JP5882111B2 - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

エレベータ群管理制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5882111B2
JP5882111B2 JP2012087421A JP2012087421A JP5882111B2 JP 5882111 B2 JP5882111 B2 JP 5882111B2 JP 2012087421 A JP2012087421 A JP 2012087421A JP 2012087421 A JP2012087421 A JP 2012087421A JP 5882111 B2 JP5882111 B2 JP 5882111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
destination floor
hall call
hall
registration device
registration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012087421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013216423A (ja
Inventor
章二 中井
章二 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2012087421A priority Critical patent/JP5882111B2/ja
Priority to CN201310114022.6A priority patent/CN103359561B/zh
Priority to MYPI2013001194A priority patent/MY165307A/en
Priority to SG2013025648A priority patent/SG193775A1/en
Publication of JP2013216423A publication Critical patent/JP2013216423A/ja
Priority to HK14103818.8A priority patent/HK1190689A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP5882111B2 publication Critical patent/JP5882111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明の実施形態は、乗場での行先階登録の操作を受け付ける乗場行先階登録装置を備えたエレベータ群管理制御システムに関する。
従来、乗場での行先階登録、つまり行先階付きの乗場呼びの為のテンキーなどの操作を受け付ける乗場行先階登録装置を備えた群管理制御方式のエレベータがある。このエレベータでは、利用者が乗場で行先階の登録のための操作を行なえるので、利用者が乗りかごに乗り込んでからの行先階登録のための操作が不要となる。この場合、群管理制御装置は、乗場からの行先階の情報を得ることができるので、利用者が乗りかごに乗り込んでからの行先階登録の情報を得る場合と比較して、より適切な乗りかごを割り当てることができる。
特開平1−203189号公報
上述したエレベータでは、同一のエレベータ設置建屋において、行先階無しの乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、行先階付きの乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置とが混在して設置されている場合がある。例えば、玄関階などの特定の階床の乗場には乗場行先階登録装置が設置され、その他の階床の乗場には乗場呼び登録装置が設置される。
この場合、群管理制御装置は、乗場行先階登録装置の操作にともなう行先階付きの乗場呼び登録を行ない、かつ、乗場呼び登録装置の操作にともなう行先階無しの乗場呼び登録を行ない、これらの乗場呼びに応答させる乗りかごを割り当てる。
ここで、群管理制御装置の故障が発生するなどして、当該群管理制御装置が正常に動作しなくなった場合は、乗場行先階登録装置の操作による行先階付きの乗場呼びに応じた割り当てが行えなくなるだけでなく、乗場呼び登録装置の操作による行先階無しの乗場呼びに応じた割り当ても行えなくなり、利用者へのサービスが一切行えなくなってしまう。
この対策として、エレベータ設置建屋に予備の群管理制御装置を設け、主に用いる群管理制御装置が正常に動作しなくなった場合に予備の群管理制御装置を起動するようにして利用者へのサービスに支障が生じないようにしている。
しかし、このように予備の群管理制御装置を設ける場合には、設置時のスペースを多く必要とし、また、設置時や保守時のコストも増大してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、行先階無しの乗場呼びの登録のための乗場呼び登録装置と行先階付きの乗場呼びの登録のための乗場行先階登録装置とをともに設けている場合で、一部の動作に異常が生じた場合でも、利用者へのサービスに支障が生じないようにすることが可能になるエレベータ群管理制御システムを提供することにある。
実施形態によれば、エレベータ群管理制御システムは、複数台の乗りかごと、少なくとも1つ以上の階に設置され、利用者の行先階を含む乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、少なくとも1つ以上の階に設置され、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第1の割り当て制御装置と、前記第1の割り当て制御装置と別に設けられ、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された行先階を含む乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第2の割り当て制御装置とをもち、乗場行先階登録装置は、第2の割り当て制御装置が正常に動作していない場合に、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付け、第1の割り当て制御装置は、乗場行先階登録装置の操作により登録された、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びに応答させる乗りかごを割り当てる
第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の機能構成例を示すブロック図。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面の一例を示す図。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面の一例を示す図。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図。 第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の機能構成例を示すブロック図。 第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置の機能構成例を示すブロック図。 第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置による動作手順の一例を示すフローチャート。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図である。
ここでは複数台の乗りかごの運転が群管理制御された構成が示されている。なお、乗りかごが複数台存在する場合には、「号機」という言い方をすることがある。また、単にエレベータと言った場合に、基本的には「乗りかご」のことを示す。
このエレベータ群管理制御システムは群管理制御装置1を設ける。この群管理制御装置1は、複数台の乗りかご3の運転を群管理制御する装置である。また、図1に示すように、複数台の各号機のかご制御装置2は、自号機の乗りかご3に対応して設けられており、図示せぬ巻上機の駆動制御やドアの開閉制御などを含む号機単体での制御を行なう。乗りかご3は、図示せぬ巻上機の駆動により昇降路内を昇降動作する。ここでは、2台分のかご制御装置および乗りかごを図示しており、その他のかご制御装置および乗りかごの図示は省略している。
一方、図1に示すように、所定の階床には、乗場呼び登録装置4が複数台設置され、乗場行先階登録装置5は設置されない。また、乗場呼び登録装置4が設置される階床以外の、玄関階などの所定の各階の乗場には、乗場行先階登録装置5が設置され、乗場呼び登録装置4は設置されない。また、乗りかご3内には図示せぬかご操作盤が設けられる。
また、乗場行先階登録装置5の設置階の乗場において、当該乗場行先階登録装置5に乗場呼び登録装置4を併設するようにしてもよい。
図1に示した例では、各号機のかご制御装置2に対応して乗場呼び登録装置4が設けられているが、群管理制御装置1に対して乗場呼び登録装置4が電気的に直接接続されるようにしてもよい。
乗場行先階登録装置5は、各階の乗場にて利用者が行先階付きの乗場呼びを登録するための装置であり、行先階付きの乗場呼びを登録するための操作を受け付ける操作部と、この乗場呼びに応じた割当結果等を表示するための表示部とを有する。なお、行先階の登録方法としては、テンキーの操作や行先階釦の入力によるものが一般的であるが、乗場にて登録可能であれば、例えばカードリーダや無線ICなどを用いた方法であっても良い。また、乗場行先階登録装置5は操作部と表示部を一体化したタッチパネルディスプレイを有するようにしてもよい。
利用者による、各階の乗場行先階登録装置5に対し、行先階付きの乗場呼びの登録のための操作が行われると、行先階と発生階とでなる2つの情報を1つの組とした行先階付きの乗場呼び情報が、当該乗場行先階登録装置5に電気的に接続される行先階登録処理装置6へ出力される。なお、以下では、必要に応じて行先階を目的階と称し、発生階を登録階と称する。また、本実施形態では、乗場行先階登録装置5からの行先階付きの乗場呼び情報は、群管理制御装置1には直接出力されない。
また、各階の乗場呼び登録装置4は、各階の乗場にて利用者が行先方向、つまり行先階無しの乗場呼びを登録するための装置であり、一般乗場呼び釦またはUP/DN釦とも呼ばれる。乗場呼び登録装置4は、行先方向を登録するための操作を受け付ける操作部と、登録された行先方向を表示するための表示部とを有する。
各階の乗場呼び登録装置4への行先階無しの乗場呼びの登録のための操作が行われると、行先方向および発生階の情報である行先階無しの乗場呼び情報がかご制御装置2を介して群管理制御装置1へ出力される。また、本実施形態では、乗場呼び登録装置4からの行先階無しの乗場呼び情報は、行先階登録処理装置6には直接出力されない。
このように、本実施形態では、行先階付きの乗場呼び情報は行先階登録処理装置6へ出力され、また、行先階無しの乗場呼び情報は群管理制御装置1へ出力される。つまり、行先階付きの乗場呼び情報と行先階無しの乗場呼び情報とで出力先が分担されている。
群管理制御装置1は、乗場呼び登録装置4からの行先階無しの乗場呼び情報を受信すると、各号機のかご制御装置2から得られる、各号機の乗りかご3の運行情報(かご位置、運転方向、戸開閉状態、各号機の行先階登録情報等)に基づいて、各号機の乗りかご3の中から乗場呼び情報を割り当てる最適な乗りかごである最適かごを選定して、その最適かごに乗場呼び情報を割り当てる。以下では、乗場呼び情報が割り当てられた乗りかごのことを「割当かご」と呼ぶ。
また、行先階登録処理装置6は、乗場行先階登録装置5からの行先階付きの乗場呼び情報を受信すると、群管理制御装置1が各号機のかご制御装置2から得た、各号機の乗りかご3の運行情報(かご位置、運転方向、戸開閉状態、各号機の行先階登録情報等)に基づいて、各号機の乗りかご3の中から乗場呼び情報を割り当てる最適な乗りかごである最適かごを選定して、その最適かごに乗場呼び情報を群管理制御装置1に割り当てさせるための割当信号を当該群管理制御装置1に出力する。
図2は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態において、群管理制御装置1は、装置全体の動作を司る制御部11、記憶装置12、通信インタフェース13、登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16を有する。登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図2のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置12は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、通信インタフェース13、登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16による処理動作のためのプログラムを記憶する。登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16は、このプログラムを読み出して実行する事で動作する。
登録制御部14は、各階の乗場呼び登録装置4で登録された行先階無しの乗場呼び情報と、この乗場呼びに応じて割当制御部16から出力される、どの乗りかごに対して乗場呼びを割り当てたのかを示す割当かご情報とを関連付けて内部メモリに登録する。前述したように、乗場呼び情報は、行先階(目的階)と発生階(登録階)とでなる2つの情報を含む行先階付きの乗場呼び情報である場合と、発生階(登録階)および行先方向の情報を含む行先階無しの乗場呼び情報である場合とがあるが、本実施形態では、登録制御部14は、行先階無しの乗場呼び情報のみを乗場呼び登録装置4から得る。
また、応答時間算出部15は、登録制御部14により新規に登録された行先階無しの乗場呼びに対し、各乗りかご毎に割当ての指標となる応答時間を算出する。この応答時間は、既に登録されている乗場呼びの割当情報、かご呼びの情報、現在のかご位置、運転方向、戸開閉状態などをもとに計算される。
通常、応答時間算出部15は、乗りかごが既登録の呼びに応答しながら、最初に新規乗場呼びが登録された階に到着するまでの時間を、乗りかごが乗場呼びの登録階に到着するまで時間(第1の時間)として算出する。
ここで、応答時間算出部15は、第1の時間に、実際に利用者が乗りかごに乗車して目的階に到着するまでの第2の時間を加えた時間を応答時間として算出する。
割当制御部16は、各号機の乗りかご3のそれぞれについて、応答時間算出部15によって算出された応答時間に基づいて、登録制御部14により新規登録された行先階無しの乗場呼びに対する最適性を表わす評価値を算出し、群管理制御装置1は当該乗場呼びの割当出力を行なう。このとき、割当制御部16は、どの乗りかごに対して乗場呼びを割り当てたのかを示す割当かご情報を、通信インタフェース13を介して登録制御部14に出力する。
図3は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態において、この行先階登録処理装置6は、装置全体の動作を司る制御部61、記憶装置62、通信インタフェース63、登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66を有する。登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図3のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置62は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、通信インタフェース63、登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66による処理動作のためのプログラムを記憶する。登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66は、このプログラムを読み出して実行する事で動作する。
登録制御部64は、各階の乗場行先階登録装置5で登録された行先階付きの乗場呼び情報と、この乗場呼びに応じて割当制御部66から出力される割当かご情報とを関連付けて内部メモリに登録する。前述したように、乗場呼び情報は、行先階(目的階)と発生階(登録階)とでなる2つの情報を含む行先階付きの乗場呼び情報である場合と、発生階(登録階)および行先方向の情報を含む行先階無しの乗場呼び情報である場合とがあるが、本実施形態では、登録制御部64は、行先階付きの乗場呼び情報のみを乗場行先階登録装置5から得る。
また、割当制御部66は、乗場行先階登録装置5で登録された行先階付きの乗場呼び情報にしたがった、どの乗りかごに対して乗場呼びを割り当てたのかを示す割当かご情報を、通信インタフェース63を介して操作元の乗場行先階登録装置5に出力して、当該乗場行先階登録装置5の表示部に表示させる。例えば、1階設置の乗場行先階登録装置5への操作により、12階を行先階とする乗場呼びが登録されて、A号機に割当出力された場合には、1階設置の操作元の乗場行先階登録装置5に対して割当かご情報(A号機)が出力される。
また、割当かごが乗場行先階登録装置5からの行先階付きの乗場呼びに応答した時には、該当するかご制御装置2に対して目的階情報が出力される。これにより、かご制御装置2を通じて乗りかご3内でかご呼びが自動登録される。例えば、前述した目的階情報(12階)が出力されていれば、乗りかご3内で12階行きのかご呼びが自動登録されることになる。
応答時間算出部65は、登録制御部64により新規に登録された行先階付きの乗場呼びに対し、各乗りかご毎に割当ての指標となる応答時間を算出する。この応答時間は、既に登録されている乗場呼びの割当情報、かご呼びの情報、現在のかご位置、運転方向、戸開閉状態などをもとに計算される。
割当制御部66は、各号機の乗りかご3のそれぞれについて、応答時間算出部65によって算出された応答時間に基づいて、登録制御部64により新規登録された行先階付きの乗場呼びに対する最適性を表わす評価値を算出して当該乗場呼びの割当出力を群管理制御装置1に対して行なう。このとき、割当制御部66は、どの乗りかごに対して乗場呼びを割り当てたのかを示す割当かご情報を、通信インタフェース63を介して登録制御部64に出力する。
次に、図1に示した構成のエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。まず、群管理制御装置1による、行先階無しの乗場呼びに対する割り当てについて説明する。
図4は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。
利用者が乗場呼び登録装置4を操作して、この乗場呼び登録装置4からの行先階無しの乗場呼び情報を、接続先のかご制御装置2を介して群管理制御装置1の通信インタフェース13が入力して、登録制御部14に乗場呼び情報の信号が入力されると(ステップS1)、割当制御部16は、行先階登録処理装置6に優先して最適かごの選定を行なうために、最適かごの選定の許可を求めるための許可要求信号を、通信インタフェース13を介して行先階登録処理装置6に出力する(ステップS2)。
行先階登録処理装置6は、許可要求信号を通信インタフェース63を介して入力すると、最適かごの選定の許可信号および、この最適かごの選定のための、登録制御部64により登録している、つまり応答前の行先階付きの乗場呼び情報を通信インタフェース63を介して群管理制御装置1に出力する。
行先階登録処理装置6からの許可信号および行先階付きの乗場呼び情報を群管理制御装置1の通信インタフェース13を介して登録制御部14が入力することで、行先階登録処理装置6からの最適かごの選定の許可、および行先階付きの乗場呼び情報を登録制御部14が得る(ステップS3,S4)。
すると、応答時間算出部15は、各号機の運行情報、および、行先階登録処理装置6からの行先階付きの乗場呼び情報に基づいて、各乗りかご毎に応答時間を算出する。そして、割当制御部16は、各号機に関する応答時間算出部15の算出結果に基づいて、各号機の評価値を算出する。
各号機の評価値が算出されると、割当制御部16は、その中で評価値が最小となる号機を最適かごとして選定する(ステップS5)。なお、一般的に評価関数では、評価値の値が小さいほど評価が高く、その値が大きいほど評価が低いことを意味する。
そして、割当制御部16は、選定した最適かごの号機に対応するかご制御装置2に割当信号を出力する(ステップS6)、これにより、利用者が乗場呼び登録装置4を操作することによる行先階無しの乗場呼びに乗りかご3が応答する。
そして、割当制御部16は、行先階登録処理装置6による最適かごの選定を再開させるために、最適かごの選定の再開許可信号を、通信インタフェース13を介して行先階登録処理装置6に出力する。
行先階登録処理装置6は、再開許可信号を、通信インタフェース63を介して入力すると、前述した許可要求信号を再度入力するまでの間、行先階付きの乗場呼び情報に対する最適かご選定を行なうことが可能となる。
次に、行先階登録処理装置6による、行先階付きの乗場呼びに対する割り当てについて説明する。
図5は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。
ここでは、行先階登録処理装置6は、群管理制御装置1からの許可要求信号を入力しておらず、行先階付きの乗場呼び情報に対する最適かご選定が可能であると仮定する。
利用者が乗場行先階登録装置5を操作して、この乗場行先階登録装置5からの行先階付きの乗場呼び情報を行先階登録処理装置6の通信インタフェース63が入力して、登録制御部64に乗場呼び情報の信号が入力されると(ステップS11)、割当制御部66は、各号機の運行情報を考慮して、行先階付きの乗場呼び情報に対する最適かごを選定するために、各号機の運行情報の要求信号を通信インタフェース63を介して群管理制御装置1に出力する(ステップS12)。
群管理制御装置1は、要求信号を通信インタフェース13を介して入力すると、登録制御部14により登録している運行情報を通信インタフェース13を介して行先階登録処理装置6に出力する。
群管理制御装置1からの運行情報を通信インタフェース63を介して登録制御部64が入力することで、群管理制御装置1からの運行情報を登録制御部64が得る(ステップS13)。
すると、応答時間算出部65は、行先階付きの乗場呼び情報、および、群管理制御装置1からの各号機の運行情報に基づいて、各乗りかご毎に応答時間を算出する。そして、割当制御部66は、各号機に関する応答時間算出部65の算出結果に基づいて、各号機の評価値を算出する。
各号機の評価値が算出されると、割当制御部66は、その中で評価値が最小となる号機を最適かごとして選定する(ステップS14)。
そして、割当制御部66は、選定した最適かごの号機に対応するかご制御装置2宛ての割当信号を通信インタフェース63を介して群管理制御装置1に出力する。群管理制御装置1の通信インタフェース13により、行先階登録処理装置6からの割当信号を入力すると、割当制御部16は、この割当信号で示される、選定済みの最適かごの号機に対応するかご制御装置2に割当信号を出力する(ステップS15)、これにより、利用者が乗場行先階登録装置5を操作することによる行先階付きの乗場呼びに乗りかご3が応答する。
以上のように、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムでは、乗場呼び登録装置4の操作に伴う行先階無しの乗場呼びに対する割り当てを行なう群管理制御装置1と、乗場行先階登録装置5の操作に伴う行先階付きの乗場呼びに対する割り当てである最適かごの選定を行なう行先階登録処理装置6とをそれぞれ設けた構成としている。
このような構成とすることで、仮に行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びを登録、またはこの乗場呼びに対する割り当てが行えなくなった場合でも、乗場呼び登録装置4の操作に伴う行先階無しの乗場呼びに対する割り当てについては、群管理制御装置1が継続して行なうことができるので、利用客へのサービスが全く行えなくなってしまうことを回避できる。
また、全ての階床に乗場呼び登録装置4を設置して、前述したように、乗場行先階登録装置5の設置階の乗場において、当該乗場行先階登録装置5と乗場呼び登録装置4とを併設するようにすれば、行先階登録処理装置6が故障するなどしても、行先階無しの乗場呼びのための操作を受け付けて、この乗場呼びに対する割り当てを行なうことができるので、全ての階床においてサービスを継続することができる。
また、乗場呼び登録装置4の操作に伴う行先階無しの乗場呼びに対する割り当てを行なう群管理制御装置1を設け、乗場行先階登録装置5や行先階登録処理装置6を設けていない、従来型のエレベータ群管理制御システムを改修して、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムを構築するには、乗場行先階登録装置5や行先階登録処理装置6を新たに設け、かつ、群管理制御装置1の登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16の機能を、行先階登録処理装置6からの行先階付きの乗場呼びを考慮して割り当て号機の選定を行なうように変更すればよい。よって、群管理制御装置1自体を交換する必要なしに、従来型のエレベータ群管理制御システムから本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムへの改修が行える。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態における構成のうち第1の実施形態で示したものと同一部分の説明は省略する。
本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムは、乗場行先階登録装置5の設置階に乗場呼び登録装置4を設けていない場合において、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びの登録やこの乗場呼びに対する割り当てが行えなくなった場合に、乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりとして用いることで、行先階無しの乗場呼びを登録してこの乗場呼びに対する割り当てを行なえるようにすることで、乗場呼び登録装置4を設けていない階床においても利用客へのサービスを継続できるようにしたことを特徴とする。
図6は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図である。
このエレベータ群管理制御システムでは、図1に示した、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムと比較して、乗場行先階登録装置5は、第1の実施形態で説明した行先階登録処理装置6に電気的に接続されるだけでなく、各号機のかご制御装置2にも電気的に接続されている。この乗場行先階登録装置5は、いずれかの号機のかご制御装置2のみに電気的に接続されるようにしてもよい。本実施形態では、前述したように、乗場行先階登録装置5が設けられる乗場には乗場呼び登録装置4は設けられていない。
本実施形態では、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びの登録やこの乗場呼びに対する割り当てが行えなくなった場合に、乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりに用い、この乗場行先階登録装置5の操作による、行先階無しの乗場呼び情報を接続先のかご制御装置2を介して群管理制御装置1に出力する。
図7は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の機能構成例を示すブロック図である。
図7に示すように。本実施形態における乗場行先階登録装置5は、装置全体の動作を司る制御部51、記憶装置52、通信インタフェース53、出力制御部54、タッチパネル55、表示制御部56、異常検出部57を有する。出力制御部54、表示制御部56、異常検出部57は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図7のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置52は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、通信インタフェース53、出力制御部54、表示制御部56、異常検出部57による処理動作のためのプログラムを記憶する。出力制御部54、表示制御部56、異常検出部57は、このプログラムを読み出して実行する事で動作する。
タッチパネル55は、行先階を登録するための操作部と、割当結果等を表示するための表示部とを一体化したタッチパネルディスプレイである。表示制御部56は、行先階登録処理装置6の動作の異常の有無に応じて、表示画面を、行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面、もしくは、行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面に切り替える。
図8は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、乗場行先階登録装置5のタッチパネル55に表示される行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面では、行先階の選択用のアイコン、および行先階の選択入力を求めるメッセージが表示される。利用者が、この画面上の所望の行先階のアイコンに触れることにより、行先階付きの乗場呼び情報が出力される。
図9は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面の一例を示す図である。
図9に示すように、乗場行先階登録装置5のタッチパネル55に表示される行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面では、行先方向の選択用のアイコン、および行先方向の選択入力を求めるメッセージが表示される。利用者が、この画面上の所望の行先階のアイコンに触れることにより、行先階無しの乗場呼び情報が出力される。
また、乗場行先階登録装置5の異常検出部57は、行先階登録処理装置6からの、当該行先階登録処理装置6が正常に動作している事を示す動作信号を、通信インタフェース53を介して入力している場合には、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを検出し、行先階登録処理装置6の故障などにより、当該行先階登録処理装置6からの動作信号を入力できなくなった場合には、行先階登録処理装置6が正常に動作しなくなったことを検出する。
出力制御部54は、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを異常検出部57が検出した場合には、タッチパネル55の操作による乗場呼び情報の出力先が行先階登録処理装置6となるように制御する。
また、出力制御部54は、行先階登録処理装置6が正常に動作していないことを異常検出部57が検出した場合には、乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりとするために、当該乗場行先階登録装置5のタッチパネル55への操作による乗場呼び情報の出力先がかご制御装置2となるように制御する。
次に、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。図10は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。ここで説明する動作は、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合に、乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりとして用いて、乗場行先階登録装置5の設置階床における行先階無しの乗場呼びを登録できるようにするための動作である。
まず、行先階登録処理装置6の割当制御部66は、正常な割り当てを行なえている場合に、これを示す動作信号を一定時間おきに通信インタフェース63を介して乗場行先階登録装置5に出力している。
乗場行先階登録装置5の異常検出部57は、前述した一定時間ごとに行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して入力している場合は、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを検出する。
一方、異常検出部57は、前述した一定時間が経過しても、行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して入力していない場合は、行先階登録処理装置6の故障などにより、当該行先階登録処理装置6が正常に動作していない事を示す動作異常を検出し、この旨を出力制御部54および表示制御部56に出力する(ステップS21)。
すると、出力制御部54は、自装置である乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりとして用いるために、タッチパネル55の操作による乗場呼び情報の出力先が接続先のかご制御装置2となるように切り替え制御する(ステップS22)。
また、表示制御部56は、タッチパネル55の表示画面を、図8に示したような行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面から、図9に示したような行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面に切り替えることで、利用者に対し、タッチパネル55の表示画面が行先階付きの乗場呼び登録用の画面から行先階無しの乗場呼び登録用の画面に切り替わったことを案内する(ステップS23)。
この画面にしたがって、利用者がタッチパネル55に対して行先階無しの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS24)、出力制御部54は、タッチパネル55の操作により生成された行先階無しの乗場呼び情報を通信インタフェース53を介して、接続先のかご制御装置2に出力する(ステップS25)。
このように、行先階登録処理装置6が正常に動作しておらず、行先階付きの乗場呼び登録、およびこの乗場呼びに応じた割り当てが行えない場合において、乗場行先階登録装置5を行先階無しの乗場呼び登録のための操作を受け付けるための装置、つまり乗場呼び登録装置4の代わりとして用いて、この行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができる。
そして、行先階登録処理装置6の故障の修理が完了するなどして、行先階登録処理装置6の正常な動作が復旧して、異常検出部57が、行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して再び入力した場合は、この異常検出部57は、この旨を出力制御部54および表示制御部56に出力する(ステップS26)。
すると、出力制御部54は、自装置である乗場行先階登録装置5についての乗場呼び登録装置4の代わりとしての使用を終了して、元の使用形態である行先階付きの乗場呼び登録のための操作に用いるために、タッチパネル55の操作による乗場呼び情報の出力先が行先階登録処理装置6に戻るように切り替え制御する(ステップS27)。
また、表示制御部56は、タッチパネル55の表示画面を、図9に示したような行先階無しの乗場呼び登録用の表示画面から、元の表示画面である、図8に示したような行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面に切り替えることで、利用者に対し、タッチパネル55の表示画面が行先階無しの乗場呼び登録用の画面から行先階付きの乗場呼び登録用の画面に切り替わったことを案内する(ステップS28)。
この画面にしたがって、利用者がタッチパネル55に対して行先階付きの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS29)、出力制御部54は、タッチパネル55の操作により生成された行先階付きの乗場呼び情報を通信インタフェース53を介して行先階登録処理装置6に出力する(ステップS30)。
以上のように、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムでは、乗場行先階登録装置5の設置階に乗場呼び登録装置4を設けていない場合において、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びの登録、およびこの乗場呼びに対する割り当てが行えなくなった場合に、乗場行先階登録装置5を乗場呼び登録装置4の代わりに用いることで、乗場呼び登録装置4を設けていない階床における行先階無しの乗場呼びのための操作を受け付けて、この行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができる。よって、第1の実施形態で説明した特徴に加え、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合でも、乗場行先階登録装置5が設置されていない階床を含むすべての階床において利用者へのサービスを継続することができる。
また、乗場呼び登録装置4の操作に伴う行先階無しの乗場呼びに対する割り当てを行なう群管理制御装置1を設け、乗場行先階登録装置5や行先階登録処理装置6を設けていない、従来型のエレベータ群管理制御システムを改修して、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムを構築するには、行先階登録処理装置6を新たに設け、かつ、乗場行先階登録装置5を設けたい乗場の乗場呼び登録装置4を、行先階無しの乗場呼びの登録のための操作を受け付ける事が可能な乗場行先階登録装置5に交換し、かつ、群管理制御装置1の登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16の機能を、行先階登録処理装置6からの行先階付きの乗場呼びを考慮して割り当て号機の選定を行なうように変更すればよい。よって、群管理制御装置1自体を交換する必要なしに、従来型のエレベータ群管理制御システムから本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムへの改修が行なえる。
さらに、前述したように、改修にあたり、乗場行先階登録装置5を設けたい乗場では、乗場呼び登録装置4を乗場行先階登録装置5に交換すれば良いので、乗場行先階登録装置5を設けたい乗場において、乗場呼び登録のための1種類の装置を設ければ、行先階登録処理装置6の動作の異常の有無に応じて、この乗場からの行先階付きの乗場呼び登録および行先階無しの乗場呼び登録を行なうことができる。よって、乗場のスペースが狭いことにより改修の実施への影響を受けることはない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムは、乗場行先階登録装置5の設置階の乗場に当該乗場行先階登録装置5と乗場呼び登録装置4とを併設している場合において、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びの登録やこの乗場呼びに対する割り当てを行なえなくなった場合に、乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効とすることで、利用者へのサービスを継続できるようにしたことを特徴とする。
図11は、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図である。
このエレベータ群管理制御システムでは、図1に示した、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムと比較して、乗場行先階登録装置5の設置階の乗場に当該乗場行先階登録装置5と乗場呼び登録装置4とが併設されており、乗場行先階登録装置5は、当該乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4と電気的に接続されている。
また、本実施形態では、第1の機能として、乗場行先階登録装置5は、行先階登録処理装置6が正常に動作しているか否かを検出する事で、行先階付きの乗場呼びを登録できるか否かを検出する機能を有する。
この検出の結果、乗場行先階登録装置5は、行先階登録処理装置6が正常に動作していて、行先階付きの乗場呼びを登録できる場合には、自装置である乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を無効とする。また、乗場行先階登録装置5は、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合には、自装置に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効として、行先階無しの乗場呼び登録を可能にする。
さらに、本実施形態では、行先階登録処理装置6は、各階の乗場行先階登録装置5に併設される、それぞれの乗場呼び登録装置4に電気的に接続されている。本実施形態では、第1の機能として、行先階登録処理装置6は、それぞれの乗場行先階登録装置5が正常に動作しているか否かを検出する事で、行先階付きの乗場呼びを登録できるか否かを検出する機能も有する。
この検出の結果、行先階登録処理装置6は、対象となる乗場行先階登録装置5が正常に動作していて、この乗場行先階登録装置5への操作に伴う行先階付きの乗場呼びを登録できる場合には、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を無効とする。
一方、行先階登録処理装置6は、対象の乗場行先階登録装置5が故障しているなどして、この乗場行先階登録装置5への操作に伴う行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合には、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効として、行先階無しの乗場呼び登録を可能にする。
図12は、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置の機能構成例を示すブロック図である。
図12に示すように。本実施形態における乗場行先階登録装置5は、装置全体の動作を司る制御部51、記憶装置52、通信インタフェース53、タッチパネル55、表示制御部56、異常検出部57、動作制御部59を有する。表示制御部56、異常検出部57、動作制御部59は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図12のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置52は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、表示制御部56、異常検出部57、動作制御部59による処理動作のためのプログラムを記憶する。表示制御部56、異常検出部57、動作制御部59は、このプログラムを読み出して実行する事で動作する。
タッチパネル55は、行先階を登録するための操作部と、割当結果等を表示するための表示部とを一体化したものである。表示制御部56は、行先階登録処理装置6の動作の異常の有無に応じて、行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面を表示させたり、この表示を停止したりする。
また、乗場行先階登録装置5の異常検出部57は、行先階登録処理装置6からの、当該行先階登録処理装置6が正常に動作している事を示す動作信号を入力している場合には、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを検出し、行先階登録処理装置6の故障などにより、当該行先階登録処理装置6からの動作信号を入力できなくなった場合には、行先階登録処理装置6が正常に動作しなくなったことを検出する。
動作制御部59は、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを異常検出部57が検出している場合には、自装置である乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の電源をオフにすることで、この乗場呼び登録装置4の操作を無効に制御する。
また、動作制御部59は、行先階登録処理装置6が正常に動作していないことを異常検出部57が検出している場合には、自装置である乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の電源をオンにすることで、この乗場呼び登録装置4の操作が有効になるように制御する。
図13は、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態における行先階登録処理装置6は、第1の実施形態で説明した制御部61、記憶装置62、通信インタフェース63、登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66に加え、異常検出部67および動作制御部68をさらに有する。登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66に加え、異常検出部67および動作制御部68は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図13のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置62は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、通信インタフェース63、登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66、異常検出部67、動作制御部68による処理動作のためのプログラムを記憶する。登録制御部64、応答時間算出部65、割当制御部66、異常検出部67、動作制御部68は、このプログラムを読み出して実行する事で動作する。
異常検出部67は、乗場行先階登録装置5からの、当該乗場行先階登録装置5が正常に動作している事を示す動作信号を入力している場合には、この乗場行先階登録装置5が正常に動作していることを検出し、乗場行先階登録装置5の故障などにより、当該乗場行先階登録装置5からの動作信号を入力できなくなった場合には、この乗場行先階登録装置5が正常に動作しなくなったことを検出する。
動作制御部68は、乗場行先階登録装置5が正常に動作していることを異常検出部67が検出している場合には、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の電源をオフにすることで、この乗場呼び登録装置4の操作が無効になるように制御する。
また、動作制御部68は、乗場行先階登録装置5が正常に動作していないことを異常検出部67が検出している場合には、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の電源をオンにすることで、この乗場呼び登録装置4の操作が有効になるように制御する。
次に、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。図14は、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場行先階登録装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。ここで説明する動作は、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合に、乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効にするための動作である。
まず、行先階登録処理装置6の割当制御部66は、正常に動作している場合に、これを示す動作信号を一定時間おきに通信インタフェース63を介して乗場行先階登録装置5に出力している。
乗場行先階登録装置5の異常検出部57は、前述した一定時間ごとに行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して入力している場合は、行先階登録処理装置6が正常に動作していることを検出する。一方、異常検出部57は、前述した一定時間が経過しても行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して入力していない場合は、行先階登録処理装置6の故障などにより、当該行先階登録処理装置6が正常に動作していない動作異常を検出し、この旨を表示制御部56および動作制御部59に出力する(ステップS41)。
すると、表示制御部56は、自装置である乗場行先階登録装置5のタッチパネル55に表示されている行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面の表示を停止することで、このタッチパネル55の操作による行先階付きの乗場呼び登録を停止する(ステップS42)。
また、動作制御部59は、自装置である乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4への電源をオンにすることで起動させ、この乗場呼び登録装置4の操作が有効になるように制御する。
ここで、表示制御部56は、当該併設される乗場呼び登録装置4の操作が有効になったことを利用者に案内するために、タッチパネル55に「行先方向のボタンを押してください」とのメッセージを表示させる(ステップS43)。
利用者が、この併設される乗場呼び登録装置4に対して行先階無しの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS44)、行先階無しの乗場呼び情報が接続先のかご制御装置2に出力される(ステップS45)。
このように、行先階登録処理装置6が正常に動作しておらず、行先階付きの乗場呼び登録、およびこの乗場呼びに応じた割り当てが行えない場合において、乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効にすることで、行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができる。
そして、行先階登録処理装置6の故障の修理が完了するなどして、行先階登録処理装置6の正常な動作が復旧して、異常検出部57が、行先階登録処理装置6からの動作信号を通信インタフェース53を介して再び入力した場合は、この異常検出部57は、この旨を表示制御部56および動作制御部59に出力する(ステップS46)。
すると、表示制御部56は、自装置である乗場行先階登録装置5のタッチパネル55に表示されている、S43で表示したメッセージの案内表示を終了して、かつ、行先階付きの乗場呼び登録用の表示画面の表示を再開することで、このタッチパネル55の操作による行先階付きの乗場呼び登録を再開する(ステップS47)。
また、動作制御部59は、自装置である乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4への電源をオフにすることで当該乗場呼び登録装置を停止させ、この乗場呼び登録装置4の操作が無効になるように制御する(ステップS48)。
この画面にしたがって、利用者がタッチパネル55に対して行先階付きの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS49)、タッチパネル55の操作により生成された行先階付きの乗場呼び情報が通信インタフェース53を介して、行先階登録処理装置6に出力される(ステップS50)。
図15は、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの行先階登録処理装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。ここで説明する動作は、乗場行先階登録装置5が正常に動作しなくなり、この乗場行先階登録装置5の操作に伴う行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合に、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効にするための動作である。
まず、それぞれの乗場行先階登録装置5の動作制御部59は、自装置が正常に動作している場合に、これを示す動作信号を一定時間おきに通信インタフェース53を介して行先階登録処理装置6に出力している。この動作信号には、乗場行先階登録装置5の設置箇所を示す識別情報が含まれる。
行先階登録処理装置6の異常検出部67は、前述した一定時間ごとに乗場行先階登録装置5からの動作信号を通信インタフェース63を介して入力している場合は、動作信号の出力元の乗場行先階登録装置5が正常に動作していることを検出する。一方、異常検出部67は、前述した一定時間が経過しても乗場行先階登録装置5からの動作信号を通信インタフェース63を介して入力していない場合は、この乗場行先階登録装置5が正常に動作していない事を示す動作異常を検出し、この旨を動作制御部68に出力する(ステップS61)。
すると、動作制御部68は、異常検出元の乗場行先階登録装置5に対し、電源制御信号を通信インタフェース63を介して出力して、出力先の乗場行先階登録装置5の電源をオフにすることで、この乗場行先階登録装置5の操作による行先階付きの乗場呼び登録を停止する(ステップS62)。
また、動作制御部68は、異常検出元の乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4、つまり、動作信号の入力が確認できない乗場行先階登録装置5の識別情報の設置箇所に対応する識別情報を有する乗場呼び登録装置4へ電源制御信号を出力して、この出力先の乗場呼び登録装置4の電源をオンにすることで起動させ、この乗場呼び登録装置4の操作が有効になるように制御する。
本実施形態では、乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4は、表示装置を有する。動作制御部68は、前述した電源制御信号とともに、異常検出元の乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作が有効になったことを利用者に案内するための、「行先方向のボタンを押してください」とのメッセージを表示させるための表示制御信号を乗場呼び登録装置4に出力して表示装置に表示させる(ステップS63)。これにより、利用者は、異常検出元の乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作が有効になったことを把握できる。
利用者が、この併設される乗場呼び登録装置4に対して行先階無しの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS64)、行先階無しの乗場呼び情報が接続先のかご制御装置2に出力される(ステップS65)。
このような動作とすると、乗場行先階登録装置5が正常に動作しておらず、この乗場行先階登録装置5の操作に伴う行先階付きの乗場呼び登録、およびこの乗場呼びに応じた割り当てが行えない場合において、異常検出元の乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効にして、行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができる。
そして、異常検出元の乗場行先階登録装置5の修理が完了するなどして、当該乗場行先階登録装置5の正常な動作が復旧して、行先階登録処理装置6の異常検出部67が、異常検出元の乗場行先階登録装置5からの動作信号を通信インタフェース63を介して再び入力した場合は、この異常検出部67は、この旨を動作制御部68に出力する(ステップS66)。
すると、動作制御部68は、通信インタフェース63を介して異常検出元の乗場行先階登録装置5に電源制御信号を出力して、出力先の乗場行先階登録装置5の電源をオンにすることで、この乗場行先階登録装置5の操作による行先階付きの乗場呼び登録を再開する(ステップS67)。
また、動作制御部68は、異常検出元の乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4への電源をオフにすることで停止させ、この乗場呼び登録装置4の操作が無効になるように制御する。これにより、ステップS63で乗場呼び登録装置4の表示装置に表示されたメッセージの表示も終了する(ステップS68)。
利用者が、電源がオンになった乗場行先階登録装置5のタッチパネル55に対して行先階付きの乗場呼び登録のための操作を行なうと(ステップS69)、タッチパネル55の操作により生成された行先階付きの乗場呼び情報が通信インタフェース53を介して、行先階登録処理装置6に出力される(ステップS70)。
以上のように、第3の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムでは、乗場行先階登録装置5に乗場呼び登録装置4を併設している場合において、行先階登録処理装置6が故障するなどして、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合に、乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効とすることで、この乗場呼び登録装置4に対する操作に伴う行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができるので、利用者へのサービスを継続できる。
また、前述した行先階登録処理装置6ではなく、乗場行先階登録装置5が正常に動作しなくなったことで、この乗場行先階登録装置5に対する操作に伴う、行先階付きの乗場呼びを登録できなくなった場合でも、この乗場行先階登録装置5に併設される乗場呼び登録装置4の操作を有効とすることで、この乗場呼び登録装置4に対する操作に伴う行先階無しの乗場呼びに応じた割り当てを行なうことができるので、利用者へのサービスを継続できる。
また、乗場呼び登録装置4の操作に伴う行先階無しの乗場呼びに対する割り当てを行なう群管理制御装置1を設け、乗場行先階登録装置5や行先階登録処理装置6を設けていない、従来型のエレベータ群管理制御システムを改修して、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムを構築するには、行先階登録処理装置6を新たに設け、かつ、乗場行先階登録装置5を、当該乗場行先階登録装置5を設けたい乗場の乗場呼び登録装置4に併設し、かつ、群管理制御装置1の登録制御部14、応答時間算出部15、割当制御部16の機能を、行先階登録処理装置6からの行先階付きの乗場呼びを考慮して割り当て号機の選定を行なうように変更すればよい。よって、群管理制御装置1自体を交換することなく、従来型のエレベータ群管理制御システムから本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムへの改修が行える。
これらの各実施形態によれば、行先階無しの乗場呼びの登録のための乗場呼び登録装置と行先階付きの乗場呼びの登録のための乗場行先階登録装置とをともに設けている場合で、一部の動作に異常が生じた場合でも、利用者へのサービスに支障が生じないようにすることが可能になるエレベータ群管理制御システムを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…群管理制御装置、2…かご制御装置、3…乗りかご、4…乗場呼び登録装置、5…乗場行先階登録装置、6…行先階登録処理装置、11,51,61…制御部、12,52,62…記憶装置、13,53,63…通信インタフェース、14,64…登録制御部、15,65…応答時間算出部、16,66…割当制御部、54…出力制御部、55…タッチパネル、56…表示制御部、57,67…異常検出部、59,68…動作制御部。

Claims (3)

  1. 複数台の乗りかごと、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、利用者の行先階を含む乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、
    前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第1の割り当て制御装置と、
    前記第1の割り当て制御装置と別に設けられ、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された行先階を含む乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第2の割り当て制御装置と
    を備え
    前記乗場行先階登録装置は、
    前記第2の割り当て制御装置が正常に動作していない場合に、前記乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付け、
    前記第1の割り当て制御装置は、
    前記乗場行先階登録装置の操作により登録された、前記乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びに応答させる乗りかごを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  2. 複数台の乗りかごと、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、利用者の行先階を含む乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、
    前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第1の割り当て制御装置と、
    前記第1の割り当て制御装置と別に設けられ、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された行先階を含む乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第2の割り当て制御装置と
    を備え、
    所定の同一階の乗場に前記乗場行先階登録装置と前記乗場呼び登録装置とが併設され、
    前記第2の割り当て制御装置が正常に動作している場合は、前記乗場行先階登録装置に併設される前記乗場呼び登録装置による操作を無効とし、前記第2の割り当て制御装置が正常に動作していない場合は、前記乗場行先階登録装置に併設される前記乗場呼び登録装置による操作を有効とし、
    前記第1の割制御装置は、
    前記操作が有効となった前記乗場呼び登録装置の操作により、前記乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びが登録された場合に、この乗場呼びに応答させる乗りかごを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  3. 複数台の乗りかごと、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、利用者の行先階を含む乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、
    少なくとも1つ以上の階に設置され、乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、
    前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第1の割り当て制御装置と、
    前記第1の割り当て制御装置と別に設けられ、前記乗場行先階登録装置の操作により登録された行先階を含む乗場呼びに応答させる乗りかごを、前記乗場呼び登録装置の操作により登録された乗場呼びを考慮して割り当てる第2の割り当て制御装置と
    を備え、
    所定の同一階の乗場に前記乗場行先階登録装置と前記乗場呼び登録装置とが併設され、
    前記乗場行先階登録装置が正常に動作している場合は、当該乗場行先階登録装置に併設される前記乗場呼び登録装置による操作を無効とし、前記乗場行先階登録装置が正常に動作していない場合は、当該乗場行先階登録装置に併設される前記乗場呼び登録装置による操作を有効とし、
    前記第1の割制御装置は、
    前記操作が有効となった乗場呼び登録装置の操作により、前記乗りかごの行き先方向を指定する乗場呼びが登録された場合に、この乗場呼びに応答させる乗りかごを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
JP2012087421A 2012-04-06 2012-04-06 エレベータ群管理制御システム Active JP5882111B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012087421A JP5882111B2 (ja) 2012-04-06 2012-04-06 エレベータ群管理制御システム
CN201310114022.6A CN103359561B (zh) 2012-04-06 2013-04-03 电梯群管理控制***
MYPI2013001194A MY165307A (en) 2012-04-06 2013-04-04 Elevator group supervisory control system
SG2013025648A SG193775A1 (en) 2012-04-06 2013-04-04 Elevator group supervisory control system
HK14103818.8A HK1190689A1 (en) 2012-04-06 2014-04-22 Elevator group management control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012087421A JP5882111B2 (ja) 2012-04-06 2012-04-06 エレベータ群管理制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013216423A JP2013216423A (ja) 2013-10-24
JP5882111B2 true JP5882111B2 (ja) 2016-03-09

Family

ID=49361963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012087421A Active JP5882111B2 (ja) 2012-04-06 2012-04-06 エレベータ群管理制御システム

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5882111B2 (ja)
CN (1) CN103359561B (ja)
HK (1) HK1190689A1 (ja)
MY (1) MY165307A (ja)
SG (1) SG193775A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3233693A1 (en) 2014-12-16 2017-10-25 Otis Elevator Company System and method of initiating elevator service by entering an elevator call
EP3098191B1 (en) 2015-05-28 2018-02-07 Otis Elevator Company System and method for initiating elevator service by entering an elevator call
JP6046222B1 (ja) * 2015-09-10 2016-12-14 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6940230B1 (ja) * 2020-05-25 2021-09-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータ群管理制御システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3343075B2 (ja) * 1998-05-29 2002-11-11 株式会社東芝 エレベータ群管理制御装置
JP3772051B2 (ja) * 1999-07-07 2006-05-10 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 群管理エレベーターのリニューアルシステム
JP2002302350A (ja) * 2001-04-02 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの通信制御装置
JP2004051284A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Hitachi Ltd エレベータの群管理制御装置
JP2009173398A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp エレベータの群管理システム
US9126807B2 (en) * 2010-04-12 2015-09-08 Otis Elevator Company Elevator dispatch control to avoid passenger confusion
JP5882090B2 (ja) * 2012-03-09 2016-03-09 株式会社東芝 エレベータの群管理制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013216423A (ja) 2013-10-24
MY165307A (en) 2018-03-21
SG193775A1 (en) 2013-10-30
CN103359561B (zh) 2015-05-27
HK1190689A1 (en) 2014-07-11
CN103359561A (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839916B2 (ja) エレベータの群管理システム
EP2514702A1 (en) Elevator system
JP5882111B2 (ja) エレベータ群管理制御システム
JP6435894B2 (ja) エレベータ群管理システム及び乗場呼びの登録モード切替制御方法
JP6306959B2 (ja) エレベータの群管理制御装置及びエレベータの群管理制御方法
JP5770150B2 (ja) エレベータの群管理システム
JP6156032B2 (ja) エレベータの群管理システム
JP6202213B2 (ja) エレベーターシステム
JP5996703B1 (ja) エレベータのソフト更新システム
JP2008037630A (ja) エレベータの群管理制御装置
JP5743627B2 (ja) エレベータ群管理制御システム
JP6046222B1 (ja) エレベータシステム
JP5862805B2 (ja) エレベーターの群管理制御装置
JP6435919B2 (ja) エレベータシステム
JP5932003B1 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP6187046B2 (ja) エレベータの群管理システム
JP2012180185A (ja) エレベータ群管理制御装置
CN111824874B (zh) 电梯组管理***以及电梯组管理方法
JP2010064865A (ja) エレベータ
JP2017095284A (ja) エレベータの群管理システム
JP2000272851A (ja) エレベーターの乗場表示装置
JP6987932B1 (ja) エレベータの群管理システム
JP7346628B2 (ja) エレベータシステム、運転制御方法及びプログラム
JP2016044063A (ja) エレベータの群管理システム
JP2021187558A (ja) エレベータ群管理制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160203

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5882111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150