JP5868712B2 - 溶接用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極先端から生じるアークにて溶接を行うための溶接用電源の生成に際し、電極先端電圧の算出に基づいてフィードバック制御を実施する溶接用電源装置に関するものである。
アーク溶接用電源装置は、例えば特許文献1にて示されるように、商用電源からの交流入力電力を整流した直流電力をインバータ回路にて高周波交流電力に変換し、溶接トランスにて電圧調整された高周波交流電力を整流回路と直流リアクトルとでアーク溶接に適した直流出力電力に変換するように構成されている。電源装置にて生成された出力電力はトーチにて支持される電極に供給され、これにより電極先端と溶接対象との間にアークが生じて、溶接対象の溶接が行われるようになっている。
また、このような溶接用電源装置の制御装置は、出力電流及び出力電圧の検出を行っており、制御装置は、その時々で検出された出力電流及び出力電圧をインバータ回路のPWM制御にフィードバックし、その時々の出力電力を適正値とする制御を実施することで、溶接性能の向上が図られている。
特公平7−115183号公報
ところで、好適なアークを生じさせ更なる溶接性能の向上を図るためには、電源装置内で検出する出力電圧をインバータ回路の制御値に反映させるよりも、アークの生じる電極の先端電圧を制御値に反映させるのが望ましい。
これは、トーチ(電極)と電源装置との間の電路上の主にパワーケーブルにおいて、そのケーブル長に係る抵抗値や敷設状態(直線敷設や周回敷設、その周回数)に係るインダクタンス値による電圧変動分があるためである。従って、電源装置内で検出する出力電圧に基づいてインバータ回路を制御したのでは、実先端電圧が溶接性能の向上を目指したときの望ましい電圧から異なってくるため、電源装置内で検出した出力電圧に対して先の電圧変動分を補正した電極先端電圧を算出して制御に用いれば、溶接性能の更なる向上が可能である。
このような先端電圧の算出に際して、トーチ(電極)や電源装置を使用時の設置状態とした時の主にパワーケーブルに係る抵抗値やインダクタンス値を電源装置内に保持する必要がある。そして、その後に設置状態を変更したり、パワーケーブルを変更したりすると、現状の抵抗値やインダクタンス値が電源装置内に保持されているものと異なってくる。また、長尺構造物の溶接中にケーブルが移動するような状況等では、その時々の抵抗値やインダクタンス値が電源装置内に保持されているものと異なってしまう。
つまり、保持している回路パラメータが適正範囲内であるか、範囲外となっているのかが作業者には不明で、容易で適切に判定する手法の確立が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電極先端電圧に基づいて溶接制御が行われるものにおいて、その先端電圧の算出に用いる回路パラメータが適正範囲か否かを容易で適切に判定することができる溶接用電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、直流電力を高周波交流電力に変換するインバータ回路と、変換した交流電力の電圧調整を行うトランスと、該トランスの二次側交流電力からアーク溶接のための直流出力電力を生成する直流変換回路とを備え、電源装置の出力端子からパワーケーブルを介して溶接機の電極に出力電力を供給して電極先端からアークを生じさせるものであり、前記出力端子から出力する出力電流及び出力電圧を検出する検出手段と、前記出力端子と前記電極との間の抵抗値及びインダクタンス値を保持する保持手段と、前記検出した出力電流及び出力電圧を用いて前記出力端子から外部の抵抗値及びインダクタンス値の電圧変化分を算出し、算出した電圧変化分と前記検出した出力電圧とから前記電極の先端電圧を算出する先端電圧算出手段と、前記算出した先端電圧に基づいて前記インバータ回路を制御する制御手段とを備えた溶接用電源装置であって、前記検出手段を第1検出手段とするに対し、前記電源装置の二次側内部電圧を検出する第2検出手段と、前記二次側内部電圧の測定点から前記出力端子までの内部の抵抗値及びインダクタンス値を前記保持手段にて保持しておき、前記二次側内部電圧、前記外部の抵抗値及びインダクタンス値、及び前記内部の抵抗値及びインダクタンス値から逆算用の先端電圧を算出し、該算出した先端電圧から出力電圧を逆算する出力電圧算出手段と、前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧とを比較し、前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲か否かの判定を行う判定手段とを備えたことをその要旨とする。
この発明では、それぞれ取得した二次側内部電圧、外部の抵抗値及びインダクタンス値、及び内部の抵抗値及びインダクタンス値から逆算用の先端電圧が算出され、該算出した先端電圧から出力電圧の逆算が行われる。そして、逆算した出力電圧と検出した出力電圧とが比較され、保持手段にて保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲か否かの判定が行われる。つまり、各パラメータの取得が容易であるとともに判定に係る比較(演算)が簡単なため、保持している抵抗値及びインダクタンスの適正値判定を容易且つ適切に行うことが可能である。そして、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、例えば報知による設置状況の見直しやパラメータ修正等を実施させるようにすれば、良好な溶接性能を安定して発揮させることに寄与できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の溶接用電源装置において、前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、作業者に対してその旨の報知を行うための報知手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定されると、作業者に対してその旨の報知が行われるため、作業者にその旨を認識させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の溶接用電源装置において、前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧との比較に基づいて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正値の算出及びその更新を行う自動修正手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定されると、外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正値の算出及びその更新が行われる。これにより、抵抗値及びインダクタンス値が適正値に更新されることから溶接性能の向上に寄与でき、またその抵抗値及びインダクタンス値の修正にかかる作業者の負担が軽減される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の溶接用電源装置において、前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を作業者の操作に基づいて行う手動修正手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の作業者による手動修正が可能なため、外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合等に両値の調整を行うことができる。また、溶接性能に対して作業者の好みを反映させることもできる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の溶接用電源装置において、前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合に、修正モード、修正不要モードのいずれかに切替可能なモード切替手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を行う修正モードと、修正不要モードとのいずれかに切替可能なため、作業者の好みに応じて修正するか否かの切り替えが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の溶接用電源装置において、前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧との比較に基づいて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正値の算出及び更新を行う自動修正手段と、前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を作業者の操作に基づいて行う手動修正手段とを備えるものであり、前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合に、自動修正モード、手動修正モード、修正不要モードのいずれかに切替可能なモード切替手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を自動で行う自動修正モードと、修正を手動で行う手動修正モードと、修正不要モードとのいずれかに切替可能なため、作業者の好みに応じて自動・手動の修正か又は修正しないかの切り替えが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項2、及び請求項2に従属の請求項3〜6のいずれか1項に記載の溶接用電源装置において、前記報知手段の報知有無を切り替える報知有無切替手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、報知手段の報知有無が切り替え可能なため、作業者の好みに応じてその切り替えが可能となる。
本発明によれば、電極先端電圧に基づいて溶接制御が行われるものにおいて、その先端電圧の算出に用いる回路パラメータが適正範囲か否かを容易で適切に判定することができる溶接用電源装置を提供することができる。
アーク溶接機の電源装置の概略構成図である。 電圧先端電圧に係る回路パラメータの算出手法の説明図である。 溶接中の電流変化を示す波形図である。 回路パラメータの修正手法の説明図である。 回路パラメータの修正手法の説明図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、消耗電極式のアーク溶接機10は、アーク溶接のための直流出力電力を生成する溶接用電源装置11を備える。溶接用電源装置11は、プラス側出力端子11aにトーチTHにて支持されるワイヤ電極12が接続され、該電源装置11のマイナス側出力端子11bに溶接対象Mが接続され、該電源装置11にて生成された直流出力電力のワイヤ電極12への給電によりアーク溶接が行われる。このとき、ワイヤ電極12は溶接時に消耗するため、ワイヤ供給装置13にて消耗に応じて送給がなされる。ワイヤ電極12及び溶接対象Mには、電源装置11の出力端子11a,11bに接続されるパワーケーブル14を介して出力電力が供給されるようになっている。
溶接用電源装置11は、商用電源から供給される三相の交流入力電力をアーク溶接に適した直流出力電力に変換するものである。交流入力電力は、ダイオードブリッジ及び平滑コンデンサよりなる整流平滑回路21にて直流電力に変換され、変換された直流電力はインバータ回路22で高周波交流電力に変換される。インバータ回路22は、IGBT等のスイッチング素子TRを4個用いたブリッジ回路にて構成され、制御装置31によるPWM制御が実施される。
インバータ回路22にて生成された高周波交流電力は、溶接トランス23にて所定電圧値に調整された二次側交流電力に変換される。溶接トランス23の二次側交流電力は、ダイオードを用いた整流回路24と直流リアクトル25とで、アーク溶接に適した直流出力電力に変換される。
制御装置31は、インバータ回路22のスイッチング素子TRに対しPWM制御を実施し、直流出力電力をその時々で適正値とする制御を行う。
本実施形態の電源装置11内には、先ず、出力端子11a,11bから出力される出力電流I及び出力電圧V1を検出するための電流センサ26と電圧センサ27とが備えられている。制御装置31の処理部32は、電流センサ26の出力信号に基づいて電源装置11の出力電流Iを検出し、電圧センサ27の出力信号に基づいて出力端子11a,11b間の電圧(出力電圧V1)を検出している。また、トランス23の二次側内部電圧V0を検出するための電圧センサ28が備えられており、制御装置31の処理部32は、電圧センサ28の出力信号に基づいてトランス23の二次側内部電圧V0の検出も行っている。因みに、トランス23の二次側内部電圧V0としては、トランス23の二次側コイル電圧を直流値に変換した電圧、若しくはトランス23の二次側コイル電圧を整流回路24にて直流化された電圧が用いられる。そして、本実施形態の制御装置31(処理部32)は、その時々に検出する電流I及び電圧V1,V0を用いてPWM制御のデューティの算出を行い、インバータ回路22に出力するPWM制御信号を生成する。
ここで、PWM制御には、正にアークが生じるワイヤ電極12の先端電圧Vaを用いるのが好ましいが、先端電圧Vaの直接的な検出は困難である。そこで、制御装置31は、その時々に検出した出力電圧V1に対して出力端子11a,11bから電極12までの間の電圧変化分の補正を行って先端電圧Vaを得るようにし、算出した先端電圧Vaを用いたPWM制御を実施している。
電源装置11の出力端子11a,11bから電極12までの間の電圧変化分は、電源装置11の出力端子11a,11bからパワーケーブル14を介しての電極12先端までの抵抗値Raとインダクタンス値Laによる電圧変化分である。電源装置11の外部電圧変化分は、初期設置時や設置変更時、使用中でのパワーケーブル14の移動等によるパワーケーブル14のケーブル長や敷設状態(直線敷設や周回敷設、その周回数)等の条件相違にて、抵抗値Ra、特にインダクタンス値Laの変化の影響を大きく受ける。
そのため、本実施形態の電源装置11は、実ワークへの溶接を行うための溶接モードに加え、外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの測定を行う測定モードを備えている。溶接モードと測定モードとの切り替えは、電源装置11に備えられる例えば操作スイッチ(図示略)の操作に基づいて行われる。測定した抵抗値Ra及びインダクタンス値Laは、制御装置31(処理部32)内のメモリ32aに保持される。尚、抵抗値Raは、測定により取得するのみならず、使用するパワーケーブル14の抵抗値を数値入力することでも取得可能であり、パワーケーブル14の型番、ケーブル情報(ケーブル長や断面積)等の入力からでも取得が可能となっている。この場合、抵抗値Raの測定を省略することもできる。
測定モードについて詳述すると、制御装置31(処理部32)は、図2のような測定専用の電流波形を用いて行う。測定の際には負荷側を短絡させる必要があるが、電極12に給電を行うトーチTHのコンタクトチップTHaをその電極12に代わりに短絡させて行われる(図1参照)。
測定を開始すべく先ず、制御装置31は、インバータ回路22を動作させて、図2に示すように出力電流Iを電流値Ipまで増大させる。次いで、制御装置31は、出力電流Iの電流値Ipを所定期間一定に保持し、その期間での出力電圧V1の平均電圧値Veを算出する。そして、制御装置31は、次式(a)から抵抗値Ra(図4参照)を算出する。

Ra=Ve/Ip ・・・ (a)

制御装置31は、算出した抵抗値Raを処理部32のメモリ32aに記憶する。
次いで、制御装置31は、インバータ回路22の動作を停止させて、この時の時刻T0から計時を開始する。制御装置31は、刻々と変化する出力電流Iをサンプリングし、時定数に該当する電流減衰量となる電流値ΔIp(=Ip×36.8%)に到達した時刻をT1とし、その時刻T1−T0間の時間(時定数)τを求める。そして、制御装置31は、次式(b)からインダクタンス値La(図4参照)を算出する。

La=Ra×τ(=Ve×τ/Ip) ・・・ (b)

制御装置31は、算出したインダクタンス値Laを処理部32のメモリ32aに記憶する。こうして、現状での抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが取得され、制御装置31内に保持される。以上が測定モードである。
そして、制御装置31は、溶接動作時において、保持している抵抗値Ra及びインダクタンス値Laと、時々で検出する出力電流I及び出力電圧V1とを用い、次式(c)から電極12の先端電圧Vaを算出する。

Va=V1−La×dI/dt−Ra×I ・・・ (c)

制御装置31は、その時々で算出される先端電圧Vaを用いたPWM制御を実施する。先端電圧Vaには、現状のパワーケーブル14の敷設状態を含む現状の溶接機10の溶接環境にかかる電圧変化分が反映されているため、より溶接に適切な出力電力の生成が可能である。
ところで、上記測定を実施してから溶接機10の設置変更を行った場合や、使用中にパワーケーブル14が移動する場合等、制御装置31内に現在保持している抵抗値Raやインダクタンス値Laが適正範囲内か否かが疑わしい状況になり得る。そこで、本実施形態の制御装置31は、保持している抵抗値Raやインダクタンス値Laが適正範囲外となった場合には、警告装置33による作業者への報知と、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの修正が可能に構成されている。
先ず、制御装置31は、図4に示すように、電圧センサ28にて検出のトランス23の二次側内部電圧V0と、トランス23の二次側における装置31内部の抵抗値Rin及びインダクタンス値Linとを用い、実測の出力電圧V1を用いないで先端電圧Vaを算出する。ここで用いる内部の抵抗値Rin及びインダクタンス値Linは、正確には二次側内部電圧V0の測定点から出力端子11a,11bまでの内部抵抗値及び内部インダクタンス値であり、基本的に溶接用電源装置11に対する固有値である。内部の抵抗値Rin及びインダクタンス値Linは、予め実測又は算出にて得られるものであり、制御装置31(処理部32)のメモリ32aに予め保持される。そして、次式(d)から実測の出力電圧V1を用いないで電極12の先端電圧Va1を算出すると、

Va1=V0−(Lin+La)×dI/dt−(Rin+Ra)×I ・・・ (d)

となる。
次いで、制御装置31は、上記式(d)にて算出した先端電圧Va1から逆算した出力電圧Va+LRを次式(e)から算出する。

a+LR=Va1+La×dI/dt+Ra×I ・・・ (e)

次いで、制御装置31は、逆算した出力電圧Va+LRと実測の出力電圧V1との比較を行う。次式(f)、

|Va+LR−V1|>k ・・・ (f)

を用い、出力電圧Va+LRと出力電圧V1との差の絶対値が許容判定値kを超えた場合、制御装置31は、自身で保持している抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが適正範囲外となったと判定する。尚、許容判定値kは、溶接状況が変化したと実感できる電圧値、例えば1〜2ボルト程度に設定されるものである。
このような抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの適正値判定は、負荷が短絡状態の時に行われる。消耗電極式のアーク溶接においては、実溶接中に図3に示すように短絡期間とアーク期間とが交互に繰り返されるが、その短絡期間に適正値判定が行われている。抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが適正範囲外である判定されると、制御装置31は、警告装置33を作動させて作業者にその旨を報知する。作業者はその異常報知を受け、現在用いているパワーケーブル14自体の確認やその敷設状態の確認等を行うことができる。また、後述のような抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの自動修正動作を行う場合はその旨の報知であり、また手動修正動作を行うものにおいては、作業者にその修正作業を行わせることを促すことにもなる。
次に、その抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの自動修正について、図3に示す短絡期間の電流変化のように、制御装置31は、短絡時の出力電流Iの一定上昇制御を行うのが一般的なため、特に安定的に一定変化する期間(修正値算出期間)Taにおいて、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの自動修正が容易に可能となっている。
ここで、短絡期間中の修正値算出期間Taにおいて出力電圧Va+LRと出力電圧V1との電圧上昇を一次方程式に置き換えると、次式(g)(h)、

出力電圧Va+LRの電圧上昇式 y=a+b ・・・ (g)
出力電圧V1の電圧方程式 y=a+b ・・・ (h)

と表すことができる。出力電圧Va+LRと出力電圧V1の電圧上昇の一次式y,yは図5に示す通りである。短絡期間中の修正値算出期間Taでは、単位時間当たりの電流上昇が一定となるため、インダクタンスに係る電圧変化(LdI/dt)は固定値であり、上記一次式の切片bである。また、上記一次式の傾きについては、期間Taが短絡期間中であるため抵抗変化はほとんど無いことから、抵抗Rが傾きaとなる。xは、出力電流Iである。
そして、実測の出力電圧V1の電圧上昇式yに対し、逆算にて得られた出力電圧Va+LRの電圧上昇式yが近接する場合は、制御装置31内に保持されている抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが適正値に近似することを意味する。これに対し、実測の出力電圧V1の電圧上昇式yに対して出力電圧Va+LRの電圧上昇式yが大きく相違する場合は、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの一方、若しくはその両方が適正値から大きくずれたことを意味する。換言すれば、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laを適正値に修正すれば、実測の出力電圧V1の電圧上昇式yに対して出力電圧Va+LRの電圧上昇式yが近似するようになる。
そこで、修正ステップ1として、先ず、出力電圧Va+LRの電圧上昇式yの傾きaを実測の出力電圧V1の電圧上昇式yの傾きaに一致させる。即ち、傾きは抵抗値に相当することから、新たな抵抗値Rbは次式(i)、

Rb=a/a×Ra ・・・ (i)

から算出できる。次いで修正ステップ2として、出力電圧Va+LRの電圧上昇式yの切片bを実測の出力電圧V1の電圧上昇式yの切片bに一致させる。即ち、切片はインダクタンス値に相当することから、新たなインダクタンス値Lbは次式(j)、

Lb=b/b×La ・・・ (j)

から算出できる。
従って、本実施形態の制御装置31(処理部32)は、上記のような算出を実施し、算出した新たな抵抗値Rb及びインダクタンス値Lbを修正値として、制御装置31内に保持されている抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの書き換えを行う。制御装置31は、このようにして更新された適正範囲内の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laを用いて電極12の先端電圧Vaの算出を行う。つまり、先端電圧Vaの算出を精度良く行うことができる。尚、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの更新は、毎回の短絡期間毎に行ってもよく、また毎回の短絡期間毎でなくとも、所定間隔を空けた短絡期間毎に行っても、十分な効果を得ることが期待できる。結果、設置状況や動作により溶接環境が変化しても、良好な溶接性能を安定して発揮することができるものとなる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)制御装置31(処理部32)は、二次側内部電圧V0、外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値La、及び内部の抵抗値Rin及びインダクタンス値Linから逆算用の先端電圧Va1を算出し、該算出した先端電圧Va1から出力電圧Va+LRの逆算を行う。そして、逆算した出力電圧Va+LRと検出した出力電圧V1とを比較し、メモリ32aに保持している外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが許容範囲か否かの判定を行う。つまり、各パラメータの取得が容易であるとともに判定に係る演算が簡単なため、保持している外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの適正値判定を容易且つ適切に行うことができる。そして、保持している外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが許容範囲外と判定された場合、本実施形態のようにパラメータ修正を実施することで、良好な溶接性能を安定して発揮することが可能となる。
(2)保持している外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが許容範囲外と判定されると、制御装置31は警告装置33を作動させ、作業者に対してその旨の報知を行う。そのため、作業者にその旨を認識させることができ、設置状況の見直しを促すこともできる。
(3)保持している外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが許容範囲外と判定されると、制御装置31は、外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの修正値(Rb,Lb)の算出及びその更新を行う。これにより、抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが適正値に更新されることから溶接性能の向上に寄与でき、またその抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの修正にかかる作業者の負担を軽減することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの測定を行う測定モードを備えていたが、測定モードを備えていなくてもよい。例えば抵抗値Ra及びインダクタンス値Laに初期値を入力しておき、そこから修正する態様とすれば、測定モードは不要である。
・メモリ32aに保持されている外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの自動修正を行う態様としたが、作業者による手動操作にて抵抗値Ra及びインダクタンス値Laの調整が可能な調整部34(図1参照)を備え、手動修正が可能な態様としてもよい。この手動修正では、溶接性能に対して作業者の好みを反映させることもできる。
・また、自動修正・手動修正の両者を備えていてもよく、自動修正モード、手動修正モードの切り替え、更には修正不要モードも加えて、各モードへの切り替えを行うモード切替部35(図1参照)を備えていてもよい。因みに、3つのモードの切り替え、自動・手動修正モードの切り替え、自動修正モードと修正不要モードとの切り替え、手動修正モードと修正不要モードとの切り替えといった組み合わせが考えられる。このようにすれば、作業者の好みに応じて修正するか修正しないか、また修正する場合でも自動・手動の切り替え等が可能となる。
・メモリ32aに保持されている外部の抵抗値Ra及びインダクタンス値Laが許容範囲外と判定された場合に警告装置33による報知を行ったが、例えば自動修正する場合等、その旨を報知しなくてもよく、この場合、警告装置33を省略できる。また、警告装置33による報知有無を切り替え可能な態様としてもよく、例えば作業者によって報知が煩わしいような場合に報知無しとする等、作業者の好みに応じてその切り替えが可能となる。
・溶接用電源装置11の回路構成は一例であって適宜変更してもよい。例えば、入力部に整流平滑回路21を備えて交流入力対応としたが、直流入力に対応する入力部の回路構成としてもよい。また、トランス23の二次側の直流変換回路として整流回路24と直流リアクトル25とを用いたが、他の直流変換回路を用いてもよい。
10 溶接機
11 溶接用電源装置
11a 出力端子
11b 出力端子
12 電極
14 パワーケーブル
21 整流平滑回路
22 インバータ回路
23 トランス
24 整流回路(直流変換回路)
25 直流リアクトル(直流変換回路)
26 電流センサ(検出手段、第1検出手段)
27 電圧センサ(検出手段、第1検出手段)
28 電圧センサ(第2検出手段)
31 制御装置(先端電圧算出手段、制御手段、出力電圧算出手段、判定手段、自動修正手段)
32 処理部
32a メモリ(保持手段)
33 警告装置(報知手段、報知有無切替手段)
34 調整部(手動修正手段)
35 モード切替部(モード切替手段)
I 出力電流
La インダクタンス値(外部)
Lb インダクタンス値(修正値)
Lin インダクタンス値(内部)
Ra 抵抗値(外部)
Rb 抵抗値(修正値)
Rin 抵抗値(内部)
V0 二次側内部電圧
V1 出力電圧(検出)
a+LR 出力電圧(逆算)
Va 先端電圧
Va1 先端電圧(逆算用)

Claims (7)

  1. 直流電力を高周波交流電力に変換するインバータ回路と、変換した交流電力の電圧調整を行うトランスと、該トランスの二次側交流電力からアーク溶接のための直流出力電力を生成する直流変換回路とを備え、電源装置の出力端子からパワーケーブルを介して溶接機の電極に出力電力を供給して電極先端からアークを生じさせるものであり、
    前記出力端子から出力する出力電流及び出力電圧を検出する検出手段と、
    前記出力端子と前記電極との間の抵抗値及びインダクタンス値を保持する保持手段と、
    前記検出した出力電流及び出力電圧を用いて前記出力端子から外部の抵抗値及びインダクタンス値の電圧変化分を算出し、算出した電圧変化分と前記検出した出力電圧とから前記電極の先端電圧を算出する先端電圧算出手段と、
    前記算出した先端電圧に基づいて前記インバータ回路を制御する制御手段と
    を備えた溶接用電源装置であって、
    前記検出手段を第1検出手段とするに対し、前記電源装置の二次側内部電圧を検出する第2検出手段と、
    前記二次側内部電圧の測定点から前記出力端子までの内部の抵抗値及びインダクタンス値を前記保持手段にて保持しておき、前記二次側内部電圧、前記外部の抵抗値及びインダクタンス値、及び前記内部の抵抗値及びインダクタンス値から逆算用の先端電圧を算出し、該算出した先端電圧から出力電圧を逆算する出力電圧算出手段と、
    前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧とを比較し、前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲か否かの判定を行う判定手段と
    を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  2. 請求項1に記載の溶接用電源装置において、
    前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、作業者に対してその旨の報知を行うための報知手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の溶接用電源装置において、
    前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧との比較に基づいて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正値の算出及びその更新を行う自動修正手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  4. 請求項2に記載の溶接用電源装置において、
    前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を作業者の操作に基づいて行う手動修正手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  5. 請求項3又は4に記載の溶接用電源装置において、
    前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合に、修正モード、修正不要モードのいずれかに切替可能なモード切替手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  6. 請求項2に記載の溶接用電源装置において、
    前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合、前記逆算した出力電圧と前記検出した出力電圧との比較に基づいて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正値の算出及び更新を行う自動修正手段と、
    前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値の修正を作業者の操作に基づいて行う手動修正手段と
    を備えるものであり、
    前記判定手段にて前記保持している外部の抵抗値及びインダクタンス値が許容範囲外と判定された場合に、自動修正モード、手動修正モード、修正不要モードのいずれかに切替可能なモード切替手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
  7. 請求項2、及び請求項2に従属の請求項3〜6のいずれか1項に記載の溶接用電源装置において、
    前記報知手段の報知有無を切り替える報知有無切替手段を備えたことを特徴とする溶接用電源装置。
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