JP6435919B2 - エレベータシステム - Google Patents

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本発明は、エレベータシステムに関するものであり、より詳細には、かごの運行の設定等を乗場で調整することのできるエレベータシステムに関するものである。
エレベータシステムでは、定期的に安全点検や調整、補修等の目的のために保守作業が行なわれている。このような保守作業は、該当するエレベータシステムを通常の運転モードから保守用の運転モードに切り替えて行なわれる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−208754号公報
しかしながら、保守作業中もできるだけかごの運行を中断させることなく、利用者である乗客に不便を掛けないことが望まれている。
また、特定階への停止の許否や専用運転への切替えなどのかごの運行の設定や、ドアの開放時間、エアコンの設定温度などの設定についても、通常の運転モードで容易に実行できるようにして欲しいという要請もある。
本発明の目的は、乗場に設置されたタッチパネル式の表示手段を操作することで、通常の運転モードでもかごの運行の設定やその他の設定の変更を行なうことのできるエレベータシステムを提供することである。
本発明に係るエレベータシステムは、
エレベータの運転を制御し、その制御方式に応じて各種の運転モードを採る運転制御手段と、
乗場に配置され、エレベータ利用者の操作を受け付ける操作部と、
乗場に設置される表示手段と、
前記表示手段に重ねて配置され、前記表示手段の表示モードを、かごの運行状況を表示可能な通常表示モードと、前記運転制御手段がエレベータの運転を制御するための設定データを変更可能な調整表示モードとに切り替える操作を行なうタッチパネル操作手段と、
を具え、
前記運転制御手段がいま採っている運転モードに関係なく、前記タッチパネル操作手段において前記利用者が知りえない所定の操作をすることによって前記表示手段の表示モードを前記調整表示モードに切り替えるものである。
本発明によれば、かごの運行状況などを表示する表示手段を利用し、保守用の運転モードに切り替えずに通常の運転モードのままでタッチパネル操作手段を用いて調整表示モードを実行することができる。従って、エレベータの稼働率の低下を防ぐことができ、乗客へ不便を掛けることもない。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータシステムの乗場の外観図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るエレベータシステムの機能ブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るメニュー項目データを例示したメニュー項目データ一覧を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る表示手段に表示される画像の一例を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る表示手段に表示される画像の一例を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る通常表示モード中の表示手段の表示制御処理を示すフローチャートである。 図7は、本発明の一実施形態に係る調整表示モード中の表示手段の表示制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るエレベータシステム10について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータの乗場12の外観図である。図1は、一基のエレベータのみを示しているが、複数のエレベータを設置した場合にも本発明は適用される。
乗場となる階床には、かごへの乗降口にドア14と、利用者の操作を受け付ける操作部60を具える。また、表示手段42とタッチパネル操作手段44から構成する表示兼操作装置40を特定の乗場に具え、それ以外の乗場には表示装置(例えばLEDドットマトリクス、図示しない)を具える。
表示兼操作装置40は、液晶表示パネルの如き表示手段42と、表示手段42に重ねて配置されたタッチパネル操作手段44から構成することができる。表示兼操作装置40は、後述のとおり、タッチパネル操作手段44の操作により、エレベータの運転を制御するための設定データを調整するものであるから、利用者には不要なのですべての乗場の階床に配置する必要はなく、保守作業者や建物の管理者が使用するために特定の乗場のみに配置すればよい。
操作部60は、タッチパネル操作手段44とは別に設置され、利用者が操作する装置である。たとえば、操作部60は、上方向と下方向の乗場呼びを登録することのできる押しボタンを例示できる。また、エレベータシステム10が、行先階を予め登録する行先階登録装置を採用している場合には、操作部60は、行先階となる階床を選択する複数のボタンを配置した構成となる。
表示兼操作装置40と操作部60は、図1に示すように、操作部60を利用者が操作し易い高さ位置に設け、表示兼操作装置40をこれよりも高い位置に配置する。
図2は、本発明の一実施形態に係るエレベータシステム10の機能ブロック図である。エレベータシステム10は、エレベータの運転を管理及び制御する運転制御装置20、乗場12に設置される表示兼操作装置40、同じく乗場12に設置される操作部60等を含んでいる。運転制御装置20は、表示兼操作装置40及び操作部60と、有線又は無線により通信可能に接続されている。
なお、上記各機能は、CPU、メモリやバッファ、これらに記録された各種プログラム等によって実現されるが、図2では、これらの連繋によって実現される代表的な機能に関する機能ブロックのうち、本発明に関連する機能ブロックのみを描いている。これら機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウエアのみ又はこれらの組合せによって実現可能であることは当然理解されるべきである。
たとえば、運転制御装置20は、エレベータの運転を制御する運転制御手段22と、エレベータシステム10に関する各種データ等を記憶している記憶手段24、エレベータの運転を制御するための設定データなどを示す項目を記憶しているメニュー項目記憶手段21、表示兼操作装置40との間でデータの送受を行なうメニュー項目制御手段52を具える。
運転制御装置20の運転制御手段22は、記憶手段24が記憶している各種データに基づいて、巻上機によるかごの昇降、停止等の制御や、ドア14の開閉の制御やその検知、かご内のファン、照明等のオンオフ制御等を行なう。各種データには、設定データ(後述)や運行情報が含まれる。運行情報には、かごの運行状況(かごの位置や移動方向等)や、操作部60に関するデータ(既に割り当てられている乗場呼び情報やかご呼び情報等)が含まれる。
運転制御装置20は、たとえばエレベータのシャフト上部の機械室などに設けることができる。エレベータが複数基の場合、運転制御装置20は、これらエレベータ群を一括して管理する群管理制御手段を具え、かご毎に対応する運転制御手段22を群管理制御手段により包括的に管理する構成とすればよい。
また、表示兼操作装置40は、表示手段42、タッチパネル操作手段44、及び、表示処理手段54を具える。表示処理手段54は、タッチパネル操作手段44からデータを受信したり、メニュー項目制御手段52とデータを送受したり、表示手段42へデータを送信したりする。
本発明において、運転制御装置20のメニュー項目制御手段52と、表示兼操作装置40の表示処理手段54は、表示制御手段50を構成する。
操作部60は、運転制御装置20と通信可能に接続されており、利用者の操作に係る乗場呼び等を受け付け、運転制御装置20に送信する。
以下、メニュー項目記憶手段21の構成の一例及び、メニュー項目記憶手段21と対応付けられた記憶手段24の設定データの一例を示す。もちろん、メニュー項目記憶手段21の構成やデータはこれに限定されるものではない。
メニュー項目記憶手段21は、メニュー項目データ記憶手段25、表示モード記憶手段26、画面データ記憶手段27を含んでいる。
メニュー項目データ記憶手段25に記憶されているデータテーブルの一例を図3に示す。たとえば、図3に示すように、エレベータの運転制御に必要な機能などを示す項目及び保守及び点検作業に参照される項目などをメニューID、メニュー名称、項目ID、項目名称として記憶しており、各メニューIDに、メニュー名称、項目ID及び項目名称が対応付けられている。メニューIDは、メニューを識別するための識別情報である。メニュー名称は、例えばメニュー名称を示すテキストデータである。項目IDは、項目を識別するための識別情報である。項目名称は、項目IDに対応付けられ、例えば項目名称を示すテキストデータである。
メニューには、調整メニュー及び表示メニューが含まれる。調整メニューA〜Cに例示している各項目名称は、エレベータの運転を制御するための設定データのうちでタッチパネル操作手段44によって調整することを可能としたデータの項目である。たとえば、調整メニューAには、特定動作を有効にしたり無効にしたりする項目が含まれ、調整メニューBには、特定動作の制御パラメータの項目が含まれ、調整メニューCには、全自動運転以外の運転モードに切り替えるのか全自動運転モードに戻すのかを設定する項目が含まれている。
例えば、記憶手段24が記憶する設定データの中に「アナウンスのカット」の項目に対応付けられているデータがあり、そのデータが有効の場合、かご内での到着階等の音声案内(アナウンス)が行われる。一方、無効の場合には行われない。それ以外の設定データとしては、特定階への停止の許否の識別値、アナウンス音量の制御パラメータの数値といったものが存在する。
表示メニューA〜Cに例示している各項目名称は、保守及び点検作業に参照される項目ではあるが、運転制御手段22によるエレベータの運転制御で参照されない過去の運転履歴データに関する項目である。たとえば、表示メニューAには、調整メニューに含まれる項目の設定データの変更履歴の項目が含まれる。表示メニューBには、トラブルシューティングに関する項目が含まれる。また、表示メニューCには、エレベータ使用実績に関する項目が含まれる。
上記した種々の項目やデータは、タッチパネル操作手段44の操作によって、表示手段42への表示の可否や変更の可否を変更可能とすることが望ましい。たとえば、これら設定データの表示・変更の可否や履歴データの表示の可否を切り替えるためのデータ及び画面データをメニュー項目記憶手段21や記憶手段24等に記憶させておき、これらの画面データを表示手段42に表示して、タッチパネル操作手段44で設定すればよい。これにより、管理者等による設定変更や履歴表示を望まない項目の変更・表示等を防止できる。これらの設定は、たとえば保守作業者のみに許容し、建物の管理者は不可とすることで、建物の管理者によって誤って変更等されることを防止できる。また、表示したり変更したりするニーズの少ないデータが表示等されることによる煩わしさを低減できる利点もある。
表示モード記憶手段26は、表示手段42に表示される現在の表示モードを記憶する。たとえば、本実施形態では、表示モードは、「通常表示モード」と「調整表示モード」の2種類である。通常表示モードは、エレベータのかご位置、移動方向などの運行状況を乗場の利用者に向けて表示する一般的なモードである。
調整表示モードは、保守作業者や建物の管理者などが、エレベータの運転を制御するための設定データを調整したり、過去の運転履歴データを表示したりすることができるモードである。
表示モードの切替えは、後述するとおり、表示兼操作装置40のタッチパネル操作手段44を操作することによって行なわれ、表示制御手段50は、表示モード記憶手段26に記憶されている表示モードに応じて、次に説明する画面データ記憶手段27の画面データを表示手段42に表示する。
画面データ記憶手段27は、表示手段42に表示させる各種の画面データを記憶している。画面データには、例えば、通常表示モード中に表示される図4(a)に示されるかごの運行状況を表示する通常画面データ、調整表示モード中に表示される図4(b)に示されるメニュー項目選択画面データ、図5(a)に示される調整メニューAの各項目の画面データ、図5(b)に示される表示メニューCの各項目が表示されている画面データが含まれる。
なお、通常表示モードから調整表示モードへ切り替えることができるかどうかが、運転制御手段22が現在どの運転モードを採っているかで左右されるようにすることもできるが、左右されないようにしている。ここで運転モードとは、運転制御手段22自身の状態を指し、現在どの運転モードを採っているかによってエレベータの制御方式を変更するものであるが、利用者がエレベータを利用することができる「一般供用の運転モード」と、利用者がエレベータを利用することができないようにした「一般供用でない運転モード」に分類することができる。例えば一般供用の運転モードは、全自動運転や、運転手付き運転や、専用運転や、防犯運転などを指し、これらの運転モードでは、操作部60からの乗り場呼びや、かご内の操作盤からのかご呼び等に基づいて、運転制御手段22が、かごを昇降制御し、かごのドアの開閉等の制御を行なう。また一般供用でない運転モードとは、かご内やかご上で行なう手動運転や、パーキング運転を指し、これらの運転モードでは、保守作業者や建物の管理者による操作の際だけかごの昇降やドアの開閉をしたり、エレベータの運転を休止させておいたりする。
そこで、通常表示モードから調整表示モードへ切り替えることができるのを、一般供用でない運転モードの場合に限るようにすることも考えられるが、そうはせず一般供用の運転モードでも切り替え可能とする。つまり、現在の運転モードが一般供用の運転モードであるか、一般供用でない運転モードであるかにかかわらず、運転モードを変更する操作を要することなく、表示兼操作装置40へのタッチ操作によって調整表示モードへ切り替えることにする。
以下、本発明の一実施形態に係るエレベータシステム10における、表示手段42の表示モードの切替方法と、タッチパネル操作手段44によって、エレベータの運転を制御するための設定データを調整したり、過去の運転履歴データを表示したりする方法について、フローチャート図6及び図7に沿って説明する。
図6は、通常表示モード中の表示制御手段50の表示制御処理を示すフローチャートである。この処理は、表示モードが通常表示モードに設定された(切り替えられた)ことを契機として、主としてメニュー項目制御手段52によって実行される。
最初に、メニュー項目制御手段52は、画面データ記憶手段27から通常画面データを読み出し(ステップS10)、かごの現在位置及び移動方向の情報を取得する(ステップS11)。かごの現在位置及び移動方向の情報は、例えば、運転制御手段22から受信する。
次に、メニュー項目制御手段52は、ステップS10,S11で取得した通常画面データを、表示処理手段54に送信する(ステップS12)。表示処理手段54は、受信したデータに基づいて、上述した図4(a)に示すような画像データ70を表示手段42に表示させる。図4(a)中、符号Nは、かごの現在位置の階床番号、図示ではかごが5階にいること、符号Dはかごの移動方向、図示ではかごは上昇を意味している。そして、メニュー項目制御手段52は、タッチパネル操作手段44に所定のタッチ操作(調整表示モードへの切替)が入力されるまで(ステップS13のYES)、ステップS10〜S12までの処理を繰り返し実行する。
タッチパネル操作手段44がタッチ操作されると、タッチパネルのどの箇所を、どれだけの時間、何回タッチされたかなどの情報が、表示処理手段54を通じてメニュー項目制御手段52に送信され、そのタッチ操作が、表示モード切替の所定のタッチ操作であると判断された場合には(ステップS13のYES)、メニュー項目制御手段52は、表示モード記憶手段26の表示モードを通常表示モードから調整表示モードに切り替え(ステップS14)、この表示制御処理を終了して、図7に示す調整表示モードに移行する。
なお、ステップS13の処理において、表示モードを通常表示モードから調整表示モードへ切り替える所定のタッチ操作として、タッチパネル操作手段44への長押し操作や、所定時間内に所定回数以上タッチする操作などを例示することができる。このタッチ操作は、利用者は知ることができず建物の管理者や保守作業者だけが知っている操作とする必要がある。そうすることにより、一般供用の運転モードである際にも、利用者がエレベータを利用しているのと並行して、調整表示モードでの調整作業や表示作業を行なうことができる。
調整表示モードへ切り替えるための操作としては、パスワード入力用の画面を一旦表示してパスワードを入力させることを必須とするようにしてもよい。その場合、作業者用のパスワードと管理者用のパスワードを違えることによって、作業者には表示したり変更したりすることが可能なデータでも、管理者には不可とするようにすることもできる。
次に、上述した調整表示モード中の表示制御手段50の表示制御処理について図7を参照しつつ詳述する。図7は、調整表示モード中の表示手段42の表示制御処理を示すフローチャートである。この処理は、表示モードが調整表示モードに切り替えられたことを契機として、主としてメニュー項目制御手段52によって実行される。
最初に、メニュー項目制御手段52は、画面データ記憶手段27からメニュー項目選択画面データを読み出し(ステップS20)、この画面データを表示処理手段54に送信する(ステップS21)。表示処理手段54は、受信したデータに基づいて上述した図4(b)に示すような画像データ70を表示手段42に表示させる。図4(b)は、調整メニューA〜C及び表示メニューA〜Cの選択ボタン71〜76を画像アイコンとして表示したものであり、また、調整表示モードの終了ボタン77の画像アイコンも表示されている。
メニュー項目制御手段52は、図4(b)に示す調整表示モードの終了ボタン77のタッチ操作があるまで(ステップS22のYES)、調整表示モードを継続する(ステップS22のNO)。なお、調整表示モード中の何れのステップにおいても、終了ボタン77を操作することで通常表示モードに切り替わるようにすることが望ましい。これにより、調整表示モード中に、乗場へ利用者が来た場合でも、かごの現在位置及び移動方向が表示される通常表示モードに即座に切り替えることができるから、利用者に不便を掛けることもない。
調整表示モードでは、メニュー項目制御手段52は、図4(b)に示すメニューボタン71〜76へのタッチ操作を検出する(ステップS24)。メニューボタンのタッチ操作があると(ステップS24のYES)、メニュー項目制御手段52は、メニュー項目データ記憶手段25からタッチ操作されたボタンに対応するメニューの各データを読み出す(ステップS25)。例えば、メニューボタンにはメニューIDが対応付けられているので、タッチ操作されたメニューボタンに対応するメニューIDに基づいて、図3に示すようなメニュー項目データからメニュー名称、項目ID、項目名称、項目IDに対応する設定データ又は履歴データが、メニュー項目制御手段52によって読み出される。
そして、メニュー項目制御手段52は、取得したデータを表示処理手段54に送信し(ステップS26)、表示処理手段54は、受信したデータに基づいて上述した図5(a)、図5(b)に示すような画像データを表示手段42に表示させる。図5(a)は調整メニューAの画像データであり、図5(b)は表示メニューCの画像データである。これら画像データには、「戻る」のボタン78を含めておき、戻るボタン78が操作されると、(ステップS27のYES)、メニュー項目制御手段52は、1つ前の画面データ、即ち、ステップS20の処理に戻る。
なお、図5(a)、図5(b)の各画像データ70に、終了ボタン77を設け、調整メニューや表示メニューを操作中に、終了ボタン77を操作することで操作することで通常表示モードに切り替わるようにすることが望ましい。これにより、各種設定中に、乗場へ利用者が来た場合でも、かごの現在位置及び移動方向が表示される通常表示モードに即座に切り替えることができるから、利用者に不便を掛けることもない。もちろん、戻るボタン78を操作の上、図4(b)のメニュー選択画面に戻した後、当該画面中の終了ボタン77を操作することで、通常表示モードに切り替えることもできる。
一方、上記戻るボタン78へのタッチ操作がないと判断した場合(ステップS27のNO)、メニュー項目制御手段42は、画像データの表示を続け、タッチパネル操作手段44への操作を待機する。
たとえば、図5(a)に示す調整メニューAの各項目の設定データについて、設定データの有効、無効の更新のタッチ操作があった場合には(ステップS28のYES)、その操作は、表示処理手段54を経由してメニュー項目制御手段52に送信され、メニュー項目制御手段52は、メニュー項目データ記憶手段25のタッチ操作された項目に該当する記憶手段24中の設定データを更新する(ステップS29)。また、これに伴い、表示されている画像データを更新し、有効の表示を無効の表示、または、無効の表示を有効の表示に切り替える。
なお、ステップS29の処理における設定データの更新のタイミングは、例えば、かごがいずれかの階床に停止しているタイミングで行なうようにしてもよい。特に、かごの移動中に同一性を保持しないと制御に支障が生じるデータもあり、そのようなデータについては、かご停止時の更新が必須となる。
以上のように、本発明によれば、かごの運行状況などを表示する表示手段42を利用して、タッチパネル操作手段44によって容易に調整表示モードを実行することができる。また、調整表示モード中に表示手段で表示される調整メニュー及び表示メニューの各項目を参照しつつ、タッチ操作によって容易に設定データや履歴データを表示したり変更したりすることができるので、かごの運行の設定やその他の設定などの調整作業を効率的に行うことができる。
また、表示手段42を設ける階にタッチパネル操作手段44を重ねて配置するので、表示手段42を設けない階に表示手段42とタッチパネル操作手段44を両方導入することに比較して安価であり、コストアップも抑制できる。
しかも、一般供用の運転モードである際にも、利用者がエレベータを利用しているのと並行して、建物の管理者や保守作業者が調整表示モードでの調整作業や表示作業を行なうことができるから、利用者に不便を掛けることもない。
別途端末装置などを接続することなく、エレベータシステム10に含まれる設備を使用してかごの運行の設定やその他の設定を容易に変更できるので、運転制御装置20の設置された機械室等まで行くことなく、建物の管理者等でもこれら設定の変更を行なうことができる利点もある。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
10 エレベータシステム
22 運転制御手段
24 記憶手段
42 表示手段
44 タッチパネル操作手段
50 表示制御手段
60 操作部

Claims (3)

  1. エレベータの運転を制御し、その制御方式に応じて各種の運転モードを採る運転制御手段と、
    乗場に配置され、エレベータ利用者の操作を受け付ける操作部と、
    乗場に設置される表示手段と、
    前記表示手段に重ねて配置され、前記表示手段の表示モードを、かごの運行状況を表示可能な通常表示モードと、前記運転制御手段がエレベータの運転を制御するための設定データを変更可能な調整表示モードとに切り替える操作を行なうタッチパネル操作手段と、
    を具え、
    前記運転制御手段がいま採っている運転モードに関係なく、前記タッチパネル操作手段において、保守作業者及び建物の管理者が前記利用者知りえない所定の操作をすることによって前記表示手段の表示モードを前記調整表示モードに切り替えることができ、
    前記調整表示モードへ切り替えるための操作は、前記タッチパネル操作手段において、前記建物の管理者が行なう所定の操作と、前記保守作業者が行なう前記建物の管理者の知りえない所定の操作があり、前記保守作業者が前記建物の管理者の知りえない所定の操作をすることによって、前記表示手段は、前記建物の管理者が変更可能でない前記設定データを表示し、前記保守作業者による変更を許容する、
    ことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記タッチパネル操作手段が前記調整表示モードにおいて過去の運転履歴データを表示可能である、
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記タッチパネル操作手段によって、前記表示手段に表示される前記設定データの表示の可否及び/又は変更の可否を変更可能である、
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータシステム。
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