JP5803963B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却器に関する。特に、ベースプレートの一方の面に半導体チップなどの冷却対象を取り付け、ベースプレートの他方の面に冷媒を衝突させる衝突噴流型の冷却器に関する。
半導体チップや電子部品の冷却用に、一方の面に半導体チップなどの冷却対象を取り付け、一方の面とは反対側の他方の面に向けて冷媒を噴出させるタイプの冷却器が知られている。そのようなタイプの冷却器は、噴出させた冷媒をベースプレートの他方の面に衝突させることから、衝突噴流型の冷却器と呼ばれることもある。本明細書では、半導体チップなどの冷却対象を取り付ける部位を「ベースプレート」と称する。そして、説明の便宜上、冷却対象を取り付ける面(上記の「一方の面」)を、ベースプレートのおもて面と称し、反対側の面(上記の「他方の面」)を裏面と称する。
衝突噴流型の冷却器の例が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の冷却器では筐体の一側壁がベースプレートに相当する。ベースプレートと対向するように筐体内空間をベースプレートに面する空間とベースプレートから離間した空間に二分する仕切板を備える。ベースプレートから離間した空間に外部から冷媒が供給される。すなわち、その空間自体が冷媒供給路を構成する。なお、筐体に設けられた、冷媒を供給する口を冷媒供給口と称する。仕切板からベースプレートの裏面に向けて冷媒を噴出させる冷媒ノズルが設けられている。冷媒ノズルは、冷媒供給口に近い側から遠い側へと伸びる長尺な開口を有する。あるいは、冷却器は、冷媒供給口に近い側から遠い側へと並んで点在する複数の冷媒ノズルを有する。仕切板によって仕切られる空間のうち、ベースプレートに面する空間には、筐体の壁面に冷媒排出口が設けられている。冷媒排出口は、筐体の側壁のうち、冷媒供給口が設けられた側壁と対向する側壁に設けられている。冷媒ノズルから噴出された冷媒は、ベースプレートの裏面に衝突した後に冷媒排出口へ向かって流れる。即ち、仕切板とベースプレートの間の空間が冷媒排出路を構成する。なお、特許文献1に開示された冷却器には、ベースプレートの裏面に複数のフィンが設けられている。
冷媒ノズルは冷媒の流れ方向に長い開口を有しており(あるいは冷却器は流れ方向に点在する複数の冷媒ノズルを有しており)、冷媒は、冷媒ノズルを通じて冷媒供給路から冷媒排出路へと移動する。それゆえ、冷媒供給路においては、上流から下流に進むにつれて冷媒流量が減り、一方、冷媒排出路では、上流から下流に進むにつれて冷媒流量が増える。
他方、特許文献1に開示された冷却器では、仕切板はベースプレートと平行であり、冷媒供給路と冷媒排出路の流路断面積(冷媒の流れ方向に直交する断面における流路面積)は、冷媒流れ方向に一定である。上流から下流に向かって流量が減少(冷媒排出路では増加)するのに流路断面積が一定であると、冷媒の圧力が下流で減少する(冷媒排出路では増加する)。冷媒の流れ方向に圧力分布が不均一であると、ベースプレートに衝突させる冷媒の圧力(あるいは流速)が不均一となり、ベースプレートに取り付けた冷却対象に対する冷却能力が不均一となる。
また、衝突噴流型の冷却器の他の例として、例えば特許文献2には、冷却対象の温度分布を均一化する技術が開示されている。この特許文献2に記載の技術は、基板上に配列された半導体素子を仕切る仕切り部材を設けて素子冷却室を形成し、冷却媒体を供給する冷却媒体供給部材を介して冷却媒体噴出口を素子冷却室に挿着し、各素子を独立して冷却することにより、各素子間の温度差を小さくする。
特開2011−166113号公報 特開平5−3274号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術においても、特許文献1と同様に、冷媒の圧力が冷媒供給路の下流で減少する(冷媒排出路では増加する)ことにより、冷媒の流れ方向で圧力分布が不均一になる。従って、特許文献2の技術も、冷却対象に対する冷却能力が十分に均一化されるとは言い難い。
本明細書が開示する冷却器は、特許文献1あるいは2の冷却器に例示されている衝突噴流型の冷却器をさらに改良し、冷却対象を均一に冷却することができる冷却器を提供する。
本明細書が開示する技術は、ベースプレートに取り付けられる冷却対象を冷却する冷却器に関する。この冷却器は、おもて面に冷却対象が取り付けられるベースプレートと、ベースプレートの裏面に取り付けられており、平面同士を対向させて平行に配列されている複数のフィンと、を備えている。また、この冷却器は、ベースプレートの裏面側で複数のフィンの先端から離間して設けられており、ベースプレートに沿って伸びている冷媒供給路と、複数のフィンの間の空間と通じており、冷媒供給路とベースプレートとの間に設けられている冷媒排出路と、冷媒供給路に設けられており、ベースプレートの裏面に向かって冷媒を噴出させる冷媒ノズルと、を備えている。さらに冷却器は、冷媒供給路内において冷媒流れ方向に沿って伸びており、冷媒供給路を複数の供給路(分割供給路)に仕切る供給路仕切り部材と、複数に仕切られた分割供給路の少なくとも一つに一方側から冷媒を供給する第1の冷媒供給口が設けられているとともに、他の少なくとも一つの分割供給路に他方側から冷媒を供給する第2の冷媒供給口が設けられている。供給路仕切り部材は、複数の分割供給路がベースプレートと平行に並ぶように冷媒供給路を仕切る。そして、複数の分割供給路の夫々に冷却ノズルが設けられている。
このような構成によれば、供給路仕切り部材により冷媒供給路を複数の分割供給路に仕切り、一方側及び他方側から冷媒を供給するので、冷媒供給路に対して冷媒を双方向に流すことができる。夫々の分割供給路の下流では冷媒の圧力が低下することになるが、一つの分割供給路において圧力が低下する下流に隣接して、冷媒が反対方向に流れる別の分割供給路の上流が位置している。それゆえ、冷媒供給路の全体では、その延設方向に沿って冷媒の圧力分布が均一化される。これにより冷却対象を均一に冷却することができる。
また、本明細書が開示する技術では、ベースプレートの裏面に案内部が設けられている。この案内部は、ベースプレートの裏面から冷媒排出路に向かって湾曲する湾曲面を有しており、その湾曲面により冷媒排出路へ冷媒を案内する。
このような構成によれば、ノズルからベースプレートに向けて噴出した冷媒は、案内部の湾曲面に沿ってカーブを描きながら冷媒排出路へと案内される。それゆえ、隣接するフィンの間で冷媒がスムーズに流れる。これにより、ベースプレートの裏面に対する冷媒の衝突を緩和することができ、あるいは、裏面に衝突した後の冷媒の流れの乱れを抑制することができ、冷媒の圧力損失を低減することができる。
実施形態に係る冷却器の斜視図を示す。 冷却器の断面図を示す。図2(A)は筐体の天板を除いた平面図を示す。図2(B)は、図2(A)のB−B線に沿った断面図を示す。図2(C)は、図2(A)のC−C線に沿った断面図を示す。 図2(B)のIII部分の拡大図を示す。 図2(C)のIV部分の拡大図を示す。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、冷却器2の斜視図である。但し、図1では、冷却器2の内部構造が理解できるように、部品の一部はカットして描いてある。ハッチングが、カットした面を表している。図2は、冷却器2の三面図である。図2(A)は筐体7の天板7aを除いた平面図を示している。図2(B)は、図2(A)のB−B線に沿った断面(側面断面図)を示している。図2(C)は、図2(A)のC−C線に沿った断面(正面断面図)を示している。
冷却器2は、半導体チップなどの冷却対象92a、92b、92cを冷却するデバイスである。冷却対象92a〜92cは、ヒートスプレッダを兼ねる絶縁板91を介して、ベースプレート3のおもて面3aに取り付けられる。ベースプレート3は、筐体7の一つの側壁を構成する。ここで、「おもて面」とは、ベースプレート3の二つの平面を区別するための便宜上の表現であることに留意されたい。本明細書では、ベースプレート3において、冷却器2の外側を向く面を「おもて面3a」と称し、冷却器2の内部側を向く面を「裏面3b」と称する。冷却器2は、筐体内部、特に、ベースプレート3の裏面側に冷媒を通し、冷却対象を冷却する。冷媒は、好ましくは、水あるいは不凍液であるが、空気などのガスであってもよい。なお、実施形態の冷却器2は、図面ではペースプレート3が下方を向くように配置されているが、ペースプレート3を上方に向けて配置することができる。
ベースプレート3の裏面3bには、複数のフィン4が取り付けられている。複数のフィン4は、その平面を相互に対向させ、平行に配列されている。複数のフィン4の向きは、その平面が冷媒の流れ方向(後述)に直交する向きである。
冷却器2の筐体7は、ほぼ、直方体であり、フィン4を除く内部空間が冷媒の流路となっている。筐体7の内部には、内部空間をベースプレート3の裏面3bに面する空間と、ベースプレート3から離間する空間に二分する仕切板5が設けられている。この仕切板5は、ベースプレート3と平行に配置されている。そして、ベースプレート3とは反対側における筐体7の側壁と、仕切板5との間に、冷媒供給路12が形成されている。また、ベースプレート3と仕切板5との間の空間に、冷媒排出路14が形成されている。冷媒供給路12と冷媒排出路14については後に詳しく説明する。
冷却器2は、冷媒供給路12内に配置された複数の供給路仕切り部材21を備えている。各供給路仕切り部材21は、冷媒供給路12内において冷媒流れ方向に沿って伸びており、冷媒供給路12を複数に仕切っている。仕切られた個々の冷媒供給路を分割供給路と称する。即ち、冷媒供給路12は、第1の分割供給路121と第2の分割供給路122とに分離され、第1の分割供給路121及び第2の分割供給路122が交互に並んで配置されている。各供給路仕切部材21は、それによって分割される分割供給路がベースプレート3と平行に並ぶように冷媒供給路12を仕切る。また、図2(A)に示す例では、供給路仕切り部材21は、図面の左右方向に伸びており、長手方向の両端部が筐体7の側壁内面に密着している。また、供給路仕切り部材21は、図2(B)に示すように、仕切板5の裏面に密着すると共に、仕切板5に対向する筐体7の側壁内面に密着している。供給路仕切り部材21がこのように配置されることにより、複数に仕切られた冷媒供給路12(第1の冷媒供給路121および第2の冷媒供給路122)は互いに冷媒が流入しないように構成されている。
仕切板5よりもベースプレート3から遠い空間(即ち冷媒供給路12)には、第1の冷媒供給口81及び第2の冷媒供給口82が設けられており、仕切板5よりもベースプレート3に近い空間(即ち冷媒排出路14)には、冷媒排出口9が設けられている(図2(B)参照)。第1の冷媒供給口81、第2の冷媒供給口82、および冷媒排出口9は、筐体7の対向する二つの側壁に設けられている。また、複数に仕切られた冷媒供給路12(第1の分割供給路121および第2の分割供給路122)のそれぞれに第1の冷媒供給口81及び第2の冷媒供給口82が形成されている。第1の冷媒供給口81及び第2の冷媒供給口82は、交互に対向するように形成されており、第1の冷媒供給口81が第1の分割供給路121に対して形成され、第2の冷媒供給口82が第2の分割供給路122に対して形成されている。図2(A)に示す例では、中央の第1の分割供給路121に対応する第1の冷媒供給口81は筐体7の右側の側壁に形成されており、上下両側の第2の分割供給路122に対応する冷媒供給口82は筐体7の左側の側壁に形成されている。これにより、複数の分割供給路の一つ(第1の分割供給路121)には、一方側(右側)から冷媒を供給することができ、他の分割供給路(第2の分割供給路122)には、他方側(左側)から冷媒を供給することができる。したがって、図1及び図2(A)において太線の矢印で示すように、複数の分割供給路の一つ(第1の分割供給路121)では、冷媒が右側から左側へ(一方側から他方側へ)流れ、残りの分割供給路(第2の分割供給路122)では、左側から右側へ(他方側から一方側へ)流れる。このように、交互に配置された第1の分割供給路121と第2の分割供給路122とでは、互いに反対方向に冷媒が流れる。したがって、第1の分割供給路121における冷媒の下流側(あるいは上流側)と第2の分割供給路122における冷媒の上流側(あるいは下流側)とが隣接することになる。
また、図2(B)に示すように、冷媒排出口9は、図の右側(一方側)の側壁に設けられている。従って冷媒排出口9では、冷媒は図中を左から右に流れる。
また、仕切板5からは、冷媒ノズル6がベースプレート3に向かって伸びている。図2(A)によく示されているように、冷媒ノズル6は、冷媒の流れに沿って長尺な開口(流路)を有している。冷媒供給口81、82から供給された冷媒は、冷媒供給路12を通り、次いで冷媒ノズル6を通り、冷媒排出路14に移動する。最後に、冷媒排出口9から排出される。各冷媒ノズル6は、複数の分割供給路(第1の分割供給路121および第2の分割供給路122)のそれぞれに連通している。
図2(C)によく示されているように、冷媒排出路14は、断面がコの字状の溝にも相当し、コの字の開口側はフィン4に面している。すなわち、冷媒排出路14は、フィン4の間の空間と大きく通じている。また、冷媒ノズル6は、その先端6aが、フィン4の上端4aに接している(図2(C)を参照)。
また、冷却器2は、ベースプレート3の裏面に設けられた複数の案内部31を備えている。図3は、図2(B)のIII部分の拡大図を示し、図4は、図2(C)のIV部分の拡大図を示す。図3及び図4に示すように、案内部31は、冷媒をスムーズに流すための構成であり、冷媒排出路14に対向する位置に設けられ、ベースプレート3の裏面から冷媒排出路14に向かって湾曲する湾曲面32を備えている。この湾曲面32は、ベースプレート3の裏面からフィン4の平面と直行する方向に沿って湾曲して伸びると共に、フィン4の平面と平行な方向に沿っても湾曲して伸びている。このように湾曲面32は、図2(B)の断面図においても図2(C)の断面図においても湾曲している。また、湾曲面32は、フィン4の平面と滑らかに連続して繋がっている。図2(B)の断面(即ち、冷媒供給路12における冷媒の流れ方向に沿った断面)においては、図3において太線の矢印で示すように、ノズルから噴出した冷媒は対向するフィン4の一方の表面に沿って流れ、湾曲面32に沿ってベースプレート3に近づくにつれてカーブし、ベースプレート3の直近ではベースプレート3に平行に流れる。冷媒はその後、対向するフィン4の他方の面の湾曲面32に沿ってカーブし、冷媒排出路14へと向かう。このように、冷媒供給路12における冷媒の流れ方向に沿った断面においては、湾曲面32に沿ってカーブを描きながらベースプレート3に衝突し、離れていく。従ってベースプレート3の裏面に対する冷媒の衝突が緩和されるとともに、冷媒の流れの乱れが抑制される。
また、図4に示すように、案内部31は、冷媒排出路14に向かって突出するように形成された先端部33を備えている。図2(C)の断面(即ち、冷媒供給路12における冷媒の流れ方向に直交する断面)においては、図4において太線の矢印で示すように、冷媒ノズル6から複数のフィン4の間に流入した冷媒は、ベースプレート3の裏面に衝突した後、案内部31の湾曲面32に沿って流れ、先端部33から冷媒排出路14へ案内される。従ってベースプレート3に衝突した後の冷媒の流れの乱れが抑制される。
図1、図2(B)を参照して、冷却器2の全体を通した冷媒の流れを説明する。図1、図2(B)の矢印付きの太線が、冷媒の流れを示している。図2(B)の記号「Fin」は、冷却器2へ冷媒が流入することを表しており、記号「Fout」は、冷却器2から冷媒が流出することを表している。第1の冷媒供給口81から供給された冷媒は、冷媒供給路12を右側から左側へと流れる。また、第2の冷媒供給口82から供給された冷媒は、冷媒供給路12を左側から右側へ流れる。供給された冷媒は、冷媒供給路12を流れる間に冷媒ノズル6の長尺な開口を通じ、ベースプレート3へ向かって流れの方向を変える。そして、この冷媒は、冷媒ノズル6からベースプレート3の裏面3bに向かって勢いよく噴出する。ベースプレート3の裏面3bに向かって噴出した冷媒は、フィン4の間を通り、案内部31の湾曲面32によって案内され、先端部33から冷媒排出路14に向けて流れる。冷媒排出路14では、冷媒は、冷媒排出口9へ向かって流れる。最後に冷媒は、冷媒排出口9から排出される。なお、各冷媒供給口81、82と冷媒排出口9には、不図示の冷媒パイプが接続されており、その冷媒パイプの先には不図示のタンクとポンプが接続されている。冷媒は、そのタンクとポンプと冷媒パイプにより、冷却器2に送られ、また、冷却器2から回収される。
冷却器2の利点を説明する。冷却器2は、冷媒供給路12に沿って長尺な冷媒ノズル6を設けているため、冷媒供給路12の下流に向かうに従い、冷媒排出路14に移動する冷媒の量が増える。それゆえ、冷媒供給路12においては下流に向かうに従って冷媒の圧力が低下する。一方、冷却器2は、供給路仕切り部材21により冷媒供給路12を複数の分割供給路に仕切り、第1の分割供給路121及び第2の分割供給路122にそれぞれ反対方向から冷媒を供給するので、冷媒供給路12に対して冷媒を双方向に流すことができる。これにより、夫々の分割供給路では冷媒の下流側で圧力が低下するが、第1の分割供給路121の下流に第2の分割供給路122の上流が隣接し、一方、第2の分割供給路122の下流に第1の分割供給路121の上流が隣接するので、下流の冷却能力が低くても、隣接して上流を流れる冷媒により冷却能力を補うことができる。これにより冷却対象を均一に冷却することができる。また、案内部31の湾曲面32により冷媒排出路14へ冷媒を案内するので、隣接するフィン4の間で冷媒をスムーズに流すことができる。これにより、ベースプレート3の裏面3bに対する冷媒の衝突を緩和することができ、冷媒の圧力損失を低減することができる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第1の分割供給路121および第2の分割供給路122が隣接して交互に配置され、一方から他方へ(右から左へ)流れる冷媒と、他方から一方へ(左から右へ)流れる冷媒が隣接して交互に流れる構成であったが、第1の分割供給路121および第2の分割供給路122は必ずしも交互に配置されていなくてもよい。例えば、第1の分割供給路121および第2の分割供給路122が互いに2列おきに配置されている構成であってもよい。このような構成によっても、冷媒が一方側へ流れる第1の分割供給路121と、他方側へ流れる第2の分割供給路122とを備えることにより、冷却対象を均一に冷却することができる。このように、冷媒が互いに逆方向に流れる第1の分割供給路121および第2の分割供給路122を備えていれば、その配置順序は特に限定されるものではない。
上記実施形態の冷却器2は、冷媒供給路12の流れ方向に沿った長尺の開口を有する冷媒ノズル6を備えるが、本明細書が開示する技術は、長尺の冷媒ノズル6に代えて、流れ方向に点在する複数の冷媒ノズルを有している衝突噴流型の冷却器に適用することもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:冷却器
3:ベースプレート
3a:おもて面
3b:裏面
4:フィン
5:仕切板
6:冷媒ノズル
7:筐体
7a:天板
9:冷媒排出口
12:冷媒供給路
14:冷媒排出路
21:供給路仕切り部材
31:案内部
32:湾曲面
33:先端部
81:第1の冷媒供給口
82:第2の冷媒供給口
91:絶縁板
92a、92b、92c:半導体チップ(冷却対象)
121:第1の分割供給路
122:第2の分割供給路

Claims (2)

  1. おもて面に冷却対象が取り付けられるベースプレートを備えている筐体と、
    前記ベースプレートの裏面に取り付けられており、平面同士を対向させて平行に配列されている複数のフィンと、
    前記ベースプレートと平行に配置されている仕切板と、
    前記ベースプレートの裏面側で複数の前記フィンの先端から離間して設けられており、前記ベースプレートに沿って伸びている冷媒供給路と、
    複数の前記フィンの間の空間と通じており、前記冷媒供給路とベースプレートとの間に設けられている冷媒排出路と、
    前記仕切板に設けられており、前記冷媒供給路から供給される冷媒を前記ベースプレートの裏面に向かって冷媒を噴出させる冷媒ノズルと、
    前記冷媒供給路内において冷媒流れ方向に沿って伸びており、当該冷媒供給路を複数の分割供給路に仕切る供給路仕切り部材と、を備えており、
    前記仕切板は、前記筐体の内部空間を前記ベースプレートの裏面に面する空間と、前記ベースプレートから離間する空間に分けており、
    前記冷媒排出路は、前記ベースプレートと前記仕切板の間に形成されており、
    前記冷媒供給路は、前記ベースプレートとは反対側における筐体の側壁と前記仕切板の間に形成されており、
    前記供給路仕切り部材は、前記仕切板の裏面に密着すると共に、前記仕切板に対向する前記筐体の側壁内面に密着しており、
    前記複数の分割供給路の少なくとも一つに前記冷媒供給路の一方側から冷媒を供給する第1の冷媒供給口が設けられているとともに、他の少なくとも一つに前記冷媒供給路の他方側から冷媒を供給する第2の冷媒供給口が設けられている衝突噴流型の冷却器。
  2. 前記ベースプレートの裏面には、前記冷媒排出路に向かって湾曲する湾曲面を有しており、当該湾曲面により前記冷媒排出路へ冷媒を案内する案内部が設けられている請求項1に記載の冷却器。
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