JP5783669B2 - 触媒金属微粒子形成方法 - Google Patents

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本発明は、炭素含有ガスに接触反応してカーボンナノチューブ(CNT)等のカーボンファイバを成長させる際の成長起点となる触媒金属微粒子を基板上に形成する方法に関するものである。
CNTは、その性状、サイズ、等により、各種用途が期待されている物質である。CNTの製造方法の一つに、炭素含有ガスに接触反応する触媒膜が成膜された触媒構造を有する基板を用いる方法がある。この触媒構造には、基板上にCNTの成長に対する触媒作用を持たないアルミニウム等の非触媒金属からなる助触媒金属膜(下地膜)と、この助触媒金属膜上の鉄等の触媒金属膜との2層(助触媒金属膜/触媒金属膜)構造としたものがある。このような2層構造では熱アニール処理を施すことで、上層の触媒金属膜を微粒子(触媒金属微粒子)化する。そして、この触媒金属微粒子に炭素含有ガスを接触反応させてCNTを成長させることで、当該触媒金属微粒子をCNTの成長起点とすることができるようになっている(特許文献1参照)。
特開2001−303250号公報
本願出願人は、上記触媒構造に関して研究を行った。この研究を、図7および図8を参照して、説明する。この説明では、助触媒金属をAl、触媒金属をFeとした例を挙げる。図7において、50は基板、52はバリア膜、54は触媒膜である。
そして、Fe絶対量が過剰に設定された場合、図7(a)で示すように、触媒膜54は下層側にAl層54a、中間側にFe/Al合金層54b、上層側にFe飽和Al層54c、最上層側にFe層54dとなり、熱アニール処理では図7(b)で示すように、基板上最表面にFeが凝集して粒径不均一なFe微粒子(触媒金属微粒子)54eが生成され、このFe微粒子54eの粒径不均一により、図7(c)で示すように、Fe微粒子54eを成長起点とするCNT56も直径不均一に成長する結果となる。
また、Fe絶対量が少なく設定された場合、図8(a)で示すように、触媒膜54は下層側にAl層54f、上層側にFe/Al合金層54gとなり、熱アニール処理では図8(b)で示すように、Al層54f中に直径均一なFe微粒子54hが生成されても、そのほとんどの粒子はAl層54f中から表面へ析出していないため、Fe微粒子54hは炭素含有ガスに接触できないから、CNTは高密度に成長しない結果となる。
以上から、助触媒金属に対して触媒金属を過剰に設定すると、熱アニール処理の初期段階から後期段階に至る過程で触媒膜最表面にCNT成長核としての触媒金属微粒子が生成されてしまう結果、基板上最表面には触媒金属微粒子が粒径不均一に露出生成され、触媒金属微粒子を成長起点とするCNTも直径不均一に生成されてしまう。また、非触媒金属に対する触媒金属の比率が高いことで、基板上最表面での触媒効果が低下して炭素のアモルファス堆積が促進されて、CNTの成長が阻害されてしまう結果となる。
一方、助触媒金属に対して触媒金属が少なく設定されると、助触媒金属と触媒金属とが合金化し、触媒膜最表面に触媒金属微粒子がほとんど生成されず、大半の粒子が助触媒金属中に埋没した状態で触媒金属微粒子が生成されてCNTを生成することができなくなる。
したがって、本発明は、助触媒金属に対して触媒金属を少なく設定しても、また、従来と比較して、最表面に粒径均一に触媒金属微粒子を析出させることができるようにすることで、助触媒金属に対する触媒金属の量の過不足に起因する上記課題を解消しようとしたものである。
本発明による触媒金属微粒子形成方法は、真空環境下の基板上に炭素含有ガスに非反応の助触媒金属を導入する第1工程と、この第1工程後、上記助触媒金属中に酸素を存在させる第2工程と、この第2工程後、上記助触媒金属中に上記酸素が存在した状態下で、上記基板上に炭素含有ガスに接触反応する触媒金属を導入する第3工程と、この第3工程後、上記基板に対して熱アニール処理を施すことで上記基板上最表面に触媒金属微粒子を析出させる第4工程と、を含むことを特徴とするものである。
上記工程で非金属元素を真空チャンバ内に導入する形態はガスに限定されず、酸による導入、スパッタによる導入等がある。非磁性金属としては、アルミニウム、銅、亜鉛等が好ましい。触媒金属は好ましくは磁性金属である。磁性金属は、鉄、ニッケル、コバルト等が好ましい。なお、非磁性金属と磁性金属との関係は、前者が助触媒金属、後者が触媒金属の関係になりやすい。
本発明の基板は、最表層に非金属元素含有の助触媒金属膜を有するものである。
基板の素材は、特に限定されないが、シリコン、クロム、銅、タングステン、アルミニウム等、およびステンレス、インコネル等の合金、さらにはAl23、SiC等のセラミックスを例示することができる。
基板上の触媒金属微粒子により成長するカーボンファイバは、その種類に特に限定されないが、CNT、グラファイトナノファイバ、カーボンナノホーン、カーボンナノコーン、カーボンナノバンブ等を例示することができる。
本発明によれば、助触媒金属中に酸素を含ませるので、助触媒金属に対して触媒金属を少なく設定しても、熱アニール処理により、従来と比較して、最表面に触媒金属微粒子をほぼ粒径均一に析出させることができるようになる結果、助触媒金属に対する触媒金属の量的過不足に起因した上記課題を解消できるようになる。
図1(a)は本発明の実施の形態にかかる触媒金属微粒子形成方法において熱アニール処理前の基板の構成を示す図、図1(b)はバリア膜上にAl膜を形成し、その形成において酸素を導入する工程を示す図、図1(c)はFeを蒸着原料としてバリア膜上にAl/Fe合金膜を生成する工程を示す図、図1(d)はAl/Fe合金膜上にFe微粒子を析出する工程を示す図、図1(e)はFe微粒子上にCNTを成長させる工程を示す図である。 図2(a)ないし図2(e)は、本発明の実施の形態にかかる触媒金属微粒子形成方法により製造した基板を用いてCNTを成膜させた場合の各SEM写真図である。 図3は最上層にAl膜を成膜してある基板の構成を示す図である。 図4(a)は図3の基板を用いて酸素導入した場合の基板表面のSEM写真を示す図、図4(b)は図4(a)のCNT生成の概念を示す図である。 図5(a)は図3の基板を用いて酸素導入無しで高真空状態での基板表面のSEM写真を示す図、図5(b)は図5(a)の基板表面の状態を概念的に示す図である。 図6はAl膜中のFe成膜位置の違いとFe微粒子化位置を示す図であり、図6(a1)ないし(e1)は、基板表面に触媒膜が成膜されている場合を示す図、図6(a2)ないし(e2)は、基板を熱アニール処理した場合のFe微粒子の析出状態を示す図である。 図7(a)(b)(c)はFe絶対量が多い場合の基板表面の状態を概念的に示す図である。 図8(a)(b)はFe絶対量が少ない場合の基板表面の状態を概念的に示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る触媒金属微粒子形成方法を説明する。図1は同方法の工程を示す。同方法の実施においては図示略のEB−PVD(電子ビーム物理蒸着)装置におけるチャンバを用いる。EB−PVD装置は、周知されるように、高真空中で高エネルギーの電子ビーム(EB)を蒸着原料に照射し、この蒸着原料を加熱蒸気化させて基板表面に蒸着させることにより同原料による成膜を行う装置である。この成膜を行うための上記チャンバ内部は高真空下におかれる。この方法に用いる基板表面にはバリア膜が形成されている。
図1(a)は図示略のチャンバ内に配置される基板2を示す。この基板2の表面にはバリア膜4が形成されている。本発明は基板2表面にバリア膜4が形成されていることには限定されず、バリア膜4が形成されていない基板2も含む。
そして、図1(b)で示すように、EB−PVD装置における蒸着原料として炭素含有ガスに非反応の助触媒金属であるAlを用いて基板2表面にはバリア膜4を介してAl膜6を形成する。この場合、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませる。酸素8の導入量は、好ましくは、チャンバ内圧力換算として10-5Paないし10-2Paである。次いで、次の蒸着原料として触媒金属であるFeを用いる。この場合、蒸着原料であるFeの絶対量を少なく制御する。これにより、図1(c)で示すように、バリア膜4上にAlとFeとの合金であるAl/Fe合金膜10を形成する。この場合、Al/Fe合金膜10の膜厚制御により、次に説明するFe微粒子12の粒径を制御することができる。なお、実施の形態では基板2上での成膜にEB−PVD装置を用いたが、これに限定されず、スパッタ装置、熱CVD装置、その他の成膜装置を用いて基板2上に成膜することができる。
こうしてAl/Fe合金膜10を形成すると、チャンバ内の温度制御で熱アニール処理を行う。この熱アニール処理を行うと、図1(d)で示すように、Al/Fe合金膜10中からFe微粒子12が析出する。この熱アニール処理は常温から徐々に昇温して熱アニール処理を行ってもよいし、一定温度で熱アニール処理してもよい。この熱アニール処理温度はAl/Fe合金膜10が蒸発しない温度以下であることが好ましい。このようにAl/Fe合金膜10からFe微粒子12を析出させることができるのは上記において酸素8を導入していることによる。この場合、熱アニール処理の初期段階でのみAl/Fe合金膜10の表面にFe微粒子12が形成される結果として、Fe微粒子12の粒径を、ほぼ均一に制御することができる。
以上から、基板上最表面にFe微粒子12を形成させると、Fe微粒子12上にCNTを成長させるため、チャンバ内に炭素含有ガスを導入する。そうすると、炭素含有ガスがFe微粒子12に接触反応し、図1(e)で示すように、Fe微粒子12上にCNT14が成長する。この場合、Fe微粒子12の粒径が均一化されていることにより、CNT14をその直径を均一化させて成長させることができるようになる。
図2(a)ないし図2(e)のSEM写真では上記酸素導入量を圧力換算で10-5Paから10-2Paの範囲で種々に変更して図示略の真空チャンバ内に酸素を微量に存在させた場合において、Fe微粒子12上でのCNT14の成長の違いを示している。また、これらSEM写真においては、CNT製造の一例として基板2を700℃に加熱し、炭素含有ガスとしてアセチレンガスを200SCCM導入し、真空チャンバ内圧を200Paで30分間保持して、CNT14を成長させたSEM写真である。
図2(a)では、酸素導入量を圧力換算で5×10-5Paとして、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませてFe微粒子12を生成し、このFe微粒子12でCNT14を成長させた場合のSEM写真であり、このSEM写真ではCNT14の成長長さは1.6μmである。
図2(b)では、酸素導入量が圧力換算で2×10-4Paとして、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませてFe微粒子12を生成し、このFe微粒子12でCNT14を成長させた場合のSEM写真であり、このSEM写真ではCNT14の成長長さは450μmである。
図2(c)では酸素導入量5×10-4Paとして、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませてFe微粒子12を生成し、このFe微粒子12でCNT14を成長させた場合のSEM写真であり、このSEM写真ではCNT14の成長長さは350μmであることを示す。
図2(d)では、酸素導入量が2×10-3Paとして、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませてFe微粒子12を生成し、このFe微粒子12でCNT14を成長させた場合のSEM写真であり、このSEM写真ではCNT14の成長長さは70μmである。
図2(e)では、酸素導入量が5×10-3Paとして、Al膜6中に非金属元素として酸素8を含ませてFe微粒子12を生成し、このFe微粒子12でCNT14を成長させた場合のSEM写真であり、このSEM写真ではCNT14の成長長さは100μm程度である。
以上から、これら図2(a)ないし図2(e)のうち、特に図2(c)では複数のCNT14が高密度で直径均一でかつ長尺でかつ優れた直線性で成長している。このことから、酸素の導入圧力制御により、上記のようにCNTを成長させることができることが判る。
図3で示す基板(シリコン基板)16においては、基板16上に、自然酸化膜(SiO2)18、バリア膜(Al23)20、膜厚40ÅのAl膜22、膜厚22ÅのFe膜24、膜厚10ÅのAl膜26が、この順で形成されている。そして、図3で示す基板16を用いて、図4(a)のSEM写真では最上層のAl膜26に酸素を圧力換算2×10-3Paで導入したことでCNTが200μm長さに成長していることを示す。また、図4(b)では図4(a)に対応し、酸素導入によりAl膜26上に粒径均一にFe微粒子28が析出し、この粒径均一なFe微粒子28により、直径均一にCNT29が成長する様子を概念的に示している。また、図3で示す基板16を用いて、図5(a)のSEM写真では最上層のAl膜26に酸素を導入せず、高真空下に置いたことでCNTが成長していない状態を示し、図5(b)には図5(a)に対応し、酸素を上記導入しないことにより、Al膜26中にFe微粒子28が析出し、CNTが成長していない状態を示す。
この図3ないし図5から、最上層を非触媒金属であるAl膜26で覆っても、上記酸素導入により、Al膜26表面には下層側のFe膜24からFe微粒子28が析出し、触媒膜として機能させられることが判る。また、酸素を導入しない場合は、Al膜26表面には下層側のFe膜24からFe微粒子28が析出せず、触媒膜として機能させられないことが判る。
図6を参照して、Al膜中のFe成膜位置の違いによるFe微粒子化位置を説明する。図6(a1)は、基板30表面のバリア膜32上に、膜厚50ÅのAl膜34と、膜厚22ÅのFe膜36とがこの順で成膜されている様子を示す。この図6(a1)で示す基板30を熱アニール処理すると、図6(a2)で示すように、最上層にはFe微粒子38が析出する。
図6(b1)は、基板30表面のバリア膜32上に、膜厚40ÅのAl膜34と、膜厚22ÅのFe膜36と、膜厚10ÅのAl膜40がこの順で成膜されている場合を示す。図6(a1)とは異なり、図6(b1)ではFe膜36上にAl膜40が成膜されている。このような基板30を熱アニール処理すると、図6(b2)で示すように、最上層の膜厚10ÅのAl膜40表面にはその下層側のFe膜36からFe微粒子42が析出する。
図6(c1)は、基板30表面のバリア膜32上に、膜厚25ÅのAl膜34と、膜厚22ÅのFe膜36と、膜厚25ÅのAl膜40が成膜されている場合を示す。図6(c1)では最上層のAl膜40の膜厚が図6(b1)の10Åよりも厚い25Åに設定されている。この基板30を熱アニール処理すると、図6(c2)で示すように、最上層のAl膜40表面にはその下層側のFe膜36からFe微粒子が析出しない。
図6(d1)は、基板30表面のバリア膜32上に、膜厚10ÅのAl膜34と、膜厚22ÅのFe膜36と、膜厚40ÅのAl膜40が成膜されている場合を示す。このような基板30を熱アニール処理すると、図6(d2)で示すように、Al膜40の膜厚が厚すぎた結果、その表面には下層側のFe膜36からFe微粒子が析出しない。
図6(e1)は、基板30表面のバリア膜32上に、Al膜は無く(膜厚0Å)、膜厚22ÅのFe膜36と、膜厚50ÅのAl膜40が成膜されている場合を示す。このような基板30を熱アニール処理すると、図6(e2)で示すように、Al膜40表面にFe微粒子が析出しない。
以上から、基板30表面のAl膜中にFe膜が成膜される場合において、Fe膜より上層側に存在するAl膜の膜厚が上限を超えて厚すぎるような場合では、Fe微粒子は析出することができなくなることが判る。このことから、最上層のAl膜の膜厚設定がFe微粒子の微粒子化位置に関係があることが判る。
以上から本実施の形態では、非金属元素として酸素を助触媒金属中に導入するので、助触媒金属に対して触媒金属を少なく設定しても、最表面には触媒金属微粒子を粒径均一に析出させることができるようになり、結果として、直径均一にCNTを成長させることができる触媒金属微粒子形成方法を提供できると共に、その方法の実施に用いる基板を得ることができるようになる。
そして、本実施の形態では、助触媒金属に対して触媒金属を必要最低量に設定しても、最表面から触媒金属微粒子を粒径均一に析出させることができ、また、そうした触媒金属微粒子の析出量も容易に制御できるようになる。
また、触媒金属微粒子が助触媒金属中に埋没しないから、CNTを高密度に成長させることができるようになる。
さらに、助触媒金属に対して触媒金属を必要最低量に設定しても、最表面から触媒金属微粒子を粒径均一に析出させることができる結果、熱アニール処理の初期段階ではCNTの成長核の発生、後期段階ではその核の成長と制御とが可能となり、CNTの直径ばらつきを抑制できるようになる。
さらにまた、熱アニール処理後の助触媒金属中に含む触媒金属比率が低いことにより、非触媒金属表面での触媒能が失われる結果、カーボンのアモルファス堆積を防止し、結果、CNTの成長阻害要因を抑制制御できることで、長尺なCNTを得ることができるようになる。
2 基板
4 バリア膜
6 Al膜
8 酸素
10 Al/Fe合金膜
12 Fe微粒子
14 CNT

Claims (2)

  1. 真空環境下の基板上に炭素含有ガスに非反応の助触媒金属を導入する第1工程と、
    この第1工程後、上記助触媒金属中に酸素を存在させる第2工程と、
    この第2工程後、上記助触媒金属中に上記酸素が存在した状態下で、上記基板上に炭素含有ガスに接触反応する触媒金属を導入する第3工程と、
    この第3工程後、上記基板に対して熱アニール処理を施すことで上記基板上最表面に触媒金属微粒子を析出させる第4工程と、
    を含むことを特徴とする触媒金属微粒子形成方法。
  2. 上記助触媒金属が非磁性金属を主構成とし、上記触媒金属が磁性金属を主構成とする、請求項1に記載の触媒金属微粒子形成方法。
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