JP5962468B2 - 車両用発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用発電機に関する。
車両用発電機は、界磁巻線に流れる電流(界磁電流)を調節して供給電力を制御している。このため、界磁巻線は、ブラシを介して直列にスイッチが接続されて電源(バッテリ)につながっている。このスイッチには、半導体素子が用いられ、制御回路とともにICレギュレータ(発電制御装置)に内蔵されている。このようなICレギュレータにおいては、界磁巻線の両端が電気的に短絡故障を起こした場合に、ICレギュレータ自身を保護するために、短絡保護の対策がなされている。
短絡保護の従来技術としては様々な手法が知られている。例えば、スイッチに流れる電流が正常時より多い所定値を越えたときに一定時間スイッチをオフすることにより、過電流を制限する「充電発電機の界磁コイル短絡保護回路」が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、この充電発電機は、固定子巻線に誘導される電圧を利用してチャージランプを消灯させる発電検出部を有している。界磁巻線の短絡故障が起きると界磁電流が流れなくなることから、エンジンによって回転子が回転駆動されても車両用発電機は発電せず、発電検出部がチャージランプを消灯させることができなくなり、発電異常を運転者に知らせることが可能となる。
このように、ICレギュレータは、正常な発電状態を維持するために必要な電圧制御機能のみならず、保護や警報の機能を内蔵し、高機能化がすすめられている。また、デジタル技術を使って機能を集積化し、低コスト化を図っている。
特開昭59−175334号公報
ところで、特許文献1に開示された充電発電機では、短絡保護回路による保護動作中に、チャージランプの表示(点灯)状態が安定しなくなるという問題があった。その原因の一つに、短絡保護動作中におけるスイッチのオンオフで車両用発電機の出力端子に現れるスイッチングノイズが、発電検出部の入力段に電気的な干渉を及ぼすことにあることが、本出願の発明者による研究でわかってきた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、短絡保護動作中に現れるスイッチングノイズの影響を回避することができ、デジタル化に適した警報動作を行うことができる車両用発電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用発電機は、界磁巻線、固定子巻線、整流器、発電制御装置を備える。界磁巻線は、回転子の界磁極に巻装されている。固定子巻線は、固定子の固定子鉄心に巻装されている。整流器は、固定子巻線に誘起された起電力を直流に変換するとともに両端が充電線を介してバッテリに接続されている。発電制御装
置は、整流器の両端から界磁巻線を接続する端子間に供給される電流をスイッチ手段を断続することにより調節する。また、発電制御装置は、界磁巻線を接続する端子間に短絡故障が生じたときに界磁巻線に流れる電流よりも大きな過電流を検知した後に、界磁巻線に直列接続されたスイッチ手段を遮断するフィードバック制御を行う短絡保護手段と、短絡保護手段によるフィードバック制御を開始してから所定時間後に警告を行う警報手段とを有する。
過電流を制限していないときのフィードバック制御のない定常状態から、過電流を制限しているフィードバック制御のある定常状態へ移る制御状態の遷移を利用し、安定した状態に移り変わったことを見極めるための所定時間を設けることで、フィードバック制御の状態遷移を容易に判定でき、短絡保護動作中に現れるスイッチングノイズの影響を回避しながら、界磁巻線が接続された端子間に生じた短絡故障について直接的に警報することが可能となる。
一実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 短絡故障発生前後の動作タイミング図である。 短絡故障発生時の動作タイミング図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、一実施形態の車両用発電機1は、界磁巻線11、固定子巻線12、整流器13、発電制御装置2、コンデンサ3を含んで構成されている。
界磁巻線11は、界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成し、後述する界磁制御回路20からF端子を介して通電されて磁界を発生する。
固定子巻線12は、多相巻線(例えば、三相巻線)であって、固定子鉄心(図示せず)に巻装されて固定子を構成している。この固定子巻線12は、界磁巻線11の発生する磁界の変化によって起電力を発生する。固定子巻線12に誘起される交流出力が整流器13に供給される。また、固定子巻線12の一相の交流出力が、P端子を介して後述する警報回路22に入力される。
整流器13は、固定子巻線12に誘起された起電力(交流電力)を全波整流して直流に変換する。この整流器13の出力が車両用発電機1の出力として外部に取り出され、バッテリ4や電気負荷(図示せず)に充電線5(インダクタンスを含む特性インピーダンスを有する)を介して接続される。コンデンサ3は、整流器13の両端に接続される。
車両用発電機1の出力は、エンジン(図示せず)によって駆動される回転子の回転数や出力電圧あるいは界磁巻線11に流れる界磁電流に応じて変化する。この出力電圧や界磁電流は、発電制御装置2によって制御される。
発電制御装置2は、界磁制御回路20、警報回路22を含んで構成されているとともに、整流器13の両端から界磁巻線11に供給される電流をスイッチ素子212を断続することにより調節する。
界磁制御回路20は、スイッチ駆動回路211、スイッチ素子212、過電流制限回路213を有する短絡保護回路21と還流素子214とを含んで構成されている。スイッチ駆動回路211は、制御信号V1(例えば、車両用発電機1の出力電圧を調整する信号)が入力され、スイッチ素子212のゲートを駆動するための信号を出力する。
スイッチ素子212は、例えば電流検出機能付きのパワーMOSFETを用いて構成されており、ゲート(G)がスイッチ駆動回路211の出力端に接続され、ドレイン(D)が車両用発電機1の出力端子(B端子)に接続されている。また、一方のソース(S1)が還流素子214を介して車両用発電機1の出力端子(E端子)を介してエンジンブロック(図示せず)に接続されている。他方のソース(S2)が過電流制限回路213の入力端に接続されている。さらに、スイッチ素子212のソース(S1)と還流素子214との接続部は、F端子を介して界磁巻線11に接続され、スイッチ素子212がオンされると界磁巻線11に電流が供給され、オフされるとこの電流の供給が停止される。また、ソース(S1)に流れる電流I1の大きさは、ソース(S2)に流れる電流I2の大きさをm倍した値となる。
過電流制限回路213は、電流I2(=I1/m)が入力され、制限信号Vaをスイッチ駆動回路211へ出力する。還流素子214は、界磁巻線11と並列に接続されており、スイッチ素子212がオフされたときに、界磁巻線11に流れる電流を還流させる。
警報回路22は、短絡監視回路221、オア回路222、警報出力回路223、発電検出回路225を含んで構成されている。短絡監視回路221は、入力端が過電流制限回路213の出力端に接続され、出力端がオア回路222の一方の入力端に接続されている。短絡監視回路221は、LPF2211、遅延器2212を有する。LPF2211は、RC回路によって構成され、入力信号の低域成分を通過させる。また、遅延器2212は、RC遅延回路またはデジタル遅延回路で構成され、入力信号を遅延させて出力する。
オア回路222の2つの入力端の一方には短絡監視回路221の出力端が、他方には発電検出回路225の出力端がそれぞれ接続され、出力端が警報出力回路223の入力端に接続されている。
警報出力回路223は、警告灯224(例えば、チャージランプ)に接続されている。発電検出回路225は、固定子巻線12と整流器13に接続されており、エンジンによって回転駆動された回転子の動きにより固定子巻線12に誘導される起電力の大きさ、または、周波数(周期)を検出する。発電検出回路225は、検出した起電力の大きさ等と所定の大きさまたは周波数(周期)との比較結果に基づいて、起電力の発生がないときにH信号(ハイレベルの信号)を、起電力の発生が正常になされたときにL信号(ローレベルの信号)を、オア回路222の一方の入力端に入力する。
上述したスイッチ素子212がスイッチ手段に、短絡保護回路21が短絡保護手段に、警報回路22が警報手段に、過電流制限回路213が過電流制限手段に、短絡監視回路221が短絡監視手段に、遅延器2212が遅延手段に、発電検出回路225が発電検出手段に、警報出力回路223が警報出力手段に、オア回路222が論理和回路にそれぞれ対応する。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、発電制御装置2の動作を説明する。
(a)F端子とE端子の間に短絡故障がない正常な場合(図2(a))
スイッチ素子212がオンされると、バッテリ4によるバイアス電圧(例えば、12V)が充電線5を介して界磁巻線11に印加され、界磁電流Ifが流れる。例えば、界磁巻線11のインピーダンスが3Ω程度の場合には、界磁電流Ifは4A程度流れる。
過電流制限回路213の制限電流Irを、界磁巻線11に流し得る電流Ifmaxよりも高い値(例えば、10A程度)に設定しておけば、過電流制限回路213は、制限信号VaをL信号としてスイッチ駆動回路211に入力する。このとき、スイッチ駆動回路211は、制御信号V1を優先してスイッチ素子212のゲート電圧VGを制御する。
ここで、スイッチ素子212のデューティ比DSWが100%の場合を例にとって説明すると、以下のようになる。制限信号VaとしてのL信号は、LPF2211を通過してその出力VbがL信号になる。この出力VbがL信号の状態を維持すると、遅延器2212の出力VcもL信号となる。したがって、警報出力回路223は、発電検出回路225の出力に基づいて動作する。具体的には、回転子の回転がなければ、発電検出回路225はH信号を出力して警告灯224を点灯させる。一方、回転子の回転によって起電力の発生が正常になされれば、発電検出回路225はH信号を解除してL信号を出力して警告灯224を消灯させる。
(b)F端子とE端子の間に短絡故障が生じた場合
以下では、F端子−E端子間の短絡状態として、抵抗損失を持たない例(図2(b)、図3)について説明を行うものとする。
F端子とE端子の間(界磁巻線11の両端)に短絡故障が起きた場合にスイッチ素子212をオンすると、界磁巻線11に流し得る電流Ifmaxよりも大きい電流(過電流)が流れる。あらかじめ設定された制限電流Irよりも大きな過電流を検知したときに、スイッチ素子212を過電流から保護するために、以下の制御が行われる(図3)。
過電流を検知するまでは、スイッチ素子212がオンされる(通電時間TON)。また、過電流を検知した後に、スイッチ素子212がオフされる(遮断時間TOFF)。具体例として、過電流検出の周期T=10ms、TON=0.1ms(TOFF=9.9ms)の場合を例に説明すると、スイッチ素子212がオンされると電流I1が流れる。電流I1が小さい場合には過電流制限回路213から出力される制限信号VaはL信号であり、スイッチ駆動回路211は、ゲート電圧VGをH信号とする。これにより、スイッチ素子212のオン制御が維持される。その後、スイッチ素子212に流れる電流I1が制限電流Irよりも大きくなると、過電流制限回路213から出力される制限信号VaがH信号になる。このため、スイッチ駆動回路211は、ゲート信号VGをL信号とし、スイッチ素子212がオフ制御される。このようなオン制御とオフ制御とを繰り返して、過電流制限を行うフィードバック制御が実施される。
スイッチ素子212は0.1msオンされ、その後オフされる。そして、10ms経過した後に、スイッチ素子212のオフ状態が解除される。この解除を周期的に行うようにすることで、スイッチ素子212のデューティ比DSWを1%(=0.1ms/10ms)と小さくすることができる。
次に、図2に示す短絡故障時について、この短絡故障を警報するしくみについて説明する。短絡故障が起こると、スイッチ素子212のデューティ比DSWの値が100%から1%へ状態遷移する。
短絡監視回路221内のLPF2211は、過電流制限回路213から出力される制限信号Va(短絡故障時にはL信号よりもH信号の時間比率が大きい)を波形整形して出力VbとしてH信号を出力する。出力VbがL信号(正常時)からH信号(短絡故障時)に変わったことを受けて、遅延器2212は、所定時間後(例えば1s後)に出力VcをL信号(警告灯224消灯)からH信号(警告灯点灯)に切り替える。つまり、短絡監視回路221は、過電流制限によるフィードバック制御を開始してから所定時間後にそのフィードバック制御の有無を判別している。この所定時間としては、警報出力の安定化を考慮した遅延時間が設定されている。なお、上述した例では、所定時間(遅延時間)を1sとしたが、遅延時間は1sに限定されるものではなく、安定動作に適した時間を適宜選定すればよい。
次に、コンデンサ3の作用について説明する。界磁巻線11とこれに接続された還流ダイオード214やスイッチ素子212で構成された界磁回路において、スイッチ素子212のターンオン、ターンオフの際にスイッチングノイズがB端子に重畳する。また、整流器13の整流作用により車両用発電機1の回転数に同期した転流ノイズもB端子に重畳する。これらのノイズを減衰させるために、B端子とE端子の間にコンデンサ3が挿入されている。
これにより、時間経過とともに振動しながら減衰していく特性(数十kHz〜数百kHz程度の減衰する電圧振動として現れる)となる。ところが、F端子とE端子の間で短絡故障を起こしている場合には、スイッチ素子212をオンした際に、界磁巻線11のインピーダンスがあるときよりも過大な電流が流れる。このため、スイッチ素子212のオンオフ制御によって生じるスイッチングノイズをコンデンサ3では十分に吸収しきれずに、正常時よりも大きなノイズがB端子に現れてしまうことがある。
この吸収しきれないノイズが、P端子を経由して発電制御装置2内に伝搬し、発電検出回路225の出力内容を誤らせるおそれがある。例えば、回転子の回転運動による起電力の発生がないにもかかわらず、発電検出回路225からL信号を出力し、警告灯224の消灯状態を続けてしまい、点灯状態に切り替えない現象が起こりうる。このような事態を回避するために、警報出力回路222の前段にオア回路222が接続されている。
次に、オア回路222の作用について説明する。オア回路222は、正常時(上述した吸収しきれないスイッチングノイズがない場合)には、発電検出回路225の出力を警報出力回路223に向けて出力する。したがって、起電力の発生がなく発電検出回路225の出力がH信号のときに、警報出力回路223は警告灯224を点灯させる。
一方、短絡故障時(上述した吸収しきれないスイッチングノイズがある場合)には、短絡監視回路221の出力VcがH信号になるため、オア回路222は、発電検出回路225の出力にかかわらず、一方の入力端に入力される短絡監視回路221の出力Vc(H信号)を警報出力回路223に向けて出力する。したがって、警報出力回路223は警告灯224を点灯させることができる。
このように、本実施形態の車両用発電機1では、過電流を制限していないときのフィードバック制御のない定常状態から、過電流を制限しているフィードバック制御のある定常状態へ移る制御状態の遷移を利用し、安定した状態に移り変わったことを見極めるための所定時間を設けることで、フィードバック制御の状態遷移を容易に判定でき、短絡保護動作中に現れるスイッチングノイズの影響を回避しながら、界磁巻線11が接続された端子間に生じた短絡故障について直接的に警報することが可能となる。
また、過電流制限回路213により過電流が制限されるため、界磁巻線11の両端に短絡故障を起こしたときにスイッチ素子212を保護するとともに、スイッチ素子212のオンオフ状況(短絡保護動作状況)から界磁巻線11の短絡状態を容易に判別することが可能となる。
また、過電流制限回路213によるスイッチ素子212の遮断時間(オフ時間)は通電時間(オン時間)よりも長く設定されているため、過電流で生じるスイッチ素子212による損失を小さくしつつ、オンオフ状況に応じて行われるフィードバック制御を安定させることができる。
また、遅延器2212を設けることにより、フィードバック制御で生成される周期信号の断続状態を安定した信号として出力することができる。また、デジタル技術を応用したデジタル遅延回路によって遅延器2212を実現した場合には、容易に所定時間を設定することができ、経済性を損なうことなく動作の安定化を図ることができ、デジタル化に適した警報動作を行うことが可能となる。
また、オア回路222を用いることで、短絡故障時(吸収しきれないスイッチングノイズがある場合)には、発電検出回路225の出力内容にかかわらず短絡監視回路221の出力内容に基づいて警報を行うことができる。一方、短絡故障のない正常時であれば、発電検出回路225の出力内容に基づく警報を行うことができる。
また、スイッチングノイズの吸収に従来と同一容量のコンデンサ3を利用することができ、コスト上昇なしにノイズ耐性を上げることができる。また、スイッチ素子212のオン時にコンデンサ3から放電されるエネルギーが増加しないため、スイッチ素子212のオフ時に現れるスイッチングノイズが大きくなることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、界磁巻線11に対してスイッチ素子212が高電位側に接続されるハイサイド・スイッチの場合について説明したが、界磁巻線11に対してスイッチ素子212が低電位側に接続されるローサイド・スイッチの場合についても本発明を適用することができる。この場合、短絡する区間はB端子とF端子の間となる。
また、上述した実施形態では、スイッチ素子212として電流検出機能付きのパワーMOSFETを用いたが、バイポーラトランジスタを用いるようにしてもよい。また、電流検出を行う代わりに、トランジスタの飽和領域におけるコレクタ・エミッタ間電圧VCEに基づいて電流検出を行うようにしてもよい。また、スイッチ素子212自体で電流検出を行うのではなく、スイッチ素子に直列に電流検出用抵抗を挿入してその両端電圧に基づいて電流検出を行うようにしてもよい。
本発明によれば、過電流を制限していないときのフィードバック制御のない定常状態から、過電流を制限しているフィードバック制御のある定常状態へ移る制御状態の遷移を利用し、安定した状態に移り変わったことを見極めるための所定時間を設けることで、フィードバック制御の状態遷移を容易に判定でき、短絡保護動作中に現れるスイッチングノイズの影響を回避しながら、界磁巻線が接続された端子間に生じた短絡故障について直接的に警報することが可能となる。
2 発電制御装置
3 コンデンサ
11 界磁巻線
12 固定子巻線
13 整流器
21 短絡保護回路
22 警報回路
213 過電流制限回路
221 短絡監視回路

Claims (6)

  1. 回転子の界磁極に巻装された界磁巻線(11)と、
    固定子の固定子鉄心に巻装された固定子巻線(12)と、
    前記固定子巻線に誘起された起電力を直流に変換するとともに両端が充電線(5)を介してバッテリ(4)に接続される整流器(13)と、
    前記界磁巻線を接続する端子間に短絡故障が生じたときに前記界磁巻線に流れる電流よりも大きな過電流を検知した後に、前記界磁巻線に直列接続されたスイッチ手段(212)を遮断するフィードバック制御を行う短絡保護手段(21)と、前記短絡保護手段によるフィードバック制御を開始してから所定時間後に警告を行う警報手段(22)とを有するとともに、前記整流器の両端から前記界磁巻線を接続する端子間に供給される電流を前記スイッチ手段を断続することにより調節する発電制御装置(2)と、
    を備えることを特徴とする車両用発電機。
  2. 請求項1において、
    前記短絡保護手段は、前記スイッチ手段の遮断を周期的に解除し、前記過電流を検知するまでの前記スイッチ手段の通電制御と前記過電流を検知した後の前記スイッチ手段の遮断制御を繰り返して、前記スイッチ手段に流す電流を制限することにより、前記フィードバック制御を行う過電流制限手段(213)を有し、
    前記警報手段は、前記過電流制限手段による前記フィードバック制御が安定した遷移状態に移り変わったことを監視する短絡監視手段(221)を有することを特徴とする車両用発電機。
  3. 請求項2において、
    前記過電流制限手段による前記スイッチ手段の前記遮断制御の時間は前記通電制御の時間よりも長いことを特徴とする車両用発電機。
  4. 請求項3において、
    前記短絡監視手段は、前記過電流制限手段による前記フィードバック制御を開始してから所定時間後に、前記フィードバック制御が安定した遷移状態に移り変わったことを示す信号を出力する遅延手段(2212)を有することを特徴とする車両用発電機。
  5. 請求項4において、
    前記警報手段は、
    前記固定子巻線と前記整流器に接続され、エンジンによって回転される回転子の動きにより前記固定子巻線の誘起される起電力の大きさまたは周波数または周期に基づいて前記起電力の発生がないときに警告し、前記起電力の発生が正常になわれたときに警告を解除することにより発電状況を出力する発電検出手段(225)と、
    複数の警報状況をまとめて出力する警報出力手段(223)と、
    少なくとも前記発電検出手段と前記短絡監視手段のそれぞれから出力に対して論理和を求めて前記警報出力手段に入力する論理和回路(222)と、
    を有することを特徴とする車両用発電機。
  6. 請求項5において、
    前記整流器の両端に接続されたコンデンサ(3)を備えることを特徴とする車両用発電機。
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