JP5866626B1 - ディスク装置及びディスク分離方法 - Google Patents

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Abstract

本開示に係るディスク装置は,複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するディスク装置であって,複数枚のディスクを積層状態で保持し,任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で,保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し,分離した1枚のディスクをトレイに載置するキャリアを備える。キャリアは,複数枚のディスク(100)の下方に進退移動可能な第1の支持爪(65Ab)と,複数枚のディスク(100)のうち最下部のディスク(100b)と最下部のディスク(100b)に隣接するディスクとの隙間に進退移動可能な第2の支持爪(64Ab)と,隙間に進退移動可能で且つ最下部のディスク(100b)を下方に押圧可能な分離爪(116)と,を備え,第1の支持爪(65Ab)と第2の支持爪(64Ab)と分離爪(116)とを進退移動させるとともに,分離爪(116)により最下部のディスク(100b)を下方に押圧することにより,保持した複数枚のディスク(100)から最下部のディスク(100b)を分離する。

Description

本開示は、積層された複数枚のディスク、例えば、CD(Compac Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)などのディスク状の情報記憶媒体、から1枚ずつディスクを分離し、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するディスク装置、及びディスク分離方法に関する。
従来、この種のディスク装置として、例えば、特許文献1に記載された装置が知られている。
特許文献1のディスク装置は、複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、分離した1枚のディスクをトレイに載置するキャリアを備えている。
キャリアは、複数枚のディスクのうち最下部に位置するディスクに接触して複数枚のディスクを支持する第1の支持爪と、第1の支持爪よりも略ディスク一枚の厚み分上方に設けられ、複数枚のディスク間の隙間に進退移動可能な第2の支持爪とを備えている。
特許文献1のディスク装置では、第1の支持爪が最下部のディスクに接触して複数枚のディスクを支持した状態で、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に第2の支持爪が進出移動される。これにより、第2の支持爪が最下部のディスクよりも上方に位置するディスクを支持可能になる。この状態で、第1の支持爪が最下部のディスクから離れるように移動される。これにより、最下部のディスクは、支持されるものがなくなり、自然落下する。一方、最下部のディスクよりも上方に位置するディスクは第2の支持爪に支持される。特許文献1のディスク装置では、このようにして複数枚のディスクから1枚のディスクを分離するように構成されている。
特開2014−13639号公報
しかしながら、複数枚のディスクを積層したとき、互いに隣接するディスク同士が静電気等により貼り付く、いわゆる「貼り付き」が発生して、ディスク同士を容易に分離できないことが起こり得る。特に、積層するディスクが両面に記録層を有する両面ディスクの場合には、光学特性上鏡面仕上げされる面同士が対向するので、「貼り付き」が発生しやすくなる。
特許文献1のディスク装置では、自然落下により最下部のディスクを分離するように構成されているので、「貼り付き」が発生した場合には、最下部のディスクが分離しないことが起こり得る。
本開示は、複数枚のディスクから1枚のディスクをより確実に分離することができるディスク装置及びディスク分離方法を提供する。
本開示におけるディスク装置は、複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するディスク装置であって、複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、分離した1枚のディスクをトレイに載置するキャリアを備える。キャリアは、複数枚のディスクの下方に進退移動可能な第1の支持爪と、複数枚のディスクのうち最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に進退移動可能な第2の支持爪と、隙間に進退移動可能で且つ最下部のディスクを下方に押圧可能な分離爪と、を備え、第1の支持爪と第2の支持爪と分離爪とを進退移動させるとともに、分離爪により最下部のディスクを下方に押圧することにより、保持した複数枚のディスクから最下部のディスクを分離する。
また、本開示におけるディスク分離方法は、積層された複数枚のディスクから1枚のディスクを分離するディスク分離方法であって、複数枚のディスクのうち最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に第2の支持爪と分離爪とを進出移動させた後、複数枚のディスクを下方から支持する第1の支持爪を複数枚のディスクの下方から退避させ、第2の支持爪に対して分離爪を相対移動させることにより、最下部のディスクを下方に押圧して、最下部のディスクを複数枚のディスクから分離する。
本開示におけるディスク装置及びディスク分離方法によれば、複数枚のディスクから1枚のディスクをより確実に分離することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図2Aは、図1のディスク装置が備えるマガジンの斜視図である。 図2Bは、図2Aのマガジンの分解斜視図である。 図3は、図1のディスク装置が備えるキャリアの斜視図である。 図4は、図3のキャリアの一部拡大側面図である。 図5は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第1の図である。 図6は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第2の図である。 図7は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第3の図である。 図8は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第4の図である。 図9は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第5の図である。 図10は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第5の図である。 図11は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第6の図である。 図12は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第7の図である。 図13は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第8の図である。 図14は、任意のマガジントレイに収納された複数枚のディスクのディスクドライブへのローディング動作および回収動作を説明する第9の図である。 図15は、図4のキャリアが備えるディスクチャックユニットの斜視図である。 図16は、図15のディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め上方から見た図である。 図17は、図15のディスクチャックユニットの別の分解斜視図であり、斜め下方から見た図である。 図18は、図15のディスクチャックユニットを、一部の部品を省略して示す斜視図である。 図19は、図15のディスクチャックユニットが備えるレバーギヤとドロップギヤとが係合した状態を示す平面図である。 図20は、図19の状態から、レバーギヤとドロップギヤとが回動した状態を示す平面図である。 図21は、図15のディスクチャックユニットが備えるスピンドルシャフトと2つのセパレータフックの爪部と2つのボトムフックの爪部と分離爪との位置関係に着目して示す図であって、4つの爪部が収納位置に位置する状態を示す図である。 図22は、図15のディスクチャックユニットが備えるスピンドルシャフトと2つのセパレータフックの爪部と2つのボトムフックの爪部と分離爪との位置関係に着目して示す図であって、4つの爪部が支持位置に位置する状態を示す図である。 図23は、図15のディスクチャックユニットが備えるスピンドルシャフトと2つのセパレータフックの爪部と2つのボトムフックの爪部と分離爪との位置関係に着目して示す図であって、4つの爪部が切換位置に位置する状態を示す図である。 図24は、図15のディスクチャックユニットが備えるスピンドルシャフトと2つのセパレータフックの爪部と2つのボトムフックの爪部と分離爪との位置関係に着目して示す図であって、4つの爪部が分離位置に位置する状態を示す図である。 図25は、図2Bの複数枚のディスク100の19−19断面図である。 図26は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第1の図である。 図27は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第2の図である。 図28は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第3の図である。 図29は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第4の図である。 図30は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第5の図である。 図31は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第6の図である。 図32は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第7の図である。 図33は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第8の図である。 図34は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第9の図である。 図35は、図3のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す第10の図である。 図36は、本開示の実施形態に係るディスク装置のディスク揺動抑制ユニットの構成例を示す斜視図である。 図37は、図36のディスク揺動抑制ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図38は、図37のディスク揺動抑制ユニットが備えるトルクリミッターとねじりコイルばねと外周爪駆動ギヤとの取り付け状態を示す平面図である。 図39は、図38の39−39断面図である。 図40は、ディスクチャックユニットとディスク揺動抑制ユニットとディスクとの位置関係を示す斜視図である。 図41は、図37のディスク揺動抑制ユニットが備える外周爪が待機位置の状態を示す底面図である。 図42は、図37のディスク揺動抑制ユニットが備える外周爪が外周支持位置の状態を示す底面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
《実施形態》
図1は、本開示の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。なお、本実施形態においては、図1の左下側を「装置前方」といい、図1の右上側を「装置後方」といい、図1の上下方向であるZ方向を「装置高さ方向」という。
まず、図1を用いて、本実施形態に係るディスク装置の全体構成について説明する。
本実施形態に係るディスク装置200は、2つのマガジンストッカー1を備えている。2つのマガジンストッカー1は、底シャーシ11上において、装置幅方向Yに互いに対向するように設けられている。なお、図1では、2つのマガジンストッカー1のうち、手前側のマガジンストッカー1の図示を省略している。また、図1では、マガジンストッカー1の天板及び仕切板の図示を省略している。
2つのマガジンストッカー1にはそれぞれ、複数のマガジン2が収納されている。図1においては、1つのマガジンストッカー1にマガジン2が横に5個、縦に9個の合計45個が収納されている。
ここで、マガジン2の詳細な説明をする。図2Aは、図1のディスク装置200が備えるマガジン2の斜視図であり、図2Bは、図2Aのマガジン2の分解斜視図である。図2A及び図2Bに示すように、マガジン2は、複数枚、例えば本実施の形態においては、12枚のディスク100を収納するマガジントレイ21と、マガジントレイ21を収納する略直方体形状のケース22とを備えている。図2Bに示すように、ケース22の前面(一側面)には、マガジントレイ21を挿抜可能な開口部22aが設けられている。
マガジントレイ21は、外形が平面視において略矩形状に形成されている。マガジントレイ21は、複数枚のディスク100を互いに密着して積層した状態で収納する。マガジントレイ21には、複数枚のディスク100のそれぞれに設けられた中心穴100aに挿入され、各ディスク100の面方向の移動を規制する芯棒23が設けられている。この芯棒23により、各ディスク100の面方向の移動による各ディスク100の傷付きが防止される。芯棒23には、後述するディスクチャックユニット62のスピンドルヘッド66bが係合する係合部23aが設けられている。
図1のディスク装置200の説明に戻る。2つのマガジンストッカー1の間には、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2からマガジントレイ21を引き出し、引き出したマガジントレイ21を保持するピッカー3が設けられている。
ピッカー3は、保持したマガジントレイ21を、装置後方に配置された複数、本実施の形態においては、12台、のディスクドライブ4の近傍まで搬送するように構成されている。ピッカー3には、マガジントレイ21から複数枚のディスク100を押し出す後述するリフター5が一体的に設けられている。
ディスクドライブ4は、ディスク100に対して情報の記録又は再生を行う。また、ディスクドライブ4は、トレイを用いてディスクをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。図1において、複数のディスクドライブ4は、2つに分けられて6台ずつ、装置高さ方向に積層され、装置後方において一方のマガジンストッカー1または他方のマガジンストッカー1に隣接して配置されている。一方のマガジンストッカー1に隣接して配置された複数のディスクドライブ4と、他方のマガジンストッカー1に隣接して配置された複数のディスクドライブ4との間には、キャリア6が設けられている。
キャリア6は、後述するリフター5により押し出された複数枚のディスク100を積層状態で保持し、任意のディスクドライブ4から排出された、後述するトレイ4aの上方で、保持した複数枚のディスク100から1枚のディスク100を分離し、分離したディスク100をトレイ4aに載置するように構成されている。
キャリア6及び複数のディスクドライブ4の配置よりも更に装置後方には、電気回路及び電源7が設けられている。電気回路及び電源7には、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア6などのモータ等の動作を制御する制御部が設けられている。制御部は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン2へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部に指令を送る。制御部は、指令に従い、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア6などの動作を制御する。
複数のディスクドライブ4は、ハウジング8に収容され、キャリア6は、ハウジング8に設けられている。
次に、キャリア6の構成についてより詳しく説明する。図3は、図1のディスク装置200が備えるキャリア6の斜視図である。図4は、図3のキャリア6の一部拡大側面図である。図3及び図4は、装置後方から見た図である。
図3及び図4に示すように、キャリア6は、装置高さ方向に移動する移動ベース61と、移動ベース61に設けられたディスクチャックユニット62とを備えている。
図4に示すように、移動ベース61は、ブッシュ61aを介してボールネジ91に接続されるとともに、ガイド軸受け61bを介してガイドシャフト92に接続されている。ボールネジ91及びガイドシャフト92は、装置高さ方向に延在するように設けられている。
図3に示すように、ボールネジ91の上端部には、プーリ91aが取り付けられている。また、ハウジング8には、ボールネジ91を軸回りに回転させる駆動力を発生させるキャリアモータ93が設けられている。キャリアモータ93の駆動軸には、プーリ93aが取り付けられている。プーリ91aとプーリ93aには、ベルト94が架け回されている。
キャリアモータ93が駆動されると、キャリアモータ93の駆動力が、プーリ93a、ベルト94、プーリ91aを介してボールネジ91に伝達され、ボールネジ91が軸回りに回転する。このボールネジ91の回転により、移動ベース61が、ボールネジ91及びガイドシャフト92にガイドされて装置高さ方向に移動する。キャリアモータ93は、電気回路及び電源7の制御部と接続され、制御部により駆動を制御される。
ディスクチャックユニット62は、後述するリフター5により押し出された複数枚のディスク100を保持し、保持した複数枚のディスク100を1枚ずつ分離するように構成されている。移動ベース61及びディスクチャックユニット62の詳細な構成については、後で詳しく説明する。
図3に示すように、カムギヤ67bは、リレーギヤ70と噛み合っている。リレーギヤ70は、例えば2つのギヤで構成され、移動ベース61に回動自在に設けられている。
また、図4に示すように、リレーギヤ70は、移動ベース61に設けられたディスクチャックモータ71の駆動軸に圧入されたモータギヤ71aと噛み合っている。
図3又は図4に示すように、ディスクチャックモータ71が駆動されると、ディスクチャックモータ71の駆動力が、モータギヤ71a、リレーギヤ70を介して、カムギヤ67bに伝達され、カムギヤ67b及び後述するカムシャフト67aが回動する。ディスクチャックモータ71は、電気回路及び電源7の制御部と接続され、制御部により駆動を制御される。
次に、任意のマガジントレイ21に収納された複数枚のディスク100のディスクドライブ4へのローディング動作およびディスクドライブ4にローディングされたディスク100の回収動作について、図5〜図14を用いて説明する。
図5に示すように、ピッカー3は、保持したマガジントレイ21をリフター5の上部の所定の位置に載置し、複数のディスクドライブ4の近傍に搬送している。図5では、手前側のディスクドライブ4の図示を省略している。
リフター5の上部の所定の位置にマガジントレイ21が載置されると、図6に示すように、移動ベース61がマガジントレイ21の近傍まで下降される。これにより、ディスクチャックユニット62の先端部が、図2Bで説明した、マガジントレイ21に設けられた芯棒23の係合部23aに係合し、ディスクチャックユニット62と芯棒23とが同軸となる。この状態で、リフター5はマガジントレイ21から複数枚のディスク100を押し出す。
これにより、図7に示すように、ディスクチャックユニット62は、押し出された複数枚のディスク100を保持する。ディスクチャックユニット62が押し出された複数枚のディスク100全てを保持すると、移動ベース61は、ボールネジ91及びガイドシャフト92にガイドされて上昇する。この上昇により、ディスクチャックユニット62の先端部と芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
その後、図8に示すように、ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される。
その後、図9に示すように、電気回路及び電源7の制御部の制御により、最下段(1段目)の一方のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、図10に示すように、ディスクチャックユニット62が保持する複数枚のディスク100がトレイ4aの上方、例えば、直上、に位置するように、移動ベース61が下降される。その後、ディスクチャックユニット62により、最下部のディスク100が他のディスク100から分離され、トレイ4a上に載置される。
図11に示すように、最下部のディスク100がトレイ4a上に載置される。最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、ディスクチャックユニット62とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。
その後、図12に示すように、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、この最下段のディスクドライブ4と対向する他方のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。その後、同様にして、トレイ4aにディスク100が載置され、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段の2台のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
図13は、最上段、例えば、6段目、のディスクドライブ4のトレイ4aにディスク100を載置する状態を示している。最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、それぞれのディスクドライブ4に搬入されたディスク100に対して記録又は再生可能となる。
また、それぞれのディスクドライブ4にローディングされたディスク100の回収は、例えば、ローディング動作とは逆の順序で行えばよい。具体的には、以下の通りである。
まず、図13に示すように、最上段の一方のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、排出されたトレイ4a上のディスク100の中心穴100aにディスクチャックユニット62が挿入され、ディスクチャックユニット62がディスク100を保持する。
その後、ディスクチャックユニット62にディスク100を回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、ディスクドライブ4と対向する他方のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。その後、同様にして、トレイ4aのディスク100がディスクチャックユニット62に回収され、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最上段(1段目)のディスクドライブ4のディスク回収動作が完了する。このディスク回収動作を最下段のディスクドライブ4内のディスク100を回収するまで繰り返す。
ディスクチャックユニット62が全てのディスク100を回収すると、移動ベース61が上昇される。その後、ピッカー3が装置後方に移動して、ディスクチャックユニット62の下方にマガジントレイ21がセットされる。
その後、移動ベース61が下降され、ディスクチャックユニット62の先端部が芯棒23の係合部23aに係合し、ディスクチャックユニット62と芯棒23とが同軸となる。
その後、図14に示すように、ディスクチャックユニット62に保持された複数枚のディスク100全てが、マガジントレイ21内に押し出され、収納される。
その後、移動ベース61が上昇されて、ディスクチャックユニット62の先端部と芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
複数枚のディスク100全てを収納したマガジントレイ21は、ピッカー3によりマガジンストッカー1内に戻される。
次に、ディスクチャックユニット62の構成についてより詳細に説明する。
図15は、ディスクチャックユニット62の斜視図である。図16は、図15のディスクチャックユニット62の分解斜視図であり、斜め上方から見た図であり、図17は、図15のディスクチャックユニット62の分解斜視図であり、斜め下方から見た図である。
図16及び図17に示すように、ディスクチャックユニット62は、セパレータフック64A、64Bと、ボトムフック65A、65Bと、スピンドルユニット66と、カムシャフトユニット67とを備えている。
スピンドルユニット66は、略円筒形状のスピンドルシャフト66aと、スピンドルシャフト66aの下端部に設けられたスピンドルヘッド66bと、スピンドルシャフト66aの上端部に設けられたフランジ66cとを備えている。
スピンドルユニット66は、フランジ66cが移動ベース61に直接又は間接的に取り付けられることにより、移動ベース61と一体的に移動する。スピンドルシャフト66aの直径は、ディスク100の中心穴100aの直径よりも小さく設定されている。例えば、スピンドルシャフト66aの直径は14.5mmであり、ディスク100の中心穴100aの直径は15mmである。
図15に示すように、スピンドルヘッド66bとスピンドルシャフト66aとの間には、複数の開口部66eが形成されている。これらの開口部66eを通じて、後述するセパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bb、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbがスピンドルシャフト66aの内外に進退移動する。
図16及び図17に示すように、カムシャフトユニット67は、略円筒状のカムシャフト67aと、カムシャフト67aの上端部に設けられたカムギヤ67bと、カムシャフト67aの下端部に設けられたカムプレート68A、68Bとを備えている。
図3で説明したように、カムギヤ67bは、リレーギヤ70と噛み合っている。ディスクチャックモータ71の駆動力が、カムギヤ67bに伝達され、カムギヤ67b及びカムシャフト67aが回動する。
カムプレート68Aの上面には、カムシャフト67aが回動する際、セパレータフック64Aに設けられた駆動ピンが摺動するカム溝が設けられている。カムプレート68Aの下面には、カムシャフト67aが回動する際、セパレータフック64Bに設けられた駆動ピンが摺動するカム溝が設けられている。カムプレート68Aの下面に設けられたカム溝は、カムプレート68Aの上面に設けられたカム溝と鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
カムプレート68Bの上面には、カムシャフト67aが回動する際、ボトムフック65Bに設けられた駆動ピンが摺動するカム溝が設けられている。カムプレート68Bの下面には、カムシャフト67aが回動する際、ボトムフック65Aに設けられた駆動ピンが摺動するカム溝が設けられている。カムプレート68Bの下面に設けられたカム溝は、カムプレート68Bの上面に設けられたカム溝と鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
また図16及び図17に示すように、カムプレート68Bの下面中央部には、回動軸68Bbが設けられている。回動軸68Bbは、スピンドルシャフト66aの下端部に設けられた図示しない回動軸受けに回転可能に挿入される。
セパレータフック64A、64Bとボトムフック65A、65Bとは、略レバーの形状に形成されている。
また、図16及び図17に示すように、ディスクチャックユニット62は、ドロップシャフト111と、押さえ板112と、レバーギヤ113とを備えている。
ドロップシャフト111は、例えば、スピンドルシャフト66aの外周面に軸方向に延在するように設けられたスリット66aaに摺動可能に取り付けられている。ドロップシャフト111の周囲には、コイルバネ114が取り付けられている。コイルバネ114は、ドロップシャフト111の上端部111aがカムギヤ67bの裏面に当接するようにドロップシャフト111を付勢する。ドロップシャフト111の上端部111aは、押さえ板112に設けられた貫通穴112aを貫通し、カムギヤ67bの裏面に当接している。押さえ板112は、ドロップシャフト111を軸方向に移動可能に保持する。
図18は、図15のディスクチャックユニット62を、一部の部品を省略して示す斜視図である。図18に示すように、カムギヤ67bの裏面には、スロープ67baが設けられている。ドロップシャフト111の上端部111aは、カムギヤ67bが回動するとき、スロープ67ba上を移動することにより上下動する。
また図16及び図17に示すように、ドロップシャフト111の上部外周面には、レバーギヤ113に係合可能なドロップギヤ115が設けられている。レバーギヤ113は、駆動ピン113aを備えている。
図18に示すように、駆動ピン113aは、カムギヤ67bの裏面に設けられたカム溝67bbと係合する。カムギヤ67bが回動するとき、駆動ピン113aがカム溝67bb内を摺動する。カムギヤ67bの回動により、駆動ピン113aがカム溝67bbの端部に達すると、レバーギヤ113が駆動ピン113aを中心として回動する。
図19は、図15のディスクチャックユニット62が備えるレバーギヤ113とドロップギヤ115とが係合した状態を示す平面図であり、図20は、図19の状態から、レバーギヤ113とドロップギヤ115とが回動した状態を示す平面図である。図19及び図20に示すように、ドロップギヤ115とレバーギヤ113とが係合した状態でレバーギヤ113が回動することにより、ドロップギヤ115が回動する。その結果、ドロップシャフト111が回動する。
図16及び図17に示すように、ドロップシャフト111の下端部には、分離爪116が設けられている。分離爪116は、ドロップシャフト111が回動することにより、スピンドルシャフト66aの内外に進退移動する。また、分離爪116は、ドロップシャフト111の上端部111aがスロープ67ba上を移動することにより上下動する。
ここで、図21は、図15のディスクチャックユニット62が備えるスピンドルシャフト66aと2つのセパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbと2つのボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbと分離爪116との位置関係に着目して示す図である。図21に示すように、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bは、装置高さ方向に延在する回動軸64Aa、64Ba、65Aa、65Ba及び図示しない駆動ピンと、装置高さ方向に対して交差する方向、例えば、直交方向、に突出する爪部64Ab、64Bb、65Ab、65Bbとを備えている。
セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bは、スピンドルヘッド66b及びスピンドルシャフト66aにそれぞれ設けられた図示しない回動軸穴に回動軸64Aa、64Ba、65Aa、65Baが挿入されることにより、回動自在に保持される。また、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bは、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbの上面が、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbの上面よりも略ディスクの1枚分、上方に位置するように、それぞれ保持される。さらに、セパレータフック64Aとセパレータフック64Bとは、スピンドルユニット66の周方向に略180度位相をずらした位置で保持され、ボトムフック65Aとボトムフック65Bとは、スピンドルユニット66の周方向に略180度位相をずらした位置で保持される。
分離爪116は、ドロップシャフト111の上端部111aがスロープ67ba及びスロープ67baの頂面上を移動しないとき、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbと略同じ高さ位置に位置する。
本実施形態において、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbにより、ディスク100の内周部を支持可能な第2の支持爪を構成している。さらに、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbにより、ディスク100の内周部を支持可能な第1の支持爪を構成している。
次に、図21〜図24を用いて、セパレータフック64A、64Bとボトムフック65A、65Bの回動動作について詳細に説明する。
セパレータフック64Aとセパレータフック64Bとは、カムギヤ67bの回動に伴い、それらの爪部64Ab、64Bbが、図21及び図22に示すようにスピンドルシャフト66aの内側の位置と、図23及び図24に示すようにスピンドルシャフト66aの外側の位置とに位置するように移動する。
ボトムフック65Aとボトムフック65Bとは、カムギヤ67bの回動に伴い、それらの爪部65Ab、65Bbが、図21及び図24に示すようにスピンドルシャフト66aの内側の位置と、図22及び図23に示すようにスピンドルシャフト66aの外側の位置とに位置するように移動する。
図21のセパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bがスピンドルシャフト66aの内側の位置を収納位置という。また図22のセパレータフック64A、64Bがスピンドルシャフト66aの内側に位置し、ボトムフック65A、65Bがスピンドルシャフト66aの外側の位置を支持位置という。また図23のセパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bがスピンドルシャフト66aの外側の位置を切換位置という。また、図24のセパレータフック64A、64Bがスピンドルシャフト66aの外側に位置し、ボトムフック65A、65Bがスピンドルシャフト66aの内側の位置を分離位置という。
図21及び図22に示すように、分離爪116は、カムギヤ67bの回動に伴い、スピンドルシャフト66aの内側に位置するように移動し、図23及び図24に示すように、スピンドルシャフト66aの外側に位置するように移動する。セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが収納位置及び支持位置に位置するとき、分離爪116は、スピンドルシャフト66aの内側に位置する。一方、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが切換位置及び分離位置に位置するとき、分離爪116は、スピンドルシャフト66aの外側に位置する。なお、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65B及び分離爪116には、回動範囲を規制するために図示しないストッパーが設けられている。
次に、キャリア6が複数枚のディスクから1枚のディスクを分離して、分離したディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置する動作について説明する。
図25は、図2Bの複数枚のディスク100の19−19断面図である。図25に示すように、ディスク100の内周部には、凹部100bが設けられている。凹部100bは、ディスク100の内周部の上側角部を平面100baと斜面100bbを有するように切断した形状に形成されている。
図26〜図35は、図3のキャリア6が複数枚のディスク100から1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。なお、図26〜図28では、説明の便宜上、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Abとボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbとが同一断面上にあるものとして図示している。また、図29〜図35では、説明の便宜上、セパレータフック64Aの爪部64Abとボトムフック65Aの爪部65Abとが同一断面上にあるものとして図示している。
図26に示すように、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbの下面は、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように斜面を有するように形成されている。また、爪部64Ab、64Bb,65Ab、65Bbの上面は、装置高さ方向に対して直交するように形成されている。
動作の説明は、リフター5が複数枚のディスク100をマガジントレイ21から押し出した状態から開始する。
図26に示すように、リフター5が複数枚のディスク100を押し出すと、複数枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット66が挿入される。このとき、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bは、収納位置に位置する。
図27に示すように、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbが複数枚のディスクのうち最下部に位置するディスクより下方に位置するまでリフター5が複数枚のディスク100を押し出すと、図4で説明したディスクチャックモータ71が駆動され、カムギヤ67bが軸回りに正方向に回動する。
これにより、図28に示すように、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが収納位置から支持位置に移動する。
その後図29に示すように、移動ベース61が上昇され、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。また、このとき、スピンドルヘッド66bと芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
その後、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムギヤ67bが更に正方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、支持位置から切換位置に移動し、図30に示すように、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。また、このとき、カムギヤ67bの正方向の回動に伴い、ドロップシャフト111が正方向に回動し、分離爪116が最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
その後、図8で説明したように、ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される。その後、図9で説明したように、ディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、スピンドルユニット66に保持された複数枚のディスク100がトレイ4aの上方、例えば、直上、に位置するように、移動ベース61が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムギヤ67bが更に正方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、切換位置から分離位置に移動し、図31に示すように、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。これにより、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ab、65Bbに支持されていた複数枚のディスク100が、自重により落下する。その結果、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbの上面が、最下部のディスク100に隣接するディスク100の内周部に接触して、最下部のディスク100よりも上方に位置するディスク100を支持する。
その後、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムギヤ67bが更に正方向に回動する。これにより、ドロップシャフト111の上端部111aがスロープ67ba上を移動し、分離爪116が下降する。その結果、図32に示すように、最下部のディスク100が、分離爪116により下方に押されて他のディスク100から分離される。分離された最下部のディスク100は、トレイ4a上に落下し載置される。
なお、分離爪116は、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbの上面よりも下まで、例えば、2.4mm以上、下降されるように構成されてもよい。これにより、最下部のディスク100をより確実に他のディスク100から分離させることができる。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット66とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、ディスクドライブ4と対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、ディスクチャックモータ71が逆駆動され、カムギヤ67bが逆方向に回動する。これにより、ドロップシャフト111の上端部111aがスロープ67ba上を移動し、図33に示すように、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ab,64Bbと略同じ高さ位置まで分離爪116が上昇する。
その後、ディスクチャックモータ71が更に逆駆動され、カムギヤ67bが更に逆方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、分離位置から切換位置に移動し、図34に示すように、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbが、スピンドルシャフト66aの外側の位置に移動する。
その後、ディスクチャックモータ71が更に逆駆動され、カムギヤ67bが更に逆方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、切換位置から支持位置に移動し、図35に示すように、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。その結果、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbの上面で支持されていた残りのディスク100が、自重により落下し、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbの上面で支持される。
その後、ディスクチャックモータ71が駆動され、カムギヤ67bが正方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、支持位置から切換位置に移動し、図30に示すように、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。また、このとき、カムギヤ67bの正方向の回動に伴い、ドロップシャフト111が正方向に回動し、分離爪116が最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
その後、スピンドルユニット66に保持された複数枚のディスク100が排出されたトレイ4aの上方、例えば、直上、に位置するように、移動ベース61が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムギヤ67bが更に正方向に回動する。これにより、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが、切換位置から分離位置に移動し、図31に示すように、ボトムフック65A、65Bの爪部65Ab、65Bbが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。このとき、セパレータフック64A、64Bの爪部64Ab、64Bbの上面が、最下部のディスク100に隣接するディスク100の内周部に接触して、最下部のディスク100よりも上方に位置するディスク100を支持する。
その後、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムギヤ67bが更に正方向に回動する。これにより、ドロップシャフト111の上端部111aがスロープ67ba上を移動し、分離爪116が下降する。その結果、図32に示すように、最下部のディスク100が、分離爪116により下方に押されて他のディスク100から分離される。当該分離された最下部のディスク100は、トレイ4a上に落下し載置される。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット66とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段(1段目)のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、それぞれのディスクドライブ4のディスク100に対して記録又は再生可能となる。
以上のように、本実施形態に係るディスク装置によれば、キャリア6が、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間、すなわち、最下部のディスク100の凹部100b、に進退移動可能で且つ上下動可能な分離爪116を備えている。これにより、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの間で「貼り付き」が発生した場合でも、分離爪116を隙間に進出移動させた状態で下降させることにより、最下部のディスクを他のディスクから強制的に分離させることができる。従って、複数枚のディスクから1枚のディスクをより確実に分離することができる。
また、特許文献1のディスク装置のように、自然落下により最下部のディスクを分離するように構成した場合には、最下部のディスクが自重で自然落下するまで待機する時間が必要である。このため、全てのディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置するのに要する時間が長くなる。
これに対して、本実施形態に係るディスク装置によれば、分離爪116により最下部のディスクを他のディスクから強制的に分離させることができるので、待機時間が不要である。このため、結果として、全てのディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置するのに要する時間を短縮、例えば、20%以上短縮、することができる。
また、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの間で「貼り付き」が発生した場合、両ディスク間の隙間は小さくなる。特に、この隙間は、ディスクの内周側に比べてディスクの外周側の方が小さくなる。このため、ディスクの外周側から分離爪116を挿入しようとしても、分離爪116を挿入できないことが起こり得る。
これに対して、本実施形態に係るディスク装置によれば、分離爪116が最下部のディスクの内周部を下方に押圧するように構成されている。これにより、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間により確実に分離爪116を挿入することができる。従って、最下部のディスクを他のディスクからより確実に分離することができる。また、分離爪116は、最下部のディスクの外周部を下方に押圧する構成に比べて、より少ない下降量で最下部のディスクを他のディスクから容易に分離することができる。
また、本実施形態に係るディスク装置によれば、複数枚のディスク100のそれぞれに設けられた中心穴100aに挿入されるスピンドルユニット66内に、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bと分離爪116とを配置している。これにより、装置の大型化を抑えるとともに、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bと分離爪116とを同一の駆動源により駆動させて、低コストでタイミングの狂いが少ない安定した機構を実現することができる。
また、互いに貼り付いているディスク同士を分離する場合、磁力によりくっついた2つの磁石を分離するときのように、ディスクに対して均等な位置から分離力を加えるよりも、偏った位置から分離力を加えた方が分離しやすい。このため、本実施形態に係るディスク装置では、単一の分離爪116により最下部のディスクの内周部を下方に押圧するようにしている。これにより、最下部のディスクを他のディスクから容易に分離することができる。また、部品点数及びコストの増加も抑えることができる。
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、セパレータフック64A、64Bと分離爪116とを別々に設けたが、本開示はこれに限定されない。例えば、セパレータフック64A、64Bのいずれか一方を上下動可能に構成し、一方のセパレータフックにより最下部のディスクを他のディスクから分離するようにしてもよい。すなわち、セパレータフック64A、64Bのいずれか一方を分離爪として共用するようにしてもよい。
また、最下部のディスクと最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に分離爪116が位置する状態で、分離爪116を下降させることにより、最下部のディスクを他のディスクから分離させるようにしたが、本開示はこれに限定されない。例えば、分離爪116の先端部を楔状に形成し、隙間に分離爪116が位置する状態で、更に分離爪116を隙間に進入させることで、最下部のディスクを他のディスクから分離させるように構成してもよい。すなわち、分離爪116は、最下部のディスクを下方に押圧することができるものであればよい。
なお、上記実施形態では、単一の分離爪116により最下部のディスクの内周部を下方に押圧するようにしたが、本開示はこれに限定されない。単一の分離爪116により最下部のディスクの内周部を下方に押圧するようにした場合、ディスクに対して不均一に強い分離力が働くので、ディスクが上下に揺動することが起こり得る。この場合、セパレータフック64A、64Bや分離爪116を互いに隣接するディスク間の隙間に正しく挿入できないことが起こり得る。このため、例えば、2つ以上の分離爪116により最下部のディスクの内周部を下方に押圧するようにしてもよい。これにより、ディスクの揺動を抑えることが可能になる。
さらに、キャリア6が保持する複数枚のディスク100の一部に接触して、複数枚のディスク100が揺動することを抑制するディスク揺動抑制ユニットを備えてもよい。以下、ディスク揺動抑制ユニットの具体的な構成例について説明する。
図36は、本開示の実施形態に係るディスク装置のディスク揺動抑制ユニットの構成例を示す斜視図であり、図37は、図36のディスク抑制ユニットの構成を示す斜視図である。図36に示すように、ディスク揺動抑制ユニット80は、移動ベース61に2つ設けられている。図37に示すように、各ディスク揺動抑制ユニット80は、カムギヤ81と、リンクレバー82と、トルクリミッター83と、ねじりコイルばね84と、外周爪駆動ギヤ85と、シャフト86とを備えている。
図36に示すように、カムギヤ81の中心部には、回動軸穴81aが設けられている。回動軸穴81aには、移動ベース61に設けられた回動軸61dが挿入されている。カムギヤ81は、カムギヤ67bと噛み合っている。これにより、ディスクチャックモータ71が駆動されてカムギヤ67bが回動するとき、各カムギヤ81も回動する。
図37に示すように、カムギヤ81の裏面には、カム溝81bが設けられている。カム溝81bには、リンクレバー82の一端部に設けられたピン部82aが係合している。ピン部82aは、カムギヤ81が回動するとき、カム溝81bに沿って移動する。リンクレバー82の他端部には、溝部82bが設けられている。溝部82bには、トルクリミッター83に設けられたピン部83aが係合している。トルクリミッター83には、ねじりコイルばね84と外周爪駆動ギヤ85が取り付けられている。
図38は、トルクリミッター83とねじりコイルばね84と外周爪駆動ギヤ85との取り付け状態を示す平面図である。図39は、図38の39−39断面図であり、リンクレバー82とトルクリミッター83と外周爪駆動ギヤ85との取り付け状態を示す一部拡大断面図である。
図38及び図39に示すように、トルクリミッター83の中央部には、円筒部83bが上方に突出するように設けられている。円筒部83bの上部には、図39に示すように、円筒部83bの内側に挿入されるギヤ軸87の上部と係合する係合部83cが設けられている。係合部83cがギヤ軸87の上部と係合することにより、トルクリミッター83は、ギヤ軸87を中心として回動可能となっている。
図37に示すように、外周爪駆動ギヤ85の中心部には、ギヤ軸穴85aが設けられている。図39に示すように、外周爪駆動ギヤ85は、ギヤ軸穴85aにギヤ軸87が挿入されることにより、ギヤ軸87を中心として回動可能となっている。
図38に示すように、ねじりコイルばね84は、円筒部83bの周囲に巻回され、一端部84aがトルクリミッター83と係合し、他端部84bが外周爪駆動ギヤ85と係合するように設けられている。このねじりコイルばね84により、トルクリミッター83は、外周爪駆動ギヤ85に対して一定回転方向に付勢されている。
外周爪駆動ギヤ85の外周面の一部には、ギヤ部85bが設けられている。
図40は、ディスクチャックユニット62とディスク揺動抑制ユニット80とディスク100との位置関係を示す斜視図であり、図41は、図37のディスク揺動抑制ユニット80が備える外周爪86bが待機位置の状態を示す底面図であり、図42は、図37のディスク揺動抑制ユニット80が備える外周爪86bが外周支持位置の状態を示す底面図である。
図40に示すように、ギヤ部85bは、シャフト86の上部に設けられたギヤ部86aと噛み合い可能に構成されている。
シャフト86は、ディスクの厚み方向に延在し、且つ、ギヤ部86aはシャフト86の軸回りに回転可能に設けられている。シャフト86の下部には、外周爪86bがシャフト86の外周面から突出するように設けられている。
外周爪86bは、シャフト86が軸回りに矢印A1方向(正方向ともいう)に回転することにより、図41に示すようにディスク100から離れた待機位置から、図42に示すように最下部のディスク100の外周部(例えば、下面)を支持する外周支持位置へ移動するように設けられている。外周爪86bが待機位置から外周支持位置に移動することにより、外周爪86bが最下部のディスクの外周部に接触して、ディスクが揺動することを抑えることができる。また、外周爪86bが最下部のディスクの内周部ではなく外周部に接触することによって、ディスクの揺動をより効果的に抑えることができる。
なお、外周爪86bは、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが支持位置又は分離位置の少なくとも一方に位置にあるときに、外周支持位置であればよい。これにより、ディスク100が揺動することを抑える効果を得ることができる。
一方、外周爪86bは、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが収納位置にあるときに、外周支持位置であると、移動ベース61の下降を妨げることになる。また、外周爪86bは、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが分離位置にあるときに、外周支持位置であると、最下部のディスクの落下を妨げることになる。このため、外周爪86bは、セパレータフック64A、64B、ボトムフック65A、65Bが収納位置及び分離位置のとき、待機位置であればよい。
なお、移動ベース61に2つのディスク揺動抑制ユニット80を設けた構成で説明したが、本開示はこれに限定されない。ディスク揺動抑制ユニット80は、複数枚のディスク100を水平に支持できる個数設けられればよい。すなわち、ディスク揺動抑制ユニット80は、1つであってもよいし、3つ以上設けられてもよい。
本開示は、複数枚のディスクから1枚のディスクをより確実に分離することができるので、特に、複数枚のディスクを複数のディスクドライブに供給するディスク装置に有用である。
1 マガジンストッカー
2 マガジン
3 ピッカー
4 ディスクドライブ
4a トレイ
5 リフター
6 キャリア
7 電気回路及び電源
8 ハウジング
11 底シャーシ
21 マガジントレイ
22 ケース
22a 開口部
23 芯棒
23a 係合部
61 移動ベース
61a ブッシュ
61b ガイド軸受け
61d 回動軸
62 ディスクチャックユニット
64A,64B セパレータフック
64Aa,64Ba 回動軸
64Ab,64Bb 爪部
65A,65B ボトムフック
65Aa,65Ba 回動軸
65Ab,65Bb 爪部
66 スピンドルユニット
66a スピンドルシャフト
66aa スリット
66b スピンドルヘッド
66c フランジ
66e 開口部
67 カムシャフトユニット
67a カムシャフト
67b カムギヤ
67ba スロープ
67bb カム溝
68A,68B カムプレート
68Bb 回動軸
70 リレーギヤ
71 ディスクチャックモータ
71a モータギヤ
80 ディスク揺動抑制ユニット
81 カムギヤ
81a 回動軸穴
81b カム溝
82 リンクレバー
82a ピン部
82b 溝部
83 トルクリミッター
83a ピン部
83b 円筒部
83c 係合部
84 ねじりコイルばね
84a 一端部
84b 他端部
85 外周爪駆動ギヤ
85a ギヤ軸穴
85b ギヤ部
86 シャフト
86a ギヤ部
86b 外周爪
87 ギヤ軸
91 ボールネジ
91a プーリ
92 ガイドシャフト
93 キャリアモータ
93a プーリ
94 ベルト
100 ディスク
100a 中心穴
100b 凹部
100ba 平面
100bb 斜面
111 ドロップシャフト
111a 上端部
112 押さえ板
112a 貫通穴
113 レバーギヤ
113a 駆動ピン
114 コイルバネ
115 ドロップギヤ
116 分離爪
200 ディスク装置

Claims (11)

  1. 複数のディスクドライブのそれぞれにディスクを供給するディスク装置であって、
    複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、保持した前記複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、分離した前記1枚のディスクを前記トレイに載置するキャリアを備え、
    前記キャリアは、
    前記複数枚のディスクの下方に進退移動可能な第1の支持爪と、
    前記複数枚のディスクのうち最下部のディスクと前記最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に進退移動可能な第2の支持爪と、
    前記隙間に進退移動可能で且つ前記最下部のディスクを下方に押圧可能な分離爪と、
    を備え、
    前記第1の支持爪と前記第2の支持爪と前記分離爪とを進退移動させるとともに、前記分離爪により前記最下部のディスクを下方に押圧することにより、前記保持した複数枚のディスクから前記最下部のディスクを分離する、ディスク装置。
  2. 前記分離爪は、前記第1の支持爪が前記複数枚のディスクの下方から退避し、且つ、前記第2の支持爪と共に前記隙間に位置するとき、前記最下部のディスクを下方に押圧して前記複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する、請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記分離爪は、前記第2の支持爪に対して上下方向に相対移動可能に構成されている、請求項1に記載のディスク装置。
  4. 前記分離爪は、前記第1の支持爪が前記複数枚のディスクの下方から退避し、且つ、前記第2の支持爪と共に前記隙間に位置するとき、下方に移動して前記最下部のディスクを分離する、請求項3に記載のディスク装置。
  5. 前記分離爪は、前記最下部のディスクの内周部を下方に押圧するように構成される、請求項1に記載のディスク装置。
  6. 前記キャリアは、
    前記複数枚のディスクのそれぞれに設けられた中心穴に挿入されるスピンドルユニットをさらに備え、
    前記第1の支持爪と前記第2の支持爪と前記分離爪とを前記スピンドルユニットの内側と外側との間で進退移動させるとともに、前記分離爪により前記最下部のディスクを下方に押圧することにより、保持した前記複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する、請求項1に記載のディスク装置。
  7. 前記分離爪は、単一の爪で構成される、請求項1に記載のディスク装置。
  8. 前記キャリアが保持する前記複数枚のディスクの一部に接触して、前記複数枚のディスクの揺動を抑制するディスク揺動抑制ユニットを備える、請求項1に記載のディスク装置。
  9. 前記ディスク揺動抑制ユニットは、前記キャリアが保持する前記複数枚のディスクの外周部に接触して、前記複数枚のディスクの揺動を抑制する、請求項8に記載のディスク装置。
  10. 前記ディスク揺動抑制ユニットを複数設ける、請求項8記載のディスク装置。
  11. 積層された複数枚のディスクから1枚のディスクを分離するディスク分離方法であって、
    前記複数枚のディスクのうち最下部のディスクと前記最下部のディスクに隣接するディスクとの隙間に第2の支持爪と分離爪とを進出移動させた後、前記複数枚のディスクを下方から支持する第1の支持爪を前記複数枚のディスクの下方から退避させ、
    前記第2の支持爪に対して前記分離爪を相対移動させることにより、前記最下部のディスクを下方に押圧して、前記最下部のディスクを前記複数枚のディスクから分離する、ディスク分離方法。
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