JP6202213B2 - エレベーターシステム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターシステムに関するものである。
下記特許文献1には、エレベーターの群管理制御装置が記載されている。この群管理制御装置は、地上階と乗継階との間を移動する複数のシャトルエレベーターを制御する。群管理制御装置は、乗継階が混雑している場合に、地上階からのシャトルエレベーターの出発を遅延させる。
日本特開2003−335461号公報
乗継階よりも上に存在する行先階へ向かう乗客は、乗継階で行先階に移動するローカルエレベーターに乗り換える。乗継階で複数のシャトルエレベーターが同時に戸開した状態になると、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することがある。この場合、特許文献1に記載の群管理制御装置では、乗継階で乗客を円滑に移動させることができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、乗継階で乗客を円滑に移動させることができるエレベーターシステムを提供することである。
本発明に係るエレベーターシステムは、乗継階及び乗継階よりも下側の低ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の低ゾーンかごと、乗継階及び乗継階よりも上側の高ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の高ゾーンかごと、低ゾーンに設けられた行先階登録装置により高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、低ゾーンに含まれる階から乗継階へ移動するための呼びを登録する第1呼び登録部と、低ゾーンに設けられた行先階登録装置により高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録する第2呼び登録部と、第1呼び登録部により登録された呼びに応答する低ゾーン割当かごを低ゾーンかごの中から決定する第1割当部と、第2呼び登録部により登録された呼びに応答する高ゾーン割当かごを高ゾーンかごの中から決定する第2割当部と、乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する第1同時戸開判定部と、乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると第1同時戸開判定部により判定された場合に、乗継階で当該2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように当該2つ以上の低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する第1出発時間調整部と、全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する第1行先判定部と、を備え、第1出発時間調整部は、第1行先判定部により全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しないものである。
本発明に係るエレベーターシステムは、複数の乗継階及び乗継階のうち最も低い階よりも下側の低ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の低ゾーンかごと、乗継階及び乗継階のうち最も高い階よりも上側の高ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の高ゾーンかごと、低ゾーンに設けられた行先階登録装置により高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、低ゾーンに含まれる階からいずれかの乗継階へ移動するための呼びを登録する第1呼び登録部と、低ゾーンに設けられた行先階登録装置により高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、いずれかの乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録する第2呼び登録部と、第1呼び登録部により登録された呼びに応答する低ゾーン割当かごを低ゾーンかごの中から決定する第1割当部と、第2呼び登録部により登録された呼びに応答する高ゾーン割当かごを高ゾーンかごの中から決定する第2割当部と、一の乗継階を低ゾーン割当かごの移動先として決定する第1乗継階決定部と、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する第1同時戸開判定部と、第1同時戸開判定部により一の乗継階で新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると判定され且つ他の乗継階で当該新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態にならないと判定された場合に、当該新たな低ゾーン割当かごの移動先を一の乗継階から他の乗継階へ変更する第1乗継階変更部と、を備えたものである。
本発明に係るエレベーターシステムは、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることを防止する。このため、本発明によれば、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムが適用された建物の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムが適用された建物の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの構成図である。 本発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーターシステムが適用された建物の一例を示す模式図である。図1は、建物が1つの乗継階を備える場合の例を示している。
図1に示すように、建物は、低ゾーン1、高ゾーン2及び1つの乗継階3を備えている。低ゾーン1は、乗継階3よりも下側の区間である。高ゾーン2は、乗継階3よりも上側の区間である。低ゾーン1には、例えば、複数の階が含まれている。高ゾーン2には、例えば、複数の階が含まれている。
図1に示すように、エレベーターシステムは、複数の低ゾーンかご4を備えている。低ゾーンかご4は、低ゾーン1に含まれる階及び乗継階3に停止可能である。各低ゾーンかご4は、それぞれ異なる昇降路に設けられている。図1は、一例として、エレベーターシステムが、低ゾーンかご4として第1かご4a、第2かご4b及び第3かご4cを備えた場合を示している。
図1に示すように、エレベーターシステムは、複数の高ゾーンかご5を備えている。高ゾーンかご5は、高ゾーン2に含まれる階及び乗継階3に停止可能である。高ゾーンかご5は、低ゾーンかご4とは異なる昇降路に設けられている。各高ゾーンかご5は、それぞれ異なる昇降路に設けられている。図1は、一例として、エレベーターシステムが、高ゾーンかご5として第4かご5a、第5かご5b及び第6かご5cを備えた場合を示している。
図2は、実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成図である。以下、図2を参照して、エレベーターシステムの構成を説明する。
図2に示すように、エレベーターシステムは、複数の低ゾーンかご制御装置6を備えている。図2は、一例として、エレベーターシステムが、低ゾーンかご制御装置6として第1かご制御装置6a、第2かご制御装置6b及び第3かご制御装置6cを備えた場合を示している。各低ゾーンかご制御装置6は、それぞれ異なる低ゾーンかご4の移動を制御する。第1かご制御装置6aは、第1かご4aの移動を制御する。第2かご制御装置6bは、第2かご4bの移動を制御する。第3かご制御装置6cは、第3かご4cの移動を制御する。
図2に示すように、エレベーターシステムは、複数の高ゾーンかご制御装置7を備えている。図2は、一例として、エレベーターシステムが、高ゾーンかご制御装置7として第4かご制御装置7a、第5かご制御装置7b及び第6かご制御装置7cを備えた場合を示している。各高ゾーンかご制御装置7は、それぞれ異なる高ゾーンかご5の移動を制御する。第4かご制御装置7aは、第4かご5aの移動を制御する。第5かご制御装置7bは、第5かご5bの移動を制御する。第6かご制御装置7cは、第6かご5cの移動を制御する。
図2に示すように、エレベーターシステムは、行先階登録装置8を備えている。行先階登録装置8は、低ゾーン1に含まれる階のうち少なくとも1つに設けられている。行先階登録装置8は、高ゾーン2に含まれる階のうち少なくとも1つに設けられている。行先階登録装置8は、例えば、エレベーターの乗場に設けられている。行先階登録装置8は、行先階登録部9及び表示部10を備えている。表示部10は、例えば、液晶画面等である。
図2に示すように、エレベーターシステムは、群管理制御装置11を備えている。図2は、一例として、エレベーターシステムが、群管理制御装置11として第1群管理制御装置20及び第2群管理制御装置30を備えた場合を示している。第1群管理制御装置20は、第1通信部21、第1呼び登録部22、第1割当部23、第1行先判定部24、第1同時戸開判定部25及び第1出発時間調整部26を備えている。第2群管理制御装置30は、第2通信部31、第2呼び登録部32、第2割当部33、第2行先判定部34、第2同時戸開判定部35及び第2出発時間調整部36を備えている。
行先階登録装置8は、例えば、エレベーターの乗客が目的とする行先階を登録するために用いられる。行先階登録装置8に行先階を示す情報が入力されると、行先階登録部9は、当該情報を群管理制御装置11に送信する。低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8が備える行先階登録部9は、行先階を示す情報を第1群管理制御装置20に送信する。高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8が備える行先階登録部9は、行先階を示す情報を第2群管理制御装置30に送信する。行先階登録装置8は、例えば、低ゾーンかご制御装置6、高ゾーンかご制御装置7及び群管理制御装置11から受信した情報等を表示部10に表示させる。
群管理制御装置11は、行先階登録装置8から送信された情報に基づいて、低ゾーンかご制御装置6及び高ゾーンかご制御装置7を動作させる。第1群管理制御装置20は、低ゾーンかご制御装置6を動作させる。第2群管理制御装置30は、高ゾーンかご制御装置7を動作させる。以下、群管理制御装置11の動作について詳細に説明する。
第1通信部21及び第2通信部31は、第1群管理制御装置20と第2群管理制御装置30との間で情報の送受信を行うために設けられている。第1通信部21は、第2通信部31への情報の送信及び第2通信部31からの情報の受信を行う。第2通信部31は、第1通信部21への情報の送信及び第1通信部21からの情報の受信を行う。
第1呼び登録部22は、低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8により行先階が登録された場合に、低ゾーンかご4を移動させるための呼びを登録する。第1呼び登録部22は、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8により低ゾーン1に含まれる階が行先階として登録された場合に、低ゾーンかご4を移動させるための呼びを登録する。第1割当部23は、第1呼び登録部22により登録された呼びに応答するかごを、低ゾーンかご4の中から決定する。以下、第1割当部23により決定されたかごを、「低ゾーン割当かご」と呼ぶ。
第2呼び登録部32は、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8により行先階が登録された場合に、高ゾーンかご5を移動させるための呼びを登録する。第2呼び登録部32は、低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8により高ゾーン2に含まれる階が行先階として登録された場合に、高ゾーンかご5を移動させるための呼びを登録する。第2割当部33は、第2呼び登録部32により登録された呼びに応答するかごを、高ゾーンかご5の中から決定する。以下、第2割当部33により決定されたかごを、「高ゾーン割当かご」と呼ぶ。
第1行先判定部24は、低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8により登録された行先階が高ゾーン2に含まれる階であるか否かを判定する。また、第1行先判定部24は、複数の高ゾーン割当かごが存在する場合に、全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する。
第2行先判定部34は、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8により登録された行先階が低ゾーン1に含まれる階であるか否かを判定する。また、第2行先判定部34は、複数の低ゾーン割当かごが存在する場合に、全ての低ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する。
第1同時戸開判定部25は、乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。第1出発時間調整部26は、低ゾーン1に含まれる階に停止している低ゾーン割当かごの出発時間を調整する。
第2同時戸開判定部35は、乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。第2出発時間調整部36は、高ゾーン2に含まれる階に停止している高ゾーン割当かごの出発時間を調整する。
図3は、実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合のエレベーターシステムの動作を説明する。
低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8により行先階が登録されると(ステップS101)、第1行先判定部24は、当該行先階が高ゾーン2に含まれる階であるか否かを判定する(ステップS102)。つまり、ステップS102では、当該行先階へ移動するために乗り継ぎが必要であるか否かが判定される。ステップS102で当該行先階が高ゾーン2に含まれる階であると判定された場合、エレベーターシステムは、ステップS103の処理を行う。ステップS103において、第1通信部21は、当該行先階を示す情報を第2群管理制御装置30の第2通信部31へ送信する。第1呼び登録部22は、当該行先階登録装置8が設けられた階から乗継階3へ移動するための呼びを登録する。第2呼び登録部32は、ステップS103で送信された情報に基づいて、乗継階3から当該行先階へ移動するための呼びを登録する。
ステップS104において、第1割当部23は、第1呼び登録部22により登録された呼びに応答する低ゾーン割当かごを低ゾーンかご4の中から決定する。ステップS104において、第2割当部33は、第2呼び登録部32により登録された呼びに応答する高ゾーン割当かごを高ゾーンかご5の中から決定する。
ステップS101で使用された行先階登録装置8は、ステップS104で決定された低ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させる(ステップS105)。行先階登録装置8は、例えば、当該低ゾーン割当かごを特定する番号等を表示部10に表示させる。その一方で、行先階登録装置8は、ステップS104で決定された高ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させない。
第1同時戸開判定部25は、乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する(ステップS106)。ステップS106で、乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、第1行先判定部24は、ステップS104で決定された全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する(ステップS107)。ステップS107で全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一ではないと判定された場合、第1出発時間調整部26は、乗継階3で当該2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、当該2つ以上の低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する(ステップS108)。第1出発時間調整部26は、例えば、2つの低ゾーン割当かごのうち一方の出発時間を遅らせる。また、第1出発時間調整部26は、例えば、2つの低ゾーン割当かごのうち一方の出発時間を遅らせるとともに他方の出発時間を早める。
ステップS102で行先階が高ゾーン2に含まれる階でないと判定された場合、当該行先階は、低ゾーン1に含まれる階である。この場合、第1呼び登録部22は、ステップS101で使用された行先階登録装置8が設けられた階から当該行先階へ移動するための呼びを登録する。第1割当部23は、当該呼びに応答する低ゾーン割当かごを低ゾーンかご4の中から決定する(ステップS109)。ステップS109の処理を行った場合、エレベーターシステムは、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない。
ステップS106で、乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないと判定された場合、エレベーターシステムは、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない。ステップS107で全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合、エレベーターシステムは、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない。
乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合、群管理制御装置11は、図3に示す処理に基づいて低ゾーンかご制御装置6及び高ゾーンかご制御装置7を動作させる。この際、第2群管理制御装置30は、乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、高ゾーンかご制御装置7を動作させる。
実施の形態1における第1出発時間調整部26は、乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、当該2つ以上の低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する。これにより、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることを防止できる。つまり、同一の乗継階では、一度に1つの低ゾーン割当かごだけが戸開している状態となる。このため、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することがない。その結果、本発明によれば、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
実施の形態1における第1出発時間調整部26は、全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない。つまり、全ての乗客が同一の行先階に向かっている場合は、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることが許可される。その結果、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することを防ぎつつ、エレベーターの運行効率の低下を抑制することができる。
実施の形態1における第2群管理制御装置30は、乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、高ゾーンかご制御装置7を動作させる。つまり、乗継階3では、一度に1つの高ゾーン割当かごだけが戸開している状態となる。このため、乗継階3で低ゾーン割当かごから降りた乗客は、ただ1つ戸開している高ゾーン割当かごに乗り込めばよい。その結果、かごを乗り継ぐ際に乗客が誤乗車することを防止できる。
実施の形態1における行先階登録装置8は、低ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させ、高ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させない。これにより、乗客は、自分が乗り込むべき低ゾーン割当かごを認識することができる。また、乗客は、自分が乗り込むべき高ゾーン割当かごを覚えておく必要がない。その結果、かごを乗り継ぐ乗客の利便性を向上できる。
実施の形態1におけるエレベーターシステムは、乗客が高ゾーン2から低ゾーン1に含まれる行先階へ移動する場合には、図3に示す低ゾーン1側での処理と高ゾーン2側での処理とを入れ替えた動作を行う。この場合、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8は、高ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させ、低ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させない。第2同時戸開判定部35は、乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。第2行先判定部34は、全ての低ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する。第2出発時間調整部36は、乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、当該2つ以上の高ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する。この場合にも、乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合と同様に、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態1との相違点を中心に、実施の形態2について説明する。実施の形態1と同一又は相当する部分には同一の符号を付して、一部の説明を省略する。
図4は、実施の形態2におけるエレベーターシステムが適用された建物の一例を示す模式図である。図4は、建物が複数の乗継階を備える場合の例を示している。図4に示すように、建物は、乗継階3として第1乗継階3a、第2乗継階3b及び第3乗継階3cを備えている。
図5は、実施の形態2におけるエレベーターシステムの構成図である。図5に示すように、第1群管理制御装置20は、第1乗継階決定部27及び第1乗継階変更部28を備えている。第2群管理制御装置30は、第2乗継階決定部37及び第2乗継階変更部38を備えている。
実施の形態2において、第1同時戸開判定部25は、同一の乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。第2同時戸開判定部35は、同一の乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。
第1乗継階決定部27は、低ゾーン1に設けられた行先階登録装置8により高ゾーン2に含まれる階が行先階として登録された場合に、1つの乗継階3を低ゾーン割当かごの移動先として決定する。つまり、第1乗継階決定部27は、第1乗継階3a、第2乗継階3b及び第3乗継階3cの中から低ゾーン割当かごの移動先を決定する。第1乗継階変更部28は、第1乗継階決定部27により決定された低ゾーン割当かごの移動先を変更する。
第2乗継階決定部37は、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8により低ゾーン1に含まれる階が行先階として登録された場合に、乗継階3の1つを高ゾーン割当かごの移動先として決定する。つまり、第2乗継階決定部37は、第1乗継階3a、第2乗継階3b及び第3乗継階3cの中から高ゾーン割当かごの移動先を決定する。第2乗継階変更部38は、第2乗継階決定部37により決定された高ゾーン割当かごの移動先を変更する。
図6は、実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合のエレベーターシステムの動作を説明する。
ステップS201からステップS203までの処理は、図3に示すステップS101からステップS103までの処理と同様である。ステップS211の処理は、図3に示すステップS109の処理と同様である。
ステップS204における第1割当部23及び第2割当部33の動作は、図3に示すステップS104における動作と同様である。ステップS204において、第1乗継階決定部27は、第1割当部23により決定された新たな低ゾーン割当かごの移動先となる乗継階3を決定する。つまり、第1乗継階決定部27は、乗継階3の1つを新たな低ゾーン割当かごの移動先として決定する。ステップS205の処理は、図3に示すステップS105の処理と同様である。
ステップS206において、第1同時戸開判定部25は、同一の乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。例えば、第1同時戸開判定部25は、ステップS204で移動先として決定された乗継階3の1つにおいて、ステップS204で決定された新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になるか否かを判定する。ステップS207の処理は、図3に示すステップS107の処理と同様である。ステップS207で全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一ではないと判定された場合、エレベーターシステムは、ステップS208の処理を行う。
ステップS208において、第1同時戸開判定部25は、他の乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。例えば、第1同時戸開判定部25は、乗継階3のうちステップS204で移動先として決定された1つ以外の階においても、ステップS204で決定された新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になるか否かを判定する。ステップS208で、他の乗継階3で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないと判定された場合、エレベーターシステムは、ステップS209の処理を行う。
ステップS209において、第1乗継階変更部28は、低ゾーン割当かごの移動先となる乗継階3を変更する。例えば、第1乗継階変更部28は、新たな低ゾーン割当かごの移動先を、ステップS204で移動先として決定された乗継階3の1つから他の乗継階3へ変更する。これにより、図4に丸印で示すように、例えば第1かご4aの移動先と第2かご4bの移動先とが異なる状態となる。
ステップS208で、他の乗継階3でも2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、エレベーターシステムは、ステップS210の処理を行う。つまり、いずれの乗継階3でも2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、エレベーターシステムは、ステップS210の処理を行う。ステップS210の処理は、図3に示すステップS108の処理と同様である。
乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合、群管理制御装置11は、図6に示す処理に基づいて低ゾーンかご制御装置6及び高ゾーンかご制御装置7を動作させる。この際、第2群管理制御装置30は、同一の乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、高ゾーンかご制御装置7を動作させる。
実施の形態2における第1乗継階変更部28は、一の乗継階3で新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると判定され、且つ他の乗継階で当該新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態にならないと判定された場合に、当該新たな低ゾーン割当かごの移動先を一の乗継階から他の乗継階3へ変更する。これにより、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることを防止できる。つまり、同一の乗継階では、一度に1つの低ゾーン割当かごだけが戸開している状態となる。このため、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することがない。その結果、本発明によれば、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
実施の形態2における第1出発時間調整部26は、いずれの乗継階3でも新たな低ゾーン割当かごが既存の低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると判定された場合に、当該新たな低ゾーン割当かご及び既存の低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する。つまり、第1出発時間調整部26は、いずれの乗継階3でも2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、当該2つ以上の低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する。これにより、低ゾーン割当かごの移動先を変更できない場合に、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることを防止できる。このため、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することがない。その結果、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
実施の形態2における第1乗継階変更部28は、全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、低ゾーン割当かごの移動先を変更しない。つまり、全ての乗客が同一の行先階に向かっている場合は、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることが許可される。その結果、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することを防ぎつつ、エレベーターの運行効率の低下を抑制することができる。
実施の形態2における第1出発時間調整部26は、全ての高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない。つまり、全ての乗客が同一の行先階に向かっている場合は、同一の乗継階で2つ以上の低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になることが許可される。その結果、それぞれ異なる行先階に向かう乗客が同一の乗継階で混在することを防ぎつつ、エレベーターの運行効率の低下を抑制することができる。
実施の形態2における第2群管理制御装置30は、同一の乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように、高ゾーンかご制御装置7を動作させる。つまり、同一の乗継階3では、一度に1つの高ゾーン割当かごだけが戸開している状態となる。このため、乗継階3のいずれかで低ゾーン割当かごから降りた乗客は、ただ1つ戸開している高ゾーン割当かごに乗り込めばよい。その結果、かごを乗り継ぐ際に乗客が誤乗車することを防止できる。
実施の形態2における行先階登録装置8は、低ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させ、高ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させない。これにより、乗客は、自分が乗り込むべき低ゾーン割当かごを認識することができる。また、乗客は、自分が乗り込むべき高ゾーン割当かごを覚えておく必要がない。その結果、乗客の利便性を向上できる。
実施の形態2におけるエレベーターシステムは、乗客が高ゾーン2から低ゾーン1に含まれる行先階へ移動する場合には、図6に示す低ゾーン1側での処理と高ゾーン2側での処理とを入れ替えた動作を行う。この場合、高ゾーン2に設けられた行先階登録装置8は、高ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させ、低ゾーン割当かごを示す情報を表示部10に表示させない。第2同時戸開判定部35は、同一の乗継階3で2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する。第2行先判定部34は、全ての低ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する。第2乗継階決定部37は、乗継階3の1つを高ゾーン割当かごの移動先として決定する。第2乗継階変更部38は、第2乗継階決定部37により決定された高ゾーン割当かごの移動先を変更する。第2出発時間調整部36は、いずれの乗継階3でも2つ以上の高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合、当該2つ以上の高ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する。この場合にも、乗客が低ゾーン1から高ゾーン2へ移動する場合と同様に、乗継階で乗客を円滑に移動させることができる。
本発明における第2群管理制御装置30は、第2通信部31、第2呼び登録部32及び第2割当部33を除く機能を備えていなくともよい。この場合であっても、エレベーターシステムは、乗客が低ゾーン1から高ゾーン2に含まれる行先階へ移動する場合の上述した動作を行うことが可能である。
本発明におけるエレベーターシステムは、1つの群管理制御装置のみを備えることとしてもよい。この場合であっても、当該群管理制御装置が第1群管理制御装置20及び第2群管理制御装置30の双方の機能を備えていればよい。
なお、本発明の説明における「低ゾーン」及び「高ゾーン」という用語は、乗継階を基準とした相対的な位置関係を示し、絶対的な高さ及び位置を示さない。また、本発明に係るエレベーターシステムは、2つのゾーンを備えた建物だけでなく、3つ以上のゾーンを備えた建物に適用してもよい。
本発明に係るエレベーターシステムは、乗継階を備えた建物に適用できる。
1 低ゾーン、2 高ゾーン、3 乗継階、3a 第1乗継階、3b 第2乗継階、3c 第3乗継階、4 低ゾーンかご、4a 第1かご、4b 第2かご、4c 第3かご、5 高ゾーンかご、5a 第4かご、5b 第5かご、5c 第6かご、6 低ゾーンかご制御装置、6a 第1かご制御装置、6b 第2かご制御装置、6c 第3かご制御装置、7 高ゾーンかご制御装置、7a 第4かご制御装置、7b 第5かご制御装置、7c 第6かご制御装置、8 行先階登録装置、9 行先階登録部、10 表示部、11 群管理制御装置、20 第1群管理制御装置、21 第1通信部、22 第1呼び登録部、23 第1割当部、24 第1行先判定部、25 第1同時戸開判定部、26 第1出発時間調整部、27 第1乗継階決定部、28 第1乗継階変更部、30 第2群管理制御装置、31 第2通信部、32 第2呼び登録部、33 第2割当部、34 第2行先判定部、35 第2同時戸開判定部、36 第2出発時間調整部、37 第2乗継階決定部、38 第2乗継階変更部

Claims (11)

  1. 乗継階及び前記乗継階よりも下側の低ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の低ゾーンかごと、
    前記乗継階及び前記乗継階よりも上側の高ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の高ゾーンかごと、
    前記低ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記低ゾーンに含まれる階から前記乗継階へ移動するための呼びを登録する第1呼び登録部と、
    前記低ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録する第2呼び登録部と、
    前記第1呼び登録部により登録された呼びに応答する低ゾーン割当かごを前記低ゾーンかごの中から決定する第1割当部と、
    前記第2呼び登録部により登録された呼びに応答する高ゾーン割当かごを前記高ゾーンかごの中から決定する第2割当部と、
    前記乗継階で2つ以上の前記低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する第1同時戸開判定部と、
    前記乗継階で2つ以上の前記低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると前記第1同時戸開判定部により判定された場合に、前記乗継階で当該2つ以上の前記低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように当該2つ以上の前記低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する第1出発時間調整部と、
    全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する第1行先判定部と、
    を備え
    前記第1出発時間調整部は、前記第1行先判定部により全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、前記低ゾーン割当かごの出発時間を調整しないエレベーターシステム。
  2. 前記高ゾーンかごの移動を制御する高ゾーンかご制御装置と、
    前記乗継階で2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように前記高ゾーンかご制御装置を動作させる群管理制御装置と、
    を備えた請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記低ゾーンに設けられた前記行先階登録装置は、表示部を備え、前記低ゾーン割当かごを示す情報を前記表示部に表示させ、前記高ゾーン割当かごを示す情報を前記表示部に表示させない請求項に記載のエレベーターシステム。
  4. 第2同時戸開判定部と、
    第2出発時間調整部と、
    を備え、
    前記第2呼び登録部は、前記高ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記低ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記高ゾーンに含まれる階から前記乗継階へ移動するための呼びを登録し、
    前記第1呼び登録部は、前記高ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記低ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録し、
    前記第2同時戸開判定部は、前記乗継階で2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定し、
    前記第2出発時間調整部は、前記第2同時戸開判定部により前記乗継階で2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になると判定された場合に、前記乗継階で当該2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように当該2つ以上の前記高ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する請求項1からのいずれか1項に記載のエレベーターシステム。
  5. 複数の乗継階及び前記乗継階のうち最も低い階よりも下側の低ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の低ゾーンかごと、
    前記乗継階及び前記乗継階のうち最も高い階よりも上側の高ゾーンに含まれる階に停止可能である複数の高ゾーンかごと、
    前記低ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記低ゾーンに含まれる階からいずれかの前記乗継階へ移動するための呼びを登録する第1呼び登録部と、
    前記低ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記高ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、いずれかの前記乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録する第2呼び登録部と、
    前記第1呼び登録部により登録された呼びに応答する低ゾーン割当かごを前記低ゾーンかごの中から決定する第1割当部と、
    前記第2呼び登録部により登録された呼びに応答する高ゾーン割当かごを前記高ゾーンかごの中から決定する第2割当部と、
    一の前記乗継階を前記低ゾーン割当かごの移動先として決定する第1乗継階決定部と、
    同一の前記乗継階で2つ以上の前記低ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定する第1同時戸開判定部と、
    前記第1同時戸開判定部により前記一の前記乗継階で新たな前記低ゾーン割当かごが既存の前記低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると判定され且つ他の前記乗継階で当該新たな前記低ゾーン割当かごが既存の前記低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態にならないと判定された場合に、当該新たな前記低ゾーン割当かごの移動先を前記一の前記乗継階から前記他の前記乗継階へ変更する第1乗継階変更部と、
    を備えたエレベーターシステム。
  6. いずれの前記乗継階でも当該新たな前記低ゾーン割当かごが既存の前記低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると前記第1同時戸開判定部により判定された場合に、前記一の前記乗継階で当該新たな前記低ゾーン割当かごが既存の前記低ゾーン割当かごと同時に戸開している状態にならないように前記低ゾーン割当かごのうち少なくとも1つの出発時間を調整する第1出発時間調整部を備えた請求項に記載のエレベーターシステム。
  7. 全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する第1行先判定部を備え、
    前記第1乗継階変更部は、前記第1行先判定部により全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、前記低ゾーン割当かごの移動先を変更しない請求項に記載のエレベーターシステム。
  8. 全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であるか否かを判定する第1行先判定部を備え、
    前記第1出発時間調整部は、前記第1行先判定部により全ての前記高ゾーン割当かごの行先階が同一であると判定された場合には、前記低ゾーン割当かごの出発時間を調整しない請求項に記載のエレベーターシステム。
  9. 前記高ゾーンかごの移動を制御する高ゾーンかご制御装置と、
    同一の前記乗継階で2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態にならないように前記高ゾーンかご制御装置を動作させる群管理制御装置と、
    を備えた請求項からのいずれか1項に記載のエレベーターシステム。
  10. 前記低ゾーンに設けられた前記行先階登録装置は、表示部を備え、前記低ゾーン割当かごを示す情報を前記表示部に表示させ、前記高ゾーン割当かごを示す情報を前記表示部に表示させない請求項に記載のエレベーターシステム。
  11. 第2乗継階決定部と、
    第2同時戸開判定部と、
    第2乗継階変更部と、
    を備え、
    前記第2呼び登録部は、前記高ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記低ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、前記高ゾーンに含まれる階からいずれかの前記乗継階へ移動するための呼びを登録し、
    前記第1呼び登録部は、前記高ゾーンに設けられた行先階登録装置により前記低ゾーンに含まれる階が行先階として登録された場合に、いずれかの前記乗継階から当該行先階へ移動するための呼びを登録し、
    前記第2乗継階決定部は、前記高ゾーン割当かごの移動先を一の前記乗継階に決定し、
    前記第2同時戸開判定部は、同一の前記乗継階で2つ以上の前記高ゾーン割当かごが同時に戸開している状態になるか否かを判定し、
    前記第2乗継階変更部は、前記第2同時戸開判定部により前記一の前記乗継階で新たな前記高ゾーン割当かごが既存の前記高ゾーン割当かごと同時に戸開している状態になると判定され且つ他の前記乗継階で当該新たな前記高ゾーン割当かごが既存の前記高ゾーン割当かごと同時に戸開している状態にならないと判定された場合に、当該新たな前記高ゾーン割当かごの移動先を前記一の前記乗継階から前記他の前記乗継階へ変更する請求項から10のいずれか1項に記載のエレベーターシステム。
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