JP6007548B2 - 蓋材および該蓋材を用いて密封された密封容器 - Google Patents

蓋材および該蓋材を用いて密封された密封容器 Download PDF

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Description

本発明は、主として食品類の密封容器に適用される蓋材であり、更に具体的には、ヨーグルト、ゼリー、プリン、ジャムなどの密封容器に適用され、内容物付着防止性を備えた蓋材に関するものである。
現在、ヨーグルト、ゼリー、プリン、ジャムなどの密封容器は、容器本体としてカップ状の容器が使用され、該容器本体のフランジ部に蓋材を熱シールして密封され製品化されている。この種の蓋材としては、例えば、一般的には、基材層の片面にアルミニウム箔を貼り合わせ、該アルミニウム箔面側に接着層を介して熱接着層が設けられているものが多い。
係る蓋材には、良好な容器本体とのシール性、密封性、開封時のための適度なイージーピール性が求められるのと同時に、蓋材内面への内容物の非付着性が望まれている。従来、蓋材は、図6に示すように、蓋材1の裏面に内容物が付着してしまう場合がある。図6は、その一例を示している。例えば、容器本体30に粘性の低いヨーグルト11などが収納されている場合には、蓋材1の内面に、ヨーグルト11が付着してしまう場合がある。内容物が付着していると開封時に衣服や手指、あるいは周辺を汚す恐れがあると共に、内容物の棄損による無駄が生じ、あるいは付着物を剥がし取る手間がかかり、さらには不潔感を生じさせるなどの不利益が生じる。
付着を防止する方法として、例えば、蓋材の熱接着層の表面に撥水性を持たせる方法がある。撥水性を有するフッ素系薬剤を用いる方法である。該フッ素系薬剤は、付着防止効果を発現させるが、表面エネルギーの小さいC8の主鎖を持つ薬剤は、体内残存率が高い可能性があるため、やや撥水性の劣るC6の主鎖を持つ薬剤が使用される場合がある。しかし、C6に主鎖を持つ薬剤は、撥水性が劣るため内容物付着防止効果がない欠点があった。
また付着を防止する別の方法として、基材層と熱接着層と内容物付着防止層とが順に積層された蓋材において、該内容物付着防止層中にワックスと無機系の粉体、即ち疎水性微粒子からなる充填剤を含有したことを特徴とした提案もある(特許文献1)。
特許文献1では、ワックス中に充填剤を入れることによる付着防止効果を提案しているが、付着防止層の表面に充填剤が均一に露出されないために、付着防止効果を安定して発現できない問題がある。
また、さらに別の方法として、基材層と熱接着層が積層された蓋材であり、該熱接着層に一次粒子平均径3〜100nmの疎水性酸化物微粒子を付着させ、該疎水性酸化物微粒子が三次元網目構造からなる多孔質層を形成していることを特徴とする提案もある(特許文献2)。
特許文献2の提案では、付着防止効果は有するが、熱接着層との密着が弱く、剥離し脱落易い問題がある。よって機械的強度が弱いために、付着防止効果にバラツキが生じる問題がある。
また、もう一つ別な方法として、基材層とホットメルト接着層と付着防止層が順に積層された蓋材であり、該付着防止層が、平均粒径2.0〜7.0μmの湿式シリカを疎水化
した疎水性湿式シリカ粒子であり、その付着量が0.1〜1.0g/mであることを特徴とする提案もある(特許文献3)。
特許文献3の提案では、付着防止効果は有するが、ホットメルト層と疎水性湿式シリカの密着性が弱く、機械的強度が弱く、剥離し脱落し易い問題がある。
上記のような蓋材では、熱接着層の中に混入すると、付着防止効果にバラツキが生じる。また熱接着層の表面に疎水性酸化物微粒子などを配して付着防止効果を発現させても、熱接着層との密着性に弱く、機械的強度が弱く、剥離し脱落し易い問題がある。
よって、機械的強度を有した内容物付着防止層を備えた蓋材の要望がある。
特開2009−73523号公報 特許第4348401号公報 特許第4668352号公報
上記の問題を鑑みて、本発明の課題は、良好なシール性能を有し、かつ内容物付着防止性を有した蓋材を提供することである。特に機械的強度に強く、生産性を持った蓋材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、発明者らは鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも基材層、熱接着層、内容物付着防止層が順次積層された積層体からなる蓋材であって、
前記内容物付着防止層が、球状粒子と、疎水性酸化物微粒子と、バインダー樹脂からなり、
前記バインダー樹脂が平均粒径1〜5μmの範囲の粒子からなると共に、この樹脂粒子が、その粒子形状を維持したまま、その表面に球状粒子と疎水性酸化物微粒子とが固定されていることを特徴とする蓋材である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記球状粒子が、平均粒径3〜30μmのシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の蓋材である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記疎水性酸化物微粒子が、平均粒径5〜20nmの疎水性シリカであることを特徴とする請求項1または2記載の蓋材である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記バインダー樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル、スチレン・ブタジエンゴムのいずれか一種またはその混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋材である。
本発明の請求項5に係る発明は前記内容物付着防止層の表面の中心線平均粗さRaが、Ra>4μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓋材である。
本発明の請求項6に係る発明は、前記疎水性シリカが、トリメチルシリル基を有していることを特徴とする請求項3記載の蓋材である。
本発明の請求項7に係る発明は、前記基材層と前記熱接着層の間にアルミニウム層が積層されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓋材である。
本発明の請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓋材を用いて密封されたことを特徴とする密封容器である。
本発明の内容物付着防止層は、該内容物付着防止層の表面を凹凸にする球状粒子と、撥水性を有する疎水性酸化物微粒子と、熱接着層との密着性を付与するバインダー樹脂からなることを特徴としており、内容物付着防止性を有し、かつ機械的強度に優れた蓋材である。また内容物を収納する容器本体へのシール性の低下もなく密封容器を形成することができる。
本発明の請求項1によれば、内容物付着防止層に含まれる球状粒子が、内容物付着防止層の表面を凹凸にすることにより、内容物付着防止層の表面積を大きくする効果を有する。また疎水性酸化物微粒子は、該球状粒子の周りや熱接着層の表面に付着して撥水効果を向上させる。また熱接着層への密着性を付与するバインダー樹脂は、球状粒子や疎水性酸化物微粒子とそれぞれ接着し、かつ熱接着層へ接着させるバインダー効果を有している。即ち、機械的強度を有した蓋材を提供するものである。
本発明の請求項2によれば、付着防止層の表面を凹凸にするために、平均粒径3〜30μmの範囲のシリコーン樹脂を用いことにより、表面が凹凸になり、付着防止層の表面積を大きくすることができる。またシリコーン樹脂を疎水化することにより撥水性を一層向上させることができる。
本発明の請求項3によれば、撥水性を有する疎水性酸化物微粒子の平均粒径を5〜20nmの範囲をすることにより、該疎水性酸化物微粒子が球状粒子の周りに付着したり、熱接着層の表面に付着したりして、凹凸のいかなる部位にも疎水性酸化物微粒子を配することができる。
本発明の請求項4によれば、バインダー樹脂が、熱接着層および球状粒子や疎水性酸化物微粒子に接着することにより、該球状粒子や該疎水性酸化物微粒子の剥離を防ぐことができる。
本発明の請求項5によれば、バインダー樹脂に平均粒径1〜5μmの粒子を使用することで、内容物付着防止の表面を更に凹凸にすることができ、表面積を大きくすることができる。
本発明の請求項6によれば、表面の中心線平均粗さRaがRa>4μmにすることにより、撥水性を一層向上させることができる。特に内容物付着防止層の表面積を大きし、疎水性酸化物微粒子の撥水効果を一層発現させることができる。中心線平均粗さRaの測定は、中心線平均粗さ測定器を用いて測定することができる。
本発明の請求項7によれば、とりわけ、付着防止性が得られるという点において、トリメチルシリル基を有した疎水性シリカが好ましい。一層、撥水性を向上させることができる。
本発明の請求項8によれば、アルミニウム層を基材層と熱接着層の間に積層することにより、ヨーグルト、ゼリー菓子、プリンなどの内容物で要求される遮光性、酸素、水蒸気などのガスバリア性を高めることができる。また蓋材を開封する際に、開封し易くするデッドホールド性の必要性も考慮すると、金属箔を積層するとよい。特にコスト、生産性からアルミニウム箔が好ましい。
本発明の請求項9によれば、本発明の蓋材は、内容物付着防止層が形成されているために、蓋材を開封しても、蓋材の内面には内容物の付着がない。また容器本体とのシール性を阻害することなく密封容器を形成することができる。
本発明の蓋材が取り付けられた密封容器の一例を示す説明図である。 図1の密封容器の蓋材を開封した状態の一例を示す説明図である。 本発明の蓋材の一例を示す断面図である。 内容物付着防止層の一例を示す断面図である。 内容物付着防止層を利用した包装袋の一例を示す説明図である。 従来の蓋材を開封した状態の一例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の蓋材が取り付けられた密封容器の一例を示す説明図である。蓋材1が、容器本体30のフランジ31にシールされ密封容器40が形成されている。容器本体30は、開口部32、フランジ31が形成されたカップ形状である。容器本体30には、例えば、ヨーグルトなどの内容物が収納されている。
図2は、図1の密封容器の蓋材を開封した状態の一例を示す説明図である。図2は、図1に示す密封容器の蓋材1を一部開封した状態の一例を示している。例えば、容器本体30にヨーグルト11を収納しても、該蓋材1の内面には、ヨーグルト11が付着していない状態を示している。
図3は、本発明の蓋材の一例を示す断面図である。蓋材1は、基材層2、接着層3、アルミニウム層4、接着層5、熱接着層6、内容物付着防止層7が順次積層された積層体20からなっている。
図4は、内容物付着防止層の一例を示す断面図である。内容物付着防止層7には、球状粒子8、疎水性酸化物微粒子9、バインダー樹脂の粒子10が含有されている。該内容物付着防止層7の表面は、凹凸になっている。該凹凸は、含有されている物質の中で平均粒径の大きい球状粒子8が分散され、かつ該球状粒子8が凝集された状態でも、配された状態に形成されている。よって該表面が凹凸に形成される。また疎水性酸化物微粒子9と球状粒子8と熱接着層8との密着性を付与するためにバインダー樹脂の粒子10が均一に分散配されている。また該球状粒子8間に疎水性酸化物微粒子9がほぼ全面を覆うように配されている。大小さまざま凹凸のある表面になっている。
本発明を更に詳しく説明する。
基材層としては、例えば、紙、合成紙、フィルムなどが使用できる。フィルムとしては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、セルロースアセテート、セロハンなどの単層フィルムまたはこれらの複合フィルムが使用できる。また該フィルムを紙などにラミネートした複合材料も使用できる。
基材層は通常適宜印刷が施されて意匠性が付与される。
アルミニウム層としては、例えば、ヨーグルト、プリンなどを収納する容器本体の蓋材にあっては、遮光性、軽量性を満足するものとして、厚さ5〜50μm程度のアルミニウム箔が好適に用いられる。また基材層との接着には、一般的なウレタン系接着剤などを用いて貼り合わせることができる。またアルミニウム箔を使用せずに酸化珪藻や酸化アルミニウムなどの無機酸化物をフィルムに蒸着した無機酸化物蒸着フィルムを使用することも可能である。
基材層とアルミニウム層との接着方法としては、接着層を介して貼り合わせることができる。ウエットラミネーション方法、ドライラミネーション方法、ノンソルベントドライラミネーション方法などが可能である。またホットメルト剤、ポリエチレン樹脂を用いて貼り合わせる場合は、ホットメルトラミネーション方法、エクストルージョンラミネーション方法、及び該エクストルージョンラミネーション方法を利用したサンドイッチラミネーション方法などが可能である。接着層は、ウレタン系接着剤などが使用できる。
熱接着層としては、容器本体との熱接着性が良好なものであれば、その材料は、特に限定されない。例えば、ワックスとエチレン−不飽和エステル共重合体、粘着付与剤などを含有したホットメルト剤、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などからなる樹脂を使用することができる。特に容器本体とのシール性およびイージーピール性を確認した後、適宜材料を選定すればよい。
またアルミニウム層と熱接着層を貼り合わせる接着層としては、ウレタン系接着剤などが使用できる。
内容物付着防止層を形成する球状粒子としては、無機成分および有機成分の少なくとも1種を含む球状粒子を使用することができる。無機成分としては、例えばアルミニウム、銅、鉄、チタン、銀、カルシュウムなどの金属またはこれらを含む合金または金属間化合物、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの酸化物、リン酸カルシウム、ステアリン酸カルシウムなどの無機酸塩または有機酸塩、ガラス、窒化硼素、炭化珪素、窒化珪素などのセラミックなどを好適に使用できる。また有機成分としては、例えばアクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリアミド樹脂などの樹脂を使用することができる。
この実施形態における球状粒子としては、無機成分からなる粒子あるいは有機成分からなる粒子のほか、無機成分および有機成分の両者を含む粒子を用いることができる。この中でも、特にシリコーン樹脂の球状粒子が好ましい。
また球状粒子の平均粒径としては、平均粒径が3〜30μmの範囲が好ましい。平均粒径が3μm未満では、前述の内容物付着防止層の表面の凹凸形成の点で不十分になる。内容物付着防止性にバラツキが生じる。また平均粒径が30μmを越える場合は、球状粒子の脱落、分散性などの点で問題になる。
内容物付着防止層を形成する疎水性酸化物微粒子としては、平均粒径5〜20nmの範囲の疎水性シリカである。平均粒径を5〜20nmの範囲にすることにより、疎水性酸化
物微粒子が均一に分散し、球状粒子や熱接着樹脂層の表面に配されるために、優れた付着防止性を得ることができる。疎水性酸化物微粒子としては、酸化物の種類もシリカ、アルミナ、チタニアなどの少なくとも1種を用いることができる。例えばシリカとしては、メチル基を有した疎水性シリカ、トリメチルシリル基を有した疎水性シリカ、ジメチルシリコーンオイルでの疎水性シリカ、オクチルシランでの疎水性シリカ、などを使用することができる。またアルミナとしては、ジメチルシリコーンオイルでの疎水性アルミナが使用できる。チタニアとしては、オクチルシランでの疎水性チタニアが使用できる。とりわけ、より優れた付着防止性が得られるという点においては、トリメチルシリル基を有する疎水シリカが好ましい。
疎水性酸化物微粒子の平均粒径5nm未満では、バインダー樹脂の中に混入され、表面には不均一に配されるために、内容物付着防止性にバラツキが生じる。また平均粒径20nmを超えると、該疎水性酸化物微粒子の脱落が生じる恐れがある。
内容物付着防止層を形成するバインダー樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル、スチレン・ブタジエンゴムのいずれか一種またはその混合物を用いることで優れたバインダー効果を発現することができる。また該バインダー樹脂の形状が、球状粒子が好ましい。球状粒子の一部を溶解しバインダー効果を発現させ、また残存する球状粒子は、内容物付着層の表面の凹凸形成に寄与するようにする。特に平均粒径が1〜5μmの範囲が好ましい。バインダー樹脂の粒子が平均粒径1〜5μmの範囲であれば、熱接着層の表面積が大きくし、一層付着防止効果を発現させることができる。平均粒径が1μm未満では、バインダー効果が低減する。また平均粒径が5μmを超えると、内容物付着防止層の凝集力が低下する心配がある。特に平均粒径1〜3μmのポリエチレン樹脂もしくはエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂が好ましい。
内容物付着防止層を形成する方法は、まず、球状粒子、疎水性酸化物微粒子、バインダー樹脂の粒子を溶剤に分散させて塗布液を作成する。この際には、該バインダー樹脂の粒子の一部を溶解させて分散させることが好ましい。溶解させることにより、バインダー効果が増大する。使用する溶媒としては、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサン、トルエン、アセトン、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ブチルジグリコール、ノルマルペンタン、ノルマルヘキサン、ヘキシルアルコールなどの有機溶剤を適宜使用することができる。環境面、衛生面、内容物付着防止性の観点からエタノールを用いるのが望ましい。また塗布液中に、本発明の効果を阻害しない範囲内で、分散剤、着色剤、沈降防止剤、粘度調整剤などを併用することができる。
上記の塗布液を用いて塗布機で塗布し、内容物付着防止層を形成する。形成された内容物付着防止層の表面は、球状粒子が均一に分散され、1または2個が配されている状態になる。一次凝集体を形成した状態になる。この球状粒子によって、中心線平均粗さRaがRa>4μmの凹凸を持つ表面を形成する。また疎水性酸化物微粒子と球状粒子とを、熱接着層に接着させるためのバインダー樹脂の粒子が均一に分散され、球状粒子や球状粒子間に疎水性酸化物微粒子がほぼ全面を覆うように配されている。大小さまざま凹凸のある表面が得られる。この凹凸により表面の表面積が大きくなり、撥水効果を一層向上させることができる。
上記塗布液を塗布する塗布機としては、ロールコート、グラビアコート、バーコート、キスリバースコート、ダイコート、ドクターブレードコート、刷毛塗り、デイップコート、スプレーコート、スピンコートなどの公知の方法が使用できる。内容物付着防止層の厚みとしては、特に限定されない。シール性、内容物付着防止性、イージーピール性を確認して適宜決めればよい。内容物付着防止層は、球状粒子、疎水性酸化物微粒子、バインダー樹脂の粒子を含有しているために、熱接着層との密着もよく、機械的強度も有している。
形成された内容物付着防止層の表面は、該表面の中心線平均粗さRaがRa>4μmとなるように形成すると、表面積が大きくなリ、一層内容物付着防止性が向上する。また内容物付着防止層は、球状粒子、疎水性酸化物微粒子を含有していることで、蓋材のイージーピール性を付加させることができる。
また蓋材は、容器本体のフランジに熱接着されて密封容器を形成する。また蓋材には、適度なイージーピール性も要求される。本発明の蓋材は、密封性、内容物付着防止性、イージーピール性を有した蓋材である。
また本発明の蓋材を用いた密封容器は、ヨーグルト、プリン、ゼリー菓子などのカップ容器、トレ―容器などに使用できる。また内容物付着防止層を、各種容器の内面に形成すれば、内容物を取り出す際に、付着せず、無駄なく取り出すことができる。
尚、本発明において、平均粒径の測定は、走査型電子顕微鏡(FE−SEM)で実施することができ、走査型電子顕微鏡の分解能が低い場合には、透過型電子顕微鏡などの他の電子顕微鏡を併用しても可能である。具体的には、粒子形状が球状の場合は、その直径、非球状の場合は、その最長径と最短径との平均値を直径とみなし、走査型電子顕微鏡などによる観察により任意に選んだ20個分の粒子の直径の平均を平均粒径とした。
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
ポリエステルフィルム12μmとアルミニウム箔15μmを、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネートして基材層を形成した。該基材層のアルミニウム箔面にポリウレタン系接着剤を用いてアンカーコートし、該アンカーコート面に、熱接着層として低密度ポリエチレン樹脂を厚さ20μmにて押出し機を用いて押出し、ラミネートした。
次に内容物付着防止層を形成するための塗布液を以下の処方で形成した。バインダー樹脂として平均粒径2μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を水/エタノール(重量比1/1)に分散し、50重量%の固形分に調整した分散液Aを作成した。次に球状粒子として、メチル基を有する平均粒径11μmのシリコーン樹脂をエタノールに分散し、5重量%の固形分に調整した分散液Bを作成した。次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径10nmの疎水性シリカをエタノールに5重量%の固形分に調整した分散液Cを形成した。
次に分散液Aと分散液Bと分散液Cを重量比で1/2/10で混合し、全体の固形分を8重量%になるようにエタノールで希釈混合した分散液Dを作成し、塗布液を作成した。
次に、前記熱接着層の表面に、該分散液Dを用い、グラビアコートにより、1、5g/mで塗布し積層体を形成した。該グラビアコートの際の乾燥温度を80℃、30秒にて行った。次に該積層体を容器本体のフランジに合わせ、打抜き、蓋材を作成した。
次に球状粒子として、メチル基を有する平均粒径5μmのシリコーン樹脂を用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
次に球状粒子として、メチル基を有する平均粒径30μmのシリコーン樹脂を用いた以
外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径5nmの疎水性シリカを用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径20nmの疎水性シリカを用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
前記バインダー樹脂を、バインダー樹脂として平均粒径1μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂とした以外は、実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
前記バインダー樹脂を、バインダー樹脂として平均粒径5μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂とした以外は、実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
以下、本発明の比較例について詳細に説明する。
<比較例1>
次に球状粒子として、メチル基を有する平均粒径2μmのシリコーン樹脂を用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例2>
次に球状粒子として、メチル基を有する平均粒径33μmのシリコーン樹脂を用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例3>
次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径3nmの疎水性シリカを用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例4>
次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径23nmの疎水性シリカを用いた以外は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例5>
次に実施例1でバインダー樹脂を省き、球状粒子として、メチル基を有する平均粒径11μmのシリコーン樹脂をエタノールに分散し、5重量%の固形分に調整した分散液Bを作成した。次に疎水性酸化物微粒子として、トリメチルシリル基を有する平均粒径10nmの疎水性シリカをエタノールに5重量%の固形分に調整した分散液Cを形成した。次に分散液Bと分散液Cを重量比で1/5で混合し、全体の固形分を8重量%になるようにエタノールで希釈混合した分散液Eを作成し塗布液を作成した。以下は実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例6>
次にバインダー樹脂として平均粒径0.5μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
<比較例7>
次にバインダー樹脂として平均粒径6μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行い蓋材を作成した。
実施例1〜7、比較例1〜7の蓋材を、以下の項目を評価した。
<シール強度>
・実施例1〜2、比較例1〜7の蓋材を、ポリエチレン製のカップ容器のフランジにインパルスシーラーにてシールした。フランジは幅3mmである。シール強度を引張り試験機にて測定した。
<接触角>
・実施例1〜7、比較例1〜7の蓋材の内容物付着防止層の面に水滴およびヨーグルトを滴下し、その接触角を測定した。接触角は、接触測定装置(固液界面解析装置「Drop
Master300」協和界面科学株式会社)を用いて接触角を測定した。
<転落角>
・実施例1〜7、比較例1〜7の蓋材の内容物付着防止層の面に水滴およびヨーグルトを滴下し、水平な平台を傾け、水およびヨーグルトの液滴が転げ落ちたときの角度を測定した。転落角は、目視により測定した。
<付着性>
水、ヨーグルトの液滴が転落した後の付着性の評価を行った。○:付着あり、×:付着あり、と目視で評価した。
<密着性>
内容物付着防止層を試験面とし、学振型耐磨耗試験機(JIS K 5701−1)を用い、往復回数30回、荷重200g、相手材:ポリエステルフィルム12μmにて密着性の評価を行った。ポリエステルフィルムへの内容物付着防止層の脱落の有無を視認した。○:脱落ない、×:脱落あり、と評価した。
評価結果を表1に示す。
Figure 0006007548
評価結果から、球状粒子の粒径の範囲により、内容物付着防止層の表面の凹凸が変わり、接触角ならびに転落角から、ヨーグルトの付着防止性、即ち撥水性が良好で付着防止効果が観られた。疎水性酸化物微粒子の粒径の範囲でも、同様な結果が観られた。バインダーの粒径の範囲でも、同様な結果が観られた。またバインダー樹脂が含有されないものは、密着性が弱く、内容物付着防止層の脱落が観られた。実施例1〜7の内容物付着防止層の表面の中心線平均粗さRaを測定したところ、共にRa>4μmであった。また実施例1〜7の蓋材では、シール強度も大きな低下はなく密封性を有していた。中心線平均粗さRaの測定は、中心線平均粗さ測定器を用いた。
該内容物付着防止層に含有する球状粒子の粒径の範囲を規定することにより、内容物付着防止性を向上させる適正な凹凸が付与でき、かつ疎水性酸化物微粒子の被覆により更に内容物付着防止性が向上させることができる。またバインダー樹脂により内容物付着防止層の密着性も向上させることができる。
本発明の内容物付着防止層は、蓋材の他に、各種容器の内面に形成できる。例えば容器形状として、包装袋、例えば、図5に示すような自立性包装袋、トレ―、カップ、どんぶ
り、チューブなどに利用できる。材質としては、プラスチック材料、紙製、またプラスチックと紙の複合材料、金属などの容器に利用できる。また内容物の性状も固体、半固体、液体、粘性体、ゲル状物などのものに利用できる。
1 本発明の蓋材
2 基材層
3 接着層
4 アルミニウム層
5 接着層
6 熱接着層
7 内容物付着防止層
8 球状粒子
9 疎水性酸化物微粒子
10 バインダー樹脂の粒子
11 ヨーグルト
20 積層体
30 容器本体
31 フランジ
32 開口部
40 密封容器
50 付着物
60 従来の蓋材
70 自立性包装袋

Claims (8)

  1. 少なくとも基材層、熱接着層、内容物付着防止層が順次積層された積層体からなる蓋材であって、
    前記内容物付着防止層が、球状粒子と、疎水性酸化物微粒子と、バインダー樹脂からなり、
    前記バインダー樹脂が平均粒径1〜5μmの範囲の粒子からなると共に、この樹脂粒子が、その粒子形状を維持したまま、その表面に球状粒子と疎水性酸化物微粒子とが固定されていることを特徴とする蓋材。
  2. 前記球状粒子が、平均粒径3〜30μmのシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の蓋材。
  3. 前記疎水性酸化物微粒子が、平均粒径5〜20nmの疎水性シリカであることを特徴とする請求項1または2記載の蓋材。
  4. 前記バインダー樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル、スチレン・ブタジエンゴムのいずれか一種またはその混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋材。
  5. 前記内容物付着防止層の表面の中心線平均粗さRaが、Ra>4μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓋材。
  6. 前記疎水性シリカが、トリメチルシリル基を有していることを特徴とする請求項3記載の蓋材。
  7. 前記基材層と前記熱接着層の間にアルミニウム層が積層されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓋材。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓋材を用いて密封されたことを特徴とする密封容器。
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