JP6576133B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
インクを吐出する複数の吐出口を配列した吐出口列を記録ヘッドを記録媒体の単位領域に対して走査方向に相対的に移動させながらインクの吐出を行う記録走査と、走査方向と交差する方向である搬送方向に記録媒体の搬送を行う副走査と、を繰り返し行うことで画像の記録を行うインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置において、単位領域に対する複数回の記録走査を行うことによって画像を形成する、いわゆるマルチパス記録方式が知られている。
ここで、インクジェット記録装置では、吐出口ごとにインクの吐出量や吐出方向などの吐出特性にずれが生じる虞があることが従来より知られている。これは、吐出口製造時の製造誤差による吐出口の口径のばらつきやインクを吐出させるための熱エネルギーを生成する記録素子の発熱量のばらつき等、様々なばらつきが要因となっていると考えらえる。このような吐出口ごとの吐出特性の違いが生じた場合、記録される画像において、本来得たかった色からずれた色が記録されてしまう色ずれが生じてしまう虞がある。この点に関して、特許文献1には、記録媒体上にテストパターンを記録し、そのテストパターンに基づいて吐出口ごとの吐出特性を補正するための補正値を取得して、その補正値に基づいて元の画像データを補正することが記載されている。そのようにして補正された画像データを用いて生成された記録データにしたがって記録を行うことにより、吐出特性のずれに起因する色ずれを抑制することができる。
しかしながら、上述のマルチパス記録方式にしたがって記録を行う場合、記録媒体上のある領域に対応する画像は複数回の走査のそれぞれにおいて互いに異なる吐出口から記録されることになる。特許文献2には、上記の点を鑑み、ある領域に記録を行う複数の吐出口それぞれが当該領域への記録に寄与する比率である寄与率を用い、テストパターンに基づいて取得された各吐出口における補正値と、各吐出口における寄与率と、に基づいて、当該領域に記録する画像に対応する画像データを補正するための補正値を算出することが記載されている。なお、同文献にはデータを複数回の走査に分配するために用いられる、記録の許容を定める記録許容画素と記録の非許容を定める非記録許容画素が配置されたマスクパターンの記録許容率に基づいて上述の寄与率を算出すると記載されている。同文献には、上述のようにして算出された補正値を用いることにより、吐出特性のずれに起因する色ずれをより好適に抑制することが可能となると記載されている。
特開2006−305954号公報 特開2011−025685号公報
しかしながら、記録媒体上の単位領域を複数に分割してなる分割領域に応じて分配処理を異ならせる場合、上述の特許文献2に記載された技術によっては好適に補正を行うことができない場合がある。これにより、色ずれの目立つ画像が記録されてしまう虞がある。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、分割領域に応じて分配処理を異ならせる場合であっても、吐出口ごとの吐出特性のずれに起因する色ずれを抑制して記録を行うことが可能な記録データを生成することを目的とするものである。
そこで、本発明は、インクを吐出するための吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドの記録媒体上の単位領域に対する前記所定方向と交差する交差方向への複数回の相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に複数に分割してなる複数の吐出口群それぞれからの前記単位領域内の画素領域それぞれに対するインクの吐出または非吐出を定めた記録データを生成する画像処理装置であって、前記複数回の走査に対応する複数のマスクパターンからなるマスクパターン群を複数記憶するメモリと、前記複数の吐出口群それぞれから記録される画像における複数の濃度値に関する情報を取得する第1の取得手段と、前記単位領域内に記録する画像に対応する画像データを取得する第2の取得手段と、前記単位領域内に記録する画像の属性に関する情報を取得する第3の取得手段と、前記第3の取得手段によって取得された前記情報が示す画像の属性に基づいて、前記メモリに記憶された前記複数のマスクパターン群の中から1つのマスクパターン群を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれが前記単位領域への記録に寄与する比率にて規定される、前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の寄与率に関する情報を取得する第4の取得手段と、前記第1の取得手段によって取得された情報が示す複数の濃度値と、前記第4の取得手段によって取得された情報が示す複数の寄与率と、に基づいて、前記画像データを補正するための補正値を生成する第1の生成手段と、前記第2の取得手段によって取得された前記画像データと、前記第1の生成手段によって生成された前記補正値と、に基づいて、前記単位領域に記録する画像に対応する補正データを生成する第2の生成手段と、前記第2の生成手段によって生成された前記補正データを量子化することにより、前記単位領域に記録する画像に対応する量子化データを生成する第3の生成手段と、前記第3の生成手段により生成された量子化データと、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群と、に基づいて、前記記録データを生成する第4の生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置および画像処理方法によれば、分割領域に応じて分配処理を異ならせる場合であっても、吐出口ごとの吐出特性のずれに起因する色ずれを抑制して記録を行うことが可能な記録データを生成することが可能となる。
実施形態で適用する画像記録装置の斜視図である。 実施形態で適用する画像記録装置の内部構成の断面図である。 実施形態で適用する記録ヘッドの模式図である。 実施形態で適用する多目的センサの模式図である。 実施形態で適用する多目的センサに係る制御回路図である。 実施形態における記録制御系を示す模式図である。 実施形態で行うマルチパス記録方式を説明するための図である。 実施形態における属性判定テーブルの一例を説明するための図である。 実施形態における属性判定の過程を説明するための図である。 実施形態におけるマスクパターンを示す図である。 実施形態におけるテストパターンの読取過程を説明するための図である。 実施形態における濃度比率の算出過程を説明するための図である。 実施形態における補正値の算出過程を説明するための図である。 実施形態における補正値の算出結果を示す図である。 実施形態におけるデータの処理過程を説明するための図である。 実施形態におけるマスクパターンを示す図である。 実施形態におけるデコードテーブルを示す図である。 実施形態における量子化データの一例を示す図である。 実施形態において生成される記録データを示す図である。 実施形態で適用する画像記録装置の斜視図である。
以下に図面を参照し、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像記録装置1000の内部の構成を部分的に示す斜視図である。また、図2は本発明の第1の実施形態に係る画像記録装置1000の内部の構成を部分的に示す断面図である。
画像記録装置1000の内部にはプラテン2が配置されており、このプラテン2には記録媒体3を吸着させて浮き上がらないようにするために多数の吸引孔34が形成されている。この吸引孔34はダクトと繋がっており、さらにダクトの下部に吸引ファン36が配置され、この吸引ファン36が動作することでプラテン2に対する記録媒体3の吸着を行っている。
キャリッジ6は、紙幅方向に延伸して設置されたメインレール5に支持され、X方向(交差方向)に往復移動することが可能なように構成されている。キャリッジ6は、後述するインクジェット方式の記録ヘッド7を搭載している。なお、記録ヘッド7は、発熱体を用いたサーマルジェット方式、圧電素子を用いたピエゾ方式等、さまざまな記録方式を適用することが可能である。キャリッジモータ8は、キャリッジ6をX方向に移動させるための駆動源であり、その回転駆動力はベルト9でキャリッジ6に伝達される。
更に、キャリッジ6の側面には多目的センサ19が搭載されている。多目的センサ19は、記録媒体に吐出されたインクの濃度検知や、記録媒体の幅検知、記録ヘッド7から記録媒体までの距離検知などに使用される。
記録媒体3は、ロール状に巻かれた媒体23から巻き出すことで給送される。記録媒体3は、プラテン2の上でX方向と交差するY方向(搬送方向)に搬送される。記録媒体3は、先端をピンチローラ16と搬送ローラ11に挟持されており、搬送ローラ11が駆動することによって搬送が行われる。また、記録媒体3はプラテン2よりY方向の下流ではローラ31と排送ローラ32に挟持され、さらにターンローラ33を介して記録媒体3は巻取りローラ24に巻きつけられている。
図3は本実施形態で使用する記録ヘッドを示す模式図である。
記録ヘッド7は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、フォトマゼンタ(Pm)、シアン(C)、フォトシアン(Pc)、ブラック(Bk)の各インクをそれぞれ吐出可能な6個の吐出口列22Y、22M、22Pm、22C、22Pc、22Bk(以下、これらの吐出口列のうちの1つの吐出口列を吐出口列22とも称する)がこの順にX方向に並んで配置されることにより構成される。これらの吐出口列22は、それぞれのインクを吐出する1280個の吐出口(以下、ノズルとも称する)30が1200dpiの密度でY方向(所定方向)に配列されることで構成されている。なお、Y方向に互いに隣接する位置にある吐出口30同士はX方向に互いにずれた位置に配置される。ここで、本実施形態における一つの吐出口30から一度に吐出されるインクの吐出量は約4.5ngである。
これらの吐出口列22は、それぞれ対応するインクを貯蔵する不図示のインクタンクに接続され、インクの供給が行われる。なお、本実施形態にて用いる記録ヘッド7とインクタンクは一体的に構成されるものでも良いし、それぞれが互いに分離可能な構成のものでも良い。
図4は本実施形態で使用する多目的センサを示す図である。なお、図4(a)は多目的センサ19のXY平面の鉛直下方からみた際の平面図を、図4(b)は多目的センサ19をY方向に沿った断面図をそれぞれ示している。
多目的センサ19は、光学素子として1つの赤外LED71、3つの可視LED75、76、77、および2つのフォトダイオード73、74の合計6つの素子を備えており、それぞれの素子の駆動は不図示の外部回路によって行われる。これらの素子は全て直径が最大部分で約4mmの砲弾型素子(一般的なφ3.0〜3.1mmサイズの量産型タイプ)である。
赤外LED71は発光素子であり、XY平面と平行な記録媒体の表面(測定面)に対して45度の照射光の照射角を持ち、照射光の光軸(赤外LEDの照射軸)が、測定面の法線方向(Z方向)に平行なセンサ中心軸72と、所定の位置で交差するように配置されている。この交差する位置(交点)のZ方向における位置を「基準位置」とし、多目的センサから基準位置までのZ軸方向における最短距離を「基準距離」とする。赤外LED71の照射光は、照射光がそこを通って多目的センサから照射される多目的センサの開口部によってその照射幅が調整され、基準位置にある測定面に直径約4〜5mmの照射面(照射領域)を形成するように最適化される。
なお、本実施形態においては、発光素子から測定面に対して照射された照射光の照射領域(範囲)の中心点と発光素子の中心とを結ぶ直線を、発光の光軸(発光素子の照射軸)と称する。この照射軸は、照射光の光束の中心でもある。赤外LED71からの照射光は、測定面で反射する。この反射光の光束の中心でもある光軸を、赤外LED71の反射軸と称する。
発光素子である3つの可視LED75、76、77のうち、可視LED75は緑色の発光波長(約510〜530nm)を持つ単色可視LEDである。可視LED75は、その照射軸がセンサ中心軸72と一致するように配置される。
可視LED76は、青色の発光波長(約460〜480nm)を持つ単色可視LEDである。図4(a)を参照して、可視LED76の照射軸は、センサ中心軸72でもある可視LED75の照射軸に平行であるとともに、これ対し、X方向に+2mm、Y方向に−2mm移動した位置に配置されている。
可視LED77は、赤色の発光波長(約620〜640nm)を持つ単色可視LEDである。図4(a)を参照して、可視LED77の照射軸は、センサ中心軸72でもある可視LED75の照射軸に平行であるとともに、これ対し、X方向に−2mm、Y方向に+2mm移動した位置に配置されている。
2つのフォトダイオード73、74は、受光素子であり、可視光から赤外光までの波長の光に対し感度を持つ。フォトダイオード73は、その受光軸が、赤外LED71の反射軸と平行となり、かつ、可視LED76の照射軸と、基準位置にある測定面上で交差するように配置される。この構成によると、フォトダイオード73の受光軸は、赤外LEDの反射軸に対し、X方向に+2mm、Y方向に−2mm、Z方向に+2mm移動した位置となるように配置されていることになる。
同様に、フォトダイオード74は、その受光軸が赤外LED71の反射軸と平行となり、かつ、可視LED77の照射軸と、基準位置にある測定面上で交差するように配置される。この構成によると、フォトダイオード74の受光軸は、赤外LEDの反射軸に対し、X方向に−2mm、Y方向に+2mm、Z方向に−2mm移動した位置となるように配置されていることになる。
2つのフォトダイオード73、74の間には、厚さ約1mmのスペーサーが挟まれており、互いに受光した光が回り込まないような構造となっている。また、多目的センサ19のフォトダイオード側には入光範囲を制限するための開口部がそれぞれ設けられ、その大きさは、基準位置にある測定面において直径3〜4mmの範囲の領域に対応する反射光のみを受光可能となるように最適化される。
以上に説明した構成によると、測定面が基準位置にあるときに、測定面と、赤外LED71および可視LED75の照射軸の交点とが一致し、また、2つのフォトダイオード73、74の受光領域がこの交点を挟むように形成される。
図5は、本実施形態に係る多目的センサ19のそれぞれの素子の入出力信号を処理する制御回路の概略図を示す模式図である。
CPU81は、発光素子である赤外LED71および可視LED75〜77のオン/オフの制御信号の出力や、受光素子であるフォトダイオード73、74の受光量に応じて得られる出力信号の演算などを行う。駆動回路82は、CPU81から送られるオン信号を受けてそれぞれの発光素子へ定電流を供給して発光素子を発光させたり、受光素子の受光量が所定量となるようにそれぞれの発光素子の発光量を調整したりする。I/V変換回路83は、フォトダイオード73、74から電流値として送られてきた出力信号を電圧値に変換する。増幅回路84は、微小信号である電圧値に変換後の出力信号を、A/D変換において最適なレベルまで増幅する働きをする。A/D変換回路85は、増幅回路84で増幅された出力信号を10ビットのディジタル値に変換してCPU81に入力する。メモリ(不揮発性メモリなど)86は、CPU81の演算結果から所望の測定値を導き出すための参照テーブルの記録や、出力値の一時的な記憶に用いられる。このCPU81やメモリ86として、後述する記録装置内に設けられたCPUやRAMを用いてもよい。
なお、本実施形態において使用可能なセンサの形態は上述のものに限られない。多目的センサに、分光データを取得できる測色器を用いてもよい。また、記録装置1000とは別体の濃度計または測色器を用いてもよく、記録装置1000と合体可能な濃度計または測色器を用いてもよい。
図6は、本実施形態における記録制御系の概略構成を示すブロック図である。主制御部300は、演算、選択、判別、制御などの処理動作を実行するCPU301と、CPU301によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM302と、記録データのバッファ等として用いられるRAM303、および入出力ポート304等を備えている。
ROM302には、後述する画像データやマスクパターン、色変換処理に用いるルックアップテーブル(以下、LUTとも称する)等が格納されている。また、RAM303には、後述するテストパターンデータや吐出不良ノズルデータ等が格納されている。
そして、入出力ポート304には、搬送モータ(LFモータ)309、キャリッジモータ(CRモータ)310、記録ヘッド7及び切断ユニットにおけるアクチュエータなどの各駆動回路305、306、307、308が接続されている。また、入出力ポート304には、上述した多目的センサ19も接続されている。さらに、主制御部300はインターフェイス回路311を介してホストコンピュータであるPC312に接続されている。
(マルチパス記録方式)
本実施形態では、マルチパス記録方式にしたがって画像を記録する。以下に本実施形態で行うマルチパス記録方式について詳細に説明する。なお、本実施形態ではマルチパス記録方式のうち、記録媒体上の単位領域に対して4回記録ヘッドを走査させて単位領域内に記録を完成させる、いわゆる4パス記録方式にしたがって画像を記録する。
図7は本実施形態で実行するマルチパス記録方式について説明するための図である。
インクを吐出する長さLを有する吐出口列22に設けられたそれぞれの吐出口30は、Y方向に沿って4つの吐出口群201、202、203、204に分割される。
1回目の記録走査(1パス)では、記録媒体3上の単位領域211に対して吐出口群201からインクが吐出される。
次に、記録媒体3を記録ヘッド7に対してY方向の上流側から下流側にL/4の距離だけ相対的に搬送する。なお、ここでは簡単のため、記録ヘッド7を記録媒体3に対してY方向の下流側から上流側に搬送した場合を図示しているが、搬送後の記録媒体3と記録ヘッド7との相対的な位置関係は記録媒体3をY方向下流側へ搬送した場合と同じとなる。
この後に2回目の記録走査を行う。2回目の記録走査(2パス)では、記録媒体上の単位領域211に対しては吐出口群202から、単位領域212に対しては吐出口群201からインクが吐出される。
以下、記録ヘッド7の記録走査と記録媒体3の相対的な搬送を交互に繰り返す。この結果、4回目の記録走査(4パス)が行われた後には、記録媒体3の単位領域211では吐出口群201〜204のそれぞれから1回ずつインクが吐出されたことになる。
本実施形態では、上述のマルチパス記録方式において、1色のインク当たり2通りのマスクパターン群を備え、単位領域を複数に分割してなる分割領域ごとにRGB値を取得し、そのRGB値から得られた属性に応じて2通りのマスクパターン群のうちのいずれかのマスクパターン群を選択する。そして、分割領域ごとに選択されたマスクパターン群を用いて記録に用いる記録データを生成する。
なお、本実施形態では上述の分割領域として4画素×4画素の16画素単位で属性を判定し、1画素ごとに使用するマスクパターン群を異ならせる形態について記載するが、この単位は適宜異なるものとしてもよい。例えば、1画素単位で同様の処理を行ってもよい。
画像の濃度が高い場合、すなわち入力データのR、G、Bそれぞれの値の合計が比較的小さい場合、記録媒体上には比較的多くのインクが付与されることとなる。ここで、顔料を有するインクが同じ領域に重畳して付与される場合、後に付与されたインク滴が先に付与されたインク滴によって滑るようにして移動し、本来付与するはずだった位置からずれて定着してしまうことがある。この現象は、インクに樹脂が含有されている場合において特に顕著に発生する。
ここで、ある画素相当の画素領域に対して濃度が比較的高いインク(Cインク、Mインク、Bkインク、Yインク)が先に付与され、その後濃度が比較的低いインク(Pcインク、Pmインク)が重畳して付与される場合には、インクの定着位置ずれは濃度が低いインクにおいて生じるため、得られる画像における画質低下の影響は比較的小さい。その逆に、濃度が比較的低いインク、濃度が比較的高いインクの順にインクが付与された場合、濃度が比較的高いインクにて定着位置ずれが生じてしまうため、画質の低下が顕著なものとなり得る。
したがって、本実施形態では、RGB値の合計が小さい場合には濃度が高いインクの定着位置ずれの発生を抑制するため、単位領域に対する4回の走査のうちの前半の2回の走査にて濃度が比較的高いインクのみを吐出し、後半の2回の走査にて濃度が比較的低いインクのみを吐出するように、インクの吐出順序を制御する。本実施形態では、このようにインクの付与順序を制御して記録する画像の属性を属性Bと称する。
一方、画像の濃度が低い場合、すなわち入力データのR、G、Bそれぞれの値の合計が比較的大きい場合には、インクの付与量が比較的小さくなるため、上述のインクの付与順序に由来する濃度が比較的高いインクの定着位置ずれが発生しにくい。したがって、この場合にはインクの付与順序を特に制限せず、すべてのインクにおいて単位領域に対する4回の走査で同じようにインクを吐出する。これにより、インクによって前半の走査と後半の走査に分割してインクを付与する場合に比べて1色のインク当たりの走査回数を減らすことなく記録を行うことができるため、マルチパス記録方式による画質低下の抑制の効果を顕著に得ることができる。なお、本実施形態では、このようにインクの付与順序を特に制御せずに記録する画像の属性を属性Aと称する。
図8は本実施形態における入力データのRGB値と属性との相関を示す属性判定テーブルを示す模式図である。なお、図8にはそれぞれのインクを吐出する走査が何走査目であるかを示している。例えば、(R,G,B)=(0,0,0)である場合、図8にはイエローインクは「1−2」と記載されている。したがって、1〜2回目の走査でインクを吐出する。
例えば、図8からわかるように、(R,G,B)=(255,255,255)の入力データの場合は属性Aであると判定され、全てのインクが1パス目から4パス目までのすべてのパスで記録されることになる。一方、(R,G,B)=(0,0,0)の入力データの場合は属性Bであると判定され、濃度が比較的高いY、M、C、Kインク(以下、濃インクとも称する)は前半の1パス目、2パス目のみで記録を完結し、濃度が比較的低いPm、Pcインク(以下、淡インクとも称する)は後半の3パス目、4パス目のみで記録を完結することになる。
なお、図8に示すような属性判定テーブルを用いずに、入力データのRGB値から演算によって属性判定をするような形態であっても良い。例えば、入力データのRGB値が下記の(式1)を満たす場合には属性Aであると判定し、下記の(式2)を満たす場合には属性Bであると判定するような形態であっても良い。
(式1)
R+G+B≧384(=256/2×3)
(式2)
R+G+B<384(=256/2×3)
図9は図7に示す単位領域211に対して本実施形態における属性判定処理を実行した際の一例を模式的に示す図である。なお、図9(a)に単位領域内に入力される入力データの一例を、図9(b)に図9(a)に示した入力データが入力された場合に判定される属性をそれぞれ示している。なお、ここでは4画素×4画素の16個の画素それぞれに対応する入力データの平均値を当該16個の画素に対応する入力値とする。
図9(a)に示すように、ここでは単位領域211のうちの左上の16個の画素からなる分割領域211aでは(R,G,B)=(0,0,0)となる。同様に、左下の16戸の画素からなる分割領域211cにおいても(R,G,B)=(0,0,0)となる。したがって、図9(b)に示すように、分割領域211a、211cは属性Bと判定される。
一方、図9(a)に示すように、単位領域211のうちの右上の16個の画素からなる分割領域211b、右下の16個の画素からなる分割領域211dにおいては(R,G,B)=(255,255,255)となる。したがって、分割領域211b、211dは属性Aと判定される。
本実施形態では以上のようにして分割領域ごとに属性を判定し、その属性に応じて異なるマスクパターン群を適用して記録データを生成する。
図10(a1)〜(a4)は本実施形態において画像の属性が属性Aであった場合にCインクに対応する量子化データに対して適用する1〜4回目の走査に対応するマスクパターンを示す模式図である。また、図10(b1)〜(b4)は本実施形態において画像の属性が属性Bであった場合にCインクに対応する量子化データに対して適用する1〜4回目の走査に対応するマスクパターンを示す模式図である。なお、ここでは一例としてCインクに対応するマスクパターンを示しているが、本実施形態では各インクに応じて異なるマスクパターンを有している。また、図10に示す各マスクパターンにおいて、黒く塗りつぶされた画素がインクの吐出を許容する記録許容画素を、白抜けで示された画素がインクの吐出を許容しない非記録許容画素をそれぞれ示している。
画像の属性が属性Aである場合、特にインクの付与順序を制御することなく4回の走査で各インクを均等に吐出するように記録データを生成する。したがって、図10(a1)〜(a4)それぞれに示すように、属性AかつCインクに対応するマスクパターン群は、1〜4回目の走査それぞれにおいて記録許容率がほぼ同じとなるように定められている。
ここで、記録許容率とはマスクパターン内の記録許容画素と非記録許画素の数の和に対する記録許容画素の数の比率にて規定される値である。例えば、図10(a1)に示す1回目の走査に対応するマスクパターンでは16個の画素のうちの4つの画素が記録許容画素となっている。したがって記録許容率は25(=4/16×100)%となる。図10(a2)〜(a4)それぞれに示す2〜4回目の走査に対応するマスクパターンでも同様に記録許容率は25%となる。
一方、画像の属性が属性Bである場合、前半の走査(1、2回目の走査)にて濃インクが吐出され、後半の走査(3、4回目の走査)にて淡インクが吐出されるように記録データが生成される。したがって、図10(b1)〜(b4)それぞれに示すように、属性BかつCインクに対応するマスクパターン群は、1、2回目の走査における記録許容率が3、4回目の走査における記録許容率よりも大きくなるように定められている。
例えば、図10(b1)、(b2)に示す1、2回目の走査に対応するマスクパターンでは16個の画素のうちの8つの画素が記録許容画素となっている。したがって記録許容率は50(=8/16×100)%となる。一方、図10(b3)、(b4)それぞれに示す3、4回目の走査に対応するマスクパターンには記録許容画素が配置されておらず、記録許容率は0%となる。ここで、属性Bに対応するマスクパターン群は、後半の走査(3、4回目の走査)に対応するマスクパターンの記録許容率と前半の走査(1、2回目の走査)に対応するマスクパターンの記録許容率の差分が所定の閾値よりも大きいことが好ましい。本実施形態では、一例として所定の閾値は記録許容率にして25%であるとする。
以上記載したように、本実施形態では単位領域内の分割領域における属性に応じて異なるマスクパターンを使用する。なお、ここでは画像の属性が属性Aである場合における図10(a1)〜(a4)に示すマスクパターンにおいては記録許容率が互いにほぼ等しく、画像の属性が属性Bである場合における図10(b1)〜(b4)に示すマスクパターンにおいては前半の走査における記録許容率が50%であり、後半の走査における記録許容率が0%である場合について記載したが、記録許容比率が互いに異なる2つのマスクパターン群を用いる場合であれば本実施形態の効果を得ることができる。但し、一方のマスクパターン群では記録許容率が互いにほぼ等しく、他方のマスクパターン群では前半の走査の記録許容率と後半の走査の記録許容率が所定の閾値(例えば25%)よりも多い場合、特に好ましい効果を得ることができる。
(吐出特性に応じた補正値の取得処理)
本実施形態では、吐出特性の違いによる色ずれを抑制するために記録媒体上にテストパターンを記録し、そのテストパターンを読み取って理想の濃度からの濃度のずれの比率である濃度比率を取得する。その濃度比率と、分割領域ごとに選択されるマスクパターンに基づいて得られる寄与率と、に基づいて、分割領域ごとに画像の多値データを補正するための補正値を算出する。そして、後述する色ずれ補正処理において多値データに対して分割領域ごとに得られた補正値を乗じることにより、吐出特性のずれに起因する色ずれを抑制する。
図11は本実施形態におけるテストパターンの読み取り過程を示す図である。
補正値の算出処理の開始指示の受付がなされると、まず、テストパターンの記録のために記録媒体が供給される(ステップS901)。この実行指示として、ユーザーからの実行指示がホストPCを介して入力されてもよく、また、所定の条件を満たすことに応じてCPUにより実行指示が入力されてもよい。ここで、所定の条件とは、記録媒体が変更された場合や、記録装置が設置されている環境の温度が変化した場合、あるいは前回の補正値算出処理の実行から所定の時間以上が経過した場合という条件である。
そして、記録ヘッド7の各吐出口群201〜204からインクが吐出されてテストパターンを記録する(ステップS902)。ここではテストパターンとして色ごとにベタ画像を記録するものとするが、他の形態による実施も可能である。
次に、ステップS902において記録したテストパターンを乾燥させるために、所定時間待機するためのタイマー計測を開始する(ステップS903)。
次に、テストパターンが記録されていない白レベル(すなわち記録媒体の地色)についての読み取りを行う(ステップS904)。読み取りにおいては、多目的センサ19を用いて反射光度測定を行う。白レベルの測定結果は、この後に記録するテストパターンの濃度値算出を行う際の白の基準として利用される。このため、白レベルの値はLED毎にそれぞれ保持される。ここで、テストパターンが記録されていない記録媒体の空白部分の濃度には、記録媒体の地色が測定され、白い記録媒体であれば地色は白色である。
本実施形態においては、白い地色の記録媒体を用いる例について説明する。反射光度測定は、多目的センサ19に搭載されている可視LED205から207のうち、濃度測定するインク色に適した可視LEDを点灯し、テストパターンの濃度を測定する測定手段としてのフォトダイオード203、204により反射光を読み取ることにより行う。
乾燥タイマーの計測時間が所定時間を経過したことが確認された後(ステップS905)、テストパターンの反射光度測定によるテストパターンの読み取りを開始する(ステップS906)。緑色光の可視LED205は、Mインク、Pmインクにより記録されたテストパターン、およびテストパターンが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。また、青色光の可視LED206は、Yインク、Kインクにより記録されたテストパターン、およびテストパターンが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。さらに、赤色光の可視LED207は、Cインク、Pcインクにより記録されたテストパターン、およびテストパターンが記録されていない空白部分(白色)を測定する時に点灯する。
ステップS906でのテストパターン読み取りが終了すると、それぞれのテストパターンと空白部分(白色)との双方からの出力値に基づいてテストパターンの濃度値を算出される。テストパターンの濃度値は、記録装置内のROMまたはRAMに保存される(ステップS907)。その後、記録媒体の排紙処理を行い(ステップS908)、処理を終了する。
上述したテストパターンの濃度値に基づき、理想の濃度から実際の濃度のずれを示す濃度比率が取得される。詳細には、予め記録装置内のメモリに記憶された濃度理想値に相当するターゲット値と得られたテストパターンの濃度値を比較し、ターゲット値に対する濃度値の比率で規定される濃度比率を算出する。
図12(a)は図7に示す吐出口列22を模式的に示す図である。図12(b)は図12(a)に示す吐出口列からテストパターンが記録された際の各領域における濃度値を模式的に示す図である。また、図12(c)は図12(b)に示す濃度値に基づいて算出される濃度比率を模式的に示す図である。なお、ここではターゲット値が128である場合を例として記載する。
図12(b)に示すように、ここでは吐出口列22内のY方向上流側ほど濃度値が高くなるようなテストパターンが記録されている。
詳細には、吐出口群201内の吐出口部分201aで濃度値が160、吐出口部分201bで濃度値が154となる。したがって、図12(c)に示すように、吐出口部分201aにおける濃度比率は125(=160/128×100)%、吐出口部分201bにおける濃度比率は120(=154/128×100)%となる。
また、吐出口群202内の吐出口部分202aで濃度値が147、吐出口部分202bで濃度値が141となる。したがって、図12(c)に示すように、吐出口部分202aにおける濃度比率は115(=147/128×100)%、吐出口部分202bにおける濃度比率は110(=141/128×100)%となる。
また、吐出口群203内の吐出口部分203aで濃度値が134、吐出口部分203bで濃度値が128となる。したがって、図12(c)に示すように、吐出口部分203aにおける濃度比率は105(=134/128×100)%、吐出口部分203bにおける濃度比率は100(=128/128×100)%となる。
また、吐出口群204内の吐出口部分204aで濃度値が122、吐出口部分204bで濃度値が115となる。したがって、図12(c)に示すように、吐出口部分204aにおける濃度比率は95(=122/128×100)%、吐出口部分204bにおける濃度比率は90(=115/128×100)%となる。
なお、図12(a)に示す吐出口部分201a、202a、203a、204aは、図7、図9を参照すればわかるように、それぞれ1、2、3、4回目の走査にて単位領域211内の分割領域211a、211bに対応する部分である。また、吐出口部分201b、202b、203b、204bは、図7、図9を参照すればわかるように、それぞれ1、2、3、4回目の走査にて単位領域211内の分割領域211c、211dに対応する部分である。
以上のようにして算出された各吐出口群における濃度比率と、後述するようにして取得された寄与率と、に基づいて、分割領域ごとに画像データを補正するための補正値を算出する。
図13は本実施形態における分割領域ごとに画像データを補正するための補正値の算出過程を示すフローチャートである。
まず、ステップS501にて上述のテストパターンの読み取りによって取得され、ROM、RAM等に記憶された濃度比率を示す情報を吐出口部分ごとに読み出す。
次に、ステップS502にて、ある吐出口部分に対応する分割領域が属性Aであるか否かが判定される。その分割領域が属性Aである場合、ステップS503に進む。一方、その分割領域が属性Aでない、すなわち属性Bである場合、ステップS504に進む。
ステップS503では、図10(a1)〜(a4)に示す属性A用のマスクパターン群に基づいて寄与率Aを算出する。
ここで、寄与率とは各走査において各吐出口部分がある分割領域への記録に寄与する比率のことを指す。詳細には、寄与率は、ある分割領域に対応するマスクパターンの記録許容率の和に対するあるマスクパターンの記録許容率の比率にて算出される。
例えば、図10(a1)に示す属性A、1パス目用のマスクパターンの記録許容率は25%であり、図10(a1)〜(a4)に示す属性A用のマスクパターンの記録許容率の和は100%である。したがって、属性Aにおける1パス目の寄与率は25%と算出される。
そして、ステップS505では、ステップS501で取得された濃度比率とステップS503で取得された寄与率Aに基づいて属性A用の補正値Aが算出される。ここで、本実施形態では、ある吐出口部分における濃度比率と、当該吐出口部分に対応する走査における寄与率Aと、を乗じ、それらの和を算出することで濃度比率の平均を算出する。そして、100(%)を濃度比率の平均(%)で割った値を補正値Aとする。
一方、ステップS504では、図10(b1)〜(b4)に示す属性B用のマスクパターン群に基づいて寄与率Bを算出する。
例えば、図10(b1)に示す属性B、1パス目用のマスクパターンの記録許容率は50%であり、図10(a1)〜(a4)に示す属性A用のマスクパターンの記録許容率の和は100%である。したがって、属性Aにおける1パス目の寄与率は50%と算出される。
そして、ステップS506では、ステップS501で取得された濃度比率とステップS504で取得された寄与率Bに基づいて属性B用の補正値Bが算出される。ここで、本実施形態では、ある吐出口部分における濃度比率と、当該吐出口部分に対応する走査における寄与率Bと、を乗じ、それらの和を算出することで濃度比率の平均を算出し、100(%)を濃度比率の平均(%)で割った値を補正値Bとする。
図14は図13に示すフローチャートにしたがって算出される補正値を示す図である。ここでは例として、図9に示すように画像の属性が判定され、図12に示すように濃度比率が取得された場合における分割領域211a、211b、211c、211dそれぞれの補正値を記載する。
まず、図9(b)に示すように、単位領域211内の分割領域211aは属性Bであると判定される。そのため、図10(b1)〜(b4)に示すマスクパターン群が用いられる。ここで、1、2、3、4回目の走査の寄与率は、図10(b1)、(b2)、(b3)、(b4)からわかるように、それぞれ50%、50%、0%、0%となる。
一方、図7、図12等からわかるように、分割領域211aは1、2、3、4回目の走査それぞれにおいて吐出口部分201a、202a、203a、204aそれぞれに対応する。ここで、吐出口部分201a、202a、203a、204aの濃度比率は、図12(c)からわかるように、それぞれ125%、115%、105%、95%となる。
以上より、分割領域211aでの濃度比率の平均は120(=(1.25×0.5+1.15×0.5+1.05×0+0.95×0)×100)%と算出される。したがって、分割領域211aにおける補正値は0.833(=100%/120%)と算出される。
次に、図9(b)に示すように、単位領域211内の分割領域211bは属性Aであると判定される。そのため、図10(a1)〜(a4)に示すマスクパターン群が用いられる。ここで、1、2、3、4回目の走査の寄与率は、図10(a1)、(a2)、(a3)、(a4)からわかるように、25%、25%、25%、25%となる。
一方、図7、図12等からわかるように、分割領域211bは1、2、3、4回目の走査それぞれにおいて吐出口部分201a、202a、203a、204aそれぞれに対応する。ここで、吐出口部分201a、202a、203a、204aの濃度比率は、図12(c)からわかるように、125%、115%、105%、95%となる。
以上より、分割領域211bでの濃度比率の平均は110(=(1.25×0.25+1.15×0.25+1.05×0.25+0.95×0.25)×100)%と算出される。したがって、分割領域211bにおける補正値は0.909(=100%/110%)と算出される。
次に、図9(b)に示すように、単位領域211内の分割領域211cは属性Bであると判定される。そのため、図10(b1)〜(b4)に示すマスクパターン群が用いられる。ここで、1、2、3、4回目の走査の寄与率は、図10(b1)、(b2)、(b3)、(b4)からわかるように、それぞれ50%、50%、0%、0%となる。
一方、図7、図12等からわかるように、分割領域211cは1、2、3、4回目の走査それぞれにおいて吐出口部分201b、202b、203b、204bそれぞれに対応する。ここで、吐出口部分201b、202b、203b、204bの濃度比率は、図12(c)からわかるように、それぞれ120%、110%、100%、90%となる。
以上より、分割領域211cでの濃度比率の平均は115(=(1.2×0.5+1.1×0.5+1.0×0+0.9×0)×100)%と算出される。したがって、分割領域211cにおける補正値は0.870(=100%/115%)と算出される。
次に、図9(b)に示すように、単位領域211内の分割領域211dは属性Aであると判定される。そのため、図10(a1)〜(a4)に示すマスクパターン群が用いられる。ここで、1、2、3、4回目の走査の寄与率は、図10(a1)、(a2)、(a3)、(a4)からわかるように、それぞれ25%、25%、25%、25%となる。
一方、図7、図12等からわかるように、分割領域211dは1、2、3、4回目の走査それぞれにおいて吐出口部分201b、202b、203b、204bそれぞれに対応する。ここで、吐出口部分201b、202b、203b、204bの濃度比率は、図12(c)からわかるように、それぞれ120%、110%、100%、90%となる。
以上より、分割領域211dでの濃度比率の平均は105(=(1.2×0.25+1.1×0.25+1.0×0.25+0.9×0.25)×100)%と算出される。したがって、分割領域211cにおける補正値は0.952(=100%/105%)と算出される。
以上記載したように、本実施形態では、単位領域内の分割領域ごとに色ずれ抑制のための補正値を取得し、それらの補正値を用いて画像処理を実行する。
図15は本実施形態における入力データの処理を実行する制御プログラムのフローチャートである。
まず、ステップS601にてホストコンピュータであるPC312から画像記録装置1000に入力されたRGB形式の多値データ(入力データ)を受信する。
次に、ステップS602にて入力データのRGB値に基づいて分割領域ごとにインクの付与順序を制御するか否かを示す属性に関する情報を取得する。本実施形態では、図8に示す属性判定テーブルを用いて属性情報を取得する。したがって、例えば単位領域211内の分割領域211a、211b、211c、211dそれぞれのRGB値が図9(a)に示すような値であった場合、図9(b)に示すような属性情報が取得される。
次に、ステップS603では、RGB形式の入力データを記録に用いるインクの色(CMYKPcPm)に対応する多値データに変換する。
そして、ステップS604では、上述のようにして算出された各分割領域における補正値を多値データに対して乗じることにより、補正データを生成する。ここで、図14に示すように、分割領域211a、211b、211c、211dにおける補正値はそれぞれ0.833、0.909、0.870、0.952となる。したがって、例えば分割領域211a、211b、211c、211dそれぞれにおける多値データの値がいずれも128となった場合、分割領域211a、211b、211c、211dにおける補正データの値はそれぞれ107(=128×0.833)、116(=128×0.909)、111(=128×0.870)、122(=128×0.952)となる。
次に、ステップS605では、補正データを量子化することにより量子化データを生成する。なお、本実施形態では量子化処理として2値化処理を行うため、2値データが生成される。ここで、量子化処理としては誤差拡散法やディザ法、インデックス法など、種々の量子化方法にしたがって処理を行うことができる。
そして、ステップS606では、マスクパターンを用いることにより量子化データを4回の走査それぞれに分配し、記録に用いる記録データを生成する。ここで、ステップS602にて属性Aであると判定された分割領域に対応する量子化データに対しては、図10(a1)〜(a4)に示すマスクパターン群を用いて分配処理を行う。一方、ステップS602にて属性Bであると判定された分割領域に対応する量子化データに対しては図10(b1)〜(b4)に示すマスクパターン群を用いて分配処理を行う。
以上記載したように、本実施形態では、分割領域に応じて異なるマスクパターンを用いる場合であっても、分割領域ごとに補正値を取得する。そのため、記録領域ごとに吐出口ごとの吐出特性のずれに起因する色ずれを抑制して記録を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、画像の属性に応じて異なるマスクパターン群を切り替えて適用する形態について記載した。
これに対し、本実施形態では、画像の属性に応じて画像データ内でフラグのオン/オフを切り替え、1つのマスクパターン群を適用することで記録データを生成する形態について記載する。
なお、上述の第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図16は本実施形態で適用する各画素当たり2ビットの情報により構成されるマスクパターンを示す図である。なお、図16(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ1、2、3、4回目の走査に対応するマスクパターンを示している。また、図17は本実施形態で適用する量子化データとマスクパターンの対応関係を規定したデコードテーブルを示す図である。
なお、以下の説明ではデータが「xy」である場合、「y」を1ビット目、「x」を2ビット目と称する。
本実施形態における量子化データは、各画素当たり2ビットの情報(以下、画素値とも称する)により構成されている。詳細には、本実施形態における量子化データでは各画素に対して「00」、「01」、「11」の3つの画素値のうちのいずれかが定められている。
ここで、3つの画素値のそれぞれにおいて、1ビット目はインクの吐出/非吐出を定めている。詳細には、ステップS605における量子化処理においてある画素に対してインクの吐出が定められた場合、当該画素に対応する量子化データの画素値の1ビット目には「1」が定められる。一方、ステップS605における量子化処理においてある画素に対してインクの非吐出が定められた場合、当該画素に対応する量子化データの画素値の1ビット目には「0」が定められる。
また、3つの画素値のそれぞれにおいて、2ビット目は属性A/属性Bが定められている。詳細には、ステップS602にてある領域における入力データが属性Aであると判定された場合、当該領域に対応する量子化データの画素値の2ビット目には「0」が定められる。また、ステップS602にてある領域における入力データが属性Bであると判定された場合、当該領域に対応する量子化データの画素値の2ビット目には「1」が定められる。
以上の点をまとめると、ある画素に対して画素値が「01」の量子化データが定められている場合、当該画素は画像の属性が属性Aであり、且つ、インクの吐出が定められていることになる。また、ある画素に対して画素値が「11」の量子化データが定められている場合、当該画素は画像の属性が属性Bであり、且つ、インクの吐出が定められていることになる。また、ある画素に対して画素値が「00」の量子化データが定められている場合、当該画素はインクの非吐出が定められていることになる。
また、本実施形態におけるマスクパターンは、図16に示すように、各画素当たり2ビットの情報(以下、コード値と称する)により構成されている。詳細には、本実施形態におけるマスクパターンでは各画素に対して「00」、「01」、「11」の3つのコード値のうちのいずれかが定められている。
ここで、図17に示すデコードテーブルからわかるように、「00」のコード値は量子化データの画素値が「00」、「01」、「11」のいずれであってもインクの吐出を許容しない、ということを定めるものである。言い換えると、「00」のコード値が定められた画素は非記録許容画素に対応する。
一方、「01」のコード値は、量子化データの画素値が「00」、「11」の場合にはインクの吐出を許容しないが、「01」である場合にはインクの吐出を許容する、ということを定めるものである。言い換えると、「01」のコード値が定められた画素は属性Aにおける記録許容画素に対応する。
また、「11」のコード値は、量子化データの画素値が「00」、「01」の場合にはインクの吐出を許容しないが、「11」である場合にはインクの吐出を許容する、ということを定めるものである。言い換えると、「11」のコード値が定められた画素は属性Bにおける記録許容画素に対応する。
ここで、図16(a)〜(d)に示す本実施形態で用いる1〜4回目の走査に対応するマスクパターンは、「01」のコード値が互いに排他的且つ補完的な位置に配置されている。言い換えると、図16(a)〜(d)に示す1〜4回目の走査に対応するマスクパターンにおいて、「01」のコード値が割り当てられた画素の論理和をとると全画素となる。また、「11」のコード値が互いに排他的且つ補完的な位置に配置されている。言い換えると、図16(a)〜(d)に示す1〜4回目の走査に対応するマスクパターンにおいて、「11」のコード値が割り当てられた画素の論理和をとると全画素となる。
そして、図16(a)〜(d)に示す本実施形態で用いる1〜4回目の走査に対応するマスクパターンには、「01」のコード値が定められた画素が互いにほぼ同じ数となるように定められている。したがって、図16(a)に示す1回目の走査に対応するマスクパターンにおける全画素数に対する「01」のコード値が定められた画素の数の比率(以下、第1の記録許容率と称する)は25%となる。図16(b)〜(d)に示す2〜4回目の走査に対応するマスクパターンにおいても、第1の記録許容率は25%となる。
ここで、本実施形態における属性Aにおける寄与率は、複数のマスクパターンにおける第1の記録許容率の和に対する各マスクパターンにおける第1の記録許容率の比率にて規定される。図16に示すマスクパターンでは、第1の記録許容率の和は100%であり、図16(a)〜(d)に示す各マスクパターンの第1の記録許容率は25%である。したがって、属性Aにおける1〜4パス目それぞれの寄与率はいずれも25%となる。
また、図16(c)、(d)に示す本実施形態で用いる3、4回目の走査に対応するマスクパターンには、「11」のコード値が定められた画素が存在しないように定められている。そして、図16(a)、(b)に示す本実施形態で用いる1、2回目の走査に対応するマスクパターンには、「11」のコード値が定められた画素がほぼ同じ数となるように定められている。したがって、図16(a)、(b)に示す1、2回目の走査に対応するマスクパターンにおける全画素数に対する「11」のコード値が定められた画素の数の比率(以下、第2の記録許容率と称する)はそれぞれ50%となる。一方、図16(c)、(d)に示す3、4回目の走査に対応するマスクパターンにおける第2の記録許容率はそれぞれ0%となる。
ここで、本実施形態における属性Bにおける寄与率は、複数のマスクパターンにおける第2の記録許容率の和に対する各マスクパターンにおける第2の記録許容率の比率にて規定される。図16に示すマスクパターンでは、第2の記録許容率の和は100%であり、図16(a)、(b)に示す各マスクパターンの第2の記録許容率は50%、図16(c)、(d)に示す各マスクパターンの第2の記録許容率は0%である。したがって、属性Bにおける1、2パス目それぞれの寄与率は50%、3、4パス目それぞれの寄与率は0%となる。
このようなマスクパターンを用いることにより、第1の実施形態と同じように記録データを生成することができる。
図18は属性判定処理にて図9(b)と同じように単位領域211内の左半分が属性B、右半分が属性Aであると判定され、且つ、量子化処理にて全画素にインクの吐出が定められた場合に生成される量子化データを示す模式図である。
図18に示すように、左半分の画素は属性Bであるため、それらの画素の画素値の2ビット目には「1」が定められる。また、右半分の画素は属性Aであるため、それらの画素の画素値の2ビット目には「0」が定められる。更に、いずれの画素においてもインクの吐出が定められるため、各画素の画素値の1ビット目には「1」が定められている。
図19(a)〜(d)は図18に示す量子化データに対して図16(a)〜(d)それぞれに示すマスクパターンを適用した場合に生成される記録データを示す図である。なお、図19には黒く塗りつぶされた画素がインクが吐出される画素を、白抜けで示された画素がインクが吐出されない画素をそれぞれ示している。
第1の実施形態において図9(b)に示すように属性判定がなされ、図10(a1)〜(a4)、(b1)〜(b4)に示すマスクパターンのうち対応するマスクパターンが選択され、且つ、全画素に記録を定めるような量子化データが生成された場合、図19(a)〜(d)に示す本実施形態で生成される記録データと同じ記録データが生成されることがわかる。
以降の処理においては、図19(a)〜(d)に示すマスクパターンにおける「01」のコード値が定められた画素を図10(a1)〜(a4)に示すマスクパターンにおける記録許容画素と、図19(a)〜(d)に示すマスクパターンにおける「11」のコード値が定められた画素を図10(b1)〜(b4)に示すマスクパターンにおける記録許容画素と置き換えれば、第1の実施形態と同様の処理を実行できる。
以上記載したように、本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果が得られることがわかる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態では、記録媒体上の単位領域に対して複数回の記録走査によって記録を行う形態について記載した。
これに対し、本実施形態では、記録媒体の幅方向(Z方向)の全域に対応した長さを有するそれぞれのインクに対応する記録ヘッドを複数用い、記録ヘッドと記録媒体との相対的な記録走査を1回行うことで記録を行う形態について記載する。
なお、前述した第1、第2の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図20は、本実施形態に係る画像記録装置の内部の構成を部分的に示す側面図である。
4個の記録ヘッド601〜604には、それぞれ1つの記録ヘッド(吐出口列群)につきイエロー(Y)、マゼンタ(M)、フォトマゼンタ(Pm)、シアン(C)、フォトシアン(Pc)、ブラック(Bk)の各インクを吐出する所定数の吐出口(不図示)がZ方向に配列されている。よって、1色のインクを吐出する吐出口列は記録ヘッド601〜604に合計で4個配列されている。吐出口列のZ方向の長さは、記録媒体3上のZ方向の全域に記録を行うことが可能なように、記録媒体3のZ方向の長さ以上である。これらの記録ヘッド601〜604はZ方向と交差するW方向に並んで配置されている。なお、4個の記録ヘッド601〜604をまとめて記録ユニットとも称する。
搬送ベルト400は記録媒体3を搬送するためのベルトであり、搬送ベルト400が回転することによって記録媒体3を給送部401から排出部402までZ方向と交差するW方向に搬送する。
この画像記録装置では、1回の記録走査で画像を完成することができるため、記録時間の短縮化を達成することが可能となる。
本実施形態では、図20に示す記録ヘッド601〜604内の同じ色のインクを吐出する4個の吐出口列に対し,第1の実施形態で用いた各走査に対応するマスクパターンを用いてステップS606における分配処理を実行する。例えば、記録ヘッド601内の所定の色のインクを吐出する吐出口列に対しては属性に応じて図10(a1)に示すマスクパターンか図10(b1)に示すマスクパターンのいずれか選択して量子化データを分配する。また、記録ヘッド602内の所定の色のインクを吐出する吐出口列に対しては属性に応じて図10(a2)に示すマスクパターンか図10(b2)に示すマスクパターンのいずれか選択して量子化データを分配する。また、記録ヘッド603内の所定の色のインクを吐出する吐出口列に対しては属性に応じて図10(a3)に示すマスクパターンか図10(b3)に示すマスクパターンのいずれか選択して量子化データを分配する。また、記録ヘッド604内の所定の色のインクを吐出する吐出口列に対しては属性に応じて図10(a4)に示すマスクパターンか図10(b4)に示すマスクパターンのいずれか選択して量子化データを分配する。
以下、第1の実施形態における「走査」に対応する箇所を「吐出口列」に置き換えることで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態で用いた吐出口列のZ方向の長さは記録媒体の幅に相当する長さであったが、短尺な吐出口列をZ方向に複数配列することで長尺化を行った、いわゆるつなぎヘッドを記録ヘッドとして使用することも可能である。
なお、第1の実施形態では8画素×8画素からなる領域を1つの分割領域としたが、分割領域の大きさは適宜異なる大きさに設定可能である。
また、本発明はサーマルジェット型のインクジェット記録装置に限定されるものではない。例えば圧電素子を利用してインクの吐出を行ういわゆるピエゾ型のインクジェット記録装置等、様々な画像記録装置に対して有効に適用できる。
また、各実施形態には画像記録装置を用いた画像記録方法について記載したが、各実施形態に記載の画像記録方法を行うためのデータを生成する画像処理装置または画像処理方法、プログラムを画像記録装置とは別体に用意する形態にも適用できる。また、画像記録装置の一部に備える形態にも広く適用できることは言うまでもない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも含む。
さらに、「インク」とは、記録媒体上に付与されることで、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
3 記録媒体
7 記録ヘッド
302 ROM
303 RAM

Claims (14)

  1. インクを吐出するための吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドの記録媒体上の単位領域に対する前記所定方向と交差する交差方向への複数回の相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に複数に分割してなる複数の吐出口群それぞれからの前記単位領域内の画素相当の画素領域それぞれに対するインクの吐出または非吐出を定めた記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記複数の吐出口群それぞれから記録される画像における複数の濃度値に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記単位領域内に記録する画像に対応する画像データを取得する第2の取得手段と、
    前記単位領域内に記録する画像の属性に関する情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第3の取得手段によって取得された前記情報が示す画像の属性に基づいて、それぞれ前記複数回の走査に対応する複数のマスクパターンからなる複数のマスクパターン群のうち、1つのマスクパターン群を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれが前記単位領域への記録に寄与する比率にて規定される前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の寄与率に関する情報を取得する第4の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された情報が示す複数の濃度値と、前記第4の取得手段によって取得された情報が示す複数の寄与率と、に基づいて、前記画像データを補正するための補正値を生成する第1の生成手段と、
    前記第2の取得手段によって取得された前記画像データと、前記第1の生成手段によって生成された前記補正値と、に基づいて、前記単位領域に記録する画像に対応する補正データを生成する第2の生成手段と、
    前記第2の生成手段によって生成された前記補正データを量子化することにより、前記単位領域に記録する画像に対応する量子化データを生成する第3の生成手段と、
    前記第3の生成手段により生成された量子化データと、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群と、に基づいて、前記記録データを生成する第4の生成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数のマスクパターン群それぞれに属する複数のマスクパターンは、記録の許容を定める記録許容画素と記録の非許容を定める非記録許容画素が配置されており、
    前記第4の取得手段は、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群に属する前記複数のマスクパターンそれぞれにおける記録許容率に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれにおける前記複数の寄与率に関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第4の取得手段は、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群に属する前記複数のマスクパターンにおける記録許容率の和に対する、当該1つのマスクパターンに属する前記複数のマスクパターンそれぞれにおける記録許容率の比率を前記複数の吐出口群それぞれにおける寄与率として、前記複数の吐出口群それぞれにおける前記複数の寄与率に関する情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の吐出口群それぞれからインクを吐出させることにより複数のテストパターンを記録させる記録制御手段を更に有し、
    前記第1の取得手段は、前記記録制御手段によって記録された前記複数のテストパターンに基づいて、前記複数の濃度値に関する情報を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の生成手段は、前記複数の吐出口群それぞれにおいて、前記第1の取得手段によって取得された情報が示す複数の濃度値のそれぞれと、前記第4の取得手段によって取得された情報が示す複数の寄与率のそれぞれと、を乗じることにより、前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の第2の補正値を生成し、当該複数の第2の補正値の和を前記補正値として生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記複数のマスクパターン群は、第1のマスクパターン群と、前記第1のマスクパターン群に属する前記複数のマスクパターンと記録許容率が異なるマスクパターンを少なくとも1つ含む第2のマスクパターン群と、を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1のマスクパターン群に属する複数のマスクパターンのそれぞれは、記録許容率が互いにほぼ等しいことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2のマスクパターン群に属する複数のマスクパターンのうち、前記複数回の走査のうちの前半の走査に対応する複数のマスクパターンにおける記録許容率と、前記複数回の走査のうちの後半の走査に対応する複数のマスクパターンにおける記録許容率と、の差分は、所定の閾値よりも大きいことを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置。
  9. 前記第3の取得手段は、前記単位領域を複数に分割してなる分割領域ごとに画像の属性に関する情報を取得し、
    前記選択手段は、前記分割領域ごとに前記複数のマスクパターン群の中から1つのマスクパターン群を選択することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第2の生成手段は、前記第2の取得手段によって取得された前記画像データに前記第1の生成手段によって生成された前記第2の補正値を乗じることにより、前記補正データを生成することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記記録ヘッドを更に有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. インクを吐出するための吐出口が所定方向に配列された吐出口列を複数有する記録ヘッドの記録媒体上の単位領域に対する前記所定方向と交差する交差方向への相対的な走査において、前記複数の吐出口列内の前記所定方向における所定の位置に位置する複数の吐出口群それぞれからの前記単位領域内の画素相当の画素領域それぞれに対するインクの吐出または非吐出を定めた記録データを生成する画像処理装置であって、
    前記複数の吐出口群それぞれからの吐出量を補正するための複数の第1の補正値に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記単位領域内に記録する画像に対応する画像データを取得する第2の取得手段と、
    前記単位領域内に記録する画像の属性に関する情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第3の取得手段によって取得された前記情報が示す画像の属性に基づいて、それぞれ前記複数の吐出口列に対応する複数のマスクパターンからなる複数のマスクパターン群のうち、1つのマスクパターン群を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれが前記単位領域への記録に寄与する比率にて規定される、前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の寄与率に関する情報を取得する第4の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された情報が示す複数の第1の補正値と、前記第4の取得手段によって取得された情報が示す複数の寄与率と、に基づいて、前記画像データを補正するための第2の補正値を生成する第1の生成手段と、
    前記第2の取得手段によって取得された前記画像データと、前記第1の生成手段によって生成された前記第2の補正値と、に基づいて、前記単位領域に記録する画像に対応する補正データを生成する第2の生成手段と、
    前記第2の生成手段によって生成された前記補正データを量子化することにより、前記単位領域に記録する画像に対応する量子化データを生成する第3の生成手段と、
    前記第3の生成手段により生成された量子化データと、前記選択手段によって選択された前記1つのマスクパターン群と、に基づいて、前記記録データを生成する第4の生成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  13. インクを吐出するための吐出口が所定方向に配列された吐出口列を有する記録ヘッドの記録媒体上の単位領域に対する前記所定方向と交差する交差方向への複数回の相対的な走査のそれぞれにおいて、前記吐出口列を前記所定方向に複数に分割してなる複数の吐出口群それぞれからの前記単位領域内の画素相当の画素領域それぞれに対するインクの吐出または非吐出を定めた記録データを生成する画像処理方法であって、
    前記複数の吐出口群それぞれから記録される画像における複数の濃度値に関する情報を取得する第1の取得工程と、
    前記単位領域内に記録する画像に対応する画像データを取得する第2の取得工程と、
    前記単位領域内に記録する画像の属性に関する情報を取得する第3の取得工程と、
    前記第3の取得工程によって取得された前記情報が示す画像の属性に基づいて、それぞれ前記複数回の走査に対応する複数のマスクパターンからなる複数のマスクパターン群のうち、1つのマスクパターン群を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択された前記1つのマスクパターン群に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれが前記単位領域への記録に寄与する比率にて規定される、前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の寄与率に関する情報を取得する第4の取得工程と、
    前記第1の取得工程によって取得された情報が示す複数の濃度値と、前記第4の取得工程によって取得された情報が示す複数の寄与率と、に基づいて、前記画像データを補正するための補正値を生成する第1の生成工程と、
    前記第2の取得工程によって取得された前記画像データと、前記第1の生成工程によって生成された前記補正値と、に基づいて、前記単位領域に記録する画像に対応する補正データを生成する第2の生成工程と、
    前記第2の生成工程によって生成された前記補正データを量子化することにより、前記単位領域に記録する画像に対応する量子化データを生成する第3の生成工程と、
    前記第3の生成工程により生成された量子化データと、前記選択工程によって選択された前記1つのマスクパターン群と、に基づいて、前記記録データを生成する第4の生成工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. インクを吐出するための吐出口が所定方向に配列された吐出口列を複数有する記録ヘッドの記録媒体上の単位領域に対する前記所定方向と交差する交差方向への相対的な走査において、前記複数の吐出口列内の前記所定方向における所定の位置に位置する複数の吐出口群それぞれからの前記単位領域内の画素相当の画素領域それぞれに対するインクの吐出または非吐出を定めた記録データを生成する画像処理方法であって、
    前記複数の吐出口群それぞれからの吐出量を補正するための複数の第1の補正値に関する情報を取得する第1の取得工程と、
    前記単位領域内に記録する画像に対応する画像データを取得する第2の取得工程と、
    前記単位領域内に記録する画像の属性に関する情報を取得する第3の取得工程と、
    前記第3の取得工程によって取得された前記情報が示す画像の属性に基づいて、それぞれ前記複数の吐出口列に対応する複数のマスクパターンからなる複数のマスクパターン群のうち、メモリに記憶された前記複数のマスクパターン群の中から1つのマスクパターン群を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択された前記1つのマスクパターン群に基づいて、前記複数の吐出口群それぞれが前記単位領域への記録に寄与する比率にて規定される、前記複数の吐出口群それぞれにおける複数の寄与率に関する情報を取得する第4の取得工程と、
    前記第1の取得工程によって取得された情報が示す複数の第1の補正値と、前記第4の取得工程によって取得された情報が示す複数の寄与率と、に基づいて、前記画像データを補正するための第2の補正値を生成する第1の生成工程と、
    前記第2の取得工程によって取得された前記画像データと、前記第1の生成工程によって生成された前記第2の補正値と、に基づいて、前記単位領域に記録する画像に対応する補正データを生成する第2の生成工程と、
    前記第2の生成工程によって生成された前記補正データを量子化することにより、前記単位領域に記録する画像に対応する量子化データを生成する第3の生成工程と、
    前記第3の生成工程により生成された量子化データと、前記選択工程によって選択された前記1つのマスクパターン群と、に基づいて、前記記録データを生成する第4の生成工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
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