JP5973370B2 - ロータ、及びブラシレスモータ - Google Patents

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本発明は、ロータ、及びブラシレスモータに関するものである。
ブラシレスモータのロータとしては、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる2つのロータコアと、それらの間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを備え、各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるいわゆる永久磁石界磁のランデル型構造のロータがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、ブラシレスモータでは、ロータの回転位置(角度)が検出され、その回転位置に応じてステータの巻線に駆動電流が供給されることで回転磁界が発生され、その回転磁界によってロータが回転駆動される。
特開2012−115085号公報
ところで、ブラシレスモータにおいて、ロータの回転位置を検出する構成としては、例えば、周方向に交互に異なる磁極(N極とS極)を有する環状の永久磁石からなるセンサ磁石をロータコアの軸方向に並設して設け、ステータ側に前記センサ磁石と軸方向に対向してその磁界を検出する磁気センサを設ける構成がある。
しかしながら、上記ブラシレスモータでは、環状の永久磁石が必要であり、永久磁石を多く使用してしまうことになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、センサ磁石を構成する永久磁石の使用量を少なくすることができるロータ及びブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、前記第1ロータコアのコアベースに対して前記第2ロータコアのコアベースの反対側に設けられ、軸方向に磁化されて周方向に交互に異なる磁極を有するセンサ磁石とを備えたロータであって、前記センサ磁石は、コア部材の周方向に一方の磁極の永久磁石が複数配置されて永久磁石磁極部が形成されるとともに、各永久磁石磁極部間における前記コア部材の鉄心部が他方の磁極として機能するように構成される。
同構成によれば、センサ磁石は、コア部材の周方向に一方の磁極の永久磁石が複数配置されて永久磁石磁極部が形成されるとともに、各永久磁石磁極部間における前記コア部材の鉄心部が他方の磁極として機能するように構成されるため、永久磁石の使用量を少なくすることができる。
上記ロータにおいて、前記センサ磁石の前記永久磁石は、前記第1ロータコアのコアベースと対向する側の磁極が前記界磁磁石の対向する磁極と同じ極となるように設けられることが好ましい。
同構成によれば、センサ磁石の前記永久磁石は、第1ロータコアのコアベースと対向する側の磁極が界磁磁石の対向する磁極と同じ極となるように設けられるため、鉄心部からの磁束に界磁磁石による第1ロータコア(コアベース)からの軸方向の漏れ磁束が重畳されることになる。そして、鉄心部からの磁束は、永久磁石から周方向に離間すると弱くなるが、前記漏れ磁束が重畳されることで全体的に強くすることができ、磁極の切り替わりを検出する際の判定精度を高めることができる。
上記ロータにおいて、前記鉄心部が形成される角度は、前記永久磁石の角度よりも小さく設定されることが好ましい。
同構成によれば、鉄心部(他方の磁極)が形成される角度は、永久磁石(一方の磁極)の角度よりも小さく設定されるため、界磁磁石による第1ロータコア(コアベース)からの漏れ磁束の影響が考慮された構成となる。即ち、界磁磁石による第1ロータコアからの軸方向の漏れ磁束がセンサ磁石からの磁束に重畳することになるが、この漏れ磁束を含めた磁束が等ピッチで切り替わるように近づけることができる。よって、ステータ側の磁気センサにて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように近づけることができる。これにより、回転位置(角度)を高精度に検出することができ、ひいては、例えば、出力低下や振動騒音の悪化を抑えることができる。
上記ロータにおいて、前記センサ磁石の各磁極の周方向中心が、前記爪状磁極の周方向中心と一致するように配置されることが好ましい。
同構成によれば、センサ磁石の各磁極の周方向中心が、爪状磁極の周方向中心と一致するように配置されるため、爪状磁極からの漏れ磁束がセンサ磁石からの磁束を乱れさせることを抑えることができる。即ち、センサ磁石の各磁極の周方向中心が、爪状磁極の周方向中心と一致しないように、例えば、周方向の位置決めが行われずに配置されると、その配置角度によっては爪状磁極からの漏れ磁束がセンサ磁石からの磁束を乱れさせる虞があるが、これを抑えることができる。
上記課題を解決するブラシレスモータは、上記ロータと、回転磁界を発生するステータと、前記センサ磁石と軸方向に対向して設けられる磁気センサとを備える。
同構成によれば、ブラシレスモータにおいて、上記効果を得ることができる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記鉄心部が形成される角度及び前記永久磁石の角度は、前記磁気センサにて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように設定されることが好ましい。
同構成によれば、鉄心部が形成される角度及び前記永久磁石の角度は、前記磁気センサにて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように設定されるため、回転位置(角度)を高精度に検出することができ、ひいては、例えば、出力低下や振動騒音の悪化を容易に抑えることができる。
本発明のロータ、及びブラシレスモータでは、センサ磁石を構成する永久磁石の使用量を少なくすることができる。
一実施形態におけるブラシレスモータの断面図。 同形態におけるブラシレスモータの一部断面斜視図。 同形態におけるロータの一部平面図。 同形態におけるブラシレスモータの一部断面図。 (a)は同形態におけるセンサ磁石単体での電気角−磁束密度特性図。(b)は同形態におけるロータ全体での電気角−磁束密度特性図。(c)は同形態における電気角−検出信号特性図。
以下、ブラシレスモータの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のモータケース12は、有底筒状に形成された筒状ハウジング13と、該筒状ハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞するフロントエンドプレート14とを有している。
図1に示すように、筒状ハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数(本実施形態では12個)の集中巻用ティースとしてのティース17aを有する電機子コア17と、電機子コア17のティース17aにインシュレータ18を介して巻回される巻線19とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線19に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、筒状ハウジング13の底部13a及びフロントエンドプレート14に支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図1及び図2に示すように、ロータ21は、前記回転軸22に外嵌される第1及び第2ロータコア31,32と、界磁磁石としての環状磁石33とを備える。
第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延びて形成されている。
第2ロータコア32は、第1ロータコア31と同形状であって、略円板状の第2コアベース32aの外周部に、等間隔に複数の第2爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延びて形成されている。そして、第2ロータコア32は、各第2爪状磁極32bが周方向に隣り合う第1爪状磁極31b間に配置されるようにして、且つ第1コアベース31aと第2コアベース32aとの軸方向の間に環状磁石33が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア31に対して組み付けられている。尚、本実施形態では、第1及び第2コアベース31a,32aは環状磁石33に対してそれぞれ接着剤により固着されている。
環状磁石33は、第1爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、第2爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる4つの第1爪状磁極31bと、S極となる4つの第2爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。
又、本実施形態のロータ21は、第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向内側(背面)に設けられ、径方向に磁化された背面補助磁石34を備えている。
更に、本実施形態のロータ21は、第1及び第2爪状磁極31b,32b同士の周方向の各間に設けられ、周方向に磁化された極間磁石35を備えている。
又、図1に示すように、本実施形態のロータ21には、略円板状のマグネット固定部材41を介してセンサ磁石42が設けられている。詳しくは、マグネット固定部材41は、中央孔41aが形成された円板部41bと、該円板部41bの外縁から筒状に延びる筒部41cとを有し、該筒部41cの内周面及び円板部41bの表面に当接するように環状のセンサ磁石42が固着されている。そして、マグネット固定部材41は、その中央孔41aが第1コアベース31aに対して第2コアベース32aの反対側で回転軸22に外嵌されている。言い換えると、本実施形態のマグネット固定部材41(センサ磁石42)は、第1コアベース31aを第2コアベース32aとで挟む位置で回転軸22に固定されている。
そして、フロントエンドプレート14において、センサ磁石42と軸方向に対向する位置には磁気センサとしてのホールIC43が設けられている。ホールIC43は、N極とS極の磁界を感知するとそれぞれHレベルの検出信号とLレベルの検出信号とを前記制御回路Sに出力する。
ここで、前記センサ磁石42は、軸方向に磁化されて、周方向に交互に異なる磁極(N極とS極)を有するように構成されている。
そして、図2に示すように、センサ磁石42は、コア部材44の周方向に一方の磁極(S極)の永久磁石45が複数配置されて永久磁石磁極部(永久磁石45そのもの)が形成されるとともに、各永久磁石磁極部(永久磁石45)間におけるコア部材44の鉄心部46が他方の磁極(N極)として機能するように構成されている。尚、図2では、前記マグネット固定部材41を除いた状態を図示している。詳しくは、コア部材44は、磁性体金属よりなり、環状に形成され、軸方向から見て扇形の鉄心部46が周方向に4つ軸方向に突出して形成されている。そして、鉄心部46同士の周方向の間において該鉄心部46を繋ぐコア部材44の薄肉部47に前記永久磁石45がそれぞれ配置されて接着されている。永久磁石45は、軸方向から見て鉄心部46同士の周方向の間よりも僅かに周方向の幅が小さい扇形に形成され、配置された状態で鉄心部46と周方向に僅かな隙間を有するとともに鉄心部46と軸方向の高さが同じとなるように形成されている。そして、この永久磁石45は、第1ロータコア31の第1コアベース31aと対向する側の磁極が環状磁石33の対向する磁極(N極)と同じ極であるN極となるように設けられている。これにより、鉄心部46の磁極、詳しくはホールIC43と対向する側の磁極は、N極として機能する。
そして、図3に示すように、センサ磁石42における鉄心部46(N極)が形成される角度θnは、永久磁石45(S極であって永久磁石磁極部)の角度θsよりも小さく設定されている。これは、永久磁石45による鉄心部46からの磁束に、環状磁石33による第1ロータコア31(第1コアベース31a)からの軸方向の漏れ磁束が重畳されることを考慮したためである。そして、センサ磁石42における各磁極(N極とS極)が形成される前記角度θn,θsは、ホールIC43にて検出される検出信号のレベルが等ピッチ(電気角で180°)で切り替わるように設定されている。
又、図3に示すように、本実施形態のセンサ磁石42は、その各磁極(N極とS極)の周方向中心が第1及び第2爪状磁極31b,32bの同じ極の磁極の周方向中心と一致するように周方向の位置決めがなされて配置されている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
まず、図5(a)に示すように、前記センサ磁石42を単体で回転させると、センサ磁石42の鉄心部46(N極)が形成される角度θnが、永久磁石45(S極)の角度θsよりも小さいことから、ホールIC43の位置における磁束密度は等ピッチ(電気角で180°)で0を横切らずに不等ピッチで0を横切ることになる。即ち、鉄心部46(N極)からの磁束に基づく検出範囲(磁束密度が0を越える範囲)は電気角で180°よりも小さくなる(図5(a)における左側参照)。又、鉄心部46からの磁束は、構造上、永久磁石45から周方向に離間すると弱くなることから、鉄心部46の周方向中心位置がホールIC43と対向する角度(図5(a)中、90°前後の角度)では、磁束密度が0に近い値となっていることがわかる。
そして、図4及び図5(b)に示すように、前記ロータ21全体を回転させると、環状磁石33による第1ロータコア31からの漏れ磁束(図4中の矢印A)がセンサ磁石42からの磁束(図4中の矢印B)に重畳されることから、ホールIC43の位置における磁束密度は全体的に高くシフトし等ピッチ(電気角で180°)で0を横切ることになる。又、鉄心部46の周方向中心位置がホールIC43と対向する角度(図5(b)中、90°前後の角度)でも、磁束密度を0よりも十分に高くすることができる。
これにより、図5(c)に示すように、ホールIC43にて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わることになる。よって、ロータ21の回転位置(角度)が高精度に検出されることになり、前記検出信号に基づいて制御回路Sから巻線19に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給されて回転磁界が発生される。すると、ロータ21が回転駆動される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)センサ磁石42は、コア部材44の周方向に一方の磁極(S極)の永久磁石45が複数配置されて永久磁石磁極部(永久磁石45そのもの)が形成されるとともに、各永久磁石磁極部(永久磁石45)間におけるコア部材44の鉄心部46が他方の磁極(N極)として機能するように構成されるため、永久磁石の使用量を少なくすることができる。
(2)センサ磁石42の永久磁石45は、第1ロータコア31の第1コアベース31aと対向する側の磁極が環状磁石33の対向する磁極(N極)と同じ極(N極)となるように設けられるため、鉄心部46からの磁束に環状磁石33による第1ロータコア31(第1コアベース31a)からの軸方向の漏れ磁束が重畳されることになる。そして、鉄心部46からの磁束は、永久磁石45から周方向に離間すると弱くなるが、前記漏れ磁束が重畳されることで全体的に強くすることができ、磁極の切り替わりを検出する際の判定精度を高めることができる。即ち、鉄心部46の周方向中心位置がホールIC43と対向する角度(図5(a)中、90°前後の角度)でも磁束密度を0よりも十分に高くすることができ、誤検出を抑えることができる。
(3)鉄心部46(N極)が形成される角度θnは、永久磁石45(S極)の角度θsよりも小さく設定されるため、環状磁石33による第1ロータコア31(第1コアベース31a)からの漏れ磁束の影響が考慮された構成となる。即ち、環状磁石33による第1ロータコア31からの軸方向の漏れ磁束がセンサ磁石42からの磁束に重畳することになるが、この漏れ磁束を含めた磁束が等ピッチで切り替わるように近づけることができる。よって、ホールIC43にて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように近づけることができる。これにより、回転位置(角度)を高精度に検出することができ、ひいては、例えば、出力低下や振動騒音の悪化を抑えることができる。
(4)センサ磁石42の各磁極(N極とS極)の周方向中心が、第1及び第2爪状磁極31b,32bの周方向中心と一致するように配置されるため、第1及び第2爪状磁極31b,32bからの漏れ磁束がセンサ磁石42からの磁束を乱れさせることを抑えることができる。即ち、センサ磁石42の各磁極の周方向中心が、第1及び第2爪状磁極31b,32bの周方向中心と一致しないように、例えば、周方向の位置決めが行われずに配置されると、その配置角度によっては第1及び第2爪状磁極31b,32bからの漏れ磁束がセンサ磁石42からの磁束を乱れさせる虞があるが、これを抑えることができる。
(5)センサ磁石42における各磁極(N極とS極)が形成される前記角度θn,θs、詳しくは、鉄心部46が形成される角度θn及び永久磁石45の角度θsは、ホールIC43にて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように設定されている。よって、回転位置(角度)を高精度に検出することができ、ひいては、例えば、出力低下や振動騒音の悪化を容易に抑えることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、センサ磁石42の永久磁石45は、第1ロータコア31の第1コアベース31aと対向する側の磁極が環状磁石33の対向する磁極(N極)と同じ極(N極)となるように設けられるとしたが、これに限定されず、逆の極となるように設けてもよい。尚、この場合は、重畳される環状磁石33による第1ロータコア31(第1コアベース31a)からの軸方向の漏れ磁束を考慮して、例えば第1ロータコア31から軸方向に十分に離間させてもよい。
・上記実施形態では、鉄心部46(N極)が形成される角度θnは、永久磁石45(S極)の角度θsよりも小さく設定されるとしたが、これに限定されず、前記角度θnと前記角度θsを同じとしてもよい。
・上記実施形態では、センサ磁石42の各磁極(N極とS極)の周方向中心が、第1及び第2爪状磁極31b,32bの周方向中心と一致するように配置されるとしたが、これに限定されず、第1及び第2爪状磁極31b,32bの周方向中心と一致しないように、例えば、周方向の位置決めを行われずに配置してもよい。このようにすると、例えば、その製造が容易となる。
・上記実施形態では、センサ磁石42における各磁極(N極とS極)が形成される角度θn,θsは、ホールIC43にて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように設定されるとしたが、特に厳密に設定しなくてもよい。即ち、前記角度θnを前記角度θsよりも小さくすれば、検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように近づけることができる。
・上記実施形態では、第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向内側に設けられ径方向に磁化されることで、該部分での漏れ磁束を抑えるための背面補助磁石34を備えるとしたが、これに限定されず、背面補助磁石34を備えていないロータに変更してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2爪状磁極31b,32b同士の周方向の各間に設けられ周方向に磁化されることで、該部分での漏れ磁束を抑えるための極間磁石35を備えるとしたが、これに限定されず、極間磁石35を備えていないロータに変更してもよい。
16…ステータ、21…ロータ、31…第1ロータコア、31a…第1コアベース(コアベース)、31b…第1爪状磁極(爪状磁極)、32…第2ロータコア、32a…第2コアベース(コアベース)、32b…第2爪状磁極(爪状磁極)、33…環状磁石(界磁磁石)、42…センサ磁石、43…ホールIC(磁気センサ)、44…コア部材、45…永久磁石(永久磁石磁極部)、46…鉄心部、θn,θs…角度。

Claims (6)

  1. それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    前記第1ロータコアのコアベースに対して前記第2ロータコアのコアベースの反対側に設けられ、軸方向に磁化されて周方向に交互に異なる磁極を有するセンサ磁石と
    を備えたロータであって、
    前記センサ磁石は、コア部材の周方向に一方の磁極の永久磁石が複数配置されて永久磁石磁極部が形成されるとともに、各永久磁石磁極部間における前記コア部材の鉄心部が他方の磁極として機能するように構成されたことを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記センサ磁石の前記永久磁石は、前記第1ロータコアのコアベースと対向する側の磁極が前記界磁磁石の対向する磁極と同じ極となるように設けられたことを特徴とするロータ。
  3. 請求項2に記載のロータにおいて、
    前記鉄心部が形成される角度は、前記永久磁石の角度よりも小さく設定されたことを特徴とするロータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記センサ磁石の各磁極の周方向中心が、前記爪状磁極の周方向中心と一致するように配置されたことを特徴とするロータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロータと、
    回転磁界を発生するステータと、
    前記センサ磁石と軸方向に対向して設けられる磁気センサと
    を備えたことを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 請求項5に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記鉄心部が形成される角度及び前記永久磁石の角度は、前記磁気センサにて検出される検出信号のレベルが等ピッチで切り替わるように設定されたことを特徴とするブラシレスモータ。
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