JP4994996B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写部材に定電圧を印加して、トナー像が形成される像担持体から転写媒体へトナー像を転写する画像形成装置、詳しくは、非画像形成時に実行する定電圧の設定方法に関する。
転写媒体(記録材又は中間転写体)を介して像担持体に圧接する転写部材に定電圧を印加して、像担持体に形成されたトナー像を転写媒体に転写させる画像形成装置が実用化されている。
定電圧を用いて転写を行う画像形成装置では、非画像形成時(前回転、後回転、所定数出力毎等)に、転写部材に段階的な電圧を印加して、各段階で転写部を流れる電流を測定して、転写媒体へトナー像を転写する際に転写部材へ印加する定電圧が設定される。適正な定電圧を設定すれば、転写時に転写部を流れる電流を転写効率の高い範囲に確保できるからである。
一方、非画像形成時には、像担持体の帯電電位又は露光強度を段階的に変化させて静電像の電位を段階的に変化させ、各段階での表面電位を測定して、トナー像の形成時に適用される帯電電位又は露光強度が設定される。
帯電電位又は露光量の設定は、静電像の現像コントラストを調整してトナーの付着量を変化させることにより、必要な現像濃度を確保させるために行われており、転写効率を高めるための定電圧の設定とは独立している。
特許文献1には、非画像形成時に、画像形成時の転写部材に印加される定電圧を設定する画像形成装置が示される。ここでは、画像形成の開始に先立つ前回転にて、転写部材にステップ状に高まる複数段階の電圧を印加して順番に電流を検知し、適正電流が検知された時点で印加されていた電圧を画像形成時に用いる定電圧としている。
特許文献2には、画像形成の開始に先立たせて、画像形成時のレーザビームの光量を設定する画像形成装置が示される。
特開平05−6112号公報 特開2003−270866号公報
画像形成装置の立ち上げ時には、転写部材に印加する定電圧の設定と、静電像の電位の調整との両方を行う必要がある。そして、定電圧の設定を精密に行うためには転写部材に印加する段階的な電圧の刻みを小さくして電流の測定の回数を増やすことが望ましい。
しかし、電流検知の精度を確保するために、各段階の電圧での印加時間を据え置くと、測定回数が増えただけ定電圧の設定に要する時間が長くなり、画像形成装置の立ち上げの待ち時間が伸びたり、生産性が低下したりする。
特に、フルカラー画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに、定電圧の設定と潜像コントラスト電位の調整とを実行するため、立ち上げの待ち時間が単色の装置よりも4倍長くなる。このため、各色で電流の測定回数を1回増やすと、測定4回分だけ定電圧の設定に要する時間が伸びてしまう。
本発明は、立ち上げの待ち時間を伸ばしたり、画像形成装置の生産性を低下させたりすることなく、転写部材に印加する定電圧の設定精度を高められる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記表面を露光して静電像を形成する露光手段と、露光された前記表面の電位を検知する電位検知手段と、転写媒体を介して前記像担持体に圧接して転写部を形成する転写部材と、前記転写部材に電圧を印加して、前記像担持体から前記転写媒体へトナー像を転写させる電源と、前記電圧によって前記転写部を流れる電流を検知する電流検知手段とを備えるものである。そして、前記電源によって前記転写部材に電圧を印加した状態で、前記電流検知手段によって電流を検知し、検知結果に基づいて前記転写部材へ印加する仮の定電圧を設定する第1制御と、前記帯電手段及び前記露光手段を制御して前記表面に形成した前記静電像の表面電位を前記電位検知手段によって検知し、検知結果に基づいて前記静電像の電位を設定する第2制御と、前記転写部材に前記仮の定電圧を印加した状態で、前記第2制御によって前記表面電位を形成された前記表面が前記転写部を通過する際の前記電流を前記電流検知手段によって検知し、検知結果に基づいて前記転写媒体へトナー像を転写する際に前記転写部材へ印加される最終の定電圧を設定する第3制御とを有する。
本発明の画像形成装置では、電位検知手段で表面電位を検知し終えた用済みの静電像が転写部を通過することを利用して、最終の定電圧を決定するための電圧/電流データを増やして、トナー像を転写する際に用いられる最終の定電圧の設定精度を高める。
静電像の電位を設定する過程で形成される静電像の表面電位は、仮の定電圧を設定する過程で形成される表面電位とは異なる。このため、静電像の電位を設定する過程で形成された静電像が転写部を通過する際には、転写部に、仮の定電圧を設定する過程とは異なる電流が流れて、最終の定電圧を設定するための電圧/電流データを取得できる。
このため、立ち上げの待ち時間を伸ばしたり、画像形成装置の生産性を低下させたりすることなく、電圧/電流データを増やして、転写部材に印加する定電圧の設定を精密に行うことができる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、転写部材へ定電圧を印加した状態でコントラスト電位制御を実施する限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、記録材搬送体や中間転写体に沿って複数の像担持体を配列したタンデム型画像形成装置、記録材へトナー像を直接転写する単色の画像形成装置等でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。第1実施形態の画像形成装置100は、ロータリ型の現像装置8を付設した感光ドラム1を中間転写ベルト9に当接したフルカラーレーザービームプリンタである。
図1に示すように、画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像を順番に感光ドラム1に形成し、中間転写ベルト9の1回転ごとに中間転写ベルト9に一次転写する。中間転写ベルト9が4回転する間に、中間転写ベルト9に重ねて一次転写された4色のトナー像は、二次転写部T2にて、記録材Pに一括二次転写される。4色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置7の定着部T3で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着される。
像担持体の一例である感光ドラム1は、電子写真感光層を表面に形成した金属円筒により回転ドラム型に構成され、所定のプロセススピードで矢印方向に回転する。
帯電手段の一例である帯電装置2は、コロナ放電器を用いて感光ドラム1の表面を帯電させる。帯電装置2は、回転する感光ドラム1の表面にコロナ放電イオンを照射して、感光ドラム1の表面を一様に帯電する。
露光手段の一例である露光装置3は、レーザビームを走査して、帯電した感光ドラム1の表面に画像の静電像を書き込む。
現像手段の一例である現像装置8は、回転してイエロー現像器8Y、マゼンタ現像器8M、シアン現像器8C、ブラック現像器8Kを感光ドラム1の現像位置に位置決める。現像手段の一例である現像器8Y、8M、8C、8Kは、磁性キャリアと各色トナーとを混合した二成分現像剤を使用する。
イエロー現像器8Yは、感光ドラム1の現像位置に移動すると、帯電したイエロートナーを感光ドラム1の静電像に付着させて静電像をイエロートナー像に現像する。
マゼンタ現像器8Mは、感光ドラム1の現像位置に移動すると、帯電したマゼンタトナーを感光ドラム1の静電像に付着させて静電像をマゼンタトナー像に現像する。
シアン現像器8Cは、感光ドラム1の現像位置に移動すると、帯電したシアントナーを感光ドラム1の静電像に付着させて静電像をシアントナー像に現像する。
ブラック現像器8Kは、感光ドラム1の現像位置に移動すると、帯電したブラックトナーを感光ドラム1の静電像に付着させて静電像をブラックトナー像に現像する。
クリーニング装置10は、一次転写部T1を通過して感光ドラム1の表面に残留した転写残トナーを除去する。
中間転写ベルト9は、駆動ローラ14、二次転写内ローラ13、テンションローラ12、一次転写ローラ15、及び張架ローラ11a、11bに支持されて矢印方向に循環する。張架ローラ11a、11bは、中間転写ベルト9に従動回転して平坦な一次転写面を形成する。駆動ローラ14は、感光ドラム1を共通に回転駆動する本体駆動機構に接続されて中間転写ベルト9を駆動し、循環させる。テンションローラ12は、ばね付勢されて中間転写ベルト9の張力を一定に制御する。
中間転写ベルト9は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム材料等で無端状に形成される。これらの基材に帯電防止剤のカーボンブラックを適当量含有させて、体積抵抗率を1×10〜1013[Ω・cm]に調整している。厚みは70〜100μmである。
転写部材の一例である一次転写ローラ15は、中間転写ベルト9を介して感光ドラム1に圧接して、感光ドラム1と中間転写ベルト9との間に転写部の一例である一次転写部T1を形成する。一次転写ローラ15は、感光ドラム1と同一方向へ表面を移動させる転写回転体の一例である。電源の一例である電源D1は、感光ドラム1に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性の直流電圧を一次転写ローラ15に印加して、感光ドラム1のトナー像を中間転写ベルト9へ一次転写させる。
二次転写外ローラ16は、中間転写ベルト9を介して二次転写内ローラ13に圧接して、中間転写ベルト9と二次転写外ローラ16との間に二次転写部T2を形成する。中間転写ベルトに担持されるトナー像の帯電極性と逆極性の直流電圧を二次転写外ローラ16に印加することにより、中間転写ベルト9のトナー像が記録材Pへ二次転写される。
クリーニング装置21は、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト9に残留した転写残トナーを除去する。
二次転写ローラ16及びクリーニング装置21は、中間転写ベルト9に対して接離可能に配設されている。二次転写ローラ16及びクリーニング装置21は、カラー画像の形成時、最終色の1つ前のトナー像が中間転写ベルト9に一次転写し終わるまで、一次転写されたトナー像への接触を回避すべく、中間転写ベルト9から離間している。
レジストローラ17は、不図示の記録材収納カセットから1枚ずつ取り出された記録材Pを待機させ、中間転写ベルト9のトナー像に先頭を一致させたタイミングで二次転写部T2へ送り込む。
濃度センサ23は、感光ドラム1の表面に形成されたトナー像に赤外光を照射して反射光を検知することにより、静電像に付着したトナー量に応じたアナログ電圧を出力する。
<定電圧の設定>
図2は一次転写ローラの構成の説明図、図3は画像形成装置の構成の詳細な説明図、図4は正規現像の説明図、図5は転写定電圧設定のフローチャートである。
図2に示すように、一次転写ローラ15は、導電性の芯金15aの外周面に弾性層15bを設け、弾性層15bにイオン導電物質を分散させて、1×10〜1×1010(Ω)程度の導電性を持たせている。
一次転写ローラは、弾性層の導電性の持たせ方により2種類に大きく分けられる。電子導電性の一次転写ローラは、弾性層に導電性フィラーを分散させたものであり、カーボンや金属酸化物等の導電性フィラーを分散させたEPDMローラやウレタンローラがある。一方、イオン導電性の一次転写ローラは、弾性層にイオン導電物質を含むものであり、ウレタン等の材料自身にイオン導電性を持たせたものや、界面活性剤をスポンジ状の弾性層15bに含浸又は分散させたものがある。
後者のイオン導電性の一次転写ローラは、抵抗値が環境の温度、湿度や積算通電量(使用時間)に応じて変動し易いので、印加する定電圧が一定不変だと、一次転写部T1に適正電流を供給できなくなり、転写効率が低下する可能性がある。
一次転写ローラ15は、後述するように、定電圧制御された電圧を用いて接触転写方式の一次転写を実行する。一次転写ローラ15は、感光ドラム1と中間転写ベルト9が形成する一次転写部T1に、感光ドラム1から中間転写ベルト9へトナー像を移動させるために必要な電荷量を供給する。
このため、一次転写ローラ15に印加される定電圧が低過ぎると、必要な電荷量を十分に供給できず、中間転写ベルト9に転写されるべきトナー像が感光ドラム1に残って転写効率が低下する。しかし、一次転写ローラ15に印加される定電圧が高過ぎると、帯電極性が反転して感光ドラム1へ逆転写されるトナーが増えてしまい、やはり転写効率が低下する。
従って、第1実施形態では、画像形成に先立つ前回転時に、一次転写ローラ15にステップ状の複数段階の電圧を印加して電流を検知し、検知結果に基づいて定電圧を設定している。これにより、一次転写ローラ15に印加される定電圧は、転写効率を高く確保できるごく限られた範囲に設定される。
電流検知回路A1は、電源D1が出力した電圧によって転写部T1に流れる電流に応じたアナログ電圧を制御部110に出力する。
制御部110は、電流検知回路A1の出力をAD変換して電流を検知して一次転写ローラ15に印加する電圧を制御する。
制御部110は、非画像形成時に、第1制御の一例として、電源D1を制御して一次転写ローラ15に複数段階の電圧を印加し、電流検知回路A1を通じて各段階での電流値を検知する。そして、制御部110は、一次転写ローラ15に印加する仮の定電圧を、検知結果に基づいて設定する。
具体的には、電源D1の出力電圧と感光ドラム1のベタ白部の明部電位Vlとの電位差が、一次転写ローラ15と記録材Pと感光ドラム1との直列抵抗に対して、適正電流を流し得るように、電源D1の出力電圧を設定する。これにより、気温や使用時間の累積に伴って、一次転写ローラ15の抵抗値が増大しても、適正電流を一次転写部T1に流し得るように、電源D1の出力電圧が設定される。
温度湿度センサ24は、画像形成装置100の筐体内の温度と湿度とを検知して、それぞれアナログ電圧信号で制御部110に入力する。
制御部110は、温度湿度センサ24の出力をAD変換して環境温度、環境湿度を検知し、絶対湿度(g/m)を演算する。
図3を参照して図4に示すように、第1実施形態の画像形成装置100では、静電像の露光部をベタ白部に残して非露光部にトナーを電気的に付着させる正規現像によってトナー像を形成する。
感光ドラム1は、表面にアモルファスシリコンの感光層を形成して正極性の帯電極性を付与しており、帯電後の露光によって放電して表面電位を低下させる。これに対して、現像装置8のイエロー現像器8Yに充填されたトナーは、帯電極性が負極性である。
イエロー現像器8Yは、磁性キャリアに混合して負極性に帯電し、現像スリーブS8に薄層状態で担持されたトナーを感光ドラム1に対してわずかな隙間を介して対向させ、カウンタ方向に回転させる。
電源D3は、正極性の直流電圧Vdcに交流電圧を重畳した現像電圧を現像スリーブS8に出力する。これにより、現像スリーブS8に担持されたトナーが電気的に感光ドラム1の表面へ移動し、直流電圧Vdcよりも正極性に帯電した非露光部へ選択的に付着する。負極性に帯電したトナーは、直流電圧Vdcよりも負極性に帯電した露光部には、電気的に反発して付着しない。
直流電圧Vdcと明部電位Vlとの差は、かぶり取り電圧Vbackと呼ばれ、磁性キャリアが感光ドラム1に付着したり、露光部にトナーが付着したりしないように、一定値が確保される。かぶり取り電圧Vbackは、絶対湿度、温度、雰囲気等の環境条件や各色トナーの区別によらず一定の値であっても問題が無いことが多い。
一方、直流電圧Vdcと暗部電位Vdとの差は、現像コントラストVcontと呼ばれ、非露光部に付着するトナー量を調整して画像濃度を再現するために、記録材の種類や環境湿度等に応じて設定される。
イエロー現像器8Yで用いられる帯電したイエロートナーは、トナーの単位質量当たり帯電量(以下Q/Mと略称する)と、現像コントラストVcontに応じた濃度で感光ドラム1に現像される。トナーは、環境条件等によってQ/Mが変化するので、同量のトナーを感光ドラム1に現像させるためには、環境条件に応じて現像コントラストVcontを調整する必要がある。
すなわち、トナーのQ/Mが低くなる高湿度環境では小さい現像コントラストVcontを設定し、Q/Mが高くなる低湿度環境では大きい現像コントラストVcontを設定する必要がある。
また、同じ湿度環境でも、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーでは、それぞれQ/Mが異なるので、各色ごとに適正な現像コントラストVcontを設定する必要がある。
電位センサ22は、感光ドラム1の表面電位に応じたアナログ電圧出力を制御部110に入力する。
制御部110は、電位センサ22の出力をAD変換して電位を検知し、表面電位の検知結果に基づいて電源D4を制御して、感光ドラム1の表面を正極性の暗部電位Vdに帯電する。
露光装置3は、レーザ光源3aから射出したレーザビームを回転ミラー3bで走査し、ミラー3eを介して感光ドラム1の表面を走査露光する。光学系3cは、感光ドラム表面に光源像を結像してビームスポットを形成する。暗部電位Vdに帯電した感光ドラム1の表面は、レーザビームの照射を受けて放電し、明部電位Vlまで電位を低下させる。
制御部110は、非画像形成時に、第2制御の一例として、感光ドラム1の表面を一定の暗部電位Vdに帯電させた状態で、露光装置3を制御して、露光強度を複数段階に異ならせたベタ白画像を露光する。制御部110は、一次転写ローラ15に仮の定電圧を印加した状態で、帯電装置2及び露光装置3の出力状態を一次転写ローラ15の周長よりも長く一定に継続して段階的に変化させる。
制御部110は、電位センサ22を通じて各段階の露光強度での表面電位を検知し、表面電位の検知結果に基づいて、明部電位Vlが環境湿度とトナー種類とに応じた所定電位となるようなレーザ光源3aの駆動電圧を設定する。感光ドラム1のベタ黒部の暗部電位Vdと電源D3の直流電圧Vdcとを固定した状態で、露光強度によってベタ白部の明部電位Vlを調整する。一定のかぶり取り電圧Vbackとトナーの帯電量に応じた現像コントラストVcontとを加算した潜像コントラストを確保できる露光強度を設定する。静電像の暗部電位Vdに画像濃度が所定濃度に再現できるだけのトナー量が付着して現像コントラストVcontが打ち消されるように、露光強度を設定する。
制御部110は、仮の定電圧の設定に続いてレーザ光源3aの駆動電圧の設定を行う。制御部110は、第3制御の一例として、露光強度を異ならせて表面電位を検知している際にも、電源D1から仮の定電圧を一次転写ローラ15に出力させ続けて、電流検知回路A1を通じて電流を検知する。そして、制御部110は、このとき得られた電圧−電流データを用いて当初の仮の定電圧を補正して、最終の定電圧の一例である、トナー像を一次転写する際に一次転写ローラ15に印加する本番の定電圧を設定する。
これにより、一次転写ローラ15に印加する電圧の刻み幅を小さくすることなく、また、印加する電圧の数を増やすことなく、トナー像の転写時に一次転写部T1を流れる電流の制御の精度を高めている。
図3を参照して図5に示すように、制御部110は、画像形成ジョブを受信すると、感光ドラム1及び中間転写ベルト9の前回転を開始する(S11)。
続いて、制御部110は、記憶装置109から前回の画像形成時に適用した各種設定を読み出して感光ドラム1をベタ白電位に帯電させる(S12)。ベタ白電位でないと、感光ドラム1にトナー像が形成されて中間転写ベルト9に一次転写され、トナーが無駄に消費されてトナー像が通過する各部に付着するからである。
続いて、制御部110は、一次転写ローラ15に印加する電圧を3段階に変化させて、それぞれの電圧にて、電流検知回路A1により電流値を検知する(S13)。
続いて、制御部110は、印加した3段階の電圧と検知された3段階の電流値とを用いて仮の定電圧を設定して一次転写ローラ15に印加する(S14)。
続いて、制御部110は、レーザ光源3aの出力を3段階に変化させて、それぞれの露光強度にて、電位センサ22により表面電位を検知する(S15)。このとき、並行して、それぞれの明部電位Vlにて、電流検知回路A1により電流値を検知する(S15)。
続いて、制御部110は、3段階の露光強度と検知された3段階の潜像コントラストとを用いて、画像形成時のレーザ光源3aの駆動電圧を設定する(S16)。
続いて、制御部110は、表面電位の測定に付随して取得した電圧−電流データを用いて、仮の定電圧を補正して、トナー像を一次転写する際に電源D1から一次転写ローラ15へ印加する定電圧を設定する(S17)。
その後、ジョブが終了するまで(S19のYES)、画像形成を繰り返す(S18)。
<実施例1>
図6は実施例1における各種電圧印加のタイムチャート、図7は一次転写ローラに印加する仮の定電圧の設定の説明図、図8は静電像の電位測定に付随して得られる電圧−電流データの説明図である。図9は各色トナー像に対する定電圧の説明図である。
第1実施形態の制御の一例である実施例1を以下に具体的に説明する。第2色〜第4色のトナー像ついては第1色のイエローのトナー像に関する手順が同様に繰り返されるので、以下では、第1色のイエローのトナー像の形成条件及び一次転写条件の設定について詳細に説明する。
図3を参照して図6に示すように、時刻t0で感光ドラム1が前回転を開始して時刻t1でイエローのベタ白画像の形成が開始される。制御部110は、記憶装置109から読み出した前回の帯電電圧、露光強度、現像電圧に基づいて帯電装置2、露光装置3、電源D3を制御する。これにより、感光ドラム1にイエローのベタ白画像に相当する静電像(感光ドラム1をベタ白電位に帯電させるのみで記録材への転写は行わない)を形成して、中間転写ベルト9等に対するイエロートナーの不必要な付着を回避する。
続いて、時刻t2から時刻t3まで、一次転写ローラ15に電圧V1、V2、V3を順番に印加して、矢印で示す電位差(印加電圧とベタ白画像とのコントラスト)に応じて転写部T1を流れる電流を、電圧検知回路A1により検知する。
このとき、感光ドラム1の一回転ごとに電圧を変化させ、一次転写ローラ15の1/10周ごとの10箇所で電流値を検知し、平均して各電圧V1、V2、V3での電流値とする。これは、一次転写ローラ15の一周における抵抗値のばらつきに起因する定電圧の設定誤差を減らすためである。
また、定電圧を必ずV1〜V3の範囲内で設定できるように、電圧V1、V2、V3の刻み幅は、500〜1000Vと大きく設定してある。これは、一次転写ローラ15の抵抗変動が大きくて、適正な電流を得るための定電圧を予測しにくいからである。実施例1では、V1=1500、V2=2000、V3=2500とした。
図7に示すように、電圧V1、V2、V3での電圧(印加電圧とベタ白画像とのコントラスト)−電流データを内挿補間して、イエローのトナー像の適正電流Iytに対応する仮の定電圧Vytを求める。適正電流Iytは、制御部110の記憶装置109に予め準備されたデータテーブルから、トナーの種類と環境湿度とで参照して選択される。
このときに重要なのは、適正電流Iytに相当する仮の定電圧Vytが3つの電圧の範囲内(内挿領域)に設定されることである。3つの電圧−電流データの外挿領域では、仮の定電圧Vytの設定誤差が著しくなるからである。
図3を参照して図6に示すように、続く時刻t4から時刻t5まで、仮の定電圧Vytを一次転写ローラ15に印加した状態で、露光量を3段階に変化させて、電位センサ22により各段階での明部電位Vlを検知する。このときも、感光ドラム1の一周ごとに露光量を切り替えて、一次転写部T1を通過する等電位面の長さを、定電圧設定の場合と揃えている。
実施例1では、帯電装置2によって帯電された暗部電位Vdを+500Vの一定電位に固定し、図3に示す現像コントラストVcontの目標値を200V、かぶり取り電圧Vbackの目標値を150Vとした。
このとき、ベタ白の明部電位Vlとベタ黒の暗部電位Vdとの電位差である潜像コントラストは、200V+150V=350Vとなる。ベタ白の明部電位Vlは、500V−350V=+150Vとなる。イエロー現像器8Yの現像スリーブ8Sに印加する現像電圧の直流電圧Vdcは、150V+200V=350Vに設定される。
制御部110は、一定電位の暗部電位Vd=500Vに対して、明部電位Vlの目標値がそれぞれVl1=+100V、Vl2=+150V、Vl3=+200Vとなるように、レーザ光源3aの露光出力Lp1、Lp2、Lp3を設定する。露光出力Lp1、Lp2、Lp3に対応するレーザ光源3aの駆動電圧の設定値が、記憶装置109に予め準備されたデータテーブルから環境湿度とトナーの種類とで参照して選択される。
制御部110は、続いて、実際に露光出力Lp1、Lp2、Lp3の3段階でイエローのベタ白画像を形成して、電位センサ22により表面電位を実測する。制御部110は、このようにして得られた3段階の露光出力−表面電位実測値の関係を内挿補間して、実測値が明部電位Vl=+150Vとなる露光出力を求める。実測値が明部電位Vl=+150Vとなるレーザ光源3aの駆動電圧をイエローの画像形成におけるレーザ光源3aの駆動電圧として設定する。
また、時刻t4から時刻t5までには、並行して、電位センサ22で検知し終えた用済みの明部電位Vl面を利用して、一次転写部T1における電圧−電流データが取得される。
露光出力Lp1、Lp2、Lp3で露光された明部電位Vl1、Vl2、Vl3の面が、一次転写ローラ15に仮の定電圧Vytを印加した一次転写部T1を順番に通過する。このとき、矢印で示す電位差(印加電圧とベタ白画像とのコントラスト)に応じて転写部T1を流れる電流を電流検知回路A1により検知する。
制御部110は、明部電位Vl1の面に接する一次転写ローラ15の1/10周ごとの10箇所で、電流検知回路A1により電流値を検知し、平均して明部電位Vl1での電流値とする。同様にして、明部電位Vl2、Vl3での電流値が取得される。これにより、電圧V1、V2、V3の刻み幅よりも小さい刻み幅の3個の電圧(印加電圧とベタ白画像とのコントラスト)−電流データが新たに追加される。
露光出力Lp1、Lp2、Lp3で露光した表面電位の実測値がそれぞれVl1=100V、Vl2=150V、Vl3=200Vとなったとする。仮の定電圧ΔVytの設定時における明部電位Vlの実測値を130Vとすると、印加電圧とベタ白画像とのコントラストは、それぞれΔVyt+30V、ΔVyt−20V、ΔVyt−70Vとして図7の3個の電圧−電流データに加えられる。
図8に示すように、このとき、3個の電圧−電流データは、電圧V2と電圧V3との間の空白領域に配列して、仮の定電圧Vytの近傍における電圧−電流の関係をより詳細に表現している。
そこで、露光出力Lp1、Lp2、Lp3で得られた3個の電圧−電流データを内挿補間して、イエローのトナー像の適正電流Iytに対応する新しい定電圧ΔVytを求める。
しかし、その後、上述したレーザ光源3aの出力設定が実施されると、仮の定電圧Vytの設定時とは明部電位Vlが違ってくる。このため、レーザ光源3aの出力調整の前後における明部電位Vlの差分だけ図8のX軸をシフトして、仮の定電圧Vyt及び新しい定電圧ΔVytを補正する必要がある(図6参照)。
そこで、新しい定電圧ΔVytを、次式により補正する。
ΔVytの補正値=(レーザ光源3aの出力設定後のベタ白の明部電位Vl)−(仮の定電圧Vyt設定時のベタ白の明部電位Vl)+新しい定電圧ΔVyt
例えば、実施例1において、レーザ光源3aの出力設定後のベタ白の明部電位Vlの実測値が+150V、仮の定電圧Vyt設定時のベタ白の明部電位Vlの実測値が+130V、図8で求めたΔVyt=2130Vだとする。このとき、
150−130+2130=2150V
を、一次転写ローラ15に印加するように設定する。
以上説明した定電圧の設定及びレーザ光源3aの露光出力の設定を、残りのマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像に対しても同様に繰り返す。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーは、それぞれ帯電量及び濃度が異なるので、同一濃度を発現させるための現像コントラストVcontが異なる。これにより、感光ドラム1に形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像のトナー載り量も違ってくる。
図9に示すように、ばらばらなトナー載り量に対応して、適正電流Iyt、Imt、Ict、Iktがそれぞれ異なり、設定される定電圧ΔVyt、ΔVmt、ΔVct、ΔVktもそれぞれ違ってくる。このようにすることで、一次転写ローラ15の抵抗が環境湿度や使用時間の累積に伴って変動しても、また、各色トナーの適正な明部電位Vlが異なっていても、各色トナー像を高い転写効率で一次転写できる。
<比較例1>
図10は比較例1における明部電位を100Vとした場合の説明図、図11は明部電位を150Vに変更する制御の説明図である。図12は3つの電圧−電流データで定電圧を設定した場合の説明図、図13は4つの電圧−電流データで定電圧を設定した場合の説明図である。
比較例1では、実施例1とは逆に、レーザ光源の露光出力を含むトナー像の形成条件を一通り設定した後に、独立して、トナー像の一次転写条件(一次転写ローラに印加する定電圧)を設定する。比較例1は、制御の違いを除けば、画像形成装置の機械構成は実施例1と同じであるので、図3を参照して説明する。
図3に示すように、制御部110の記憶装置109には、環境湿度と各色トナーとの組み合わせごとの適正な現像コントラストVcontのデータが予め記憶されているものとする。
制御部110は、トナー像の形成条件の設定に先立たせて、環境湿度とトナー色とで記憶装置109を参照して、現像コントラストVcontを選択する。
前回転が開始されると、確実にベタ白の明部電位が形成される露光出力でレーザ光源3aを作動させた状態で、電位センサ22による電位検知結果が所定の暗部電位Vdになるように電源D4を制御して感光ドラム1を帯電させる。
そして、レーザ光源3aの露光強度を調整して、現像コントラストVcontを実現するための明部電位Vlを設定する。ここでは、例として、イエロートナーで現像する際の明部電位Vlが+150Vの場合を説明する。
図3を参照して図10に示すように、帯電装置2によって、感光ドラム1の表面は、イエローのトナー像が現像されるベタ黒の暗部電位Vd=+450Vに帯電される。そして、イエローのトナー像を現像させない領域は、露光装置3によってベタ白の明部電位Vl=+100Vに除電する。また、電源D3は、直流電圧Vdc=+250Vに交流電圧を重畳した現像電圧を印加する。
次に、現像コントラストVcontの調整分だけレーザ光源3aの露光出力を調整して明部電位Vlを変動させる。このとき、明部電位Vlの変動分だけ直流電圧Vdcを変動させてかぶり取り電圧Vbackを一定に保つ。例として現像コントラストVcont=200Vを150Vに調整する場合を説明する。
図3を参照して図11に示すように、暗部電位Vdを+450Vのままにして、電位センサ22で検出されるベタ白の明部電位Vlが150Vになるまで、レーザ光源3aの駆動電圧を下げて露光出力を低下させる。
その後、直流電圧Vdcを50V分だけ上昇させて+300Vにすることにより、かぶり取り電圧Vbackは、150Vのままで、現像コントラストVcontを200Vから150Vに調整する。
また、別の手法としては、実施例1と同様に、レーザ光源3aの露光強度を予め設定された複数段階に変化させて、各段階での感光ドラム1の表面電位を電位センサ22にて検知する。これにより、例えば、明部電位Vlを概略+100Vから200Vまでの範囲にて、50V刻みで変化させた4段階のベタ白電画像を形成する。そして、各段階でのレーザ光源3aの駆動電圧と電位の実測結果との関係から、電位センサ22で検出されるベタ白の明部電位Vlが150Vに相当する駆動電圧を求めてレーザ光源3aに設定する。
いずれにせよ、暗部電位Vd、明部電位Vlの設定が終了すると、制御部110は、一次転写ローラ15に印加する定電圧の設定を開始する。設定し終えた明部電位Vl=150Vのベタ白画像を形成している状態で、電源D1から一次転写ローラ15へ定電圧制御された電圧800V、1200V、1600Vを印加させる。
実施例1と同様に、感光ドラム1が1回転する間は一次転写ローラ15に同一電圧を印加し続け、一次転写ローラ15の一周上の10箇所にて電流検知回路A1によって電流を検知して平均することにより各電圧での電流を求める。
図12に示すように、制御部110は、一次転写ローラ15に印加する電圧と一次転写部T1に流れる電流との関係を求め、適正電流35μAに対応する1400Vを定電圧として設定する。
同様にして、マゼンタトナー像を形成する際のレーザ光源3aの露光出力等を設定した後に、マゼンタトナー像を一次転写する際に一次転写ローラ15に印加する定電圧を設定する。ただし、上述したように、適正電流は他色のトナー像の場合とは異なるので、定電圧も他色のトナー像の場合とは異なる。
同様にして、シアントナー像を形成する際のレーザ光源3aの露光出力等を設定した後に、シアントナー像を一次転写する際に一次転写ローラ15に印加する定電圧を設定する。ただし、上述したように、適正電流は他色のトナー像の場合とは異なるので、定電圧も他色のトナー像の場合とは異なる。
同様にして、ブラックトナー像を形成する際のレーザ光源3aの露光出力等を設定した後に、ブラックトナー像を一次転写する際に一次転写ローラ15に印加する定電圧を設定する。ただし、上述したように、適正電流は他色のトナー像の場合とは異なるので、定電圧も他色のトナー像の場合とは異なる。
以上の制御を通じて4種類のトナー像形成条件と、4種類の定電圧との設定が完了すると、前回転から画像形成に移行して、画像形成のためのトナー像形成と一次転写とが実行される。
比較例1では、図12に示すように、800V、1200V、1600Vの3つの電圧−電流データを用いるので、800V、1600Vの2つの電圧−電流データを用いる場合よりも適正電流35μAに近い電流が流れる定電圧を設定できる。
しかし、破線で示す電圧−電流の関係から見ると、800V、1200V、1600Vの3つの電圧−電流データでは誤差ΔVを生じている。
図13に示すように、1200Vと1600Vとの間に1350V、1450Vの電圧−電流データを取得できれば、破線で示す電圧−電流の関係を正確に追跡して、図12に示す誤差ΔVを解消できる。
しかし、この場合、電圧1段階につき感光ドラム1の1回転を維持すると、イエロー1色について2回転、4色合計では8回転の前回転を追加する必要がある。このため、前回転を開始してから実際の画像形成が開始されるまでに時間がかかり過ぎて画像形成装置100の生産性が向上しない。
これに対して実施例1では、トナー像形成条件の設定に先立たせて仮の定電圧を設定し、トナー像形成条件の設定に付随して得られる電圧−電流データを用いて仮の定電圧を補正する。このため、定電圧の設定に係る前回転の回数を増やすことなく、図13に示す1350V、1450Vで電圧−電流データを取得した場合に匹敵する正確な定電圧の設定が可能である。
第1実施形態では、現像コントラストVcontの調整と並行して一次転写ローラ15に印加する定電圧の調整を行うので、画像形成装置100の生産性を落とさずに、より精度の高い定電圧の設定ができる。図7に示す3つの電圧−電流データから求めていた定電圧を、図8に示す6つの電圧−電流データから求めることができる。
また、500〜1000Vの大きな刻み幅で電流を検知して設定した仮の定電圧Vytを用いて、明部電位Vlの違いによる電圧−電流データを取得するので、仮の定電圧Vytの近傍に追加の電圧−電流データを確保できる。500〜1000Vの大きな刻み幅で適正電流Iytに対する定電圧の当たりをつけて、現像コントラストVcontの調整に伴う小さな電圧差による詳細な定電圧の調整を行う。
図8に示すように、電圧V2、V3の電圧−電流データを単純に内挿補間して適正電流Iytに対応する定電圧を求めると、点線で示す適正な定電圧−電流曲線に比較してΔVの誤差が発生する。
これに対して、第1実施形態では、仮の定電圧Vytに対して、露光出力Lp1、Lp2、Lp3で細かく明部電位Vlを振って、一次転写部T1の電圧−電流データを取得するので、より正確に定電圧を設定できる。これにより、転写効率の高い、転写不良の少ない高品質な画像形成が可能となる。
現像コントラストVcontの設定と並行して一次転写ローラ15に印加する定電圧の設定を行うので、画像形成装置100の生産性を落とさずに、精度の高い定電圧を設定できる。
一次転写ローラ15に3段階の電圧を印加して得た3つの電圧−電流データを用いて適正電流Iytに対する定電圧の当たりをつけて、現像コントラストVcont調整時に、小さい刻み幅の電圧−電流データを補間的に利用する。このため、詳細な定電圧の調整が可能である。
コントラスト電位制御静電像の形成条件の設定時に用いる表面電位の刻み幅は、転写部材に印加する定電圧の設定時に用いる電圧の刻み幅に比べて小さいため、取得された電圧/電流データは精度の高い補間演算が可能である。
従って、大まかに設定された定電圧の近傍を詳細な電圧/電流データで補間して転写定電圧の設定精度を高めることができる。電圧/電流データは、静電像の形成条件の設定時に副産物として取得されるので、定電圧の近傍で転写部材に印加する電圧を振って電圧/電流データを取得する必要が無い。
<第2実施形態>
図14は第2実施形態の画像形成装置における定電圧の設定のタイムチャート、図15は各色トナーに対する仮の定電圧の設定の説明図である。第2実施形態は、制御の違いを除けば画像形成装置の機械構成は実施例1と同じであるので、図3〜図9を参照して説明する。
図3を参照して図6に示すように、第1実施形態では、トナーの各色ごとに仮の定電圧Vytの設定と、トナー像の形成条件の設定と、仮の定電圧Vytの補正とを行った。つまり、3段階の電圧を一次転写ローラ15に印加してそれぞれの電圧で電流を測定する制御を4回繰り返した。
これに対して、3段階の電圧を一次転写ローラ15に印加してそれぞれの電圧で電流を測定する制御を1回行った後、個別のトナー像の形成条件の設定と仮の定電圧Vytの補正とを4回繰り返す。これにより、感光ドラム1の前回転を3色×3回転=9回転減らした。
図3を参照して図14に示すように、第2実施形態では、制御部110は、電源D1から一次転写ローラ15に印加する電圧を、感光ドラム1の1回転ごとに段階的に変化させる。そして、各電圧で一次転写部T1に流れる電流を、電流検知回路A1により検知し、3つの電圧−電流データを内挿補間して、適正電流に対応する仮の定電圧Vytを設定する。
そして、一次転写ローラ15に仮の定電圧Vytを印加した状態で、イエローのトナー像形成におけるレーザ光源3aの露光強度を設定する。
制御部110は、第2制御の一例として、レーザ光源3aの露光強度を感光ドラム1の1回転ごとに段階的に変化させて、電位センサ22により各露光強度での感光ドラム1の表面電位を実測する。そして、制御部110は、3つの露光強度−表面電位測定値データを用いて、トナー種類と環境湿度とに応じた所定の現像コントラストを確保できるように、イエローのトナー像形成時のレーザ光源3aの駆動電圧を設定する。
また、制御部110は、第3制御の一例として、各露光強度の表面電位に対応して一次転写部T1に流れる電流値を測定して、仮の定電圧Vytの近傍に電圧の刻み幅の狭い3つの電圧−電流データを取得する。
図8に示すように、新しい3つの電圧−電流データを用いて仮の定電圧Vytを補正して、イエロートナー像を一次転写する際に一次転写部T1に適正電流が流れる定電圧を設定する。
図15に示すように、制御部110は、同じ3つの電圧−電流データを用いて、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれ異なる適正電流に対応させて、仮の定電圧Vmt、Vct、Vktも算出する。これにより、マゼンタ、シアン、ブラックにおけるレーザ光源の露光強度の設定に付随して得られる3つの電圧−電流データは、仮の定電圧Vmt、Vct、Vktに対してほぼ一定に分散する。
一次転写ローラ15に仮の定電圧Vmtを印加した状態で、イエローの場合と同様に、マゼンタのトナー像形成におけるレーザ光源3aの露光強度を設定する。そして、付随して得られる新しい3つの電圧−電流データを用いて、仮の定電圧Vmtを補正して、マゼンタトナー像を一次転写する際に一次転写部T1に適正電流が流れる定電圧を設定する。
同様な処理と設定とを、シアントナー、ブラックトナーについても繰り返して、各色ごとに適正化されたレーザ光源3aの露光強度と一次転写ローラ15に印加する定電圧とが設定される。
すなわち、第2実施形態は、共通の像担持体に形成された静電像をそれぞれ現像可能な複数の現像手段を備え、共通の仮の定電圧を設定する制御に引き続いて、個別の現像手段に適合させた静電像設定の制御を実行する。そして、個別の静電像設定の過程における電流の測定結果に基づいて補正された個別の最終の定電圧が、それぞれのトナー像の転写に際して転写部材に印加される。
<第3実施形態>
第1実施形態、第2実施形態では、静電像の非露光部にトナー像を付着させる正規現像の実施形態を説明した。しかし、静電像の露光部にトナー像を付着させる反転現像の画像形成装置においても、第1実施形態、第2実施形態と同様に、仮の定電圧を設定した後に帯電電圧、露光出力を設定する過程で転写部において刻み幅の狭い電圧−電流データを採取できる。これにより、前回転の回数を増やすことなく、転写部材に印加する定電圧の設定精度を高めることができる。
すなわち、反転現像であっても、画像濃度調整時にベタ白部電位である非露光部電位を感光ドラム帯電量を変化させて調整する場合、第1実施形態、第2実施形態と同様の効果がある。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 一次転写ローラの構成の説明図である。 画像形成装置の構成の詳細な説明図である。 正規現像の説明図である。 転写定電圧設定のフローチャートである。 実施例1における各種電圧印加のタイムチャートである。 一次転写ローラに印加する仮の定電圧の設定の説明図である。 静電像の電位測定に付随して得られる電圧−電流データの説明図である。 各色トナー像に対する定電圧の説明図である。 比較例1における明部電位を100Vとした場合の説明図である。 明部電位を150Vに変更する制御の説明図である。 3つの電圧−電流データで定電圧を設定した場合の説明図である。 4つの電圧−電流データで定電圧を設定した場合の説明図である。 第2実施形態の画像形成装置における定電圧の設定のタイムチャートである。 各色トナーに対する仮の定電圧の設定の説明図である。
符号の説明
1 像担持体(感光ドラム)
2 帯電手段(帯電装置)
3 露光手段(露光装置)
7 定着装置
8 現像手段(現像装置)
8Y イエロー現像器
9 中間転写体(中間転写ベルト)
15 転写部材、回転体(一次転写ローラ)
22 電位検知手段(電位センサ)
100 画像形成装置
108 操作パネル
109 記憶装置、ROM
110 定電圧制御、静電像電位制御(制御部)
A1 電流検知手段(電流検知回路)
D1 電源
P 記録材
T1 転写部(一次転写部)
T2 二次転写部

Claims (5)

  1. 像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記表面を露光して静電像を形成する露光手段と、
    露光された前記表面の電位を検知する電位検知手段と、
    転写媒体を介して前記像担持体に圧接して転写部を形成する転写部材と、
    前記転写部材に電圧を印加して、前記像担持体から前記転写媒体へトナー像を転写させる電源と、
    前記電圧によって前記転写部を流れる電流を検知する電流検知手段と、を備える画像形成装置において、
    前記電源によって前記転写部材に電圧を印加した状態で、前記電流検知手段によって電流を検知し、検知結果に基づいて前記転写部材へ印加する仮の定電圧を設定する第1制御と、
    前記帯電手段及び前記露光手段を制御して前記表面に形成した前記静電像の表面電位を前記電位検知手段によって検知し、検知結果に基づいて前記静電像の電位を設定する第2制御と、
    前記転写部材に前記仮の定電圧を印加した状態で、前記第2制御によって前記表面電位を形成された前記表面が前記転写部を通過する際の前記電流を前記電流検知手段によって検知し、検知結果に基づいて前記転写媒体へトナー像を転写する際に前記転写部材へ印加される最終の定電圧を設定する第3制御と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材は、前記像担持体と同一方向に表面を移動させて回転する転写回転体であって、
    前記第1制御は、前記転写部材に印加する電圧を前記転写回転体の周長よりも長く一定に継続して段階的に変化させ、
    前記第2制御は、前記転写部材に前記仮の定電圧を印加した状態で、前記帯電手段及び前記露光手段の出力状態を前記周長よりも長く一定に継続して段階的に変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記仮の定電圧は、段階的に変化させた複数の電圧の範囲内に設定され、
    前記第2制御によって形成される複数段階の表面電位の刻み幅は、前記第1制御によって前記転写部材に印加される複数の電圧の刻み幅よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記静電像は、非露光部にトナーを電気的に付着させる正規現像によってトナー像に現像され、
    前記複数段階の表面電位は、前記帯電手段が前記表面を一定電位に帯電させる状態で、前記露光手段が露光強度を段階的に変化させて形成されることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 共通の前記像担持体に形成された前記静電像をそれぞれ現像可能な複数の現像手段を備え、
    前記第2制御は、共通の前記仮の定電圧を前記転写部材に印加した状態で、前記複数の現像手段のそれぞれに適合させた個別の静電像の電位を設定し、
    前記第3制御は、前記個別の静電像の電位を設定した際のそれぞれの検知結果に基づいて、前記複数の現像手段のそれぞれに適合させた複数の最終の定電圧を設定することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の画像形成装置。
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