JP5986047B2 - 車両の空気抵抗低減装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両の空気抵抗低減装置に関し、より具体的には空気噴出装置を用いて車体に沿って流れる空気の流れを制御して車両の空気抵抗を低減させるようにした装置に関する。
シンセティック・ジェット・アクチュエータ等の空気噴出装置を用いて車体に沿って流れる空気の流れを制御して車両の空気抵抗を低減させるようにした装置の例としては、例えば欧州特許文献1記載の技術を挙げることができる。その技術においては、閉空間に配置される振動板(振動膜)に接続される加振部を周期的に駆動して振動板を振動させ、閉空間に穿設された開孔から空気を噴出させるシンセティック・ジェット・アクチュエータを少なくとも車両後部の上下位置、より具体的には車両後部の上下左右位置等に配置し、車体壁面に生成される空気の流れの剥離を抑えることで車体に作用する空気抵抗を低減させるように構成している。
欧州特許出願公開1544089号
特許文献1記載の技術は上記のように車両後部の上下左右位置にアクチュエータを配置し、開孔から空気を噴出するように構成している。しかしながら、開孔から噴出される空気の噴出速度等が的確に制御されていない場合、車両後部に発生する後流渦のバランスが乱れることがあり、車体に作用する空気抵抗を効果的に低減させることができないおそれがある。
特に車体底面は一般的に凹凸が激しく車体上面に比して空気抵抗が大きいため、車体の上部を流れる空気と車体の底部を流れる空気とで流速が異なる。この結果、発生する後流渦のバランスが乱れ、車体後部の上下位置において圧力差が生じ易く、空気抵抗が増大する要因となる。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、少なくとも上下位置に配置された空気噴出装置を用いて車体に沿って流れる空気の流れを制御すると共に、車両後部に発生する後流渦を制御、より詳しくは発生する後流渦のバランスを整えるように制御し、よって車体に作用する空気抵抗を低減させるようにした車両の空気抵抗低減装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、大略ボックス形状を呈する車両であって、閉空間に配置される振動膜を振動させる加振部を周期的に駆動して前記閉空間に穿設された開孔から空気を噴出させる空気噴出装置を後部の少なくとも上下位置にそれぞれ配置し、走行するときの空気抵抗を低減させるようにした車両の空気抵抗低減装置において、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、前記検出された走行状態に基づいて前記加振部の駆動周波数と駆動振幅のうちの少なくともいずれかからなる駆動信号を前記空気噴出装置ごとにそれぞれ決定する駆動信号決定手段と、前記決定された駆動信号に基づいて前記加振部を駆動する加振部駆動手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、前記移動状態検出手段は、前記車両の走行速度を検出する走行速度センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された走行速度に応じて予め設定された第1の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定する如く構成した。
請求項3に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、前記移動状態検出手段は、前記車両の後部の少なくとも上下位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力に応じて予め設定された第2の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定する如く構成した。
請求項4に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、さらに、前記空気噴出装置を前記車両の後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、前記移動状態検出手段は、前記車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された走行速度と操舵角に応じて予め設定された第3の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定する如く構成した。
請求項5に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、さらに、前記空気噴出装置を前記車両の後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、前記移動状態検出手段は、前記車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力と操舵角に応じて予め設定された第4の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定する如く構成した。
請求項6に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、前記移動状態検出手段は、前記車両の後部の少なくとも上下位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力を相互に比較すると共に、前記比較結果に基づいて前記決定された加振部の駆動信号を補正する補正手段を備える如く構成した。
請求項1に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、閉空間に配置される振動膜を振動させる加振部を周期的に駆動して開孔から空気を噴出させる空気噴出装置を車両後部の少なくとも上下位置にそれぞれ配置し、検出された車両の走行状態に基づいて加振部の駆動信号を空気噴出装置ごとにそれぞれ決定すると共に、決定された駆動信号に基づいて加振部を駆動するように構成したので、車両走行中に車体壁面に生成される空気の流れの剥離点を後退させることができると共に、車体後部の上下左右位置に発生する後流渦を制御、より詳しくは発生する後流渦のバランスを整えるように制御し、よって車体に作用する空気抵抗を低減させることができる。
即ち、車両後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置に配置された各空気噴出装置に対し、それぞれ独立した目標値(駆動信号)を決定し、それに基づき各空気噴出装置の加振部を駆動するように構成したので、車両後部に発生する後流渦を制御、より具体的には、発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を低減させることができる。
請求項2に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、走行速度センサによって検出された車両の走行速度に応じて予め設定された第1の特性を検索して加振部の駆動信号を決定するように構成したので、上記した効果に加え、加振部の駆動信号を一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦を一層バランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
請求項3に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、車両の後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサによって検出された圧力に応じて予め設定された第2の特性を検索して加振部の駆動信号を決定するように構成したので、請求項2に係る発明と同様に、加振部の駆動信号を一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
請求項4に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、さらに、空気噴出装置を車両後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、検出された走行速度と操舵角に応じて予め設定された第3の特性を検索して加振部の駆動信号を決定するように構成したので、上記した効果に加え、加振部の駆動信号を一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
即ち、車体は一般的にほぼ左右対称の形状を有することから、車両が直進走行する場合、車両後部の左右位置ではほとんど圧力差は生じない。しかしながら、例えば車両が旋回する場合、後流渦のバランスが乱れ、車両後部の左右位置で圧力差が生じ、空気抵抗が増大するおそれがある。そこで請求項4に係る発明にあっては、車両後部の上下位置に加え、左右位置にもアクチュエータを配置すると共に、操舵角センサを備えるように構成したので、上下位置のみならず左右位置に配置された空気噴出装置の加振部の駆動信号を検出された操舵角に応じて一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
請求項5に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、さらに、空気噴出装置を車両後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、検出された圧力と操舵角に応じて予め設定された第4の特性を検索して加振部の駆動信号を決定するように構成したので、請求項4に係る発明と同様に、車両後部の上下位置のみならず左右位置に配置された空気噴出装置の加振部の駆動信号も検出された操舵角に応じて一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
請求項6に係る車両の空気抵抗低減装置にあっては、車両後部の少なくとも上下位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、検出された圧力を相互に比較すると共に、比較結果に基づいて決定された加振部の駆動信号を補正するように構成したので、空気噴出装置の加振部の駆動信号をより一層的確に決定することができ、車両後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体に作用する空気抵抗をより一層効果的に低減させることができる。
即ち、車両の走行状態に基づいて決定された駆動信号により加振部を駆動した後、検出された車両後部の圧力に基づいて駆動信号を補正するようにしたので、走行状態に基づいて決定された制御量(駆動信号)によっても後流渦を十分にバランス良く制御できなかった場合であっても、これを適宜補正することができ、よって車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
この発明の第1実施例に係る車両の空気抵抗低減装置を全体的に示す概略図である。 図1の装置の効果を確認するための試験機の説明図である。 図2に示す試験機を使って行った実験の結果を示す説明図である。 図1に示す車両の空気抵抗低減装置の動作を説明するための説明図である。 図4に示す動作をより具体的に示すフロー・チャートである。 図4と同様、図1に示す車両の空気抵抗低減装置の変形例の動作を説明するための説明図である。 この発明の第2実施例に係る車両の空気抵抗低減装置を全体的に示す概略図である。 図7に示す車両の空気抵抗低減装置の動作を示すフロー・チャートである。 図8に示す動作の効果を示す説明図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の空気抵抗低減装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る車両の空気抵抗低減装置を全体的に示す概略図である。
図1において符号10はその装置を示し、装置10は、車両12の車体12aに取り付けられるシンセティック・ジェット・アクチュエータ(Synthetic Jet Actuator。以下「SJアクチュエータ」と略称する。空気噴出装置)16を備える。
車両12は図示のような大略ボックス形状、例えばハッチバック型の乗用車からなり、車体12aの前部にはエンジン(内燃機関)、電動モータ、あるいはそのハイブリッドのいずれかからなる原動機(図示せず)が搭載され、原動機の駆動力で駆動輪14を駆動して走行する。車体12a後部の内部にはSJアクチュエータ16が取り付けられる。
図1ではSJアクチュエータ16を模式図で示す。SJアクチュエータ16は少なくとも車体12a後部(背面)の重力方向における上下位置、正確には上下左右位置に配置される。より具体的には、車両12のリアウインドウの上部位置、後部バンパ下側位置及びテールランプ付近にそれぞれ複数個配置される。車体12aの後部にはSJアクチュエータ16の取り付け位置に対応して開孔(スリット)16aが設けられる。また、SJアクチュエータ16は振動膜(振動板)16bと、それに接続されるマグネットなどから構成される加振部(磁気回路部)16cと、閉空間16dなどからなる公知の構造、例えばスピーカとからなる。
尚、図1では便宜のためSJアクチュエータ16を1個のみ示すが、前述するように、SJアクチュエータ16は車両後部の上下左右位置にそれぞれ少なくとも1個ずつ配置される。より具体的には、SJアクチュエータ16は、車体12a後部(背面)の上辺、下辺、左辺、右辺位置にそれぞれ複数個配置され、各辺に配置されるアクチュエータごとに独立して制御可能となるように構成される。
図示の如く、車体12a後部に設けられるSJアクチュエータ16の開孔16aは、その開孔16aから噴出される空気の噴出方向Aが、車両12が走行するときに車体12aに沿って流れる空気の流れ方向Bと平行となるように位置させられると共に、空気の流れCによって車体12aの壁面に生成される境界層の剥離点付近に位置させられる。尚、剥離点の位置は車体12aの形状と想定される車両12の走行速度に応じ、実験によって予め適宜推定(測定)される。また、便宜のため図1でSJアクチュエータ16を誇張して示した。
車両12の運転席付近などの適宜箇所にはCPU,ROM,RAM,I/Oなどからなるマイクロコンピュータを備えたECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)20が配置される。
駆動輪14のドライブシャフト(図示せず)の付近には速度センサ22が配置され、車両12の走行速度を示す速度信号を生成してECU20に出力する。
ECU20は、相関情報参照部20a(駆動信号決定手段)と駆動信号決定部20b(駆動信号決定手段)と加振部駆動部20c(加振部駆動手段)を備え、相関情報参照部20aと駆動信号決定部20bにおいて車両12の走行速度に基づいてSJアクチュエータ16の加振部16cの駆動信号、より具体的には駆動周波数と駆動振幅を決定し、加振部駆動部20cにおいて決定された駆動周波数と駆動振幅で加振部16cを駆動する。尚、加振部駆動部20cは増幅器を備える。
上記ECUの動作について図2,3を参照して説明する。図2は図1の装置10の効果を確認するための試験機100を示す説明図、図3は試験機100を使って行った実験の結果を示す説明図である。
試験機100は、車両12の車体12aをモデル化した車体モデルからなり、風洞(図示せず)の内部に配置され、矢印Dで示す方向から空気を送風される。試験機100は、内部の上下左右位置にそれぞれ振動空気源(SJアクチュエータ16に相当)106を備えると共に、空気の流れ方向から見て後方側の面(車両後部(背面)に相当)の上下左右位置に開孔(スリット)106aが設けられる。
図3の紙面上部に示すグラフは、試験機100の上下左右位置に配置された振動空気源106のうちの下側位置に配置された振動空気源106の駆動周波数(より詳しくは、特定の周波数を1(基準)とした場合の無次元周波数fn)に対する空気抵抗の低減率(より詳しくは、振動空気源106を駆動しないときの空気抵抗を1とした場合の無次元空気抵抗)を示し、図3の下側に示す図は、モデル100の後方を側面から見たときの空気の圧力分布を示す。
図3(a)に示す如く、振動空気源106に対して何らの制御も行わない場合、試験機100の後方に発生する後流渦(圧力分布)は上下でバランスが取れておらず、特に試験機100の下部で強い渦が発生し、空気抵抗が増大していることが読み取れる。
これに対し、図3(b)(c)に示す如く、試験機100の上下左右位置に配置された振動空気源106を適宜振動させることにより、後方に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、よって空気抵抗の低減が可能となる。より具体的には、図3(b)に示すように上下左右位置の振動空気源106に対してそれぞれ駆動周波数を設定し、これらを独立して振動させることで、全ての振動空気源106を同一の周波数で一律に振動させる場合(図3(c))に比し、より高い空気抵抗低減効果を得ることが可能となる。
この実施例において特徴的なことは、上記実験より得られた知見に基づき、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置に配置されたSJアクチュエータ16を、それぞれ独立して制御可能となるように構成することにより、車体12aに沿って流れる空気の流れC(車体壁面に生成される境界層)を制御して剥離点を下流側に移動させると共に、車体12a後部の上下左右位置に発生する後流渦を制御、より正確には、発生する後流渦をバランス良く制御し、よって車体12aに作用する空気抵抗を低減させるようにしたことにある。
図4は図1に示す車両の空気抵抗低減装置10の動作を説明するための説明図、図5はその動作をより具体的に示すフロー・チャートである。図示のプログラムはECU20によって所定の周期ごとに実行される。
以下説明すると、先ずS10において車両12の走行状態、即ち図1,3に示す速度センサ22の出力値に基づき車両12の走行速度を検出する。
次いでS12に進み、S10で検出された走行速度に基づき相関情報参照部20aに格納される出力マップ(第1の特性)を検索すると共に、その検索結果に応じ、駆動信号決定部20bにおいて、車体12a後部の上下左右位置に配置されるSJアクチュエータ16それぞれの加振部16cの駆動周波数と駆動振幅のうちの少なくともいずれか、より具体的にはその両方からなる駆動信号を決定する。
尚、相関情報参照部20aに格納される出力マップ(第1の特性(及び後述する第2から第4の特性))は予め実験により求められる。
S14では、S12で決定された加振部16cの駆動信号(駆動周波数・駆動振幅)に基づき決定された駆動周波数と駆動振幅で、加振部駆動部20cにより車体12a後部の上下左右位置に配置されるSJアクチュエータ16の加振部16cをそれぞれ独立に駆動し、プログラムを終了する。
この発明の第1実施例においては、上記の如く構成したので、車両12の走行中に車体12aの壁面に生成される空気の流れCの剥離を抑えることができると共に、車体12a後部の上下左右位置に発生する後流渦をバランス良く制御し、よって車体に作用する空気抵抗を低減させることができる。
即ち、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置に配置された各SJアクチュエータ16に対し、速度センサ22によって検出された車両の走行速度に応じて予め設定された第1の特性(出力マップ。図3)を検索し、それぞれ独立した目標値(駆動信号)を決定する(相関情報参照部20a、駆動信号決定部20b。S12)と共に、それに基づき各SJアクチュエータ16の加振部16cを駆動する(加振部駆動部20c。S14)ように構成したので、後流渦のバランスを適切に制御することができる。
図6は図1,4に示す車両の空気抵抗低減装置の変形例の動作を説明するための説明図である。
図1,6に示す如く、第1実施例の変形例にあっては、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置にそれぞれ圧力センサ24を設け、速度センサ22に代わり圧力センサ24によって検出された車体12a後部の各圧力に基づき相関情報参照部20aに格納される予め設定された出力マップ(第2の特性。図6)を検索すると共に、その検索結果に応じ、駆動信号決定部20bにおいて、加振部16cの駆動周波数と駆動振幅のうちの少なくともいずれか、より具体的にはその両方からなる駆動信号を決定するように構成した。
尚、圧力センサ24は、SJアクチュエータ16を用いて車体12aに沿って流れる空気の流れCを制御したときに、車体12aの後部に発生する後流渦を的確に検出可能な位置、即ちSJアクチュエータ16の開孔16a付近であって、かつ噴出される空気の影響を直接受けることのないよう、開孔16aよりもわずかに車体12a後部(背面)の内側位置に配置される。また、圧力センサ24の出力値はハイパスフィルタなどを用いて適宜処理される。
以上の如く構成する場合にあっても、図4,5を用いて説明した如く、車両12の走行中に車体12a壁面に生成される空気の流れCの剥離を抑えることができると共に、車体12a後部の上下左右位置に発生する後流渦をバランス良く制御し、よって車体に作用する空気抵抗を低減させることができる。
即ち、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置に配置された各SJアクチュエータ16に対し、圧力センサ24によって検出された車体12a後部の各圧力に応じて予め設定された第2の特性(出力マップ。図6)を検索し、それぞれ独立した目標値(駆動信号)を決定する(相関情報参照部20a、駆動信号決定部20b。S12)と共に、それに基づき各SJアクチュエータ16の加振部16cを駆動する(加振部駆動部20c。S14)ように構成したので、後流渦のバランスを適切に制御することができる。
図7はこの発明の第2実施例に係る車両の空気抵抗低減装置10を全体的に示す概略図、図8はその動作を示すフロー・チャート、図9は図8に示す動作の効果を示す説明図である。
第1実施例と相違する点に注目して説明すると、図7に示す如く、この発明の第2実施例にあっては、ECU20はさらに制御量探索部20dを備えるように構成した。
制御量探索部20dは、駆動信号決定部20bにおいて決定される加振部16cの駆動信号(駆動周波数・駆動振幅)と圧力センサ24により検出された圧力に基づき、加振部16cの駆動信号(駆動周波数・駆動振幅)に対して適宜加えられる補正項を探索(算出)する。
図8を参照して第2実施例に係る空気抵抗低減装置10のECU20の動作を説明する。先ず、S100からS104までは第1実施例のS10からS14と同じ処理を行うと共に、S106において圧力センサ24により車体12a後部の圧力を検出する。
即ち、S106においては、S102で決定された駆動信号に基づいてS104で各SJアクチュエータ16の加振部16cをそれぞれ駆動した後における車体12a後部の少なくとも上下位置、より正確には上下左右位置の圧力を検出する。
次いでS108に進み、S106で検出された圧力を相互に比較し、その圧力差を算出すると共に、算出された圧力差が所定値未満であるか否か判断する。より具体的には、S106で検出された車体12a後部の上下左右位置の圧力から、車体12a後部の上下位置の圧力差と、車体12a後部の左右位置の圧力差を算出し、それぞれの差が適宜設定された所定値未満か否か判断する。
S108で肯定されるとき、即ち、出力マップ(第1から第4の特性)を検索して決定された駆動信号に基づいて加振部16cを駆動した後に、車体12a後部の上下左右位置に発生する圧力(後流渦)のバランスが取れていると判断される場合、そのままプログラムを終了する。
他方、S108で否定されるとき、即ち、出力マップ(第1から第4の特性)を検索して決定された駆動信号に基づいて加振部16cを駆動したものの、車体12a後部の上下左右位置に発生する圧力(後流渦)のバランスが十分に取れていないと判断される場合はS110に進み、制御量探索部20dにおいて、その圧力差(ばらつき)に応じて加振部16cの駆動信号(駆動周波数・駆動振幅)を補正する。尚、制御量探索部20dにおける補正項の算出にあっては、例えば公知のフィードバック制御系等を用いることができる。
図9は図2に示す試験機100を用いて図8に示す第2実施例の動作を実行した実験結果を示す。図9において、周波数は試験機100の上部に配置された振動空気源106の駆動周波数を無次元化した値(無次元周波数fn)を示す。図9に示す実験結果から、図8フロー・チャートの制御により振動空気源106の駆動周波数が最適周波数に収束していく様子が読み取れる。
以上のように、この発明の第2実施例にあっては、圧力センサ24により検出された圧力を相互に比較する(制御量探索部20d。S108)と共に、比較結果に基づいて、出力マップ(第1から第4の特性)から決定された加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を補正するように構成したので、SJアクチュエータ16の加振部16cの駆動周波数・駆動振幅をより一層的確に決定することができ、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。尚、残余の構成及び効果は第1実施例と変わらない。
また、第1、第2実施例に係る発明にあっては、さらに、車両の運転席付近に配置されるステアリングホイール(図示なし)のシャフト(図示せず)に操舵角センサ26を取り付け、運転者によって入力されたステアリングホイールの操舵角に応じた信号を出力するように構成しても良い。
具体的には、相関情報参照部20aにおいて、走行速度と操舵角に基づいて予め設定された出力マップ(第3の特性。図示なし)を格納しておき、車両12の走行状態を示すパラメータとして走行速度に加えてステアリングホイールの操舵角を検出するように構成することもできる。
あるいは、相関情報参照部20aにおいて、車体後部の圧力と操舵角に基づいて予め設定された出力マップ(第4の特性。図示なし)を格納しておき、車両12の走行状態を示すパラメータとして車体後部の圧力に加えてステアリングホイールの操舵角を検出するように構成することもできる。
以上の如く構成することにより、車体12a後部の上下位置のみならず左右位置に配置されたアクチュエータの加振部の駆動信号を検出された操舵角に応じて的確に決定することができ、車体に作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
即ち、車体12aは一般的にほぼ左右対称の形状を呈することから、車両12が直進走行する場合、車体12a後部の左右位置に発生する後流渦のバランスが大きく相違することはなく、従って車体12a後部の左右位置ではほとんど圧力差は生じない。しかしながら、例えば車両12が旋回する場合、車体12a後部の左右位置に発生する後流渦のバランスが崩れ、その結果、車体12a後部の左右位置でも圧力差が生じ、空気抵抗が増大するおそれがある。しかしながら、上記の如く構成することにより、車体12a後部の上下位置のみならず左右位置に配置されたSJアクチュエータ16の加振部16cの駆動信号(駆動周波数・駆動振幅)を検出された操舵角に応じて的確に決定することができ、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
上記した如く、この発明の第1、第2実施例に係る発明にあっては、大略ボックス形状を呈する車両12であって、閉空間16dに配置される振動膜16bを振動させる加振部16cを周期的に駆動して前記閉空間に穿設された開孔16aから空気を噴出させる空気噴出装置(SJアクチュエータ(シンセティック・ジェット・アクチュエータ))16を後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置にそれぞれ配置し、走行するときの空気抵抗を低減させるようにした車両の空気抵抗低減装置10において、前記車両12の走行状態を検出する走行状態検出手段(速度センサ22、圧力センサ24、舵角センサ26。S10,S100)と、前記検出された走行状態(走行速度、車体後部の圧力、操舵角)に基づいて前記加振部16cの駆動周波数と駆動振幅のうちの少なくともいずれかからなる駆動信号を前記SJアクチュエータ16ごとにそれぞれ決定する駆動信号決定手段(相関情報参照部20a、駆動信号決定部20b。S12、S102)と、前記決定された駆動信号に基づいて前記加振部を駆動する加振部駆動手段(加振部駆動部20c。S14,S104)とを備える如く構成したので、車両走行中に車体12a壁面に生成される空気の流れの剥離点を後退させることができると共に、車体12a後部の上下左右位置に発生する後流渦をバランス良く制御し、よって車体12aに作用する空気抵抗を低減させることができる。
即ち、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置に配置された各SJアクチュエータ16に対し、それぞれ独立した目標値(駆動信号)を決定し、それに基づき各SJアクチュエータ16の加振部16cを駆動するように構成したので、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することができる。
また、車速センサ(走行速度センサ)22によって検出された車両12の走行速度に応じて予め設定された第1の特性(出力マップ。図3)を検索して加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を決定するように構成したので、上記した効果に加え、加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を一層的確に決定することができ、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
また、車体12aの後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサ24によって検出された圧力に応じて予め設定された第2の特性(出力マップ。図6)を検索して加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を決定するように構成したので、同様に、加振部16cの駆動周波数・駆動振幅を一層的確に決定することができ、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
また、運転者によって操作される車両12のステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサ(操舵角センサ)26を備え、検出された走行速度と操舵角に応じて予め設定された第3の特性を検索して加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を決定するように構成したので、上記した効果に加え、加振部16cの駆動信号を一層的確に決定することができ、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
即ち、車体12aは一般的にほぼ左右対称の形状を有することから、車両12が直進走行する場合、車体12a後部の左右位置ではほとんど圧力差は生じない。しかしながら、例えば車両12が旋回する場合、車体後部の左右位置でも圧力差が生じ、その結果、空気抵抗が増大するおそれがある。そこで、車両後部の上下位置に加え、左右位置にもSJアクチュエータ16を配置すると共に、舵角センサ26を備えるように構成したので、上下位置のみならず左右位置に配置されたアクチュエータの加振部16cの駆動周波数・駆動振幅を検出された操舵角に応じて的確に決定することができ、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
また、運転者によって操作される車両12のステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサ(操舵角センサ)26を備え、検出された圧力と操舵角に応じて予め設定された第4の特性を検索して加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を決定するように構成したので、上記と同様に、加振部16cの駆動信号を一層的確に決定することができ、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
また、この発明の第2実施例に係る発明にあっては、車体12a後部の少なくとも上下位置、より具体的には上下左右位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、検出された圧力を相互に比較する、より具体的には上下位置の圧力と左右位置の圧力をそれぞれ比較すると共に、比較結果(圧力差)に基づいて決定された加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)を補正する(制御量探索部20d。S106−S110)ように構成したので、SJアクチュエータ16の加振部16cの駆動周波数・駆動振幅(駆動信号)をより一層的確に決定することができ、車体12a後部に発生する後流渦をバランス良く制御することが可能となり、車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
即ち、車両12の走行状態に基づいて決定された駆動信号により加振部16cを駆動した後、検出された車体12a後部の圧力(より正確には圧力差)に基づいて駆動信号を補正するようにしたので、走行状態に基づいて決定された制御量(駆動信号)によっても後流渦を十分にバランス良く制御できなかった場合であっても、これを適宜補正することができ、よって車体12aに作用する空気抵抗を一層効果的に低減させることができる。
尚、上記においてSJアクチュエータの振動板(振動膜)としてスピーカの振動板を利用したが、これに限られず、例えば圧電振動板(振動膜)であっても良い。
また、上記において空気噴出装置の例としてSJアクチュエータを用いて説明したが、これに限られず、例えばパルス・ジェット・アクチュエータであっても良い。
また、車両12としてハッチバック型の乗用車を例にして説明したが、車両の形状は大略ボックス形状に係るものであれば良く、例えばワンボックス型やミニバン型の乗用車などであっても良い。
また、制御量探索部20dにおける補正項の算出手法としてフィードバック系制御を例にして説明したが、フィードバック系の制御としては古典制御理論、現代制御理論を問わず種々の算出手法を適宜用いることが可能である。また、フィードバック系制御に加え、フィードフォワード系制御を併用することも可能である。
10 車両の空気抵抗低減装置、12 車両、12a 車体、16 SJアクチュエータ(シンセティック・ジェット・アクチュエータ。空気噴出装置)、16a 開孔(スリット)、16b 振動膜、16c 加振部、16d 閉空間、20 ECU(電子制御ユニット)、20a 相関情報参照部(駆動信号決定手段)、20b 駆動信号決定部(駆動周信号決定手段)、20c 加振部駆動部(加振部駆動手段)、20d 制御量探索部、22 速度センサ、24 圧力センサ、26 舵角センサ

Claims (6)

  1. 大略ボックス形状を呈する車両であって、閉空間に配置される振動膜を振動させる加振部を周期的に駆動して前記閉空間に穿設された開孔から空気を噴出させる空気噴出装置を後部の少なくとも上下位置にそれぞれ配置し、走行するときの空気抵抗を低減させるようにした車両の空気抵抗低減装置において、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、前記検出された走行状態に基づいて前記加振部の駆動周波数と駆動振幅のうちの少なくともいずれかからなる駆動信号を前記空気噴出装置ごとにそれぞれ決定する駆動信号決定手段と、前記決定された駆動信号に基づいて前記加振部を駆動する加振部駆動手段とを備えることを特徴とする車両の空気抵抗低減装置。
  2. 前記移動状態検出手段は、前記車両の走行速度を検出する走行速度センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された走行速度に応じて予め設定された第1の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定することを特徴とする請求項1記載の車両の空気抵抗低減装置。
  3. 前記移動状態検出手段は、前記車両の後部の少なくとも上下位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力に応じて予め設定された第2の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定することを特徴とする請求項1記載の車両の空気抵抗低減装置。
  4. さらに、前記空気噴出装置を前記車両の後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、前記移動状態検出手段は、前記車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された走行速度と操舵角に応じて予め設定された第3の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定することを特徴とする請求項2記載の車両の空気抵抗低減装置。
  5. さらに、前記空気噴出装置を前記車両の後部の左右位置にそれぞれ配置すると共に、前記移動状態検出手段は、前記車両の操舵角を検出する操舵角センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力と操舵角に応じて予め設定された第4の特性を検索して前記加振部の駆動信号を決定することを特徴とする請求項3記載の車両の空気抵抗低減装置。
  6. 前記移動状態検出手段は、前記車両の後部の少なくとも上下位置の圧力をそれぞれ検出する圧力センサを備え、前記駆動信号決定手段は、前記検出された圧力を相互に比較すると共に、前記比較結果に基づいて前記決定された加振部の駆動信号を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両の空気抵抗低減装置。
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