JP2008114794A - カーテンエアバッグ装置を備えた車両構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】上縁トリム材やその一部が車室内に大幅に移動したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行えるようにし、しかも上縁トリム材の車室内からの見栄えも良好になるようにする。
【解決手段】ル−フトリムRTよりも硬質とされた上縁トリム材UTRが、ウインドガラスのG3上縁部に沿って配設され、上縁トリム材UTRの上方において収納状態にあるカーテンエアバッグKBが配設される。上縁トリム材UTRは、その上方に位置する対向パネル部材21に対して、上縁トリム材UTRとは別体とされた取付基部30を介して固定される。上縁トリム材UTRと取付基部30とは、固定具31の係止部67を、上縁トリム材UTRの第1取付孔61と取付基部30の第2取付孔62に対して下方側から挿通することによって固定される。カーテンエアバッグは、ル−フトリムRTの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、車室内に膨張展開される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、カーテンエアバッグ装置を備えた車両構造に関するものである。
車両、特に自動車においては、衝突時や横転時等の乗員保護のためにエアバッグ装置が装備されることが一般的となっている。このエアバッグの中には、カーテンエアバッグと呼ばれるように、ウインドガラスを覆うように車室内に膨張、展開されるものがある。このようなカーテンエアバッグは、前後方向に隔置された複数のサイドウインドガラスを覆うように、前後方向に長いものとされることもある。特許文献1には、カーテンエアバッグを前後方向に極めて長くして、前後方向に隔置された3つのサイドウインドガラスを全て覆うことのできるようにしたものが開示されている。
一方、ウインドガラスの上縁部に沿って上縁トリム材を配設して、この上縁トリム材の車体内方側端縁部を、ル−フパネルを車室内側から覆うル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接させたものもある。このような上縁トリム材は、見栄え向上等のために、軟質のル−フトリムよりも硬質とされているのが一般的である。特許文献2には、カーテンエアバッグの膨張展開圧を受ける上縁トリム材をその車幅方向内方側端縁部を中心として下方へ変位させることにより、この変位によってサイドウインドガラスと上縁トリム材との間に形成される隙間を通して、カーテンエアバッグを車室内に膨張展開させるものが開示されている。
特開2004−189099号公報 特開2001−219807号公報
ところで、ウインドガラスの上縁部に沿っては配設される上縁トリム材は、ル−フトリムよりも硬質なことから、カーテンエアバッグの膨張展開時には、衝撃により車体から外れたり破損しないようにすることが望まれることになる。とりわけ、上縁トリム材は、ウインドガラスの上縁部のほぼ全長に渡って存在するために比較的長く形成されることとなり、このため膨張展開されるカーテンエアバッグからの圧力を受けやすく、車室内に向けて変位されてしまう可能性が高いものとなる。
また、上縁トリム材の上面側には、対向パネル部材が相対向するように配設されて、この対向パネル部材に対する上縁トリム材の高さ位置(離間位置)を所望位置にするために、上縁トリム材と対向パネル部材との間に取付基部(取付部材)を介在することが考えられている。この取付基部は、かなりの大型部材となるが、例えば射出成形や鋳型成形等によって上縁トリム材と取付基部とを一体成形すると、上縁トリム材の下面側に「ひけ」を生じて、車室内側から上縁トリム材を見たときの外観上の見栄えが悪いものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、カーテンエアバッグの膨張展開時に、上縁トリム材やその一部が車室内に大幅に移動したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行えるようにし、しかも上縁トリム材の車室内からの見栄えも良好になるようにしたカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造および車両の組立方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明における車両構造にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
ル−フパネルの車室内側に軟質のル−フトリムが配設され、
前記ル−フトリムよりも硬質とされた上縁トリム材が、ウインドガラスの上縁部に沿ってかつ前記ル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接するように配設され、
収納状態にあるカーテンエアバッグが、前記上縁トリム材および前記ル−フトリムの上方において、前記ウインドガラスの上縁部に沿うように配設され、
前記上縁トリム材の上面に相対向して車体の一部を構成する対向パネル部材と前記上縁トリム材との間に、前記上縁トリム材とは別体に形成されると共に前記対向パネル部材に一体化された取付基部が介在され、
前記上縁トリム材に第1取付孔が形成されると共に、前記取付基部に前記第1取付孔と整合される第2取付孔が形成され、
前記上縁トリム材が、前記取付基部に対して、前記第1取付孔および第2取付孔に下方側から挿通される係止部を有する固定具によって固定され、
前記カーテンエアバッグはその膨張展開時に、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、前記ウインドガラスの少なくとも一部を車室内側から覆うように膨張展開される、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、収納状態にあるカーテンエアバッグは、上縁トリム材が車体に固定されたままの状態で、上縁トリム材よりも軟質となるル−フトリムを変形させて、車室内に向けて容易に膨張展開されることになる。また、膨張展開されるカーテンエアバッグからの圧力が取付基部に作用しても、取付基部に作用する圧力は、固定部材による固定方向とは交差する方向であるので、固定部材による固定がしっかりと維持されるかあるいは固定機能が増大されることになり、固定部材による上縁トリム材の固定機能が解除されてしまう事態が確実に防止されることになる。さらに、例えば上縁トリム材を射出成形したり鋳型成形した場合に、大型部材である取付基部が別体とされていることから、上縁トリム材の下面つまり車室内から目視される面に「ひけ」が発生することもなく、車室内からの外観上の見栄え向上の上でも好ましいものとなる。さらにまた、上縁トリム材は、取付基部を介して対向パネル部材に対して所定間隔を有するように精度よく位置決めした状態で取付けることができる。以上に加えて、取付基部に対して固定具によって固定されているので、走行中に振動する等の事態も防止されて騒音(異音)発生防止の上で好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記カーテンエアバッグは、前記取付基部を車体外方側へと押圧しつつ、車室内に膨張展開される、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、膨張展開されるカーテンエアバッグによって、取付基部に対して固定具による固定方向とは交差する方向の圧力が加えられて、固定具による固定機能を維持あるいは増大させる上で好ましいものとなる。
前記固定具における前記係止部は、外力が作用しない自由状態では前記第1取付孔および第2取付孔の径よりも実質的に大きな外径を構成する拡径状態とされると共に、弾性変形された縮径状態でもって前記第1取付孔および第2取付孔に挿通されて、前記第1取付孔および第2取付孔を貫通した後に拡径状態へと弾性復帰されて該各取付孔からの抜け止め作用を行うように設定されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、拡縮変形される係止部を利用してしっかりとした抜け止め、つまり上縁トリム材のしっかりとした固定を得ることができる。勿論、係止部の縮径変形を利用して、この係止部を第1取付孔および第2取付孔に対して押し込むという簡単な作業によって容易に固定を行うことができる。
前記上縁トリム材の上面には、少なくとも膨張展開されるカーテンエアバッグによって押圧されたときに前記取付基部に係合されて、前記上縁トリム材の下方への変位を規制するための係合部が形成されている、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、係合部を利用して、上縁トリム材をよりしっかり取付基部に対して固定させておくことができる。
前記取付基部の車体内方側あるいは車体外方側の側面に、係止孔が形成され、
前記係合部が、車体内方側から外方側へと向かう方向に伸びて、前記係止孔に挿入される、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、上縁トリム材の車体内方側端縁部が、膨張展開されるカーテンエアバッグから下方への圧力を受けたときに、係合部が係止孔に挿入されていることによって、上縁トリム材の車体内方側端縁部が車体外方側端縁部を中心にして下方へ変位するような力(モーメント)にしっかりと対抗することができ、上縁トリム材の車体内方側端縁部が下方へ変位してしまう事態をより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記固定具は、前記第1取付孔および第2取付孔に挿通される軸部と、前記軸部の下端部側に形成されると共に前記第1取付孔および第2取付孔に挿通不能なように大径とされた係止頭部と、前記軸部を取り囲むように形成された前記係止部となる中空状の大径頭部とを有し、
前記大径頭部を縮径させつつ前記第1取付孔および第2取付孔を挿通させることにより、前記大径頭部が前記第1取付孔および第2取付孔の開口縁部に係止されて抜け止め作用を行って前記上縁トリム材と取付基部とが固定され、
前記大径頭部の内部に位置されている前記軸部の側面に、側方からの外力を受けたときに前記第1取付孔および第2取付孔の開口縁部が係止される係止段部が形成されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、大径頭部による抜け止め機能に加えて、軸部の側面に形成されている係止段部をも利用して抜け止め機能を得ることができ、カーテンエアバッグの膨張展開時において固定部材による固定解除が行われてしまう事態をより確実に防止することができる。
前記ウインドガラスが、車体最後部に位置される後部ピラーと前記後部ピラーの直前方に位置される前部ピラーとの間に位置されるサイドウインドガラスとされ、
前記上縁トリム材が、前記後部ピラーと前部ピラーとの間の全長に渡って車体前後方向に伸びている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、カーテンエアバッグによって覆われることが要求されることの多いサイドウインドガラス部分に対して本発明を適用することができる。
本発明によれば、カーテンエアバッグの膨張展開時に、上縁トリム材が車体から外れて車室内に変位したり破損するのを防止しつつ、カーテンエアバッグの膨張展開を良好に行うことができる。また、上縁トリム材の車室内側空の見栄え向上の上でも好ましいものとなる。
図1,図2において、車両Vは、前席シートSAと、前席シートSAの後方に配設された2列目シートSBと、2列目シートSBの後方に配設された3列目シートSCとを有する。前席シートSA用のサイドドアが符合SD1で示され、2列目シートSB用のサイドドアが符合SD2で示される。この車両Vは、ピラーとして、前方から後方へ順次、AピラーP1、BピラーP2、前部ピラーとしてのCピラーP3、後部ピラーとしてのDピラーP4とを有する。左右のDピラーP4の間は、バックドアBDによって開閉される後方開口10とされ、後方開口10を通して、3列目シートSC後方の荷室11に対する荷物の出し入れが行われる。
前記サイドドアSD1は、AピラーP1とBピラーP2との間の乗降用開口12を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラスG1を有する。また、前記サイドドアSD2は、BピラーP2とCピラーP3との間の乗降用開口13を開閉するもので、上下方向に開閉駆動されるサイドウインドガラスG2を有する。CピラーP3とDピラーP4との間には、サイドウインドガラスG3が配置されているが、このサイドウインドガラスG3は、実施形態では、固定式(はめ殺し)とされて開閉できないようにされているが、開閉式であってもよい。サイドウインドガラスG3覆われる後部サイド開口が符合14で示される。
前記3つのサイドウインドガラスG1〜G3は、例えば側方衝突時あるいはその予知時や、横転時あるいはその予知時等に作動されるカーテンエアバッグKBによって、ほぼ全体的に車室内から覆われるようになっている。このカーテンエアバッグKBは、収納状態では、上記3つのサイドウインドガラスG1〜G3の上縁部に沿ってかつその直近において車体に固定されている。すなわち、収納状態にあるカーテンエアバッグKBは、その前端部がAピラーP1に固定され、その後端部がDピラーP4に固定され、前端部から後端部との間の中間部分は、サイドウインドガラスG1〜G3の上縁部付近を前後方向に結んだ線上において車体に固定されている。このカーテンエアバッグの車体への固定は、連続式あるいは所定間隔毎等、適宜設定できる。なお、収納状態にあるカーテンエアバッグKBは、例えば、蛇腹状に折り返して折り畳まれたり、あるいはロール状に折り畳まれるが、折り畳みの手法は問わないものである。
カーテンエアバッグKBは、その膨張、展開時には、図2でハッチングを付した状態でサイドウインドガラスG1〜G3に沿うようにして車室内に展開されて、全てのサイドウインドガラスG1〜G3を車室内側から覆うようにされている。そして、膨張、展開時には、カーテンエアバッグKBの下端が、ベルトラインよりも若干下方に位置するように(各サイドウインドガラスG1〜G3の下縁部よりも若干下方に位置するように)その大きさが設定されている。カーテンエアバッグKBのうち、図2においてハッチングが施されていない部分は、部分的にガス圧が供給されない非膨張部1であって、実質的に車幅方向には膨張しない薄い状態とされている。なお、このような非膨張部1の形成位置は、各シートSA〜SCに着座される乗員の頭部位置からかなり離れた位置に設定される。このような非膨張部1を設けておくことによりカーテンエアバッグKBの膨張、展開を早期に行う上で好ましいものとなるが、非膨張部1を設けないように設定することもできる。なお、実施形態では、カーテンエアバッグKBの前端(の下端部)とAピラーP1の前端近傍とをテザー(ひも状部材)によって連結してあるが、カーテンエアバッグKBの前端を、AピラーP1の前端部中間部あたりで車体に固定させることもできる。
図1、図2において、IRは、車体に固定されたインフレータであり、収納状態にあるカーテンエアバッグKBに対して膨張、展開用のガス圧を供給するものとなっている。インフレータIRが起爆されることによって発生されたガス圧は、図示を略す供給系路を介して収納状態にあるカーテンエアバッグKBに供給される。なお、実施形態では、インフレータIRは、DピラーP4内に配設してあるが、別の位置に配設することもでき、1つのカーテンエアバッグKBに対して複数のインフレータIRを設けるようにしてもよい。このようなカーテンエアバッグKBとインフレータIRとによって、カーテンエアバッグ装置が構成される。
前述した各ピラーP1〜P4は、それぞれピラートリムによって車室内側から覆われており、CピラーP3のピラートリムつまり前部ピラートリムが符合PT3で示され、DピラーP4のピラートリムつまり後部ピラートリムが符合PT4で示される(図3〜図5をも参照)。また、ル−フパネルRP(特に図6参照)の車室側は、ル−フトリムRTによって覆われている(図1、図2ではル−フトリムは図示略)。ル−フトリムRTは、弾性体等の軟質材、例えば発砲ウレタン等の表面を布で覆ったもの等によって形成されていて、手指で押圧した程度の外力でもって比較的容易に変形し得るものとされている。
前部ピラートリムPT3および後部ピラートリムPT4等の各ピラートリムは、それぞれ硬質の合成樹脂、例えばポリプロピレンで構成することができ、特に、低温(例えば−20度C)以下でも破損しにくいTPO(サーモ・プラスチックオレフィン)で一部を構成したポリプロピレンによって形成されていて、手指で押圧した程度の外力では容易には変形しにくいものとされている。
もっとも後方にサイドウインドガラスG3に着目すると、その上縁部に沿って、前後方向に伸びる上縁トリム材UTRが配設されている。この上縁トリム材UTRは、前述の前部ピラートリムPT3と後部ピラートリムPT4と一体成形されている。すなわち、特に図5に示すように、サイドウインドガラスG3は、その上縁部以外に、前縁部には前縁トリム材FTRが配設され、後縁部には後縁トリム材BTRが配設され、下縁部には下縁トリム材LTRが配設されているが、これらの各トリム材UTR、FTR、RTR、LTRは、前部ピラーPT3、後部ピラーPT4と共に一体成形され、この一体成形品となる大型部材である上側トリム部材が符合U1で示される(図5,図7参照)。また、車室内のうち、サイドウインドガラスG3の下方部分は、下側トリム部材U2によって覆われている。そして、上側トリム部材U1の下端部上に、下側トリム部材U2の上端部を重ねた状態でもって、各トリム部材U1、U2が車体に固定されている。
図5において、上側トリム部材U1の車体への固定具による固定部位が符合5でもって示されるが、この固定部位5での固定は、サイドウインドガラスG3と略面直な方向から固定が行われるものとなっている(車幅方向外方側に向けて−図5の紙面手前側から固定具を接近させることによる固定)。なお、後述するように、各トリム材UTR〜LTR、特に上縁トリム材UTRについては、別途固定具によって車体に固定されている。
図6に示すように、サイドウインドガラスG3の上方つまりル−フパネルRPの車幅方向外側端部には、前後方向に伸びるル−フサイドレール20が構成されている。このル−フサイドレール20は、対向パネル部材となるインナパネル21とアウタパネル22とレインフォースメント23とによって閉断面状に形成されて、強度部材として機能するように設定されている。このル−フサイドレール20は、その下端部において、下方に短く伸びる接合フランジ部24を有して、この接合フランジ部24に対して、サイドウインドガラスG3の上縁部が接着材25によって固定されている。
図6に示すように、ル−フサイドレール20のインナパネル21は、車幅方向において、サイドウインドガラスG3付近では略水平に伸びていて、途中から車幅方向内方側に向かうにつれて上方に位置するように傾斜されている。このようなインナパネル21のうち、上縁トリム材UTRの上方延長軌跡上に位置される部分が、対向パネル部21aとして示されている。また、車幅方向において、前述の上縁トリム材UTRも略水平に伸びていて、この上縁トリム材UTRの上面が、上記対向パネル部21aに対して上下方向に間隔をあけた状態で相対向している。また、前述のル−フトリムRTは、実施形態では車体外方側となる車幅方向外方側端縁部が、サイドウインドガラスG3とは間隔を有するようにされて、このサイドウインドガラスG3とル−フトリムRTとの間に、上縁トリム材UTRが位置するような配置関係となっている。そして、ル−フトリムRTの車幅方向端縁部は、後述するように、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部上に載置、支承されている。
図6,図9に示すように、上縁トリム材UTRは、取付基部としての取付部材30を介して、対向パネル部21aに固定されている。この取付部材30部分の詳細について説明すると、まず、取付部材30は、例えば合成樹脂によって閉断面構造(中空構造)に形成されて、実施形態では、上縁トリム材UTRおよびインナパネル21とは別体に形成されている。この取付部材30は、上縁トリム材UTRに対してはその上面に着座された状態でクリップ等の第1固定具31によって固定される一方、対向パネル部21aに対してはその下面に着座された状態でクリップ等の第2固定具32によって固定されている。なお、実施形態では、取付部材30は、硬質の合成樹脂によって十分な強度を有するように形成されて、全体的に上縁トリム材UTRよりも剛性の優れた部材となっている。このような取付部材30の高さ分だけ、上縁トリム材UTRが対向パネル部21aの下方に位置されて、上縁トリム材UTRと対向パネル部21aとの間に空間(隙間)Sが形成されることになる。なお、取付部材30は、上縁トリム材UTRの車幅方向略中間部で、かつ前後方向略中間部に位置されている。なお、各固定具31,32による固定構造については、後に詳述する。
上縁トリム材UTRおよびル−フトリムRTの上方には、収納状態にあるカーテンエアバッグKBが位置されている。実施形態では、前述のインナパネル21のうち上方に傾斜して伸びる部分に対して、ブラケット35を介して収納状態のカーテンエアバッグKBが固定されている。
実施形態では、収納状態にあるカーテンエアバッグKBにインフレータIRからのガス圧が導入された直後は、カーテンエアバッグKBの展開指向方向は、下方でかつ車幅方向外方側(サイドウインドガラスG3側)に向かうように設定されている。換言すれば、カーテンエアバッグKBは、上縁トリム材UTRのうち、少なくとも車幅方向内方側端縁部に対して下方および車幅方向外方側への圧力を加える作用を行うものとなっている。
次に、上縁トリム材UTRに形成されるリブ部や縦壁部に関して説明する。まず、上縁トリム材UTRの上面には、上下方向に伸びる縦壁部40の他,第1リブ部41,第2リブ部42が突出形成されている(一体成形)。縦壁部40は、受圧部となるもので、上縁トリム材UTRの長手方向つまり前後方向に伸びていて、上縁トリム材UTRの前後方向ほぼ全長に渡って伸びている(図9参照)。そして、縦壁部40は、取付部材30よりも車幅方向内方側に位置されると共に、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部の近くに位置するように位置設定されている。さらに、縦壁部40は、その上端が、インナパネル21(の対向パネル部21a)直近でインナパネル21とは接触しないようにわずかの隙間(例えば5mm〜10mm程度)を有する高さに設定されている。
前記第1リブ部41は、車幅方向に伸びて、その車幅方向外側端が、縦壁部40のうち車幅方向内方側となる内側面40aに一体に連なっている。この第1リブ部41は、その車幅方向内方側面が、下方に向かうにつれ徐々に車幅方向内方側に位置するように傾斜設定されて、前後方向から見たときに略三角形状となるように形成されている。そして、第1リブ部41の上端位置は、縦壁部40の上端位置とほぼ同じ位置に設定されている。また、第1リブ部41のうち、もっとも車幅方向内方側位置にあるその下端位置は、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端面よりも若干車幅方向外方側に位置するように設定されて、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部上に、ル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部を載置できるスペースが確保されるようになっている。このような第1リブ部41は、サイドウインドガラスG3の上縁部に沿って、つまり前後方向に沿って、略等間隔に複数形成されている。なお、各第1リブ部41の間隔は、後述するように、膨張展開されるカーテンエアバッグKBが各第1リブ部41の間に大きく進入してしまうのを阻止できる大きさとされ、例えば、10mm〜30mm程度の範囲に設定することができる。
前記第2リブ部42は、車幅方向に伸びて、その車幅方向内方側端が、縦壁部40のうち車幅方向外方側となる外側面40bに一体に連なっている。この第2リブ部42の上端位置は、車幅方向内方側においては縦壁部40の上端位置とほぼ同じかやや低くされているが、車幅方向外方側に向かうにつれて、徐々に下方に位置するようにわずかに傾斜設定されている(インナパネル21にほぼ沿うような設定で、インナパネル21とは接触しないように設定されている)。このような第2リブ部42の車幅方向外方側端は、前述した取付部材30の車幅方向内方側面に当接している。なお、図6では、取付部材30と第2リブ部42との境界を示すために若干の隙間を有するように描いてあるが、実際には当接されているものである(ただし、当接させなくて、数mm程度の隙間を有するような設定であってもよい)。そして、第2リブ部42は、第1リブ部41の車幅方向延長線上に位置するように位置設定されて、その数は、第1リブ部41の数と同じに設定されている。このように、第2リブ部42は、膨張展開されるカーテンエアバッグKBからの膨張展開圧力が受圧部としての縦壁部40に対して作用したときに、この縦壁部40に入力された圧力を取付部材30に対して車幅方向内方側から伝達するような設定とされている。
前述した縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42はそれぞれ、その厚さが、上縁トリム材UTRの厚さと同じか薄く設定されている(例えば1/2〜2/3程度の厚さ)。これにより、上縁トリム材UTRを、縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42を含めて一体成形(特に射出成形)する際に、いわゆる「ヒケ」を生じることが防止されて、車室内側からの見栄え向上となる。なお、図7では、縦壁部40,第1リブ部41,第2リブ部42はその配設位置のみが一点鎖線でもって簡略化して示され、同様に取付部材30もその配設位置のみが一点鎖線でもって簡略的に示されている。
前記第2リブ部42には、車幅方向側に向けて伸びる係合部としての係合突起部42aが形成されている(図6,図8参照)。この係合突起部42aに対応して、取付部材30の車幅方向内方側の側壁部には、係止部としての係止孔30aが形成されている。そして、係止孔30aに対して、係合突起部42aが挿入されている。
図8には、ル−フトリムTRの車幅方向外方側端縁部が、上縁トリム材UTRに支承されている状態が示される。この図8から明らかなように、ル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部には、前後方向に間隔をあけて複数の凹部51が形成されている。この凹部51の開口幅は、第1リブ部41の厚さと同じか若干大きい程度に設定され、また凹部51の間隔(ピッチ)は、第1リブ部41の間隔(ピッチ)と同じになるように設定されている。これにより、凹部51内に第1リブ部41を嵌合させた状態で、ル−フトリムRT(の車幅方向外方側端縁部)が、上縁トリム材UTR上に載置、支承される。
次に、図10を参照しつつ、第1固定具31によって上縁トリム材UTRと取付部材30とを固定する固定構造について説明する。まず、上縁トリム材UTRには第1取付孔61が形成される一方、取付部材30の底壁部には第2取付孔62が形成されている。この各取付孔61と62とは上下方向において重なった状態で整合されており、互いに同一径に形成されている。
第1固定具31は、上下方向に伸びる軸部65と、軸部65の下端部に形成された係止頭部66と、軸部65の上端部を取り囲むように形成された大径頭部67と、大径頭部67の下端部を係止頭部66の上面と連結させる連結筒部68とを有する。軸部65の外形は、各取付孔61,62よりも若干小径とされていて、連結筒部68に囲まれた部分においては、さらに小径の小径部65aとされている。この小径部65aの形成によって、軸部65には、小径部65aとその上端側との境界部位に、係止段部65bが形成される。小径部65aの軸方向長さつまり連結筒部68の軸方向長さは、各取付孔61と62とを合わせた軸方向長さと同じか若干長くされている。
係止頭部66は、各取付孔61、62の径よりも大径とされて、取付孔61,62内には挿入不可能な大きさとされているが、、車室内からの見栄え向上の上から(目立たないようにする観点から)、極力小径かつ薄くなるように形成されている。特に外周縁部が極力滑らかに上縁トリム材UTRの下面に連なるように、中心から離れるにしたがって徐々に厚さが薄くなるように形成されている。
前記大径頭部67は、各取付孔61,62の径よりも大きくなるように形成されている。そして、大径頭部67は、軸部65の状態部を取り囲むように中空状とされて、連結筒部68との境界部位付近がもっとも大径とされて、上端に向かうにつれて徐々の小径となるように先細状とされている。この大径頭部67には、その周方向には間隔をあけて複数の開口部67aが形成されている。この開口部67aの形成によって、大径頭部67は、その径方向に大きく弾性変形(拡縮変形)することが可能となっている。
上述したような第1固定具31は、全体的に、合成樹脂、例えばポリエチレン等の軟質の合成樹脂による一体成形品とされているが、例えばポロプロピレン等の硬質の合成樹脂によって形成することもできる。
例えば、取付部材30をあらかじめ第2固定具32によって対向パネル部21aに固定した状態で、上縁トリム材UTRが取付部材30に対して第1固定具31によって固定される。この第1固定具31による固定は、各取付孔61と62とを整合させた状態で、第1固定具31を、その大径頭部67側から各取付孔61、62内に挿入して、大径頭部67を縮径変形させつつ各取付孔61,62を貫通させて、図10に示す状態とすればよい。大径頭部67が各取付孔61,62に貫通された図10の取付完了状態では、大径頭部67が各取付孔61,62の開口縁部に係止されて、第1固定具31の抜け止め、つまり上縁トリム材UTRと取付部材30との固定が行われる(上縁トリム材UTRと取付部材30とが、大径頭部67と係止頭部66とで挟持された状態)。
図10に示す取付完了状態で、取付部材30が、車幅方向外方側に相対的に移動されるような外力を受けたときを考える。このとき、取付孔62の開口縁部が、軸部65の小径部65aの側面に接近する方向に変位して、取付孔62の開口縁部が係止段部65bに係止されることになる。このようにして、大径頭部67による抜け止め機能を得つつ、係止段部65bによに係止機能も合わせて得られて、第1固定具31の各取付孔61,62からの抜け止め機能が増大されることになる。
次に、図11,図12を参照しつつ、第2固定具32による固定構造について説明する。まず、取付部材30の上壁部には第1取付孔71が形成されると共に、対向パネル部21aには第2取付孔72が形成されている。各取付孔71と72とは上下方向において重なった状態で整合されており、互いに同一径に形成されている。
第2固定具32は、軸部75と、軸部75の下端部に形成された係止頭部76と、軸部75の上端部に形成された複数の係止爪片部77とを有する。軸部75は、上端が閉じられた円筒状とされて、その外形は各取付孔71,72の径よりも若干小さく形成されている。
係止頭部77は、各取付孔71、72の径よりも大径とされて、取付孔71,72内には挿入不可能な大きさとされている。この大径頭部76は、車室内から目視されないために、十分な強度(剛性)を有するように形成されている(第1固定具31による固定機能よりも十分に大きな固定機能を有する)。
係止爪片部77は、軸部75の周方向に間隔をあけて複数形成されて、その上端部においてのみ軸部75と一体に連なっている。係止爪片部77は、その上端部から下方側部分が、軸部75の径方向外方側に突出されていて、その下端は、係止頭部76に対して間隔を有するように設定されている。すなわち、係止頭部76の上面と、係止爪片部77の下端との間隔が、各取付孔71,72の軸方向長さと同じか若干大きくなるように形成されている。そして、係止爪片部77の下端部付近での外径は、各取付孔71,72の径よりも十分大きくなるように設定されている。
上述したような第2固定具32は、全体的に、合成樹脂、例えば例えばポロプロピレン等の硬質の合成樹脂による一体成形品とされている。勿論、係止爪片部77は、外力が作用しない自由状態では、図11図12に示すように、軸部75の径方向外方側に突出した係止位置となる拡径状態とされる一方、軸部75の径方向中心側に向かう外力を受けたときは、その下端部が軸部75の径方向中心側に向かうように縮径変形される。
取付部材30を対向パネル部21aに固定するには、取付部材30を対向パネル部21aの下面に着座させた状態で、各取付孔71,72を整合させ、この後下方側から第2固定具32を各取付孔71,72に挿通させることによって行われる(なお、図示を略すが、取付部材30の一側面には、第2固定具32を内部に導入するための開口部が形成されている)。より具体的には、各取付孔71,72が整合された状態で、第2固定具32の軸部75を、係止爪片部77と共に各取付孔71,72に挿入させていく。このとき、係止爪片部77は、各取付孔71,72を通過するときは縮径され(軸部75の径方向内方側に弾性変形される)、各取付孔71,72を貫通した後に、弾性復帰によって拡径状態となる(軸部75の径方向外方側に向けて弾性復帰)。図11,図12に示す取付完了状態では、係止爪片部77が各取付孔71,72の開口縁部に係止されて、第2固定具32の抜け止めが行われることになる。換言すれば、取付部材30と対向パネル部21aとは、係止頭部75と係止爪片部77とで上下方向から挟持された状態とされる。
図11,図12の取付完了状態で、取付部材30が対向パネル部21aに対して車幅方向外方側に向けて変位された場合、軸部75が車幅方向外方側に向かうような作用を受けて、取付孔71,72,特に上側に位置する取付孔72の開口縁部のうち車幅方向外方側部分が、軸部75の径方向内方側に向かう方向に接近する動きとなって、係止爪片部77による取付孔72の開口縁部に対する係止作用が少なくとも維持されるか増大されることになる。以上に加えて、車体前後方向に位置される係止爪片部77は、取付孔71,72の開口縁部に対する位置関係が実質的に変化しないので、その係止作用は維持されたままとなる。
次に、以上のような構成の作用について説明する。まず、上側トリム部材U1の車体への取付に際しては、例えば、あらかじめ取付部材30が第2固定具32によってインナパネル21に固定されている状態と、収納状態にあるカーテンエアバッグKBがサイドウインドガラスG1〜G3の上縁部に沿って配設された状態と、さらにル−フトリムRTが配設された状態でもって行われる。つまり、上側トリム部材U1の車体への組付前にあらかじめ、収納状態にあるカーテンエアバッグKBが車体に組付けられ、その後、ル−フトリムRTが車体に組み付けられた状態とされる。
上記のように、取付部材30,カーテンエアバッグKB、ル−フトリムRTがあらかじめ車体に組付けられた状態で、上側トリム部材U1を、車室内側からサイドウインドガラスG3に接近させる方向に移動させて、例えば図6矢印αで示すように、車幅方向外方側に向かうにつれて徐々に上方に位置するように移動させて、上縁トリム材UTRがサイドウインドガラスG3の上縁部に沿うように配設されると共に、他のトリム材FTR、RTR、LTRがサイドウインドガラスG3の対応する縁部に位置した状態で、上側トリム部材U1が、車体内方側から、固定部位5でもって車体へ固定される。この後、第1固定具31によって、下方側から、上縁トリム材UTRが取付部材30に固定される。また、合わせて、上縁トリム材UTRの第2リブ部42に形成された係合突起部42aが、取付物部材30に形成された係止孔30aに挿入される。なお、係合突起部42aの係止孔30aに対する挿入のために、上縁トリム材UTR(上側トリム部材U1)を、係合突起部42aが取付物部材30よりも若干車幅方向内方側に位置した状態で、上方へ若干変位させた後(上縁トリム材UTRの上面が取付部材30の下面に当接するまで)、係合突起部42aが係止孔30aに挿入されるように車幅方向外方側に変位させるような組付を行うようにしてもよい。
上側トリム部材U1の車体への組付付け過程において、つまり図6α方向に上側トリム部材U1を移動させていく過程において、縦壁部40は、ル−フトリムRTの車体外方側端縁部を上方へ弾性変形させつつ移動され、縦壁部40がル−フトリムRTの車体外方側端縁部を超えた時点でもって当該ル−フトリムRTの車体外方側端縁部が弾性復帰して、図6に示すように、最終的に上縁トリム材UTRの車体内方側端縁上に自動的に載置、支承されることになる。そして、縦壁部40そのものは、組付過程において図6αで示すように移動されていく際に、軟質のル−フトリムRTを除いては、剛性のある車体パネル材等にはなんら接触(干渉)することなく図6に示す所定の組付位置に到達することとなって、縦壁部40が上側トリム部材U1の車体への組付作業を阻害するような事態はなんら生じないものとなっている。
上側トリム部材U1の取付が完了した後の通常時においては、ル−フトリムRTは、第1リブ部41に対して凹部51を利用して凹凸嵌合された状態(図8の状態)とされて、上縁トリム材UTRにしっかりと支承され(支承面積が大)、上縁トリム材UTRから不用意に脱落してしまう事態が防止されることになる。また、凹部51を利用した凹凸嵌合によって、ル−フトリムRTが、上縁トリム材UTRに対して、前後方向に不用意に動いてしまう事態(位置ずれ)も確実に防止されることになる。さらに、上縁トリム材UTRの縦壁部40、各リブ部41,42は、それぞれインナパネル21に対しては、当接することなく離間されているので、走行中に縦壁部40や各リブ部41,42がインナパネル21に当接されてしまう事態が防止されて、この接触(当接)による異音(騒音)発生という問題も生じないことになる。さらに又、縦壁部40、各リブ部41,42は、上縁トリム材UTRの厚さと同じか薄く形成されているので、上縁トリム材UTRの下面に「ヒケ」を生じることもなく、車室内側からも見栄え向上の上で好ましいものとなる。勿論、前後方向に長く伸びる上縁トリム材UTRは、第1固定具31によって車体(インナパネル21)に固定されているので、走行中に振動されて異音を発生することもない。
例えば側方衝突や横転が検出あるいは予知されたとき、引例IRが起爆されてガス圧が発生され、ガス圧を受けた収納状態にあるカーテンエアバッグKBが膨張展開される。カーテンエアバッグは、上縁トリム材UTRとル−フトリムRTとの境界部位を通して、ル−フトリムUR(の車幅方向外方側端縁部)を下方に変位させつつ、車室内に膨張展開されることになる(図6一点鎖線参照)。そして、膨張展開が完了された状態では、図2の状態とされて、サイドウインドガラスG1〜G3を車室内側から全体的に覆うことになる。
膨張展開されるカーテンエアバッグKBは、膨張展開の初期時には、下方のみならず少なからず車幅方向外方側に向かうように指向される。これにより、カーテンエアバッグKBの膨張展開時の圧力は、リブ部41,縦壁部40に入力され、この縦壁部40に入力された圧力が、リブ部42を介して、取付物部材30に対して車幅方向外方側に変位させる方向の外力として作用することになる。
取付部材30に対するカーテンエアバッグKBの膨張展開圧力は、取付部材30を相対的に車幅方向外方側に変位させる外力となる。このような外力が取付部材30に作用するとき、第1固定具31部分では、取付物部材30が図10左方向に相対的に変位されて、前述したように、係止段部65bをも利用した抜け止め機能が発揮されて、第1固定具31による固定機能が維持されるばかりでなく増大されることになる。また、第2固定具32についても、前述のように、取付部材30が図11において相対的に左方向に変位して、係止爪片部77による係止作用つまり第2固定具32による固定機能が維持されることになる。これにより、上縁トリム材UTRが不用意に脱落してしまう事態が確実に防止される。とりわけ、固定具31,32による上下方向の固定方向に対して、カーテンエアバッグKBから固定具31,32に作用する膨張展開圧力が交差する方向(45度〜90程度範囲となる略直角方向に設定)となって、固定具31,32の固定作用がしっかりと維持されるものとなる。
係合突起部42aが係止孔30aに挿入されているため、上縁トリム材UTRが取付部材30から外れてしまう事態がより一層確実に防止されることになる。とりわけ、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁部には、膨張展開されるカーテンエアバッグKBから下方に向けての圧力が作用して、上縁トリム材UTRは、その周方向補外方側端縁部を中心にしてその車幅方向内方側端縁部が下方に変位されるような力(モーメント)を受けるが、このような力(モーメント)を係合突起部42aを介して取付部材30が受け止めて、上縁トリム材UTRの車幅方向内方側端縁が下方へ変位してしまう事態が防止されることになる。
実施形態では、膨張展開されるカーテンエアバッグKBは、縦壁部40や、各リブ部部41,42によって、上縁トリム材UTRの上方空間Sに向けて進入することが規制されて、軟質のル−フトリムRTの車体外方側端縁部を下方へ変形させつつ車室内に容易に膨張展開されて、図2に示すように、各サイドウインドガラスG1〜G3をほぼ全体的に車室内側から覆うことになる。
とりわけ、膨張展開されるカーテンエアバッグKBは、当初は第1リブ部41に当接されて、第1リブ部41の傾斜面による案内作用によって、下方より具体的にはル−フトリムRTの車幅方向外方側端縁部に向かう方向へと膨張展開されることになる。そして、上縁トリム材UTRは、対向パネル部21aに固定された状態が維持されて、上縁トリム材UTRが車室内に向けて変位したり破損することが防止される。なお、上縁トリム材UTRは、前後縁の各トリム材FTR、RTR等に一体成形されていることから、車室内に向けての変位がより一層規制されることになる。
縦壁部40は、第1リブ部41や第2リブ部42によって、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって車体外方側へと倒れ変形されてしまう事態が確実に防止されて、膨張展開されるカーテンエアバッグKBが上縁トリム材UTRの上方空間S内に進入してしまう事態が確実に防止されることになる。
カーテンエアバッグKBからの膨張展開圧を受ける上縁トリム材UTRは、縦壁部40や各リブ部41,42による補強作用によってその破損が防止されて、上縁トリム材UTRの破片が車室内に飛散してしまうというような事態も防止されることになる。さらに、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって、上縁トリム材UTRは、車幅方向外方側に向かうような外力を受けるが、この車幅方向外方側へ向けての外力は、縦壁部40や各リブ部41,42を介して、取付部材30によって受け止められることになる。
図13は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下の第3の実施形態以下についても同じ)。本実施形態では、前記実施形態における縦壁部40および各リブ部41、42が存在しないものとされる。そして、上縁トリム材UTRの上面には、前記実施形態における係合突起部42aに相当する係合突起部81が一体成形されている。本実施形態では、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって、上記係合突起部81が係止孔30aに深く挿入される方向に押圧されて、上縁トリム材UTRの下方への変位が確実に防止される。なお、取付部材30は、その車幅方向外方側の側壁が開口された形状に設定されている。
図14は、本発明の第3実施形態を示すものである。本実施形態では、図13の実施形態の場合と同様に、上縁トリム材UTRが、縦壁部40および各リブ部41,42を有しないものとなっている。そして、取付部材30に形成される係止案S30aが、取付部材30の車体外方側の側壁部に形成されている。この係止孔30aの形成位置に対応して、上縁トリム材UTRに一体成形されて係止孔30aに挿入される係合突起部82(40a、81に相当)が、取付部材30よりも車幅方向外方側に位置されている。本実施形態では、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって、取付部材30が車幅方向外方側に押圧されて、係合突起部82が係止孔30aに深く挿入され、上縁トリム材UTRの下方への変位が確実に防止される。
図15は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、図13の実施形態の場合と同様に、上縁トリム材UTRが、縦壁部40および各リブ部41,42を有しないものとなっている。また、上縁トリム材UTRには、前記各実施形態における係合突起部40a、81あるいは82に相当する係合突起部を有しないものとされている。本実施形態では、膨張展開されるカーテンエアバッグKBによって、取付部材30が車幅方向外方側に押圧されて、つまり各固定具31,32による固定方向とは交差する方向に取付部材30が押圧されて、各固定具31,32による固定機能が維持あるいは増大されて、上縁トリム材UTRの下方への変位が防止される。なお、取付部材30は、その車幅方向外方側の側壁が開口された形状に設定されている。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような場合をも含むものである。膨張展開されたカーテンエアバッグKBによってウインドガラスを全体的に覆う場合に限らず、ウインドガラスの少なくとも一部を覆うものであってもよい。車両としては、バックドアを有しない車両であってもよい。本発明の適用対象となるウインドガラスとしては、1列目のサイドウインドガラスG1(特に2列目以降の後席シートが無い場合)や2列目のサイドウインドガラスG2用であってもよく(特に3列目シートが無い場合)、さらにはバックウインドガラスやフロントウインドガラスであってもよい。バックドアBDに設けられるバックウインドガラスを対象とする場合は、上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBは、バックドアBDに直接装備してもよく、あるいはバックドアBDによって開閉される車体側の開口部(の上縁部)に装備するようにしてもよい。なお、フロントウインドガラスの上縁部に上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBを設ける場合は、対向パネル部材は、ル−フパネルの前縁部を構成するフロントヘッダ(のインナパネル)とされる。また、リアウインドガラスの上縁部に上縁トリム材UTRやカーテンエアバッグKBを設ける場合は、対向パネル部材は、ル−フパネルの後縁部を構成するリアヘッダ(のインナパネル)とされる。
取付基部としての取付部材30は、上縁トリム材UTRの長手方向に間隔をあけて複数個用いてもよい。取付部材30を、インナパネル21と一体成形したものであってもよい(インナパネル21の一部を部分的に下方へ膨出成形する)。第1固定具31と第2固定具32とを同じ構造のものを用いるようにしてもよい(第1固定具31のみを使用あるいは第2固定具32のみを使用)。また、第1固定具31,第2固定具32としては、実施形態に示すものに限らず、例えばタップねじ等適宜の固定具を用いることができる。第2固定具32(の軸部75よりも上方側部分)を、取付部材30と一体成形してもよい(取付部材30の上壁部が、係止頭部76を兼用することになる)。取付部材30に形成される係止孔30a(この係止孔30aに対応する係合突起部42a、81あるいは82についても同じ)は、取付部材30の側壁部のうちウインドガラスG3の上縁部に沿う方向の側壁部(例えば図6において紙面表側あるいは裏側の側壁部)に形成するようにしてもよい。係合突起部42a、81,82は、通常時は取付部材30に形成された係止孔30aに挿入されることなく、膨張展開されるカーテンエアバッグKBから車幅方向外方側への押圧力を利用して挿入されるようにしてもよい(上縁トリム材UTRつまり上側トリム部材U1の車体への組付けの容易化)。
上縁トリム材UTRは、他のトリム材FTR、RTRあるいはLTR等とは別体に形成されたものであってよく、上縁トリム材UTR単体での構成であってもよい。また、上縁トリム材UTRは、例えば、前縁トリム材FTRのみと一体成形された場合、後縁トリム材RTRのみと一体成形された場合、前縁トリム材FTRおよび後縁トリム材RTRと一体成形された場合(下縁トリム材LTRとは別体)であってもよい。カーテンエアバッグKBは、分割された複数のものであってもよい(例えばサイドウインドガラス用の場合に、前後方向に分割)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
収納状態にあるカーテンエアバッグを車室内側から見た簡略側面断面図。 カーテンエアバッグを車室内に膨張、展開させたときの状態を示すもので、図1に対応した図。 本発明が適用された最後方のサイドウインドガラス部分を車室内側から見た要部斜視図。 本発明が適用された最後方のサイドウインドガラス部分を車室内側から見たときの全体斜視図。 上縁トリム材を有する上側トリム部材を車室内側から見た側面図。 図3のX6〜X6線相当断面図。 上縁トリム材を有する上側トリム部材の全体斜視図。 上縁トリム材とル−フトリムとの境界部位を示す一部断面斜視図。 上縁トリム材に形成された第1リブ部等を車幅方向内方側から見た図。 上縁トリム材と取付部材とを固定する固定具の一例を示す要部断面図。 取付部材と対向パネル部材とを固定する固定具の一例を示す要部断面図。 図11のX12−X12線相当断面図。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図6に対応した断面図。 本発明の第3の実施形態を示すもので、図6に対応した断面図。 本発明の第4の実施形態を示すもので、図6に対応した断面図。
符号の説明
V:車両
G3:サイドウインドガラス(ウインドガラス)
P3:Cピラー(前部ピラー)
P4:Dピラー(後部ピラー)
KB:カーテンエアバッグ
IR:インフレータ
RT:ル−フトリム
UTR:上縁トリム材
FTR:前縁トリム材
RTR:後縁トリム材
LTR:下縁トリム材
U1:上側トリム部材
5:固定部位(上側トリム部材の車体への固定部位)
20:ル−フサイドレール
21:インナパネル(対向パネル部材)
21a:対向パネル部
31:第1固定具
32:第2固定具
30:取付部材(取付基部)
30a:係止孔(係止部)
42a:係合突起部(係合部)
61:取付孔(上縁トリム材)
62:取付孔(取付部材)
65:軸部
65a:小径部
65b:係止段部
66:係止頭部
67:大径頭部(係止部)
67a:開口部
71:取付孔(取付部材)
72:取付孔(対向パネル部材)
75:軸部
76:係止頭部
77:係止爪片部
81:係合突起部(係合部)
82:係合突起部(係合部)

Claims (7)

  1. ル−フパネルの車室内側に軟質のル−フトリムが配設され、
    前記ル−フトリムよりも硬質とされた上縁トリム材が、ウインドガラスの上縁部に沿ってかつ前記ル−フトリムの車体外方側端縁部に隣接するように配設され、
    収納状態にあるカーテンエアバッグが、前記上縁トリム材および前記ル−フトリムの上方において、前記ウインドガラスの上縁部に沿うように配設され、
    前記上縁トリム材の上面に相対向して車体の一部を構成する対向パネル部材と前記上縁トリム材との間に、前記上縁トリム材とは別体に形成されると共に前記対向パネル部材に一体化された取付基部が介在され、
    前記上縁トリム材に第1取付孔が形成されると共に、前記取付基部に前記第1取付孔と整合される第2取付孔が形成され、
    前記上縁トリム材が、前記取付基部に対して、前記第1取付孔および第2取付孔に下方側から挿通される係止部を有する固定具によって固定され、
    前記カーテンエアバッグはその膨張展開時に、前記ル−フトリムの車体外方側端縁部を車室内側に向けて変形させて、前記ウインドガラスの少なくとも一部を車室内側から覆うように膨張展開される、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  2. 請求項1において、
    前記カーテンエアバッグは、前記取付基部を車体外方側へと押圧しつつ、車室内に膨張展開される、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記固定具における前記係止部は、外力が作用しない自由状態では前記第1取付孔および第2取付孔の径よりも実質的に大きな外径を構成する拡径状態とされると共に、弾性変形された縮径状態でもって前記第1取付孔および第2取付孔に挿通されて、前記第1取付孔および第2取付孔を貫通した後に拡径状態へと弾性復帰されて抜け止め作用を行うように設定されている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記上縁トリム材の上面には、少なくとも膨張展開されるカーテンエアバッグによって押圧されたときに前記取付基部に係合されて、前記上縁トリム材の下方への変位を規制するための係合部が形成されている、ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  5. 請求項4において、
    前記取付基部の車体内方側あるいは車体外方側の側面に、係止孔が形成され、
    前記係合部が、車体内方側から外方側へと向かう方向に伸びて、前記係止孔に挿入される、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  6. 請求項3において、
    前記固定具は、前記第1取付孔および第2取付孔に挿通される軸部と、前記軸部の下端部側に形成されると共に前記第1取付孔および第2取付孔に挿通不能なように大径とされた係止頭部と、前記軸部を取り囲むように形成された前記係止部となる中空状の大径頭部とを有し、
    前記大径頭部を縮径させつつ前記第1取付孔および第2取付孔を挿通させることにより、前記大径頭部が前記第1取付孔および第2取付孔の開口縁部に係止されて抜け止め作用を行って前記上縁トリム材と取付基部とが固定され、
    前記大径頭部の内部に位置されている前記軸部の側面に、側方からの外力を受けたときに前記第1取付孔および第2取付孔の開口縁部が係止される係止段部が形成されている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記ウインドガラスが、車体最後部に位置される後部ピラーと前記後部ピラーの直前方に位置される前部ピラーとの間に位置されるサイドウインドガラスとされ、
    前記上縁トリム材が、前記後部ピラーと前部ピラーとの間の全長に渡って車体前後方向に伸びている、
    ことを特徴とするカーテンエアバッグ装置を備えた車両構造。
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