JP6044560B2 - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1の図3に記載された車両用フード装置(車両用ポップアップフード装置)では、歩行者衝突時に、フードの前後をエアシリンダによって押し上げることにより、フードの全体を上方に跳ね上げる。それにより、歩行者の頭部などがフードに衝突した際のフードの塑性変形量(変形ストローク)を大きく確保して、頭部を保護するようにしている。なお、下記特許文献2には、同様の車両用ポップアップフード装置が記載されている。
特開2004−131037号公報 特開2009−505063号公報
上記のような車両用ポップアップフード装置では、フードの持ち上げ時に、フードの前後方向中間部(前後の持ち上げ点間)が慣性によって下方側へ撓み変形すると、当該前後方向中間部の持ち上げが遅れる可能性がある。このようなフードの持ち上げ遅れは、歩行者頭部保護性能の低下の原因になるため、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、歩行者頭部保護性能の確保に寄与する車両用ポップアップフード装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、フードインナパネルの前端部及び後端部の車幅方向両端部にそれぞれ持上げ部が設定されたフードと、作動することにより、各前記持上げ部を持上げて前記フードを上昇させるフード持上げ装置と、前記フードのフードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、前記フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ固定され、各々が前後の前記持上げ部間に架け渡された左右一対の補強部と、を備え、前記補強部は、前記フードインナパネルに固定された下壁部と、前記下壁部の幅方向両端部から車両上方側へ延出された一対の縦壁部と、前記一対の縦壁部の上端からそれぞれ互いに反対側へ向けて延出された一対のフランジ部と、を有し、前記下壁部、前記一対の縦壁部及び前記一対のフランジ部が前記架け渡された方向に延在している。
請求項1に記載の発明では、例えば車両と歩行者との衝突が検知されると、フード持上げ装置が作動される。それにより、フードインナパネルの前端部及び後端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定された持上げ部が、フード持上げ装置によって持上げられて、フードが上昇する。この持上げの際には、フードの前後方向中間部(前後の持上げ部間)が慣性によって下方側へ撓み変形しようとするが、フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ固定された左右一対の補強部によって、上記の撓み変形を防止又は抑制できる。それにより、フードの前後方向中間部の持上げを速くすることができる。しかも、左右一対の補強部は、フードの全体を補強するものではないため、歩行者の頭部などがフードに衝突した際のフードの衝撃吸収性能が低下することを抑制できる。以上のことから、総合的な観点で、歩行者頭部保護性能の確保に寄与することができる。
また、この発明では、補強部がフードインナパネルに固定されるので、フードインナパネルを補強部とは別に成形することができる。それにより、フードインナパネルの成形性を良好に確保することができる。
さらに、この発明では、補強部がフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置されるので、フードの下方のスペースが補強部の配置スペースによって不要に侵食されないようにすることができる。
また、この発明では、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置されてフードインナパネルに固定される補強部が、上記のように形成されているので、補強部の曲げ剛性を効率的に増加させることができる。それにより、フードを効率的に補強することができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、フードインナパネルの前端部の車幅方向両端部にそれぞれ被支持部が設定されると共に、前記フードインナパネルの後端部の車幅方向両端部にそれぞれ持上げ部が設定されたフードと、作動することにより、各前記被支持部を持上げずに車体に支持させつつ各前記持上げ部を持上げて、前記フードの後部側を上昇させるフード持上げ装置と、前記フードのフードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、前記フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ固定され、前記持上げ部と前記被支持部との間にそれぞれ架け渡された左右一対の補強部と、を備え、前記補強部は、前記フードインナパネルに固定された下壁部と、前記下壁部の幅方向両端部から車両上方側へ延出された一対の縦壁部と、前記一対の縦壁部の上端からそれぞれ互いに反対側へ向けて延出された一対のフランジ部と、を有し、前記下壁部、前記一対の縦壁部及び前記一対のフランジ部が前記架け渡された方向に延在している。
請求項2に記載の発明では、例えば車両と歩行者との衝突が検知されると、フード持上げ装置が作動される。それにより、フードインナパネルの後端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定された持上げ部が、フード持上げ装置によって持上げられる。この際には、フードインナパネルの前端部の車幅方向両端部にそれぞれ設定された被支持部が車体に支持された状態で、フードの後部側が上昇する。上記の持上げの際には、フードの前後方向中間部(前方の被支持部と後方の持上げ部との間)が慣性によって下方側へ撓み変形しようとするが、フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ設けられた左右一対の補強部によって、上記の撓み変形を防止又は抑制することができる。その結果、フードの前後方向中間部の持上げを速くすることができる。しかも、左右一対の補強部は、フードの全体を補強するものではないため、歩行者の頭部などがフードに衝突した際のフードの衝撃吸収性能が低下することを抑制できる。以上のことから、総合的な観点で、歩行者頭部保護性能の確保に寄与することができる。
また、この発明では、補強部がフードインナパネルに固定されるので、フードインナパネルを補強部とは別に成形することができる。それにより、フードインナパネルの成形性を良好に確保することができる。
さらに、この発明では、補強部がフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置されるので、フードの下方のスペースが補強部の配置スペースによって不要に侵食されないようにすることができる。
また、この発明では、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置されてフードインナパネルに固定される補強部が、上記のように形成されているので、補強部の曲げ剛性を効率的に増加させることができる。それにより、フードを効率的に補強することができる。
請求項に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1又は請求項2において、前記補強部は、前記フードインナパネルの車幅方向端部に沿った前後延在部と、前後延在部の前端部から前記フードインナパネルの前端部に沿って車幅方向内側へ延出され、前記フードインナパネルの前端部に設定された前記持上げ部に至る内側延出部とを備えている。
請求項に記載の発明では、上記構成により、フードインナパネルの後端部に設定された持上げ部とフードインナパネルの前端部に設定された持上げ部との間に補強部が直線的に架け渡される場合と比較して、フードのより外周部側に補強部を設定することができる。それにより、歩行者の頭部などがフードの中央部側に衝突した際の衝撃吸収性能を良好に確保することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、歩行者頭部保護性能の確保に寄与することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の全体構成を示す平面図である。 図1に示されるリヤ持上げ装置における車両右方側に配置されたポップアップ機構部を拡大して示す車幅方向内側から見た側面図である。 同ポップアップ機構部の作動状態を示す図2に対応した側面図である。 図1に示されるフロント持上げ装置を模式的に示す車両前方側から見た正面図である。 同車両用ポップアップフード装置の構成部材であるリインフォースメントの斜視図である。 図1のF6−F6線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 比較例に係るフードの持上げ時の撓みについて説明するための模式的な側断面図である。 図1に示されるフードの持上げ時の撓みについて説明するための図7に対応した側断面図である。 比較例に係るフードの持上げ直後の振動について説明するための図7に対応した側断面図である。 図1に示されるフードの持上げ直後の振動について説明するための図7に対応した側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード及び厚肉部(補強部)の構成を示す模式的な平面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード及び補強部の構成を示す模式的な平面図である。 図12のF13−F13線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード及び補強部材の構成を示す模式的な平面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード及び補強部材の構成を示す模式的な平面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の全体構成を示す平面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置10について、図1〜図10に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印RH、矢印UPは、車両の前方向(進行方向)、右方向、上方向をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、車両用ポップアップフード装置10は、車両(自動車)12の前部に設けられたフード14と、歩行者等の衝突体との衝突時にフード14を上昇させる(跳ね上げる)フード持上げ装置16を備えている。さらに、この車両用ポップアップフード装置10は、フード14を補強する左右一対のリインフォースメント(補強部材:補強部)18を備えている。以下、各構成要素について説明する。
(フード14の構成)
フード14は、車両12の前部に設けられたエンジンルーム(パワーユニット室)20の上端開口を閉じる(閉止する)ためのものである。このフード14は、平面視で略矩形状に形成されており、左端縁部及び右端縁部が略車両前後方向に延びる一方、前端縁部及び後端縁部が車両前方側へ凸を成すように湾曲している。
このフード14は、図2〜図4、図6〜図10に示されるように、フードアウタパネル22とフードインナパネル24とを含んで構成されている。フードアウタパネル22は、フード14の車両外側(エンジンルーム20とは反対側)部分を構成すると共に、車両12の意匠面を構成している。フードインナパネル24は、フード14のエンジンルーム20側の部分を構成している。そして、フードインナパネル24の外周部とフードアウタパネル22の外周部とがヘミング加工等の手段によって結合されている。これにより、フードアウタパネル22とフードインナパネル24とによって閉断面26が形成されている。この閉断面26は部分的に下方側へ膨出されており、フードを補強する骨格部を形成している。
フードインナパネル24の前端部における車幅方向中央部には、ストライカ28が設けられている。ストライカ28は、フードインナパネル24の下面から車両下方へ突出している。このストライカ28は、フード14が閉止位置に位置する状態(図4の実線参照)では、フードロック装置30に係止されている。このフードロック装置30は、後述するフロント持上げ装置36の一部を構成している。
また、図1及び図4に示されるように、フードインナパネル24の前端部の車幅方向両端部(左右両端部)には、それぞれ持上げ部としての前端持上げ部24Fが設定されている。これらの前端持上げ部24Fは、フード14の前端部における車幅方向両端よりも若干車幅方向中央寄りに設定されている。具体的には、左側の前端持上げ部24Fは、エンジンルーム20の前端部に配設されたラジエータサポート32の左端部の上方に位置しており、右側の前端持上げ部24Fは、ラジエータサポート32の右端部の上方に位置している。これらの前端持上げ部24Fは、後述するフロントアクチュエータ74に対応している。
さらに、図1〜図3に示されるように、フードインナパネル24の後端部における車幅方向両端部(左右両端部)には、それぞれ持上げ部としての後端持上げ部24Rが設定されている。左右の後端持上げ部24Rは、後述するフードヒンジ42に対応している。
(フード持上げ装置16の構成)
フード持上げ装置16は、フード14の後端部を持上げるためのリヤ持上げ装置(リヤポップアップフード装置)34と、フード14の前端部を持上げるためのフロント持上げ装置(フロントポップアップフード装置)36と、を備えている。
(リヤ持上げ装置34の構成)
図1に示されるように、リヤ持上げ装置34は、左右一対のポップアップ機構部40を主要部として構成されている。このポップアップ機構部40は、フード14の後端部における車幅方向両端部にそれぞれ配設されている。これらのポップアップ機構部40は、左右対称に構成されている以外は、同一の構成とされているため、以下の説明では車両右側に配置されたポップアップ機構部40について説明し、車両左側に配置されたポップアップ機構部40についても説明を省略する。
図2及び図3に示されるように、ポップアップ機構部40は、フード14を開閉可能に支持するフードヒンジ42と、歩行者等との衝突時に作動するリヤアクチュエータ(後側駆動源)46とよって構成されている。フードヒンジ42は、車体に固定されたヒンジベース48と、ヒンジベース48に回動可能に連結された揺動アーム50と、フード14に固定されたヒンジアーム52とを備えている。これらの部材は、例えば金属板がプレス成形されて形成されたものである。
ヒンジベース48は、車体側の構成部材であるカウルトップサイド54の上面に固定された固定部48Aと、固定部48Aの車幅方向外側端部から上方側へ延びる支持部48Bとを備えている。支持部48Bの上端部には、揺動アーム50の後端部が車幅方向を軸方向としたヒンジピン56によって回転可能に連結されている。この揺動アーム50は、側面視で略逆三角形に形成されており、支持部48Bの車幅方向内側に配置されている。この揺動アーム50の下側の縁部には、車幅方向内側へ延びるフランジが形成されている。この揺動アーム50の車幅方向内側には、ヒンジアーム52が配置されている。
ヒンジアーム52は、略車両前後方向を長手方向とする長尺状に形成されており、頂壁部52Aと、頂壁部52Aの車幅方向外側端部から下方側へ延びる側壁部52Bとを備えている。頂壁部52Aは、フードインナパネル24の後端部の下面に、前後一対のボルト58及びナット60(図1では符号省略)によって締結固定されている。また、側壁部52Bの前端部は、車幅方向を軸方向としたヒンジピン62によって揺動アーム50の前端部に回転可能に連結されている。これにより、フード14の後端部がフードヒンジ42を介して車体に連結されている。
揺動アーム50の車幅方向内側には、リヤアクチュエータ46が配置されている。リヤアクチュエータ46は、シリンダ64とピストンロッド68とを備えている。シリンダ64は、下端部が車幅方向を軸方向とする連結軸70によって揺動アーム50の下端部に回転可能に連結されている。また、ピストンロッド68は、上端部が車幅方向を軸方向とする連結軸72によってヒンジアーム52の後端部に回転可能に連結されている。
シリンダ64の内部には、ピストンロッド68に設けられた図示しないピストン部が収容されている。また、このシリンダ64の下端部には、図示しないガス発生装置が設けられている。このガス発生装置が作動すると、シリンダ64内にガスが発生し、当該ガスの圧力でピストンロッド68がシリンダ64に対して軸方向に上昇する。それにより、ピストンロッド68によってヒンジアーム52の後端部が車両上方側へ押し上げられ、ヒンジアーム52が固定されたフードインナパネル24の後端持上げ部24Rが持上げられる。それにより、フード14の後端部が図3に示される後端持上げ位置へと持上げられる。そして、フード14の後端部が後端持上げ位置に到達すると、リヤアクチュエータ46に設けられた図示しないロック機構によってピストンロッド68の下降が規制される。それにより、フード14の後端部が後端持上げ位置に保持される。
(フロント持上げ装置36の構成)
図1及び図4に示されるように、フロント持上げ装置36は、フードロック装置30と、歩行者等の衝突体との衝突時に作動する左右一対のフロントアクチュエータ(前側駆動源)74とを備えている。フードロック装置30は、フード14の前端部における車幅方向中央部に対して車両下方に設けられている。このフードロック装置30は、ラジエータサポート32のアッパメンバに固定されたロックベース76を備えている。このロックベース76には、フードロック本体78が車両前後方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられている。
このフードロック装置30では、フード14がエンジンルーム20を開放する開放位置からエンジンルーム20を閉止する閉止位置へと移動される際に、ストライカ28がフードロック本体78と係合する。それにより、フードロック本体78が図4に二点鎖線で示されるアンロック位置から図4に実線で示されるロック位置へと移動され、フードロック本体78に取り付けられたラッチ80がストライカ28に引っ掛かる。それにより、フード14が閉止位置に拘束される。
上記のフードロック本体78には、固定プレート82が車両前後方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられている。この固定プレート82は、フードロック本体78に設けられた固定ピン78Aと係合する方向に付勢されており、当該係合によってフードロック本体78をロック位置に拘束する。この固定プレート82は、ケーブル84を介して後述するフロントアクチュエータ74と接続されており、フロントアクチュエータ74が作動すると上記拘束を解除する方向へ回転される。それにより、フードロック本体78がアンロック位置へと回転可能になり、フード14の前端部の持上げが可能になる。
一方、左右一対のフロントアクチュエータ74は、ラジエータサポート32の車幅方向両端部にそれぞれ配設されており、各々がシリンダ86とピストンロッド88とを備えている。シリンダ86は、軸線方向が車両上下方向に沿う姿勢で、ラジエータサポート32に固定されている。また、ピストンロッド88は、シリンダ86に対して同軸的かつ車両上方へ相対移動可能に支持されている。
シリンダ86の内部には、ピストンロッド88に設けられた図示しないピストン部が収容されている。また、シリンダ86の下端部には、図示しないガス発生装置が設けられている。このガス発生装置が作動すると、シリンダ86内にガスが発生し、当該ガスの圧力でピストンロッド88がシリンダ86に対して軸方向に上昇する。それにより、ピストンロッド88の上端部がフードインナパネル24の前端持上げ部24Fに当接し、当該前端持上げ部24Fを上方側へ押し上げる。それにより、フード14の前端部が図4に二点鎖線で示される前端持上げ位置へと持上げられる。そして、フード14の前端部が前端持上げ位置に到達すると、フロントアクチュエータ74に設けられた図示しないロック機構によってピストンロッド88の下降が規制される。それにより、フード14の前端部が前端持上げ位置に保持される。
上記左右のフロントアクチュエータ74及び前述した左右のリヤアクチュエータ46は、車両に搭載されたECU90(コントローラ)に電気的に接続されている。このECU90は、車両のフロントバンパ等に配設された衝突検知センサ、或いは車両のフロントグリル等に配設された衝突予知センサ(何れも図示省略)と電気的に接続されている。上記各センサは、ECU90と共に制御装置を構成している。衝突検知センサとしては、例えば、フロントバンパの裏面側にフロントバンパに沿って長尺状のチャンバ及び圧力センサを配置するチャンバ方式や、光ファイバを配置する光ファイバ方式等が適用可能である。また、衝突予知センサとしては、例えば、歩行者等の衝突体との衝突をミリ波レーダやステレオカメラを使って予知するプリクラッシュセンサ等が適用可能である。ECU90は、衝突検知センサ或いは衝突予知センサからの信号に基づいて、歩行者等との衝突を検知又は予知した際に、左右のリヤアクチュエータ46及び左右のフロントアクチュエータ74を同時又は略同時に作動させるように構成されている。
(リインフォースメント18の構成)
図1に示されるように、フード14の車幅方向両端部(左右両端部)には、それぞれリインフォースメント18が配設されている。これら左右一対のリインフォースメント18は、図5に示されるように、例えば金属板によって長尺状に形成されている。これらのリインフォースメント18は、図2、図3及び図6に示されるように、フード14の閉断面26内に配設されており、フード14の車幅方向両端部に沿って略車両前後方向に延びている。なお、左右のリインフォースメント18は、左右対称に形成される以外は同一の構成とされている。
各リインフォースメント18は、長手方向から見た断面形状が車両上方側へ開口した開断面形状(ここでは断面逆ハット形状)を成している。具体的には、各リインフォースメント18は、スポット溶接等の手段によってフードインナパネル24に接合された下壁部(底壁部)18Aと、該下壁部18Aの幅方向両端部から車両上方側へ延出された左右の縦壁部18Bと、左右の縦壁部18Bの上端部から互いに反対方向へ向けて延出された左右のフランジ部18Cとによって構成されている。下壁部18A、縦壁部18B及びフランジ部18Cは、リインフォースメント18の長手方向に延在している。
左側のリインフォースメント18は、フードインナパネル24の左端部において後端持上げ部24Rと前端持上げ部24Fとの間に架け渡されている。このリインフォースメント18は、左側の後端持上げ部24Rから車両前方側へ延びる前後延在部181を備えている。この前後延在部181は、フードインナパネル24の左端部に沿って車両前後方向に延在している。この前後延在部181の前端部からは、内側延出部182が延出されている。この内側延出部182は、フードインナパネル24の前端部に沿って車幅方向内側へ延出され、左側の前端持上げ部24Fに至っている。この内側延出部182は、フードインナパネル24の前端部の湾曲に対応して湾曲している。
左側のリインフォースメント18の後端部(前後延在部181の後端部)は、左側の後端持上げ部24Rの上面に重ね合わされている。また、左側のリインフォースメント18の前端部(内側延出部182の車幅方向内側端部)は、左側の前端持上げ部24Fの上面に重ね合わされている。リインフォースメント18の下壁部18Aの後端部には、前後一対の締結孔92(図2、図3及び図5参照)が形成されている。これらの締結孔92には、左側のヒンジアーム52を左側の後端持上げ部24Rに締結した前後一対のボルト58が挿通されている。これらのボルト58に前後一対のナット60が螺合することにより、前後延在部181の後端部が左側の後端持上げ部24R及び左側のヒンジアーム52に共締めされている。この左側のリインフォースメント18は、フードインナパネル24の左端部において、フード14の外周に沿って後端持上げ部24Rと前端持上げ部24Fとを結ぶ部位を補強している。
同様に、右側のリインフォースメント18は、フードインナパネル24の右端部において後端持上げ部24Rと前端持上げ部24Fとの間に架け渡されている。このリインフォースメント18は、右側の後端持上げ部24Rから車両前方側へ延びる前後延在部181を備えている。この前後延在部181は、フードインナパネル24の右端部に沿って車両前後方向に延在している。この前後延在部181の前端部からは、内側延出部182が延出されている。この内側延出部182は、フードインナパネル24の前端部に沿って車幅方向内側へ延出され、右側の前端持上げ部24Fに至っている。この内側延出部182は、フードインナパネル24の前端縁部の湾曲に対応して湾曲している。
右側のリインフォースメント18の後端部(前後延在部181の後端部)は、右側の後端持上げ部24Rの上面に重ね合わされている。また、右側のリインフォースメント18の前端部(内側延出部182の車幅方向内側端部)は、右側の前端持上げ部24Fの上面に重ね合わされている。右側のリインフォースメント18の後端部は、左側のリインフォースメント18の後端部と同様に、前後一対のボルト58及びナット60によって右側の後端持上げ部24R及び右側のヒンジアーム52に共締めされている(図示省略)。この右側のリインフォースメント18は、フードインナパネル24の右端部において、フード14の外周に沿って後端持上げ部24Rと前端持上げ部24Fとを結ぶ部位を補強している。
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用ポップアップフード装置10では、ECU90によって歩行者等との衝突が検知されると、フロント持上げ装置36の左右のフロントアクチュエータ74が作動されると共に、リヤ持上げ装置34の左右のリヤアクチュエータ46が作動される。それにより、フードインナパネル24の左右の前端持上げ部24Fが左右のフロントアクチュエータ74によって持上げられると共に、フードインナパネル24の左右の後端持上げ部24Rが、左右のポップアップ機構部40によって持上げられる。その結果、フード14の全体が上方へ上昇する(跳ね上げられる)。
上記の持上げの際には、フード14の前後方向中間部が慣性によって下方側へ撓み変形しようとするが、本実施形態では、フードインナパネル24の車幅方向両端部に固定された左右のリインフォースメント18が、前後の持上げ部24F、24R間に架け渡されている。これらのリインフォースメント18によってフード14の前後の持上げ部24F、24R間の剛性を確保することができるので、上記のような撓み変形を抑制することができる。それにより、フード14の前後方向中間部の持上げを速くすることができる。
つまり、フード14の前後の持上げ部24F、24R間の剛性が不足している場合、図7に示される比較例100のように、フード14の持上げ時にフード14の前後方向中間部が慣性によって下方側へ大きく撓み変形する。その結果、フード14の前後方向中間部の持上げが遅れてしまう。これに対し、本実施形態では、左右のリインフォースメント18によってフード14の前後の持上げ部24F、24R間の剛性が確保されているため、図8に示されるように、フード14の持上げ時における撓み変形を抑制することができる。それにより、フード14の全体としての持上げを速くすることができる。なお、図7〜図10において、矢印F1は左右のフロントアクチュエータ74の持上げ力を示しており、矢印F2は左右のリヤアクチュエータ46(ポップアップ機構部40)の持上げ力を示している。
しかも、本実施形態では、左右のリインフォースメント18がフード14の車幅方向両端部のみに設けられており、フード14の全体が補強された構成ではないため、歩行者の頭部などがフード14に衝突した際のフード14の衝撃吸収性能が低下することを抑制できる。以上のことから、本実施形態によれば、総合的な観点で、歩行者頭部保護性能の確保に寄与することができる。
また、上記の比較例のように、フード14の持上げ時にフード14の前後方向中間部が慣性によって下方側へ大きく撓み変形すると、図9に示されるように、持ち上げられたフード14が弾性復帰することによる振動の振幅が大きくなる。その結果、フード14の振動が収束するのが遅くなってしまう。これに対し、本実施形態では、フード14の持上げ時の撓み変形量が減少することで、持ち上げられたフード14が弾性復帰することによる振動の振幅を小さくすることができる。それにより、フード14の振動の収束を速めることができるので、歩行者保護性能の確保に一層寄与することができる。
また、本実施形態では、左右のリインフォースメント18がフードインナパネル24とは別体に形成されてフードインナパネル24に固定されている。このため、フードインナパネル24を左右のリインフォースメント18とは別に成形することができるので、フードインナパネル24の成形性を良好に確保することができる。しかも、既存のフード14に大きな変更を加える必要がなく、また、既存のフード14をそのまま流用することも可能であるため、低コストで歩行者保護性能の確保に寄与することができる。
さらに、本実施形態では、左右のリインフォースメント18がフード14の閉断面26内に配置されているため、エンジンルーム20内のスペースが、左右のリインフォースメント18の配置スペースによって不要に侵食されないようにすることができる。
また、本実施形態では、リインフォースメント18が、フードインナパネル24に固定された下壁部18Aから車両上方へ延びる一対の縦壁部18Bを有している。これにより、リインフォースメント18の質量の増加を抑制しつつ、リインフォースメント18の曲げ剛性を効率的に増加させることができる。それにより、フード14を効率的に補強することができる。しかも、一対の縦壁部18Bの上端からは、それぞれフランジ部18Cが延出されているため、リインフォースメント18の曲げ剛性をより効率的に増加させることができ、上記の補強効果を向上させることができる。
また、上記のリインフォースメント18は、フードインナパネル24の車幅方向端部に沿った前後延在部181と、当該前後延在部181の前端部から車幅方向内側へ延出されて前端持上げ部24Fに至る内側延出部182を備えている。これにより、後端持上げ部24Rと前端部持上げ部24Fとの間にリインフォースメント(補強部)が直線的に架け渡される場合と比較して、フードインナパネル24のより外周部側に補強部を設定することができる。それにより、歩行者の頭部などがフード14の中央部側に衝突した際の衝撃吸収性能を良好に確保することができる。
また、本実施形態では、リインフォースメント18の後端部が、フードインナパネル24の後端持上げ部24R及びフードヒンジ42のヒンジアーム52と共締されている。このため、リインフォースメント18及びヒンジアーム52を別々に後端持上げ部24Rに固定する場合と比較して、製造時の工数を少なくすることができる。しかも、フードインナパネル24におけるヒンジアーム52との締結部を補強するための部材(所謂ヒンジリテーナ)を省略することができるので、リインフォースメント18が追加されることによる部品点数の増加を抑制することができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。また、以下の第2〜第5の実施形態は、参考例とする。
<第2の実施形態>
図11には、本発明の第2実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード110及び厚肉部112Aの構成が模式的な平面図にて示されている。この実施形態では、前記第1実施形態に係る左右のリインフォースメント18が省略されており、その代わりに、フード110のフードインナパネル112における車幅方向両端部には、それぞれ補強部としての厚肉部112Aが一体又は一体的に設けられている。それ以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。なお、図11においては、説明の都合上、厚肉部112Aが設けられた部位にハッチングを付している。
左右の厚肉部112Aは、フードインナパネル112の車幅方向両端部において、前後の持上げ部24F、24Rの間に架け渡されている。これらの厚肉部112Aにおいては、フードインナパネル112の板厚が、フードインナパネル112の一般部112B(左右の厚肉部112Aの間の部位)よりも増加されている。この板厚の増加方法としては、例えば、フードインナパネル112に別の金属板を重ね合わせて溶接する方法や、テーラードブランク工法など、種々の方法を採用することができる。この実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、歩行者保護性能の確保に寄与することができる。
<第3の実施形態>
図12には、本発明の第3実施形態に係る車両用ポップアップフード装置のフード14及び補強部120の構成が模式的な平面図にて示されている。また、図13には、図12のF13−F13線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図が示されている。この実施形態では、左右のリインフォースメント122が、前記第1実施形態に係る左右のリインフォースメント18よりも短く形成されている。これらのリインフォースメント122は、例えば平板状に形成されており、各後端部が左右の後端持上げ部24Rよりも車両前方側に離間して配置されている。なお、図12及び図13において符号124が付された部材は、ヒンジアーム52と後端持上げ部24Rとの締結部を補強するためのヒンジリテーナである。
また、この実施形態では、ヒンジアーム52の頂壁部52Aには、車両前方側へ延びる前方延長部52A1が設けられている。この前方延長部52A1の前端部は、リインフォースメント122の後端部の下方に位置している。そして、前方延長部52A1の前端部、フードインナパネル24及びリインフォースメント122の後端部を貫通したボルト126がナット128に螺合することにより、前方延長部52A1の前端部とフードインナパネル24とリインフォースメント122の後端部とが締結されている。なお、図12ではボルト126及びナット128の符号を省略している。上記により、リインフォースメント122とヒンジアーム52とが一体的に連結されており、リインフォースメント122とヒンジアーム52とによって構成された補強部120が、フードインナパネル24の車幅方向両端部にそれぞれ設けられている。これらの補強部120は、フードインナパネル24の車幅方向両端部において、前後の持上げ部24R、24Fの間に架け渡されている。この実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、歩行者保護性能の確保に寄与することができる。
<第4の実施形態>
図14には、本発明の第4実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の部分的な構成が模式的な平面図にて示されている。この実施形態では、左右のリインフォースメント18の後端部をフード14の後端部に沿って車幅方向に一体又は一体的に連結した後端連結部(後端補強部)130を備えている。この後端連結部130によってフードインナパネル24における左右の後端持上げ部24R間が補強されている。これにより、フード14の持上げ時における撓み変形をより効果的に抑制することができる。
<第5の実施形態>
図15には、本発明の第5実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の部分的な構成が模式的な平面図にて示されている。この実施形態では、前記第4実施形態における後端連結部130に加えて、前端連結部(前端補強部)140が追加されている。この前端連結部140は、左右のリインフォースメント18の前端部をフード14の前端部に沿って車幅方向に一体又は一体的に連結している。この前端連結部140によってフードインナパネル24における左右の前端持上げ部24F間が補強されている。これにより、フード14の持上げ時における撓み変形をより一層効果的に抑制することができる。
<第6の実施形態>
図16には、本発明の第6実施形態に係る車両用ポップアップフード装置150の全体構成を示す平面図である。この実施形態では、前記第1実施形態に係る左右のフロントアクチュエータ74が省略されており、前記第1実施形態において左右のフロントアクチュエータ74が設けられた位置には、左右のフードストッパ152が設けられている。これらのフードストッパ152は、例えばゴムによって円柱状に形成されており、ラジエータサポート32のアッパメンバの上面に図示しないブラケットを介して固定されている。また、この実施形態では、フードインナパネル24の前端部における車幅方向両端部には、前記第1実施形態に係る左右の前端持上げ部24Fの代わりに、左右の被支持部24Sが設定されている。それ以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。
この実施形態では、ECU90によって歩行者等との衝突が検知されると、リヤ持上げ装置34の左右のリヤアクチュエータ46が作動される。それにより、フードインナパネル24の左右の後端持上げ部24Rが、左右のポップアップ機構部40によって持上げられ、フード14の後部側が上方へ持上げられる。この際には、フードインナパネル24の左右の被支持部24Sが左右のフードストッパ152を介して車体(ラジエータサポート32)に支持された状態で、フード14の後部側が上方へ上昇する(跳ね上げられる)。この実施形態においても、左右のリインフォースメント18によってフード14の撓み変形を抑制できるので、前記第1実施形態と同様に歩行者保護性能の確保に寄与することができる。
なお、前記第1実施形態では、左右のリインフォースメント18が断面逆ハット形状に形成され、前記第3実施形態では、左右のリインフォースメント122が平板形状に形成された構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、左右のリインフォースメント(補強部材)が、断面ハット形状、断面略U字形状(断面コ字状)、或いは断面L字状に形成された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用ポップアップフード装置
12 車両
14 フード
16 フード持上げ装置
18 リインフォースメント(補強部材:補強部)
22 フードアウタパネル
24 フードインナパネル
24F 前端持上げ部(持上げ部)
24R 後端持上げ部(持上げ部)
24S 被支持部
42 フードヒンジ
52 ヒンジアーム
110 フード
112 フードインナパネル
112A 厚肉部(補強部)
120 補強部
150 車両用ポップアップフード装置
181 前後延在部
182 内側延出部

Claims (3)

  1. フードインナパネルの前端部及び後端部の車幅方向両端部にそれぞれ持上げ部が設定されたフードと、
    作動することにより、各前記持上げ部を持上げて前記フードを上昇させるフード持上げ装置と、
    前記フードのフードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、前記フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ固定され、各々が前後の前記持上げ部間に架け渡された左右一対の補強部と、
    を備え、
    前記補強部は、前記フードインナパネルに固定された下壁部と、前記下壁部の幅方向両端部から車両上方側へ延出された一対の縦壁部と、前記一対の縦壁部の上端からそれぞれ互いに反対側へ向けて延出された一対のフランジ部と、を有し、前記下壁部、前記一対の縦壁部及び前記一対のフランジ部が前記架け渡された方向に延在している車両用ポップアップフード装置。
  2. フードインナパネルの前端部の車幅方向両端部にそれぞれ被支持部が設定されると共に、前記フードインナパネルの後端部の車幅方向両端部にそれぞれ持上げ部が設定されたフードと、
    作動することにより、各前記被支持部を持上げずに車体に支持させつつ各前記持上げ部を持上げて、前記フードを上昇させるフード持上げ装置と、
    前記フードのフードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、前記フードインナパネルの車幅方向両端部にそれぞれ固定され、各々が前記持上げ部と前記被支持部との間に架け渡された左右一対の補強部と、
    を備え、
    前記補強部は、前記フードインナパネルに固定された下壁部と、前記下壁部の幅方向両端部から車両上方側へ延出された一対の縦壁部と、前記一対の縦壁部の上端からそれぞれ互いに反対側へ向けて延出された一対のフランジ部と、を有し、前記下壁部、前記一対の縦壁部及び前記一対のフランジ部が前記架け渡された方向に延在している車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記補強部は、前記フードインナパネルの車幅方向端部に沿った前後延在部と、前後延在部の前端部から前記フードインナパネルの前端部に沿って車幅方向内側へ延出され、前記フードインナパネルの前端部に設定された前記持上げ部に至る内側延出部とを備えている請求項1又は請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置。
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