JP5834558B2 - 自動倉庫、自動倉庫の可搬情報提示方法 - Google Patents

自動倉庫、自動倉庫の可搬情報提示方法 Download PDF

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Description

本願発明は、荷物が載置されるラックと、荷物を移載する搬送車とを備え、荷物を自動的に移載し、また、入出庫する自動倉庫、および、自動倉庫の可搬情報提示方法に関する。
従来、上下方向に複数本配置される搬送レールと、それぞれの搬送レール上を往復動する搬送車を備え、当該搬送車によりラックに保管される荷物を自動的に移載し、また自動的に入出庫する自動倉庫がある。
この自動倉庫は、荷物が載置されるラックの段に対応して搬送レールが敷設され、ラックの段毎に搬送車が走行するため、各段毎に荷物を並行して移送することができ高い搬送効率を有している。
例えば、引用文献1にも上記のような自動倉庫が開示されている。さらに、引用文献1には、ラックの全ての段に搬送車を配置すると過剰な仕様となる場合、昇降台を用いて搬送車を異なる搬送レール間で移載し、複数の搬送レールで1台の搬送車を共有する技術が開示されている。
特開平11−278607号公報
ところが従来、搬送車をメンテナンスする場合は、搬送車とチェーンブロックとを作業者が接続し、搬送レールから搬送車をチェーンブロックで切り離した後、床面などに搬送車を載置してメンテナンスを行っている。また、搬送レール上で搬送車を分解し、分解された搬送車を人手で搬出し、メンテナンスを行う場合もある。
上記のようなメンテナンス方法を採用する場合、搬送車を搬送レールから取り出す際、また、搬送車を搬送レールに戻す際に人手が介在するため、他の搬送車の操業を一時的に停止させる必要が生じる。従って、搬送レールから搬送車を取り出す際や戻す際にかかる時間が短いほど、自動倉庫の搬送効率の低下を抑えることが可能となる。
本願発明は上記課題に鑑みなされたものであり、搬送車を搬送レールから取り出し、または、戻す際に要する時間の短縮化を図り、搬送効率の低下を抑制することのできる自動倉庫、および、自動倉庫の可搬情報提示方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる自動倉庫は、複数段に配置される搬送レールと、前記搬送レールに対応する各段にそれぞれ配置され、前記搬送レール上を走行する複数台の搬送車とを備える自動倉庫であって、メンテナンスされる前記搬送車が保持されるメンテ台と、前記搬送レールと前記メンテ台との間で前記搬送車を移載する移動台車とを備え、前記移動台車は、前記搬送レールの端部と接続され、前記搬送レールとの間で前記搬送車を走行状態で移載可能な保持レールと、前記保持レールを上下方向に移動可能に支持する基体と、前記基体を前記搬送レールと交差する方向に移動させる移動手段とを備え、前記メンテ台は、前記保持レールの端部と接続され、前記保持レールとの間で前記搬送車を走行状態で移載できるメンテレールを備えることを特徴としている。
これによれば、搬送レールの端部と接続される保持レールに自走、または、手動による走行などの走行状態で搬送車を移載するだけで搬送車を搬送レールから取り出すことが可能となる。また逆に保持台に保持される搬送車を搬送レールに走行状態で移載するだけで、搬送車を搬送レールに戻すことが可能となる。
従って、搬送車を搬送レールから取り出し、または、戻す際に要する時間を可及的に短くすることができ、搬送効率の低下を抑制することが可能となる。
また、保持台に保持された搬送車は、移動台車によりメンテ台に運ばれ、メンテレールと接続した後、走行状態でメンテ台に移載することが可能となる。
従って、メンテナンス作業に容易に移行することができ、作業者の負担を軽減することが可能となる。さらに、メンテナンス全体に要する時間を短縮化して、搬送車を短時間で再投入でき、この点からも搬送効率の低下を抑制できる。
さらに、前記搬送レールと交差する方向に延びて敷設される台車レールを備え、前記移動手段は、前記基体に取り付けられ前記台車レール上を回転する車輪を備えるものでもよい。
これによれば、床面などを傷つけること無く比較的重量がある搬送車を運搬することが可能となる。
また、前記メンテ台は、上下方向に配置される複数のメンテレールを備えてもよい。
これによれば、例えば既にメンテナンスが終了した搬送車(または新品の搬送車)をメンテ台に保管しておき、メンテナンスが必要な搬送車とメンテナンスが終了した搬送車とを交換することが可能となる。
従って、搬送レールに搬送車を再投入する時間を短縮することができ、搬送効率の低下を抑制することが可能となる。
また、メンテレールが上下方向に配置されていることにより、搬送車を少ないスペースで保管しておくことができ、移動台車を用いれば、複数のメンテレールの間で搬送車を移載することもできる。
さらに、当該自動倉庫における入出庫情報を取得する入出庫情報取得部と、取得した入出庫情報に基づき前記搬送レールにおける前記搬送車のそれぞれの繁忙状況を繁忙情報として導出する繁忙情報導出部と、前記搬送レールから取り出し可能な操業中の前記搬送車か否かを決定する第一繁忙条件を満たす繁忙情報に対応する前記搬送レールまたは前記搬送車を示す情報である可搬情報を提示する提示部とを備えてもよい。
これによれば、メンテナンスのために搬送車が取り出された搬送レールに、取り出し可能な操業中の搬送車を移載することができ、搬送効率の低下を抑制することが可能となる。
さらに、前記搬送レールから取り出される前記搬送車の繁忙情報を取得し、前記繁忙情報が所定の第二繁忙条件を満たしている場合、前記提示部に可搬情報を提示させる提示指示部を備えるものでもよい。
これによれば、搬送レールから取り出された搬送車の繁忙状況によって、他の搬送レールから搬送車を移載する必要があるか否かが判るため、誤って搬送車を移載し、搬送効率が低下してしまうことを抑止できる。
また、上記目的を達成するために、本願発明にかかる自動倉庫の可搬情報提示方法は、複数段に配置される搬送レールと、前記搬送レールに対応する各段にそれぞれ配置され、前記搬送レール上を走行する複数台の搬送車と、メンテナンスされる前記搬送車が載置されるメンテ台と、前記搬送レールと前記メンテ台との間で前記搬送車を移載する移動台車とを備える自動倉庫の可搬情報提示方法であって、当該自動倉庫における入出庫情報を入出庫情報取得部が取得し、取得した入出庫情報に基づき前記搬送レールにおける前記搬送車のそれぞれの繁忙状況を繁忙情報として繁忙情報導出部が導出し、前記搬送レールから取り出し可能な操業中の前記搬送車か否かを決定する第一繁忙条件を満たす繁忙情報に対応する前記搬送レールまたは前記搬送車を示す情報である可搬情報を提示部が提示することを特徴とする。
これによれば、メンテナンスのために搬送車が取り出された搬送レールに、取り出し可能な操業中の搬送車を移載することができ、搬送効率の低下を抑制することが可能となる。
なお、前記自動倉庫の可搬情報提示方法が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明によれば、メンテナンスが必要な搬送車が発生した場合でも、搬送効率の低下を可及的に抑制しつつ搬送車のメンテナンスを行うことが可能となる。
図1は、自動倉庫の隅部分を示す平面図である。 図2は、自動倉庫の一部の端部を示す斜視図である。 図3は、他を省略してメンテ台を示す斜視図である。 図4は、他を省略して移動台車を示す斜視図である。 図5は、自動倉庫の機能部を示すブロック図である。 図6は、走行状態で搬送レールから保持レールに搬送車が移載される状態を示す側面図である。 図7は、走行状態で保持レールからメンテレールに搬送車が移載される状態を示す側面図である。
次に、本願発明に係る自動倉庫、および、自動倉庫の可搬情報提示方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る自動倉庫、および、自動倉庫の可搬情報提示方法の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。
図1は、自動倉庫の隅部分を示す平面図である。
同図に示すように、本願発明の一実施の形態にかかる自動倉庫100は、荷物200を自動的に入出庫でき保管の為に任意の場所に荷物を配置することができる倉庫であって、搬送レール101と、搬送車102と、メンテ台103と、移動台車104とを備えている。さらに本実施の形態の場合、自動倉庫100は、台車レール105を備えている。
図2は、自動倉庫の一部の端部を示す斜視図である。
同図に示すように、自動倉庫100は、上下方向の複数段にわたって荷物200を図中Y軸方向に並べて保管するラック201を備えている。なお、図示は省略しているが、自動倉庫100は、複数台のラック201をX軸方向に並べて配置されている。
搬送レール101は、搬送車102を案内する軌条であって、荷物200が載置されるラック201の複数の段に対応した高さに配置されており、ラック201に沿うようにY軸方向に沿って配置される軌条である。本実施の形態の場合、搬送レール101は、各段にそれぞれ2本X軸方向に並んで配置されており、床から上下方向(Z軸方向)に延びる支柱に支持されている。
なお、各段における搬送レール101は、同図に示すような平行に並べられた二本の軌条を備えるばかりで無く、いわゆるモノレールのような1本の軌条や3本以上の軌条を備えていてもかまわない。さらに、搬送車102を載置する場合ばかりで無く、吊り下げた状態で搬送車102を案内するものでもよい。
搬送車102は、搬送レール101に案内されて往復動し、ラック201との間で荷物200を移載する装置である。本実施の形態の場合、搬送車102は、Y軸方向に延びて配置される走行経路を形成する搬送レール101に沿って往復動する装置であって、搬送車102を駆動するためのモータ(図示せず)や車輪を備え、また、荷物200を移送するための移載装置121を備えている。また、搬送車102は、各段の搬送レール101に対して1台配置されている。
図3は、他を省略してメンテ台を示す斜視図である。
メンテ台103は、搬送車102を保持可能で、保持された搬送車102に対し作業者がメンテナンスを行う台であり、メンテレール131を備えている。本実施の形態の場合、メンテレール131は、搬送レール101と長さ以外同じ形状の部材であり、搬送レール101と同じ間隔で配置されている。なお、メンテレール131は、床から上下方向(Z軸方向)に延びる支柱に支持されている。また、メンテレール131は、上下方向に二段配置されている。これにより、例えば下段に予備の搬送車102を保管しておき、メンテナンスをするために搬送車102が上段に保持された後、即座に予備の搬送車102を下段から搬送レール101に移動させることが可能となる。また、上下方向にメンテレール131を配置することで、狭いスペースで予備の搬送車102の保管場とメンテナンス場とを確保することが可能となる。
図4は、他を省略して移動台車を示す斜視図である。
移動台車104は、搬送レール101とメンテ台103との間で搬送車102を移載することができる台車であり、保持レール141と、基体142と、移動手段143とを備えている。
保持レール141は、搬送レール101の端部と接続可能で、搬送レール101との間で搬送車102を走行状態で移載することができるレールである。本実施の形態の場合、保持レール141は、搬送レール101と長さ以外同じ形状の部材であり、搬送レール101と同じ間隔で配置されている。なお、保持レール141は、保持台144を介して基体142に昇降自在に取り付けられている。なお、保持レール141は、駆動機構(図示せず)により昇降するものであり、駆動機構は、モータと動力伝達機構とが組み合わされたものを例示できる。
基体142は、保持レール141を昇降可能に支持する基礎的な構造体である。本実施の形態の場合、基体142は、上下方向(Z軸方向)に延びて配置される2本の柱状のマスト145と、2本のマスト145の上端部を架橋状に接続する梁146と、2本のマスト145が立設されるとともに、移動手段143が取り付けられる基礎枠147とを備えている。なお、保持レール141を昇降させるための駆動機構は、基体142に取り付けられており、保持レール141は、駆動機構により、基体142に対して相対的に昇降するものとなっている。
移動手段143は、基体142を搬送レール101と交差する方向に移動させることにより、保持レール141に保持される搬送車102を移動させることのできる装置である。
本実施の形態の場合、移動手段143は、搬送レール101と直交する方向(X軸方向)に延びて床面(基礎)に敷設される台車レール105上を回転する車輪148である。車輪148は、基礎枠147に対し回転可能に軸支されている。
なお、移動手段143は、台車レール105上を回転する車輪148ばかりで無く、床面を走行することができるキャスターであってもよい。移動手段143としてキャスターを採用した場合、任意の位置に移動台車104を移動させることが可能となる。
次に、自動倉庫100の機能部を説明する。
図5は、自動倉庫の機能部を示すブロック図である。
自動倉庫100は、ソフトウエアをコンピュータなどの制御装置106で実行することにより実現される機能部として、入出庫情報取得部161と、繁忙情報取得部162と、提示部163とを備えている。本実施の形態の場合、自動倉庫100はさらに、提示指示部164を備えている。
入出庫情報取得部161は、自動倉庫100における入出庫情報をデータベース165から取得する処理部である。ここで、入出庫情報とは、個々に識別される複数の荷物200をいつ自動倉庫100に入庫し、いつ自動倉庫100から出庫するかを示す情報、入庫した荷物200がラック201の何段目のどこに保管されているかを示す情報、出庫の優先度を示す情報などで構成される情報である。
繁忙情報取得部162は、入出庫情報取得部161が取得した入出庫情報に基づき搬送レール101毎に各搬送車102のそれぞれの繁忙状況を繁忙情報として導出する処理部である。ここで繁忙状況とは、例えば現在から予め定められた時間(例えば15分)の予想される搬送車102の稼働率である。また、繁忙情報とは、稼働率を具体的な数値として示した情報であり、例えば現在から予め定められた時間(例えば15分)に搬送車102が荷物200を何個ラック201に移載し、また、ラック201から荷物200を取り出すかを示す情報である。
提示部163は、搬送レール101から取り出し可能な操業中の搬送車102か否かを決定する第一繁忙条件を満たす繁忙情報に対応する搬送レール101または搬送車102を示す情報である可搬情報を提示する処理部である。
ここで、例えば第一繁忙条件とは、繁忙状況を切り分ける閾値であり、例えば稼働率がA%以下の繁忙状況の搬送車102は取り出し可能とした場合のA%である。また、第一繁忙条件は、「最も稼働率が低い」との条件でもかまわない。さらに、第一繁忙条件は、A%以下であり、かつ、「出庫の優先度が高い荷物200が含まれていない」、などであってもよい。
また、可搬情報とは、第一繁忙条件を満たした搬送車102、または、当該搬送車102が走行する搬送レールが、自動倉庫100のどの位置に配置されているかを示す情報である。例えば、搬送レール101に予め番地を付与していた場合、該当する番地、または、番地群が可搬情報となる。
なお、具体的な提示方法としては、表示装置に番地を示してもよく、また、搬送レール101のそれぞれに発光装置を取り付け、可搬情報に合致する発光装置のみを点灯または消灯させて提示してもよい。
提示指示部164は、搬送レール101から取り出される搬送車102の繁忙情報を繁忙情報取得部162から取得し、前記繁忙情報が所定の第二繁忙条件を満たしている場合、提示部163に可搬情報を提示させる処理部である。
ここで、第二繁忙条件とは、搬送車102の搬送レール101間の移送をするか否かを仕分ける閾値であり、例えばメンテナンスが必要な搬送車102の予想される稼働率がB%以下の場合は搬送車102の移送が必要とした場合のB%である。また、第二繁忙条件は、「メンテナンスが必要な搬送車102の繁忙情報よりも低い繁忙情報の搬送車102がある場合」、「メンテナンスが必要な搬送車102に対応する入出庫情報に優先度の高い荷物200が含まれている」などであってもよい。
次に自動倉庫100の動作を説明する。
図6は、走行状態で搬送レールから保持レールに搬送車が移載される状態を示す側面図である。
自動倉庫100の操業中にメンテナンスが必要な搬送車102が発生した場合、移動台車104を、該当する搬送レール101が配置されている位置まで移動させ、保持レール141を該当する搬送レール101の高さ(本実施の形態の場合最上段)まで上昇または下降させる。以上により、搬送レール101の端部と保持レール141の端部とが突き合わせ状態で配置される。
ここで要すれば、搬送レール101と保持レール141との接続状態を一時的に固定することができる接続機構を動作させてもよい。具体的には、保持レール141の延在方向に出没可能で、それ以外の方向においては保持レール141と固定されているピンを搬送レール101に達するまで突出させ、搬送レール101に固定された係合部材と前記ピンとを係合させることにより、搬送レール101と保持レール141との接続状態を一時的に固定してもよい。これにより、搬送車102を移送する際に保持レール141が沈み込んだり、搬送レール101と保持レール141とがずれて、搬送車102が脱線することを防止できる。
次に、搬送車102を走行状態で保持レール141に移載する。
ここで、走行状態とは、搬送車102が通常搬送レール101上を走行するような状態をいい、搬送車102が自走可能な場合は低速で搬送レール101から保持レール141に走行する状態でもよく、自走できない場合や速度が制御できない場合などは、人力で搬送車を転がす状態でもよい。
このように、搬送車102を搬送レール101の端部から取り出すことができるため、自動倉庫100全体の操業を停止すること無く、メンテナンスが必要な搬送車102の近傍に配置される搬送車102の操業のみを停止させて安全に搬送車102を取り出すことが可能となる。これにより、自動倉庫100の搬送効率の低下を抑制することが可能となる。さらに、搬送車102を自走させて保持レール141に移載することができる場合、作業者が近寄ること無く搬送車102の取り出しを行うことができるため、他の搬送車102の操業を停止せずにメンテナンスができる場合もある。
図7は、走行状態で保持レールからメンテレールに搬送車が移載される状態を示す側面図である。
保持レール141への搬送車102の移載が完了すると、移動台車104を台車レール105に沿ってメンテ台103にまで移動させ、保持レール141をメンテレール131の高さ(本実施の形態の場合上段)まで上昇または下降させる。以上により、メンテレール131の端部と保持レール141の端部とが突き合わせ状態で配置される。
この場合も要すれば、メンテレール131と保持レール141との接続状態を一時的に接続機構で固定させてもよい。
次に、搬送車102を走行状態でメンテレール131に移載する。
このように、搬送車102をメンテ台103に容易に移載することができるため、メンテナンス作業を早期に着手することが可能となる。また、メンテナンス作業のし易い位置に搬送車102が保持されるため、メンテナンス作業の作業効率が改善される。これにより、搬送車102を搬送レール101から取り出し、メンテナンスを終了して元の搬送レール101に戻す場合でも、自動倉庫100の搬送効率の低下を抑制することが可能となる。
また、メンテ台103に予備の搬送車102が保管されている場合、搬送レール101から取り出した搬送車102に替えて予備の搬送車102を搬送レール101に戻すことができるため、メンテナンスの作業量に関わりなく、自動倉庫100の搬送効率の低下を可及的に抑制することが可能となる。
また、メンテナンスが必要となった搬送車102を取り出す場合、作業者は制御装置106から可搬情報の提示を受けることも可能である。
この場合、メンテナンスが必要な搬送車102をメンテ台103に移送した後、可搬情報に示された場所まで移動台車104を移動させ、可搬情報に該当する搬送レール101と保持レール141とを接続する。そして、操業中の搬送車102の操業を中断させて搬送レール101から保持レール141に走行状態で移載する。そして、当該搬送車102をメンテナンスのために搬送車102が取り出された搬送レール101まで移動台車104により移動させ、保持レール141と搬送レール101とを接続した後、搬送車102を走行状態で搬送レール101に移載する。
以上により、メンテナンスのために搬送車102が取り出された搬送レール101上で第一繁忙条件を満たす搬送車102を代替走行させることができるため、自動倉庫100全体としての搬送効率の低下を抑制できる。また、予備の搬送車102を準備すること無く、搬送効率の低下を抑制できるため、自動倉庫100の導入コストを抑えることが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、本実施の形態では、メンテ台103が備えるメンテレール131は、上下二段に配置されるものとして説明したが、メンテレール131は、一段でもよく、また、三段以上であってもかまわない。
本願発明は、複数箇所に配置される搬送レールにそれぞれ搬送車が走行し、ラックの荷物を移送する自動倉庫に適用可能である。
100 自動倉庫
101 搬送レール
102 搬送車
103 メンテ台
104 移動台車
105 台車レール
106 制御装置
121 移載装置
131 メンテレール
141 保持レール
142 基体
143 移動手段
144 保持台
145 マスト
146 梁
147 基礎枠
148 車輪
161 入出庫情報取得部
162 繁忙情報取得部
163 提示部
164 提示指示部
165 データベース
200 荷物
201 ラック

Claims (5)

  1. 複数段に配置される搬送レールと、前記搬送レールに対応する各段にそれぞれ配置され、前記搬送レール上を走行する複数台の搬送車とを備える自動倉庫であって、
    メンテナンスされる前記搬送車が保持されるメンテ台と、
    前記搬送レールと前記メンテ台との間で前記搬送車を移載する移動台車とを備え、
    前記移動台車は、
    前記搬送レールの端部と接続され、前記搬送レールとの間で前記搬送車を走行状態で移載可能な保持レールと、
    前記保持レールを昇降可能に支持する基体と、
    前記基体を前記搬送レールと交差する方向に移動させる移動手段と、
    当該自動倉庫における入出庫情報を取得する入出庫情報取得部と、
    取得した入出庫情報に基づき前記搬送レールにおける前記搬送車のそれぞれの繁忙状況を繁忙情報として導出する繁忙情報導出部と、
    前記搬送レールから取り出し可能な操業中の前記搬送車か否かを決定する第一繁忙条件を満たす繁忙情報に対応する前記搬送レールまたは前記搬送車を示す情報である可搬情報を提示する提示部とを備え
    前記メンテ台は、
    前記保持レールの端部と接続され、前記保持レールとの間で前記搬送車を走行状態で移載できるメンテレールを備える
    自動倉庫。
  2. さらに、
    前記搬送レールと交差する方向に延びて敷設される台車レールを備え、
    前記移動手段は、
    前記基体に取り付けられ前記台車レール上を回転する車輪を備える
    請求項1に記載の自動倉庫。
  3. 前記メンテ台は、
    上下方向に配置される複数のメンテレールを備える
    請求項1または2に記載の自動倉庫。
  4. さらに、
    前記搬送レールから取り出される前記搬送車の繁忙情報を取得し、前記繁忙情報が前記搬送車を前記搬送レール間で移送するか否かを仕分ける閾値である第二繁忙条件を満たしている場合、前記提示部に可搬情報を提示させる提示指示部
    を備える請求項に記載の自動倉庫。
  5. 複数段に配置される搬送レールと、前記搬送レールに対応する各段にそれぞれ配置され、前記搬送レール上を走行する複数台の搬送車と、メンテナンスされる前記搬送車が載置されるメンテ台と、前記搬送レールと前記メンテ台との間で前記搬送車を移載する移動台車とを備える自動倉庫の可搬情報提示方法であって、
    当該自動倉庫における入出庫情報を入出庫情報取得部が取得し、
    取得した入出庫情報に基づき前記搬送レールにおける前記搬送車のそれぞれの繁忙状況を繁忙情報として繁忙情報導出部が導出し、
    前記搬送レールから取り出し可能な操業中の前記搬送車か否かを決定する第一繁忙条件を満たす繁忙情報に対応する前記搬送レールまたは前記搬送車を示す情報である可搬情報を提示部が提示する
    自動倉庫の可搬情報提示方法。
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