JP5971143B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびその制御方法に関する。
近年、ベルト転写方式の画像形成装置が知られている。ベルト転写方式では、感光ドラムと接触するように転写ベルトを走行させ、感光体ドラム上に形成したトナー像と同期して記録用紙を搬送する。転写ローラーから転写ベルトにトナーの帯電極性とは逆極性の転写電圧を印加し、静電引力により感光体ドラム上のトナー像を記録用紙側に転写させる。
しかし、ベルト転写方式には次の問題があった。すなわち、画像形成装置により画像形成処理が長時間行われると、転写ベルトの内周面に放電生成物(例えば、オゾン、NOxなど)が蓄積する。この放電生成物は、吸湿性が高く、高湿環境下では吸湿によって抵抗値が低下する。そして、高湿環境下において画像形成装置が電源オフの状態で放置された場合、内周面に放電生成物が蓄積した転写ベルトの抵抗値は低下する。
転写ベルトの抵抗値が低下した状態で転写電圧を印加すると、記録用紙に流れる転写電流が減少する一方、転写ベルトの内周面を伝わって転写ベルトに接触して接地されている部材(例えば、ベルト懸架ローラー)へ流れる電流(以下、「漏れ電流」という)が多くなる。そのため、転写ローラーから感光体ドラムへ流れる転写電流が通常時と比べて不足し、転写不良や、感光体ドラムからの記録用紙の分離不良が発生するという問題があった。
この問題に関して、感光体ドラムと画像形成装置の筐体との間に電流測定回路を設け、転写ベルトから感光体ドラムに流れる電流を測定して、その測定値に基づいて当該電流が一定となるように、転写ベルトに印加するバイアス(転写電圧)値を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、像保持体(感光体ドラム)、帯状部材(中間転写ベルト)および転写部材(1次転写ローラー)の合成抵抗値を測定し、その測定された合成抵抗値が予め定められた合成抵抗値未満となった場合に、転写部材に供給する電力供給値を、予め定められた第1の供給値から更に大きい第2の供給値まで変化させる技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−272869号公報 特開2010−181476号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、紙間等、印刷ジョブの実行途中において、感光体ドラムの表面を一様に帯電させるための帯電電流が感光体ドラムに流れる。そのため、新たに設けた電流測定回路を用いて、転写ベルトから感光体ドラムに流れる正確な電流を測定することができず、ひいては、転写ベルトに印加する転写電圧値を適正に制御することは困難である。また、上記特許文献2に記載の技術では、感光体ドラム、中間転写ベルトおよび1次転写ローラーの合成抵抗値を測定する際、感光体ドラムと中間転写ベルトと1次転写ローラーとの間に所定の電圧を印加し、感光体ドラムと中間転写ベルトと1次転写ローラーとの間に流れる電流の大きさを測定している。つまり、上記特許文献2に記載の技術では、上記特許文献1に記載の技術と同様に、紙間等、印刷ジョブの実行途中において、帯電電流が感光体ドラムに流れるため、中間転写ベルトと感光体ドラムとの間に流れる正確な電流の大きさを測定することができない。よって、感光体ドラム、中間転写ベルトおよび1次転写ローラーの正確な合成抵抗値を測定することができず、ひいては、転写部材に供給する電力供給値を適正に変化させることは困難である。以上説明したように、印刷ジョブの実行途中においては、上記特許文献1,2に記載の技術を適用できない。言い換えると、上記特許文献1,2に記載の技術を適用する上で、画像形成処理を実行する時間とは別に、正確な電流を測定するための時間を設ける必要がある。そのため、正確な電流を測定する間、画像形成処理を行うことができず、画像形成処理の生産性の低下を招くこととなる。特に、高速で、かつ大量のプリント作成を行う機会が多いプロダクションプリント分野において、画像形成処理の生産性の低下は大きな問題となる。
本発明は、画像形成処理の生産性の低下を招くことなく、転写不良や分離不良の発生を防止することが可能な画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、
トナー像を担持する回転可能な感光体ドラムと、
前記感光体ドラムとの間で転写ニップ部を形成する転写ベルトと、
前記転写ベルトに所定の転写電流が流れるように、前記転写ベルトに転写電圧を印加する電圧印加部と、
前記感光体ドラムの表面上の電位値を測定する電位測定部と、
電源オンにされた後の非画像形成時、前記転写ベルトに基準転写電流が流れる場合における前記転写電圧値と、前記電位測定部により測定された前記感光体ドラムの電位値とに基づく前記転写ベルトの抵抗値を第1の抵抗値として算出する抵抗値算出部と、
前記抵抗値算出部により算出された前記第1の抵抗値と、前記転写ベルトの基準抵抗値である第2の抵抗値とを比較し、前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいか否かについて判定する判定部と、
前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいと前記判定部により判定された場合、前記基準転写電流値と前記第2の抵抗値とを積算した基準転写電圧値を前記第1の抵抗値で除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る制御方法は、
トナー像を担持する回転可能な感光体ドラムと、
前記感光体ドラムとの間で転写ニップ部を形成する転写ベルトと、
前記転写ベルトに所定の転写電流が流れるように、前記転写ベルトに転写電圧を印加する電圧印加部と、
前記感光体ドラムの表面上の電位値を測定する電位測定部とを備える画像形成装置の制御方法であって、
電源オンにされた後の非画像形成時、前記転写ベルトに基準転写電流が流れる場合における前記転写電圧値と、前記電位測定部により測定された前記感光体ドラムの電位とに基づく前記転写ベルトの抵抗値を第1の抵抗値として算出する第1のステップと、
前記第1の抵抗値と、前記転写ベルトの基準抵抗値である第2の抵抗値とを比較し、前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいか否かについて判定する第2のステップと、
前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいと前記第2のステップにて判定した場合、前記基準転写電流値と前記第2の抵抗値とを積算した基準転写電圧値を前記第1の抵抗値で除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する第3のステップと、
を有する。
本発明によれば、画像形成処理の生産性の低下を招くことなく、転写不良や分離不良の発生を防止することが可能な画像形成装置およびその制御方法を提供することができる。
本実施の形態における画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 本実施の形態における画像形成部付近の具体的な構成を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 転写ベルトの周囲の絶対湿度係数に応じた転写ベルトの基準抵抗値を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像書き込み部135、画像形成部140、搬送部150、定着部160、電圧印加部180、温湿度センサー190、電位測定センサー192(電位測定部)および制御部200を備えている。なお、制御部200は、抵抗値算出部、判定部および制御部として機能する。また、転写ローラー63および電流計193については後述する。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、計時部204等を備えている。CPU201は、ROM202から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM203に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。計時部204は、画像形成装置100の電源194がオンまたはオフされた日時を計測する。
制御部200は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部200は、例えば、外部装置から送信された画像データを受信し、この画像データに基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードにより構成される。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーが行う各種の指示および設定のための入力操作は、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。これら指示・設定の情報は、ジョブ情報として制御部200により扱われる。ジョブ情報としては、用紙サイズ、プリント枚数等がある。制御部200は、操作表示部120を介してプリントジョブが指示された場合、印刷ジョブに含まれる画像データ、用紙サイズ、プリント枚数等を記憶部172に記録する。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像書き込み部135に出力する。
画像書き込み部135は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を、画像形成部140の感光体ドラム1に照射することにより、感光体ドラム1上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部140は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。帯電工程では、画像形成部140は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラム1表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部140は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム1上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部140は、電圧印加部180から転写電圧が印加されることにより、感光体ドラム1上のトナー像を、搬送部150により搬送された記録用紙に転写する。クリーニング工程では、画像形成部140は、ブラシ等のクリーニング装置を感光体ドラム1に接触させることにより、転写工程後の感光体ドラム1に残留しているトナーを除去する。
定着部160は、定着ローラーおよび加圧ローラーを備える。加圧ローラーは、定着ローラーと圧接した状態で配置されている。定着ローラーと加圧ローラーとの圧接部には定着ニップ部が形成されている。定着部160は、定着ニップ部に導入された記録用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を記録用紙に定着させる(定着工程)。この結果、記録用紙上には定着トナー像が形成される。定着部160により加熱定着された記録用紙は、画像形成装置100の外部に排出される。
温湿度センサー190は、画像形成装置100の内部、好ましくは後述の転写ベルト6近傍に配置されている。温湿度センサー190は、画像形成装置100内の温度および相対湿度を検出し、その検出信号を制御部200に出力する。
電位測定センサー192は、感光体ドラム1近傍に配置されている。電位測定センサー192は、感光体ドラム1の表面上の電位値(帯電電位値)を非接触で検出し、その検出信号を制御部200に出力する。
[画像形成部140の構成]
次に、画像形成部140付近の具体的な構成について図2を参照しながら説明する。図2において、1はトナー像を担持する回転可能な感光体ドラムであり、この感光体ドラム1の回転方向(矢印方向)に沿って、帯電装置2、画像書き込み部135、現像装置4、電位測定センサー192、記録用紙を転写領域に導く転写搬送路5、感光体ドラム1上に形成されたトナー像を記録用紙に転写する転写ベルト6、感光体ドラム1に残留しているトナーを除去するクリーニング装置7が設けられている。また、転写ベルト6の記録用紙搬送方向の下流には、定着部160が設けられ、記録用紙のトナー像を定着する。
転写ベルト6には、クロロプレーンゴム等により構成される半導電性のベルト基材と、表層として設けられた絶縁層の2層からなる構造である。
転写ベルト6は、従動ローラー61、駆動ローラー62および他のローラーの間に張架され、感光体ドラム1の下方で、転写ベルト6の表面が感光体ドラム1の外周面の一部と接触するように配置されている。すなわち、転写ベルト6と感光体ドラム1との間において、転写領域としての転写ニップ部NPが形成される。記録用紙は、転写ニップ部NPにおいて転写ベルト6により感光体ドラム1に押圧されながら搬送される。従動ローラー61は、転写ベルト6を介して接地されている。
感光体ドラム1の外周面の一部と接触する転写ベルト6の内側には、転写ベルト6に対して転写電圧を印加可能な転写ローラー63が配置されている。転写ローラー63には、転写ベルト6に転写電圧を印加する高圧電源(定電流電源)としての電圧印可部180が接続される。制御部200は、所定の転写電流が電圧印加部180から転写ローラー63に流れるように、電圧印可部180が印加すべき転写電圧を制御する。より詳細には、制御部200は、電圧印可部180と転写ローラー63との間を流れる電流を電流計193にて検知し、この検知電流に基づいて電圧印可部180を制御する。転写ベルト6に正極性の転写電圧が印加されることによって、感光体ドラム1に接触中の記録用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転写される。
記録用紙は、給紙カセット9に収納されており、給紙搬送路90を通って転写搬送路5に供給される。定着部160の下流には、ゲート91が設けられ、外部に記録用紙を排出する場合と両面複写のための両面搬送路92に記録用紙を給送する場合とで切り替えを行っている。両面搬送路92に入った記録用紙は、一旦、反転搬送路93に進み、ここで反転されて再給紙搬送路94から転写搬送路5に合流する。
ところで、転写ベルト6の抵抗値は通常高く設定されているため、転写ベルト6を張架している従動ローラー61に転写電流が流れる(すなわち、漏れる)ことはほとんどない。しかしながら、画像形成装置100により画像形成処理が長時間行われると、転写ベルト6の内周面に放電生成物が蓄積する。この放電生成物は、吸湿性が高く、高湿環境下では吸湿によって抵抗値が低下する。そして、高湿環境下において、画像形成装置100が電源オフの状態で所定時間(例えば、12時間)以上放置された場合、内周面に放電生成物が蓄積した転写ベルト6の抵抗値は大きく低下する。ここで、画像形成装置100が電源オフの状態で放置された場合とは、例えば画像形成装置100が一晩放置され、朝一番に画像形成装置100の電源194を投入した直後や、昼間に画像形成装置100の電源194を落としておき夜に電源194を投入した直後などが挙げられる。
転写ベルト6の抵抗値が大きく低下した状態で転写電圧を印加すると、記録用紙に流れる転写電流が減少する一方、転写ベルト6の内周面を伝わって転写ベルト6に接触して接地されている従動ローラー61へ流れる漏れ電流(図2の点線矢印を参照)の量が多くなる。そのため、転写ベルト6を介して転写ローラー63から感光体ドラム1へ流れる転写電流が通常時と比べて不足し、転写不良や、感光体ドラム1からの記録用紙の分離不良が発生するという問題があった。
なお、高湿環境下において画像形成装置100が電源オンの状態で数時間稼働された後、転写動作時に印可される転写電圧値は高い状態にある。これは、画像形成装置100が電源オンの状態である場合、転写ベルト6の周囲の温度が高くなることで相対湿度が低下するため、転写ベルト6の内周面に蓄積した放電生成物の吸湿量が少ない状態、ひいては転写ベルト6の抵抗値が大きく低下しない状態になるからである。一方、高湿環境下において画像形成装置100が電源オフの状態で放置された後、転写動作時に印可される転写電圧値は、定電流電源である電圧印加部180から同じ値の転写電流が出力されるにも関わらず、下がることとなる。これは従動ローラー61へ漏れ電流が流れることにより、感光体ドラム1、転写ベルト6および転写ローラー63の合成抵抗値が低下するからである。以上より、画像形成装置100が稼働または放置されることに応じて、転写動作時に印可される転写電圧値は高い状態または低い状態となる。
上記問題に対して、本実施の形態では、転写ベルト6の抵抗値を算出し、当該算出した抵抗値が基準値よりも低下していた場合、電圧印加部180により印加される転写電圧値が定常時の転写電圧値となる転写電流が電圧印加部180から転写ローラー63に流れるように制御する。図3は、この制御の具体的な動作例を示すフローチャートである。ステップS100の処理は、画像形成装置100が電源オンにされて起動した後、画像形成装置100のウォームアップ動作(画像形成の実行前の準備動作)が開始することにより開始する。
[画像形成装置100の制御動作]
まず、制御部200は、温湿度センサー190から出力された検出信号を参照し、転写ベルト6の周囲の温度および相対湿度に基づいて絶対湿度係数を算出する(ステップS100)。次に、制御部200は、電位測定センサー192から出力された検出信号を参照し、感光体ドラム1の表面上の電位値Vdrumを取得する(ステップS120)。
次に、制御部200は、転写ベルト6に基準転写電流Irefが流れる場合における転写電圧値V0を電圧印加部180から取得する。具体的には、制御部200は、基準転写電流値Irefを電圧印加部180に設定し、その設定に応じて、電圧印加部180により転写ベルト6に印加される転写電圧値V0を取得する(ステップS140)。ここで、基準転写電流Irefとは、定常時において、感光体ドラム1上のトナー像を記録用紙側に転写させるために必要な転写電流(設計値)である。本実施の形態では、基準転写電流Irefの値は、0.07[mA]である。
次に、制御部200は、ステップS140にて取得した転写電圧値V0と、ステップS120にて取得した感光体ドラム1の電位値Vdrumとに基づく転写ベルト6の抵抗値R(第1の抵抗値)を以下の式(1)により算出する(ステップS160)。
=(V0−Vdrum)/Iref・・・(1)
次に、制御部200は、転写ベルト6の基準抵抗値Rref(第2の抵抗値)を求める(ステップS180)。基準抵抗値Rrefは、転写ベルト6の内周面に放電生成物が蓄積されていない状態(すなわち使い込まれていない状態)において、転写ベルト6の周囲の絶対湿度係数に応じて予め定められた抵抗値である。
本実施の形態では、制御部200は、ステップS100にて算出した絶対湿度係数と、図4(a)に示す基準抵抗値情報とに基づいて、転写ベルト6の周囲の絶対湿度係数に応じた基準抵抗値Rrefを求める。基準抵抗値情報は、記憶部172に記憶されている。基準抵抗値情報は、各環境区分(低湿環境、常湿環境、やや高湿環境、高湿環境)にそれぞれ含まれる絶対湿度係数と基準抵抗値Rrefとを含み、それらは互いに関連づけられている。例えば、絶対湿度係数が1350である場合、制御部200は、基準抵抗値情報を参照し、転写ベルト6の基準抵抗値Rrefを24286[kΩ]と求めることができる。なお、ステップS100にて算出した絶対湿度係数が基準抵抗値情報に含まれる絶対湿度係数(185、865、1350、2445)以外である場合には、制御部200は、図4(b)に示すように、絶対湿度係数が185〜2445である場合の基準抵抗値Rrefを示す近似式Lを求めておき、その近似式Lから、算出した絶対湿度係数に対応する基準抵抗値Rrefを求める。
次に、制御部200は、ステップS160にて算出した転写ベルト6の抵抗値Rと、ステップS180にて求めた転写ベルト6の基準抵抗値Rrefとを比較し、抵抗値Rが基準抵抗値Rrefよりも小さいか否かについて判定する(ステップS200)。この判定の結果、抵抗値Rが基準抵抗値Rrefよりも小さくない場合(ステップS200、NO)、転写ベルト6の抵抗値は低下しておらず転写不良や分離不良が発生する可能性が低いため、画像形成装置100は図3における処理を終了する。制御部200は、その後の転写タイミングで、定常時と同様に、基準転写電流Irefが転写ベルト6に流れるように電圧印加部180を制御する。
一方、抵抗値Rが基準抵抗値Rrefよりも小さい場合(ステップS200、YES)、転写ベルト6の抵抗値は低下しており転写不良や分離不良が発生する可能性が高いため、制御部200は、基準転写電流値Irefと基準抵抗値Rrefとを積算した基準転写電圧値Vrefを抵抗値Rで除算した転写電流値(初期出力値)を算出する(ステップS220)。ステップS220の処理が完了することによって、画像形成装置100は図3における処理を終了する。制御部200は、その後の転写タイミングで、ステップS220にて算出した値の転写電流が転写ベルト6に流れるように電圧印加部180を制御する。
なお、抵抗値Rが基準抵抗値Rrefよりも小さい状況としては、画像形成装置100が電源オンにされる前に、転写ベルト6が所定の湿度(例えば、絶対湿度係数で1350)以上の高湿環境に所定時間(例えば、12時間)以上放置された状況、すなわち転写ベルト6の内周面に蓄積した放電生成物の吸湿が大きく進んだ状況が考えられる。転写ベルト6の放置時間については、計時部204により計測された前回の画像形成装置100の電源オフ日時と、今回の画像形成装置100の電源オン日時との差分を算出することによって求めることができる。そこで、転写ベルト6の放置時間を算出し、その算出した放置時間が所定時間以上である場合に限って、図3に示すフローチャートの処理を実行するようにしても良い。
抵抗値Rが基準抵抗値Rrefよりも小さい場合には、その後の印刷ジョブの実行に伴い転写ベルト6の周囲の相対湿度が低下し、つまり転写ベルト6の内周面に蓄積している放電生成物の吸湿度合いが低下することが考えられる。そのため、転写ベルト6の抵抗値が回復し、従動ローラー61へ流れる漏れ電流の量が低下することが予想される。そこで、図3に示すフローチャートの処理を実行した後、印刷ジョブの実行に伴い、転写ベルト6に流れる転写電流の値を定期的に少しずつ低下させる処理が必要となる。この処理を行わないと、例えば、転写ベルト6に流れる転写電流が必要以上に多くなり、転写不良等の不具合が生じるおそれがあるからである。
図5は、印刷ジョブの実行に伴い、転写ベルト6に流れる転写電流の値を定期的に少しずつ低下させる動作例を示すフローチャートである。ステップS300の処理は、連続的な画像形成を行うための印刷ジョブの実行指示が出力されることにより開始する。
[画像形成装置100の制御動作]
まず、制御部200は、ステップS380にて前回、転写ベルト6の抵抗値を算出してからのプリント数が所定枚数(例えば、10[枚])以上になったか否かについて判定する(ステップS300)。なお、初回のステップS300では判定処理を行わず、処理はステップS320に遷移する。ステップS300の判定の結果、プリント数が所定枚数以上になっていない場合(ステップS300、NO)、処理はステップS300の前に戻る。
一方、プリント数が所定枚数以上になった場合(ステップS300、YES)、制御部200は、転写ニップ部NPに通紙される記録用紙の紙間のタイミングであるか否かについて判定する(ステップS320)。ここで、記録用紙の紙間のタイミングとは、連続してプリントする際の、前の記録用紙の後端と後の記録用紙の先端との間のタイミング、すなわち転写ニップ部NPに記録用紙が介在しないタイミングである。この判定の結果、記録用紙の紙間のタイミングでない場合(ステップS320、NO)、処理はステップS320の前に戻る。
一方、記録用紙の紙間のタイミングである場合(ステップS320、YES)、制御部200は、電位測定センサー192から出力された検出信号を参照し、感光体ドラム1の表面上の電位値Vdrumを取得する(ステップS340)。
次に、制御部200は、転写ベルト6に基準転写電流Irefが流れる場合における転写電圧値Vnを電圧印加部180から取得する。具体的には、制御部200は、基準転写電流値Irefを電圧印加部180に設定し、その設定に応じて、電圧印加部180により転写ベルト6に印加される転写電圧値Vnを取得する(ステップS360)。
次に、制御部200は、ステップS360にて取得した転写電圧値Vnと、ステップS340にて取得した感光体ドラム1の電位値Vdrumとに基づく転写ベルト6の抵抗値Rnを以下の式(2)により算出する(ステップS380)。
n=(Vn−Vdrum)/Iref・・・(2)
次に、制御部200は、ステップS380にて今回算出した転写ベルト6の抵抗値Rnと、ステップS380にて前回算出した転写ベルト6の抵抗値Rn-1とを比較し、抵抗値Rnが抵抗値Rn-1よりも大きいか(すなわち、印刷ジョブの実行に伴い、転写ベルト6の抵抗値が回復途中にあるか)否かについて判定する(ステップS400)。この判定の結果、抵抗値Rnが抵抗値Rn-1よりも大きい場合(ステップS400、YES)、制御部200は、基準転写電流値Irefと基準抵抗値Rrefとを積算した基準転写電圧値Vrefを抵抗値Rnで除算した転写電流値を算出する(ステップS420)。制御部200は、その後の転写タイミングで、ステップS420にて算出した値の転写電流が転写ベルト6に流れるように電圧印加部180を制御する。ステップS420にて転写電流値を更新するのは、転写ベルト6の抵抗値が回復途中、つまり従動ローラー61へ流れる漏れ電流の量が低下している途中であることが考えられ、転写不良等の発生を防止するため、転写ベルト6に流れる転写電流の値を低下させる処理が必要となるからである。ステップS420の処理が完了した後、処理はステップS300の前に戻る。
一方、抵抗値Rnが抵抗値Rn-1よりも大きくない場合(ステップS400、NO)、制御部200は、転写ベルト6の抵抗値が十分に回復したと判断し、続いて抵抗値Rnが図3のステップS180にて求めた基準抵抗値Rrefと等しいか否かについて判定する(ステップS440)。この判定の結果、抵抗値Rnが基準抵抗値Rrefと等しい場合(ステップS440、YES)、画像形成装置100は図5における処理を終了する。
一方、抵抗値Rnが基準抵抗値Rrefと等しくない場合(ステップS440、NO)、制御部200は、基準抵抗値Rrefを抵抗値Rnで置き換えるように、記憶部172に記憶されている基準抵抗値情報を更新する(ステップS460)。転写ベルト6の抵抗値が十分に回復した場合でも、プリント処理の実行に伴い、転写ベルト6の表層(絶縁層)が摩耗して転写ベルト6の抵抗値が低下する場合があるからである。そこで、図3に示すフローチャートの処理を次回実行する場合、ステップS200における判定処理(転写ベルト6の抵抗値が低下しているのか否かについての判定処理)が正しく行われるようにするためにも、ステップS460における転写ベルト6の基準抵抗値Rrefの更新処理は必要である。ステップS460の処理が完了した後、画像形成装置100は図5における処理を終了する。
[本実施の形態の効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置100が電源オンにされた後のウォームアップ動作時、転写ベルト6に基準転写電流Irefが流れる場合における転写電圧値V0と、電位測定センサー192により測定された感光体ドラム1の電位値Vdrumとに基づく転写ベルト6の抵抗値R0(第1の抵抗値)を算出する抵抗値算出部(制御部200)と、抵抗値算出部により算出された第1の抵抗値R0と、転写ベルト6の基準抵抗値Rref(第2の抵抗値)とを比較し、第1の抵抗値R0が第2の抵抗値Rrefよりも小さいか否かについて判定する判定部(制御部200)と、第1の抵抗値R0が第2の抵抗値Rrefよりも小さいと判定部により判定された場合、基準転写電流値Irefと第2の抵抗値Rrefとを積算した基準転写電圧値Vrefを第1の抵抗値R0で除算した値の転写電流が転写ベルト6に流れるように電圧印加部180を制御する制御部200とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、転写ベルト6の抵抗値Rが基準値より低下している場合、漏れ電流分の補正がかかった転写電流が転写ベルト6に流れることとなる。ここで、漏れ電流分の補正量は、基準転写電圧値Vrefを転写ベルト6の抵抗値Rnで除算した転写電流値Inから、基準転写電流値Irefを減算した値となる。したがって、高湿環境下において画像形成装置100が電源オフの状態で放置され、内周面に放電生成物が蓄積した転写ベルト6の抵抗値が低下した場合でも、転写ベルト6を介して転写ローラー63から感光体ドラム1へ流れる転写電流が不足することはなく、転写不良や分離不良の発生を防止することができる。また、上記補正量を算出する際、従来技術(特許文献1,2)と異なり、転写ベルト6から感光体ドラム1に流れる電流を測定する必要がないため、印刷ジョブの実行途中においても漏れ電流分の補正がかかった転写電流値を求めることができ、画像形成処理の生産性の低下を招くことはない。
また、本実施の形態では、画像形成装置100により連続的な画像形成が行われる場合における記録用紙の紙間のタイミングにおいて、転写ベルト6の抵抗値Rnを定期的に算出する。そして、今回算出された転写ベルト6の抵抗値Rnが、前回算出された転写ベルト6の抵抗値Rn-1よりも大きい場合、当該今回算出された転写ベルト6の抵抗値Rnで基準転写電圧値Vrefを除算した値の転写電流が転写ベルト6に流れるように電圧印加部180を制御する。このように構成した本実施の形態によれば、印刷ジョブの実行に伴い、転写ベルト6の抵抗値が回復途中にある場合、その回復度合いに応じて漏れ電流分の補正がかかった、つまり過不足のない転写電流が転写ベルト6に流れることとなる。したがって、転写ベルト6の抵抗値が回復途中にある場合における転写不良や分離不良の発生を防止することができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態では、画像形成装置100が電源オンにされて起動した後のウォームアップ動作時に、図3に示すフローチャートの処理が実行される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。要は、画像形成装置100が電源オンにされて起動した後の非画像形成時に実行すれば良く、例えば、画像形成装置100が電源オンにされて起動した後のウォームアップ動作前に、図3に示すフローチャートの処理が実行しても良い。
また、上記実施の形態では、画像形成装置100により連続的な画像形成が行われる場合における記録用紙の紙間のタイミングにおいて、転写ベルト6の抵抗値Rnを定期的に(本実施の形態では、10[枚]プリントする毎に)算出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置100のアイドリングのタイミングにおいて、転写ベルト6の抵抗値Rnを定期的に(例えば、30[分]が経過する毎に)算出しても良い。
また、上記実施の形態では、転写ベルト6の基準抵抗値Rrefが、転写ベルト6の周囲の絶対湿度係数に応じて予め定められた抵抗値である例について説明したが、転写ベルト6の周囲の相対湿度に応じて予め定められた抵抗値であっても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 感光体ドラム
2 帯電装置
4 現像装置
5 転写搬送路
6 転写ベルト
7 クリーニング装置
9 給紙カセット
61 従動ローラー
62 駆動ローラー
63 転写ローラー
90 給紙搬送路
91 ゲート
92 両面搬送路
93 反転搬送路
94 再給紙搬送路
100 画像形成装置
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
135 画像書き込み部
140 画像形成部
150 搬送部
160 定着部
171 通信部
172 記憶部
180 電圧印加部
190 温湿度センサー
192 電位測定センサー
193 電流計
194 電源
200 制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 計時部

Claims (6)

  1. トナー像を担持する回転可能な感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムとの間で転写ニップ部を形成する転写ベルトと、
    前記転写ベルトに所定の転写電流が流れるように、前記転写ベルトに転写電圧を印加する電圧印加部と、
    前記感光体ドラムの表面上の電位値を測定する電位測定部と、
    電源オンにされた後の非画像形成時、前記転写ベルトに基準転写電流が流れる場合における前記転写電圧値と、前記電位測定部により測定された前記感光体ドラムの電位値とに基づく前記転写ベルトの抵抗値を第1の抵抗値として算出する抵抗値算出部と、
    前記抵抗値算出部により算出された前記第1の抵抗値と、前記転写ベルトの基準抵抗値である第2の抵抗値とを比較し、前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいか否かについて判定する判定部と、
    前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいと前記判定部により判定された場合、前記基準転写電流値と前記第2の抵抗値とを積算した基準転写電圧値を前記第1の抵抗値で除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記非画像形成時は、前記画像形成装置のウォームアップ動作時である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記抵抗値算出部は、前記画像形成装置により連続的な画像形成が行われる場合における記録用紙の紙間のタイミングにおいて、前記第1の抵抗値を定期的に算出し、
    前記制御部は、前記抵抗値算出部により今回算出された前記第1の抵抗値が、前記抵抗値算出部により前回算出された前記第1の抵抗値よりも大きい場合、当該今回算出された前記第1の抵抗値で前記基準転写電圧値を除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記抵抗値算出部は、前記画像形成装置のアイドリングのタイミング中において、予め決められたタイミングで、前記第1の抵抗値を定期的に算出し、
    前記制御部は、前記抵抗値算出部により今回算出された前記第1の抵抗値が、前記抵抗値算出部により前回算出された前記第1の抵抗値よりも大きい場合、当該今回算出された前記第1の抵抗値で前記基準転写電圧値を除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の抵抗値は、前記転写ベルトの周囲の湿度に応じて予め定められた抵抗値である請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. トナー像を担持する回転可能な感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムとの間で転写ニップ部を形成する転写ベルトと、
    前記転写ベルトに所定の転写電流が流れるように、前記転写ベルトに転写電圧を印加する電圧印加部と、
    前記感光体ドラムの表面上の電位値を測定する電位測定部とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    電源オンにされた後の非画像形成時、前記転写ベルトに基準転写電流が流れる場合における前記転写電圧値と、前記電位測定部により測定された前記感光体ドラムの電位とに基づく前記転写ベルトの抵抗値を第1の抵抗値として算出する第1のステップと、
    前記第1の抵抗値と、前記転写ベルトの基準抵抗値である第2の抵抗値とを比較し、前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいか否かについて判定する第2のステップと、
    前記第1の抵抗値が前記第2の抵抗値よりも小さいと前記第2のステップにて判定した場合、前記基準転写電流値と前記第2の抵抗値とを積算した基準転写電圧値を前記第1の抵抗値で除算した値の転写電流が前記転写ベルトに流れるように前記電圧印加部を制御する第3のステップと、
    を有する制御方法。
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