JP5851931B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP5851931B2
JP5851931B2 JP2012108343A JP2012108343A JP5851931B2 JP 5851931 B2 JP5851931 B2 JP 5851931B2 JP 2012108343 A JP2012108343 A JP 2012108343A JP 2012108343 A JP2012108343 A JP 2012108343A JP 5851931 B2 JP5851931 B2 JP 5851931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette block
frame
posture
junction box
electrical junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012108343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013236504A (ja
Inventor
哲朗 斉本
哲朗 斉本
上園 浩一
浩一 上園
宮崎 良也
良也 宮崎
隆文 戸田
隆文 戸田
雄幸 濱口
雄幸 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2012108343A priority Critical patent/JP5851931B2/ja
Publication of JP2013236504A publication Critical patent/JP2013236504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851931B2 publication Critical patent/JP5851931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、電子部品が装着されるカセットブロックと、該カセットブロックが組み付けられるフレームと、を備えた電気接続箱に関するものである。
自動車には多種多様な電子機器が搭載されている。これら多種多様な電子機器に電力供給及び信号伝達を行うために、前記自動車には、複数の電線が束ねられて構成されたワイヤハーネスが複数配索されている。また、前記自動車には、ワイヤハーネスの相互接続に用いられる電気接続箱が適宜箇所に配置されている。
上記電気接続箱の一例として、特許文献1に開示された電気接続箱について説明する。また、図10は、この電気接続箱における電子部品と電線の接続構造を説明する説明図である。この電気接続箱は、複数のリレー(電子部品)304A,304Bが装着されるカセットブロック303と、該カセットブロック303が組み付けられるフレーム(不図示)と、を備えている。前記フレームは、電気接続箱の筐体をなすものである。
上記カセットブロック303は、合成樹脂で構成されており、箱状の本体部材330と、複数の部品装着部331と、複数の係止部310と、を一体に有している。複数の係止部310は、本体部材330の側面に設けられており、前記フレームに設けられた係止受け部に係止する。
上記部品装着部331には、上記リレー304A,304Bと、リレー304A,304Bの複数の端子部に接続される複数の電線と、が装着される。この部品装着部331は、本体部材330の内部に設けられているとともにその上端が本体部材330の上面330aから突出している。図10に示すように、リレー304A,304Bは、本体部材330の上面330a側から矢印Y方向に部品装着部331に装着される。また、前記複数の電線は端子金具が取り付けられ、本体部材330の下面側から部品装着部331に装着されることにより、リレー304A,304Bの複数の端子部に接続される。
また、上記カセットブロック303は、リレー304A,304Bの装着作業性やメンテナンス作業性を考慮して、本体部材330の上面330aが前記フレームの開口部に面する向きで該フレームに組み付けられる。
特開2007−68275号公報
しかしながら、上述した電気接続箱においては、以下に示す問題があった。すなわち、上記カセットブロック303を用いたリレー304A,304Bと電線の接続構造は、リレー端子部の延長線に沿って部品装着部331から電線が導出される構造であるため、高さ寸法(矢印Y方向の寸法)が大きくなってしまうという問題があった。
したがって、本発明は、電子部品の装着作業性やメンテナンス作業性に優れ、かつ、低背化が可能な電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、電子部品が装着されるカセットブロックと、前記カセットブロックが組み付けられるフレームと、を備えた電気接続箱であって、前記フレームに、開口部が設けられ、前記電子部品が、前記カセットブロックの一端側に設けられた部品装着面に装着され、前記電子部品に接続される電線が、前記カセットブロックの他端側から前記部品装着面と反対側に導出され、前記カセットブロックは、前記部品装着面が前記開口部に面する第1の姿勢で前記フレームに保持可能であるとともに、前記第1の姿勢に対して傾いた第2の姿勢で前記フレームに組み付け可能であり、前記第1の姿勢において、前記カセットブロックの前記部品装着面と平行な方向に空間があり、前記第2の姿勢において、前記空間の少なくとも一部が、前記電子部品が前記カセットブロックに装着された電子部品付きカセットブロックで占有されることを特徴とする電気接続箱である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記カセットブロックが前記フレームに回転自在に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、カセットブロックを第1の姿勢でフレームに保持することにより、電子部品の装着作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、電子部品付きカセットブロックを第2の姿勢でフレームに組み付けることにより、低背化を図ることができる。よって、電子部品の装着作業性やメンテナンス作業性に優れ、かつ、低背化が可能な電気接続箱を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記カセットブロックが前記フレームに回転自在に取り付けられているので、カセットブロックを、第1の姿勢から第2の姿勢に、または、第2の姿勢から第1の姿勢に、容易に変位させることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる電気接続箱の斜視図であり、カセットブロックが第1の姿勢でフレームに係止した状態を示す図である。 図1に示されたカセットブロックが第2の姿勢でフレームに組み付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示されたカセットブロックの斜視図である。 図1に示されたフレームの斜視図である。 図3に示されたカセットブロックが第1の姿勢でフレームに係止した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電気接続箱の変形例を示す平面図であり、(a)はカセットブロックが第1の姿勢でフレームに係止した状態を示す図であり、(b)はカセットブロックが第2の姿勢でフレームに組み付けられた状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電気接続箱の斜視図であり、カセットブロックが第1の姿勢でフレームに係止した状態を示す図である。 図7に示されたカセットブロックが第2の姿勢でフレームに組み付けられた状態を示す斜視図である。 図7,8に示されたカセットブロックの動作を説明する説明図である。 従来の電気接続箱における電子部品と電線の接続構造を説明する説明図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態にかかる「電気接続箱」を図1〜5を参照して説明する。図1,2に示す本発明の電気接続箱1は、自動車に搭載されて、該自動車に搭載された電子機器に対して電力供給及び信号伝達を行うものである。また、本発明では、ジャンクションブロック(ジャンクションボックスとも言う。)、ヒューズブロック(ヒューズボックスとも言う。)、リレーブロック(リレーボックスとも言う。)を、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
上記電気接続箱1は、図1,2に示すように、複数の電子部品及びこれら複数の電子部品が接続されるカセットブロック3,13と、カセットブロック3,13が組み付けられるフレーム4と、フレーム4の下面を覆うロアカバー5と、フレーム4の上面を覆う図示しないアッパカバーと、を備えている。また、カセットブロック3(請求項中に記載したカセットブロック)には、複数のリレー(請求項中の「電子部品」に相当する。)2が装着される。また、リレー2は、矩形状のリレー本体と、リレー本体から突出した複数の端子部とを有している。
また、図1,2中の矢印Yは、電気接続箱1の高さ方向を表しており、矢印Yと直交する矢印Xは、電気接続箱1の幅方向を表しており、矢印Y及び矢印Xと直交する矢印Zは、電気接続箱1の奥行き方向を表している。
上記フレーム4は、合成樹脂で構成されており、図4に示すように、4面の外壁40,41,42,43と、これら外壁40,41,42,43の内側を仕切った隔壁44,45と、を一体に有している。対向した外壁40及び外壁42と、対向した外壁41及び隔壁44とにより構成される枠部7は、内側にカセットブロック3を位置付ける。図4中の符号7aは、枠部7の上縁に囲まれた開口部を示している。また、外壁40,42及び隔壁44,45により構成される枠部17は、内側にカセットブロック13を位置付ける。
上記枠部7の内側には、カセットブロック3を図1,5に示すように載せることが可能な載置壁46が2つ設けられている。これら載置壁46は、隔壁44から互いに間隔をあけて外壁41側に立設している。載置壁46の上端は、隔壁44の上端よりも低い位置に配置されている。また、枠部7を構成する外壁40,42の内面には、カセットブロック3に設けられた係止部34と係止する係止受け部47が設けられている。
上記カセットブロック3は、合成樹脂で構成されており、図3に示すように、ブロック状に形成されたカセットブロック本体30と、カセットブロック本体30の上面、すなわち部品装着面31、から立設した複数のガイド壁33と、カセットブロック本体30の両側面に設けられた上記係止部34と、を一体に有している。部品装着面31には、各リレー2の端子部が差し込まれる差込口32が形成されている。
リレー2は、上記リレー本体が部品装着面31に重ねられるとともに上記複数の端子部が差込口32に差し込まれることにより上記カセットブロック3に装着される。図3中の矢印Pは、リレー2の装着方向を示している。また、上記複数のガイド壁33は、各リレー2毎に設けられており、リレー2の装着時にリレー本体を部品装着面31側にガイドする。また、カセットブロック本体30の内部空間には、リレー2の端子部と、該端子部に電気接続される端子金具付き電線6が収容される。端子金具付き電線6は、カセットブロック本体30の下面側から矢印Pと逆方向にカセットブロック本体30内に挿入される。また、カセットブロック3は、前記係止部34が前記係止受け部47に係止することにより、枠部7に組み付けられる。
このように、リレー2は、カセットブロック3の一端側に設けられた部品装着面31に装着され、リレー2の端子部に接続される端子金具付き電線6は、カセットブロック3の他端側から部品装着面31と反対側に導出される。また、複数のリレー2がカセットブロック3に装着されたものを、本発明においては「電子部品付きカセットブロック10」と呼ぶ。
このようなカセットブロック3は、図1,5に示すように、部品装着面31が開口部7aに面する第1の姿勢でフレーム4に保持可能であるとともに、図2に示すように、第1の姿勢に対して傾いた第2の姿勢で、フレーム4の枠部7に組み付け可能である。
すなわち、カセットブロック3は、部品装着面31が開口部7aに面する第1の姿勢で載置壁46上に載置され、カセットブロック本体30の側面に隔壁44が沿うことにより、フレーム4に保持される。この状態において、カセットブロック3の部品装着面31は、隔壁44の上端よりも上側に位置している。また、この状態において、カセットブロック3と外壁41との間には空間S1が設けられている。すなわち、第1の姿勢において、カセットブロック3の部品装着面31と平行な方向に空間S1が設けられている。そして、複数のリレー2が装着されたカセットブロック3、すなわち電子部品付きカセットブロック10、は、前記第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢で、枠部7に組み付けられる。この状態において、電子部品付きカセットブロック10の一部は、前記空間S1に位置している(空間S1を埋めている)とともに、その全体が、隔壁44の上端よりも低い位置に位置している。すなわち、第2の姿勢において、前記空間S1の全部が、電子部品付きカセットブロック10で占有される。また、この状態において、カセットブロック本体30から導出された端子金具付き電線6は、外壁40と一方の載置壁46との間、2つの載置壁46間、他方の載置壁46と外壁42との間、に位置付けられる。
また、第2の姿勢でフレーム4の枠部7に組み付けられた電子部品付きカセットブロック10の下方かつ外壁40近傍には、図示しないワイヤハーネスが配索される。図2中の符号9は、前記ワイヤハーネスの引込口である。このように、電気接続箱1は、電子部品付きカセットブロック10の下方かつ外壁40近傍にワイヤハーネスが配索されるため、電子部品付きカセットブロック10の設置スペースに厳しい制約があるが、上述したように、電子部品付きカセットブロック10を横向きに寝かせてフレーム4内に収めることで、カセットブロック3から導出される端子金具付き電線6を電子部品付きカセットブロック10の側方に位置させることができ、そのために、フレーム4の高さ寸法を低く抑えることができる。
また、電子部品付きカセットブロック10の高さ寸法(リレー2の装着方向の寸法であり、図2中にh1で示す。)は、カセットブロック3の外壁40と対向する部分の幅寸法(リレー2の装着方向と直交する方向の寸法であり、図1中にh2で示す。)よりも大きい。
続いて、上記電気接続箱1の組立方法の一例を説明する。まず、カセットブロック3に複数の端子金具付き電線6を装着する。次に、このカセットブロック3を、上述した第1の姿勢でフレーム4に保持し、複数のリレー2をカセットブロック3に装着する。そして、この電子部品付きカセットブロック10を90度傾け、上述した第2の姿勢で枠部7に組み付ける。この作業と同時または前後に、他のカセットブロック13を枠部17に組み付ける。そして、このカセットブロック13に複数の電子部品を装着する。その後、ロアカバー5及び図示しないアッパカバーをフレーム4に組み付けることにより、電気接続箱1の組立が完了する。
また、組立状態の電気接続箱1の電子部品付きカセットブロック10をメンテナンスする際は、アッパカバーを外し、電子部品付きカセットブロック10を一旦、枠部7から外して、カセットブロック3を上述した第1の姿勢でフレーム4に保持する。この状態で、リレー交換等のメンテナンスを行う。
以上、説明したように、本発明の電気接続箱1によれば、カセットブロック3は、部品装着面31が開口部7aに面する第1の姿勢でフレーム4に保持可能であるとともに、前記第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢でフレーム4の枠部7に組み付け可能であることから、カセットブロック3を第1の姿勢でフレーム4に保持することにより、リレー2の装着作業やメンテナンス作業を容易に行うことができ、また、電子部品付きカセットブロック10を第2の姿勢でフレーム4の枠部7に組み付けることにより、フレーム4、すなわち電気接続箱1、の低背化を図ることができる。
次に、上述した電気接続箱1の変形例を説明する。図6は、本発明の第1の実施形態にかかる電気接続箱の変形例を示す平面図であり、(a)はカセットブロックが第1の姿勢でフレームに係止した状態を示す図であり、(b)はカセットブロックが第2の姿勢でフレームに組み付けられた状態を示す図である。また、図6において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示す変形例の電気接続箱1’は、第1の実施形態の電気接続箱1と同一の部品を備えており、「第2の姿勢」が異なること以外は、第1の実施形態の電気接続箱1と同一構成となっている。
すなわち、電気接続箱1’のカセットブロック3は、図6(a)に示すように、部品装着面31が開口部7aに面する第1の姿勢で載置壁46上に載置されてフレーム4に保持される。この状態において、カセットブロック3と外壁41との間には空間S1が設けられている。この「第1の姿勢」は、第1の実施形態の電気接続箱1と同一である。そして、複数のリレー2が装着された電気接続箱1’のカセットブロック3、すなわち電子部品付きカセットブロック10、は、図6(b)に示すように、前記第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢で、枠部7に組み付けられる。この状態において、電子部品付きカセットブロック10の一部及びカセットブロック本体30から導出された端子金具付き電線6は、前記空間S1に位置しており、リレー2は、外壁40と一方の載置壁46との間、2つの載置壁46間、他方の載置壁46と外壁42との間、に位置している。すなわち、第2の姿勢において、前記空間S1の一部が、電子部品付きカセットブロック10で占有される。
このように、本発明の第1の実施形態における「第2の姿勢」は、「第1の姿勢」に対して外壁41側に90度傾いた姿勢であり、第1の実施形態の変形例における「第2の姿勢」は、「第1の姿勢」に対して隔壁44側に90度傾いた姿勢である。
以上、説明したように、本発明の電気接続箱1’によれば、第1の実施形態の電気接続箱1と同様に、カセットブロック3を第1の姿勢でフレーム4に保持することにより、リレー2の装着作業やメンテナンス作業を容易に行うことができ、また、電子部品付きカセットブロック10を第2の姿勢でフレーム4の枠部7に組み付けることにより、フレーム4、すなわち電気接続箱1’、の低背化を図ることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態にかかる「電気接続箱」を図7〜9を参照して説明する。また、図7〜9において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。図7〜9に示す本発明の電気接続箱101は、第1の実施形態と同様に、自動車に搭載されて、該自動車に搭載された電子機器に対して電力供給及び信号伝達を行うものである。
上記電気接続箱101は、図7〜9に示すように、複数のリレー(請求項中の「電子部品」に相当する。)2及びこれら複数のリレー2が接続されるカセットブロック103と、カセットブロック103が組み付けられるフレーム104と、フレーム104の下面を覆うロアカバー105と、フレーム104の上面を覆う図示しないアッパカバーと、を備えている。
また、図7〜9中の矢印Yは、電気接続箱101の高さ方向を表しており、矢印Yと直交する矢印Xは、電気接続箱101の幅方向を表しており、矢印Y及び矢印Xと直交する矢印Zは、電気接続箱101の奥行き方向を表している。
上記フレーム104は、合成樹脂で構成されている。フレーム104には、対向した外壁140及び外壁142と、対向した外壁141及び隔壁144とにより枠状に構成され、内側にカセットブロック103を位置付ける枠部107と、該枠部107の上縁に囲まれた開口部107aと、が設けられている。
図8,9に示すように、外壁140の内面には、カセットブロック103を載せることが可能な載置凸部146が設けられている。また、対向した外壁140及び外壁142の内面には、カセットブロック103に設けられた軸部135を軸支する軸取付部148が設けられている。カセットブロック103は、図9中の矢印Fで示すように、フレーム104に回転自在に取り付けられる。
上記カセットブロック103は、合成樹脂で構成されており、ブロック状に形成されたカセットブロック本体130と、カセットブロック本体130の上面、すなわち部品装着面131、から立設した複数のガイド壁133と、カセットブロック本体130の両側面に設けられた上記軸部135と、を一体に有している。部品装着面131には、各リレー2の端子部が差し込まれる差込口132が形成されている。
リレー2は、リレー本体が部品装着面131に重ねられるとともに複数の端子部が差込口132に差し込まれることにより上記カセットブロック103に装着される。また、カセットブロック本体130の内部空間には、第1の実施形態と同様に、リレー2の端子部と、該端子部に電気接続される端子金具付き電線(図示は省略する。)が収容される。
このように、リレー2は、カセットブロック103の一端側に設けられた部品装着面131に装着され、リレー2の端子部に接続される端子金具付き電線は、カセットブロック103の他端側から部品装着面131と反対側に導出される。また、複数のリレー2がカセットブロック103に装着されたものを、本発明においては「電子部品付きカセットブロック110」と呼ぶ。
このようなカセットブロック103は、図7,9に示すように、部品装着面131が開口部107aに面する第1の姿勢でフレーム104に保持可能であるとともに、図8,9に示すように、第1の姿勢に対して傾いた第2の姿勢で、フレーム104の枠部107に組み付け可能である。また、電気接続箱101には、第2の姿勢においてカセットブロック103とフレーム104とを固定する図示しない固定手段が設けられている。
すなわち、カセットブロック103は、部品装着面131が開口部107aに面する第1の姿勢で載置凸部146上に載置されることにより、フレーム104に保持される。この状態において、カセットブロック103と外壁141との間には空間S2(図7を参照。)が設けられている。すなわち、第1の姿勢において、カセットブロック103の部品装着面131と平行な方向に空間S2が設けられている。そして、複数のリレー2が装着されたカセットブロック103、すなわち電子部品付きカセットブロック110、は、前記第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢で、枠部107に組み付けられる。この状態において、電子部品付きカセットブロック110は、前記空間S2に位置している(空間S2を埋めている)。すなわち、第2の姿勢において、前記空間S2の全部が、電子部品付きカセットブロック110で占有される。
また、第2の姿勢でフレーム104の枠部107に組み付けられた電子部品付きカセットブロック110の下方かつ外壁140近傍には、図示しないワイヤハーネスが配索される。図9中の符号9は、前記ワイヤハーネスの引込口である。このように、電気接続箱101は、電子部品付きカセットブロック110の下方かつ外壁140近傍にワイヤハーネスが配索されるため、電子部品付きカセットブロック110の設置スペースに厳しい制約があるが、上述したように、電子部品付きカセットブロック110を横向きに寝かせることで、カセットブロック103から導出される端子金具付き電線を電子部品付きカセットブロック110の側方に位置させることができ、そのために、フレーム104の高さ寸法を低く抑えることができる。
また、電子部品付きカセットブロック110の高さ寸法(リレー2の装着方向の寸法であり、図9中にh11で示す。)は、カセットブロック103の外壁140と対向する部分の幅寸法(リレー2の装着方向と直交する方向の寸法であり、図9中にh12で示す。)よりも大きい。
続いて、上記電気接続箱101の組立方法の一例を説明する。まず、カセットブロック103の軸部135を、フレーム104の軸取付部148に取り付ける。次に、このカセットブロック103を、上述した第1の姿勢でフレーム104に保持する。そして、この状態で、カセットブロック103に複数の端子金具付き電線及び複数のリレー2を装着する。そして、この電子部品付きカセットブロック110を90度回転させ、上述した第2の姿勢で枠部107に組み付ける。その後、ロアカバー105及び図示しないアッパカバーをフレーム104に組み付けることにより、電気接続箱101の組立が完了する。
また、組立状態の電気接続箱101の電子部品付きカセットブロック110をメンテナンスする際は、アッパカバーを外し、電子部品付きカセットブロック110を90度回転させ、カセットブロック103を上述した第1の姿勢でフレーム104に保持する。この状態で、リレー交換等のメンテナンスを行う。
以上、説明したように、本発明の電気接続箱101によれば、カセットブロック103は、部品装着面131が開口部107aに面する第1の姿勢でフレーム104に保持可能であるとともに、前記第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢でフレーム104の枠部107に組み付け可能であることから、カセットブロック103を第1の姿勢でフレーム104に保持することにより、リレー2の装着作業やメンテナンス作業を容易に行うことができ、また、電子部品付きカセットブロック110を第2の姿勢でフレーム104の枠部107に組み付けることにより、フレーム104、すなわち電気接続箱101、の低背化を図ることができる。また、本発明の電気接続箱101によれば、カセットブロック103がフレーム104に回転自在に取り付けられているので、カセットブロック103を、第1の姿勢から第2の姿勢に、または、第2の姿勢から第1の姿勢に、容易に変位させることができる。
また、上述した第1,2の実施形態では、「電子部品」の一例としてリレー2を用いた例を説明したが、本発明の「電気接続箱」に用いられる「電子部品」は、リレー2以外の電子部品であっても良い。
また、上述した第1,2の実施形態では、カセットブロック3,103が、第1の姿勢に対して90度傾いた第2の姿勢でフレーム4,104の枠部7,107に組み付ける構成であったが、本発明では、第1の姿勢に対する第2の姿勢の傾き角度を電気接続箱のレイアウトに応じて適宜設定することができる。
また、上述した第1,2の実施形態では、フレーム4,104とロアカバー5,105とが別体であったが、本発明では、フレーム4,104とロアカバー5,105とが一体であっても良い。すなわち、本発明の「フレーム」は、第1,2の実施形態で説明したフレーム4,104のように、上下両方に開口部が設けられたものであっても良く、上側のみに開口部が設けられたもの(フレーム4,104とロアカバー5,105とが一体の形状)であっても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
2 リレー(電子部品)
1,101 電気接続箱
3,103 カセットブロック
4,104 フレーム
7a,107a 開口部
10,110 電子部品付きカセットブロック
31,131 部品装着面
S1,S2 空間

Claims (2)

  1. 電子部品が装着されるカセットブロックと、前記カセットブロックが組み付けられるフレームと、を備えた電気接続箱であって、
    前記フレームに、開口部が設けられ、
    前記電子部品が、前記カセットブロックの一端側に設けられた部品装着面に装着され、
    前記電子部品に接続される電線が、前記カセットブロックの他端側から前記部品装着面と反対側に導出され、
    前記カセットブロックは、前記部品装着面が前記開口部に面する第1の姿勢で前記フレームに保持可能であるとともに、前記第1の姿勢に対して傾いた第2の姿勢で前記フレームに組み付け可能であり、
    前記第1の姿勢において、前記カセットブロックの前記部品装着面と平行な方向に空間があり、前記第2の姿勢において、前記空間の少なくとも一部が、前記電子部品が前記カセットブロックに装着された電子部品付きカセットブロックで占有される
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記カセットブロックが前記フレームに回転自在に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
JP2012108343A 2012-05-10 2012-05-10 電気接続箱 Active JP5851931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012108343A JP5851931B2 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012108343A JP5851931B2 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013236504A JP2013236504A (ja) 2013-11-21
JP5851931B2 true JP5851931B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=49762170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012108343A Active JP5851931B2 (ja) 2012-05-10 2012-05-10 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5851931B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613556Y2 (ja) * 1988-05-18 1994-04-06 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JPH0458030U (ja) * 1990-09-25 1992-05-19
JP2007318898A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Yazaki Corp 積層式電気接続箱
JP2012244799A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013236504A (ja) 2013-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5789152B2 (ja) 電気接続箱
US9124079B2 (en) Electric junction box
JP5390278B2 (ja) 電気接続箱
JP5096748B2 (ja) 電気部品装着ブロックおよび電気接続箱
JP5420994B2 (ja) 電気接続箱
JP5255966B2 (ja) 電気接続箱
US10759358B2 (en) Electronic component unit and wire harness
JP6499152B2 (ja) 電気接続箱およびワイヤハーネス
JP5067176B2 (ja) 車載用の電気接続箱
JP6563746B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP5864124B2 (ja) 電気接続箱
JP5851931B2 (ja) 電気接続箱
JP2009278800A (ja) 車載用の電気接続箱
JP2014236655A (ja) 電気接続箱
JP2007259572A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP6103387B2 (ja) 保護ケース
JP2010098928A (ja) 電気接続箱、及び、該電気接続箱の電線配索方法
JP4327005B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタおよびワイヤーハーネス配索方法
JP2016013002A (ja) 電気接続箱
JP6135341B2 (ja) ワイヤーハーネス及びベース体
JP6412728B2 (ja) 電気接続箱
JP2012075286A (ja) 車両用の電気接続箱
JP4541314B2 (ja) 三次元配索用プロテクタ
JP2007295787A (ja) 電気接続箱
JP5088946B2 (ja) ジャンクションボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5851931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250