JP5853775B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムに関し、特に、形成された画像を記録媒体に定着させるための定着部を有する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムに関する。
プリンターやコピー機やそれらの複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置では、中間転写体にトナー画像を形成し、そのトナー画像を記録媒体である印刷用紙に高温で定着させる方法を採用したものがある。
このような方式の画像形成装置では、従来、定着部での消費電力を抑えるため、印刷開始に対して定着部の温度を上げるタイミングを判断して、温度を上げるタイミングを遅らせるようにしている。
このような技術として、たとえば、特開2011−221137号公報(以下、特許文献1)は、ウィザード形式での設定完了の時点と、定着部のウォームアップ完了の時点とを近付けることにより、定着部での電力消費量を抑える技術を開示している。
また、特開2002−296952号公報(以下、特許文献2)は、電源投入の後、ユーザー操作の有無を監視して、ユーザー操作がない場合には定着ローラーを低い温度、ユーザー操作があった場合には定着ローラーを高い温度として、待機させる技術を開示している。
特開2011−221137号公報 特開2002−296952号公報
しかしながら、画像形成装置では、綴じ代設定モードやリピート機能など詳細な機能が設定可能なものがある。それらの機能では、綴じ代の方向や大きさの設定がその後にされたり、リピートする回数や大きさや用紙に対する方向などの設定が必要であったりするため、設定に時間がかかることがある。そこで、従来は、キーオンにより定期状態を保つように設計されている。定期状態ではその間の温度調整によって電力が消費されるという問題があった。
この問題を解決するために、上述のような設定に時間がかかるモードが選択されたことが検知された時点で定着部の温度を下げることが考えられ、このときに上記特許文献1の技術を採用することが考えられる。しかしながら、特許文献1の技術を採用すると、一律ウィザード形式を想定したものであるために一律でウォームアップが遅れてしまう。そのため、綴じ代モードのようにユーザーがどこまで詳細な設定を行なうか選択時に不明なモードにおいて、ユーザーの設定が短時間で完了した場合には定着部の温度が適温となるまで画像形成開始を待たされてしまうことになる、という問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ユーザーの利便性を損なうことなく定着部での消費電力を低減することのできる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器と、プリントのための設定を受け付けるための入力部と、設定の状態に応じて、定着器の温度制御を行なう制御部とを備える。制御部は、プリント動作時に定着器の温度をプリント温度とし、プリント動作開始よりも以前は、定着器の温度を、プリント動作開始可能な、プリント温度よりも低い温度であるプリント可能温度とする。さらに、制御部は、設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1である場合には、定着器の温度をプリント可能温度とし、設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、定着器の温度をプリント可能温度よりも低い温度とする
より好ましくは、制御部は、設定の状態がプリント動作開始までの操作数が多いほど、定着器の温度をプリント可能温度よりも低い温度とする。
好ましくは、プリント動作開始までの操作数が1である設定の状態は、自動設定がされ、プリント動作開始を指示するための操作を受け付けることでプリント動作開始が可能な状態を含み、プリント動作開始までの操作数がである設定の状態は、プリント動作開始を指示するための操作の前に、1つの項目を設定するための操作が必要な状態を含む。
好ましくは、制御部は、入力部での設定入力に基づいて、プリント開始までの操作数が減るに応じて定着器の温度をプリント温度まで段階的にげる。
本発明の他の局面に従うと、制御方法は、加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器を含んだ画像形成装置の、定着器の温度を制御する方法であって、現在の、プリントのための設定の状態の、プリント動作開始までの操作数を判断するステップと、プリント動作開始までの操作数に応じて、定着器の温度を決定するステップと、決定された温度となるよう定着器の温度を制御するステップとを備える。定着器の温度を決定するステップでは、操作数を判断するステップにおいて設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1であると判断された場合には、定着器の温度を、プリント動作開始可能な、プリント動作時の温度よりも低いプリント可能温度と決定し、設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、定着器の温度をプリント可能温度よりも低い温度と決定する。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは、加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器を含んだ画像形成装置の、定着器の温度を、画像形成装置に含まれるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、現在の、プリントのための設定の状態の、プリント動作開始までの操作数を判断するステップと、プリント動作開始までの操作数に応じて、定着器の温度を決定するステップと、決定された温度となるよう定着器の温度を制御するステップとコンピュータに実行させる。定着器の温度を決定するステップでは、操作数を判断するステップにおいて設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1であると判断された場合には、定着器の温度を、プリント動作開始可能な、プリント動作時の温度よりも低いプリント可能温度と決定し、設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、定着器の温度をプリント可能温度よりも低い温度と決定する。
この発明によると、ユーザーの利便性を損なうことなく定着部での消費電力を低減することができる。
実施の形態にかかる画像形成装置の構成の具体例を表わした概略断面図である。 画像形成装置のハードウェア構成の具体例を表わしたブロック図である。 画像形成装置におけるコピー機能の設定画面の具体例を示す図である。 給紙口を設定するための設定画面の具体例を示す図である。 用紙サイズを設定するため設定画面の具体例を示す図である。 ボタンの具体例を示した図である。 リピートを設定するための設定画面の具体例を示す図である。 応用設定を行なうための設定画面の具体例を示す図である。 後処理の内容を設定するための設定画面の具体例を示す図である。 各設定における定着器の温度制御を説明するための図である。 画像形成装置の機能構成の具体例を表わしたブロック図である。 画像形成装置での、定着器の温度制御の流れを表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<装置構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置100の構成の具体例を表わした概略断面図である。図1では、画像形成装置100の一例としてカラープリンターが示されている。画像形成装置100はカラープリンターに限定されるものではなく、ファクシミリ送受信機や、スキャナー機能などを備えた複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などであってもよい。
図1を参照して、画像形成装置100は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像を形成するための4つの現像ユニット2Y,2M,2C,2Kと、転写ベルト3と、転写ベルト3に転写されたトナー画像を記録紙に転写するための2次転写ローラー4と、加熱することで記録紙にトナーを定着させるための定着器5と、各現像ユニット2Y,2M,2C,2Kにそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを供給するためのトナーカートリッジ6Y,6M,6C,6Kとを含む。
現像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、それぞれ感光体7と、感光体7を帯電させるための帯電チャージャー8と、帯電した感光体7を露光し、静電潜像を形成するためのプリントヘッドユニット(以下、PHと略する)9と、静電潜像にトナーを付着させてトナー画像とするための現像器10とを含む。
用紙Pは用紙スタッカー11から給紙されて搬送経路12を搬送される。搬送経路12上のタイミングローラー13で一旦停止して、転写ベルト3に転写されたトナー像と同期するタイミングで2次転写ローラー4に搬送される。2次転写ローラー4で用紙Pにトナー像が転写されて、定着器5でトナー像を定着させる。
さらに、用紙Pを機外に排出するための排出口に反転ローラー14が備えられ、両面プリントの1面目のプリント時は、用紙Pをスイッチパックして両面ユニット15に搬送する。片面プリントまたは、両面プリントの2面目のプリントでは反転ローラー14を素通りして機外に排出する。
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成の具体例を表わしたブロック図である。
図2を参照して、画像形成装置100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)22と、画像データーを記録紙上に固定する機能であるプリンター24と、操作パネル25と、画像データー等を保存するためのメモリー26とを含む。
プリンター24には、上述の定着器5を加熱するためのヒーター241が含まれる。
操作パネル25は、タッチパネルなどで形成されて情報を表示し、また、操作を受け付けるための画面251と、操作用のボタン252とを含む。
<設定画面の説明>
図3は、画像形成装置100におけるコピー機能の設定画面の具体例を示す図である。図3の画面に表示された各パネルスイッチを用いて、コピーに含まれる各機能を設定することができる。
詳しくは、図3を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、給紙口を設定するためのボタン31、用紙サイズを設定するためのボタン32、コピーモードを設定するためのボタン33、カラーモードを設定するためのボタン34、コピー枚数を設定するためのボタン35、濃度を設定するためのボタン36、1枚の原稿を記録紙全体に繰り返しプリントする機能であるリピートを設定するためのボタン37、および応用設定を行なうためのボタン38が含まれる。
各機能については予め自動で値(デフォルト値)が設定されており、ボタンを押下することなくプリント開始を指示するOKボタン39が押下されると、いつでもコピー動作が開始される。従って、図3の設定画面においていずれのボタンも押下されていない状態のときは自動設定中に該当する。
図3の設定画面が表示されて自動設定中の状態のときには、OKボタン39が押下されるという後1つの操作で画像形成装置100のプリント動作が開始される。つまり、この状態では、プリント動作開始までの段階が後1段階であると言える。
図4は、図3の設定画面で給紙口を設定するためのボタン31が押下されたときに表示される、給紙口を設定するための設定画面の具体例を示す図である。図4の画面に表示された各パネルスイッチを用いて、給紙口を選択することができる。ここでは、一例として、画像形成装置100に1段目〜4段目までの給紙口が設けられているものとしている。
詳しくは、図4を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、各給紙口を選択するためのボタン41〜44が含まれる。
この設定画面でボタン41〜44のいずれかを押下してOKボタン45を押下することで、コピー動作が開始される。従って、図4の設定画面が表示された状態では、ボタン41〜44のいずれかの押下と、OKボタン45の押下との後2つの操作で画像形成装置100のプリント動作が開始されるため、この状態では、プリント動作開始までの段階が後2段階であると言える。つまり、図3の設定画面が表示された自動設定中の状態よりも、プリント動作開始までの階層が深いとも言える。
図5は、図3の設定画面で用紙サイズを設定するためのボタン32が押下されたときに表示される、用紙サイズを設定するため設定画面の具体例を示す図である。図5の画面に表示された各パネルスイッチを用いて、用紙サイズを縦、横と2つ設定することができる。
詳しくは、図5を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、用紙の縦サイズを変更するためのボタン51と、用紙の横サイズを変更するためのボタン52とが含まれる。
この設定画面でボタン51とボタン52とを押下してそれぞれのサイズを変更してOKボタン53を押下することで、コピー動作が開始される。従って、図5の設定画面が表示された状態では、ボタン51の(所望するサイズとなるまでの)一連の押下と、ボタン52の(所望するサイズとなるまでの)一連の押下と、OKボタン53の押下との後3つの操作で画像形成装置100のプリント動作が開始されるため、この状態では、プリント動作開始までの段階が後3段階であると言える。つまり、図4の設定画面が表示され給紙口設定中の状態よりも、プリント動作開始までの段階がさらに深いとも言える。
図6は、ボタン252の具体例を示した図である。図6を参照して、ボタン252には、テンキー61と、スタートボタン62とが含まれる。
たとえば、図3のコピー機能の設定画面において、コピー枚数として「35枚」を指定してコピーを実行させたい場合など、テンキー61で枚数を指定することができる。その後、スタートボタン62を押下することで、コピー動作が開始される。
図7は、図3の設定画面でリピートを設定するためのボタン37が押下されたときに表示される、リピートを設定するための設定画面の具体例を示す図である。
詳しくは、図7を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、リピート設定なしを設定するためのボタン71と、記録紙全体を2分割して1枚の原稿をそれぞれに(2回)プリントすることを表わした2IN1を設定するためのボタン72と、記録紙全体を4分割して1枚の原稿をそれぞれに(4回)プリントすることを表わした4IN1を設定するためのボタン73と、記録紙全体を8分割して1枚の原稿をそれぞれに(8回)プリントすることを表わした8IN1を設定するためのボタン74とが含まれる。
この設定画面でボタン71〜74のいずれかを押下してOKボタン75を押下することで、コピー動作が開始される。従って、図7の設定画面が表示された状態では、ボタン71〜74のいずれかの押下と、OKボタン75の押下との後2つの操作で画像形成装置100のプリント動作が開始されるため、この状態では、プリント動作開始までの段階が後2段階であると言える。
図8は、図3の設定画面で応用設定を行なうためのボタン38が押下されたときに表示される、応用設定を行なうための設定画面の具体例を示す図である。ここでは、一例として、画像形成装置100が図示しない後処理装置およびスキャナー装置を含むものとし、それらと、ボックスと呼ばれるユーザーやユーザーグループに関連付けられた記憶領域にデーターを格納する機能が設定可能であるものとする。
詳しくは、図8を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、後処理を設定するためのボタン81と、スキャナーを設定するためのボタン82と、ボックス機能を設定するためのボタン83とが含まれる。
さらに、図9は、図8の設定画面で後処理を設定するためのボタン81が押下されたときに表示される、後処理の内容を設定するための設定画面の具体例を示す図である。ここでは、一例として、後処理装置がパンチ装置であるものとし、パンチの有無が設定可能であるものとしている。
詳しくは、図9を参照して、設定画面には各パネルスイッチとして、パンチの有無を選択するためのボタン91,92が含まれる。
この設定画面でボタン91,92のいずれかを押下してOKボタン93を押下することで、コピー動作が開始される。
また、図8の設定画面でボタン82,83のいずれかを押下してOKボタン84を押下することで、コピー動作が開始される。
<動作概要>
画像形成装置100の定着器5は、高温でトナーを溶融して記録紙に溶着させることで、トナー画像を記録紙に定着させる。そこで、プリント時にはヒーター241で加熱することで定着器5をトナーを溶融させる高温とし、プリント動作開始までは、トナーを溶融させる高温よりもやや低い温度として、プリント動作開始時に一気に高温としている。
この、プリント時の温度を「プリント温度」と称し、それよりもやや低いプリント動作開始を待機する温度を「プリント可能温度」と称する。
定着器5の温度は低いほどヒーター241での消費電力を抑えることができる。一方で、定着器5が低温であると、プリント開始の指示から実際にプリント動作が開始されるタイミングまでの期間が長くなる、つまりプリント動作の開始が遅くなり、ユーザーの利便性を妨げることになる。
そこで、画像形成装置100では、各設定のタイミングに応じて定着器5の温度を制御する。より詳しくは、画像形成装置100では、各設定での、プリント動作開始までの操作の階層に応じて定着器5の温度を制御する。
図10は、各設定における定着器5の温度制御を説明するための図である。図10の例では、横軸を時間軸して各設定を順に並べて記載されているが、各設定が順になされることを表わしたものではなく、それぞれの設定での定着器5の温度制御を、設定ごとに比較可能に表わしたものである。
図10を参照して、図3の設定画面が表示されていずれのボタンも押下されていない自動設定中の期間t1においては、OKボタン39が押下されるといつでもコピー動作が開始される、プリント動作開始までの段階が後1段階であるため、定着器5の温度をプリント可能温度で保持する。これにより、プリント動作の開始の遅延を防止することができ、ユーザーの利便性を妨げない。
図3の設定画面でボタン31が押下されて給紙口の設定が開始されると、図4の設定画面のボタン41〜44のいずれかが押下され、さらにOKボタン45が押下されてコピー動作が開始される、プリント動作開始までの段階が後2段階である。
そこで、ボタン31が押下されて給紙口の設定が開始されたタイミングT1で、定着器5の温度をプリント可能温度よりも低い温度とし、OKボタン45が押下されるまでの設定中の期間t2の間、その温度で保持する。これにより、消費電力を抑えることができる。
図4の設定画面でボタン41〜44のいずれかが押下されると、その後はOKボタン45が押下されることでコピー動作が開始される、プリント動作開始までの段階が後1段階となる。
そこで、ボタン41〜44のいずれかが押下されたタイミングT2、つまり、給紙口の設定が完了したタイミングで、定着器5の温度をプリント可能温度に戻し、その温度で保持する。これにより、プリント動作の開始の遅延を防止することができ、ユーザーの利便性を妨げない。
用紙サイズの設定は、先述のように、図5の設定画面において、用紙の縦サイズと横サイズとのそれぞれが設定可能であり、さらにその後にOKボタン53が押下されてコピー動作が開始される、プリント動作開始までの段階が後3段階である。そこで、図3の設定画面でボタン32が押下されて用紙サイズの設定が開始されると、そのタイミングT3で定着器5の温度をプリント可能温度から大きく下げる。
図5の設定画面でボタン51が押下されて縦サイズの変更が開始されると、その後は、プリント開始を指示するOKボタン53の押下か、横サイズを変更するためのボタン52の押下か、のいずれかの操作がなされることになる。
そこで、ボタン53が押下されている縦サイズの変更中の期間t3の間は定着器5の温度をプリント可能温度から大きく下げた温度で維持する。これにより、消費電力を抑えることができる。
そして、縦サイズの変更が完了すると、つまり、ボタン53の押下が完了したタイミングT4で、OKボタン53が押下される可能性も考慮して、定着器5の温度を、プリント可能温度からは低い温度であるものの期間t3での温度からは少し高温とする。その後、ボタン52が押下されて横サイズの変更が開始すると、その変更中の期間t4の間は、少し高温とした温度を維持する。これにより、消費電力を抑えることができる。
横サイズの変更が完了すると、その後はOKボタン53が押下されることでコピー動作が開始される。
そこで、ボタン52の押下が完了したタイミングT5で、定着器5の温度をプリント可能温度に戻し、その温度で保持する。これにより、プリント動作の開始の遅延を防止することができ、ユーザーの利便性を妨げない。
なお、いずれかの設定画面においてOKボタンが押下されてプリント動作の開始が指示されると、定着器5の温度をプリント可能温度からプリント温度に一気に引き上げる。
なお、図10には例示されていないものの、上述のリピート設定や応用設定やコピーモード設定やカラーモード設定も同様の温度制御を行なう。つまり、設定の段階がOKボタンが押下されるとすぐにプリント動作が開始するという、操作の階層がプリント動作の開始まで後1段階の階層にある設定においては定着器5の温度をプリント可能温度としておき、他のボタンの押下があってその後にOKボタンが押下されるという、上記階層よりもプリント動作の開始までの操作の階層が深い設定の場合には定着器5の温度をプリント可能温度よりも低い温度とする。さらに、プリント動作開始までの操作の階層が深い設定であるほど、定着器5の温度をプリント可能温度からより低い温度とする。
<機能構成>
図11は、上記動作を行なうための画像形成装置100の機能構成の具体例を表わしたブロック図である。図11に表わされた各機能は、画像形成装置100のCPU20がROM21に記憶されているプログラムを読み出してRAM22上に展開しつつ実行することで、主にCPU20上に形成される機能であるが、少なくとも一部が図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図11を参照して、メモリー26には、設定ごとにプリント動作開始までの操作の階層などの設定情報を記憶するための記憶領域である設定情報記憶部261が設けられる。
さらに、図11を参照して、操作パネル25からの操作信号の入力を受け付けるための入力部201と、その指示に従って図3〜図9のような設定画面を表示して、各種設定を行なうための設定部202と、設定情報を参照して、現在の設定のプリント動作開始までの操作の階層を判断するための階層判断部203と、予めプリント動作開始までの操作の階層と定着器5の温度との関係を記憶しておき、階層判断部203で判断された階層に応じて定着器5の温度を判断するための温度判断部204と、定着器5の温度を判断された温度とするようヒーター241を制御するための温度制御部205とを含む。
<動作フロー>
図12は、画像形成装置100での、定着器5の温度制御の流れを表わすフローチャートである。図12のフローチャートに表わされた動作は、CPU20がROM21に記憶されているプログラムを読み出してRAM22上に展開しつつ実行し、図11の各機能を発揮させることで実現される。図12のフローチャートに表わされる動作は、操作パネル25からプリント操作の指示を行なうことができる待機状態などにおいて実行される。
図12を参照して、CPU20は、現在の設定状態でのプリント動作開始までの操作の階層を判断して、即時プリント動作の開始が可能な後1段階である階層か否かを判断する。
たとえば、図3の設定画面の表示されている自動設定中のような、プリント動作開始までの操作の階層が後1段階である場合には(ステップS101でYES)、ステップS103でCPU20は、定着器5の温度を即時プリント可能な温度である上述のプリント可能温度と判断し、その温度となるようヒーター241を制御する。
現在の設定状態でのプリント動作開始までの操作の階層が即時プリントが可能な階層ではなく、後2段階である場合には(ステップS101でNO、かつステップS105でYES)、ステップS107でCPU20は、定着器5の温度を、即時プリント動作開始が可能な温度から、予めこの階層に関連付けて記憶している、1つボタンを押下する間に復帰できる温度まで下げると判断し、その温度となるようヒーター241を制御する。ここでの温度の例としては、たとえば、上述のプリント可能温度−10度などが挙げられる。
現在の設定状態でのプリント動作開始までの操作の階層が即時プリントが可能な階層ではなく、後3段階など複数のボタン操作が必要である場合には(ステップS101でNO、ステップS105でNO、かつステップS109でYES)、ステップS111でCPU20は、定着器5の温度を、予めこの階層に関連付けて記憶している、上述の1つボタンを押下する間に復帰できる温度よりもさらに低い温度まで下げると判断し、その温度となるようヒーター241を制御する。ここでの温度の例としては、たとえば、上述のプリント可能温度−20度などが挙げられる。
なお、このように定着器5の温度を制御した状態においてプリント開始を指示するOKボタンが押下された場合(ステップS113でYES)、ステップS115でCPU20は、定着器5の温度をプリント温度となるようヒーター241を制御し、ステップS117でプリント動作を開始する。
<実施の形態の効果>
画像形成装置100で以上の動作が行なわれることで、プリント動作開始まで操作の回数が多い状態にあるとき、つまり、プリント動作開始までの操作の階層が深いときには、定着器5の温度を即時プリント動作の開始が可能なプリント可能温度よりも低い温度とする。このようにすることで、消費電力を抑えることができる。
さらに、プリント動作開始まで操作の回数が多いほど、つまり、プリント動作開始までの操作の階層が深いほど、定着器5の温度を即時プリント動作の開始が可能なプリント可能温度から低くする。このようにすることで、消費電力をより抑えることができる。
また、プリント動作開始まで操作の回数が少なくなるほど、つまり、プリント動作開始までの操作の階層が浅くなるほど、定着器5の温度を即時プリント動作の開始が可能なプリント可能温度に近付ける。これにより、プリント動作の開始の遅延を防止することができ、ユーザーの利便性を妨げない。
従って、画像形成装置100では、ユーザーの利便性を損なうことなく定着器5を加熱するためのヒーターにおける消費電力を低減することができる。
さらに、上述の画像形成装置100での定着器5の温度制御をCPU20に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2Y,2M,2C,2K 現像ユニット、3 転写ベルト、4 次転写ローラー、5 定着器、6Y,6M,6C,6K トナーカートリッジ、7 感光体、8 帯電チャージャー、10 現像器、11 用紙スタッカー、12 搬送経路、13 タイミングローラー、14 反転ローラー、15 両面ユニット、20 CPU、21 ROM、22 RAM、24 プリンター、25 操作パネル、26 メモリー、31〜39,41〜45,51〜53,71〜75,81〜84,91〜93,252 ボタン、61 テンキー、62 スタートボタン、100 画像形成装置、201 入力部、202 設定部、203 階層判断部、204 温度判断部、205 温度制御部、241 ヒーター、251 画面、261 設定情報記憶部、P 用紙。

Claims (6)

  1. 加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器と、
    プリントのための設定を受け付けるための入力部と、
    前記設定の状態に応じて、前記定着器の温度制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部は、
    プリント動作時に前記定着器の温度をプリント温度とし、
    プリント動作開始よりも以前は、前記定着器の温度を、プリント動作開始可能な、前記プリント温度よりも低い温度であるプリント可能温度とし、
    さらに、前記制御部は、
    前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1である場合には、前記定着器の温度を前記プリント可能温度とし、
    前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、前記定着器の温度を前記プリント可能温度よりも低い温度とする、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が多いほど、前記定着器の温度を前記プリント可能温度よりも低い温度とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. プリント動作開始までの操作数が1である前記設定の状態は、自動設定がされ、プリント動作開始を指示するための操作を受け付けることでプリント動作開始が可能な状態を含み、
    プリント動作開始までの操作数がである前記設定の状態は、プリント動作開始を指示するための操作の前に、1つの項目を設定するための操作が必要な状態を含む、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記入力部での設定入力に基づいて、プリント開始までの操作数が減るに応じて前記定着器の温度を前記プリント温度まで段階的にげる、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器を含んだ画像形成装置の、前記定着器の温度を制御する方法であって、
    現在の、プリントのための設定の状態の、プリント動作開始までの操作数を判断するステップと、
    前記プリント動作開始までの操作数に応じて、前記定着器の温度を決定するステップと、
    前記決定された温度となるよう前記定着器の温度を制御するステップとを備え、
    前記定着器の温度を決定するステップでは、
    前記操作数を判断するステップにおいて前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1であると判断された場合には、前記定着器の温度を、プリント動作開始可能な、プリント動作時の温度よりも低いプリント可能温度と決定し、
    前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、前記定着器の温度を前記プリント可能温度よりも低い温度と決定する、制御方法。
  6. 加熱することで転写体上に形成されたトナー画像を記録紙に定着させるための定着器を含んだ画像形成装置の、前記定着器の温度を、前記画像形成装置に含まれるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    現在の、プリントのための設定の状態の、プリント動作開始までの操作数を判断するステップと、
    前記プリント動作開始までの操作数に応じて、前記定着器の温度を決定するステップと、
    前記決定された温度となるよう前記定着器の温度を制御するステップと前記コンピュータに実行させ、
    前記定着器の温度を決定するステップでは、
    前記操作数を判断するステップにおいて前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が1であると判断された場合には、前記定着器の温度を、プリント動作開始可能な、プリント動作時の温度よりも低いプリント可能温度と決定し、
    前記設定の状態がプリント動作開始までの操作数が2以上である場合には、前記定着器の温度を前記プリント可能温度よりも低い温度と決定する、制御プログラム。
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