JP5754873B2 - 記録制御装置及びキャリブレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録制御装置及びキャリブレーション方法に関し、特に、色ずれ補正に関するキャリブレーション機能を備えた記録制御装置、及びそのキャリブレーション方法に関するものである。
従来、紙など各種の記録媒体に対して画像の記録を行う出力機器の1つとして、インクジェット方式の記録装置が知られている。インクジェット記録装置では、近年比較的高画質な画像の出力が行われるようになり、個人の利用のためのみならず、商品として取引されるような記録物を生産する工業用の記録装置として利用されるための役割も担うようになってきている。このため、記録装置には、記録される画像品位だけでなく記録画像の再現性に対する要求も年々高くなっており、記録画像の僅かな色調の違いや僅かな濃度ムラに対しても改善が求められている。
ところで、このようなインクジェット記録装置は、同色のインクについて複数の記録ヘッドもしくはノズル列を備えたものが知られている。これにより、双方向記録を可能にして記録速度の向上を図るとともに、双方向記録に起因した色ムラ防止を図ることができる。しかし、このような複数の記録ヘッドあるいは複数の吐出口列を備えた記録装置では、個々の記録ヘッドないし吐出口列の吐出特性の違いに起因して、記録画像において所望の色調が得られないことがある。これは、記録ヘッドごとあるいはノズル列ごとに吐出特性の違いが存在しあるいは生じることが1つの原因としている。このような記録ヘッドごとあるいはノズル列ごとに吐出特性が異なる要因として、インクを吐出させる発熱ヒータの発熱量(膜厚)のばらつきやインクを吐出するノズル(吐出口)の口径のばらつきなどが挙げられる。また、経年変化による発熱ヒータの発熱量の変動や、使用環境の違いによるインクの粘性の変動によっても、インク吐出量に差が生じ、記録媒体に形成された記録特性に変化が生じることもある。
一方、以上のようなノズル列ごとあるいは記録ヘッドごとの吐出特性の違いに起因した色調の違いに対処する技術として、キャリブレーションが知られている。このキャリブレーションは、例えば、記録ヘッドの吐出特性を補正するために画像処理の一環として行われるγ補正処理で用いるγテーブルを変更することによって行われる。具体的には、複数の記録ヘッドないし吐出口列を用いて記録媒体にパッチを記録し、そのパッチの記録結果に基づいて、γ補正処理で用いるテーブルを適切なものに設定し直すものである。そして、記録したパッチにおいて色ずれを検出する方法としては、記録したパッチを目視によって検出(検査)する方法と、スキャナなどの入力機器を用いて検出する方法がある。
目視による方法では、例えば、C、M、Yの3色材を混ぜ合わせた3次色のパッチを記録し、このパッチから色ずれを検査する方法が知られている。この方法では、無彩色になると予測される比率で混合されたC、M、Yの3次色によって形成されたパッチを中心に、各色材の付与量を僅かずつ変えた略灰色のパッチを複数記録する。そして、複数のパッチの中から最も無彩色に近いパッチを目視で選択することにより、C、M、Yそれぞれの色材の記録特性を検査する(特許文献1参照)。
また、スキャナなどの入力機器を用いる方法では、まず、C、M、Y、Kの色材毎にパッチを記録し、それぞれのパッチをスキャナや測色計、濃度計などで読み取る。そして、読み取り値とパッチの期待値とのずれを検出し、そのずれに基づいてγ値などの値を変更することにより色味を補正する方法が知られている(特許文献2参照)。この色ずれを検出するためのパッチとしては、C、M、Y、Kのベタパターンとグラデーションパターンによるパッチを記録することでキャリブレーション精度を向上させる方法がある。また、C、M、Y、Kをそれぞれ組み合わせた2次色、3次色のパッチを記録することでキャリブレーション精度を向上させる方法がある。
さらに、記録装置の本体側におけるキャリッジにパッチを読み取るためのスキャナもしくは光センサを設け、記録したパッチの濃度測定を記録装置本体内で実行し、色ずれの補正(キャリブレーション)を自動で行う方法が知られている(特許文献3参照)。このような記録装置では、画像を読み取るスキャナヘッドが複数のインク色の記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されている。そして、キャリブレーション指示に応じて、記録ヘッドにより記録媒体上にパッチを記録し、そのパッチの濃度測定を行い、各インク色の各階調の濃度の目標値と測定値との濃度差を算出する。これにより、各インク色の各階調の濃度補正値を求めている。
特開平10−278311号公報 特許第2661917号公報 特開2004−167947号公報
ところで、同色のインクを吐出する複数の記録ヘッドもしくは複数のノズル列(以下、代表してノズル列という)を備えた装置の場合、各ノズル列に供給される2値データを生成する方法として、以下の方法がある。すなわち、ホストシステムで生成されたR、G、Bの多値データが2値化される前に同色インクのデータを複数のノズル列ごとに分配する方法がある。例えば、C及びMについて、ノズル列が二列ずつ形成されてC1、C2のノズル列及びM1、M2のノズル列を有している場合、例えば、C、MのデータがC1、C2、M1、M2のデータに分配され、これらとY、Kの多値データについて画像処理が行われる。すなわち、ノズル列ごとに分配された上記の多値データについて、ノズル列ごとにそれぞれ対応するテーブルを用いてγ補正処理が行われ、またその後に、同じくノズル列ごとに2値化処理が行われる。
しかしながら、この場合、2値化前の多値データの段階で分配が行われるので、同色インクに対応した複数のノズル列相互の補間関係などが、多値データが2値化されたときに維持されなくなることがある。これに対し、各ノズル列の間の補間関係を保ちながら個々のノズル列に対応して2値化することが考えられるが、そのためには、処理が複雑になる。また、その処理のため、多くのメモリ容量が必要となり、処理スピードにかかる時間も増大する。
そして、以上のような画像処理構成においては、キャリブレーションを実施する場合においても同様の問題を生じる。すなわち、キャリブレーションでは同色インクの複数のノズル列に対応して個々にγ補正のテーブルが更新される。この場合、これらの更新されたγ補正テーブルによって2値化すると、ノズル列相互の補間関係などが維持出来ないおそれがある。あるいはこれを防止すべく各ノズル列の間の補間関係を保ちながら個々のノズル列に対応して2値化する場合は、上記のとおり処理が複雑になるという問題を生じる。
また、各ノズル列における記録するための2値データを生成する方法として、ホストシステムから受け取った画像データを、色変換処理、出力γ処理などの画像処理した2値化データを、それぞれのノズル列に対応して分配する方法が考えられる。しかしながら、この場合、γ補正を行うには、2値化されたデータではなく多値データの状態で色ずれ補正を行わなければならない。従って、ノズル列ごとに分配され、2値化された画像データについて、多値化し、色ずれ補正を行った後にさらに2値化する必要がある。この場合、色ずれ補正を行うために2値化されたデータを多値化し、さらに2値化するという煩雑な工程を行う必要があり、処理が複雑になってしまう。また、この方法によっても、ノズル列ごとに画像データを2値化する必要が生じるので、各ノズル列の間の補間関係を保ちながら個々のノズル列に対して2値化する必要があり、処理が複雑になってしまう。
そこで、本発明の目的は上記の事情に鑑み、同色のインクを吐出するノズル列群を複数有する記録装置において、小メモリで高速にキャリブレーション処理を実施することができる記録制御装置及びキャリブレーション方法を提供することである。
本発明の記録制御装置は、第1インクを吐出する複数のノズルが第1方向に並ぶ第1ノズル列と、前記第1インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第2ノズル列と、前記第1インクと異なる色の第2インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第3ノズル列と、が前記第1方向と交差する第2方向に配列され、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列が前記第2方向において前記第3ノズル列を挟むように設けられた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドと記録媒体との往復の相対走査かつ前記記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査により前記記録媒体に画像を記録するための記録制御装置において、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用い1つの第1パッチを、前記第3ノズル列を用いて前記第1パッチと別の1つの第2パッチを、それぞれ記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査によって記録するパッチ記録手段と、前記パッチ記録手段によって記録された前記第1パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から吐出される前記第1インクの量が補正されるように、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて記録すべき画像データを補正し、前記パッチ記録手段によって記録された前記第2パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第3ノズル列から吐出される前記第2インクの量が補正されるように、前記第3ノズル列を用いて記録すべき画像データを補正する補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のキャリブレーション方法によれば、インクを吐出するノズルが所定方向に配列した第1ノズル列と、前記第1ノズル列と同一色のインクを吐出するノズルが前記所定方向に配列した第2ノズル列と、を有した記録ヘッドと記録媒体との相対走査により前記記録媒体に画像を記録するための記録制御装置を用い、色ずれ補正処理によって補正された記録データに基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列に備えられたノズルからインクを吐出して記録を行うことが可能な前記記録制御装置の記録すべき画像データを補正するキャリブレーション方法において、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて記録された1つのパッチ記録するパッチ記録工程と、前記パッチ記録工程によって記録された前記パッチの測定結果に基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて記録すべき画像データを補正する補正工程とを有することを特徴とする。
本発明の記録装置及びキャリブレーション方法によれば、同一インク色に対して複数のノズル列を用いてパッチを形成し、このようにして記録されたパッチに基づいてテーブルが設定されてキャリブレーションが行われることになる。従って、小メモリで高速にキャリブレーション処理を実施することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録システムの構成を示すブロック図である。図1において、情報処理装置としてのホスト100は、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなど、プリンタ(記録装置)200に接続される装置である。このホスト100は、CPU10と、メモリ11と、記憶部13と、キーボードやマウス等の入力部12と、プリンタ200との間の通信のためのインタフェース14とを備えている。CPU10は、メモリ11に格納されたプログラムに従い、種々の処理を実行するものである。これらのプログラムは、記憶部13が記憶するためにCD−ROMなどの外部装置から供給されたり、予め記憶部13に記憶されている。
ホスト装置100はインタフェースを介して記録装置としてのプリンタ200と接続されており、後述する画像処理工程におけるR′、G′、B′で表される記録データと、その後の画像処理用のテーブルをプリンタ200に送信する。
プリンタ200は、送信された画像処理情報を基に、特に後述の色処理、2値化処理等の画像処理や、本実施形態に関する記録特性の補正処理を実行する。また、画像処理を施した記録データの記録を行うことができる。
<プリンタ構成>
図2は、上述したプリンタ200の機械的構成を示す概略斜視図である。図2において、記録用紙やプラスチックシート等の記録媒体1は、不図示のカセット等に複数枚が積層されることにより、記録時には不図示の給紙ローラによって1枚ずつ分離されて供給される。そして、給紙された記録媒体は、一定間隔を隔てて配置される第1搬送ローラ3及び第2搬送ローラ4により、記録ヘッドの走査に応じたタイミングで矢印A方向(搬送方向、副走査方向とも称する)に所定量ずつ搬送される。なお、第1搬送ローラ3は、ステッピングモータ(不図示)によって駆動される駆動ローラと駆動ローラの回転にともなって回転する従動ローラの1対のローラからなり、同様に、第2搬送ローラも1対のローラからなる。なお、プリンタ(記録装置)200では、カセットに積層された所定の大きさにカットされた記録媒体以外に、ロール状の記録媒体に記録することも可能である。
記録ヘッド5は、YMCK各色のインクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドである。本実施形態における記録ヘッド5は、分離した複数の記録ヘッドの集合体として形成されている。集合体としての記録ヘッド5を形成する分離したそれぞれの記録ヘッドは、ノズル列5a、5b、5c、5d、5e及び5fをそれぞれ有している。記録ヘッド5には、不図示のインクカートリッジからインクが供給される。そして、記録ヘッド5は、吐出信号に応じて駆動されることによりノズル列を形成するそれぞれのノズル(吐出口)から各色のインクを吐出する。すなわち、ノズル列5aから5fのインクを吐出するそれぞれのノズル内には、電気熱変換素子(ヒータ)が設けられている。そして、吐出信号に応じた電気熱変換素子の駆動により発生する熱エネルギーを利用してインクに気泡を発生させ、この気泡の圧力によってインクを吐出する。
この記録ヘッド5はキャリッジ6に搭載されている。キャリッジ6にはベルト7及びプーリ8a、8bを介してキャリッジモータ23の駆動力が伝達され、これにより、キャリッジ6はガイドシャフト9に沿って往復運動でき、記録ヘッド5の主走査方向への走査を行うことが可能となる。また、キャリッジ6の側面には多目的センサ102が搭載されている。多目的センサ102は記録媒体に吐出したインクの濃度検知や、記録媒体の幅検知、記録媒体までの距離検知などに使用される。
以上の構成において、記録ヘッド5は、矢印B方向に往復走査しながら吐出信号に応じて記録ヘッドからインクを吐出することで、記録媒体1上にインクのドットを形成して記録を行うことができる。記録ヘッド5は、必要に応じてホームポジションに移動し、ホームポジション位置に設けられた吐出回復装置による回復動作を行うことにより、吐出口の目詰まり等による吐出不良の状態から回復する。記録ヘッド5による記録走査(インクを吐出しながらの走査)の後、搬送ローラ対3、4が駆動されて記録媒体1は矢印A方向に所定量搬送される。この記録ヘッド5の記録走査と記録媒体の搬送動作とを交互に繰り返すことにより、記録媒体1に画像等の記録を行うことができる。
図3は、記録ヘッド5をインクの吐出面から見た正面図を示すものである。図3において、記録ヘッド5には6個のノズル列5a〜5fが搭載されている。ノズル列5aと5fにはシアン(C)インク、5bと5eにはマゼンタ(M)インク、5cにはイエロー(Y)インク、5dにはブラック(K)インクが供給される。(以下、ノズル列5aはC1ノズル列、ノズル列5bはM1ノズル列、ノズル列5cはYノズル列、ノズル列5dはKノズル列、ノズル列5eはM2ノズル列、5fはC2ノズル列と称する。)なお、インク色の種類はこれらの種類のみに限られるものではない。また、集合体としての記録ヘッド5を形成する記録ヘッドのそれぞれに形成されるノズル列は一列に限定されず、二列以上に配列されたノズル列群であっても良い。
このように、本実施形態では、記録ヘッド5は、複数の色に対応して記録するために、複数の記録ヘッドを有していることで、インクを吐出する複数のノズルが列状に配列された複数のノズル列を有している。そして、本実施形態では、複数のノズル列には、C1ノズル列とC2ノズル列、M1ノズル列とM2ノズル列のように、同色のインクを吐出するノズル列が含まれている。
図4は、上述したプリンタ200の制御構成を示すブロック図である。この制御系の制御部20は、図4に示すように、マイクロプロセッサ等のCPU20a、ROM20c及びRAM20b等をメモリとして備えている。ROM20cは、CPU20aの制御プログラムや記録動作に必要なパラメータなどの各種データを格納している。RAM20bは、CPU20aのワークエリアとして使用されると共に、ホスト装置から受信した画像データや生成した記録データなどの各種データの一時保管等を行う。また、ROM20cには図7を用いて後に説明するテーブルとしてのLUT(ルックアップテーブル)が、RAM20bにはパッチを記録するためのパッチデータがそれぞれ格納されている。なお、LUTはRAM20bに格納してもよく、同様に、パッチデータはROM20cに格納してもよい。
この制御部20は、インタフェース21を介してホスト100との間で画像データ等の記録に用いられるデータ、パラメータを入出力する処理や、操作パネル22から各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)を入力する処理を行う。また、制御部20は、インタフェース21を介して各モータ23〜26を駆動させるためのON、OFF信号を出力する。さらに、吐出信号等をドライバ28に出力して記録ヘッドにおけるインク吐出のための駆動を制御する。
また、この制御系は、インタフェース21、操作パネル22、ドライバ27及び28を有している。ドライバ27は、CPU20aからの指示に従ってキャリッジ駆動用のモータ23、給紙ローラ駆動用のモータ24、第1搬送ローラ対駆動用のモータ25、第2搬送ローラ対駆動用のモータ26を駆動する。ドライバ28は記録ヘッド5それぞれを駆動する。
次に、キャリッジ6に搭載された多目的センサ102について図5を用いて説明する。
図5(a)、(b)は、多目的センサ102を示す構成図である。図5(a)は多目的センサ102の平面図を、図5(b)は断面図を、それぞれ示している。
多目的センサ102は、測定領域が記録ヘッド5の記録面に対し下流側に位置し、センサ102の下面が記録ヘッド5の下面と同位置もしくはそれよりも高くなるように配置されている。多目的センサ102は、光学素子として2つのフォトトランジスタと3つの可視LED、1つの赤外LEDを備えており、それぞれの素子の駆動は不図示の外部回路によって行われる。これらの素子は全て直径が最大部分で約4mmの砲弾型素子(一般的なφ3.0〜3.1mmサイズの量産型タイプ)である。
赤外LED201は、XY平面と平行な記録媒体の表面(測定面)に対して45度の照射角を持ち、その照射光中心(照射光の光軸であり、照射軸と称する)は測定面の法線(Z軸)と平行なセンサ中心軸202と所定の位置で交差するように配置されている。この交差する位置(交点)のZ軸上における位置を基準位置とし、センサから基準位置までの距離を基準距離とする。赤外LED201の照射光は開口部によって照射光の幅が調整され、基準位置にある測定面に直径約4〜5mmの照射面(照射領域)を形成するように最適化される。なお、本実施形態においては、発光素子から測定面に対して照射された照射光の照射範囲の中心点と発光素子の中心とを結ぶ直線を発光素子の光軸(照射軸)と称する。この照射軸は、照射光の光束の中心でもある。
2つのフォトトランジスタ203、204は可視光から赤外光までの波長の光に対し感度を持つ。測定面が基準位置にあるとき、フォトトランジスタ203、204は、その受光軸が赤外LED201の反射軸と平行となるように設置されている。すなわち、反射軸に対しフォトトランジスタ203の受光軸はX方向に+2mm、Z方向に+2mm移動した位置となるように配置されている。また、フォトトランジスタ204の受光軸はX方向に−2mm、Z方向に−2mm移動した位置となるように配置されている。測定面が基準位置にあるとき、測定面と赤外LED201と可視LED205の照射軸の交点が一致し、また、この位置における2つのフォトトランジスタ203、204の受光領域がこの交点を挟むように形成される。2つの素子の間には厚さ約1mmのスペーサーがはさまれており、互いに受光した光が回り込まないような構造となっている。フォトトランジスタ側にも入光範囲を制限するために開口部が設けられており、その大きさは基準位置にある測定面の直径3〜4mmの範囲の反射光のみを受光可能となるように最適化される。なお、本実施形態においては、測定面(測定対象表面)において、受光素子が受光可能である領域(範囲)の中心点と受光素子の中心とを結ぶ線を受光素子の光軸(または受光軸)と称する。この受光軸は、測定面で反射し、受光素子に受光される反射光の光束の中心でもある。
図5(a)及び(b)において、LED205は、緑色の発光波長(約510〜530nm)を持つ単色可視LEDであり、センサ中心軸202と一致するように設置される。
また、LED206は、青色の発光波長(約460〜480nm)を持つ単色可視LEDであり、図5(a)に示すように可視LED205に対しX方向に+2mm、Y方向に−2mm移動した位置にある。そして、測定面が基準位置にあるとき、可視LED206の照射軸と測定面との交点位置においてフォトトランジスタ203の受光軸と交差するように配置される。
さらに、LED207、は赤色の発光波長(約620〜640nm)を持つ単色可視LEDであって、図5(a)に示すように可視LED205に対しX方向に−2mm、Y方向に+2mm移動した位置にある。そして、測定面が基準位置にあるとき、可視LED207の照射軸と測定面との交点位置においてフォトトランジスタ204の受光軸と交差するように配置される。
図6に、本実施形態に係る多目的センサ102のそれぞれのセンサの入出力信号を処理する制御回路の概略図を示す。CPU301は、赤外LED201及び可視LED205〜207のオン/オフの制御信号の出力やフォトトランジスタ203、204の受光量に応じて得られる出力信号の演算などを行う。駆動回路302は、CPU301から送られるオン信号を受けてそれぞれの発光素子へ定電流を供給し発光させたり、受光素子の受光量が所定量となるようにそれぞれの発光素子の発光量を調整したりする。I/V変換回路303は、フォトトランジスタ203、204から電流値として送られてきた出力信号を電圧値に変換する。増幅回路304は、微小信号である電圧値に変換後の出力信号を、A/D変換において最適なレベルまで増幅する働きをする。A/D変換回路305は、増幅回路304で増幅された出力信号を10bitディジタル値に変換してCPU301に入力する。メモリ(不揮発性メモリなど)306は、CPU301の演算結果から所望の測定値を導き出すための参照テーブルの記録や出力値の一時的な記憶に用いられる。なお、このCPU301やメモリ306は、記録装置のCPU20aやRAM20bを用いてもよい。
次に、プリンタ200で用いる記録データを、ホスト装置100とプリンタ200で生成するための画像処理方法について説明する。
図7は、本実施形態の画像処理の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像処理では、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)各色8ビット(それぞれ256階調)の画像データ(輝度データ)が入力される。そして、最終的にC1ノズル列群、C2ノズル列群、M1ノズル列群、M2ノズル列群、Yノズル列群、Kノズル列群が吐出する各ノズル列群1ビットのビットイメージデータ(記録データ)として出力する処理を行う。なお、色の種類や、色の階調はこの値に限るものではない。
まず、ホスト装置100において、3次元のLUT401を用いてR、G、B各色8ビットの輝度信号で表現される画像データが、各色8ビットまたは10ビットのR′、G′、B′のデータに変換される。この色空間変換前処理(前段色処理とも称する)は、記録対象におけるR、G、Bの画像データが表わす入力画像の色空間と、プリンタ200で再現可能な色空間との間の差を補正するために行なわれる。
前段色処理を施されたR′、G′、B′各色のデータは、プリンタ200に送信される。プリンタ200は、3次元LUT402を用いてホスト装置より受信した前段色処理を施されたR′、G′、B′各色のデータをC、M、Y、K各色10ビットのデータに変換する。この色変換処理(後段処理とも称する)は、輝度信号で表現される入力系のRGB系画像データを、濃度信号で表現するための出力系のCMYK系の画像データに色変換するために行なわれる。入力データはディスプレイなど発光体の加法混色の3原色(RGB)で作成されている場合が多く、一方、プリンタなどでは光の反射で色を表現する減法混色の3原色(CMY)が用いられているため、このような色変換処理が行なわれる。
なお、上述した前段色処理や後段色処理に用いられる3次元LUTは、各色の組み合わせによって表わされる、例えば3次元空間上の点のうち所定間隔にある点(代表点)に対するデータのみが用意されている。各色10ビットのデータの組み合わせ全てに対応してテーブルデータを用意すると3次元LUTの容量が大きくなってしまうため、必要となるメモリ容量を節約するために代表点に対応するデータが用意されている。従って、所定間隔にある代表点以外の点の10ビットデータへの変換は、補間処理を用いて行われる。なお、この補間処理は公知の技術により行なわれている。
次に、後段色処理が施されたC、M、Y、K各色10ビットのデータは、それぞれの色の1次元LUT403により出力γ補正が行なわれる。通常、記録媒体の単位面積当たりに記録されるドットの数と、記録された画像を測定して得られる反射濃度などの記録特性は、線形関係にならない。そのため、C、M、Y、K各10ビットの入力階調レベルとそれによって記録される画像の濃度レベルが線形関係となるように、C、M、Y、K各10ビットの入力階調レベルを補正する出力γ補正処理が行なわれる。
一般に、出力γ補正テーブル(1次元LUT403)は、標準的な記録特性を示す記録ヘッド用に作成されたものが用いられることが多い。しかし、前述したように、記録ヘッドには吐出特性に関して個体差があるため、標準的な吐出特性を示す記録ヘッドを用いた記録装置による記録特性を補正する出力γ補正テーブルだけでは、全ての記録装置に対して適切な出力結果を得ることができない。
このため、本実施形態では、出力γ補正が施されたC、M、Y、K各色10ビットのデータについて、それぞれの色の色ずれ補正用1次元LUT404によって色ずれ補正出力γ補正が行われる。すなわち、C、M、Y3色の記録特性の組み合わせによって生ずる色ずれに関する情報を取得して、その情報に基づいて最適な色ずれ補正用1次元LUT404を用いるように設定される。そして、設定されたLUTについて、後述するキャリブレーションの開始命令があったときに多目的センサ102によってキャリブレーションが行われる。
図8は、画像データについてのそれぞれの補正処理の流れを示すフローチャートである。画像データは、ステップS411で色空間変換処理を行い、ステップS412で色変換処理を行い、ステップS413で出力γ処理を行う。そして、ステップS414で色ずれ補正処理を行う。
その後、ステップS415で2値化工程(量子化処理)を行い、ステップS416でパス分解/ノズル列分配処理を行う。本実施形態のプリンタ200は、2値記録装置であるので、量子化処理405として、上記のように得られたC、M、Y、K各色10ビットのデータをC、M、Y、K各色1ビットのデータに2値化する2値化処理を行っている。2値化処理後、マスクパターンなどを使用して各ノズル列に対して1ビットの記録データを分配するノズル列分配処理406を行う(画像データ分配工程)。マルチパスで記録する記録モードの場合、パス分解と組み合わせたパスマスクパターンによってパスごとに分配しても良い。本実施形態では、ステップS415で量子化されたCのデータからは、C1ノズル列群用とC2ノズル列用の記録データに分配する。ステップS415で量子化されたMのデータからは、M1ノズル列用とM2ノズル列用の記録データに分配する。ステップS415で2値化されたYとKデータについては、ノズル列分配処理は行われずに、そのままノズル列Y及びノズル列Kに送られる。本実施形態では、2値化の手法として誤差拡散法を用いているが、2値化の方法は誤差拡散法の他にディザ法を用いてもよい。
なお、1次元LUT403と色ずれ補正に用いられる1次元LUT404を組み合わせて1つのLUTを生成し、使用しても良い。すなわち、標準的な吐出特性を示す記録ヘッド用の出力γ補正テーブルと色ずれ補正用のテーブルとが合わされたテーブルに基づいて補正を行い、記録ヘッド用の出力γ補正テーブル(1次元LUT403´)を作成する。以下、出力γ補正処理及び色ずれ補正処理を合わせた処理を、色ずれ補正処理ともいう。このように、後段色変換処理が施されたC、M、Y、K各色10ビットのデータは、それぞれの色の1次元LUT403´によって出力γ補正及び色ずれ補正が一度に行われても良い。この場合、出力γ補正ステップ及び色ずれ補正ステップは403´のみとなり、図7に示されるステップ404は省略される。
ここで、キャリブレーション工程について説明する。
ホスト装置100の入力部12やCPU10あるいは記録装置200の操作パネル22等より、キャリブレーション開始命令が入力されると、記録装置のCPU20aは給紙モータ24を駆動して給紙トレイから記録媒体の供給を開始する。記録ヘッドによる記録が可能な領域まで記録媒体を搬送したあとは、記録媒体の副走査方向への搬送動作と、キャリッジモータ23を駆動したキャリッジ6の主走査方向への記録走査とを交互に行う。本実施形態の記録ヘッドの走査と記録媒体の搬送を繰り返しながらパッチ(テストパターン、パターン)を記録することで、記録媒体上にキャリブレーションに必要な数のパッチが形成される。
図9はパッチを示す概略図である。パッチを構成する各カラーパッチに記載されているA〜Dまでの英字はそれぞれ、C1、M1、Y、K、M2、C2から吐出されたインクによって記録されたパッチである。また、1〜5までの数字は、記録するカラーパッチの濃度階調をランク付けしたものである。階調値は5値に限るものではない。また、数字の大きさと階調の高さが関連するとは限らない。
ここで、パッチを作成するに際して、C(シアン)についてのパッチであるA1〜A5は、ノズル列5a(C1)とノズル列5f(C2)の二つのノズル列が用いられてパッチが作成されている。また、M(マゼンタ)についても同様に、B1〜B5は、ノズル列5b(M1)とノズル列5e(M2)の二つのノズル列が用いられてパッチが作成されている。
図10は、キャリブレーション実行の指示があったときのパッチの記録開始から濃度測定までプリンタ200の動作の流れを説明するフローチャートである。
ホスト装置または記録装置の操作パネルより、パッチを記録して濃度を測定するキャリブレーション動作の実行の指示が入力されると、まず、パッチの記録のために、記録媒体を供給する(S901)。そして、パッチ記録手段としての記録ヘッド5が、パッチA、B、C、Dを記録する(S902)(パッチ記録工程)。パッチAは、同一色CのC1及びC2ノズル列を使用して記録する。パッチBは、同一色MのM1及びM2ノズル列を使用して記録する。そして、パッチCは、Yノズル列を使用して記録する。パッチDは、Kノズル列を使用して記録する。
ここで、C1ノズル列及びC2ノズル列の両方から吐出されたインクを用いて作成するパッチAについての、それぞれのノズル列から吐出されるインクの割合は、プリンタ200が記録媒体に記録を行う際に吐出されるインクと同様の割合によって記録される。パッチを作成する際には、同じ色について階調の異なる複数のパッチが作成されるが、いずれの階調においても、実際に記録される際に吐出される割合で、それぞれのノズル列からインクが吐出される。このとき、それぞれのパッチを作成する際には、マスクが用いられてパッチの濃度が調節される。また、マゼンタを吐出するそれぞれのM1ノズル列及びM2ノズル列についても同様に、実際に記録される際に吐出される割合によってそれぞれのノズル列からインクが吐出されてパッチが作成される。また、マゼンタのパッチの濃度についても、マスクが用いられて濃度が調節される。
次に、S902において記録したパッチを乾燥させるために、所定時間待機するためのタイマーカウンタをスタートする(S903)。続いて多目的センサ102を用いてパッチが記録されていない白レベル(記録媒体の地色)の反射光度測定を開始する(S904)。白レベルの測定結果はこの後に記録するパッチの濃度値算出を行う際の、基準白として利用される。このため、白レベルの値はLED毎にそれぞれ保持される。ここで、パッチが記録されていない記録媒体の空白部分の濃度は、記録媒体の地色が測定され、白い記録媒体であれば地色は白色である。本実施形態においては、白い地色の記録媒体を用いる例について説明する。
乾燥タイマーのカウンタが所定時間経過したことが確認された後(S905)、パッチA、B、C、Dの反射光度測定を開始する(S906)。反射光度測定は、多目的センサ102に搭載されているLED205から207のうち、濃度測定するインク色に適したLEDを点灯し、パッチの濃度を測定する測定手段としてのフォトトランジスタ203及び204により反射光を読み取ることにより行う。緑色LED205は、例えば、Mインクにより記録されたパッチ、及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。また、青色LED206は、例えば、Yインク、Kインクにより記録されたパッチ、及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。さらに、赤色LED207は、例えば、Cにより記録されたパッチ及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。
ステップS906が終了すると、それぞれのパッチと空白部分(白色)の双方からの出力値に基づいて、パッチの濃度値を算出し、それぞれのパッチの濃度値は、記録装置本体内のメモリ306またはRAM20bに保存される(S907)。その後、記録媒体の排出処理を行い、処理を終了する(S908)。
そして、上述した濃度測定値に基づき、色ずれ補正処理の内容が更新される。本実施形態では、色ずれ補正処理に用いられるテーブルに対して補正処理が行われる。ここでは、濃度測定により得られた各パッチの濃度測定値と、ターゲット値と称する予め定められている所定の目標濃度とを比較し、記録したときのパッチの濃度がターゲット値に近づくように濃度補正値を較正する。ターゲット値は、予め精度の良好なインクジェット記録装置及び記録ヘッドを用いてパッチを記録し、濃度測定した際に得られた値を採用することもできる。このように、ターゲット値は極めて理想値に近い値である。ここで、例えば、ホスト100のCPU10あるいはプリンタ200のCPU20a(テーブル設定手段)が、補正LUTを作成することになる(テーブル設定工程)。補正LUTは記録媒体の種類や解像度ごとに作成し、作成された補正LUTは記録装置本体のメモリに保存される。また、使用環境毎に別々の補正LUTを作成してもよい。このようにして、パッチ記録手段によって記録されたパッチに基づいてテーブルが設定される。
また、パッチ記録手段によって記録されたパッチに基づいて、予め作成されているテーブルが選択されても良い。このようにキャリブレーションが行われる際には、記録ヘッドのC、M、Yの吐出特性のバランスが、適正な吐出特性を示す記録ヘッドのバランスと比較して好ましくない場合には、適正な吐出特性に近づくように1次元LUTテーブルが選択される。例えば、Cの色材を吐出する記録ヘッドの吐出特性の出力値が大きくなっていると仮定する。このとき、それぞれ補正値が異なる複数の色ずれ補正用1次元LUT404のうち、C成分の出力値が入力値に対して低めの値となるような1次元LUTテーブルを選択、設定する。このようにキャリブレーションを行うことにより、Cの色材が多めに付与される記録ヘッドを用いても、標準的な記録特性を示す記録ヘッドと同じ色味が再現されるようにCの色材を吐出するための出力値が小さめになる補正がなされる。これにより、記録ヘッドのC、M、Yの吐出特性のバランスが適正なバランスに保たれる。
上述のように、本実施形態におけるキャリブレーション工程においては、同一色のインクを吐出するノズル列を複数有しているノズル列に対して、これらのノズル列から吐出されたインクを用いてパッチの記録を行うこととしている。従って、キャリブレーションが行われる際には、一回のキャリブレーション工程で作成されるパッチの数と色の数とが一致することになり、多値データの画像データについて、そのままキャリブレーションを行うことが可能となる。これにより、画像処理工程において、画像データをノズル列ごとに分配する前に多値データの状態で色ずれ補正処理を行うこと、および色ずれ補正処理を行った後の画像データに対して2値化を行うことができる。そして、その後に2値化された画像データをノズル列ごとに分配することが可能となる。
このような処理工程を経て画像処理を行うことにより、多値データを2値化した後にノズル列ごと画像データを分配できるので、ノズル列の相互の補間関係が容易に保たれる。また、2値化した画像データをノズル列ごとに分配した後に色ずれ補正処理を行う必要がなく、画像データを多値データに戻し色ずれ補正処理後さらに2値化を行うような無駄な処理工程を行わなくても済む。従って、画像処理を行うのに処理が複雑とならずに済み、処理に大きなメモリを使わなくて済み、また、高速にキャリブレーション工程を行うことが可能となる。
また、キャリブレーション工程を行うのに、同一色のインクを吐出するノズル列によって吐出されたインク同士による吐出量や濃度の違いも考慮されることになる。例えば、同じ色のインクを吐出するノズル列のうち一方の口径が大ノズルで一方の口径が小ノズルであるような場合には、吐出されるインクの吐出量がそれらのノズル列の間で異なることになる。しかしながら、本実施形態のキャリブレーション工程によれば、大ノズルから吐出されたインク及び小ノズルから吐出されたインクの両方が用いられてパッチが作成されることになる。これらの吐出量あるいは濃度の異なるインクが合わせられてパッチが作成され、このパッチに基づいてキャリブレーションが行われることで、これらノズル列間の濃度の差が考慮されて適正にキャリブレーションが行われることになる。このように、同色の複数のノズル列で記録したパッチの濃度測定値を元にインク色データに対して補正処理を行い、補正されたインク色データを複数ノズル列群に分配することで、適正な色を記録することが可能となる。
なお、本実施形態においてLUT402、403、404はプリンタ200に保持されているが、予めROM20cに格納しておいても、RAM20bに格納しておいても良い。また、ROM20cに格納しておく場合には、ひとつの目的のために複数のLUTを予め用意しておき、そのうちから適当なLUTを選択して利用できるように構成されていることが望ましい。
[第2の実施形態]
次に、図11〜13を用いて、第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と同様に構成できる部分については図中同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第1の実施形態では、記録する際に、全てのノズル列から吐出されるインクが用いられる場合の実施形態を示した。これに対して第2の実施形態では、記録モードによって使用されるノズル列が選択され、記録モードによって使用されるノズル列が異なる場合の実施形態を示す。
本実施形態では、記録モード1ではC1ノズル列、C2ノズル列、M1ノズル列、M2ノズル列、Yノズル列、Kノズル列が用いられて、パッチA、B、C、Dの記録が行われている。そして、記録モード2では、C1ノズル列、M1ノズル列、Yノズル列、Kノズル列が用いられてC、D、E、Fの記録が行われている。なお、各ノズル列は、一列のノズル列でなくとも良く、それぞれの色のインクを吐出するノズル列が複数のノズル列によって形成されたノズル列群によって吐出されても良い。
本実施形態における画像処理工程で、記録の条件によって記録モードが選択される記録モード設定工程でフローが分岐しているフローチャートを図11に示す。図11は本実施形態の画像処理の流れを示すフローチャートである。
画像データは、ステップS421で色空間変換処理を行い、ステップS422で色変換処理を行う。その後、S499の記録モード判別工程(記録モード設定工程)でプリンタ200の操作パネル22やCPU20a等による記録モード設定手段によって記録モードの設定を行い、記録の条件によって適切な記録モードの設定を行う。記録モードが選択されて設定されることで、記録の際に用いられるノズル列が決定され、それに伴い、キャリブレーションが行われるノズル列が決定される。この記録モード判別工程において、記録モード1を選択した場合はステップS423へ、記録モード2を選択した場合はステップS433の処理へ進む。
まず、記録モード1が設定された場合について説明する。ステップS423では出力γ処理を行い、ステップS424で色ずれ補正処理が行われる。ステップS423とステップS424を一括して行うために、ホストコンピュータから転送されてきた出力γテーブルに補正LUTを合成し、合成されたテーブルを出力γテーブルとして適用しても良い。
そして、ステップS424で色ずれ補正が行われた画像データについて、ステップS425で量子化処理(2値化工程)が行われる。そして、その後ステップ426でパス分解/ノズル列分配工程を行う。S424の色ずれ補正工程では、パッチAに基づいて補正が行われてステップ425で2値化されたCのデータが、C1ノズル列用とC2ノズル列用の記録データに分配される。また、同様に、パッチBに基づいて補正が行われてステップ425で量子化されたMの記録データは、M1ノズル列用とM2ノズル列用の記録データに分配される。ステップ425で2値化されたYとKデータは、Yノズル列及びKノズル列にそのまま送られる。
ここで、キャリブレーション工程の開始命令があったときには、出力γ処理で用いられるテーブルについて補正を行うキャリブレーション工程が行われる。キャリブレーション工程は、図13のフローに示されるステップS916のパッチ読み取りで読み取られてステップS917の濃度値格納で保存されたパッチA、B、C、Dの濃度値を元にキャリブレーション工程が行われる。このとき、ノズル列にはCについて、C1とC2の二つのノズル列が用いられることから、CについてのパッチAは、C1ノズル列及びC2ノズル列によって吐出されたインクが用いられてパッチAが作成される。また、Mについても同様に、M1ノズル列及びM2ノズル列によって吐出されたインクが用いられてパッチBが作成される。
このように、記録モード設定工程で複数の記録モードから使用する記録モードを設定する際に、記録モード設定工程によって設定された記録モードに応じて選択されたノズル列から吐出されたインクによってパッチの記録を行う。その際に、選択されたノズル列に同色のインクを吐出するノズル列が含まれていれば同色のインクを吐出するノズル列から吐出されたインクが合わせられて用いられ、パッチの記録が行われる。
次に、記録モード判別工程において、記録モード2が設定された場合についての画像処理のフローについて説明する。
記録モード2についても、出力γ処理のステップS433と色ずれ補正処理のSステップ434を一括して行うために、ホストコンピュータから転送されてきた出力γテーブルに補正LUTを合成し、合成されたテーブルを出力γテーブルとして適用しても良い。その後、ステップ435で2値化処理を行い、ステップ436でパス分解処理が行われる。
ここで、キャリブレーション開始命令があったときにキャリブレーション工程が行われる。ここで、記録モード2においては、C、Mについては、ノズル列C1のみが用いられて作成されるパッチE及びノズル列M1のみが用いられて作成されるパッチFが用いられてキャリブレーション工程が行われる点で記録モード1と異なる。従って、記録モード2においては、一つのインク色に対して一つのノズル列のみが用いられてパッチが作成されることになる。こうして作成されたパッチについて、パッチ測定手段によってパッチが読み取られ、後述するステップS917に保存されたステップS916で読み取ったパッチC、D、E、Fの濃度値を元にキャリブレーション工程が行われる。
図12は、キャリブレーション工程において用いられるパッチを示す平面図である。パッチを構成する各カラーパッチに記載されているA〜Fまでの英字はそれぞれ、C1+C2、M1+M2、Y、K、C1、M1インクによって記録されたパッチである。また、1〜5までの数字は、記録するカラーパッチの濃度階調をランク付けしたものでる。階調値は5値に限るものではない。また、数字の大きさと階調の高さが関連するとは限らない。
図13は、画像処理工程において、パッチの記録開始から濃度測定までプリンタ200の動作の流れを説明するフローチャートである。
ホスト装置または記録装置の操作パネルより、パッチを記録して濃度を測定するキャリブレーション動作の実行の指示が入力されると、まず、パッチの記録のために、記録媒体を供給する(S911)。そして、パッチA、B、C、D、E、Fを記録する(S912)。パッチAはC1及びC2ノズル列群を使用して記録する。パッチBはM1及びM2ノズル列群を使用して記録する。パッチCはYノズル列群を使用して記録する。パッチDはKノズル列群を使用して記録する。パッチEはC1ノズル列群を使用して記録する。パッチFはM1ノズル列群を使用して記録する。次に、S902において記録したパッチを乾燥させるために、所定時間(本実施形態においてはα秒)待機するためのタイマーカウンタをスタートする(S913)。
続いて多目的センサ102を用いてパッチが記録されていない白レベル(記録媒体の地色)の反射光度測定を開始する(S914)。白レベルの測定結果はこの後に記録するパッチの濃度値算出を行う際の、基準白として利用される。このため、白レベルの値はLED毎にそれぞれ保持される。乾燥タイマーのカウンタが所定時間経過したことが確認された後(S915)、パッチA、B、C、D、E、Fの反射光度測定を開始する(S916)。反射光度測定は、多目的センサ102に搭載されているLED205から207のうち、濃度測定するインク色に適したLEDを点灯し、フォトトランジスタ203及び204により反射光を読み取ることにより行う。緑色LED205は、例えば、Mインクにより記録されたパッチ、及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。
また、青色LED206は、例えば、Yインク、Kインクにより記録されたパッチ、及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。さらに、赤色LED207は、例えば、Cにより記録されたパッチ及びパッチが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。ステップS906が終了すると、記録モードに応じたそれぞれのパッチが用いられてテーブルの補正が行われる。このとき、それぞれのパッチと空白部分(白色)の双方からの出力値に基づいてパッチの濃度値を算出し、それぞれのパッチの濃度値は、記録装置本体内のメモリ306またはRAM20bに保存される(S917)。その後、記録媒体の排出処理を行い、処理を終了する(S918)。
本実施形態においても、記録モード1では、記録装置が、Cについて同じ色のインクを吐出するノズル列C1及びC2と、Mについて同じ色のインクを吐出するノズル列M1及びM2とを有している。従って、本実施形態においては、記録モード1では、同じ色のインクを吐出するノズル列から吐出されるインクが合わせられて用いられることでパッチが作成されるので、結果的にインクの色の数とノズル列の数とが一致することになる。これにより、画像データについて色ずれ補正、および画像データの2値化を行い、その後に画像データをノズル列ごとに分配することができる。従って、ノズル列ごとに分配した画像データについて、ノズル列ごとの補間関係を保つために複雑な処理を行う必要がなく、また、画像データを分配した後に多値化してさらに2値化するような煩雑な処理を行う必要もなくなる。従って、画像処理を行うのに大きなメモリを用いる必要がなくなり、小メモリで済むようになる。また、高速に画像処理を行うことができるようになる。
以上述べてきたとおり、同色のインク色を吐出するノズル列を複数有する記録装置から記録されたパッチに対してキャリブレーションを行うのに、記録モードによって使用するノズル列数が異なる場合にも第1の実施形態と同様の処理を行うことが可能である。そして、記録するのに用いられるノズル列によって記録したパッチの濃度測定値を元にインク色データに対してキャリブレーションを行い、補正されたインク色データをノズル列に分配することで、記録モード毎に適正な色を記録することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る記録装置及びホストシステムを含めた記録システムの構成を示すブロック図である。 図1の記録システムに用いられている記録装置の斜視図である。 図2の記録装置に取り付けられている記録ヘッドを吐出口面から見た正面図である。 図1の記録システムに用いられている記録装置の制御構成を示すブロック図である。 (a)は、図1の記録装置に取り付けられている多目的センサの平面図であり、(b)は、その断面図を模式的に示した図である。 図5の多目的センサにおけるそれぞれのセンサの入出力信号を処理する制御回路を説明するための説明図である。 図1の記録システムにおける画像データの処理の流れを説明するための説明図である。 図7におけるそれぞれの補正処理による画像データの処理の流れを説明するための説明図である。 ノズル列とパッチとの対応関係を説明するための説明図である。 パッチの記録開始から濃度測定までの記録装置の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る記録システムの画像データの処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図11の記録システムにおけるノズル列とパッチとの対応関係を説明するための説明図である。 図11の記録システムにおけるキャリブレーション処理における画像データの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
5 記録ヘッド
5a、5b、5c、5d、5e、5f ノズル列
102 多目的センサ
200 プリンタ
414 キャリブレーション工程
415 2値化工程
426 画像データ分配工程

Claims (7)

  1. 第1インクを吐出する複数のノズルが第1方向に並ぶ第1ノズル列と、前記第1インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第2ノズル列と、前記第1インクと異なる色の第2インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第3ノズル列と、が前記第1方向と交差する第2方向に配列され、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列が前記第2方向において前記第3ノズル列を挟むように設けられた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドと記録媒体との往復の相対走査かつ前記記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査により、前記記録媒体に画像を記録するための記録制御装置において、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて1つの第1パッチを、前記第3ノズル列を用いて前記第1パッチと別の1つの第2パッチを、それぞれ記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査によって記録するパッチ記録手段と、
    前記パッチ記録手段によって記録された前記第1パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から吐出される前記第1インクの量が補正されるように、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて記録すべき画像データを補正し、前記パッチ記録手段によって記録された前記第2パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第3ノズル列から吐出される前記第2インクの量が補正されるように、前記第3ノズル列を用いて記録すべき画像データを補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする記録制御装置。
  2. 前記パッチを測定する測定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記補正手段によって補正された前記画像データを、前記第1のノズル列を用いて記録するための第1画像データ及び前記第2のノズル列を用いて記録するための第2画像データに分配する分配手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の記録制御装置。
  4. 前記補正手段によって補正される前記画像データは多値であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  5. 前記補正手段によって補正される前記画像データは多値であり、
    前記補正手段により補正された多値の前記画像データを量子化する量子化手段をさらに備え、
    前記量子化手段により量子化された前記画像データを、前記第1のノズル列を用いて記録するための第1画像データ及び前記第2のノズル列を用いて記録するための第2画像データに分配する分配手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の記録制御装置。
  6. 前記パッチ記録手段は、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて、濃度の異なる複数のパッチを記録することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録制御装置。
  7. 第1インクを吐出する複数のノズルが第1方向に並ぶ第1ノズル列と、前記第1インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第2ノズル列と、前記第1インクと異なる色の第2インクを吐出する複数のノズルが前記第1方向に並ぶ第3ノズル列と、が前記第1方向と交差する第2方向に配列され、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列が前記第2方向において前記第3ノズル列を挟むように設けられた記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドと記録媒体との往復の相対走査かつ前記記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査により、前記記録媒体に画像を記録するための記録制御装置を用い、色ずれ補正処理によって補正された記録データに基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列に備えられたノズルから前記第1インクを吐出し、かつ前記第3ノズル列に備えられたノズルか前記第2インクを吐出して記録を行うことが可能な前記記録制御装置の記録すべき画像データを補正するキャリブレーション方法において、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて1つの第1パッチを、前記第3ノズル列を用いて前記第1パッチと別の1つの第2パッチを、それぞれ記録媒体の記録領域に対する複数回の相対走査によって記録するパッチ記録工程と、
    前記パッチ記録工程によって記録された前記第1パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から吐出される前記第1インクの量が補正されるように、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をともに用いて記録すべき画像データを補正し、前記パッチ記録工程によって記録された前記第2パッチの測定結果およびターゲット値に基づいて、前記第3ノズル列から吐出される前記第2インクの量が補正されるように、前記第3ノズル列を用いて記録すべき画像データを補正する補正工程と、
    を有することを特徴とするキャリブレーション方法。
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