JP2019026051A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の上下振動を抑制するにあたって、挙動遅れを極力排除することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両が進行する道路の凹凸状態を検出する道路状態検出部(101)と、道路状態検出部(101)の検出結果に基づいて車両に対して加わると想定される上下方向の想定振動量を算出する振動算出部(102)と、車両を駆動するモータを制御するモータ制御部(103)と、を備え、モータ制御部(103)は、想定振動量を低減する減衰振動量が車両に加わるようにモータを制御する振動抑制制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本開示は、車両制御装置に関する。
電気自動車では、車輪をモータで駆動するため、車輪に付与する駆動トルクや制動トルクを制御することができる。このことを利用して、車両の挙動を制御することが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2013−126821号公報
特許文献1では、車両の車体に発生した挙動に応じて車両の車輪で発生させる駆動力又は制動力を制御することで、車両の挙動を制御している。このようなフィードバック的な制御では、特に上下振動の抑制に対して挙動遅れが発生し、有効な振動抑制ができない可能性も考えられる。
本開示は、車両の上下振動を抑制するにあたって、挙動遅れを極力排除することが可能な車両制御装置を提供することを目的とする。
本開示は、車両制御装置であって、車両が進行する道路の凹凸状態を検出する道路状態検出部(101)と、道路状態検出部の検出結果に基づいて車両に対して加わると想定される上下方向の想定振動量を算出する振動算出部(102)と、車両を駆動するモータを制御するモータ制御部(103)と、を備え、モータ制御部は、想定振動量を低減する減衰振動量が車両に加わるようにモータを制御する振動抑制制御を実行する。
車両に加わると想定される上下方向の想定振動量を、道路の凹凸状態を検出した検出結果に基づいて算出するので、車両が実際に振動する前にモータを制御して振動抑制制御を実行することができる。車両が実際に振動することを待つ必要が無いので、挙動遅れを極力排除した振動抑制制御を実現することができる。
本開示によれば、車両の上下振動を抑制するにあたって、挙動遅れを極力排除することが可能な車両制御装置を提供することができる。
図1は、実施形態であるECUを搭載した車両の構成を示す図である。 図2は、センサによる凹凸検出を説明するための図である。 図3は、振動抑制制御を実行した場合の車両の挙動を説明するための図である。 図4は、振動抑制制御を実行した場合の車両の挙動を説明するための図である。 図5は、センサ及びモータの配置状況を説明するための図である。 図6は、センサ及びモータの配置状況を説明するための図である。 図7は、センサ及びモータの配置状況を説明するための図である。 図8は、センサ及びモータの配置状況を説明するための図である。 図9は、実施形態であるECUの制御処理を説明するためのフローチャートである。 図10は、図9におけるガード処理を説明するための図である。 図11は、実施形態であるECUの制御処理を説明するためのフローチャートである。 図12は、実施形態であるECUの制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、車両制御装置の実施形態であるECU10は、車両に搭載され車両の挙動を制御する。ECU10は、レーダセンサ29,30,31,32が検出した路面との距離データを受信する。レーダセンサ29,30は、前輪21よりも前方に設けられている。レーダセンサ29,30は、車両の進行方向に沿って互いに離隔した少なくとも2つの計測点を同時に計測できるように設けられている。レーダセンサ31,32は、後輪22よりも前方に設けられている。レーダセンサ31,32は、車両の進行方向に沿って互いに離隔した少なくとも2つの計測点を同時に計測できるように設けられている。ECU10は、加速度センサ20が検出した加速度データを受信する。
ECU10は、インバータ26,28にモータ制御信号を出力する。インバータ26は、モータ25を駆動制御する。モータ25は、前輪21を駆動する。前輪21は、サスペンション機構23によって保持されている。インバータ28は、モータ27を駆動制御する。モータ27は、後輪22を駆動する。後輪22は、サスペンション機構24によって保持されている。
ECU10は、機能的な構成要素として、道路状態検出部101と、振動算出部102と、モータ制御部103と、を備えている。道路状態検出部101は、車両が進行する道路の凹凸状態を検出する部分である。道路状態検出部101は、レーダセンサ29,30,31,32が検出した路面との距離データに基づいて凹凸状態を検出する。
振動算出部102は、道路状態検出部101の検出結果に基づいて車両に対して加わると想定される上下方向の想定振動量を算出する部分である。モータ制御部103は、車両を駆動するモータ25,27を制御する部分である。モータ制御部103は、想定振動量を低減する減衰振動量が車両に加わるようにモータ25,27を制御する振動抑制制御を実行する。振動抑制制御の詳細については、後述する。
図2に示されるように、車両が進行するに従って、レーダセンサ29,30は、順次路面との距離データを取得する。(A)は、時間T=0の状態を示し、(B)は、時間T=1の状態を示し、(C)は、時間T=2の状態を示している。
時間T=0においては、地点Aから地点Bの路面変化を、L2(0)―L1(0)として算出することができる。時間T2においては、車体がすこし持ち上がりタイヤの位置も変化しているものの、地点Bから地点Cの路面変化を、L2(2)―L1(2)として算出することができる。このように順次測定することで、路面変化の凹凸を車体やタイヤの状況に関わらず検出することができる。
図3を参照しながら、路面に凸部がある場合の制振方法について説明する。図3の(A)に示されるように、路面に凸部があると車体が持ち上げられるので、車体を沈み込ませるように制振する。一例としては、図3の(B)に示されるように、前輪側に下向きの制振トルクを発生させる。別例としては、図3の(C)に示されるように、後輪側に下向きの制振トルクを発生させてもよい。図3の(B)及び(C)では、いずれも車速を抑制する方向に制振トルクを発生させることになるので、図3の(D)に示されるように、前輪側に下向きの制振トルクを発生させ、後輪側に車速を維持するための駆動トルクを発生させてもよい。
続いて、図4を参照しながら、路面に凹部がある場合の制振方法について説明する。図4の(A)に示されるように、路面に凹部があると車体が沈むので、車体を浮き上がらせるように制振する。一例としては、図4の(B)に示されるように、前輪側に上向きの制振トルクを発生させる。別例としては、図4の(C)に示されるように、後輪側に上向きの制振トルクを発生させてもよい。図4の(B)及び(C)では、いずれも車速を増大する方向に制振トルクを発生させることになるので、図4の(D)に示されるように、前輪側に上向きの制振トルクを発生させ、後輪側に車速を維持するための駆動トルクを発生させてもよい。
続いて、図5を参照しながら、モータ及びレーダセンサの配置について説明する。前輪21を駆動するモータ25は、左右の前輪21それぞれに1つ設けられている。従って、モータ25は、左右の前輪21を独立して駆動することができる。レーダセンサ29,30は、左右の前輪21の前方にそれぞれ設けられている。従って、レーダセンサ29,30は、左右の前輪21の前方の路面状況を独立して検知することができる。
後輪22を駆動するモータ27は、左右の後輪22それぞれに1つ設けられている。従って、モータ27は、左右の後輪22を独立して駆動することができる。レーダセンサ31,32は、左右の後輪22の前方にそれぞれ設けられている。従って、レーダセンサ31,32は、左右の後輪22の前方の路面状況を独立して検知することができる。
図6に示されるように、モータの配置は簡略化することができる。図6に示される例では、前輪21を駆動するモータ25Aは、左右の前輪21を同調して駆動するように1つ設けられている。後輪22を駆動するモータ27Aも同様に、左右の後輪22を同調して駆動するように1つ設けられている。
更に、図7に示されるように、後輪22を駆動するモータ27Aを省略することもできる。この場合、後輪22を前輪21に対して独立して駆動することはできないので、図8に示されるように、後輪22の前方に配置されているレーダセンサ31,32を省略することもできる。
続いて、振動抑制制御について、図9を参照しながら説明する。ステップS101では、道路状態検出部101が路面状況を検出する。ステップS101に続くステップS102では、振動算出部102が走行条件を検出する。走行条件とは、車両の車速や加速度を含むものである。
ステップS102に続くステップS103では、振動算出部102が上下振動を予測する。ステップS103に続くステップS104では、予測した上下振動が許容閾値を超えているか否かを判断する。予測した上下振動が許容閾値を超えていれば、ステップS105の処理に進み、予測した上下振動が許容閾値を超えていなければ、処理を終了する。
ステップS105では、モータ制御部103が制御パターンを算出する。ステップS105に続くステップS106では、モータ制御部103がガード処理を実行する。
図10を参照しながら、制御パターンの算出及びガード処理について説明する。図10の(A)は、振動算出部102が算出した上下振動の予測曲線である。この予測曲線と逆位相になるようにモータを制御することになるので、モータ制御部103は、図10の(B)における破線で示されるような制御パターンを算出する。車両の車速や加速度に影響しない範囲の制御とするため、図10の(B)における実線のように、制御波形は変えずに振幅を調整するガード処理を実行する。単純に上下限ガード処理でも対応可能であるし、演算も容易であるけれども、図10の(B)に示されるような振幅調整の方が、モータ制御量が滑らかに変化し、ドライバに違和感を与えにくい。
ステップS106に続くステップS107では、ステップS105,S106において決定した制御パターンに基づいて、振動抑制制御が実行される。
サスペンション機構23,24が、減衰効果可変式の場合、その減衰可変と対応するように制御パターンを生成することもできる。例えば、振動が大きいと判断される場合は、サスペンション機構23,24の減衰率を上げて、ショックの吸収キャパシティを拡大することができる。
また、ステップS104において予測振動が許容値以上であっても、ドライバの安全な運転に支障が出る可能性のある場合は、振動抑制制御をキャンセルすることもできる。ドライバの安全な運転に支障が出る可能性のある場合とは、例えば、路面凍結や高車速や旋回時等である。
続いて、振動抑制制御に異常判断を組み合わせた態様について、図11を参照しながら説明する。ステップS201では、振動抑制制御を実行する。振動抑制制御は、図9を参照しながら説明したものと同様であるので、説明を省略する。
ステップS201に続くステップS202では、加速度センサ20の検出データに基づいて、上下振動を検出する。ステップS202に続くステップS203では、検出振動が異常閾値を超えているか判断する。検出振動が異常閾値を超えていれば、ステップS204の処理に進み、検出振動が異常閾値を超えていなければ処理を終了する。
ステップS204では、レーダセンサの機能が異常状態であると判定する。ステップS204に続くステップS205では、レーダセンサによる予測制御を禁止する。
ステップS205に続くステップS206では、加速度センサ20による振動検出を実行する。ステップS206に続くステップS207では、検出振動が許容閾値を超えているか否かを判断する。検出振動が許容閾値を超えていれば、ステップS208の処理に進み、検出振動が許容閾値を超えていなければ処理を終了する。
ステップS208では、加速度センサ20の検出データに基づいて制御パターンを算出する。ステップS208に続くステップS209では、過剰制御を抑制するためのガード処理を実行する。ステップS209に続くステップS210では、ステップS208,S209において決定した制御パターンに基づいて、振動抑制制御が実行される。
続いて、振動抑制制御に異常判断を組み合わせた態様の別例について、図12を参照しながら説明する。ステップS301では、振動抑制制御を実行する。振動抑制制御は、図9を参照しながら説明したものと同様であるので、説明を省略する。
ステップS301に続くステップS302では、加速度センサ20の検出データに基づいて、上下振動を検出する。ステップS302に続くステップS303では、検出振動が補正のための許容閾値を超えているか判断する。検出振動が許容閾値を超えていれば、ステップS304の処理に進み、検出振動が許容閾値を超えていなければ処理を終了する。
ステップS304では、制御補正量を算出する。制御補正量は、検出振動が許容閾値内に収まるように設定される。
ステップS304に続くステップS305では、制御補正量が異常閾値を超えているか否かを判断する。制御補正量が異常閾値を超えていれば、ステップS306の処理に進み、制御補正量が異常閾値を超えていなければ、ステップS309の処理に進む。
ステップS306では、レーダセンサの機能が異常状態であると判定する。ステップS306に続くステップS307では、レーダセンサによる予測制御を禁止する。
ステップS307に続くステップS308では、加速度センサ20による検出値に基づいて、振動抑制制御を実行する。ステップS308における振動抑制制御は、図11を参照しながら説明した、ステップS206からステップS210の処理と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS309では、ステプS304で算出した制御補正量に対して、過剰制御を抑制するためのガード処理を実行する。ステップS309に続くステップS310では、ステップS304,S309において決定した制御パターンに基づいて、振動抑制制御が実行される。
上記したように、車両制御装置であるECU10は、車両が進行する道路の凹凸状態を検出する道路状態検出部101と、道路状態検出部101の検出結果に基づいて車両に対して加わると想定される上下方向の想定振動量を算出する振動算出部102と、車両を駆動するモータを制御するモータ制御部103と、を備えている。モータ制御部103は、想定振動量を低減する減衰振動量が車両に加わるようにモータ25,27を制御する振動抑制制御を実行する。
車両に加わると想定される上下方向の想定振動量を、道路の凹凸状態を検出した検出結果に基づいて算出するので、車両が実際に振動する前にモータ25,27を制御して振動抑制制御を実行することができる。車両が実際に振動することを待つ必要が無いので、挙動遅れを極力排除した振動抑制制御を実現することができる。
また本実施形態では、道路状態検出部101は、車両の前輪21よりも前方に設けられたレーダセンサ29,30の検出結果に基づいて凹凸状態を検出する。車両の前輪21よりも前方に設けられたレーダセンサ29,30の検出結果に基づいて凹凸状態を検出するので、車両が実際に振動する前に想定振動量を確実に算出することができる。
また本実施形態では、センサはレーダ式であって、車両の進行方向に沿って互いに離隔した少なくとも2つの計測点を同時に計測できるように設けられている。車両と路面との距離は、車両に乗車している乗員の体重や人数によっても変動し、積載する荷物の重量によっても変動する。また、走行中のピッチングによっても、車両と路面との距離は変動する。そのため、単純にセンサを設けて車両と路面との距離を計測しても、道路の凹凸状態を把握することができない。そこで本実施形態では、レーダ式のセンサを一対設け、車両の進行方向に沿って互いに離隔した少なくとも2つの計測点を同時に計測するようにしている。このようにすることで、車両の挙動に関わらず、2つの計測点間の上下方向の差分を計測することができるので、道路の凹凸状態を検出することができる。
また本実施形態では、振動算出部102は、車両に発生する上下方向の振動の発生タイミング、振動振幅、及び振動周期を含めて想定振動量を算出し、モータ制御部103は、想定振動量を相殺するように減衰振動量を発生させる。想定振動量に、車両に発生する上下方向の振動の発生タイミング、振動振幅、及び振動周期を含めているので、想定振動量を相殺するような減衰振動量を的確なタイミング、振幅、及び周期で発生させることができる。
また本実施形態では、車両進行方向に対する車速及び/又は加速度の変化量上限が設定されていてもよく、モータ制御部103は、変化量上限を超えた挙動を車両が行わない範囲で減衰振動量が車両に加わるようにガード処理を実行し、振動抑制制御を実行する。想定振動量を相殺するように減衰振動量を発生させると、車両進行方向に対する車速及び/又は加速度が変化する場合が想定されるが、その変化量が大きすぎるとドライバビリティに影響を与える。そこで、車両進行方向に対する車速及び/又は加速度の変化量上限を設定し、この変化量上限を超えないようにすることで、ドライバビリティの悪化を低減することができる。
本実施形態では、レーダセンサ29,30,31,32に加えて、車両の加速度を検出する加速度センサ20が設けられており、モータ制御部103は、振動抑制制御を実行するにあたって、加速度センサ20の検出結果に基づいて減衰振動量を補正することができる。車両の加速度を検出する加速度センサを設け、その検出結果に基づいて減衰振動量を補正することで、フィードフォワード的に設定される減衰振動量に対し、フィードバック的に補正を行うことができ、より的確な振動抑制が可能になる。
また本実施形態では、モータ制御部103は、振動抑制制御を実行するにあたって、加速度センサ20の検出結果に基づいてレーダセンサ29,30,31,32の異常有無を判断することができる。
レーダセンサ29,30,31,32に異常が発生した場合、振動抑制制御を行っても狙いの振動抑制効果が発揮できない可能性がある。そこで、レーダセンサ29,30,31,32とは異なる加速度センサ20の検出結果を用いて、狙いの振動抑制効果から乖離した振動を検出した場合にはレーダセンサ29,30,31,32に異常が発生していると判断することができる。
また本実施形態では、モータ制御部103は、レーダセンサ29,30,31,32に異常が認められた場合に、振動抑制制御の実行を保留することができる。レーダセンサ29,30,31,32に異常が発生している状態のまま振動抑制制御を実行すると、かえって振動が増幅する可能性もあるので、レーダセンサ29,30,31,32に異常が認められた場合には振動抑制制御の実行を保留することが好ましい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
101:道路状態検出部
102:振動算出部
103:モータ制御部

Claims (8)

  1. 車両制御装置であって、
    車両が進行する道路の凹凸状態を検出する道路状態検出部(101)と、
    前記道路状態検出部の検出結果に基づいて車両に対して加わると想定される上下方向の想定振動量を算出する振動算出部(102)と、
    車両を駆動するモータを制御するモータ制御部(103)と、を備え、
    前記モータ制御部は、前記想定振動量を低減する減衰振動量が車両に加わるように前記モータを制御する振動抑制制御を実行する、車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記道路状態検出部は、車両の前輪よりも前方に設けられたセンサの検出結果に基づいて前記凹凸状態を検出する、車両制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記センサはレーダ式であって、車両の進行方向に沿って互いに離隔した少なくとも2つの計測点を同時に計測できるように設けられている、車両制御装置。
  4. 請求項2又は3に記載の車両制御装置であって、
    前記振動算出部は、前記車両に発生する上下方向の振動の発生タイミング、振動振幅、及び振動周期を含めて前記想定振動量を算出し、
    前記モータ制御部は、前記想定振動量を相殺するように前記減衰振動量を発生させる、車両制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両制御装置であって、
    車両進行方向に対する車速及び/又は加速度の変化量上限が設定されており、
    前記モータ制御部は、前記変化量上限を超えた挙動を車両が行わない範囲で前記減衰振動量が車両に加わるように前記振動抑制制御を実行する、車両制御装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    レーダ式の前記センサに加えて、車両の加速度を検出する加速度センサが設けられており、
    前記モータ制御部は、前記振動抑制制御を実行するにあたって、前記加速度センサの検出結果に基づいて前記減衰振動量を補正する、車両制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両制御装置であって、
    前記モータ制御部は、前記振動抑制制御を実行するにあたって、前記加速度センサの検出結果に基づいて前記センサの異常有無を判断する、車両制御装置。
  8. 請求項7に記載の車両制御装置であって、
    モータ制御部は、前記センサに異常が認められた場合に、前記振動抑制制御の実行を保留する、車両制御装置。
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