JP2004174751A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット記録装置において、記録ヘッドから吐出されるインクの吐出量、吐出方向によらずむらのない印字を行うこと。
【解決手段】インクジェット方式により記録を行う記録装置において、各ノズルのドット径・ドットヨレ検出用パターンとむら検出用パターンとを備える。前者パターン出力結果から各ノズルに相当するラスターとその隣接ラスターそれぞれに吐出されたインク量を検出する。後者パターン出力結果から平均濃度を検出しする。後者パターンにおいて全ラスター濃度が前記平均濃度となるように前記検出インク量を考慮して各ノズルの吐出インク量を補正することによりむらのない印字を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】インクジェット方式により記録を行う記録装置において、各ノズルのドット径・ドットヨレ検出用パターンとむら検出用パターンとを備える。前者パターン出力結果から各ノズルに相当するラスターとその隣接ラスターそれぞれに吐出されたインク量を検出する。後者パターン出力結果から平均濃度を検出しする。後者パターンにおいて全ラスター濃度が前記平均濃度となるように前記検出インク量を考慮して各ノズルの吐出インク量を補正することによりむらのない印字を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関する。さらに詳細には、インクジェット記録装置のスキャン幅内のむらを低減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像、文字等を出力する装置として記録装置がある。記録電子写真方式、熱転写方式、昇華方式等種々の方式が開発されている。また、これらの記録装置はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色、またはこれら3色にブラック(K)を加えた4色によりカラーで記録することを可能としている。この中でインクジェット記録方式は、安価で静粛、高速かつ高解像度記録ができる装置として特に注目が高い。
【0003】
インクジェット記録方式とは、発熱体または圧電素子により複数の吐出口からインクを吐出し、記録媒体にそのインクを付着させることで印字を行う方式である。この記録装置は、前述の複数の吐出口を備えた記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直行する方向(主走査方向)にシリアルスキャンし、この際にインクを吐出し、記録媒体上にドットを形成することで画像形成する。複数の吐出口は副走査方向に配置するため、吐出口数に対応した幅の記録が成される。また、非記録時に記録幅に等しい量で記録媒体を間欠搬送する。
【0004】
また、記録ヘッド幅が記録媒体幅あるフルマルチ型インクジェット記録装置の場合には、記録ヘッドのスキャン方向と記録媒体の搬送方向が同じであり、1回のスキャンで記録媒体上に画像を形成する。
【0005】
記録媒体上に形成されるドットは所望の画素に着弾し、等しい大きさをしていることが理想である。しかしながら、記録ヘッドが吐出するインク量や吐出方向は、吐出口毎にばらついている。そのため、従来(図14(a))のように全ノズルに対して同じγ曲線に従って同数の吐出を行うと図14(a)のに示すように印字結果に濃度差むらが生じる。
【0006】
そこでこの画像劣化を低減する為に特開平05−220977号公報では、次のような提案をしている。テストパターンの濃度ムラをセンサによって読みとり、ノズルに対応する各画像の各ラスターに対して濃度補正を施すことにより、画像上の濃度むらを解消するヘッドシェーディング法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のヘッドシェーディング法により濃度むらは図14(b)のように図14(a)に比べて濃度むらを低減する。しかしながら、濃度むらを人が見えないレベルまでに補正することは困難であった。ドットがヨレている場合、本来着弾するべきラスター以外の前後ラスターにも大きく着弾しており、補正をすることにより意図せず前後のラスター濃度に影響を及ばすからである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題に鑑みて成されたものであり、ドットが本来着弾するべきラスターとその両隣接ラスターの3ラスターそれぞれに対するそのドットを吐出するノズルの影響力を考慮してラスター毎に濃度補正することを特徴とする。つまり、1ラスター対1ラスター補正ではなく、3ラスター対1ラスターで補正することにより、ドット径やヨレによる前後ラスターへの影響を及ぼす記録ヘッドであっても、濃度むらをなくすことができる。
【0009】
(作用)
本発明によれば、記録ヘッド内のノズルの吐出量ばらつきだけでなく、吐出方向ばらつきがあっても、記録幅内の濃度むらをなくすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
<記録装置概要>
図1はシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置の斜視説明図である。
【0011】
先ず記録装置の全体構成を説明すると、図1において1は紙或いはプラスチックシートよりなる記録シートであって、カセット等に複数枚積層された記録シート1が給紙ローラ(不図示)によって一枚ずつ供給され、一定間隔を隔てて配置され、夫々個々のステッピングモータ(図示せず)によって駆動する第1搬送ローラ対2及び第2搬送ローラ対3によって矢印A方向に搬送されるごとく構成されている。
【0012】
5は前記記録シート1に記録を行うためのインクジェット式の記録ヘッドである。インクは不図示のインクカートリッジより供給され、ノズルから画信号に応じて吐出される。
【0013】
この記録ヘッド5及びインクカートリッジはキャリッジ4に搭載され、該キャリッジ4にはベルト6及びプーリ7a,7bを介してキャリッジモータ23が連結している。従って、前記キャリッジモータ23の駆動により前記キャリッジ4がガイドシャフト8に沿って往復走査するように構成されている。
【0014】
前記構成により、記録ヘッド5が矢印B方向に移動しながら画信号に応じてインクを記録シート1に吐出してインク像を記録し、必要に応じて記録ヘッド5はホームポジションに戻ってインク回復装置(不図示)によりノズルの目づまりを解消すると共に、搬送ローラ対2,3が駆動して記録シート1を矢印A方向に1行分搬送する。これを繰り返すことによって記録シート1に所定記録を行うものである。
【0015】
次に前記記録装置の各部材を駆動させる為の制御系について説明する。
【0016】
この制御系は図2に示すように、例えばマイクロプロセッサ等のCPU20a,該CPU20aの制御プログラムや各種データを格納しているROM20b,及びCPU20aのワークエリアとして使用されると共に、記録画像データなどの各種データの一時保管等を行うRAM20c等を備えた制御系20、インターフェイス21、操作パネル22、各モータ(キャリッジ駆動用のモータ23、給紙モータ駆動用のモータ24、第1搬送ローラ対駆動用のモータ25、第2搬送ローラ対駆動用のモータ26)を駆動するためのドライバー27、及び記録ヘッド駆動用ドライバー28からなる。
【0017】
上記制御部20はインターフェイス21を介して操作パネル22からの各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)や、外部装置29との画信号などのI/O(情報の入出力)を行う。また前記制御部20はインターフェイス21を介して各モータ23〜26を駆動させるためのON、OFF信号、及び画信号を出力し、該画信号によって各部材を駆動させる。
【0018】
さらに、CPU20aは記録ヘッドへー回の記録走査に相当する印字画像データを送る。
【0019】
<画像処理概要>
次に、ホストコンピュータで生成する記録データの画像処理方法について説明する。
【0020】
図3は本発明が適用される画像処理システムである。図3においてホスト201はCPUと、メモリと、外部記憶と、入力部と、プリンタとのインターフェイスとを備えている。
【0021】
CPUはメモリに格納されたプログラムを実行することで後述する色処理、量子化処理の手順などを実現する。このプログラムは外部記憶に記憶され、或いは外部装置から供給される。ホスト201はインターフェイスを介して記録装置202と接続されており、色処理を施した画像データを記録装置202に送信して印刷記録を行わせる。
【0022】
図4該画像処理を説明するブロック図で、入力されるR、G、B各色8ビット(256階調)画像データをC、M、Y、K各色1ビットデータとして出力する処理フローである。
【0023】
R、G、B各色8ビットデータはまず3次元のルックアップテーブル(LUT)によりR’、G’、B’各色8ビットデータに変換される。この処理は色空間変換処理(前段色処理)と称し、入力画像の色空間(カラースペース)と出力装置の再現色空間の差を補正するための変換処理である。
【0024】
該色空間変換処理を施されたR’、G’、B’各色8ビットデータは次の3次元LUTによりC、M、Y、K各色8ビットデータに変換される。この処理は色変換処理(後段色処理と称し)で、入力系のRGB系カラーから出力系のCMYK系カラーに変換する色変換処理である。入力データはディスプレイなど発光体の加法混色の3原色(RGB)であることが多いが、プリンターなど光の反射で色を表現する記録装置の場合は減法混色の3原色(CMY)の色材が用いられるので該変換処理が行われる。
【0025】
前段色処理に用いられる3次元LUTや後段色処理に用いられる3次元LUTは離散的にデータを保持しており、保持しているデータ間は補間処理で求めるが、該補間処理は公知の技術であるのでここでの詳細な説明は省略する。
【0026】
後段色処理が施されたC、M、Y、K各色8ビットデータは、1次元LUTによって出力γ補正が施される。単位面積当たりの印字ドット数と出力特性(反射濃度など)の関係は多くの場合に線形関係とはならないので、出力γ補正を施すことでC、M、Y、K8ビットの入力レベルと、その時の出力特性との線形関係とを保証する。
【0027】
本発明では後述する3ラスター考慮により、ラスター毎に前記出力γ補正値を設定する。
【0028】
以上が色処理部の動作説明で、入力R、G、B各色8ビットのデータが出力機器の有する色材C、M、Y、K各色8ビットのデータに変換される。
【0029】
次に前記C、M、Y、K各色8ビットのデータは量子化部に送られる。本実施例におけるカラー記録装置は2値記録装置であるのでC、M、Y、K各色8ビットのデータは最終的にC、M、Y、K各色1ビットのデータに量子化処理される。
【0030】
本実施例では、写真調の中間調画像を2値記録装置で滑らかに表現させることが可能な誤差拡散法による量子化方法を用いる。誤差拡散法によって前記C、M、Y、K各色8ビットのデータをC、M、Y、K各色1ビットの印字データに量子化する。該誤差拡散法を用いた量子化方法の詳細は「日経エレクトロニクス1978年5月号P50−P65」を始めとして既に様々な文献や論文が発表されており公知の技術であるので詳細な説明は省略する。
【0031】
<ラスター毎補正γ値設定概要>
次に前記1次元LUTにおける各ラスターの補正γ値の設定方法について説明する。図5はラスター毎補正γ設定までの処理を示すフローチャートである。
【0032】
不図示のプリンタドライバのUI画面において、Step1としてラスター毎補正γ値設定モードが選択されると、Step2で予め設定されいている図6の様な階段パターンが印字される。図6におけるキャリッジ方向の記録線はそれぞれ記録ヘッドの1ノズルにより印字され、全ノズルを使用するようなパターンであることを特徴としている。Step3では、Step2の階段パターンをスキャナ等の入力装置により読みとる。図7(a)は図6のキャリッジ方向に記録したある1本の記録線を拡大したものである。図7(a)に示す本ラスターは前記記録線が本来記録されるべきラスターであり、図のようにドットの集合により図6の記録線が形成されている。しかし、ノズル毎の吐出量や吐出方向のばらつきにより本ラスターの両隣接ラスターである前ラスターや後ラスターにもドットが及んでしまう。前記入力装置は図6の記録線の前ラスター、本ラスター、後ラスターの3ラスターを読み、それぞれのラスターの平均濃度を図7(b)のように入力する。この作業を各記録線毎に行うことにより、図8のような各ノズルの前記3ラスター濃度テーブルが作成できる。図8の白文字数字が本ラスター濃度であり、黒文字は前後ラスター濃度である。Step4では図9に示すむら検出用のパターンを印字する。ここでは全ラスターに対して同一の出力補正γ値で記録を行う。Step5ではStep4のパターンに対してラスター毎に平均濃度検出を行う。
【0033】
濃度検出は前記入力装置等を用いる。Step6ではStep5のラスター毎平均濃度からStep4のパターン全体の平均濃度を算出する。次にStep7としてラスター毎の補正γ値を算出する。Step4においてn本のノズルにより所望濃度100のむら検出パターンを記録したところ第1ラスター平均濃度が105であった。前記第1ラスター平均濃度105はStep3の3ラスター濃度検出により、第nノズルの後ラスター濃度15と第1ノズルの本ラスター濃度95と第2ノズルの前ラスター濃度20によって成り立っている。そこで、第1ラスター濃度は係数a1を用いて(15+95+20)×100×a1=120と表す。これを第2ラスターから第nラスターまで同様に行い、係数a1〜anを決める。
【0034】
また、Step4のむら検出パターンの平均濃度が96.7であった。そこで、各ラスターが前記平均濃度になるように3ラスター濃度を用いて補正する。第1ノズルから第nノズルの補正所望濃度をそれぞれd1、d2、d3‥‥dn−2、dn−1、dnとする。すると補正第1ラスター濃度は(15×dn+95×d1十20×d2)×a1=95.8と表すことができる。第2ラスターから第nラスターまでも同様に行うことでn個の変数とn個の式ができ、これらの式を解くことにより第1ノズルから第nノズルまでの補正所望濃度を決定する。Step8としてこの各補正所望濃度が各ノズルの入力濃度に対する出力濃度になるのでラスター毎補正γ値を設定することができる。この図10に示すラスター毎補正γ値を図4の1次元LUTで使用することにより、図10のようなむらがない印字を可能とする。
【0035】
本実施例ではラスター毎の濃度を検出するのに図6の階段パターンを使用したが、パターンはこれに限るものではなく、記録ヘッドの各吐出口による印字濃度が検出できればよい。また、検出する物理量は濃度ではなく、輝度であってもよい。さらに本実施例では各吐出口につき3ラスター濃度をそれぞれ検出するとしたが、それ以上のラスター数を検出してもよい。
【0036】
(実施例2)
実施例1では、第nノズルの本ラスターと第n−1ノズルの後ラスター、第n+1ノズルの前ラスターは同じ前記本ラスターであり、この3ノズルによる本ラスターへの記録状態により補正していた。本実施例では前記3ノズルによる前記本ラスターへの記録濃度に閾値を設けることを特徴とする。閾値以下の濃度の場合、前記3ノズルによる記録は補正をしても、濃度が薄いことにより発生する白すじとなる。そこで、この3ノズル以外のノズルにより本ラスターを記録することで、むらのない記録が可能とする。
【0037】
また、前記第nノズルによる本ラスター濃度に閾値を設けて、その閾値に満たない場合はこのノズルによる記録を禁止する。そして前記本ラスター記録を他のノズルにより行うことでむらのない記録を可能とする。
【0038】
(実施例3)
図11は各ノズルによるドット径の相対的な大きさを説明する図である。図8の第1ノズルによる前ラスター濃度10と本ラスター濃度95と後ラスター5の和は110であり、同様計算を各ノズルに行った結果が図11である。この和の濃度が各ノズルにより吐出量と増加関数の関係にあるので、各ノズルによるドット径の相対的な大きさを表すことになる。これより各ノズルの前記濃度和の平均値(平均ドット径)を算出し、平均値より大きいノズルは吐出量を少なくするように、平均値より小さいノズルは吐出量を多くするように補正をする。図12は前記補正をするための補正テーブルである。前記テーブルは平均値からのずれ量(ドット径補正量)に対する各ノズル内に設けられた吐出素子への電圧の印加時間補正量を持っている。このテーブルに従い各ノズルに対する電圧の印加時間を変更し、ドット径を揃えることでむらを低減することができる。また、吐出量の変更は印加電圧テーブルによる印加電圧の変更によって行ってもよい。
【0039】
さらに、図13は各ノズルのヨレ量を説明する図である。図8の第1ノズルによる前ラスター濃度10と本ラスター濃度95と後ラスター5の和は110であり、この和に対する前ラスター濃度割合が0.09、本ラスターが0.86、後ラスターが0.05である。これを各ノズルに対して行った結果が図13である。前ラスターの割合が後ラスターより大きければ前ラスターにヨレており、後ラスターの割合が大きければ後ラスターにヨレていることになる。このヨレ量を考慮して各ノズルの吐出回数を変更してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、各ノズルの吐出による本ラスターと前後ラスターの3ラスター濃度を考慮して各ラスターの補正γ値を設定することにより、吐出量や吐出方向にばらつきがある記録ヘッドであっても、むらのない印字をすることができる。しかも、本発明によればコスト増することなく、記録装置、記録ヘッドによらず最適なむらなし印字を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の斜視図。
【図2】記録装置の制御ロジックを説明するブロック図。
【図3】記録装置の画像処理システムを説明するブロック図。
【図4】記録装置の画像処理の流れを説明する説明図。
【図5】記録装置のラスター毎補正γ値設定を説明するフローチャート。
【図6】階段パターンを説明する説明図
【図7】1ノズルの本ラスター、前ラスター、後ラスターを説明する説明図。
【図8】各ノズルの本ラスター、前ラスター、後ラスター濃度を説明する説明図。
【図9】むら検出パターンとそのラスター毎濃度を説明する説明図。
【図10】ラスター毎補正γ曲線とそれによる印字結果。
【図11】各ノズルの相対的な吐出量を説明する説明図。
【図12】印加時間補正テーブル。
【図13】各ノズルのヨレ量を説明する説明図。
【図14】従来の補正γ曲線とそれによる印字結果。
【符号の説明】
1 記録シート
2 第1搬送ローラ
3 第2搬送ローラ
4 キャリッジ
5 記録ヘッド
6 ベルト
7 プーリ
8 ガイドシャフト
20 制御部
20a CPU
20b ROM
20c RAM
21 インターフェース
22 操作パネル
23 キャリッジモータ
24 給紙モータ
25 第1搬送ローラ駆動モータ
26 第2搬送ローラ駆動モータ
27 モータ駆動ドライバー
28 記録ヘッド駆動ドライバー
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関する。さらに詳細には、インクジェット記録装置のスキャン幅内のむらを低減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像、文字等を出力する装置として記録装置がある。記録電子写真方式、熱転写方式、昇華方式等種々の方式が開発されている。また、これらの記録装置はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色、またはこれら3色にブラック(K)を加えた4色によりカラーで記録することを可能としている。この中でインクジェット記録方式は、安価で静粛、高速かつ高解像度記録ができる装置として特に注目が高い。
【0003】
インクジェット記録方式とは、発熱体または圧電素子により複数の吐出口からインクを吐出し、記録媒体にそのインクを付着させることで印字を行う方式である。この記録装置は、前述の複数の吐出口を備えた記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直行する方向(主走査方向)にシリアルスキャンし、この際にインクを吐出し、記録媒体上にドットを形成することで画像形成する。複数の吐出口は副走査方向に配置するため、吐出口数に対応した幅の記録が成される。また、非記録時に記録幅に等しい量で記録媒体を間欠搬送する。
【0004】
また、記録ヘッド幅が記録媒体幅あるフルマルチ型インクジェット記録装置の場合には、記録ヘッドのスキャン方向と記録媒体の搬送方向が同じであり、1回のスキャンで記録媒体上に画像を形成する。
【0005】
記録媒体上に形成されるドットは所望の画素に着弾し、等しい大きさをしていることが理想である。しかしながら、記録ヘッドが吐出するインク量や吐出方向は、吐出口毎にばらついている。そのため、従来(図14(a))のように全ノズルに対して同じγ曲線に従って同数の吐出を行うと図14(a)のに示すように印字結果に濃度差むらが生じる。
【0006】
そこでこの画像劣化を低減する為に特開平05−220977号公報では、次のような提案をしている。テストパターンの濃度ムラをセンサによって読みとり、ノズルに対応する各画像の各ラスターに対して濃度補正を施すことにより、画像上の濃度むらを解消するヘッドシェーディング法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のヘッドシェーディング法により濃度むらは図14(b)のように図14(a)に比べて濃度むらを低減する。しかしながら、濃度むらを人が見えないレベルまでに補正することは困難であった。ドットがヨレている場合、本来着弾するべきラスター以外の前後ラスターにも大きく着弾しており、補正をすることにより意図せず前後のラスター濃度に影響を及ばすからである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題に鑑みて成されたものであり、ドットが本来着弾するべきラスターとその両隣接ラスターの3ラスターそれぞれに対するそのドットを吐出するノズルの影響力を考慮してラスター毎に濃度補正することを特徴とする。つまり、1ラスター対1ラスター補正ではなく、3ラスター対1ラスターで補正することにより、ドット径やヨレによる前後ラスターへの影響を及ぼす記録ヘッドであっても、濃度むらをなくすことができる。
【0009】
(作用)
本発明によれば、記録ヘッド内のノズルの吐出量ばらつきだけでなく、吐出方向ばらつきがあっても、記録幅内の濃度むらをなくすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
<記録装置概要>
図1はシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置の斜視説明図である。
【0011】
先ず記録装置の全体構成を説明すると、図1において1は紙或いはプラスチックシートよりなる記録シートであって、カセット等に複数枚積層された記録シート1が給紙ローラ(不図示)によって一枚ずつ供給され、一定間隔を隔てて配置され、夫々個々のステッピングモータ(図示せず)によって駆動する第1搬送ローラ対2及び第2搬送ローラ対3によって矢印A方向に搬送されるごとく構成されている。
【0012】
5は前記記録シート1に記録を行うためのインクジェット式の記録ヘッドである。インクは不図示のインクカートリッジより供給され、ノズルから画信号に応じて吐出される。
【0013】
この記録ヘッド5及びインクカートリッジはキャリッジ4に搭載され、該キャリッジ4にはベルト6及びプーリ7a,7bを介してキャリッジモータ23が連結している。従って、前記キャリッジモータ23の駆動により前記キャリッジ4がガイドシャフト8に沿って往復走査するように構成されている。
【0014】
前記構成により、記録ヘッド5が矢印B方向に移動しながら画信号に応じてインクを記録シート1に吐出してインク像を記録し、必要に応じて記録ヘッド5はホームポジションに戻ってインク回復装置(不図示)によりノズルの目づまりを解消すると共に、搬送ローラ対2,3が駆動して記録シート1を矢印A方向に1行分搬送する。これを繰り返すことによって記録シート1に所定記録を行うものである。
【0015】
次に前記記録装置の各部材を駆動させる為の制御系について説明する。
【0016】
この制御系は図2に示すように、例えばマイクロプロセッサ等のCPU20a,該CPU20aの制御プログラムや各種データを格納しているROM20b,及びCPU20aのワークエリアとして使用されると共に、記録画像データなどの各種データの一時保管等を行うRAM20c等を備えた制御系20、インターフェイス21、操作パネル22、各モータ(キャリッジ駆動用のモータ23、給紙モータ駆動用のモータ24、第1搬送ローラ対駆動用のモータ25、第2搬送ローラ対駆動用のモータ26)を駆動するためのドライバー27、及び記録ヘッド駆動用ドライバー28からなる。
【0017】
上記制御部20はインターフェイス21を介して操作パネル22からの各種情報(例えば文字ピッチ、文字種類等)や、外部装置29との画信号などのI/O(情報の入出力)を行う。また前記制御部20はインターフェイス21を介して各モータ23〜26を駆動させるためのON、OFF信号、及び画信号を出力し、該画信号によって各部材を駆動させる。
【0018】
さらに、CPU20aは記録ヘッドへー回の記録走査に相当する印字画像データを送る。
【0019】
<画像処理概要>
次に、ホストコンピュータで生成する記録データの画像処理方法について説明する。
【0020】
図3は本発明が適用される画像処理システムである。図3においてホスト201はCPUと、メモリと、外部記憶と、入力部と、プリンタとのインターフェイスとを備えている。
【0021】
CPUはメモリに格納されたプログラムを実行することで後述する色処理、量子化処理の手順などを実現する。このプログラムは外部記憶に記憶され、或いは外部装置から供給される。ホスト201はインターフェイスを介して記録装置202と接続されており、色処理を施した画像データを記録装置202に送信して印刷記録を行わせる。
【0022】
図4該画像処理を説明するブロック図で、入力されるR、G、B各色8ビット(256階調)画像データをC、M、Y、K各色1ビットデータとして出力する処理フローである。
【0023】
R、G、B各色8ビットデータはまず3次元のルックアップテーブル(LUT)によりR’、G’、B’各色8ビットデータに変換される。この処理は色空間変換処理(前段色処理)と称し、入力画像の色空間(カラースペース)と出力装置の再現色空間の差を補正するための変換処理である。
【0024】
該色空間変換処理を施されたR’、G’、B’各色8ビットデータは次の3次元LUTによりC、M、Y、K各色8ビットデータに変換される。この処理は色変換処理(後段色処理と称し)で、入力系のRGB系カラーから出力系のCMYK系カラーに変換する色変換処理である。入力データはディスプレイなど発光体の加法混色の3原色(RGB)であることが多いが、プリンターなど光の反射で色を表現する記録装置の場合は減法混色の3原色(CMY)の色材が用いられるので該変換処理が行われる。
【0025】
前段色処理に用いられる3次元LUTや後段色処理に用いられる3次元LUTは離散的にデータを保持しており、保持しているデータ間は補間処理で求めるが、該補間処理は公知の技術であるのでここでの詳細な説明は省略する。
【0026】
後段色処理が施されたC、M、Y、K各色8ビットデータは、1次元LUTによって出力γ補正が施される。単位面積当たりの印字ドット数と出力特性(反射濃度など)の関係は多くの場合に線形関係とはならないので、出力γ補正を施すことでC、M、Y、K8ビットの入力レベルと、その時の出力特性との線形関係とを保証する。
【0027】
本発明では後述する3ラスター考慮により、ラスター毎に前記出力γ補正値を設定する。
【0028】
以上が色処理部の動作説明で、入力R、G、B各色8ビットのデータが出力機器の有する色材C、M、Y、K各色8ビットのデータに変換される。
【0029】
次に前記C、M、Y、K各色8ビットのデータは量子化部に送られる。本実施例におけるカラー記録装置は2値記録装置であるのでC、M、Y、K各色8ビットのデータは最終的にC、M、Y、K各色1ビットのデータに量子化処理される。
【0030】
本実施例では、写真調の中間調画像を2値記録装置で滑らかに表現させることが可能な誤差拡散法による量子化方法を用いる。誤差拡散法によって前記C、M、Y、K各色8ビットのデータをC、M、Y、K各色1ビットの印字データに量子化する。該誤差拡散法を用いた量子化方法の詳細は「日経エレクトロニクス1978年5月号P50−P65」を始めとして既に様々な文献や論文が発表されており公知の技術であるので詳細な説明は省略する。
【0031】
<ラスター毎補正γ値設定概要>
次に前記1次元LUTにおける各ラスターの補正γ値の設定方法について説明する。図5はラスター毎補正γ設定までの処理を示すフローチャートである。
【0032】
不図示のプリンタドライバのUI画面において、Step1としてラスター毎補正γ値設定モードが選択されると、Step2で予め設定されいている図6の様な階段パターンが印字される。図6におけるキャリッジ方向の記録線はそれぞれ記録ヘッドの1ノズルにより印字され、全ノズルを使用するようなパターンであることを特徴としている。Step3では、Step2の階段パターンをスキャナ等の入力装置により読みとる。図7(a)は図6のキャリッジ方向に記録したある1本の記録線を拡大したものである。図7(a)に示す本ラスターは前記記録線が本来記録されるべきラスターであり、図のようにドットの集合により図6の記録線が形成されている。しかし、ノズル毎の吐出量や吐出方向のばらつきにより本ラスターの両隣接ラスターである前ラスターや後ラスターにもドットが及んでしまう。前記入力装置は図6の記録線の前ラスター、本ラスター、後ラスターの3ラスターを読み、それぞれのラスターの平均濃度を図7(b)のように入力する。この作業を各記録線毎に行うことにより、図8のような各ノズルの前記3ラスター濃度テーブルが作成できる。図8の白文字数字が本ラスター濃度であり、黒文字は前後ラスター濃度である。Step4では図9に示すむら検出用のパターンを印字する。ここでは全ラスターに対して同一の出力補正γ値で記録を行う。Step5ではStep4のパターンに対してラスター毎に平均濃度検出を行う。
【0033】
濃度検出は前記入力装置等を用いる。Step6ではStep5のラスター毎平均濃度からStep4のパターン全体の平均濃度を算出する。次にStep7としてラスター毎の補正γ値を算出する。Step4においてn本のノズルにより所望濃度100のむら検出パターンを記録したところ第1ラスター平均濃度が105であった。前記第1ラスター平均濃度105はStep3の3ラスター濃度検出により、第nノズルの後ラスター濃度15と第1ノズルの本ラスター濃度95と第2ノズルの前ラスター濃度20によって成り立っている。そこで、第1ラスター濃度は係数a1を用いて(15+95+20)×100×a1=120と表す。これを第2ラスターから第nラスターまで同様に行い、係数a1〜anを決める。
【0034】
また、Step4のむら検出パターンの平均濃度が96.7であった。そこで、各ラスターが前記平均濃度になるように3ラスター濃度を用いて補正する。第1ノズルから第nノズルの補正所望濃度をそれぞれd1、d2、d3‥‥dn−2、dn−1、dnとする。すると補正第1ラスター濃度は(15×dn+95×d1十20×d2)×a1=95.8と表すことができる。第2ラスターから第nラスターまでも同様に行うことでn個の変数とn個の式ができ、これらの式を解くことにより第1ノズルから第nノズルまでの補正所望濃度を決定する。Step8としてこの各補正所望濃度が各ノズルの入力濃度に対する出力濃度になるのでラスター毎補正γ値を設定することができる。この図10に示すラスター毎補正γ値を図4の1次元LUTで使用することにより、図10のようなむらがない印字を可能とする。
【0035】
本実施例ではラスター毎の濃度を検出するのに図6の階段パターンを使用したが、パターンはこれに限るものではなく、記録ヘッドの各吐出口による印字濃度が検出できればよい。また、検出する物理量は濃度ではなく、輝度であってもよい。さらに本実施例では各吐出口につき3ラスター濃度をそれぞれ検出するとしたが、それ以上のラスター数を検出してもよい。
【0036】
(実施例2)
実施例1では、第nノズルの本ラスターと第n−1ノズルの後ラスター、第n+1ノズルの前ラスターは同じ前記本ラスターであり、この3ノズルによる本ラスターへの記録状態により補正していた。本実施例では前記3ノズルによる前記本ラスターへの記録濃度に閾値を設けることを特徴とする。閾値以下の濃度の場合、前記3ノズルによる記録は補正をしても、濃度が薄いことにより発生する白すじとなる。そこで、この3ノズル以外のノズルにより本ラスターを記録することで、むらのない記録が可能とする。
【0037】
また、前記第nノズルによる本ラスター濃度に閾値を設けて、その閾値に満たない場合はこのノズルによる記録を禁止する。そして前記本ラスター記録を他のノズルにより行うことでむらのない記録を可能とする。
【0038】
(実施例3)
図11は各ノズルによるドット径の相対的な大きさを説明する図である。図8の第1ノズルによる前ラスター濃度10と本ラスター濃度95と後ラスター5の和は110であり、同様計算を各ノズルに行った結果が図11である。この和の濃度が各ノズルにより吐出量と増加関数の関係にあるので、各ノズルによるドット径の相対的な大きさを表すことになる。これより各ノズルの前記濃度和の平均値(平均ドット径)を算出し、平均値より大きいノズルは吐出量を少なくするように、平均値より小さいノズルは吐出量を多くするように補正をする。図12は前記補正をするための補正テーブルである。前記テーブルは平均値からのずれ量(ドット径補正量)に対する各ノズル内に設けられた吐出素子への電圧の印加時間補正量を持っている。このテーブルに従い各ノズルに対する電圧の印加時間を変更し、ドット径を揃えることでむらを低減することができる。また、吐出量の変更は印加電圧テーブルによる印加電圧の変更によって行ってもよい。
【0039】
さらに、図13は各ノズルのヨレ量を説明する図である。図8の第1ノズルによる前ラスター濃度10と本ラスター濃度95と後ラスター5の和は110であり、この和に対する前ラスター濃度割合が0.09、本ラスターが0.86、後ラスターが0.05である。これを各ノズルに対して行った結果が図13である。前ラスターの割合が後ラスターより大きければ前ラスターにヨレており、後ラスターの割合が大きければ後ラスターにヨレていることになる。このヨレ量を考慮して各ノズルの吐出回数を変更してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、各ノズルの吐出による本ラスターと前後ラスターの3ラスター濃度を考慮して各ラスターの補正γ値を設定することにより、吐出量や吐出方向にばらつきがある記録ヘッドであっても、むらのない印字をすることができる。しかも、本発明によればコスト増することなく、記録装置、記録ヘッドによらず最適なむらなし印字を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の斜視図。
【図2】記録装置の制御ロジックを説明するブロック図。
【図3】記録装置の画像処理システムを説明するブロック図。
【図4】記録装置の画像処理の流れを説明する説明図。
【図5】記録装置のラスター毎補正γ値設定を説明するフローチャート。
【図6】階段パターンを説明する説明図
【図7】1ノズルの本ラスター、前ラスター、後ラスターを説明する説明図。
【図8】各ノズルの本ラスター、前ラスター、後ラスター濃度を説明する説明図。
【図9】むら検出パターンとそのラスター毎濃度を説明する説明図。
【図10】ラスター毎補正γ曲線とそれによる印字結果。
【図11】各ノズルの相対的な吐出量を説明する説明図。
【図12】印加時間補正テーブル。
【図13】各ノズルのヨレ量を説明する説明図。
【図14】従来の補正γ曲線とそれによる印字結果。
【符号の説明】
1 記録シート
2 第1搬送ローラ
3 第2搬送ローラ
4 キャリッジ
5 記録ヘッド
6 ベルト
7 プーリ
8 ガイドシャフト
20 制御部
20a CPU
20b ROM
20c RAM
21 インターフェース
22 操作パネル
23 キャリッジモータ
24 給紙モータ
25 第1搬送ローラ駆動モータ
26 第2搬送ローラ駆動モータ
27 モータ駆動ドライバー
28 記録ヘッド駆動ドライバー
Claims (4)
- 各ノズルのドット径・ドットヨレ検出パターンとむら検出パターンとを備え、前者パターン出力結果からノズルがラスターに吐出するインク量と前記ノズルの隣接ノズルが前記ラスターに吐出するインク量を検出し、後者パターン出力結果から平均濃度を検出し、後者パターンにおいて全ラスター濃度が前記平均濃度となるように前記検出インク量を考慮して各ノズルの吐出インク量補正することを特徴とするインクジェット記録装置。
- 各ノズルのドット径・ドットヨレ検出パターンとむら検出パターンとを備え、前者パターン出力結果からノズルがラスターに吐出するインク量と前記ノズルが前記ラスターの隣接ラスターに吐出するインク量を検出し、後者パターン出力結果から平均濃度を検出し、後者パターンにおいて全ラスター濃度が前記平均濃度となるように前記検出インク量を考慮して各ノズルの吐出インク量補正することを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項1及び2において、テストパターンからインク量及び濃度を検出する入力装置を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項1及び2において、前記考慮するインク量に閾値を備え、その閾値に満たないノズルは使用しないことを特徴とするインクジェット記録装置。
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