JP5899174B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。この定着装置には、熱効率や安全性などの観点から「熱ローラー方式」が広く使われている。熱ローラー方式とは、一対のローラーを用いて定着ニップを形成する方式である。一方で、ウォームアップタイムの短縮や省エネルギー化などの要請から、「ベルト方式」が近年注目されている。ベルト方式とは、定着ベルトを用いて定着ニップを形成する方式である。
例えば、特許文献1には、定着ベルト(特許文献1の「ベルト部材21」参照)と、定着ベルトに圧接する加圧回転体(特許文献1の「加圧ローラ31」参照)と、定着ベルトを加圧回転体側に向かって押圧するニップ部材(特許文献1の「固定部材26」参照)と、ニップ部材を支持する支持部材(特許文献1の「補強部材23」参照)と、輻射熱を放射する熱源(特許文献1の「ヒータ25」参照)と、を備えた定着装置が開示されている。
このような構成の定着装置において、熱源によって定着ベルトを直接加熱すると、定着ベルトが過昇温して、定着ベルトとニップ部材の間に使用されているグリースの性能(耐熱性)が低下するという問題がある。更に、定着ベルトが過昇温することで定着ベルトが変形し、接触式の温度検出部(サーミスター)と定着ベルトの接触が失われて通常の制御ができなくなったり、非接触式の過昇温防止装置(サーモスタット)と定着ベルトの距離が変化して過昇温防止装置が適切に動作しなくなったりするという問題がある。
そこで、特許文献2には、定着ベルトの内周面と接触する熱伝達部材(特許文献2の「支持部材60」参照)を熱源(特許文献2の「加熱手段25」参照)によって加熱し、熱伝達部材からの伝熱によって定着ベルトを加熱する構成が開示されている。また、特許文献2では、熱源から放射される輻射熱を反射部材(特許文献2の「反射板22」参照)によって反射するようになっている。
特開2010−096782号公報 特開2012−128074号公報
しかしながら、特許文献2においては、定着ベルトの回転に伴って定着ベルトが変形した際に、熱伝達部材と定着ベルトの接触不良が発生し、熱伝達部材から定着ベルトへの伝熱効率が低下し、定着ベルトの昇温速度が遅くなる恐れがある。また、上記のように熱伝達部材から定着ベルトへの伝熱効率が低下すると、定着ベルトと熱伝達部材の温度差が大きくなり、定着ベルトの回転が停止した際に定着ベルトが過昇温(オーバーシュート)するという問題がある。
また、特許文献2においては、熱源からの輻射熱の一部が反射部材に吸収され、反射部材が急速に温度上昇する恐れがある。このように反射部材が急速に温度上昇すると、反射部材を支持する部材が過昇温して変形したり、定着ベルトの回転が停止した際に反射部材からの伝熱によって定着ベルトが過昇温(オーバーシュート)したりするという問題がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、熱伝達部材と定着ベルトを安定して接触させることで熱伝達部材から定着ベルトへの伝熱効率を上昇させると共に、反射部材の温度上昇を抑制することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着ベルトと、前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧回転体と、前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧するニップ部材と、前記ニップ部材を支持する支持部材と、前記定着ベルトの内側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、前記定着ベルトの内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収する熱伝達部材と、前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、を備え、前記熱伝達部材は、前記支持部材に片持ち状態で支持され、前記反射部材は、前記熱伝達部材と少なくとも部分的に接触していることを特徴とする。
上記のように熱伝達部材が支持部材に片持ち状態で支持されることで、定着ベルトの回転に伴って定着ベルトが変形した際に、この変形に追従して熱伝達部材を変形させることが可能となる。そのため、熱伝達部材と定着ベルトを安定して接触させることが可能となり、熱伝達部材から定着ベルトへの伝熱効率を上昇させることが可能となる。これに伴って、定着ベルトの昇温速度を速くすることが可能になると共に、定着ベルトと熱伝達部材の温度差を小さくして、定着ベルトの回転が停止した際の定着ベルトの過昇温(オーバーシュート)を抑制することが可能となる。
また、反射部材が熱伝達部材と少なくとも部分的に接触することで、反射部材の温度が熱伝達部材の温度より高くなった場合に、熱伝達部材を介して反射部材の熱を定着ベルトに伝達することが可能となる。そのため、反射部材の温度上昇を抑制することが可能となり、反射部材を支持する部材が過昇温したり、定着ベルトの回転が停止した際に反射部材からの伝熱によって定着ベルトが過昇温(オーバーシュート)したりするのを抑制することが可能となる。
前記熱伝達部材は、記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側又は下流側のいずれか一方に設けられ、前記支持部材に固定される固定端部と、記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側又は下流側のいずれか他方に設けられ、前記支持部材に対して移動可能に設けられる自由端部と、前記固定端部と前記自由端部を連結する連結部と、を備え、前記反射部材は、記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、前記支持部材に固定される一対の固定板と、前記一対の固定板を接続する接続板と、を備え、前記一対の固定板のいずれか一方は、前記固定端部と少なくとも部分的に接触していても良い。
このような構成を採用することにより、熱伝達部材のうちで変形量が比較的少ない固定端部において反射部材と熱伝達部材の接触を確保することができ、反射部材と熱伝達部材の接触状態を安定させることが可能となる。
前記自由端部は、前記定着ベルトの内径側に向かって延出する挿入片を備え、前記一対の固定板のいずれか他方は、前記挿入片を遊挿可能な挿入穴を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、ジャム処理時などに熱伝達部材に大きな力が加わった場合に、熱伝達部材が過度に変形するのを抑制することが可能となる。
前記連結部は、前記定着ニップから離間する側に向かって湾曲する湾曲板部を備え、前記接続板は、前記定着ニップに近接する側に向かって湾曲し、前記熱源は、前記湾曲板部と前記接続板の間に配置されていても良い。
このような構成を採用することにより、熱源から放射される輻射熱を反射部材によって効率的に熱伝達部材へと反射させることができる。
前記熱伝達部材は、バネ性を有する材料によって形成されていても良い。
このような構成を採用することにより、定着ベルトの変形に追従して熱伝達部材を変形させやすくなる。
本発明の定着装置は、前記定着ベルトの回転軸方向の両端側に配置される一対のプーリーを更に備え、前記各プーリーは、前記定着ベルトの端部の前記回転軸方向外側に配置される蛇行規制部と、前記蛇行規制部から前記回転軸方向内側に向かって延出するフランジ部と、を備え、前記定着ベルトの前記端部は、前記熱伝達部材と前記フランジ部によって挟まれていても良い。
このような構成を採用することにより、定着ベルトの撓みを規制し、定着ベルトの浮き上がりを防止することが可能となる。そのため、定着ベルトの回転軌道を安定させることが可能となり、熱伝達部材と定着ベルトをより一層安定して接触させることが可能となる。
前記定着ベルトと前記ニップ部材の間に介装される摺接部材を更に備え、前記摺接部材は、前記支持部材に取り付けられる取付部と、前記取付部から屈曲され、前記定着ベルトの内周面に摺接する摺接部と、を備え、前記取付部は、前記熱伝達部材又は前記反射部材の一方又は両方と前記支持部材の間に介装されていても良い。
上記のように定着ベルトの内周面に摺接部を摺接させることで、定着ベルトの内周面にニップ部材を摺接させる場合よりも、回転時における定着ベルトの摺動負荷を低減させることが可能となり、定着ベルトの回転を安定させることができる。また、熱伝達部材又は反射部材の一方又は両方と支持部材の間に取付部を介装することで、熱伝達部材又は反射部材の一方又は両方から支持部材への伝熱を遮断することが可能となり、支持部材の温度上昇を抑制することが可能となる。これに伴って、定着ベルトの昇温速度を速くすることが可能になると共に、定着ベルトの回転が停止した際の定着ベルトの過昇温(オーバーシュート)を抑制することができる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、熱伝達部材と定着ベルトを安定して接触させることで熱伝達部材から定着ベルトへの伝熱効率を上昇させると共に、反射部材の過昇温を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルトの前端部及びその周辺を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルト及びその周辺部材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、熱伝達部材と反射部材を離間させた状態を示す右前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、熱伝達部材と反射部材を接触させた状態を示す右前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、熱伝達部材と反射部材を離間させた状態を示す左前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、熱伝達部材と反射部材を接触させた状態を示す左前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの定着装置において、定着ベルト及び熱伝達部材を示す断面図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、定着装置18について詳細に説明する。以下、説明の便宜上、図2における紙面手前側を定着装置18の前側(正面側)とする。図2の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。各図に適宜付される矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。
図2に示されるように、定着装置18は、箱型形状の定着フレーム21と、定着フレーム21の上部に収容される定着ベルト22と、定着ベルト22の前後両端側にそれぞれ配置される一対のプーリー23(図2では、後側のプーリー23のみ表示)と、定着フレーム21の下部に収容されるプレスローラー24(加圧回転体)と、定着ベルト22の内側に配置されるニップ部材25と、定着ベルト22の内側においてニップ部材25の上側に配置される支持部材26と、定着ベルト22の内側においてニップ部材25及び支持部材26の下側及び右側に配置される摺接部材27と、定着ベルト22の内側において支持部材26の上側に配置されるヒーター28(熱源)と、定着ベルト22の内側においてヒーター28の上側及び左右両側に配置される熱伝達部材30と、定着ベルト22の内側においてヒーター28の下側に配置される反射部材31と、を主体として構成されている。
定着フレーム21の右側部には、用紙の搬送経路15の下側に進入ガイド32が設けられている。定着フレーム21の左側部には、用紙の搬送経路15の上下両側に排出ガイド33が設けられている。
図3に示されるように、定着フレーム21の前後両端部には、所定の間隔を介して対向する一対のガイド壁34が設けられている。各一対のガイド壁34の間には、ハウジング35が配置されている。各ハウジング35の左右両側部には、ガイド溝39が上下方向に設けられている。各ガイド溝39は、各一対のガイド壁34の内縁部に係合している。これにより、各一対のガイド壁34によって各ハウジング35が上下方向スライド可能に支持されている。各ハウジング35は、コイルスプリング等によって構成される付勢部材(図示せず)によって下方に付勢されている(図3の矢印F参照)。各ハウジング35の内面には、装着凹部36が設けられている。
定着ベルト22は、前後方向に長い略円筒状を成している。定着ベルト22は、可撓性を有しており、周方向には無端状である。定着ベルト22は、例えば、基材層と、この基材層に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、によって構成されている。定着ベルト22の基材層は、例えば、SUSなどの金属によって形成されている。なお、定着ベルト22の基材層は、PI(ポリイミド)などの樹脂によって形成されていても良い。定着ベルト22の基材層は、例えば、内径φ30mm、厚さ30μmである。定着ベルト22の弾性層は、例えば、シリコンゴムによって形成されている。定着ベルト22の弾性層は、例えば、厚さ200μmである。定着ベルト22の離型層は、例えば、PFAチューブによって形成されている。定着ベルト22の離型層は、例えば、厚さ30μmである。なお、各図において、定着ベルト22の各層(基材層、弾性層、離型層)は、特に区別されずに表示されている。
定着ベルト22の内周面には、フッ素系樹脂のコーティングが施されている。このコーティングは、例えば、厚さ10μmである。定着ベルト22の内周面には、グリース(潤滑剤)が塗布されている。このグリースは、例えば、フッ素グリースやシリコンオイル等である。
図2に示されるように、定着ベルト22の左上側には、定着ベルト22の温度を検出するための接触式のサーミスター37(温度検出部)が設けられている。定着ベルト22の上側には、定着ベルト22の過昇温を防止するための非接触式のサーモカット38(過昇温防止装置)が設けられている。
図3に示されるように、各プーリー23は、円筒状を成している。各プーリー23は、定着ベルト22の前後両端部22aに装着されている。各プーリー23は、各ハウジング35の装着凹部36に回転可能な状態で装着されている。これにより、各プーリー23を介して定着ベルト22が各ハウジング35に回転可能に支持されており、前後方向に延びる回転軸Aを中心に定着ベルト22が回転可能となっている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト22の回転軸方向である。
図4に示されるように、各プーリー23は、蛇行規制部40と、蛇行規制部40の外径側の端部から前後方向内側に向かって延出するフランジ部41と、を備えている。蛇行規制部40は、前後方向外側に向かって内径側に傾斜している。蛇行規制部40は、定着ベルト22の前後両端部22a(図4では前端部22aのみ表示)の前後方向外側に配置されており、定着ベルト22の蛇行(前後方向の寄り)を規制している。フランジ部41は、定着ベルト22の前後両端部22aの外径側を覆っている。
プレスローラー24(図2等参照)は、前後方向に長い略円筒状を成している。プレスローラー24は、例えば、円筒状の芯材と、この芯材に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、によって構成されている。プレスローラー24の芯材は、例えば、鉄等の金属によって形成されている。プレスローラー24の芯材は、例えば、外径φ18mmである。プレスローラー24の弾性層は、例えば、シリコンゴムによって形成されている。プレスローラー24の弾性層は、例えば、厚さ3.5mmである。プレスローラー24の離型層は、例えば、PFAチューブによって形成されている。プレスローラー24の離型層は、例えば、厚さ50μmである。なお、各図において、プレスローラー24の各層(芯材、弾性層、離型層)は、特に区別されずに表示されている。
プレスローラー24は、定着ベルト22の下側(外側)に配置されている。プレスローラー24は、定着ベルト22に圧接しており、定着ベルト22とプレスローラー24の間には定着ニップ42が形成されている。プレスローラー24は、定着フレーム21に回転可能に支持されている。図3等に示されるように、プレスローラー24の前端部には、ギア固定部43が設けられている。ギア固定部43には、駆動ギア(図示せず)が固定されている。駆動ギアは、モーター等によって構成される駆動源(図示せず)に接続されている。
ニップ部材25(図2等参照)は、前後方向に長い板状を成している。ニップ部材25は、例えば、LCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって形成されている。ニップ部材25の下面は、右側(用紙の搬送方向における上流側)から左側(用紙の搬送方向における下流側)に向かって下側(プレスローラー24側)に傾斜している。ニップ部材25の下面は、定着ベルト22を下側(プレスローラー24側)に向かって押圧している。
支持部材26(図2等参照)は、前後方向に長い形状を成している。支持部材26は、断面L字状の一対のステー44を組み合わせることによって形成されており、断面ロの字状を成している。一対のステー44は、例えば、SECC(亜鉛メッキ鋼板)等の板金によって形成されている。一対のステー44は、例えば、厚さ1.6mmである。支持部材26の下面には、ニップ部材25の上面が固定されている。これにより、ニップ部材25が支持部材26に支持されると共に、ニップ部材25の反り(定着荷重による変形)が抑制されている。
図5に示されるように、支持部材26の右側面(用紙の搬送方向における上流側の側面)の前部と後部と前後方向中央部には、それぞれ上流側穴部45が設けられている。支持部材26の右側面には、上流側穴部45の形成間隔に、補強穴部46が3個ずつ設けられている。支持部材26の左側面(用紙の搬送方向における下流側の側面)の前部と後部には、それぞれ下流側穴部47が設けられている。
支持部材26の前後両端部には、それぞれ保持部材48が取り付けられている。各保持部材48は、例えば、SUS等の金属やLCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって形成されている。各保持部材48の前後方向内側の部分は、支持部材26の前後両端部に挿入されている。各保持部材48は、各ハウジング35(図3参照)に支持されている。
摺接部材27(図2等参照)は、シート状を成している。摺接部材27は、例えば、PTFE等のフッ素系樹脂によって形成されている。摺接部材27は、定着ベルト22とニップ部材25の間に介装されている。摺接部材27は、略鉛直な姿勢で設けられる取付部50と、取付部50の下端部から左側(用紙の搬送方向における下流側)に向かって屈曲される摺接部51と、を備えている。
図5に示されるように、摺接部材27の取付部50の前部と後部と前後方向中央部には、それぞれ取付穴52が設けられている。取付部50には、取付穴52の形成間隔に、補強穴53が3個ずつ設けられている。そして、各取付穴52及び支持部材26の各上流側穴部45をビス54が貫通し、各補強穴53及び支持部材26の各補強穴部46を補強ビス(図示せず)が貫通することで、取付部50が支持部材26の右側面に取り付けられている。
図2に示されるように、摺接部材27の摺接部51は、定着ベルト22の内周面に接触している。これにより、定着ベルト22の摺動性が高められている。
ヒーター28は、例えば、ハロゲンヒーターによって構成されている。ヒーター28は、通電によって発熱し、輻射熱(輻射光)を放射するように構成されている。
熱伝達部材30は、前後方向に長い形状を成している。熱伝達部材30は、例えば、SUS等のバネ性を有する金属によって形成されている。熱伝達部材30は、例えば、厚さ0.1mm〜0.3mmである。熱伝達部材30の内面(ヒーター28と対向する面)には、熱吸収率を向上させるための黒塗装が施されている。
熱伝達部材30は、支持部材26の右側(用紙の搬送方向における上流側)に設けられる固定端部56と、支持部材26の左側(用紙の搬送方向における下流側)に設けられる自由端部57と、固定端部56と自由端部57を連結する連結部58と、を備えている。
熱伝達部材30の固定端部56は、略鉛直な姿勢で設けられている。固定端部56と支持部材26の右側面の間には、摺接部材27の取付部50が介装されている。図6等に示されるように、固定端部56の前部と後部と前後方向中央部には、それぞれ固定穴60が設けられている。そして、各固定穴60及び支持部材26の各上流側穴部45を前述のビス54が貫通することにより、固定端部56が支持部材26の右側面に固定されている(図7参照)。これにより、熱伝達部材30が支持部材26に片持ち状態で支持されている。
図8等に示されるように、熱伝達部材30の自由端部57は、略水平な姿勢で設けられている。自由端部57の前部と後部と前後方向中央部には、右側(定着ベルト22の内径側)に向かって延出する挿入片61がそれぞれ設けられている。自由端部57は、支持部材26に固定されておらず、支持部材26に対して上下方向に移動可能に設けられている(図9の矢印B参照)。
図2に示されるように、熱伝達部材30の連結部58は、固定端部56の上端から右側に向かって屈曲される水平板部62と、自由端部57の左端から上方に向かって屈曲される鉛直板部63と、水平板部62と鉛直板部63を接続する湾曲板部64と、を備えている。湾曲板部64は、上側(定着ニップ42から離間する側)に向かって円弧状に湾曲している。湾曲板部64は、定着ベルト22の内周面に接触している。図4に示されるように、湾曲板部64と各プーリー23のフランジ部41の間には、定着ベルト22の前後両端部22a(図4では前端部22aのみ表示)が挟まれている。
反射部材31(図2等参照)は、前後方向に長い形状を成している。反射部材31は、例えば、光輝アルミニウム等の金属によって形成されている。反射部材31は、例えば、厚さ0.5mmである。
反射部材31は、支持部材26の右側及び左側(用紙の搬送方向における上流側及び下流側)にそれぞれ設けられる一対の固定板65と、一対の固定板65を接続する接続板66と、を備えている。
図6等に示されるように、反射部材31の各固定板65は、略鉛直な姿勢で設けられている。右側の固定板65の前部と後部と前後方向中央部には、それぞれ固定用穴67が設けられている。そして、各固定用穴67と支持部材26の各上流側穴部45を前述のビス54が貫通することにより、右側の固定板65が支持部材26の右側面に固定されている(図7参照)。図8等に示されるように、左側の固定板65の前部と後部には、それぞれ固定用穴68が設けられている。そして、各固定用穴68と支持部材26の各下流側穴部47をビス55が貫通することにより、左側の固定板65が支持部材26の左側面に固定されている(図9参照)。以上のような構成により、反射部材31が支持部材26に支持されている。
図8に示されるように、反射部材31の左側の固定板65の前部と後部と前後方向中央部には、それぞれ挿入穴70が設けられている。各挿入穴70には、熱伝達部材30の自由端部57に設けられた各挿入片61が遊挿されている(図2参照)。
図2に示されるように、反射部材31の右側の固定板65と支持部材26の右側面の間には、摺接部材27の取付部50が介装されている。右側の固定板65の右面は、熱伝達部材30の固定端部56の左面と接触している。右側の固定板65と摺接部材27の取付部50の間には断熱スペーサー71が介装されている。断熱スペーサー71は、ビス54の外周に装着されている。左側の固定板65と支持部材26の左側面の間には、断熱スペーサー72が介装されている。断熱スペーサー72は、ビス55の外周に装着されている。
反射部材31の接続板66は、下側(定着ニップ42に近接する側)に向かって円弧状に湾曲している。接続板66は、ヒーター28の周方向において熱伝達部材30が無い部分を覆うように配置されている。接続板66は、熱伝達部材30の湾曲板部64と対向しており、熱伝達部材30の湾曲板部64と接続板66の間にヒーター28が配置されている。
上記のように構成された定着装置18において、用紙にトナー像を定着させるには、図2に矢印Cで示されるように、駆動源(図示せず)によってプレスローラー24を回転させる。このようにプレスローラー24が回転すると、図2に矢印Dで示されるように、プレスローラー24に圧接する定着ベルト22がプレスローラー24とは逆方向に従動回転する。このように定着ベルト22が回転すると、定着ベルト22と各プーリー23のフランジ部41の間の摩擦力によって各プーリー23が定着ベルト22と連れ回りし、各プーリー23が各ハウジング35に対して摺動する。
また、用紙にトナー像を定着させるには、ヒーター28を稼働(点灯)させる。このようにヒーター28が稼働すると、ヒーター28から輻射熱が放射される。ヒーター28から熱伝達部材30に向かって放射された輻射熱は、図2に矢印Eで示されるように、熱伝達部材30の内面に直接到達し、熱伝達部材30の内面によって吸収される。ヒーター28から支持部材26に向かって放射された輻射熱は、図2に矢印Fで示されるように、反射部材31の接続板66によって熱伝達部材30に向かって反射され、熱伝達部材30の内面に到達し、熱伝達部材30の内面によって吸収される。以上のような作用により、熱伝達部材30が加熱されると共に、熱伝達部材30からの伝熱によって定着ベルト22が加熱される。この状態で、用紙が定着ニップ42を通過すると、トナー像が加熱されて溶融し、用紙にトナー像が定着される。
このように用紙にトナー像を定着させる際には、定着ベルト22の回転に伴って定着ベルト22が変形する(図10の二点鎖線参照)。このように定着ベルト22が変形すると、熱伝達部材30と定着ベルト22の接触不良が発生し、熱伝達部材30から定着ベルト22への伝熱効率が低下する恐れがある。
しかしながら、本実施形態では、熱伝達部材30が支持部材26に片持ち状態で支持されているため、定着ベルト22の回転に伴って定着ベルト22が変形した際に、この変形に追従して熱伝達部材30の左側部分(用紙の搬送方向における下流側の部分)を変形させることが可能となる(図10の二点鎖線参照)。そのため、熱伝達部材30と定着ベルト22を安定して接触させることが可能となり、熱伝達部材30から定着ベルト22への伝熱効率を上昇させることが可能となる。これに伴って、定着ベルト22の昇温速度を速くすることが可能になると共に、定着ベルト22と熱伝達部材30の温度差を小さくして、定着ベルト22の回転が停止した際の定着ベルト22の過昇温(オーバーシュート)を抑制することが可能となる。
また、反射部材31が熱伝達部材30と部分的に接触しているため、反射部材31の温度が熱伝達部材30の温度より高くなった場合に、熱伝達部材30を介して反射部材31の熱を定着ベルト22に伝達することが可能となる。そのため、反射部材31の温度上昇を抑制することが可能となり、支持部材26や保持部材48が過昇温したり、定着ベルト22の回転が停止した際に反射部材31からの伝熱によって定着ベルト22が過昇温(オーバーシュート)したりするのを抑制することが可能となる。
特に、本実施形態では、反射部材31の右側の固定板65が熱伝達部材30の固定端部56と部分的に接触している。このような構成を採用することで、熱伝達部材30のうちで変形量が比較的少ない固定端部56において反射部材31と熱伝達部材30の接触を確保することができ、反射部材31と熱伝達部材30の接触状態を安定させることが可能となる。
また、熱伝達部材30の自由端部57は、右側(定着ベルト22の内径側)に向かって延出する挿入片61を備え、反射部材31の左側の固定板65は、挿入片61を遊挿可能な挿入穴70を備えている。このような構成を採用することにより、ジャム処理時などに熱伝達部材30に大きな力が加わった場合に、熱伝達部材30の左側部分(用紙の搬送方向における下流側の部分)が過度に変形するのを抑制することが可能となる。
また、熱伝達部材30の湾曲板部64と反射部材31の接続板66の間にヒーター28が配置されているため、ヒーター28から放射される輻射熱を反射部材31によって効率的に熱伝達部材30へと反射させることができる。
また、定着ベルト22の前後両端部22aが熱伝達部材30の湾曲板部64と各プーリー23のフランジ部41によって挟まれているため、定着ベルト22の撓みを規制し、定着ベルト22の浮き上がりを防止することが可能となる。そのため、定着ベルト22の回転軌道を安定させることが可能となり、熱伝達部材30と定着ベルト22をより一層安定して接触させることが可能となる。
また、定着ベルト22の内周面に摺接部材27の摺接部51を摺接させているため、定着ベルト22の内周面にニップ部材25を摺接させる場合よりも、回転時における定着ベルト22の摺動負荷を低減させることが可能となり、定着ベルト22の回転を安定させることができる。
また、熱伝達部材30の固定端部56及び反射部材31の右側の固定板65と支持部材26の右側面との間に摺接部材27の取付部50が介装されている。そのため、熱伝達部材30及び反射部材31から支持部材26への伝熱を遮断することが可能となり、支持部材26の温度上昇を抑制することが可能となる。これに伴って、定着ベルト22の昇温速度を速くすることが可能になると共に、定着ベルト22の回転が停止した際の定着ベルト22の過昇温(オーバーシュート)を抑制することができる。
また、本実施形態では図2に示されるように、熱伝達部材30によってヒーター28と定着ベルト22が仕切られている。そのため、定着ベルト22の内周面に塗布されたグリースがヒーター28によって直接加熱されるのを防止することができ、グリースの性能(耐熱性)が低下するのを抑制することが可能となる。
また、熱伝達部材30の湾曲板部64とサーミスター37の間に定着ベルト22が挟み込まれている。そのため、サーミスター37を定着ベルト22に確実に接触させることが可能となり、サーミスター37と定着ベルト22の接触が失われて通常の制御ができなくなるような事態を回避することができる。
また、反射部材31の各固定板65と支持部材26は、各断熱スペーサー71、72によって離間されている。このような構成を採用することにより、反射部材31と支持部材26の間の断熱効果を高めることができる。
本実施形態では、支持部材26の右側(用紙の搬送方向における上流側)に熱伝達部材30の固定端部56が設けられ、支持部材26の左側(用紙の搬送方向における下流側)に熱伝達部材30の自由端部57が設けられていた。一方で、他の異なる実施形態では、支持部材26の左側(用紙の搬送方向における下流側)に熱伝達部材30の固定端部56が設けられ、支持部材26の右側(用紙の搬送方向における上流側)に熱伝達部材30の自由端部57が設けられていても良い。
本実施形態では、熱伝達部材30及び反射部材31と支持部材26との間に摺接部材27の取付部50が介装されていた。一方で、他の異なる実施形態では、熱伝達部材30又は反射部材31のいずれか一方と支持部材26との間に摺接部材27の取付部50が介装されていても良い。
本実施形態では、ハロゲンヒーターをヒーター28として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、セラミックヒーターなどをヒーター28として用いても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
22 定着ベルト
22a (定着ベルトの)前後両端部
23 一対のプーリー
24 プレスローラー(加圧回転体)
25 ニップ部材
26 支持部材
27 摺接部材
28 ヒーター(熱源)
30 熱伝達部材
31 反射部材
40 蛇行規制部
41 フランジ部
42 定着ニップ
50 取付部
51 摺接部
56 固定端部
57 自由端部
58 連結部
61 挿入片
64 湾曲板部
65 一対の固定板
66 接続板
70 挿入穴

Claims (7)

  1. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧回転体と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧するニップ部材と、
    前記ニップ部材を支持する支持部材と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、
    前記定着ベルトの内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収する熱伝達部材と、
    前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、を備え、
    前記熱伝達部材は、前記支持部材に片持ち状態で支持され、
    前記反射部材は、前記熱伝達部材と少なくとも部分的に接触し
    前記熱伝達部材は、
    記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側又は下流側のいずれか一方に設けられ、前記支持部材に固定される固定端部と、
    記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側又は下流側のいずれか他方に設けられ、前記支持部材に対して移動可能に設けられる自由端部と、
    前記固定端部と前記自由端部を連結する連結部と、を備え、
    前記反射部材は、
    記録媒体の搬送方向における前記支持部材の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、前記支持部材に固定される一対の固定板と、
    前記一対の固定板を接続する接続板と、を備え、
    前記一対の固定板のいずれか一方は、前記固定端部と少なくとも部分的に接触していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記自由端部は、前記定着ベルトの内径側に向かって延出する挿入片を備え、
    前記一対の固定板のいずれか他方は、前記挿入片を遊挿可能な挿入穴を備えていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記連結部は、前記定着ニップから離間する側に向かって湾曲する湾曲板部を備え、
    前記接続板は、前記定着ニップに近接する側に向かって湾曲し、
    前記熱源は、前記湾曲板部と前記接続板の間に配置されていることを特徴とする請求項又はに記載の定着装置。
  4. 前記熱伝達部材は、バネ性を有する材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧回転体と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧するニップ部材と、
    前記ニップ部材を支持する支持部材と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、
    前記定着ベルトの内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収する熱伝達部材と、
    前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、
    前記定着ベルトの回転軸方向の両端側に配置される一対のプーリーと、を備え、
    前記熱伝達部材は、前記支持部材に片持ち状態で支持され、
    前記反射部材は、前記熱伝達部材と少なくとも部分的に接触し、
    前記各プーリーは、
    前記定着ベルトの端部の前記回転軸方向外側に配置される蛇行規制部と、
    前記蛇行規制部から前記回転軸方向内側に向かって延出するフランジ部と、を備え、
    前記定着ベルトの前記端部は、前記熱伝達部材と前記フランジ部によって挟まれていることを特徴とする定着装置。
  6. 回転可能に設けられる定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトに圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧回転体と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、前記定着ベルトを前記加圧回転体側に向かって押圧するニップ部材と、
    前記ニップ部材を支持する支持部材と、
    前記定着ベルトの内側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、
    前記定着ベルトの内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収する熱伝達部材と、
    前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、
    前記定着ベルトと前記ニップ部材の間に介装される摺接部材と、を備え、
    前記熱伝達部材は、前記支持部材に片持ち状態で支持され、
    前記反射部材は、前記熱伝達部材と少なくとも部分的に接触し、
    前記摺接部材は、
    前記支持部材に取り付けられる取付部と、
    前記取付部から屈曲され、前記定着ベルトの内周面に摺接する摺接部と、を備え、
    前記取付部は、前記熱伝達部材又は前記反射部材の一方又は両方と前記支持部材の間に介装されていることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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