JP5982901B2 - 電動機の制御装置及び電動機の制御方法 - Google Patents

電動機の制御装置及び電動機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、バッテリから供給される直流電圧をインバータで交流電圧に変換して交流電動機に印加するシステムの制御に関する。
交流電動機のトルク制御として、ベクトル制御に基づくPWM(Pulse Width Modulation)制御により電流を制御するPWM制御や、矩形波電圧を印加することによって交流電動機を回転駆動する矩形波制御が知られている。また、いわゆる弱め磁束領域における出力向上を図るための制御として、矩形波電圧制御においてトルク指令値と実トルクとの偏差に応じて電圧位相を操作することにより交流電動機のトルクを制御する電圧位相制御が知られている。
ところで、上記の矩形波電圧制御によれば、弱め磁束領域での出力向上は図れるものの、制御応答性が悪化してしまう。このため、電動機の回転数が急激に変化したときに、印加電圧の制御応答が遅れ、出力電流が乱れるおそれがある。
そこで、特許文献1では、矩形波電圧制御においてトルク指令値と実トルクとの偏差に応じて電圧位相を操作し、電動機の回転数が急激に変化したときには、電動機の回転数の変化率に応じて電圧振幅を補正することで、制御応答性の悪化を防止している。
特開2006−320039号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御方法では、電動機の入力電圧に対する出力電流の共振特性によって振動が発生し、制御安定性を失うおそれがある。電圧位相の操作をなますことで振動を抑制することはできるが、制御応答性が悪化してしまう。
そこで、本発明では制御応答性を悪化させることなく、電圧入力から電流出力までの制御系の安定性向上を図ることを目的とする。
本発明の電動機の制御装置は、目標トルクに応じて電圧位相指令値を操作する電圧位相制御を行なう。そして、電圧位相指令値と電圧ベクトルノルム指令値に基づいてd軸電圧指令値とq軸電圧指令値を算出するdq軸電圧生成部を備える。dq軸電圧生成部は、電圧位相指令値に基づいて変調率上昇の最大値を予測し、当該予測値が予め設定した変調率上限値以下となるように逆算することによって電圧ベクトルノルムを生成する。さらに、電動機の印加電圧から出力電流までの伝達特性に基づいて決定された第1から第4のフィルタを含んで構成され、d軸電圧指令値及びq軸電圧指令値に対するd軸電流及びq軸電流の共振特性を除去する安定化フィルタを備える。この安定化フィルタは、d軸電圧指令値とq軸電圧指令値にそれぞれ第1フィルタと第2フィルタによるフィルタ処理を施した結果から最終d軸電圧指令値を生成し、d軸電圧指令値とq軸電圧指令値にそれぞれ第3フィルタと第4フィルタによるフィルタ処理を施した結果から最終q軸電圧指令値を生成する。このようにして生成した最終d軸電圧指令値及び最終q軸電圧指令値に基づいて、電動機に交流電圧を印加する。
本発明によれば、dq軸電圧指令値に対するdq軸電流の共振特性を除去する安定化フィルタを構成することによって、電動機の電圧入力から電流出力までの共振を除去することができる。その結果、制御応答性を悪化させることなく、応答に振動のない制御系を構成することができる。
図1は本発明の第1実施形態による電圧位相制御の制御ブロック図である。 図2は第1実施形態の安定化フィルタ3の構成を示す図である。 図3(A)は安定化フィルタを構成した場合のナイキスト線図、図3(B)は安定化フィルタを構成しない場合のナイキスト線図である。 図4は第1実施形態のdq軸電圧生成部2の構成を示す図である。 図5は第1実施形態の電圧位相制御を行なう場合のタイムチャートである。 図6は変調率の算出結果を示す図である。 図7は電気角速度と最大変調率の関係を示す図である。 図8は第2実施形態の安定化フィルタの構成を示す図である。 図3(A)は第1実施形態の安定化フィルタを構成した場合のナイキスト線図、図3(B)は第2実施形態の安定化フィルタを構成した場合のナイキスト線図である。 図10は第3実施形態の安定化フィルタの構成を示す図である。 図11は第3実施形態のdq軸電圧生成部の構成を示す図である。 図12は第4実施形態のdq軸電圧生成部の構成を示す図である。 図13は各実施形態に共通する制御ルーチンのフローチャートである。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による電動機制御の制御ブロック図である。この制御は、後述するフローチャートに従って実行される。
トルク制御器1は、運転状態に応じて図示しないコントローラで設定したトルク指令値Tと、後述するトルク演算器13の出力である電動機9の推定トルクTcalの差分が入力されて、式(1)によりPI増幅した値を電圧位相指令値αとして出力する。
Figure 0005982901
なお、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲインである。
dq軸電圧生成部2は、電圧位相指令値αと、直流電圧センサ14で検出したバッテリ電圧検出値Vdcと、位置検出器10で検出した回転子の電気角θに基づいて回転数演算器11で算出した電動機9の電気角速度ωreが入力される。そして、適切な電圧ベクトルノルム指令値Vaを算出すると共に、dq軸電圧指令値v 、v を生成し、出力する。dq軸電圧生成部2の詳細な内容については後述する。
安定化フィルタ3は、dq軸電圧指令値vd、vqに対するdq軸電流i、iの共振特性を相殺してフィードバックループを安定化するものであり、最終dq軸電圧指令値v **、v **を出力する。安定化フィルタ3の詳細については後述する。
dq軸/UVW相変換器4は、位置検出器10で検出した回転子の電気角θに基づき、最終dq軸電圧指令値v **、v **を式(2)により三相電圧指令値v 、v 、v に変換して出力する。
Figure 0005982901
PWM変換器5は、デッドタイム補償や電圧利用率向上処理を行なうとともに、三相電圧指令値vu*、vv*、vw*に対応したインバータ6のパワー素子駆動信号Duu 、Dul 、Dvu 、Dvl 、Dwu 、Dwl を生成する。なお、デッドタイム補償及び電圧利用率向上処理はいずれも公知なので、説明を省略する。
インバータ6にはバッテリ7が接続されており、バッテリ電圧Vdcは直流電圧センサ14により検出される。インバータ6は上述したパワー素子駆動信号Duu 、Dul 、Dvu 、Dvl 、Dwu 、Dwl によりバッテリ電圧Vdcを擬似正弦波電圧v、v、vに変換して出力する。上記のdq軸/UVW相変換器4、PWM変換器5、及びインバータ6で電圧印加部を構成する。
電動機9には、擬似正弦波電圧v、v、vが印加され、これにより電動機9の各相に流れる電流のうち、U相電流i、V相電流i、が電流センサ8により検出される。電流センサ8で検出しないW相電流iは、式(3)により求める。
Figure 0005982901
UVW相/dq軸変換器12は、位置検出器10で検出した回転子の電気角θと、電流センサ8で検出したU相電流i、V相電流i、及び式(3)でW相電流iを用いて、式(4)によりdq軸電流検出値i、iに変換する。
Figure 0005982901
回転数演算器11は、電気角θの時間当たりの変化量から、電動機の電気角速度であるωreを算出し出力する。
トルク演算器13は、dq軸電流検出値i、iを用いて式(5)によりトルク演算値Tcalを算出して出力する。
Figure 0005982901
pは極対数、Φaは回転子の磁石磁束、L、Lはdq軸のインダクタンス値である。なお、歪みセンサ等を用いてトルクを検出するようにしてもよい。
次に、安定化フィルタ3の詳細について説明する。
図2は安定化フィルタ3の構成を示す図である。τはdq軸電圧指令値v 、v に対するdq軸電流i、iの所望の応答時定数である。安定化フィルタ3は、この時定数をもつローパスフィルタLPF1、LPF2と、ハイパスフィルタHPF1、HPF2と、k11、k12、k21、k22からなるゲインとで構成される。
各ゲインは式(6)−(9)により決定する。
Figure 0005982901
Figure 0005982901
Figure 0005982901
Figure 0005982901
ただし、Rは巻線抵抗であり、L及びLはdq軸の静的インダクタンス値であり、L’及びL’は同じく動的インダクタンス値である。各ゲインは電気角速度ωreが含まれるので、電気角速度に応じてスケジューリングしている。
上記のような構成にすることで、dq軸電圧指令値v 、v からdq軸電流i、iへの伝達関数として式(10)が得られる。
Figure 0005982901
式(10)は、定常ゲインは電動機本来のdq軸電圧とdq軸電流の関係を維持したまま、過渡的なダイナミクスが時定数τとする一次遅れとなることを表わしている。
図3は、上述した安定化フィルタ3を構成した場合と、構成しない場合の安定性について、トルク指令値Tからトルク演算値Tcalまでの開ループ伝達関数を線形近似してナイキスト線図で比較した例を示している。図3(A)が安定化フィルタ3を構成した場合、図3(B)が安定化フィルタ3を構成しない場合である。
安定化フィルタ3を構成した場合と構成しない場合のいずれも、位相余裕は充分である。しかし、安定化フィルタ3を構成しない場合は、ゲイン余裕が2.35[dB]であり、一般的に必要とされる12[dB]に対して大きく不足している。このため、PIゲインを下げる等してゲイン余裕を確保する必要があり、フィードバックループの応答速度はさらに下げざるを得ない。一方、安定化フィルタ3を構成した場合は、ゲイン余裕は36.4[dB]となっており、さらにPIゲインを上げてフィードバックループの応答速度向上を図ることが可能である。
次に、dq軸電圧生成部2の詳細について説明する。
図4はdq軸電圧生成部2の構成を示す図である。図5は上述した構成で電圧位相制御を行なう場合の各値の変動を示すタイムチャートである。
一般的に、電圧位相制御では電動機の端子電圧がバッテリ電圧による上限に達するような高回転領域において用いられ、図5の左端に示すように、電圧ベクトルノルム指令値V をバッテリ電圧により定める上限に固定し、電圧位相指令値αのみを操作してトルクを制御する。電圧位相指令値αを図5に示すようにステップ的に増大させると、dq軸電圧生成部2で生成されるdq軸電圧指令値v 、v は、図5の左端から2番目に示すようにステップ的に低下する。そして、安定化フィルタ3を構成すると、dq軸電圧指令値v 、v から算出される最終dq軸電圧指令値v **、v **、及び式(11)で表される最終的に電動機9に印加される電圧ベクトルノルムVa**は図5に示すような過渡的な変動を示す。すなわち、最終的な電圧ベクトルノルムVa**と最終的な電圧位相指令値α**は、電圧位相指令値αの変化に応じてそれぞれ電圧ベクトルノルムVaと電圧位相指令値αに対してオフセットするが、時間の経過とともにオフセット量がゼロに収束する。
Figure 0005982901
そこで、図4の最大変調率予測部41は、後述する方法により電圧ベクトルノルムが最大でどの程度上昇するかを予測し、電圧ベクトルノルム生成部42では、後述する方法により過渡的に最大変調率を超えない電圧ベクトルノルム指令値Vaを決定している。
まず、最大変調率予測部41について説明する。
現在の電圧位相指令値αをα とすると、次にα にステップした場合に変化が最大となったときの変調率Mstepは式(12)−(15)で求めることができる。なお、定常的な変調率を1とする。
Figure 0005982901
Figure 0005982901
Figure 0005982901
Figure 0005982901
図6は、現在の電圧指令値α と次の電圧指令値α の種々の組み合わせ毎に変調率Mstepを算出した結果を示している。
電圧指令値α は現在の情報として得られるが、次の電圧指令値α は実際にはドライバーのアクセル操作により決定される未来値なので、予測することが難しい。そこで、電圧指令値αの取り得る範囲内で最大の変調率MstepをMmaxとして選択し、これを最大変調率予測部41の出力とする。なお、実際に図6のような演算をリアルタイムで実行すると演算負荷が過大になるおそれがあるので、予めオフラインで求めた最大変調率Mmaxをテーブル化しておき、現在の電圧位相指令値αで参照するようにしてもよい。
また、式(13)、(14)に安定化フィルタ3の係数(電気角速度ωreを含む)が含まれていることからもわかるように、最大変調率Mmaxは図7に示すように電気角速度ωreによって変化する。したがって、最大変調率Mmaxのテーブルは、電圧位相指令値αと電気角速度ωreから参照する2次元テーブルとすることが、より望ましい。
次に電圧ベクトルノルム生成部42について説明する。
電圧ベクトルノルム生成部42では、最大変調率Mmax及びバッテリ電圧Vdcと、予め設定した最大変調率指令値Mmaxとから、安定化フィルタ3の効果を維持しつつ電圧利用率が最大となる電圧ベクトルノルム指令値v を、式(16)により算出する。
Figure 0005982901
最大変調率指令値Mmaxは、線形性限界を超えないようにする場合、つまり電動機9の端子間電圧が正弦波を維持できる範囲としたい場合は1とする。一方、物理的な限界を超えないようにする場合、つまり、端子間電圧は飽和して歪むものの基本波が最大となる矩形波電圧相当としたい場合は1.1とする。
上記のように求めた電圧ベクトルノルム指令値V 及び電圧位相指令値αと、式(17)により、dq軸電圧指令値v 、v を算出する。
Figure 0005982901
以上説明した第1実施形態の作用効果を説明する。
公知のトルクフィードバック電圧位相制御を行なう制御装置に対して、dq軸電圧指令値にモデルマッチングされた安定化フィルタ3を構成し、最終dq軸電圧指令値を生成するので、電圧入力から電流出力までの共振が除去され、応答に振動の無い制御系を構成できる。
トルク演算部13をさらに備え、出力トルクと目標トルクとの偏差に基づいて電圧位相差指令値αを操作するフィードバックループを構成するので、より安定余裕度の高いフィードバック系を構成することができ、速応性を高めることができる。
dq軸電圧生成部2は、過渡的な変調率の最大値が予め設定した変調率上限値以下となる電圧ベクトルノルムを設定する。これにより、安定化フィルタ3の動作に必要な範囲で電圧利用率が最大となる変調率で駆動できるようになり、フィードバックループの応答性向上、安定性向上、及び高効率化を図ることができる。
dq軸電圧生成部2は、電圧位相指令値αに基づいて変調率上昇の最大値Mmaxを予測し、当該予測値が変調率上限値Mmax 以下となるように逆算することによって電圧ベクトルノルムを設定する。これにより、現在の電圧位相毎に異なる変調率の最大値に対応して、適切な電圧ベクトルノルムを生成することができる。
dq軸電圧生成部2は、変調率の最大値の予測に、電圧位相指令値αに加えて電動機9の回転速度も用いる。変調率の上昇過渡期における最大値は電動機9の回転速度によっても異なるので、これによって、より適切な電圧ベクトルノルムを生成することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態と安定化フィルタ3の構成が異なる。ここでは、第1実施形態との相違点について説明する。
図8は、本実施形態の安定化フィルタ3の構成を示す図である。本実施形態では、図2の安定化フィルタ3の各係数(k11、k12、k21、k22)を以下のように簡略化している。
第1に、電気角速度ωreが分子に無い係数は、有る係数に比べて十分に小さいので、無視する。
Figure 0005982901
Figure 0005982901
第2に、各係数の分母の第1項(R)は、第2項や分子に比べて充分に小さいので無視する。
Figure 0005982901
Figure 0005982901
図9は、上記のように簡略化したものについてのナイキスト線図による解析結果を示す図であり、図9(A)は安定化フィルタ3を簡略化しない場合、図9(B)は簡略化した場合について示している。
解析結果によれば、簡略化した場合は、簡略化しない場合に比べて殆ど特性は変わらず、効果を維持したまま演算負荷を低減できることがわかる。また、定数設計や適合に要する工数も低減できることがわかる。
なお、本実施形態では、第1実施形態における式(13)、(14)も、式(18)−(21)の簡略化に対応して式(22)、(23)のように置き換える。
Figure 0005982901
Figure 0005982901
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、さらに、安定化フィルタ3の構成を簡略化することができ、演算負荷の低減や定数適合の簡略化を実現することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、第2実施形態と安定化フィルタ3及びdq軸電圧生成部2の構成が異なる。ここでは、第2実施形態との相違点について説明する。
図10は、本実施形態の安定化フィルタ3の構成を示す図である。
ゲインを構成するインダクタンス値L、L、L’、L’が電流に依存する特性を有することを考慮して、電気角速度ωre、d軸電流i、及びq軸電流iを指標としたゲインマップを予め作成し記憶しておき、マップ参照によってゲインをスケジューリングするようにしている。
なお、ゲインマップの指標を、d軸電流id、q軸電流iqに代えてトルク指令値T、バッテリ電圧値Vdcとすることもできる。
上記のような構成にすることで、電動機9の駆動条件が変化しても適切なゲインが設定されるようになり、一定の安定性及び一定の応答性が得られる。
図11は、本実施形態のdq軸電圧生成部2の構成を示す図である。
安定化フィルタ3の係数k12’、k21’がマップ参照でスケジューリングするようにしたのに対して、図11に示すように、最大変調率予測に用いる安定化フィルタ3のゲインk12’、k21’も同様にマップ参照でスケジューリングされた値を用いる。
このような構成にすることで、安定化フィルタ3のゲインが変化しても、それに対応した変調率の最大値を精度よく予測することができるようになり、電動機9に印加される電圧の飽和を防止することができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、第3実施形態とdq軸電圧生成部2の構成が異なる。ここでは第3実施形態との相違点について説明する。
図12は本実施形態のdq軸電圧生成部2の構成を示す図である。
電圧ベクトルノルムマップは、トルク指令値T、バッテリ電圧Vdc、及び電気角速度ωreを指標とするマップであり、オフラインで計算した電圧ベクトルノルム指令値を用いて作成したものである。
これは、トルクとバッテリ電圧により決まる電流に依存する定数(L、L、L’、L’)と電気角速度ωreが、安定化フィルタ3のゲインに含まれることに対応している。また、トルクと電圧位相には相関性があるので、トルク指令値を指標とすることで、近似的に電圧位相指令値αに対応した電圧ベクトルノルムを参照することができる。
ただし、トルクと電圧位相の関係は電動機9の温度変化等により変動する。そこで、電圧ベクトルノルムマップに格納する値は、そのような変動要因を考慮しても電動機9への印加電圧が飽和しないように、余裕をもたせて設計することが望ましい。
図13は、上述した第1実施形態から第4実施形態に共通する制御ルーチンのフローチャートである。フローチャートの内容は以下の通りである。
ステップS1で、トルク指令値T、電流値i、i、回転子の電気角θ、電気角速度ωre、バッテリ電圧Vdcを取得する。
ステップS2で、トルク演算器13にて、電流値i、iを用いて推定トルクTcalを算出する。
ステップS3で、トルク制御器1にてトルク指令値T*と推定トルクTcalの偏差をPI増幅して電圧位相指令値αを算出する。
ステップS4で、dq軸電圧生成部2にて、安定化フィルタ3による変調率上昇を考慮した電圧ベクトルノルム指令値Vaを算出し、ステップS5で、電圧位相指令値α及び電圧ベクトルノルム指令値Vaをdq軸成分v 、v に変換する。
ステップS6で、安定化フィルタ3によりdq軸成分v 、v を安定化処理して最終dq軸電圧指令値v **、v **を算出する。
ステップS7で、最終dq軸電圧指令値v **、v **を三相交流電圧指令に変換し、ステップS8でPWM変換器5及びインバータ6を介して三相交流電圧を電動機9に印加する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 トルク制御器
2 dq軸電圧生成部
3 安定化フィルタ
4 dq軸/UWM相変換器
5 PWM変換器
6 インバータ
7 バッテリ
8 電流センサ
9 電動機
10 位置検出器
11 回転数演算器
12 UWM相/dq軸変換器
13 トルク演算器(トルク検知部)

Claims (7)

  1. 目標トルクに応じて電圧位相指令値を操作する電圧位相制御を行なう電動機の制御装置において、
    前記電圧位相指令値と電圧ベクトルノルム指令値に基づいてd軸電圧指令値とq軸電圧指令値を算出するdq軸電圧生成部と、
    前記電動機の印加電圧から出力電流までの伝達特性に基づいて決定された第1から第4のフィルタを含んで構成され、前記d軸電圧指令値及び前記q軸電圧指令値に対するd軸電流及びq軸電流の共振特性を除去し、最終d軸電圧指令値及び最終q軸電圧指令値を生成する安定化フィルタと
    前記最終d軸電圧指令値及び前記最終q軸電圧指令値に基づいて前記電動機に交流電圧を印加する電圧印加部と、
    を備え、
    前記dq軸電圧生成部は、前記電圧位相指令値に基づいて変調率上昇の最大値を予測し、当該予測値が予め設定した変調率上限値以下となるように逆算することによって電圧ベクトルノルムを生成し、
    前記安定化フィルタは、前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値にそれぞれ第1フィルタと第2フィルタによるフィルタ処理を施した結果に基づいて前記最終d軸電圧指令値を生成し、かつ、前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値にそれぞれ第3フィルタと第4フィルタによるフィルタ処理を施した結果に基づいて前記最終q軸電圧指令値を生成する電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動機の制御装置において、
    最終的な電圧ベクトルノルムと最終的な電圧位相指令値が、前記安定化フィルタのフィルタ処理によって、前記電圧位相指令値の変化に応じてそれぞれ電圧ベクトルノルムと電圧位相指令値に対してオフセットし、時間の経過とともにオフセット量がゼロに収束する電動機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動機の制御装置において、
    前記電動機の出力トルクを推定または検出するトルク検知部をさらに備え、
    前記出力トルクと前記目標トルクとの偏差に基づいて電圧位相差指令値を操作するフィードバックループを構成する電動機の制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の電動機の制御装置において、
    前記第1フィルタと前記第4フィルタがローパスフィルタとハイパスフィルタの合成により構成され、前記第2フィルタと前記第3フィルタがハイパスフィルタで構成される電動機の制御装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の電動機の制御装置において、
    前記第1フィルタと前記第4フィルタがローパスフィルタで構成され、前記第2フィルタと前記第3フィルタがハイパスフィルタで構成される電動機の制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の電動機の制御装置において、
    前記dq軸電圧生成部が、前記電圧位相指令値に加えてさらに前記電動機の回転速度にも基づいて前記変調率の最大値を予測する電動機の制御装置。
  7. 目標トルクに応じて電圧位相指令値を操作する電圧位相制御を行なう電動機の制御方法において、
    前記電圧位相指令値に基づいて変調率上昇の最大値を予測し、当該予測値が予め設定した変調率上限値以下となるように逆算することによって電圧ベクトルノルムを生成するステップと、
    前記電圧位相指令値と電圧ベクトルノルム指令値に基づいてd軸電圧指令値とq軸電圧指令値を算出するステップと、
    前記電動機の印加電圧から出力電流までの伝達特性に基づいて前記d軸電圧指令値及び前記q軸電圧指令値に対するd軸電流及びq軸電流の共振特性を除去し得るように決定された第1から第4のフィルタを用いて、前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値にそれぞれ第1フィルタと第2フィルタによるフィルタ処理を施した結果に基づいて最終d軸電圧指令値を生成するステップと、
    前記第1から第4のフィルタを用いて、前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値にそれぞれ第3フィルタと第4フィルタによるフィルタ処理を施した結果に基づいて最終q軸電圧指令値を生成するステップと、
    前記最終d軸電圧指令値及び前記最終q軸電圧指令値に基づいて前記電動機に交流電圧を印加するステップと、
    を備える電動機の制御方法。
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