JP5958804B2 - 蒸着マスク、蒸着マスクの製造方法及び有機el表示装置の製造方法 - Google Patents

蒸着マスク、蒸着マスクの製造方法及び有機el表示装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するための蒸着マスクに関し、特に高精細な薄膜パターンの蒸着形成を可能にする蒸着マスク、蒸着マスクの製造方法及び有機EL表示装置の製造方法に係るものである。
従来、この種の蒸着マスクは、蒸着基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するためのものであって、薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の貫通する複数の開口パターンを形成した例えばインバー合金等の熱膨張係数の小さい金属材料で形成された金属薄板材を、例えばステンレス鋼やインバー合金等で形成された支持フレームの片面側に張りを持たせて接合した構造を有し、上記金属薄板材の開口パターンを開口面積が上記支持フレームとの接合面側から他方の面に向かって徐々に小さくなるように形成したものであった。そして、開口パターンの開口面積が小さい上記他方の面を蒸着基板側として金属薄板材を蒸着基板上に設置し、支持フレーム側から蒸着するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
また、他の蒸着マスクは、薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の貫通する複数の開口パターンを形成した、例えばインバー合金等の熱膨張係数の小さい金属材料で形成された金属層と、該金属層の一面に接合層を介して接合され、上記開口パターンに対応して該開口パターンよりも寸法形状の大きい貫通開口を設けた、例えばステンレス鋼やインバー合金等で形成された支持層と、を備えて構成され、上記金属層の開口パターンを開口面積が支持層との接合面側から他方の面に向かって徐々に小さくなるように形成し、上記支持層の貫通開口を開口面積が金属層との接合面側から他方の面に向かって徐々に大きくなるように形成したものであった。そして、上記金属層を蒸着基板側として蒸着基板上に設置し、支持層側から蒸着するようになっていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−225077号公報 特開2004−362908号公報
しかし、このような従来の蒸着マスクにおいて、上記特許文献1に記載の蒸着マスクは、一般に、厚みが30μm〜50μmの金属薄板材に微細な開口パターンをフォトエッチングにより形成されるので、複数の開口パターンの寸法形状をバラツキなく高精度に形成することが困難であった。
また、上記特許文献2に記載の蒸着マスクは、開口パターンを形成する金属層の厚みが10μm〜15μmであるため、開口パターンをフォトエッチングにより形成しても、ある程度の高精度で加工することができるものの、蒸着時には、厚みが30μm〜100μmの支持層が蒸着源側となるようにして蒸着基板上に設置されるので、開口パターンの配列ピッチが小さくなる程、上記貫通開口の縁部が蒸着の影となるのを無視することができない。したがって、形成しようとする薄膜パターンが高精細になればなる程、膜厚の均一なパターンを形成することができないという問題がある。
そして、これらの問題により、上記特許文献1及び2に記載の蒸着マスクでは、300dpiを超える高精細な薄膜パターンの形成を可能にするような蒸着マスクを製造することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、高精細な薄膜パターンの蒸着形成を可能にする蒸着マスク、蒸着マスクの製造方法及び有機EL表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明による蒸着マスクは、基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するための蒸着マスクであって、前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の貫通する複数の開口パターンを形成した可視光を透過する樹脂製フィルムと、前記フィルムの一面に密接され、前記開口パターンに対応して該開口パターンよりも寸法形状の大きい貫通開口を設けた磁性金属部材からなり、蒸着時に前記基板上に密接される保持部材と、を備えて構成され、前記開口パターンは、前記フィルムの前記一面側の開口面積が前記薄膜パターンの面積と同じで、前記一面とは反対側の他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きいものである。
また、第2の発明による蒸着マスクの製造方法は、基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するための蒸着マスクの製造方法であって、前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて前記薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の貫通開口を設けた磁性金属部材からなり、蒸着時に前記基板上に密接される保持部材を、可視光を透過する樹脂製フィルムの一面に密接してマスク用部材を形成する第1ステップと、前記マスク用部材の前記フィルムの前記一面とは反対側の他面側から前記保持部材の前記貫通開口に対応した前記フィルム部分を加工することにより、前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて、前記一面側の開口面積が前記薄膜パターンの面積と同じで、前記他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きい前記薄膜パターンと同形状の貫通する複数の開口パターンを形成する第2ステップと、を行なうものである。
好ましくは、前記第1ステップは、平板な基材上に可視光を透過する樹脂を塗布した後、乾燥させて前記フィルムを形成するステップと、前記フィルム上に良伝導性の金属膜を成膜して下地層を形成するステップと、前記下地層上にフォトレジストを塗布するステップと、第1のフォトマスクを使用して前記フォトレジストを露光現像して前記下地層上に前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて前記薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の島パターンを形成するステップと、前記島パターンの外側の前記下地層上に磁性金属部材の膜をメッキ形成するステップと、前記島パターンを除去して前記磁性金属部材の膜に前記下地層に達する凹部を形成するステップと、前記凹部内の前記下地層を除去して前記貫通開口を形成し、前記保持部材を形成するステップと、前記基材から前記フィルムを剥離するステップと、を含むのが望ましい。
さらに好ましくは、前記第2ステップは、前記マスク用部材の両面にフォトレジストを塗布するステップと、第2のフォトマスクを使用して前記フィルムの前記他面に塗布されたフォトレジストを露光現像し、前記貫通開口に対応した前記フォトレジストの部分に前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の開口を形成し、レジストマスクを形成するステップと、前記レジストマスクを使用して前記フィルムをエッチングし、前記開口パターンを形成するステップと、を含むのが望ましい。
より好ましくは、前記フィルムは、ポリイミドであるのが望ましい。
また、第2の発明による有機EL表示装置の製造方法は、TFT基板上に3色対応の有機EL層を一定の配列ピッチで並べて有する有機EL表示装置の製造方法であって、前記TFT基板を磁気チャック上に載置するステップと、前記3色対応の有機EL層のうち、一の有機EL層の配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて、一面側の開口面積が前記一の有機EL層の面積と同じで、前記一面とは反対側の他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きい、前記一の有機EL層と同じ形状の貫通する複数の開口パターンを形成した可視光を透過する樹脂製フィルムと、該フィルムの前記一面に密接され、前記開口パターンに対応して該開口パターンよりも寸法形状の大きい複数の貫通開口を設けた磁性金属部材からなる保持部材と、を備えて構成された蒸着マスクを、前記保持部材が前記TFT基板側となるようにして前記TFT基板上に位置付けるステップと、前記TFT基板上の前記一の有機EL層の形成領域と前記蒸着マスクの前記開口パターンとを位置合わせした後、前記磁気チャックの磁力により前記保持部材を吸着して前記蒸着マスクを前記TFT基板上に密着させるステップと、真空槽内で前記蒸着マスクの前記開口パターンを介して前記TFT基板上に有機EL材料を蒸着し、前記一の有機EL層を形成するステップと、を含むものである。
本発明によれば、形成しようとする薄膜パターンに対応して薄いフィルムに開口パターンを形成しているので、微細な開口パターンを容易に形成することができる。また、開口パターンは、保持部材を密接したフィルムの一面側の開口面積よりも該一面とは反対側の他面側の開口面積の方が大きいので、蒸着時に保持部材を蒸着基板側として蒸着基板上に設置すれば、保持部材及び開口パターンの縁部が蒸着の影となるのを防ぐことができる。したがって、高精細な薄膜パターンも容易に蒸着形成することができる。これにより、高精細な有機EL表示装置の製造も容易に行うことができる。
本発明による蒸着マスクの実施形態を示す平面図である。 (a)は図1のO−O線断面矢視図で、(b)は要部拡大断面図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法を説明する工程図であり、工程の前段階を示す断面図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法を説明する工程図であり、工程の中間段階を示す断面図である。 本発明による蒸着マスクの製造方法を説明する工程図であり、工程の後段階を示す断面図である。 本発明による有機EL表示装置の製造方法を説明する工程図であり、前半工程を示す断面図である。 本発明による有機EL表示装置の製造方法を説明する工程図であり、後半工程を示す断面図である。 本発明による蒸着マスクの利点を従来のメタルマスクと比較して示す説明図であり、(a)はメタルマスクを示し、(b)は本発明の蒸着マスクを示す。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による蒸着マスクの実施形態を示す平面図であり、図2(a)は図1のO−O線断面矢視図で、(b)は要部拡大断面図である。この蒸着マスク1は、基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するためのもので、フィルム2と、保持部材3と、を備えて構成されている。
上記フィルム2は、可視光を透過する、例えば厚みが10μm〜30μm程度のポリイミドや、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製であり、蒸着形成しようとする薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の貫通する複数の開口パターン4が形成されている。
上記開口パターン4について詳細に説明すると、開口パターン4は、後述の保持部材3が密接された一面(以下「第1の面」という)2a側の開口面積が上記薄膜パターンの面積と同じで、第1の面2aと反対側の他面(以下「第2の面」という)2b側の開口面積が第1の面2a側の開口面積よりも大きくなるように形成されている。
より詳細には、開口パターン4は、図2(b)に示すように、55°〜60°程度のテーパーに形成されている。開口パターン4をこのような形状に形成するには、例えばエッチング性の良好なポリイミド等のフィルム2の場合には、第2の面2b側にレジストマスクを形成し、該第2の面2b側からフィルム2をエッチングして孔加工すればよい。また、PET等のエッチング性の劣るフィルム2の場合には、レーザ光のスポット径を徐々に小さくなるように変えて、又はフォーカス位置を徐々に深くなるように変えてフィルム2の上記第2の面2b側からレーザ加工するとよい。
上記フィルム2の第1の面2aには、保持部材3が密接して設けられている。この保持部材3は、蒸着基板面に密着してフィルム2を基板面に平行に保持するもので、開口パターン4に対応して該開口パターン4よりも寸法形状の大きい貫通開口5を設けた厚みが30μm〜50μm程度の、例えばニッケル、ニッケル合金、又はインバー等の磁性金属部材で形成されている。この場合、貫通開口5は、テーパーに形成されてもよいが、好ましくは、内壁が許容範囲内でフィルム2面に垂直となるように形成するのが望ましい。これにより、高精細な薄膜パターンに対応して開口パターン4の配列ピッチが狭くなり、保持部材3の隣接する貫通開口5間の部分が狭くなっても、該部分の蒸着基板側の表面に一定の大きさの平面を確保することができ、フィルム2を蒸着基板面に対して平行に保持することができる。なお、図1において、符号6は、蒸着マスク1を蒸着基板に対して位置合わせをするためのマスク側アライメントマークである。
次にこのように構成された蒸着マスク1の製造方法について、図3〜5を参照して説明する。
先ず、図3(a)に示すように、平板な基材、例えばガラス基板7上に可視光を透過する例えばポリイミドの樹脂を10μm〜30μm程度の厚みに塗布する。この塗布方法は、スピンコート、スプレーコート、ディップコート等の公知の技術を使用して行うことができる。そして、樹脂の塗布が終了すると、一定温度の恒温槽内で一定時間乾燥させてフィルム2を形成する。
続いて、図3(b)に示すように、上記フィルム2面上に、例えば銅、アルミニウム、又はニッケル等の良伝導性の金属膜を50nm程度の厚みに蒸着又はスパッタリング等の公知の技術を使用して成膜し、下地層8を形成する。
次に、図3(c)に示すように、上記下地層8上に30μm程度の厚みにフォトレジスト9を塗布した後、一定温度の恒温槽中で一定時間乾燥する。その後、同図(d)に示すように、第1のフォトマスク10を使用してフォトレジスト9を露光した後、現像することにより、同図(e)に示すように蒸着形成しようとする薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて下地層8上に薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の島パターン11を形成する。この場合、上記島パターン11を形成したフィルム2の中央領域の外側に該島パターン11のいずれか1つと一定の位置関係を成してマスク側アライメントマーク用の島パターンを同時に形成する。
ここで、上記島パターン11の側壁は、許容範囲内で可能な限り垂直に立っているのが望ましい。このような、島パターン11を形成するには、使用するフィルム2に対する密着性のよいフォトレジスト9の選択、フォトレジスト9の乾燥温度及び乾燥時間、露光条件、現像時間等の諸条件を実験により確認し、最適な条件を見つけて行うのがよい。
上記第1のフォトマスク10は、使用するフォトレジスト9がネガ型であるときには、形成しようとする島パターン11に対応した部分を開口するものであり、フォトレジスト9がポジ型であるときには、第1のフォトマスク10は、形成しようとする島パターン11に対応した部分を遮光するものである。なお、図3(d)はフォトレジスト9としてポジ型のレジストを使用している場合を示している。
次いで、図4(a)に示すように、上記ガラス基板7をメッキ浴槽内に浸漬して島パターン11の外側の下地層8上に例えばニッケル等の磁性金属部材12の膜を30μm程度の厚みにメッキ形成する。
その後、図4(b)に示すように、フォトレジスト9の溶解液を満たした浴槽に上記ガラス基板7を浸漬して超音波洗浄し、島パターン11を溶解液に溶解させて除去する。これにより、磁性金属部材12に下地層8に達する凹部13が形成される。
さらに、上記下地層8を溶解可能なエッチング液を満たした浴槽中に上記ガラス基板7を一定時間浸漬し、又は、ガラス基板7を上記エッチング液のシャワー中を通過させて、図4(c)に示すように上記凹部13内の下地層8をエッチングして除去し、貫通開口5を形成する。同時に、マスク側アライメントマーク6も形成される。これにより、蒸着形成しようとする薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の貫通開口5を設けた磁性金属部材12からなる保持部材3が形成される。
そして、図4(d)に示すように、上記磁性金属部材12上に例えば電磁石14を内蔵して構成された第1の磁気チャック15の平坦な吸着面15aを密着させた状態で第1の磁気チャック15の電磁石14をオンし、その磁力により保持部材3を吸着面15aに吸着してガラス基板7からフィルム2を剥離する。これにより、フィルム2の第1の面2aに保持部材3を密接させたマスク用部材16が形成される。なお、磁気チャックのオン状態は、図中、電磁石14を黒く塗りつぶして示し、磁気チャックのオフ状態は、電磁石14を白抜きで示す。以下同様である。
続いて、図5(a)に示すように、マスク用部材16の両面に例えばポジ型のフォトレジスト9を例えばディップ塗布する。
次いで、図5(b)に示すように、形成しようとする開口パターン4に対応して開口を設けた第2のフォトマスク17をフィルム2の第2の面2bに近接対向させた状態で、第2のフォトマスク17に設けられた図示省略のアライメントマークと保持部材3に設けられたマスク側アライメントマーク6とを用いて第2のフォトマスク17をマスク用部材16に対して位置決めして配置し、フィルム2の第2の面2bに塗布されたフォトレジスト9を露光現像する。これにより、同図(c)に示すように上記貫通開口5に対応したフォトレジスト9の部分に蒸着形成しようとする薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の開口18が形成され、レジストマスク19が形成される。
さらに、上記マスク用部材16を、例えばポリイミド用エッチング液を満たした槽内に浸漬し、上記レジストマスク19を使用してポリイミドのフィルム2をエッチングする。そして、図5(d)に示すように、開口パターン4を形成する。この場合、フォトレジスト9の塗布条件、露光条件、現像条件、さらにエッチング条件等の諸条件を実験により適切に設定すれば、開口パターン4をテーパー角が55°〜60°程度のテーパーに形成することができる。また、フィルム2のエッチングは、フィルム2の第2の面2b側から行われるため、サイドエッチングの効果により、開口パターン4は、第2の面2b側から第1の面2a側に向かって開口面積が徐々に小さくなる。
最後に、マスク用部材16の両面に塗布されたフォトレジスト9を有機溶剤で洗い流すことにより、図1及び図2に示す蒸着マスク1が完成する。なお、フォトレジスト9の代わりにドライフィルムレジストを使用してもよい。
ここで、上記図5(d)に示すフィルム2のエッチング工程は、マスク用部材16の保持部材3側を第1の磁気チャック15側として、保持部材3を第1の磁気チャック15に磁気的に吸着した状態で行うとよい。また、エッチング後は、フィルム2の第2の面2bに、例えば電磁石14を内蔵して構成された第2の磁気チャックの吸着面を接触させた状態で第2の磁気チャックをオンすると共に第1の磁気チャック15をオフし、保持部材3を第2の磁気チャックに磁気的に吸着することにより、蒸着マスク1を第1の磁気チャック15から第2の磁気チャックに移して保管するのがよい。これにより、微細なストライプ状の複数の開口パターン4が形成されていても、開口パターン4の形状及び位置を維持することができる。
なお、上記実施形態においては、フィルム2の第1の面2aに保持部材3をメッキ形成する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、磁性金属薄板に予め複数の貫通開口5を設けた保持部材3をフィルム2の第1の面2aに面接合してもよい。又は、磁性金属薄板にフィルム2の第1の面2aに面接合した後、複数の貫通開口5を設けてもよい。
上記面接合には、保持部材3にフィルム状の樹脂を圧着させる方法、保持部材3にフィルム状の樹脂を接着させる方法、半乾燥状態の樹脂溶液に保持部材3を圧着する方法等が含まれる。さらに、保持部材3に液状のポリイミド前駆体を塗布・焼成する方法もある。
詳細には、上記フィルム状の樹脂を圧着させる方法には、熱可塑性のフィルム2や表面に融着性処理が施されたフィルム2に保持部材3を熱圧着する方法や、フィルム2の表面を改質処理して保持部材3を熱圧着する方法がある。この場合、フィルム2の表面にカルボキシル基(−COOH)やカルボニル基(−COO)等を形成して表面の改質を行えば、金属製の保持部材3との界面における化学結合により接着が可能となる。又は、フィルム2の表面を大気圧プラズマ又は減圧プラズマ中でプラズマ処理したり、アルカリ溶液でフィルム2の表面をウェットエッチングしたりしてフィルム2の表面を改質してもよい。
また、保持部材3にフィルム状の樹脂を接着させる方法には、溶剤を含まない、又は溶剤を極めて少ない量だけ含む硬化性樹脂により接着する方法がある。
次に、このように構成された蒸着マスク1を使用した有機EL表示装置の製造方法について、図6,7を参照して説明する。ここでは、一例として、有機EL用TFT基板の赤色(R)対応のアノード電極上に正孔注入層、正孔輸送層、R発光層、電子輸送層等の積層構造となるように順次成膜してR有機EL層を形成する場合について説明する。
先ず、図6(a)に示すように、第1の磁気チャック15上に載置されたTFT基板20の上方に第2の磁気チャック21に吸着して保持された蒸着マスク1を位置付ける。この場合、蒸着マスク1の保持部材3がTFT基板20側となっている。
そして、蒸着マスク1のマスク側アライメントマーク6とTFT基板20に予め形成された図示省略の基板側アライメントマークとを図示省略のカメラで観察しながら、両マークが一定の位置関係、例えば各マークの中心が合致するように、第1及び第2の磁気チャック15,21を相対移動して蒸着マスク1とTFT基板20との位置合わせをする。
蒸着マスク1とTFT基板20との位置合わせが終了すると、第2の磁気チャック21を第1の磁気チャック15に対して、図6(a)に示す矢印A方向に垂直に下降し、同図(b)に示すように蒸着マスク1の保持部材3をTFT基板20上に密接する。これにより、蒸着マスク1の各開口パターン4がTFT基板20のR対応アノード電極22R上に位置付けられる。
続いて、図6(c)に示すように、第1の磁気チャック15をオンし、第2の磁気チャック21をオフして蒸着マスク1の保持部材3を第1の磁気チャック15に磁気的に吸着し、蒸着マスク1をTFT基板20上に移す。その後、第2の磁気チャック21を同図に示す矢印B方向に上昇して取除く。
次に、蒸着マスク1、TFT基板20及び第1の磁気チャック15を一体的に蒸着装置の真空槽内の所定位置に、蒸着マスク1を下側にして蒸着源に対峙させた状態で設置する。そして、図7(a)に示すように、予め設定された蒸着条件の下で真空蒸着を行い、TFT基板20のR対応アノード電極22R上にR有機EL層23Rを形成する。
この場合、蒸着マスク1の開口パターン4は、フィルム2の第1の面2a側から第2の面2b側に向かって拡がった形状に形成され、且つ蒸着材料分子が飛来する側の蒸着マスク1の面には、蒸着の影となるような部材が存在しないため、開口パターン4を介してTFT基板20上に蒸着される有機EL層23Rは、膜厚が均一になる。
また、本発明による蒸着マスク1は、従来のメタルマスクと比較して次のような利点がある。即ち、図8(a)に示すように、従来のメタルマスク24の場合には、メタルマスク24とTFT基板20との間の隙間25に蒸着材料が回り込んで付着して堆積物23aが堆積する。そして、この堆積物23aにより、メタルマスク24の開口パターン4の縁部が持ち上げられてメタルマスク24が波打ち、そのために微細な薄膜パターン(有機EL層23)を精度よく形成することができないことがあった。しかしながら、本発明による蒸着マスク1の場合には、フィルム2とTFT基板20との間には、保持部材3の厚みに等しい、例えば30μm程度の大きな隙間25が存在し、且つ保持部材3が開口パターン4の第1の面2a側の縁部から開口パターン4の外側に後退して位置しているために、同図(b)に示すように、蒸着材料がフィルム2の第1の面2a側の開口パターン4の縁部に回り込んで付着しても、蒸着材料の堆積物23aにより開口パターン4の縁部が持ち上げられるおそれがない。また、回り込んだ蒸着材料が保持部材3とTFT基板20との隙間に侵入して付着するおそれもないため、蒸着マスク1が波打つおそれもない。したがって、本発明の蒸着マスク1によれば、微細な薄膜パターン(有機EL層23)も精度よく形成することができる。
蒸着が終了すると、蒸着マスク1、TFT基板20及び第1の磁気チャック15を一体的に蒸着装置の真空槽内から取り出し、図7(b)に示すように、蒸着マスク1上に第2の磁気チャック21を密着させる。そして、同図(c)に示すように、第2の磁気チャック21をオンすると共に第1の磁気チャック15をオフして、蒸着マスク1の保持部材3を第2の磁気チャック21に磁気的に吸着し、蒸着マスク1をTFT基板20上から第2の磁気チャック21側に移す。この状態で、第2の磁気チャック21を同図(c)に示す矢印B方向に上昇して蒸着マスク1をTFT基板20上から剥離する。こうして、TFT基板20のR対応アノード電極22R上には、R有機EL層23Rが形成される。
さらに、緑色(G)対応アノード電極22G及び青色(B)対応アノード電極22B上にも、同様にして、夫々G有機EL層及びB有機EL層が形成される。
その後、TFT基板20の各有機EL層23上には、公知の技術を使用してITO(Indium Tin Oxide)の透明導電膜が形成され、さらにその上に透明な保護基板が接着されて有機EL表示装置が製造される。
1…蒸着マスク
2…フィルム
2a…第1の面(一面)
2b…第2の面(他面)
3…保持部材
4…開口パターン
5…貫通開口
7…ガラス基板(基材)
8…下地層
9…フォトレジスト
10…第1のフォトマスク
11…島パターン
12…磁性金属部材
13…凹部
15…第1の磁気チャック(磁気チャック)
16…マスク用部材
17…第2のフォトマスク
18…開口
19…レジストマスク
20…TFT基板
23…有機EL層
23R…R有機EL層(一の有機EL層)

Claims (6)

  1. 基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するための蒸着マスクであって、
    前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の貫通する複数の開口パターンを形成した可視光を透過する樹脂製フィルムと、
    前記フィルムの一面に密接され、前記開口パターンに対応して該開口パターンよりも寸法形状の大きい貫通開口を設けた磁性金属部材からなり、蒸着時に前記基板上に密接される保持部材と、
    を備えて構成され、
    前記開口パターンは、前記フィルムの前記一面側の開口面積が前記薄膜パターンの面積と同じで、前記一面とは反対側の他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きいことを特徴とする蒸着マスク。
  2. 基板上に複数の薄膜パターンを一定の配列ピッチで並べて蒸着形成するための蒸着マスクの製造方法であって、
    前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて前記薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の貫通開口を設けた磁性金属部材からなり、蒸着時に前記基板上に密接される保持部材を、可視光を透過する樹脂製フィルムの一面に密接してマスク用部材を形成する第1ステップと、
    前記マスク用部材の前記フィルムの前記一面とは反対側の他面側から前記保持部材の前記貫通開口に対応した前記フィルム部分を加工することにより、前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて、前記一面側の開口面積が前記薄膜パターンの面積と同じで、前記他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きい前記薄膜パターンと同形状の貫通する複数の開口パターンを形成する第2ステップと、
    を行なうことを特徴とする蒸着マスクの製造方法。
  3. 前記第1ステップは、
    平板な基材上に可視光を透過する樹脂を塗布した後、乾燥させて前記フィルムを形成するステップと、
    前記フィルム上に良伝導性の金属膜を成膜して下地層を形成するステップと、
    前記下地層上にフォトレジストを塗布するステップと、
    第1のフォトマスクを使用して前記フォトレジストを露光現像して前記下地層上に前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて前記薄膜パターンよりも寸法形状の大きい複数の島パターンを形成するステップと、
    前記島パターンの外側の前記下地層上に磁性金属部材の膜をメッキ形成するステップと、
    前記島パターンを除去して前記磁性金属部材の膜に前記下地層に達する凹部を形成するステップと、
    前記凹部内の前記下地層を除去して前記貫通開口を形成し、前記保持部材を形成するステップと、
    前記基材から前記フィルムを剥離するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の蒸着マスクの製造方法。
  4. 前記第2ステップは、
    前記マスク用部材の両面にフォトレジストを塗布するステップと、
    第2のフォトマスクを使用して前記フィルムの前記他面に塗布されたフォトレジストを露光現像し、前記貫通開口に対応した前記フォトレジストの部分に前記薄膜パターンの配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて該薄膜パターンと同じ寸法形状の開口を形成し、レジストマスクを形成するステップと、
    前記レジストマスクを使用して前記フィルムをエッチングし、前記開口パターンを形成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の蒸着マスクの製造方法。
  5. 前記フィルムは、ポリイミドであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の蒸着マスクの製造方法。
  6. TFT基板上に3色対応の有機EL層を一定の配列ピッチで並べて有する有機EL表示装置の製造方法であって、
    前記TFT基板を磁気チャック上に載置するステップと、
    前記3色対応の有機EL層のうち、一の有機EL層の配列ピッチと同じ配列ピッチで並べて、一面側の開口面積が前記一の有機EL層の面積と同じで、前記一面とは反対側の他面側の開口面積が前記一面側の開口面積よりも大きい、前記一の有機EL層と同じ形状の貫通する複数の開口パターンを形成した可視光を透過する樹脂製フィルムと、該フィルムの前記一面に密接され、前記開口パターンに対応して該開口パターンよりも寸法形状の大きい複数の貫通開口を設けた磁性金属部材からなる保持部材と、を備えて構成された蒸着マスクを、前記保持部材が前記TFT基板側となるようにして前記TFT基板上に位置付けるステップと、
    前記TFT基板上の前記一の有機EL層の形成領域と前記蒸着マスクの前記開口パターンとを位置合わせした後、前記磁気チャックの磁力により前記保持部材を吸着して前記蒸着マスクを前記TFT基板上に密着させるステップと、
    真空槽内で前記蒸着マスクの前記開口パターンを介して前記TFT基板上に有機EL材料を蒸着し、前記一の有機EL層を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
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