JP5759421B2 - 固体撮像素子および撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5759421B2
JP5759421B2 JP2012138305A JP2012138305A JP5759421B2 JP 5759421 B2 JP5759421 B2 JP 5759421B2 JP 2012138305 A JP2012138305 A JP 2012138305A JP 2012138305 A JP2012138305 A JP 2012138305A JP 5759421 B2 JP5759421 B2 JP 5759421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
filter
region
solid
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012138305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014003190A (ja
Inventor
崇 後藤
崇 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2012138305A priority Critical patent/JP5759421B2/ja
Priority to KR1020157001050A priority patent/KR101676972B1/ko
Priority to PCT/JP2013/003605 priority patent/WO2013190795A1/ja
Publication of JP2014003190A publication Critical patent/JP2014003190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5759421B2 publication Critical patent/JP5759421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/1462Coatings
    • H01L27/14621Colour filter arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers
    • H01L27/14645Colour imagers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14665Imagers using a photoconductor layer
    • H01L27/14667Colour imagers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

本発明は、光の照射を受けて電荷を発生する光電変換部を備えた固体撮像素子およびその固体撮像素子を備えた撮像装置に関するものである。
テジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話用カメラ、内視鏡用カメラ等に利用されているイメージセンサとして、シリコン(Si)チップなどの半導体基板にフォトダイオードを含む画素を配列し、各画素のフォトダイオードで発生した光電子に対応する信号電荷をCCD型やCMOS型読出し回路で取得する、固体撮像素子(所謂CCDセンサやCMOSセンサ)が広く知られている。
近年、固体撮像素子の画素微細化が進んでいる。画素を微細化すると各画素に入射するフォトン数が減少するため、一般に画像の感度が低下するという問題が伴う。そこで、高感度化を図るために、色フィルタ配列にWhite画素(白画素)を導入し、WRGBカラーフィルタを備えることが提案されている(特許文献1、特許文献2など。)。
従来型の撮像素子としては、シリコンなどの半導体基板内に光電変換部が読出し回路と共に形成された構成が一般的である。しかしながら、光電変換部と読出し回路を基板内に備えるために、微細化に伴い、光電変換部の開口率の低下、集光効率の低下が問題となっている。
また、信号読出回路が形成された半導体基板の上に3層の光電変換膜を積層する構造の撮像素子や、半導体基板内のフォトダイオードでBとRの光を検出し、シリコン基板上方の光電変換素子でGの光検出する構造の撮像素子(特許文献3)などの1画素で3色の受光を同時行う積層型の撮像素子も提案されているが、このような1画素で複数色の受光を行う構造は、作製が困難でコストが嵩むという問題がある。
一方、信号読出し回路等が形成されたシリコン基板の上方に一対の電極とこれらで挟まれた光電変換膜を含む光電変換部を設け、この光電変換部上に従来の固体撮像素子の場合と同様のカラーフィルタ層を備えることにより、各カラーフィルタを透過して光電変換膜で発生した電荷を上記一対の電極の一方からシリコン基板に移動させて蓄積し、この蓄積電荷に応じた信号を、シリコン基板に形成した信号読出し回路で読み出す積層型の固体撮像素子が近年注目されている。光電変換膜を全画素に共通の1枚膜として形成することにより、光電変換部と読出し回路を基板内に設けた従来の固体撮像素子と比べて、各画素の受光領域を大きく(開口率をほぼ100%に)することができるため、高感度化が期待されている(特許文献4、5等)。
特開2004−304706号公報 特開2011−243817号公報 特開2007−103786号公報 特開2008−263178号公報 特開2011−187663号公報
特許文献4、5等に記載の積層型の固体撮像素子においても、特許文献1、2等に記載のW画素を備えたフィルタ配列を適用することにより、さらなる微細化、高感度化を図ることができると考えられる。
しかしながら、この積層型の固体撮像素子にW画素を適用するに当たり、開口率100%ならではの別の問題が生じることが発明者の検討により明らかになった。以下にその問題点について詳細に説明する。
本発明者は、W画素を含むフィルタ層を単に積層型撮像素子に備えた場合、Wフィルタとそれ以外の色フィルタとの間の屈折率差によって、Wフィルタに入射した光が他の色フィルタ側に曲がるという現象から混色の問題が生じ、S/Nの低下に繋がることを見出した。WRGBフィルタについて、各色毎の屈折率の波長依存性を図1に示す。図1に示すように、WフィルタはR、G、Bフィルタと比較して屈折率が小さく、波長依存性も小さい。一般に、光は屈折率の低い媒質から屈折率の高い媒質側に曲がる。
図2は、一般的なベイヤー配列のRGBフィルタ90を用いた場合の、B光入射時90B、G光入射時90G、R光入射時90Rの各フィルタ間における光侵入領域(図2中右上がり斜線で示す領域)を示す平面模式図である。また、図3は、RGBベイヤー配列のGフィルタの1つをWフィルタに変更したWRGBフィルタ95の場合の、B光入射時95B、G光入射時95G、R光入射95Rの各フィルタ間における光侵入領域(図3中右上がり斜線で示す領域)を示す平面模式図である。ここで、各フィルタと画素の大きさは一致している。
図2に示すように、RGBフィルタ90を用いた場合、B光入射時90BはB画素のみ光が透過し、青色波長域においてGフィルタの屈折率はBフィルタより小さいため、光の広がりは起こらない。また、R光入射時90RはR画素のみ光が透過し、赤色波長域においてGフィルタの屈折率がRフィルタより小さいため、光の広がりは起こらない。一方、G光入射時90Gは、G画素のみ光が透過するが、緑色波長域においてGフィルタの屈折率がRフィルタ、Bフィルタより小さいため、光の広がりが起こる。したがって、Gフィルタを通った光のみが周辺の画素に侵入する。
一方、図3に示すように、WRGBフィルタ95を用いた場合、B光入射時95BはB画素およびW画素で光が透過し、青色波長域においてWフィルタの屈折率がRフィルタより小さいため、WフィルタからRフィルタへの広がりが起こる。また、R光入射時95RはR画素およびW画素で光が透過し、赤色波長域においてWフィルタの屈折率がBフィルタより小さいため、光の広がりが起こる。さらに、G光入射時95Gは、G画素、W画素で光が透過し、緑色波長域においてWフィルタ、Gフィルタの屈折率がRフィルタ、Bフィルタより小さいため、光の広がりが起こる。すなわち、RGBフィルタのみを用いた場合はG画素からの光の漏れ出しのみなのに対し、Wフィルタを用いた場合には、各画素間で非常に複雑な光の侵入が発生することが分かる。
これらの侵入光が光電変換部で受光され信号電荷が発生してしまうと混色となる。Wフィルタを用いない場合には、侵入光の色も決まっているため、信号処理等で混色を低減することも可能ではあるが、Wフィルタを用いた場合には非常に複雑な混色となってしまい、信号処理等による低減も難しい。このため、このような光の侵入がおこらないように全てのカラーフィルタの屈折率を揃えることが出来れば望ましい。しかし実際には、色分離のためにカラーフィルタの吸収率を調整しながら、屈折率も揃えるという極めて困難である。
続いて、受光部の構造について説明する。図4、図5には従来の固体撮像素子の構成を示している。図4は従来の固体撮像素子のうち表面照射型構造の画素断面模式図であり、図5は従来の固体撮像素子のうち裏面照射型構造の画素断面模式図である。なお、図4、5において、紙面上方が光入射側である。
図4に示すように、表面照射型の撮像素子は、光電変換部117および信号読出回路111が形成された半導体基板101上に配線層106および層間絶縁層105を備えている。通常、この層間絶縁層105上方にカラーフィルタ層が形成される。光電変換部117は各画素毎に信号読出回路111等が形成された素子分離領域を隔てて配置されている。図4中破線Aが光電変換部117を中心とする1画素単位の境界である。
図5に示すように、裏面照射型の撮像素子は、光電変換部117および信号読出回路111が形成された半導体基板101上に形成された配線層106および層間絶縁層105とは反対側から受光する構成となっており、表面照射型とは天地が逆となっており、光入射側でない面には別途、支持基板102が設けられている。なお、光電変換部117は各画素毎に信号読出回路111等が形成された素子分離領域を隔てて配置されており、表面照射型と同様に、図5中破線Aが光電変換部117を中心とする1画素単位の境界である。なお、この場合、基板101の配線層が形成されている面とは逆の面側にカラーフィルタ層は形成されるため、光電変換部117とカラーフィルタ層との間に配線層106および層間絶縁層105が存在しない構成となる。表面照射型と異なり、光電変換部とカラーフィルタ層との間にこれらの層がないことから、表面照射型では配線層等でケラレていた光を受光することができ、表面照射型に比べて受光率を大幅に改善する構成となっている。
図6は従来の固体撮像素子の画素領域と受光領域(光電変換部の平面視領域)との関係を模式的に示す平面図である。表面照射型、裏面照射型いずれであっても同様であり、画素領域(図6において点線Aで示す領域)に対して光電変換部117による受光領域(図6において左上がり斜線で示す領域)は一回り小さい。これは、前述の通り光電変換部117と信号読出回路111を同一基板中に設け、光電変換部117を各画素毎に素子分離する必要があるためである。
次に、積層型の固体撮像素子の構成を簡単に説明する。図7は本発明の対象となる積層型撮像素子の画素断面模式図であり、図8は積層型撮像素子の画素領域と受光領域(光電変換部の平面視領域)との関係を示す平面模式図である。
図7に示すように、積層型撮像素子は、信号読出し回路等が形成された半導体基板1上に配線層6および層間絶縁層5が形成され、その上に、各画素毎に区画された画素電極12、画素電極12上に全画素に共通して設けられる光電変換膜14および対向電極16を備えている。一般に、カラーフィルタ層は、対向電極16上に保護膜を介して配置される。1画素のサイズは二次元状に配列された画素電極の繰り返し周期に応じて決定される。光電変換部を中心にすると、図7中破線Aで示すように画素電極間の中心線を境界として1画素単位の領域が決定される。
上記構成の積層型撮像素子では光電変換膜14および対向電極16が全画素に共通の膜で形成されていることから、画素電極間12の隙間の領域における光電変換膜14においても、光が照射されると信号電荷が発生する。画素電極間12の隙間の領域で発生した信号電荷は破線Aで示した画素電極間の中心線を境として、それぞれの画素電極に捕集される。1画素の領域の面積と光電変換部が信号電荷を捕集できる面積が一致していることから開口率が100%である。
つまり、図8に示すように、破線Aで示される画素境界で区切られる画素領域と、受光領域(左上がり斜線で示す領域)とが一致している。
さて、図9および図10は、図3に示したWRGBフィルタにおける光の侵入領域を図6および8の従来の固体撮像素子および積層型撮像素子の平面図とそれぞれ重ねて示した図である。
図9に示すように、従来の固体撮像素子ではW画素の隣接画素への光の侵入領域(右上がり斜線部)が隣接画素(R,B画素)の受光領域(左上がり斜線)と重ならないことが分かる。つまりWフィルタの低い屈折率の影響により光が他の画素に侵入したとしても、他の画素の光電変換部には入射しないため、混色が生じないのである。一方、図10に示すように、積層型撮像素子の場合には、開口率が100%であるため、Wフィルタを透過した光が他画素の受光領域に入射してしまい混色が生じることが分かる。
従って、積層型撮像素子において、Wフィルタを有するフィルタ層を適用する際には、従来の固体撮像素子では生じない新たな混色が発生するため、S/Nが低下しないようにこの混色を抑制することが大きな課題となる。
本発明は、上記の事情に鑑み、積層型撮像素子において、Wフィルタを有するフィルタ層を備え、かつ混色によるS/Nの低下を抑制することができる固体撮像素子およびその固体撮像素子を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、基板上に画素単位で区画された画素電極、入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換膜、およびその光電変換膜を挟んで画素電極に対向して設けられた対向電極を含む光電変換部を有する画素が、二次元状に複数配列されてなる撮像部を有する固体撮像素子において、
光電変換膜および対向電極が、全ての画素に共通な共通膜状に形成されてなり、
対向電極上に保護膜を備え、
保護膜上に、異なる複数色のカラーフィルタを有するカラーフィルタ層が、各カラーフィルタが各光電変換部と対応するように配置され、
カラーフィルタ層が、異なる複数色のカラーフィルタとして、所定の色領域の波長のみを透過する所定色フィルタと、所定色フィルタに隣接して配置された全可視光領域に亘る波長を透過する白色フィルタとを含み、少なくとも所定の色領域の波長以外の可視光領域において、所定色フィルタと白色フィルタとの間に屈折率差を有するものであり、
カラーフィルタ層の底面から光電変換膜の上面までの光路長dが1.2μm以下であり、
光電変換膜の厚みの光路長dが1.4μm以下であることを特徴とする。
ここで、フィルタを透過する可視光領域の波長のうち最大透過率を有する波長の透過率の50%以上でそのフィルタを透過する波長は「透過する」波長であり、50%未満であれば「透過してない」波長とする。
本発明の固体撮像素子においては、光電変換膜が有機材料を含むものであることが好ましい。
白色フィルタと所定色フィルタとの屈折率差をΔnとすると、所定色フィルタが透過しない可視光波長領域全域においてΔnと光路長d(μm)、d(μm)との間に、
Δn × (d+d < 2.0
の関係が成り立つことが好ましい。
上記所定の色が青、緑および赤のいずれかであることが好ましい。
所定の色領域の波長のみを透過する所定色フィルタとして、青色領域の波長のみを透過する青色フィルタ、緑色領域の波長のみを透過する緑色フィルタ、および赤色領域の波長のみを透過する赤色フィルタを備えることが好ましい。
上記所定の色領域の波長のみを透過する所定色カラーフィルタとして、黄色領域の波長のみを透過する黄色フィルタ、マゼンダ領域の波長のみを透過するマゼンダフィルタ、シアン領域の波長のみを透過するシアンフィルタを備えてもよい。
基板に光電変換部において生じる電荷に応じた信号を読み出すMOSトランジスタ回路が形成されており、そのMOSトランジスタ回路は、光電変換部と電気的に接続された電荷蓄積部と、その電荷蓄積部の電位をリセット電位にリセットするリセットトランジスタと、電荷蓄積部の電位に応じた信号を出力する出力トランジスタとを含み、リセットトランジスタ及び出力トランジスタは、キャリアの極性が前記光電変換部で発生した捕集される電荷と逆極性であることが好ましい。
光電変換膜と画素電極との間に、暗電流を抑制する機能層が設けられていることが好ましい。
本発明の撮像装置は、上記固体撮像素子を備えたことを特徴とするものである。
本発明の固体撮像素子および撮像装置によれば、全画素共通膜状の光電変換膜を備えた積層型の固体撮像素子において、Wフィルタを含むカラーフィルタ層を備え、カラーフィルタ層底面から光電変換膜の上面までの光路長dを1.2μm以下、光電変換膜の厚み光路長dを1.4μm以下としているので、Wフィルタを備えた場合に生じ得る混色を抑制してS/N低下を防止することができ、Wフィルタを備えることによる高感度化の効果を十分に得ることできる。
各カラーフィルタの屈折率の波長依存性を示す図 従来のRGBフィルタにおける光浸み出しを説明するための図 WRGBフィルタにおける光浸み出しを説明するための図 表面照射型の従来の固体撮像素子の一部を示す断面模式図 裏面照射型の従来の固体撮像素子の一部を示す断面模式図 従来の固体撮像素子の画素と受光領域(光電変換部)を示す平面図 積層型撮像素子の一部を示す断面模式図 積層型撮像素子の画素と受光領域(光電変換部)を示す平面図 図6に示す従来の固体撮像素子の平面図にWRGBフィルタを重ねて示した平面図 図8に示す積層型撮像素子の平面図にWRGBフィルタを重ねて示した平面図 本発明の実施形態にかかる固体撮像素子の一部を示す断面模式図 混色率のフィルタ底面から光電変換膜上面までの光路長d依存性を示す図 混色率の光電変換膜の厚みの光路長d依存性を示す図 混色率の画素サイズ依存性を示す図 Wフィルタを透過した光の隣接画素へ漏れ出しを模式的に示す図 屈折率差Δnが0.2の場合のWフィルタを透過した光の隣接画素へ漏れ出しを模式的に示す図 屈折率差Δnが0、4の場合のWフィルタを透過した光の隣接画素へ漏れ出しを模式的に示す図 屈折率差Δnと光路長をdを変化させた場合の混色率の光路長d依存性を示す図 混色率のΔn×(d1+d22依存性を示す図 実施形態の固体撮像素子の1画素の構成を示す回路図 本発明の実施形態にかかる固体撮像素子の全体構成を示す図
以下、図面を参照して本発明の固体撮像素子の実施形態について説明する。
図11は、本実施形態の固体撮像素子100の撮像部(画素領域)の一部を模式的に示す断面図である。
図11に示すように、固体撮像素子100の撮像部は、半導体回路基板1と、半導体回路基板1上に層間絶縁層5およびその絶縁層5中に配された配線層6を介して、2次元状に配置された複数の画素電極(下部電極)12と、複数の画素電極12上に共通して形成された有機材料からなる光電変換膜14と、光電変換膜14上に形成された複数の画素電極に対向する対向電極16とを備えている。また、対向電極16の上には透明な保護膜18が積層されており、この保護膜18上に、互いに異なる複数色のカラーフィルタ21を備えたカラーフィルタ層CFが設けられている。図11においては、白(W)フィルタ21wおよび青(B)フィルタ21bのみが示されているが、カラーフィルタ層CFは、さらに赤(R)フィルタおよび緑(G)フィルタを備えた図3に示す配列のようなWRGBフィルタ95である。
1つの画素電極12と該画素電極12上の光電変換膜14および対向電極16により1つの光電変換部17が構成されている。隣接する画素電極間の隙間上の光電変換膜も光電変換に寄与するものであり、隣接する画素電極間の中心線(図11中の破線A)が隣接する光電変換素子の境界となる。
カラーフィルタ層CFは、1つの光電変換部につき1つのカラーフィルタが対応し、平面視において両者の領域が一致するように配置されており、光電変換部の平面視における面積とカラーフィルタの平面視における面積は同一である。
半導体回路基板1の表層には、各光電変換部17において発生した電荷を蓄積する蓄積部および該蓄積部の信号電荷に応じた電圧を出力する出力回路を含む信号読出回路11が備えられており、1つの画素部20は、1つの光電変換部17、その下方の基板表層部に形成された信号読出回路11および光電変換部上に配置された各色フィルタ21を含んでなる。なお、図11においては、Wフィルタを備えたW画素20W、Bフィルタを備えたB画素20Bのみが示されている。
画素電極12は、光電変換部17毎に区分された薄膜電極であり、たとえばITOやアルミニウムや窒化チタンなどのような透明または不透明な導電性材料から形成されるものである。画素電極12は、光電変換膜14において発生した電荷を光電変換部17毎に捕集するものである。各光電変換部17の画素電極12は、絶縁層5を貫通するように形成された導電性材料からなる接続部7を介して信号読出回路11に電気的に接続されている。
対向電極16は、画素電極12との間に配置されている光電変換膜14に電圧を印加し、光電変換膜14に電界を生じさせるための電極であり、全画素に共通な膜状に形成されている。対向電極16は、光電変換膜14よりも光の入射面側に設けられており、対向電極16を透過して光電変換膜14に光を入射させる必要があるため、入射光に対して透明なITOなどの導電性材料から形成される。
光電変換膜14は、入射光を吸収し、その吸収した光量に応じた電荷を発生する有機光電変換膜または無機光電変換膜からなる。光電変換膜14を全画素共通の膜とすることで開口率を100%とし、高い感度を得ることができる。なお、光電変換膜14と対向電極16との間、または光電変換膜14と画素電極12との間に、電極から光電変換膜14へ電荷が注入されるのを抑制する電荷ブロッキング層などの機能層を設けるようにしてもよい。
なお、画素電極と光電変換膜の間に機能層を設けた場合、この機能層は光電変換層よりも光の入射面に対して下にあるため、混色には寄与しない。一方、対向電極と光電変換膜の間に機能層を設けた場合、この機能層中でも混色が広がるため、この機能層の厚みは出来る限り薄く、後述する光路長を満たすことが必要である。好ましくは、画素電極側にのみ機能層を有し、対向電極と光電変換膜の間には機能層を有さない。
光電変換膜14は、後述の通りその厚みを光路長で1.4μm以下とするため、膜厚が小さくても十分に高い感度が発現するように吸収係数の大きく、かつ吸収した光を信号電荷に変換する量子効率が高い材料を用いることが必要である。シリコン膜では、そのような薄い厚みで十分な光電変換を行うことができないため、薄くても十分大きい吸収係数を達成するためには有機材料を用いることが好ましい。
高い量子効率を得るには、有機材料の中でも特にp型有機半導体とn型有機半導体とを含む構成が好ましい。p型有機半導体とn型有機半導体を接合させてドナ‐アクセプタ界面を形成することにより励起子解離効率を増加させることができる。このために、p型有機半導体とn型有機半導体を接合させた構成の光電変換層は高い光電変換効率を発現する。特に、p型有機半導体とn型有機半導体を混合した光電変換層は、接合界面が増大して光電変換効率が向上するので好ましい。
p型有機半導体(化合物)は、ドナ性有機半導体であり、有機半導体である場合は、主に正孔輸送性有機化合物に代表され、電子を供与しやすい性質がある化合物半導体をいう。さらに詳しくは2つの有機材料を接触させて用いたときにイオン化ポテンシャルの小さい方の有機化合物をいう。したがって、ドナ性有機半導体としては、電子供与性のある有機化合物であればいずれの有機化合物も使用可能である。
p型半導体としては、特に限定されないが、例えば、トリアリールアミン化合物、ベンジジン化合物、ピラゾリン化合物、スチリルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、トリフェニルメタン化合物、カルバゾール化合物、ポリシラン化合物、チオフェン化合物、フタロシアニン化合物、シアニン化合物、メロシアニン化合物、オキソノール化合物、ポリアミン化合物、インドール化合物、ピロール化合物、ピラゾール化合物、ポリアリーレン化合物、縮合芳香族炭素環化合物(ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、フルオランテン誘導体)、含窒素ヘテロ環化合物を配位子として有する金属錯体等を用いることができる。なお、これに限らず、上記したように、n型(アクセプタ性)化合物として用いた有機化合物よりもイオン化ポテンシャルの小さい有機化合物であればドナー性有機半導体として用いてよい。
n型有機半導体(化合物)は、アクセプタ性半導体であり、主に電子輸送性化合物に代表され、電子を受容しやすい性質がある化合物半導体をいう。さらに詳しくは、n型半導体とは、2つの化合物を接触させて用いたときに電子親和力の大きい方の化合物をいう。したがって、アクセプタ性化合物は、電子受容性のある化合物であればいずれの化合物も使用可能である。
n型半導体としては、特に限定されないが、例えば、縮合芳香族炭素環化合物(ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、フルオランテン誘導体)、窒素原子、酸素原子、硫黄原子を含有する5〜7員のヘテロ環化合物(例えばピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、シンノリン、イソキノリン、プテリジン、アクリジン、フェナジン、フェナントロリン、テトラゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、カルバゾール、プリン、トリアゾロピリダジン、トリアゾロピリミジン、テトラザインデン、オキサジアゾール、イミダゾピリジン、ピラリジン、ピロロピリジン、チアジアゾロピリジン、ジベンズアゼピン、トリベンズアゼピン等)、ポリアリーレン化合物、フルオレン化合物、シクロペンタジエン化合物、シリル化合物、含窒素ヘテロ環化合物を配位子として有する金属錯体などが挙げられる。なお、これに限らず、上記したように、p型(ドナ性)化合物として用いた化合物よりも電子親和力の大きな化合物であればアクセプタ性半導体として用いてよい。
p型有機半導体、又はn型有機半導体としては、いかなる有機色素を用いても良いが、好ましくは、シアニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、メロシアニン色素(ゼロメチンメロシアニン(シンプルメロシアニン)を含む)、3核メロシアニン色素、4核メロシアニン色素、ロダシアニン色素、コンプレックスシアニン色素、コンプレックスメロシアニン色素、アロポーラー色素、オキソノール色素、ヘミオキソノール色素、スクアリウム色素、クロコニウム色素、アザメチン色素、クマリン色素、アリーリデン色素、アントラキノン色素、トリフェニルメタン色素、アゾ色素、アゾメチン色素、スピロ化合物、メタロセン色素、フルオレノン色素、フルギド色素、ペリレン色素、ペリノン色素、フェナジン色素、フェノチアジン色素、キノン色素、ジフェニルメタン色素、ポリエン色素、アクリジン色素、アクリジノン色素、ジフェニルアミン色素、キナクリドン色素、キノフタロン色素、フェノキサジン色素、フタロペリレン色素、ジケトピロロピロール色素、ジオキサン色素、ポルフィリン色素、クロロフィル色素、フタロシアニン色素、金属錯体色素、縮合芳香族炭素環系色素(ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、フェナントレン誘導体、テトラセン誘導体、ピレン誘導体、ペリレン誘導体、フルオランテン誘導体)が挙げられる。
n型有機半導体として、電子輸送性に優れた、フラーレン又はフラーレン誘導体を用いることが特に好ましい。フラーレンとは、フラーレンC60、フラーレンC70、フラーレンC76、フラーレンC78、フラーレンC80、フラーレンC82、フラーレンC84、フラーレンC90、フラーレンC96、フラーレンC240、フラーレン540、ミックスドフラーレン、フラーレンナノチューブを表し、フラーレン誘導体とはこれらに置換基が付加された化合物のことを表す。
フラーレン誘導体の置換基として好ましくは、アルキル基、アリール基、又は複素環基である。アルキル基として更に好ましくは、炭素数1〜12までのアルキル基であり、アリール基、及び複素環基として好ましくは、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、フルオレン環、トリフェニレン環、ナフタセン環、ビフェニル環、ピロール環、フラン環、チオフェン環、イミダゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、インドリジン環、インドール環、ベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、イソベンゾフラン環、ベンズイミダゾール環、イミダゾピリジン環、キノリジン環、キノリン環、フタラジン環、ナフチリジン環、キノキサリン環、キノキサゾリン環、イソキノリン環、カルバゾール環、フェナントリジン環、アクリジン環、フェナントロリン環、チアントレン環、クロメン環、キサンテン環、フェノキサチイン環、フェノチアジン環、またはフェナジン環であり、さらに好ましくは、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピリジン環、イミダゾール環、オキサゾール環、またはチアゾール環であり、特に好ましくはベンゼン環、ナフタレン環、またはピリジン環である。これらはさらに置換基を有していてもよく、その置換基は可能な限り結合して環を形成してもよい。なお、複数の置換基を有しても良く、それらは同一であっても異なっていても良い。また、複数の置換基は可能な限り結合して環を形成してもよい。
光電変換層がフラーレン又はフラーレン誘導体を含むことで、フラーレン分子またはフラーレン誘導体分子を経由して、光電変換により発生した電子を画素電極又は対向電極まで早く輸送できる。フラーレン分子またはフラーレン誘導体分子が連なった状態になって電子の経路が形成されていると、電子輸送性が向上して光電変換素子の高速応答性が実現可能となる。このためにはフラーレン又はフラーレン誘導体が光電変換層に40%以上含まれていることが好ましい。もっとも、フラーレン又はフラーレン誘導体が多すぎるとp型有機半導体が少なくなって接合界面が小さくなり励起子解離効率が低下してしまう。
光電変換層において、フラーレン又はフラーレン誘導体と共に混合されるp型有機半導体として、特許第4213832号公報等に記載されたトリアリールアミン化合物を用いると薄膜でも高い吸収および高い量子効率が発現可能になり、特に好ましい。光電変換層内のフラーレン又はフラーレン誘導体の比率が大きすぎると該トリアリールアミン化合物が少なくなって入射光の吸収量が低下する。これにより光電変換効率が減少するので、光電変換層に含まれるフラーレン又はフラーレン誘導体は85%以下の組成であることが好ましい。この構成により、光電変換層において高い感度を発現しつつ、可視光全域でdを1.0〜1.2とすることが出来る。
保護膜18は、特に、光電変換膜が有機材料を含むものである場合、光電変換層を水分子、酸素などの劣化因子から保護する機能を担うものである。また、保護膜18は、撮像素子10の各製造工程において、有機溶媒等の溶液やプラズマなどに含まれる光電変換層の性能を劣化させる因子の浸入を阻止して光電変換層を保護する機能を担う。また、撮像素子10の製造後に、水分子、酸素などの光電変換層の性能を劣化させる因子の浸入を阻止して、長期間の保存、および長期の使用にわたって、光電変換層の性能劣化を防止する。また、入射光(可視光)は、保護膜18を通じて光電変換膜14に到達する。このため、保護膜18は、光電変換素子17で検知する波長の光、可視光に対して透明である。保護膜18は、光透過率が60%以上であることが好ましく、より好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上であり、さらには95%以上であることがより好ましい。
保護膜の厚みは、概ね50〜1000nmであるが、後記条件を満たす範囲で決定される。但し、保護膜18の厚さが50nmを下回るとバリア性の低下や、カラーフィルタの現像液に対する耐性が低下する虞がある。一方、保護膜18の膜厚が厚いと、後述するように混色の増加につながるため、保護膜18は薄い方が好ましい。
保護膜は、特には、気相成膜した無機材料膜が好ましい。無機材料の方が有機材料に比べて薄膜でも保護性能の高い膜を得られやすい。気相成膜法は他の成膜法に比べ緻密な膜が得られるため、薄膜でも高い保護性能が得られる。気相成膜法の中でも特にCVD法は緻密な膜が得られるため、好ましい。また、成膜速度が速いため、製造に適している。CVD法の中でもALCVD法は特に緻密な膜が得られるため、保護膜の薄膜化には非常に適している。
無機材料の中でも、酸化アルミニウム(AlOx)、酸化珪素(SiOx)、窒化珪素(SiNx)、酸化窒化珪素(SiON)がほぼ性能および光路長低減の観点から好ましい。特にCVD法で成膜したSiONは成膜条件を変えてOとNの比を調整することで屈折率と保護性能を変えることが出来、短い光路長で高い保護性能が得られる。
またALCVD法で成膜したAlOxは100nm以下と他の成膜法より一桁近く小さい膜厚でも高い保護性能を得ることが出来る。
したがって、例えばALCVD法で成膜した100nm以下のAlOxとCVD法で成膜した100〜500nmのSiONの積層膜は光路長、保護性能の観点から非常に好ましい。
保護膜とカラーフィルタの間に反射防止層やカラーフィルタ密着強化層などの機能層を有していても良い。ただし、これらの層を用いる場合にも、後述するようにカラーフィルタ層の底面から光電変換膜の上面までの光路長が1.2μm以下となるように薄膜を用いることが必要である。
なお、本実施形態においては、光電変換膜14と画素電極との間に、光電変換素子の機能を向上させるための機能層、具体的には、暗電流低減のための電荷ブロッキング層を備えている。
本発明の撮像素子においては、光電変換膜の膜厚を薄くしているために、ショートやリークによる暗電流増大の危険性が高いので、電荷ブロッキング層を備えることによる暗電流抑制の効果が高い。
カラーフィルタ層CFは、各フィルタ21が保護膜18上の各画素電極12と対向する位置となるように配置形成されている。
カラーフィルタ層CFは、図3に示すようにR、G、Bのそれぞれ異なる波長の光を透過するカラーフィルタおよび可視光全域を透過するWフィルタを有する。R,G,Bの各フィルタは、赤/青/緑色の顔料、もしくは染料の入った有機材料により形成される。
各カラーフィルタは一般的にはカラーレジストを紫外線にて露光・現像することにより形成する。カラーレジストは各色の顔料、光硬化樹脂、粘度調整剤等より構成されるが、露光、現像してパターン形成後のカラーフィルタの屈折率は主成分となる顔料と光硬化樹脂とで決まる。そのため、図1に示したように、カラーフィルタの屈折率はWRGBの各色で異なり、また入射光の波長によっても異なる。
図1は、WRGBフィルタの一例を示すものであるが、カラーフィルタ層の各色のフィルタはいずれも光硬化樹脂を用いるのが一般的であるため、各色毎の屈折率差自体は図1と同様に0〜0.4程度である。
本発明では、カラーフィルタ層CFの底面から光電変換膜14までの光路長dが1.2μm以下であり、光電変換膜14の厚みの光路長dが1.4μm以下であることを特徴とする。
本実施形態においては、カラーフィルタ層CFと光電変換膜14との間に保護膜18および対向電極16を備えたものとしたが、さらに他の層が入っていてもよい。なお、光路長は、空間的な距離と屈折率の積で表わされ、ここで、光路長dは複数の異なる屈折率の層を有するため、各層の光路長の和で表わされる。例えば、図11に示す構成において、保護膜18の厚みがt、屈折率がn、対向電極16の厚みがt、屈折率がnであるとき、光路長d=n・t+n・tである。
また、光電変換膜14の厚みの光路長、すなわち光電変換膜14の上面から底面までの光路長dは、その厚みt、屈折率nとからd=n・tで表わされる。
本発明者は、種々検討を重ね、少なくとも上記範囲であれば混色率を十分に低減できることを見出した。上記範囲が好ましいことを見出すに至った検討について以下に説明する。
レジスト中に色素等を混入して作製される一般的なカラーフィルタにおいては、WとR、G、Bとの屈折率差は、図1に示すように、いずれも0.4程度以下である。また、屈折率差が十分小さければほとんど混色は発生しない。本発明者らの検討によれば、屈折率差が0.1未満であれば問題となるほどの混色は生じなかった。そこで、W画素と他の画素との屈折率差は0.1〜0.4程度を想定して検討した。また、入射光はフィルタ上方から垂直に入射する場合について検討した。
Wフィルタを透過した光の隣接画素への浸みだしは、フィルタの底面から離れるほど広がると考え、フィルタの底面から光電変換膜底面までの距離について検討を行った。
図11に示す構成の撮像素子において、隣接する2つの異なる色のフィルタ間の屈折率差が0.1、0.4であるとき、屈折率の低いフィルタから屈折率の高いフィルタ側の光電変換部に入射する光による混色率について、d、dを変化させて検討を行った。なお、ここでは画素サイズは3μmとした。
屈折率差Δn=0.4としては、R光(650nm)を入射したときのW画素からB画素への光の漏れ出しを検討した。BフィルタのR光透過率はほぼ0であるため、B画素の信号は全て漏れ込みによるものと考えられる。そこでB画素で発生した信号電荷を画素サイズ(3μm)で割ったものを混色率としてプロットを行った。
Δn=0.1としては、B光(450nm)を入射したときのW画素からR画素への光の漏れ出しを検討した。RフィルタのB光透過率はほぼ0であるため、R画素の信号は全て漏れ込みによるものと考えられる。そこでR画素で発生した信号電荷を画素サイズ(3μm)で割ったものを混色率としてプロットを行った。
図12は、dを1.4μmとしたときの混色率のd依存性を示すグラフである。図12に示すように、混色率はdが1.2μm以下ではほとんど変化しないが、1.2μmを超えると急激に増加した。
また、図13は、dを1.2μmとしたときの混色率のd依存性を示すグラフである。図13に示すように、混色率はdが1.4μm以下ではほとんど変化しないが、1.4μmを超えると急激に増加した。
なお、d=1.2μm、d=1.4μmとし、画素サイズを変更して混色率の変化を調べたところ、図14に示すように、混色率は画素サイズにはあまり依存しなかった。このことから光の浸みだしが、画素境界付近の僅かな領域のみで発生していることが明らかとなった。
以上の結果より、固体撮像素子中での光の漏れ出しは図15のようであることが明らかとなった。図15は、固体撮像素子中において、Wフィルタを透過した光の隣接画素へ漏れ出しを模式的に示す図である。図15おいて厚みは実際の膜厚ではなく光路長で示している。Wカラーフィルタを透過した光は、Wカラーフィルタと隣接するカラーフィルタとの屈折率差に起因して保護膜中および光電変換膜中で徐々に隣接画素に漏れ出していく。ただし、漏れ出しは深さ方向に対してリニアに増加するのではなく、カラーフィルタに近い上部では漏れ出し領域は狭く、深くなるにつれて漏れ出し領域が急激に広がるような漏れ出し方である。
このようにして漏れ出した光のうち、隣接画素の光電変換層で吸収される光が混色の原因となる。ただし、光は光電変換層に吸収されながら深さ方向に浸透するため、仮に漏れ出し領域が同じだとすると、光電変換層上部では多くの信号電荷が発生し、光電変換層下部で発生する信号電荷は少ない。すなわち、光電変換層上部の漏れ出し領域を狭めることが重要である。これはdの値が大きいと、光電変換層の上部における漏れだし領域が大きくなり、混色が飛躍的に増加することを示しており、図12に示したようにdを1.2μm以下とすることが混色低減に必要である。
一方、光電変換層下部については、d2が大きくなるほど漏れ出し領域の面積が非線形に大きくなる。図13に示したように、d2が1.4μmを越えると爆発的に混色が増加することから、d2を1.4μm以下とすることが必要である。
すなわち、本発明は、半導体回路基板上に全画素共通膜状の光電変換膜を備えた積層型撮像素子において、Wフィルタを含むカラーフィルタ層を備え、カラーフィルタ層底面から光電変換膜の上面までの光路長dを1.2μm以下、光電変換膜の厚み光路長dを1.4μm以下とした。これにより、Wフィルタを備えた場合に生じ得る混色を抑制してS/N低下を防止することができ、Wフィルタを備えることによる高感度化の効果を十分に得ることできる。
更に、フィルタ間の屈折率差Δnが大きくなることで、光の漏れ出し領域が大きくなることが分かった。図16および図17はそれぞれ屈折率差Δnが0.2、0、4の場合の、Wフィルタを透過した光の隣接画素へ漏れ出しを模式的に示す図である。図16および図17に示すように、屈折率差Δnが大きくなると、漏れ出し領域が大きくなる。図16および図17より、屈折率差Δnが大きくなると、漏れ出し領域が急激に大きくなるような広がり方である。
屈折率差Δnと漏れ出し領域に上記のような相関があることを考えると、屈折率差Δnに応じてd、dに適切な範囲が存在することが考えられる。ただし、図16および図17に示すように漏れ出し領域が深さ方向に行くほど広がる複雑な形状をしている上に、光電変換膜中で光が吸収されて光電変換部下部にはわずかな光しか到達しないなど複雑な現象であるため、混色を制御するための屈折率差Δnとd、dの適切な相関は一意には求まらない。
そこで発明者はまず図18に示すように、d、dおよび屈折率差Δnを変化させた場合の混色率のデータを取得した。図18においては、d=1.2μmの場合の、Δn=0.1、0.2、0.3、0.4と変化させた場合についてのみ示しているが、d1を0.2、0.6μmとした場合についても同様にデータを取得している。しかしながら、データ値が重なり視認性が低下するため、図18には示していない。次に得られたデータに対してd、dおよび屈折率差Δnの間に適当な関係式(例えば、Δn × (d+d))を予想し、その値に対して混色率との関係をプロットすることで、dが1.2μm以下、dが1.4μm以下の条件下において、更に効果的に混色を抑圧できる条件を探索した。この結果、図19に示すようにΔn × (d+dを2.0以下とすることで混色がより効果的に抑圧できることが分かった。
図19は図18の結果をもとに、dが1.2μm以下、dが1.4μm以下の場合について、横軸にΔn × (d+dを、縦軸に混色率をプロットしたグラフである。図19に外挿線を示す通り、Δn × (d+dが2.0を境に傾きが大きく変化し、Δn × (d+dが2.0以上となると、2.0未満の場合に比べて混色の増加が顕著になることを見出した。すなわち、
Δn × (d+d < 2.0
とすることにより混色をより効果的に抑圧できることを見出した。
なお、上記実施形態においては、カラーフィルタの配列をRGBのベイヤー配列のうちのGの1つをWに置き換えた配列としているが、カラーフィルタ配列は上記配列に限定されず、任意に変更可能である。また、R、G、Bに代えて補色型のカラーフィルタを備えていてもよく、イエロー、マゼンダ、シアン、白の4種のカラーフィルタを備えたカラーフィルタ層を備えてもよい。その場合でも、通常は白が最も屈折率が小さいことから、同様に白画素から他の画素への光の浸みだしが生じるため、上記実施形態と同様に光路長d、dを制御することにより光の浸み出しによる影響を抑制し、高いS/Nの画像を取得することができる。
図20は、各画素部20における信号読出回路11および該回路部11と光電変換部17との関係を示す回路図である。図20に示すように、信号読出回路11には、出力トランジスタ32と、リセットトランジスタ33と、選択トランジスタ34が形成されている。そして、出力トランジスタ32、リセットトランジスタ33、選択トランジスタ34は、それぞれnチャネルのMOSトランジスタで構成されている。光電変換部17と出力トランジスタ32のゲートが電気的につながっており、このノードをフローティングディフュージョンFD(以下、単にFDという)と称する。図11において、信号読出回路11は1つの領域として示されているが、実際には、この領域に上述の各要素が形成されている。
本実施形態の画素部20においては、光電変換膜14で発生した電荷のうち正孔が画素電極12に移動し、電子が対向電極16に移動するように、画素電極12に対してバイアス電圧が印加される。光電変換膜14が十分に高い感度を発現するように、バイアス電圧としては、読み出し回路の電源電圧Vdd(図20において出力トランジスタのドレインに供給されている電圧、たとえば3V)よりも高い電圧(5〜20V程度、たとえば10V)を用いることが望ましい。
FDは、画素電極12と電気的につながったn形不純物領域を含むノードである。FDは光電変換部17や各トランジスタの寄生容量等に起因して容量を持つ。画素電極12に捕集された電荷の量に応じてFDの電位が変化するため、FDは電荷蓄積部として機能する。
出力トランジスタ32は、FDに蓄積された電荷信号を電圧信号に変換して信号線に出力するものである。出力トランジスタ32のゲート端子はFDに電気的に接続され、ドレイン端子は固体撮像素子の電源電圧Vddが接続されている。また、出力トランジスタ32のソース端子は選択トランジスタ34のドレイン端子に接続されている。本実施形態における画素部20は、FDと光電変換部17の画素電極12と出力トランジスタ32のゲート端子とが電気的に直接接続された、いわゆる3トランジスタの構成の回路である。
リセットトランジスタ33は、FDの電位を基準電位にリセットするものである。リセットトランジスタ33のドレイン端子にはFDが電気的に接続され、ソース端子にはリセット電源が接続され、電圧RDが供給されている。リセットトランジスタ33のゲート端子に印加されるリセットパルスRSがハイレベルになると、リセットトランジスタ33がオンし、リセットトランジスタ33のソースからドレインに電子が注入される。そして、この電子の注入によってFDの電位が降下してFDの電位が基準電位にリセットされる。選択トランジスタ34は、そのソース端子が信号線に接続されるものであり、各画素の出力トランジスタ32から出力される信号を列ごとに設けられた信号線に選択的に出力するためのものである。選択トランジスタ34のゲート端子に印加される選択パルスRWがハイレベルになると、選択トランジスタ34はオンし、これにより各画素の出力トランジスタ32から出力された信号が信号線に出力される。
なお、上記実施形態の固体撮像素子においては、信号読出回路11をリセットトランジスタ33、出力トランジスタ32および選択トランジスタ34をnチャネルMOSトランジスタから構成し、画素電極12によって正孔を捕集するようにしたが、これに限らず、リセットトランジスタ33、出力トランジスタ32および選択トランジスタ34をpチャネルMOSトランジスタから構成するようにし、画素電極12で電子を捕集し、その電子の量に応じた電荷信号を、pチャネルMOSトランジスタで構成された信号読出し回路11で読み出すようにしてもよい。
上記実施形態のように画素電極12で正孔を捕集し、これをnチャネルMOSトランジスタで構成された信号読出回路11で読み出す構成としたり、もしくは上述したように画素電極12で電子を捕集し、これをpチャネルMOSトランジスタで構成された信号読出回路11読み出す構成とした場合、画素電極によって電子を捕集し、これをnチャネルMOSトランジスタで構成された信号読出回路によって読み出す構成とした場合と比較すると、飽和電子数を大きくすることができ、飽和しやすいW画素のダイナミックレンジを大きくすることができる。なお、従前のシリコン基板中に形成されるフォトダイオードでは、信号読出回路とフォトダイオードを同じ基板中に形成するため、読出回路の極性と捕集電荷の極性を逆極性とすることができなかった。
図21は、本実施形態の固体撮像素子100の全体構成を示す図である。図21に示すように、本実施形態の固体撮像素子100は、垂直ドライバ121と、制御部122と、信号処理回路123と、水平ドライバ124と、LVDS125と、シリアル変換部126と、パッド127とを含む周辺回路と、図11に示す画素部20が複数2次元状に配列された画素領域(撮像部に相当する)とを備えている。図21の画素領域については、画素部20の信号読出回路11のみを模式的に示している。
制御部122は、タイミングジェネレータなどを備えたものであり、フレーム同期信号VDや行同期信号HDを出力するとともに、垂直ドライバ121や水平ドライバ124の動作を制御することによって画素部20における電荷信号の読出しなどを制御するものである。
垂直ドライバ121は、制御部122から出力されたフレーム同期信号VDおよび行同期信号HDに基づいて、信号読出回路11に対してリセットパルスRSや選択パルスRWを出力し、信号読出回路11におけるリセット動作や電荷信号の読出し動作を制御するものである。
信号処理回路123は、信号読出回路11の各列に対応して設けられるものである。信号処理回路123は、対応する列から出力された信号に対し、相関二重サンプリング(CDS)処理を行ない、処理後の信号をデジタル信号に変換するADC回路を備えたものである。信号処理回路123で処理後の信号は、列毎に設けられたメモリに記憶される。
水平ドライバ124は、信号処理回路123のメモリに記憶された画素部20の1行分の信号を順次読出してLVDS125に出力する制御を行うものである。
LVDS125は、LVDS(low voltage differential signaling)に従ってデジタル信号を伝送する。シリアル変換部126は、入力されるパラレルのデジタル信号をシリアルに変換して出力するものである。パッド127は、外部との入出力に用いるインターフェースである。
なお、本実施形態においてはカラーフィルタ上にマイクロレンズを備えていない構成を説明したが、カラーフィルタ上にマイクロレンズを備えていてもよい。
上述した実施形態の固体撮像素子は、種々の撮像装置に用いることができる。撮像装置としては、たとえばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、電子内視鏡、カメラ付携帯電話などがある。
1 半導体回路基板
11 信号読出回路
12 画素電極
14 光電変換膜
16 対向電極
17 光電変換部
18 保護膜
20 画素部
21 カラーフィルタ
32 出力トランジスタ
33 リセットトランジスタ
34 選択トランジスタ
100 固体撮像素子
FD フローティングディフュージョン
CF カラーフィルタ層

Claims (9)

  1. 基板上に画素単位で区画された画素電極、入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換膜、および該光電変換膜を挟んで前記画素電極に対向して設けられた対向電極を含む光電変換部を有する画素が、二次元状に複数配列されてなる撮像部を有する、入射光が平面波である固体撮像素子において、
    前記光電変換膜および前記対向電極が、全ての前記画素に共通な共通膜状に形成されてなり、
    前記対向電極上に保護膜を備え、
    前記保護膜上に、異なる複数色のカラーフィルタを有するカラーフィルタ層が、該各カラーフィルタが前記各光電変換部と対応するように配置され、
    該カラーフィルタ層が、前記異なる複数色のカラーフィルタとして、所定の色領域の波長のみを透過する所定色フィルタと、該所定色フィルタに隣接して配置された全可視光領域に亘る波長を透過する白色フィルタとを含み、少なくとも前記所定の色領域の波長以外の可視光領域において、前記所定色フィルタと前記白色フィルタとの間に屈折率差を有するものであり、
    前記カラーフィルタ層の底面から前記光電変換膜の上面までの光路長dが1.2μm以下であり、
    前記光電変換膜の厚みの光路長dが1.4μm以下であり、
    前記画素のサイズが0.9μm以上であることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記光電変換膜が有機材料を含むものであることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記白色フィルタと前記所定色フィルタとの屈折率差をΔnとすると、前記所定色フィルタが透過しない可視光波長領域においてΔnと前記光路長d(μm)、d(μm)との間に、
    Δn × (d+d < 2.0
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  4. 前記所定の色が青、緑および赤のいずれかであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の固体撮像素子。
  5. 前記所定の色領域の波長のみを透過する前記所定色フィルタとして、青色領域の波長のみを透過する青色フィルタ、緑色領域の波長のみを透過する緑色フィルタ、および赤色領域の波長のみを透過する赤色フィルタを備えたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の固体撮像素子。
  6. 前記所定の色領域の波長のみを透過する前記所定色カラーフィルタとして、黄色領域の波長のみを透過する黄色フィルタ、マゼンダ領域の波長のみを透過するマゼンダフィルタ、シアン領域の波長のみを透過するシアンフィルタを備えたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の固体撮像素子。
  7. 前記基板に前記光電変換部において生じる電荷に応じた信号を読み出すMOSトランジスタ回路が形成されており、該MOSトランジスタ回路は、前記光電変換部と電気的に接続された電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部の電位をリセット電位にリセットするリセットトランジスタと、前記電荷蓄積部の電位に応じた信号を出力する出力トランジスタとを含み、前記リセットトランジスタ及び前記出力トランジスタは、キャリアの極性が前記光電変換部で発生した捕集される電荷と逆極性であることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の固体撮像素子。
  8. 前記光電変換膜と前記画素電極との間に、暗電流を抑制する機能層が設けられていることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の固体撮像素子。
  9. 請求項1から8いずれか1項記載の固体撮像素子を備えたことを特徴とする撮像装置。
JP2012138305A 2012-06-20 2012-06-20 固体撮像素子および撮像装置 Active JP5759421B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012138305A JP5759421B2 (ja) 2012-06-20 2012-06-20 固体撮像素子および撮像装置
KR1020157001050A KR101676972B1 (ko) 2012-06-20 2013-06-07 고체 촬상 소자 및 촬상 장치
PCT/JP2013/003605 WO2013190795A1 (ja) 2012-06-20 2013-06-07 固体撮像素子および撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012138305A JP5759421B2 (ja) 2012-06-20 2012-06-20 固体撮像素子および撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014003190A JP2014003190A (ja) 2014-01-09
JP5759421B2 true JP5759421B2 (ja) 2015-08-05

Family

ID=49768410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012138305A Active JP5759421B2 (ja) 2012-06-20 2012-06-20 固体撮像素子および撮像装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5759421B2 (ja)
KR (1) KR101676972B1 (ja)
WO (1) WO2013190795A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10270996B2 (en) 2016-08-30 2019-04-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor including a pixel unit having an autofocusing pixel and a normal pixel and driving method thereof

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016033972A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP2019029601A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及び電子機器
WO2023181793A1 (ja) * 2022-03-22 2023-09-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び電子機器
WO2023189071A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び電子機器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4637196B2 (ja) * 2007-03-16 2011-02-23 富士フイルム株式会社 固体撮像素子
JP5371339B2 (ja) * 2008-09-11 2013-12-18 富士フイルム株式会社 固体撮像素子及び撮像装置
KR20110040402A (ko) 2009-10-14 2011-04-20 삼성전자주식회사 필터 어레이, 이를 포함하는 이미지 센서, 및 신호 보간 방법
JP5521854B2 (ja) * 2010-07-26 2014-06-18 コニカミノルタ株式会社 撮像装置及び画像入力装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10270996B2 (en) 2016-08-30 2019-04-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor including a pixel unit having an autofocusing pixel and a normal pixel and driving method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014003190A (ja) 2014-01-09
WO2013190795A1 (ja) 2013-12-27
KR20150031290A (ko) 2015-03-23
KR101676972B1 (ko) 2016-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4444371B1 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP5542091B2 (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
US8232616B2 (en) Solid-state imaging device and process of making solid state imaging device
US8704281B2 (en) Process of making a solid state imaging device
US8803211B2 (en) Solid-state imaging device, process of making solid state imaging device, digital still camera, digital video camera, mobile phone, and endoscope
JP5427349B2 (ja) 固体撮像素子
JP5325473B2 (ja) 光電変換素子及び固体撮像素子
JP2009049278A (ja) 光電変換素子、光電変換素子の製造方法、固体撮像素子
KR20170000547A (ko) 이미지 센서 및 이를 포함하는 전자 장치
JP2005303266A (ja) 撮像素子、その電場印加方法および印加した素子
JP5759421B2 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
US20120326257A1 (en) Photoelectric conversion layer stack-type solid-state imaging device and imaging apparatus
JP2007059516A (ja) 光電変換素子、撮像素子、および該光電変換素子の製造方法
WO2017090438A1 (ja) 光電変換素子およびその製造方法、固体撮像素子、電子機器、並びに太陽電池
JP2008258421A (ja) 有機光電変換素子及びその製造方法
JP2009054605A (ja) 光電変換素子及び撮像素子
JP2012169584A (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
JP5449270B2 (ja) 固体撮像素子、固体撮像素子の製造方法
JP2013084789A (ja) 有機撮像素子
JP2011171513A (ja) 光電変換素子及び撮像素子並びにその製造方法
JP2007208840A (ja) 固体撮像素子
JP2013093353A (ja) 有機撮像素子
WO2017208806A1 (ja) 撮像素子および撮像素子の製造方法ならびに撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5759421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250