートリムの後壁の端縁と前記フロントピラーパネルとの間から車室内に飛び出して前記エアバッグ本体を支持する車両のエアバッグ装置であって、
    前記台座が前記フロントピラートリムの後壁側まで延長されて延長台座が形成され、
    車両衝突時に前記テザーを前記車室内側にガイドするガイドリブが、前記延長台座の座面部に、前記フロントピラーパネル側に向かって立設されている車両のエアバッグ装置。
  2. 前記フロントピラートリムの突き合わせ端部に突き合わされるルーフライニングの突き合わせ端部を、前記フロントピラートリムの後壁との協働で挟持する挟持リブが、前記ガイドリブの上側の側面から突出している請求項1記載の車両のエアバッグ装置。
  3. 前記ガイドリブは前記フロントピラートリムの後壁の裏面に連なり、
    前記ガイドリブの上側の側面と前記フロントピラートリムの後壁の裏面とにわたって三角形状の補強リブが架設されている請求項1又は2記載の車両のエアバッグ装置。
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