JP5959583B2 - スタータ - Google Patents

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この発明は、車両のエンジンを始動させるスタータに関するものである。
近年、燃費向上等を目的として、エンジンの出力が必要とされない場合はエンジンを自動的に停止させ、エンジンの出力が必要になると自動的にスタータでエンジンを再始動させるエンジン自動停止始動制御が採用されつつある。
このようなエンジン自動停止始動制御では、停止信号や渋滞等により車両が一時停止したときには、エンジンへの燃料供給をカットしてエンジンを自動的に停止させるようにしている。そして、その後、運転者によりブレーキペダルの解除操作、ドライブレンジへのシフト操作等の発進操作が行われたときに、スタータを自動的に起動してエンジンを再始動させる。
一般的にエンジンを自動的に再始動する際は、エンジンは暖機されているので、エンジンを始動するのに必要なトルクは低い。したがって、エンジン自動停止始動制御においては、エンジンを迅速に始動させるために、低負荷域では回転数を高くする必要がある。一方で、低温時などエンジンのフリクショントルクが大きい高負荷域では、高トルクを出力する必要がある。
具体的には、エンジンを自動的に再始動する際には、車両の発進、加速の遅れによる違和感や不快感を運転者に与えないために、通常始動時と比較して、0.5秒程度のごく短い時間で始動させることが求められる。
そこで、例えば、界磁コイルを直巻コイルにすると、スタータの回転数を高く設定することができる。しかしながら、界磁コイルを直巻コイルにした場合には、無負荷時のスタータ回転数が高速になってしまい、電機子の強度不足による破損や、ブラシ及び軸受部品の短寿命化が懸念される。
このような課題を解決するためのスタータとして、電機子と直列に接続した直巻コイルと、電機子と並列に接続した分巻コイルの両方を設けた複巻式としたものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のスタータでは、所定温度以上で接点が閉じることにより、分巻コイルがモータ回路から切り離されてモータの特性が切替わる。この結果、通常始動時は無負荷回転を低減し、再始動時は低負荷及び無負荷時のモータ回転数を高くすることができる。
特開2006−149004号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のスタータでは、界磁を発生させる界磁コイルとして、直巻コイルと分巻コイルの2種類のコイルを有するため、モータの構造が複雑となってしまう。この結果、コイルの結線等に時間を要することによる生産性の悪化、消費電流の増大、モータの大型化・重量化といった課題があった。また、内部抵抗の増加による出力の低下を補うために、巻線の断面積を大きくする必要があり、モータがさらに大型化・重量化してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、モータを複雑化または短寿命化させることなく、エンジンを再始動するための高回転性と、低温時にエンジンを通常始動するための高トルク性とを両立できるスタータを得ることを目的とする。
本発明に係るスタータは、エンジンを始動させるモータと、モータの界磁を発生させる界磁部とを備えたスタータであって、界磁部は、永久磁石と界磁コイルの両方を備え、前記界磁部において、磁極は複数の対になったN極、S極で構成され、一方の極が前記永久磁石、他方の極が前記界磁コイルで構成され、前記界磁コイルは、前記モータの電機子と直列に接続され、前記界磁コイルへの電流を制御する界磁コイル電流制御部を、前記界磁コイルと並列に備え、前記界磁コイル電流制御部は、接点を開閉させることで前記界磁コイルへの電流を供給または抑制するリレーを用いて構成され、前記エンジンを始動するのに必要なトルクが小さい低負荷域において、前記界磁コイルへの電流を抑制し、前記界磁コイルへの電流を、外気、エンジンルーム、エンジン油、冷却水のいずれかの温度の温度測定値に基づいて制御し、前記界磁コイルへの電流が抑制された状態で前記エンジンを始動した場合には、前記始動を開始してから予め定めた第2の時間経過後に前記エンジンの回転数が予め定めた値に達していなければ、前記界磁コイルに電流を供給するものである。
この発明によれば、モータの界磁を発生させる界磁部に永久磁石と界磁コイルの両方を備える構成を採用している。この結果、モータを複雑化または短寿命化させることなく、エンジンを再始動するための高回転性と、低温時にエンジンを通常始動するための高トルク性とを両立できるスタータを得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るスタータの断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータのモータの断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係るスタータ回路の例示図である。 従来の界磁コイル式スタータ、従来の永久磁石式スタータ、および、界磁コイルと永久磁石の両方を備えた本発明の実施の形態1に係るスタータの、出力が同等となるように設計した場合の特性の例示図である。 本発明の実施の形態2に係るスタータ回路の例示図である。 本発明の実施の形態2に係るスタータのリレーON/OFF時の特性の変化を示す図である。
以下、この発明におけるスタータの好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスタータの断面概略図である。図1に示すスタータは、電磁スイッチ1、吸引コイル2、プランジャ3、レバー4、モータ5、出力軸6、内部減速部7、オーバランニングクラッチ8、およびピニオンギヤ9を備えて構成される。
スタータがエンジンを始動する際には、まず、電磁スイッチ1の吸引コイル2が通電される。これにより、励磁されたプランジャ3が、図1の左方向(矢印A方向)に吸引されて移動するとともに、一端がプランジャ3に係合されたレバー4が、レバー支点40を中心に反時計方向にシーソー回動する。
この結果、レバー4の他端に係合されたオーバランニングクラッチ8が、出力軸6上を図1の右方向(矢印B方向)に移動して、エンジンに連結されているリングギヤ10とピニオンギヤ9とが噛み合う。
また、プランジャ3が図1の左方向に移動することにより、電磁スイッチ1の接点(図示せず)が閉路して、バッテリー18(後述の図3参照)からの電流がモータ5へと供給される。モータ5に発生したトルクは、内部減速部7、出力軸6、オーバランニングクラッチ8、ピニオンギヤ9へと順に伝達され、ピニオンギヤ9を介してリングギヤ10を回転させることで、エンジンを始動させる。
また、図1に示すモータ5は、界磁を発生させる界磁部11と、一端に整流子12を有する電機子13と、整流子12の外周に配置されるブラシ14とを備えて構成される。
図2は、本発明の実施の形態1に係るスタータのモータ5の断面概略図である。モータ5の界磁部11は、図2に示すように、磁気回路を形成するヨーク15と、その内周に沿って等間隔に配置された界磁コイル16および永久磁石17とを備えて構成される。
ここで、例えば、界磁部11の磁極が、複数の対になったN極、S極で構成され、一方の極が永久磁石17、他方の極が界磁コイル16で構成されるようにしたスタータでは、磁力がバランスするので回転軸に偏荷重が加わることが無く、安定して回転させることができる。また、永久磁石17、界磁コイル16の数がそれぞれ半分で済むので、すべての極を界磁コイル16で構成する場合と比較して、コストが低減できる。更に、界磁コイル16を片側の極に集中させることで結線が容易になり、生産性が向上する。
なお、図2では、界磁コイル16と永久磁石17を、それぞれ独立して異なる磁極に交互に配置しているが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。例えば、同一の磁極の中に界磁コイル16と永久磁石17を配置することも可能である。
図3は、本発明の実施の形態1に係るスタータ回路の例示図である。図3に示す本実施の形態1のスタータの界磁部は、永久磁石と界磁コイル16の両方を備えている。また、界磁コイル16は電機子13に対して直列に接続されている。
図3に示す電磁スイッチ1は、図1の電磁スイッチ1を回路図として例示したものである。また、バッテリー18は、モータ5に電力を供給し、スタータスイッチ19は、スタータの起動を開始させる。これらの構成要素の機能については、先に図1を用いて説明した通りである。
図4は、従来の界磁コイル式スタータ、従来の永久磁石式スタータ、および、界磁コイル16と永久磁石の両方を備えた本発明の実施の形態1に係るスタータの、出力Pが同等となるように設計した場合の特性の例示図である。図4に示すように、従来の界磁コイル式スタータ(点線)では、従来の永久磁石式スタータ(鎖線)と比較して、モータ5に流すスタータ電流iが大きい高負荷域において、高トルクを発生することができる。また、スタータ電流iが小さい低負荷域において、高回転とすることができる。
本実施の形態1のスタータ(実線)でも、界磁コイル16を備えているので、この界磁コイル16が形成する界磁により、高負荷域においては永久磁石式スタータ(鎖線)と比較して高トルクを発生することが可能である。この結果、例えば、低温時などエンジンのフリクショントルクが大きい場合でも確実にエンジンを始動することができる。
また、本実施の形態1のスタータ(実線)では、前述のように永久磁石の数を少なくすることができるので、エンジンが回り始めて負荷が軽くなる低負荷域においては、従来の永久磁石式スタータ(鎖線)と比較して、モータ5が高回転となりエンジンを素早く始動することができる。これにより、スタータの動作時間が短縮されて静粛性が向上する。
さらに、本実施の形態1のスタータ(実線)では、低負荷域において界磁コイル16による界磁が減少しても、永久磁石による界磁により、無負荷時のモータ5の回転数が高くなり過ぎることを抑制することができる。この結果、界磁コイル式スタータ(点線)と比較して、ブラシ14や軸受などの摺動部の摩耗が抑制されるので、スタータの短寿命化を抑制することができる。
このように、永久磁石と界磁コイル16の両方を備えることで、始動時の高負荷域では高トルクを発生できるので、例えば、低温時など、エンジンのフリクショントルクが大きい場合でも確実に始動することができる。また、エンジンが回り始め、負荷が軽くなる低負荷域では、界磁電流も小さくなり高回転となるのでエンジンを素早く始動することができる。また、スタータの動作時間が短縮され、静粛性が向上する。また、無負荷時のモータ5の回転数が高くなり過ぎることを抑制することができ、長寿命化につながる。
また、従来の複巻式と比較して、分巻コイルを永久磁石に置き換えているのでモータ5の構造が簡素化される。
以上のように、実施の形態1によれば、モータの界磁を発生させる界磁部に永久磁石と界磁コイルの両方を備える構成を採用している。この結果、モータを複雑化または短寿命化させることなく、エンジンを再始動するための高回転性と、低温時にエンジンを通常始動するための高トルク性とを両立できるスタータを得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、エンジンを始動するのに必要なトルクが小さい低負荷域において、界磁コイル16への電流への電流がほとんど流れないように抑制することにより、低負荷域におけるスタータの高回転性を、先の実施の形態1の場合と比較してさらに向上させる方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るスタータ回路の例示図である。図5に示す本実施の形態2のスタータでは、界磁コイル16への電流を制御する界磁コイル電流制御部20が界磁コイル16に対して並列に設けられている。界磁コイル電流制御部20は、例えば、接点を閉じる(「ON」する)ことにより界磁コイル16への電流がほとんど流れないように抑制し、接点を開く(「OFF」する)ことにより界磁コイル16への電流を供給するリレーを用いて実現できる。その他の構成については、先の実施の形態1の図3と同じである。
図5に示す本実施の形態2のスタータは、高負荷域においては界磁コイル電流制御部20のリレーを開いたままにしておく。この結果、先の実施の形態1と同様に、界磁コイル16と永久磁石17の両方を用いてスタータを駆動してエンジンを始動することで、高負荷域において先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、モータトルクを高くすることで、素早くエンジンを始動することができ、スタータの動作時間が短縮されて静粛性が向上する。
一方で、エンジンを始動するのに必要なトルクが小さい低負荷域では、界磁コイル電流制御部20は、例えば、モータ5に流れるスタータ電流iが予め定めた閾値以下となった場合にリレーを閉じて、界磁コイル16への電流を抑制して界磁を弱める。この結果、低負荷域においてモータ5は高回転型となるのでエンジンをより素早く始動することができる。また、界磁コイル16による銅損が無くなるので効率が向上する。
また、本実施の形態2のスタータでも先の実施の形態1と同様に、永久磁石17による界磁により、無負荷時のモータ5の回転数が高くなり過ぎるのを抑制することができる。この結果、スタータが短寿命化するのを抑制することができる。
図6は、本発明の実施の形態2に係るスタータのリレーON/OFF時の特性の変化を示す図である。図6の実線がリレーを開いた場合(リレーOFF時)、図6の点線がリレーを閉じた場合(リレーON時)を示している。界磁コイル電流制御部20のリレーを閉じた場合は、界磁コイル16に電流がほとんど流れなくなり、界磁はほぼ永久磁石によるもののみとなる。ここで、図6に示す本実施の形態2のスタータ(実線および点線)では、永久磁石式スタータ(鎖線)と比較して永久磁石の数が少なくなっている。界磁と回転数とは反比例の関係にあるので、リレーON時のスタータ(点線)は、永久磁石式スタータ(鎖線)と比較して高回転となっている。また、界磁とトルクとは比例の関係にあるので、リレーON時のスタータ(点線)は、永久磁石式スタータ(鎖線)比較して低トルクとなっている。また、リレーON時は界磁コイル16による抵抗が小さくなるので、リレーON時の出力P’(点線)はリレーOFF時の出力P(実線)と比較して大きくなっている。
なお、エンジンを再始動する頻度は、通常始動する頻度と比較して高いため、界磁コイル電流制御部20のリレーとしてノーマルクローズのものを使用することにより、リレーの作動頻度が少なくなってリレーの寿命を向上させることができる。
また、以上の説明では、界磁コイル電流制御部20として、その接点を開閉させることで界磁コイル16への電流を抑制するリレーを用いる例を示したが、代わりに、界磁コイル16への電流を連続的に制御することができるような半導体を用いてもよい。これにより、予め定めた電流閾値付近におけるスタータの回転数およびトルクをより柔軟に連続的に制御できるようになる。
以上のように、実施の形態2によれば、モータの界磁を発生させる界磁部に永久磁石と界磁コイルの両方を備えるとともに、必要に応じて界磁コイルへの電流を抑制できる構成をさらに備えている。この結果、低負荷域において界磁コイルへの電流がほとんど流れないように抑制することにより、先の実施の形態1と同様の効果に加えて、さらに低負荷域におけるスタータの高回転性を向上させることができる。
なお、実施の形態2において、エンジンのフリクショントルクは、一般的に温度に依存する。したがって、界磁コイル16への電流を、外気、エンジンルーム、エンジン油、冷却水のいずれかの温度に応じて制御することで、エンジンをさらに効率良く始動することができる。
具体的には、上記のいずれかの温度を測定し、この温度測定値が予め定めた値よりも低い場合には、界磁コイル電流制御部20は、界磁コイル16へ電流を供給するように制御を行う。一般に、低温になるほどエンジンオイルの粘性が上がりフリクショントルクが大きくなるので、界磁コイル16に通電することで界磁を強くしてモータ5を高トルク化し、エンジンを確実に始動することができる。
反対に、温度測定値が予め定めた値よりも高い場合には、界磁コイル電流制御部20は、界磁コイル16への電流を抑制する。高温になるほどエンジンオイルの粘性が下がりフリクショントルクが小さくなるので、界磁コイル16への電流を抑制することで界磁を弱くしてモータ5を高回転化し、エンジンをより素早く始動することができる。これにより、スタータの動作時間が短縮されて静粛性が向上する。
また、予め定めた条件が成立したときにエンジンを自動的に停止または再始動するエンジン自動停止始動制御を行うスタータにおいては、運転者のスイッチ操作によってエンジンを通常始動する場合と、エンジン自動停止始動制御によって自動的に再始動する場合とで、異なる界磁コイル16への電流の制御方法を用いるようにする。
具体的には、運転者のスイッチ操作によってエンジンを通常始動する場合は、一般的にエンジンは冷えており、高トルクを必要とする。したがって、界磁コイル16への電流を供給することにより、界磁が強くなりモータ5が高トルク化するので、エンジンをより確実に始動することができる。
一方、エンジン自動停止始動制御によってエンジンを自動的に再始動する場合は、エンジンは暖機されて高トルクを必要としないとともに、スイッチ操作時と比較してより短時間で始動できることが求められる。したがって、界磁コイル16への電流を抑制することにより、界磁が弱まりモータ5が高回転化するので、エンジンをより素早く始動することができる。
また、実施の形態2において、エンジン自動停止始動制御によってエンジンを自動的に再始動する場合には、界磁コイル電流制御部20は、まず界磁コイル16への電流を供給する。そして、モータ5が通電されて回転を開始するまでの予め定めた第1の時間(例えば、30〜100msec)経過後に、界磁コイル16への電流を抑制する。
これにより、スタータ起動時は、モータ5の内部抵抗が大きくなるので、起動電流が少なくなりスタータ起動時の電圧低下を抑制して瞬停等を防止することができ、ECU(エンジンコントロールユニット)のリセットを防止することができる。
また、実施の形態2において、界磁コイル16への電流が抑制されるようにエンジンを始動する場合には、界磁コイル電流制御部20は、スタータの駆動開始から予め定めた第2の時間経過後に、エンジン回転数が予め定めた値に達していなければ、界磁コイル16への通電を開始する。
これにより、モータ5のトルク不足でエンジンを始動できない場合でも、予め定めた第2の時間経過後に界磁コイル16へ通電することでモータ5が高トルク化し、確実にエンジンを再始動することができる。
1 電磁スイッチ、2 吸引コイル、3 プランジャ、4 レバー、40 レバー支点、5 モータ、6 出力軸、7 内部減速部、8 オーバランニングクラッチ、9 ピニオンギヤ、10 リングギヤ、11 界磁部、12 整流子、13 電機子、14 ブラシ、15 ヨーク、16 界磁コイル、17 永久磁石、18 バッテリー、19 スタータスイッチ、20 界磁コイル電流制御部。

Claims (5)

  1. バッテリーから電力の供給を受けて回転力を発生することでエンジンを始動させるモータと、前記モータの界磁を発生させる界磁部とを備えたスタータであって、
    前記界磁部は、永久磁石と界磁コイルの両方を備え、
    前記界磁部において、磁極は複数の対になったN極、S極で構成され、一方の極が前記永久磁石、他方の極が前記界磁コイルで構成され
    前記界磁コイルは、前記モータの電機子と直列に接続され、
    前記界磁コイルへの電流を制御する界磁コイル電流制御部を、前記界磁コイルと並列に備え、
    前記界磁コイル電流制御部は、
    接点を開閉させることで前記界磁コイルへの電流を供給または抑制するリレーを用いて構成され、前記エンジンを始動するのに必要なトルクが小さい低負荷域において、前記界磁コイルへの電流を抑制し、
    前記界磁コイルへの電流を、外気、エンジンルーム、エンジン油、冷却水のいずれかの温度の温度測定値に基づいて制御し、
    前記界磁コイルへの電流が抑制された状態で前記エンジンを始動した場合には、前記始動を開始してから予め定めた第2の時間経過後に前記エンジンの回転数が予め定めた値に達していなければ、前記界磁コイルに電流を供給する
    スタータ。
  2. 前記界磁コイル電流制御部は、前記温度測定値が予め定めた温度よりも低い場合に前記界磁コイルへの電流を供給する
    請求項に記載のスタータ。
  3. バッテリーから電力の供給を受けて回転力を発生することでエンジンを始動させるモータと、前記モータの界磁を発生させる界磁部とを備え、予め定めた条件が成立した場合に前記エンジンを自動的に停止または再始動するエンジン自動停止始動制御に搭載されるスタータであって、
    前記界磁部は、永久磁石と界磁コイルの両方を備え、
    前記界磁部において、磁極は複数の対になったN極、S極で構成され、一方の極が前記永久磁石、他方の極が前記界磁コイルで構成され
    前記界磁コイルは、前記モータの電機子と直列に接続され、
    前記界磁コイルへの電流を制御する界磁コイル電流制御部を、前記界磁コイルと並列に備え、
    前記界磁コイル電流制御部は、
    接点を開閉させることで前記界磁コイルへの電流を供給または抑制するリレーを用いて構成され、前記エンジンを始動するのに必要なトルクが小さい低負荷域において、前記界磁コイルへの電流を抑制し、
    運転者の操作によって前記エンジンを始動する場合と、前記エンジン自動停止始動制御によって前記エンジンを自動的に再始動する場合とで、前記界磁コイルへ供給する電流を個別に制御し、
    前記界磁コイルへの電流が抑制された状態で前記エンジンを始動した場合には、前記始動を開始してから予め定めた第2の時間経過後に前記エンジンの回転数が予め定めた値に達していなければ、前記界磁コイルに電流を供給する
    スタータ。
  4. 前記界磁コイル電流制御部は、運転者の操作によって前記エンジンを始動する場合には、前記界磁コイルへ電流を供給し、前記エンジン自動停止始動制御によって前記エンジンを自動的に再始動する場合には、前記界磁コイルへの電流を抑制する
    請求項に記載のスタータ。
  5. 前記界磁コイル電流制御部は、前記エンジン自動停止始動制御によって前記エンジンを自動的に再始動する場合には、前記再始動を開始してから予め定めた第1の時間経過前は前記界磁コイルへ電流を供給し、前記第1の時間経過後は前記界磁コイルへの電流を抑制する
    請求項に記載のスタータ。
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