JP5958310B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
なお、当該ケーブルの配索のために種々の工夫がなされている。例えば、当該ケーブルを配索するために、適度な撓み部分を備えた状態で位置規制をすることが一般的に行われている(特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された配索構造においては、周縁に折り曲げ部を備えた挿通孔をシートフレームに設けることで、シートフレームとケーブルとの接触により生じるケーブルの損傷を抑制させるものである。
また、シールド近傍にはリクライニング機構などの構成部品が多数配設されるため、その構成部品と接続されるケーブルが存在することになるうえ、前記リクライニング機構とシールドとの間には大きな隙間を設けることができず、ケーブルの配索には注意を要する必要があった。このため、各ケーブルは通常は個々にシールドに対して取付けクランプ等の固定部材により固定して取付け、移動しないように位置規制している。このためケーブルを取付ける固定位置が多くなりケーブルの配索に制約を伴うと共に複雑となる。また、これに伴いコスト的には高くなるという問題も生じる。
先ず、第1の発明は、シートの側部位置に配置されるシールドと、該シールドに沿って配索される第1ケーブルと、該シールドに沿って配索される第2ケーブルを有する車両用シートであって、前記第1ケーブルは複数の固定箇所でシールドに固定されており、第2ケーブルは前記第1ケーブルの固定箇所間を通すことで位置規制されることを特徴とする。
また、本明細書においてワイヤーケーブル3とは、動力伝達を行うために使用されるものであり、金属線に対して被覆部を有する構造であり、当該金属線の両端部がいずれかの部分に接続されて使用されるものである。
また、本明細書において電気ケーブル4とは、電気を伝達するために使用されるものであり、電気線を被覆したものであり、当該電気線の両端部がいずれかの電気部品に接続されて使用されるものである。
本明細書においては、上記ワイヤーケーブル3と電気ケーブル4とをまとめてケーブルという。なお、電気ケーブル4は、複数の電気ケーブル4が束ねられて一組状態とされたワイヤーハーネス41として配索されることもある。
シールド2はシート1の両側位置に配置されているが、本実施形態では、図1で見て右側に配置されるシールド2に本発明のケーブル3,4の位置規制構成が適用されている。シールド2は内側シールド形成体2aと外側シールド形成体2bとが重なり合って形成されている。ケーブル3,4は内側シールド形成体2aとシートバック1aの下方部の側面との間の位置に配索されており、固定箇所を形成する取付けクランプ5(固定部材)により内側シールド形成体2aの形成面に取付けられている。
本実施形態においては上記取付けクランプ5は装着用突起部52がシールド2に設けられた貫通孔2cを貫通するように装着される。よって、取付けクランプ5をシールド2に装着した状態においては、図4に示すようにシールド2の裏表両面側に取付けクランプ5の一部が位置する。すなわち、一方の面側(図4で見て右側)にはケーブル保持部51、他方の面側(図4で見て左側)には装着用突起部52の先端部が位置する)。なお、装着用突起部52をシールド2に装着する際には装着用突起部52はシールド2に設けられた貫通孔2cを通過するように変形するが、貫通孔2cを通過した後では弾発力により形状が復元する構造となっている。よって、形状が復元された後の取付けクランプ5はシールド2から容易には外れないこととなる。
取付けクランプ5をシールド2に装着した状態では、シールド2から取付けクランプ5の装着用突起部52が突出している状態にあって、弾発力で取付けクランプ5はシールド2に挟持状態で取付け固定されている。このため取付けクランプ5のケーブル保持部51に保持される電気ケーブル4は確実にシールド2に対して位置規制された状態として取付けられる。また、ワイヤーケーブル3もシールド2の形成面と電気ケーブル4に挟まれた状態として、シールド2に対して位置規制されて取付けられた状態となる。
一方、ワイヤーケーブル3に関しては、2個の取付けクランプ5,5間に配索されており、かつ、ワイヤーハーネス41とシールド2との間を通すように配索されている。
よって、ウォークイン用ワイヤーケーブル31は2個の取付けクランプ5に位置規制されるとともに、シールド2とワイヤーハーネス41によっても位置規制がなされている。当該構成であれば、ウォークイン用ワイヤーケーブル31の位置規制のためだけに使用する取付けクランプ5を用意する必要性がなくなるため、機器点数を削減することが可能となる上、ケーブル3,4をせん断するような力がかかりにくい配索とすることもできる。よって、ケーブル3,4を位置規制する部材によってケーブル3,4がせん断されることを抑制することが可能となる。
また、通常、電気ケーブル4とワイヤーケーブル3は、異なる経路を通るため、煩雑になるが、当該態様であると、シールド2の近傍に電気ケーブル4とワイヤーケーブル3の双方を配索することが可能となり、経路を整理しやすくなる。
なお、上述した図3に示す第2実施例においては、ワイヤーケーブル3がリクライニング機構用ワイヤーケーブル3となっているが、上述した第1実施例と実質的に同様の作用効果を有する。
例えば、電気ケーブル4をシールドに取付ける固定部材は、取付けクランプ5の他、各種の取付具が適用できるものである。
また、固定部材としての取付けクランプ5に保持させるのは、電気ケーブル4ではなくワイヤーケーブル3でも良い。
また、固定箇所は2箇所に限る必要性は無く3箇所以上の複数箇所にすることが可能である。
また、固定部材の取付けクランプ5は前後方向や上下方向に離間させて配置するだけではなく、シールド2の形状に合わせて、左右方向など、様々な方向で離間させて配置する構成とすることも可能である。
2 シールド
3 ワイヤーケーブル
4 電気ケーブル
5 取付けクランプ(固定部材)
31 ウォークイン用ワイヤーケーブル
32 リクライニング機構用ワイヤーケーブル
51 ケーブル保持部
52 装着用突起部
Claims (1)
- シートの側部位置に配置されるシールドと、該シールドに沿って配索される第1ケーブルと、該シールドに沿って配索される第2ケーブルを有する車両用シートであって、
前記第1ケーブルは複数の固定箇所でシールドに固定されており、第2ケーブルは前記第1ケーブルの固定箇所間を通すことで位置規制され、
前記第1ケーブルは電気を導通させるために使用される電気ケーブルであり、第2ケーブルは機械的な動作に使用されるワイヤーケーブルであることを特徴とする車両用シート。
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