JP5838852B2 - 撮像システム、撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

撮像システム、撮像装置、撮像方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は撮像システム、撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
リモコンや携帯端末等を用いて、ユーザがビデオカメラ等の撮像装置を遠隔から操作(録画開始や録画停止、パン動作、チルト動作等)する撮像システムが知られている。このような撮像システムを用いることにより、ユーザは撮像装置から離れた位置にいても、撮像装置を操作することができる。
特許文献1には、記録開始ボタン及び記録停止ボタンを備えるビデオ記録装置が開示されている。当該ビデオ記録装置は、記録開始ボタンが押下されると、所定のフレーム期間遅延したビデオ信号を記録する。
特開平6−326955号公報
しかしながら、遠隔操作が行われる撮像システムにおいては、リモコン等に設けられた表示部に表示される撮像動画は、撮像装置から通信路を介してリモコン等に送られる。そのため、リモコン等に表示された動画は、撮像装置が撮像している動画よりも遅延した画像となる。
さらに、ユーザがリモコン等を操作することにより出力される録画開始信号や録画停止信号も、リモコン等から通信路を介して撮像装置に送られる。そのため、録画開始信号等は、ユーザがリモコン等の録画ボタン等を操作したタイミングよりも遅延して撮像装置に入力される。
このような通信路における遅延の影響により、ユーザがリモコン等の表示部に表示された動画を見ながら遠隔操作を行うと、ユーザが意図するタイミングで動画の録画開始及び録画停止を行うことが難しいという問題が生じていた。
なお、特許文献1に開示されたビデオ記録装置は、当該ビデオ記録装置自体に記録開始ボタンが設けられており、遠隔操作による信号の遅延に対する対策については、何ら開示されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、遠隔操作において、ユーザが意図するタイミングで動画を録画することができる撮像システム、撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る撮像システムは、撮像装置(1)と、前記撮像装置(1)を遠隔操作する操作端末(10)と、を備える撮像システムであって、前記撮像装置(1)は、撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得する画像取得手段(401)と、前記フレーム画像に撮像時間情報を付加する第1の時間情報付加手段(402)と、前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末(10)に送信し、前記操作端末(10)から録画制御信号を受信する第1の通信手段(無線モジュール309)と、前記動画像を記憶する記憶手段(カード型記録媒体302)と、前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を前記記憶手段(カード型記録媒体302)に格納する録画制御手段(403)と、を備え、前記操作端末(10)は、前記フレーム画像に基づいて、前記動画像を表示する表示手段(11)と、ユーザの操作に応じて、前記録画制御信号を生成する録画制御信号生成手段(制御部13)と、前記表示手段(11)に表示された前記動画像に基づいて、前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加する第2の時間情報付加手段(14)と、前記撮像時間情報が付加された前記録画制御信号を前記撮像装置(1)に送信し、前記撮像装置(1)から前記フレーム画像を受信する第2の通信手段(15)と、を備えるものである。
また、第2の時間情報付加手段(14)は、前記ユーザが録画開始操作または録画停止操作を行ったときに、前記表示手段(11)に表示されている前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加してもよい。
また、前記撮像装置(1)は、前記動画像を保持可能であり、容量が可変な保持手段(リングバッファ)をさらに備え、前記録画制御手段(403)は、前記操作端末(10)から送信された前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記保持手段(リングバッファ)が保持する前記動画像を前記記憶手段(カード型記録媒体302)に格納してもよい。
また、前記撮像装置(1)は、前記第1の通信手段(無線モジュール309)の電波強度を検出する第1の検出手段(電波強度検出部404)をさらに備え、前記保持手段(リングバッファ)の前記容量は、前記第1の検出手段(電波強度検出部404)の検出結果に基づいて設定されてもよい。
また、前記操作端末(10)は、前記第2の通信手段(15)の電波強度を検出する第2の検出手段(電波強度検出部16)をさらに備え、前記保持手段(リングバッファ)の前記容量は、前記第2の検出手段(電波強度検出部16)の検出結果に基づいて設定されてもよい。
また、前記第1の時間情報付加手段(402)は、前記撮像時間情報を、前記フレーム画像を構成する画像データに挿入してもよい。
本発明の一態様に係る撮像装置(1)は、操作端末(10)によって遠隔操作が行われる撮像装置(1)であって、撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得する画像取得手段(401)と、前記フレーム画像に撮像時間情報を付加する第1の時間情報付加手段(402)と、前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末(10)に送信し、前記操作端末(10)から録画制御信号を受信する第1の通信手段(無線モジュール309)と、前記動画像を記憶する記憶手段(カード型記録媒体302)と、前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を前記記憶手段に格納する録画制御手段(403)と、を備えるものである。
本発明の一態様に係る撮像方法は、操作端末(10)によって遠隔操作が行われる撮像装置(1)の撮像方法であって、撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得するステップと、前記フレーム画像に撮像時間情報を付加するステップと、前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末(10)に送信するステップと、前記操作端末(10)から送信され、前記撮像時間情報が付加された録画制御信号を受信するステップと、前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を記憶手段(カード型記録媒体302)に格納するステップと、を備える撮像方法。
本発明の一態様に係るプログラムは、操作端末(10)によって遠隔操作が行われる撮像装置(1)に対して、撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得させるステップと、前記フレーム画像に撮像時間情報を付加させるステップと、前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末(10)に送信させるステップと、前記操作端末(10)から送信され、前記撮像時間情報が付加された録画制御信号を受信させるステップと、前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を記憶手段(カード型記録媒体302)に格納させるステップと、を実行させるものである。
本発明の一態様に係るプログラムは、撮像装置(1)を遠隔操作する操作端末(10)に対して、撮像時間情報が付加され、前記撮像装置(1)が撮像した動画像を構成するフレーム画像を受信させるステップと、前記フレーム画像に基づいて、前記動画像を表示手段(11)に表示させるステップと、ユーザの操作に応じて、録画制御信号を生成させるステップと、前記表示手段(11)に表示された前記動画像に基づいて、前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加させるステップと、前記撮像時間情報が付加された前記録画制御信号を前記撮像装置(1)に送信させるステップと、を実行させるものである。
本発明によれば、遠隔操作において、ユーザが意図するタイミングで動画を録画することができる撮像システム、撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる撮像システムの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる撮像装置のブロック図である。 実施の形態1にかかる操作端末のブロック図である。 実施の形態1にかかる撮像システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1にかかる撮像システムの動作を示すタイミングチャートである。 関連する撮像システムの動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる撮像システムの構成を示す図である。 実施の形態2にかかる撮像装置のブロック図である。 実施の形態2にかかる操作端末のブロック図である。 実施の形態2にかかる撮像システムの動作を示すシーケンス図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る撮像システムについて、図1を用いて説明する。図1は、撮像システムの全体構成を示す図である。撮像システムは、撮像装置1と操作端末10を備えている。撮像装置1は動画像及び静止画像を撮像することができるデジタルカメラを有している。さらに、撮像装置1は外部メモリカード等を取り付けるためのスロットを有しており、外部メモリカード等に撮像した動画像等を記録する。撮像装置1は、操作端末10と無線通信可能であり、撮像した動画像を構成するフレーム画像を操作端末1に対して送信する。
操作端末10は、撮像装置1を遠隔操作するためのリモコンである。操作端末10は、撮像装置1の動作を制御するための制御信号を撮像装置1に対して送信する。操作端末10には、表示部が設けられており、受信したフレーム画像に応じて撮像装置1が撮像した動画像が表示部に表示される。操作端末10には、表示部と通信部が設けられていればよく、撮像装置1専用のリモコンであってもよいし、通話やインターネット接続等の他の機能を備えるスマートフォン等の携帯端末であってもよい。本実施の形態においては、スマートフォンに撮像装置1を遠隔操作するための専用アプリケーションをインストールすることにより、スマートフォンを操作端末10として用いる。
次に、撮像装置1の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る撮像装置1の構成例を示すブロック図である。撮像装置1は動画像及び静止画像を撮像することができる。
撮像装置1は、ズームレンズ101、フォーカスレンズ102、絞り103、及び撮像素子104で構成される撮像部100を有する。ズームレンズ101は図示しないズームアクチュエータによって光軸LAに沿って移動する。同様に、フォーカスレンズ102は、図示しないフォーカスアクチュエータによって光軸LAに沿って移動する。絞り103は、図示しない絞りアクチュエータに駆動されて動作する。撮像素子104は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成される。
撮像装置1を用いた撮像は以下の手順で行われる。撮像素子104は、ズームレンズ101、フォーカスレンズ102、及び絞り103を通過した光を光電変換して、被写体のアナログ画像信号を生成する。アナログ画像信号処理部105が、このアナログ画像信号を増幅した後、画像A/D変換部106が、その増幅された信号をデジタル画像データに変換する。画像入力コントローラ107は、画像A/D変換部106から出力されたデジタル画像データを撮像データとして取り込んで、バス200を介してメインメモリ206に格納する。
デジタル信号処理部108は、バス200を介して中央制御部400からの指令に基づき、メインメモリ206に格納された撮像データを取り込み、所定の信号処理を施して輝度信号と色差信号とからなるデータを生成する。デジタル信号処理部108はまた、オフセット処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、RGB補完処理、ノイズ低減処理、輪郭補正処理、色調補正処理、光源種別判定処理等の各種デジタル補正を行う。
マイク109は撮像時の周囲の音声を収音し、アナログ音声信号を生成する。アナログ音声信号処理部110がそのアナログ音声信号を増幅した後、音声A/D変換部111が、その増幅された信号をデジタル音声データに変換する。音声入力コントローラ112は、音声A/D変換部111から出力されたデジタル音声データを撮像データと併せてメインメモリ206に格納する。
多重化部113は、メインメモリ206に格納された撮像データ及びデジタル音声データを多重化しストリームデータを生成する。
圧縮・伸長処理部201は、バス200を介して中央制御部400からの指示に従い、メインメモリ206に格納されたストリームデータに所定の圧縮処理を施し、圧縮データを生成する。また、中央制御部400からの指令に従い、カード型記録媒体302等に格納された圧縮データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮データを生成する。なお、本実施の形態の撮像装置1では、静止画像に対してはJPEG規格に準拠した圧縮方式が、動画像に対してはMPEG2規格やAVC/H.264規格に準拠した圧縮方式が採用される。
音声・画像処理部202は、バス200を介して中央制御部400の指示に従い、メインメモリ206から読み出したデジタルデータに所定の画像処理を施す。例えばメニュー画像やOSD画像等、各種処理のための画像データを生成し、その画像データをメインメモリ206から読み出されたオリジナルの撮像データに重畳させて液晶モニタ304に出力する。この出力によって、液晶モニタ304に表示される画像は各種画像データが合成されたものとなる。なお、液晶モニタ304の代わりに有機EL(Electro-Luminescence)モニタ等の他のモニタを用いることも可能である。
ROM203はバス200を介して中央制御部400に接続されており、中央制御部400が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等を格納している。フラッシュROM204は、ユーザの設定情報等、撮像装置1の動作に関する各種設定情報を格納している。撮像装置1は、様々な撮像のシチュエーションに応じて、いくつかの撮像モードと、各モードにあわせた撮像条件の設定を予めフラッシュROM204に記憶している。そして、ユーザは撮像を開始する前に、各モードの中から最適なモードを選択することにより、最適な撮像条件で撮像を実施することができる。例えば、特定の人物の撮像に適した「ポートレートモード」、運動会等の撮像に適した「スポーツモード」、又は夜景等の暗い場所の撮像に適した「夜景モード」等である。VRAM205は、表示用の撮像データの一時記憶領域として使用される。
メインメモリ206は、撮像データ(動画像及び静止画)の一時記憶領域として使用されるとともに、中央制御部400の演算作業領域としても使用される。つまり、メインメモリ206は、撮像データを保持するためのリングバッファ(保持手段)を有している。リングバッファには、撮像された動画像のうち、最新のフレームから所定の時間(フレーム数)前のフレームまでの動画像が保持される。メインメモリ206は、中央制御部400の指令に応じて、保持している撮像データをカード型記録媒体302に格納する。
メディア制御部207は、中央制御部400の指令に従い、カードI/F301を通じてカード型記録媒体302へのデータの書き込みやデータの読み出しを制御する。カード型記録媒体302はSDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリであり、撮像装置1に対して脱着可能に設けられている。
ジャイロセンサ208は、3軸の加速度及び角速度の変化を検出し、撮像装置1のパン・チルト量や上下及び左右の手ぶれ量を検出する。
時計209は、撮像データの生成日時の情報を生成する。つまり、時計209は、撮像データを撮像した時刻を示す撮像時間情報を生成する。なお、撮像時間情報とは、撮像処理によって生成された動画像を構成する複数のフレーム画像の生成順序を識別できる情報であり、それぞれのフレーム画像毎に異なる情報である。撮像時間情報としては、上記のような撮像時刻でもよいし、動画像の撮像を開始してから経過した時間等であってもよい。
液晶モニタ304、スピーカ305、操作部306及び入出力端子307は入出力I/F303に接続されている。液晶モニタ304は、例えばVRAM205やメインメモリ206に一時記録された撮像データや各種メニュー画像データ等、各種画像データから生成された画像を表示する。スピーカ305は、例えばメインメモリ206に一時記録された音声を出力する。操作部306は、上記のように、リレーズ・スイッチや電源スイッチを含む操作キー、十字キー、ジョイスティック、又は液晶モニタ304上に重畳されたタッチパネル等から構成されており、ユーザの撮像装置1への操作入力を受け付ける。入出力端子307は、図示しないパン動作・チルト動作が可能な雲台やテレビモニタ、PC(Personal Computer)等に接続される。
無線モジュール309(第1の通信手段)は、バス200及び無線I/F308を介して、操作端末10との間で信号の送受信を行う。具体的には、無線モジュール309は、Wi−Fi等の無線LAN規格に準拠した通信処理を行う。これにより、操作端末10との通信が可能になる。
中央制御部400はCPU、各種プログラムが格納されたROM、及びワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により構成され、撮像、各種画像の表示、及び連携撮影に関する情報の送受信等の撮像装置1全体の処理を統括的に制御する。
中央制御部400は、画像取得部401と、時間情報付加部402と、録画制御部403と、を備えている。画像取得部401は、撮像装置1が撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得する。具体的には、画像取得部401は、動画像からJPEG形式のフレーム画像を抽出する。
時間情報付加部402(第1の時間情報付加手段)は、画像取得部401が取得したフレーム画像に、時計209が生成した撮像時間情報を付加する。具体的には、フレーム画像を構成する画像データ(JPEGファイル)の使用されていないセグメント(例えば、APPセグメント)に撮像時間情報を挿入する。時間情報付加部402は、例えば2012年2月1日13時30分24秒200ミリ秒に生成されたフレーム画像のJPEGファイルのセグメントに対して、"20120201133024.200"という撮像時間情報を挿入する。勿論、撮像時間情報は、操作端末10において参照可能な態様でフレーム画像に付加されていればよく、上記のようなセグメントへの挿入以外の方法によって付加されていてもよい。
録画制御部403は、撮像装置1が撮像した動画像の録画処理を制御する。具体的には、録画制御部403は、操作端末10から送信された録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された撮像時間情報に基づいて、撮像装置1が撮像した動画像をカード型記録媒体302に格納する。このとき、録画制御信号とは、録画開始または録画停止を指示するための信号である。つまり、録画制御部403は、録画制御信号を受信すると、当該録画制御信号に付加された撮像時間情報に対応するフレームから録画開始処理を実行したり、撮像時間情報に対応するフレームで録画停止処理を実行したりする。なお、以下の説明において、録画とは、メインメモリ206のリングバッファに保持されている動画像を、カード型記録媒体302に格納することを意味する。
次に、撮像装置1を遠隔操作するための操作端末10について説明する。図3は、本実施の形態に係る操作端末10の構成例を示すブロック図である。操作端末10は、表示部11と、操作部12と、制御部13と、時間情報付加部14と、通信部15と、を備える。
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELであり、撮像装置1から送られてくるフレーム画像に基づいて動画像を表示する。操作部12は、録画開始(REC)ボタンや、録画停止(STOP)ボタン、望遠(TELE)ボタン、広角(WIDE)ボタン等である(図1参照)。
制御部13(録画制御信号生成手段)は、操作部12の各ボタンの押下に応じて、当該ボタンに対応する制御信号を生成する。例えば、制御部13は、RECボタンが押下されると、撮像装置1に対して録画開始を指示するための制御信号(以下、録画開始信号と称す)を生成する。また、制御部13は、STOPボタンが押下されると、撮像装置1に対して録画停止を指示するための制御信号(以下、録画停止信号と称す)を生成する。
時間情報付加部14(第2の時間情報付加手段)は、RECボタンまたはSTOPボタンが押下されたときに、表示部11に表示されているフレーム画像に付加されている撮像時間情報を取得する。そして、時間情報付加部14は、取得した撮像時間情報を、制御部13により生成された録画開始信号または録画停止信号に付加する。
通信部15(第2の通信手段)は、Wi−Fi等の無線通信処理を行い、撮像時間情報が付加された録画開始信号や録画停止信号、各種制御信号を撮像装置1に対して送信する。また、通信部15は、撮像装置1から送信される撮像時間情報が付加されたフレーム画像を受信する。
続いて、図4及び図5を用いて、本実施の形態にかかる撮像システムの動作例について詳細に説明する。図4は、撮像システムの動作を示すシーケンス図である。図5は、撮像システムの動作を示すタイミングチャートである。はじめに、ユーザは、操作端末10において動画取得操作を行う(ステップS101)。これにより、操作端末10から撮像装置1に対して、動画取得信号が送信される(ステップS102)。なお、動画取得操作とは、例えば、操作端末10の電源をオン状態にすることや、操作部12の動画取得ボタン(図示省略)を押下すること等である。
撮像装置1は、動画取得信号を受信すると、撮像処理を行い、画像取得部401により取得されたフレーム画像の送信処理を行う(ステップS103)。ここで、時間情報付加部402は、画像取得部401により取得されたフレーム画像に撮像時間情報を付加する。具体的には、撮像された動画像を構成するフレームAに対応するフレーム画像aに撮像時刻(撮像時間情報)TimeAを付加する(図5参照)。そして、無線通信路を介して、撮像装置1から操作端末10に、撮像時間情報が付加されたフレーム画像が送信される(ステップS104)。
操作端末10の表示部11は、受信したフレーム画像に基づいて、動画像を表示する(ステップS105)。つまり、複数のフレーム画像が連続して表示されることにより、動画像として表示される。操作端末10及び撮像装置1は、録画開始操作が行われるまで、ステップS102〜ステップS105を繰り返す。
なお、表示部11にフレーム画像aが表示されている時刻(TimeD)において、撮像装置1ではフレームAよりも新しいフレームDが撮像されている(図5参照)。つまり、フレーム画像aは無線通信路を通って操作端末10の表示部11に表示されるため、撮像装置1においてフレーム画像aが生成されてから表示部11にフレーム画像aが表示されるまでの間に、遅延が生じている。一方、撮像装置1により撮像された動画像は、撮像装置1のメインメモリ206のリングバッファに順次保持される。このとき、撮像処理と動画像の保持処理との間には無線通信は介在しないため、ほとんど遅延は生じない。
次に、ユーザは、録画開始操作を行う(ステップS106)。つまり、ユーザは、操作端末10の表示部11に表示された動画像を見ながら、所望のタイミングでRECボタンを押下する。これにより、操作端末10の制御部13は、録画開始信号を生成する。そして、操作端末10の時間情報付加部14は、録画開始信号に撮像時間情報を付加する。具体的には、ユーザがフレーム画像aを見ているときにRECボタンを押下したとすると、時間情報付加部14は、フレーム画像aに付加されている撮像時刻TimeAを取得し、当該撮像時刻TimeAを録画開始信号に付加する(図5参照)。つまり、時間情報付加部14は、ユーザが録画開始操作を行ったタイミングにおいて、表示部11に表示されているフレーム画像に付加された撮像時間情報を録画開始信号に付加する。そして、通信部15は、撮像時間情報が付加された録画開始信号を、無線通信路を介して、撮像装置1に送信する(ステップS107)。なお、録画開始信号も無線通信路を通って撮像装置1に送信されるため、操作端末10が録画開始信号を送信してから撮像装置1が録画開始信号を受信するまでの間に遅延が生じる。
撮像装置1の録画制御部403は、録画開始信号を受信すると、録画を開始する(ステップS108)。このとき、録画制御部403は、録画開始信号に付加された撮像時間情報に対応したフレームから録画を開始する。具体的には、録画開始信号に付加された撮像時刻(撮像時間情報)がTimeAであった場合、録画制御部403は、メインメモリ206のリングバッファから撮像時刻TimeAにおいて撮像したフレームAを開始点として、動画像をカード型記録媒体302に格納する。これにより、ユーザがRECボタンの押下を行ったタイミングのフレーム画像a、すなわちフレームAから始まる動画像がカード型記録媒体302に記憶される。
録画処理中においても、操作端末10及び撮像装置1は、ステップS102〜ステップS105を繰り返す。つまり、撮像装置1では録画処理が行われ、操作端末10の表示部11では、撮像された動画像が表示される。
その後、ユーザは、録画停止操作を行う(ステップS109)。つまり、ユーザは、操作端末10の表示部11に表示された動画像を見ながら、所望のタイミングでSTOPボタンを押下する。これにより、操作端末10の制御部13は、録画停止信号を生成する。そして、操作端末10の時間情報付加部14は、録画停止信号に撮像時間情報を付加する。具体的には、ユーザがフレーム画像dを見ているときにSTOPボタンを押下したとすると、時間情報付加部14は、フレーム画像dに付加されている撮像時刻TimeDを取得し、当該撮像時刻TimeDを録画停止信号に付加する(図5参照)。つまり、時間情報付加部14は、ユーザが録画停止操作を行ったタイミングにおいて、表示部11に表示されているフレーム画像に付加された撮像時間情報を録画停止信号に付加する。そして、通信部15は、撮像時間情報が付加された録画停止信号を、無線通信路を介して、撮像装置1に送信する(ステップS110)。
なお、表示部11にフレーム画像dが表示されている時刻(TimeG)において、撮像装置1ではフレームGが撮像され、フレームGの録画処理が行われている(図5参照)。つまり、ユーザがフレーム画像dを見てSTOPボタンを押下したときには、既に動画像のフレームA〜フレームGまでが、カード型記録媒体302に格納されている。
撮像装置1の録画制御部403は、録画停止信号を受信すると、録画を停止する(ステップS111)。このとき、録画制御部403は、録画停止信号に付加された撮像時間情報に対応したフレームまでを録画する。具体的には、録画停止信号に付加された撮像時刻(撮像時間情報)がTimeDであった場合、録画制御部403は、カード型記録媒体302に格納されているフレーム(フレームA〜フレームG)のうち、TimeDより時間的に後に格納されたフレーム(フレームE〜フレームG)を削除する。これにより、カード型記録媒体302に格納されているフレームは、ユーザがSTOPボタンの押下を行ったタイミングのフレーム画像d、すなわちフレームDで終わる動画像がカード型記録媒体302に記憶される。
以上のように、本実施の形態にかかる撮像システムの構成によれば、撮像装置1から操作端末10に対して、撮像時間情報が付加されたフレーム画像が送信される。また、操作端末10において録画開始操作が行われた場合、表示部11に表示されているフレーム画像に付加された撮像時間情報が取得される。そして、当該撮像時間情報が付加された録画開始信号が送信される。さらに、録画制御部403は、録画開始信号に付加された撮像時間情報に基づいて、撮像装置1が撮像した動画像をカード型記録媒体302に格納する。これにより、録画開始操作が行われたときに表示部11に表示されていたフレーム画像に対応するフレームから動画像の録画を開始することができる。
同様に、操作端末10から送信される録画停止信号にも撮像時間情報が付加されている。これにより、録画停止操作が行われたときに表示部11に表示されていたフレーム画像に対応するフレームより後に録画されたフレーム(動画像)を削除することができる。このため、録画開始操作が行われたときに表示部11に表示されていたフレーム画像から、録画停止操作が行われたときに表示部11に表示されていたフレーム画像までに対応するフレームで構成された動画像を記憶することができる。その結果、遠隔操作において、ユーザが意図するタイミングで動画像を録画することができる。
ここで、撮像時間情報を付加しない場合の動作例について図6のタイミングチャートを参照して説明する。ユーザは、操作端末の表示部においてフレーム画像aが表示されているタイミングでRECボタンを押下したとする。つまり、ユーザは、フレーム画像aのフレームから録画を開始したいと考えていたとする。この場合、フレーム画像a及び録画開始信号が無線通信路を通ることによる遅延の影響によって、撮像装置が録画開始信号を受信するタイミングは、動画像のフレームEを撮像しているタイミングとなる。そのため、撮像装置が録画を開始するフレームは、フレームEとなる。さらに、フレーム画像dにおいて録画を停止させるために、ユーザが、操作端末の表示部においてフレーム画像dが表示されているタイミングでSTOPボタンを押下したとする。すると、撮像装置が録画停止信号を受信するタイミングは、動画像のフレームGを撮像したタイミングとなる。そのため、撮像装置が録画を停止するフレームは、フレームGとなる。その結果、録画された動画像は、ユーザが意図していたフレームA〜フレームDではなく、フレームE〜フレームGとなってしまう。
これに対して、本発明にかかる撮像システムは、図5に示したように、撮像装置1から操作端末10に送られるフレーム画像と、操作端末10から撮像装置1に送られる録画制御信号(録画開始信号及び録画停止信号)とに、撮像時間情報を付加している。そのため、上述したように、ユーザの所望のタイミングのフレームにおいて録画を開始または停止をすることができる。
<実施の形態2>
本発明にかかる実施の形態2について説明する。本実施の形態の撮像システムを図7に示す。本実施の形態においては、家の中において、撮像装置2と操作端末20とが、異なる部屋にあり、Wi−Fiルータ90を介して、無線通信接続されているものとする。
本実施の形態にかかる撮像装置2のブロック図を図8に示す。撮像装置2は、図2に示した撮像装置1の構成に加えて、電波強度検出部404及び容量設定部405を備える。なお、その他の構成については撮像装置1と同様であるので、説明を適宜省略する。ただし、撮像装置2は、動画像保持用のリングバッファの容量を変化させることができる。
電波強度検出部404(第1の検出手段)は、撮像装置2の電波強度を検出する。具体的には、電波強度検出部404は、撮像装置2が受信する信号の強度を検出する。例えば、電波強度検出部404は、RSSI(Received Signal Strength Indication)を検出し、RSSIに基づいて、受信信号の強度を検出する。
容量設定部405は、メインメモリ206のリングバッファの容量を設定する。より詳細には、容量設定部405は、撮像装置2及び操作端末20の電波強度に基づいて、撮像した動画像を保持するために用いるリングバッファの容量を設定・変更する。
次に、本実施の形態にかかる操作端末20のブロック図を図9に示す。操作端末20は、図3に示した操作端末10の構成に加えて、電波強度検出部16(第2の検出手段)を備える。なお、その他の構成については操作端末10と同様であるので、説明を適宜省略する。また、撮像装置2の電波強度検出部404と同様に、電波強度検出部16も、操作端末20の受信信号の強度を検出する。
続いて、本実施の形態にかかる撮像システムの動作例について、図10に示すシーケンス図を参照して説明する。なお、ユーザが録画開始操作を行うまでの動作は、図4に示したシーケンス図と同様であるため、説明を省略する。
まず、ユーザが、操作端末20のRECボタンを押下することにより、録画開始操作を行う(ステップS201)。これにより、撮像時間情報が付加された録画開始信号が、操作端末20から撮像装置2へ送信される(ステップS202)。すると、容量設定部405は、メインメモリ206のリングバッファの容量を初期値に設定する(ステップS203)。なお、リングバッファの容量の初期値は、例えば、6秒間の動画像を保持できる程度の容量とする。そして、撮像装置2の録画制御部403は、録画開始信号及び撮像時間情報に基づいて、撮像した動画像の録画を開始する(ステップS204)。つまり、録画制御部403は、メインメモリ206のリングバッファに保持された動画像を、撮像時間情報に対応するフレームからカード型記録媒体302に格納していく。
その後、操作端末20の電波強度検出部16は、操作端末20の受信信号の強度を検出する(ステップS205)。具体的には、電波強度検出部16は、操作端末20のRSSIを取得し、取得したRSSIをRSSIの最大値で除算することにより電波強度値(%)を算出する。そして、通信部15が、操作端末20側の電波強度値を送信する(ステップS206)。
撮像装置2が操作端末20側の電波強度値を受信すると、容量設定部405は、操作端末20側の電波強度値を、撮像装置2の任意のメモリ(動画像保持用のリングバッファ以外の領域)に格納する。また、撮像装置2の電波強度検出部404は、撮像装置2の受信信号の強度を検出する(ステップS207)。つまり、電波強度検出部404は、操作端末20のRSSIに基づいて、電波強度値(%)を算出する。容量設定部405は、撮像装置2側の電波強度値も、撮像装置2の任意のメモリ(動画像保持用のリングバッファ以外の領域)に格納する。
容量設定部405は、撮像装置2及び操作端末20の電波強度値に基づいて、メインメモリ206のリングバッファの容量を変更する(ステップS208)。例えば、撮像装置2が撮像装置2及び操作端末20の電波強度値とリングバッファの容量との関係が対応付けられたテーブルを予め備えており、容量設定部405は、当該テーブルを参照して、リングバッファの容量を設定してもよい。または、撮像装置2が撮像装置2及び操作端末20の電波強度値を入力、リングバッファの容量を出力とする関数を予め備えており、容量設定部405が当該関数を用いて、必要なリングバッファの容量を算出してもよい。
その後、所定の時間が経過すると、操作端末20の電波強度検出部16は、再度操作端末20の受信信号の強度を検出し、電波強度値を算出する(ステップS209)。つまり、電波強度検出部16による電波強度の検出は、所定の時間間隔で定期的に実行される。
電波強度検出部16によって電波強度値が算出されると、通信部15は、当該電波強度値を撮像装置2に送信する(ステップS210)。撮像装置2が操作端末20側の電波強度値を受信すると、撮像装置2の電波強度検出部404は、撮像装置2の受信信号の強度を検出する(ステップS211)。
そして、容量設定部405は、ステップS210、S211において取得した撮像装置2及び操作端末20の電波強度値と、前回検出時(ステップS206、S207)の電波強度値とを比較する。そして、容量設定部405は、電波強度値に変化があるか否かを判定する(ステップS212)。
電波強度値に変化がなかった場合(ステップS212:No)、容量設定部405は、現在のリングバッファ容量の設定を維持する。一方、電波強度値に変化があった場合(ステップS212:Yes)、容量設定部405は、動画像保持用のリングバッファの容量を変更する(ステップS213)。
例えば、メインメモリ206に格納されている電波強度値よりも、今回検出した電波強度値が小さい場合(通信速度が遅くなっている場合)、容量設定部405は、リングバッファの容量を増加させる(例えば保持可能な動画像の秒数を6秒から8秒に増加させる)。なお、本実施の形態においては、動画像保持用のリングバッファの容量を増加させる場合、動画像を記憶するためのカード型記録媒体302のメモリの一部をリングバッファとして利用する。言い換えると、リングバッファの容量を増加させる場合、動画像の保持とは異なる用途のメモリの一部を、一時的に動画像保持用のリングバッファとして利用する。より詳細には、メインメモリ206においては、リングバッファの領域は初期値から増加することはなく、リングバッファの容量を増加させる場合には、メインメモリ206以外の、容量に余裕のあるメモリの一部をリングバッファとして利用する。これにより、メインメモリ206に予め増加分のリングバッファの領域を用意しておく必要がなく、メインメモリ206のコスト及び規模が増加することを防止できる。勿論、メインメモリ206において、リングバッファ容量の増加分を確保しておいてもよい。
一方、メインメモリ206に格納されている電波強度値よりも、今回検出した電波強度値が大きい場合(通信速度が速くなっている場合)、容量設定部405は、リングバッファの容量を低減させる(例えば録画可能な秒数を6秒から4秒に減らす)。これにより、メインメモリ206におけるリングバッファ以外の領域が増加し、増加したメモリ領域を他の処理に用いることができる。なお、リングバッファの容量の変化量については、上記の例に限られるものではない。勿論、今回検出した電波強度値を用いて、上述したテーブルを参照することにより、リングバッファの容量を決定してもよい。
ここで、撮像装置2及び操作端末20の少なくとも一方の電波強度が弱くなった場合について考える。電波強度が弱くなると、無線通信の通信速度が遅くなる。これにより、フレーム画像の送信にかかる時間が増加する。つまり、撮像装置2が撮像しているフレームと、操作端末20の表示部11に表示されているフレーム画像との間の遅延が大きくなる。そのため、動画像を保持するためのリングバッファの容量が少ないと、操作端末20の表示部11に表示されているフレーム画像に対応するフレームは、既にリングバッファから削除(新しいフレームによって上書き)されてしまい、所望のフレームから遡り録画ができなくなってしまう。
本実施の形態にかかる撮像システムの構成によれば、リングバッファの容量が可変となっている。そして、容量設定部405が、撮像装置2及び操作端末20の電波強度値に基づいて、リングバッファの容量を変更する。このため、電波強度が弱くなり、通信速度が低下した場合であっても、メインメモリ206におけるリングバッファ領域の容量を増加させることができる。その結果、ユーザが録画を開始したいフレームが既に削除されてしまう状況を回避できる。言い換えると、容量が固定されたリングバッファでは遡り録画が実現できない程通信速度が遅い状況であっても、本実施の形態にかかる撮像システムによれば、リングバッファの容量を増加可能であるため、遡り録画を実現できる。
撮像装置2においてリングバッファの容量を最大限増加させたにもかかわらず、無線通信路で生じる遅延をカバーできる容量が確保できない場合、撮像装置2は、操作端末20と電波強度等の環境情報を交換する。そして、撮像装置2は、操作端末20のRECボタンを無効にしてもよい(録画機能の停止)。または、撮像装置2から送信されるフレーム画像を間引いたり、フレーム画像の圧縮率を変えて通信回線の負荷を低減させたりしてもよい。
なお、本実施の形態においては、図10に示すように、操作端末20が電波強度を検出し、定期的に操作端末20の電波強度値を撮像装置2に送信していたが、これに限られるものではない。例えば、操作端末20の電波強度値が変化したことをトリガとして、操作端末20が電波強度値を撮像装置2へ送信してもよい。また、撮像装置2の電波強度検出部404が検出した電波強度値をフレーム画像に付加して操作端末20に送信し、操作端末20の電波強度検出部16は、当該撮像装置2の電波強度値の受信をトリガとして、操作端末20の電波強度値を検出し、撮像装置2に送信してもよい。
さらに、操作端末20は、電波強度の変化をトリガに、撮像装置2に対してダミーリクエストを送信してもよい。この時、ダミーリクエストには表示されているフレーム画像の撮像時間情報を付加して送信する。当該ダミーリクエストを受信した撮像装置2は、現在生成しているフレーム画像の撮像時間情報との差分を算出し、電波環境による現在の遅延を考慮したバッファサイズにリングバッファを変化させてもよい。例えば、撮像装置2は、遅延時間の4倍量の時間を保持できるリングバッファを確保しておく。
また、本実施の形態においては、撮像システムの無線通信路として、インターネットに接続されていない家の中のローカルネットワークを用いた例を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。撮像システムの無線通信路としてインターネット(グローバルネットワーク)を用いてもよい。なお、無線通信路としてローカルネットワークを用いているか、インターネットを用いているかは、IPアドレスを参照することにより判定可能である。
ただし、インターネットを用いた場合、無線通信路の通信速度が著しく変化する可能性ある。そのため、常時通信速度をモニタリングする必要が生じてしまい、撮像システムが大規模となり、撮像システムの動作も煩雑となってしまう。したがって、例えば、応答時間(操作端末20がフレーム画像の要求信号を送信してから、フレーム画像を受信するまでの時間等)の平均値や、インターネット通信を行っている時間帯、ネットワーク構成等の通信速度に影響を与える要因に基づいて、リングバッファの容量を変更する。これにより、リングバッファの容量をインターネットの状況に応じて適切に設定することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更及び組み合わせをすることが可能である。また、上記の撮像装置及び操作端末の処理は、メインプロセッサのROM等に格納されたコンピュータプログラムによって実行可能である。上述の例において、各処理をコンピュータ(プロセッサ)に行わせるための命令群を含むプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1、2 撮像装置
10、20 操作端末
11 表示部
12 操作部
13 制御部
14 時間情報付加部
15 通信部
16 電波強度検出部
90 Wi−Fiルータ
100 撮像部
101 ズームレンズ
102 フォーカスレンズ
103 絞り
104 撮像素子
105 アナログ画像信号処理部
106 画像A/D変換部
107 画像入力コントローラ
108 デジタル信号処理部
109 マイク
110 アナログ音声信号処理部
111 音声A/D変換部
112 音声入力コントローラ
113 多重化部
201 圧縮・伸張処理部
202 音声・画像処理部
203 ROM
204 フラッシュROM
205 VRAM
206 メインメモリ
207 メディア制御部
301 カードI/F
302 カード型記録媒体
303 入出力I/F
304 液晶モニタ
305 スピーカ
306 操作部
307 入出力端子
308 無線I/F
309 無線モジュール
400 中央制御部
401 画像取得部
402 時間情報付加部
403 録画制御部
404 電波強度検出部
405 容量設定部

Claims (8)

  1. 撮像装置と、前記撮像装置を遠隔操作する操作端末と、を備える撮像システムであって、
    前記撮像装置は、
    撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得する画像取得手段と、
    前記フレーム画像に撮像時間情報を付加する第1の時間情報付加手段と、
    前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末に送信し、前記操作端末から録画制御信号を受信する第1の通信手段と、
    前記動画像を記憶する記憶手段と、
    前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を前記記憶手段に格納する録画制御手段と、
    前記動画像を保持可能であり、容量が可変な保持手段と、
    前記第1の通信手段の電波強度を検出する第1の検出手段と、を備え、
    前記操作端末は、
    前記フレーム画像に基づいて、前記動画像を表示する表示手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記録画制御信号を生成する録画制御信号生成手段と、
    前記表示手段に表示された前記動画像に基づいて、前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加する第2の時間情報付加手段と、
    前記撮像時間情報が付加された前記録画制御信号を前記撮像装置に送信し、前記撮像装置から前記フレーム画像を受信する第2の通信手段と、を備え
    前記録画制御手段は、前記操作端末から送信された前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記保持手段が保持する前記動画像を前記記憶手段に格納し、
    前記保持手段の前記容量は、前記第1の検出手段の検出結果に基づいて設定される
    撮像システム。
  2. 第2の時間情報付加手段は、前記ユーザが録画開始操作または録画停止操作を行ったときに、前記表示手段に表示されている前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加する請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記操作端末は、前記第2の通信手段の電波強度を検出する第2の検出手段をさらに備え、
    前記保持手段の前記容量は、前記第2の検出手段の検出結果に基づいて設定される請求項または請求項に記載の撮像システム。
  4. 前記第1の時間情報付加手段は、前記撮像時間情報を、前記フレーム画像を構成する画像データに挿入する請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の撮像システム。
  5. 操作端末によって遠隔操作が行われる撮像装置であって、
    撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得する画像取得手段と、
    前記フレーム画像に撮像時間情報を付加する第1の時間情報付加手段と、
    前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末に送信し、前記操作端末から録画制御信号を受信する第1の通信手段と、
    前記動画像を記憶する記憶手段と、
    前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を前記記憶手段に格納する録画制御手段と、
    前記動画像を保持可能であり、容量が可変な保持手段と、
    前記第1の通信手段の電波強度を検出する第1の検出手段と、を備え
    前記保持手段の前記容量は、前記第1の検出手段の検出結果に基づいて設定される
    撮像装置。
  6. 操作端末によって遠隔操作が行われる撮像装置の撮像方法であって、
    撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得するステップと、
    前記フレーム画像に撮像時間情報を付加するステップと、
    前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末に送信するステップと、
    前記操作端末から送信され、前記撮像時間情報が付加された録画制御信号を受信するステップと、
    前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を記憶手段に格納するステップと、
    前記録画制御信号を受信したときの電波強度を検出するステップと、
    前記動画像を保持する保持手段の容量を、前記検出した電波強度に基づいて設定するステップと、を備える撮像方法。
  7. 操作端末によって遠隔操作が行われる撮像装置に対して、
    撮像した動画像を構成するフレーム画像を取得させるステップと、
    前記フレーム画像に撮像時間情報を付加させるステップと、
    前記撮像時間情報が付加された前記フレーム画像を前記操作端末に送信させるステップと、
    前記操作端末から送信され、前記撮像時間情報が付加された録画制御信号を受信させるステップと、
    前記録画制御信号及び当該録画制御信号に付加された前記撮像時間情報に基づいて、前記動画像を記憶手段に格納させるステップと、
    前記録画制御信号を受信したときの電波強度を検出させるステップと、
    前記検出した電波強度に基づいて前記動画像を保持する保持手段の容量を設定させるステップと、を実行させるプログラム。
  8. 撮像装置を遠隔操作する操作端末に対して、
    撮像時間情報が付加され、前記撮像装置が撮像した動画像を構成するフレーム画像を受信させるステップと、
    前記フレーム画像に基づいて、前記動画像を表示手段に表示させるステップと、
    ユーザの操作に応じて、録画制御信号を生成させるステップと、
    前記表示手段に表示された前記動画像に基づいて、前記フレーム画像に付加された前記撮像時間情報を、前記録画制御信号に付加させるステップと、
    前記撮像時間情報が付加された前記録画制御信号を前記撮像装置に送信させるステップと、
    前記フレーム画像を受信したときの電波強度を検出させるステップと、
    前記検出した電波強度に基づいて前記動画像を保持する保持手段の容量を設定させるステップと、を実行させるプログラム。
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