JP5664422B2 - 燃料ポンプの取り付け構造および自動二輪車 - Google Patents
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Description
また、幅狭部の開口縁に切り欠き状の凹部が形成され、凹部は、ポンプフランジ部における、複数の接続用部材をそれぞれ延在方向と逆に延ばした仮想延長部から外れた位置に配置されているので、車両などの振動によって、接続用部材やこれに接続される例えば燃料ホースやワイヤーハーネスなどに上下方向に力が加わっても、その振動に伴う応力が、直接的に、幅狭部および凹部が形成された箇所に及ぶことを抑制できる。このため車両などの走行に伴うシール性の低下を防止することができる。
図1〜3に示すように、この燃料ポンプの取り付け構造は、燃料タンク1と、この燃料タンク1に装着された燃料ポンプ2と、この燃料ポンプ2を燃料タンク1に支持する取り付けプレート3と、を組み付けて、取り付けプレート3を燃料タンク1側へ固定することにより、燃料ポンプ2を燃料タンク1へ取り付けた構造である。
図1および図2に示すように、燃料タンク1は、容器状の下部タンク部11と、下部タンク部11の開口部を覆う蓋状の上部タンク部12とで構成されている。下部タンク部11の上部開口縁には、側方へ突出して上部開口縁に沿って周回する下部タンクフランジ部11Aが形成されている。上部タンク部12の下部周縁には側方へ突出して周回する上部タンクフランジ部12Aが形成されている。これら下部タンクフランジ部11Aと上部タンクフランジ部12Aとが接合されて燃料タンク1が形成されている。
図2および図3に示すように、燃料ポンプ2は、圧力レギュレータ21Aやリリーフバルブ21Bなどを備えたインタンク式のポンプユニットを構成するポンプ本体21と、ポンプ本体21の上部に設けられた円盤状のポンプフランジ部22と、ポンプ本体21側に接続されポンプフランジ部22のフランジ外側面から燃料タンク1と反対方向である上方へ向けて突出してフランジ外側面に沿って延在された複数の接続用部材としての、電源コネクタ23および燃料コネクタ24と、を備えて概略構成されている。
図2、図3、図5−1および図5−2に示すように、取り付けプレート3は、ポンプフランジ部22より輪郭が大きく、中央部に円形の開口部31が形成された環状の板体であり、ポンプフランジ部22の外側面(上面)に重ねて配置されている。この開口部31には、電源コネクタ23のコネクタ基部23Aと、燃料コネクタ24の燃料吐出管24Aが貫通するように配置される。
燃料タンク1に燃料ポンプ2を取り付ける手順について説明する。先ず、図3に示すように、吸入部25、センダーゲージ28、フロート29、およびポンプ本体21にシール部材10を通して、シール部材10を燃料ポンプ2のポンプフランジ部22の下方に配置しておく。
図6は、本発明の実施の形態に係る燃料ポンプの取り付け構造を有する燃料タンク1をスクータ型自動二輪車に適用した状態を示す斜視図である。図6に示すように、燃料タンク1の後部のタンクフランジ部13は、スクータ型自動二輪車の左右に前後方向に沿って設けられた一対の後部車体フレーム部材41に図示しないブラケットを介して取り付け穴(図1参照)に挿通したボルト42で固定されている。また、燃料タンク1の前部のタンクフランジ部13は、後部車体フレーム部材41同士に架設したクロスメンバ43に対して、左右の2箇所の取り付け穴にボルト42を挿通して固定されている。
上述した燃料ポンプの取り付け構造では、取り付けプレート3の外径によって、ポンプフランジ部22の径寸法が決まること、燃料ポンプ2のポンプフランジ部22を上部タンク部12の外側面15に押圧するのに最低限の取り付けプレート3の板部分の幅が必要であることなどの理由から取り付けプレート3の開口部31の径寸法は出来るだけ小さいことが望ましい。
以上、本発明の実施の形態に係る燃料ポンプの取り付け構造について説明したが、これらの実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。また、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得るものである。
2 燃料ポンプ
3 取り付けプレート
6 ポンプ挿入口
7 ワイヤーハーネス
8 燃料ホース
9B ボルト
10 シール部材
13 タンクフランジ部
15 外側面(タンクシール面)
17 シール部材当接面
18 ボルト受け部
21 ポンプ本体
22 ポンプフランジ部
23 電源コネクタ(接続用部材)
23A コネクタ基部
23B 電源カプラ
24 燃料コネクタ(接続用部材)
24A 燃料吐出管
24B コネクタ部
24B1 接続ノズル部
31 開口部
32 幅狭部
32A,32B 凹部
33A〜33F ボルト挿入口
34 位置決め用開口部
41 後部車体フレーム部材
42 ボルト
44 インジェクタ
45 係止部材
Claims (10)
- ポンプ挿入口が形成された燃料タンクと、
前記燃料タンクの内側にポンプ本体が配置された状態で、前記ポンプ挿入口の周縁部の外側面にシール部材を介してフランジ内側面が重なるポンプフランジ部を有し、前記ポンプフランジ部のフランジ外側面より前記燃料タンクと反対方向に突出し、かつフランジ外側面に沿って延在された複数の接続用部材が設けられ、内燃機関に燃料を送出する燃料ポンプと、
前記ポンプフランジ部より輪郭が大きく、前記ポンプフランジ部の前記フランジ外側面に重ねて配置され、中央部に前記複数の接続用部材の基部が貫通する開口部が形成された環状の板体でなり、前記燃料タンクに結合される複数の結合箇所が周方向に沿って配置される取り付けプレートと、
を有する燃料ポンプの取り付け構造であって、
前記取り付けプレートは、外周縁と前記開口部の開口縁との距離が局所的に短くなる幅狭部を有し、
前記幅狭部の前記開口縁には、切り欠き状の凹部が形成され、
前記凹部は、前記ポンプフランジ部における、前記複数の接続用部材をそれぞれ延在方向と逆に延ばした仮想延長部から外れた位置に配置され、
前記幅狭部を挟んで隣接する前記結合箇所同士の間隔が,前記幅狭部を挟まないで隣接する前記結合箇所同士の間隔より短く設定されたことを特徴とする燃料ポンプの取り付け構造。 - 前記幅狭部と、前記幅狭部から最も遠い位置の前記開口縁と、を結ぶ線の長さが、前記開口部の最大横断長さとなることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記幅狭部は、前記ポンプフランジ部における、前記複数の接続用部材が対向する対向領域と、前記対向領域同士で挟まれる領域と、前記仮想延長部が対向する仮想対向領域と、前記仮想対向領域同士で挟まれた領域と、から外れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記開口部は、前記幅狭部と、前記幅狭部から最も遠い位置の前記開口縁と、を結ぶ線が最大横断長さとなる開口間隙のみで、前記ポンプフランジ部に設けられた状態の前記複数の接続用部材が通過可能となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記幅狭部は、前記取り付けプレートにおける前記開口部を挟んで対向する一対の箇所に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記複数の接続用部材は、前記ポンプ本体に連結された燃料コネクタと電源コネクタであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記燃料コネクタは、自動二輪車の車体フレームとの距離が最短となる方向に延在されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記燃料コネクタの先端部と前記電源コネクタの先端部は、互いに逆向きとなるように設定されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 前記燃料コネクタは、前記電源コネクタよりも前記内燃機関に近い側に配置されることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造。
- 請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載の燃料ポンプの取り付け構造を備えることを特徴とする自動二輪車。
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