JP5633120B2 - 車両用ドアフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアフレームに関するものである。
従来、車両用ドアフレームとして種々のものが提案されている。例えば特許文献1に記載された車両用ドアフレームは、ガラスラン収納部を有し車外側に位置する板材からなるアウタ部材と、このガラスラン収納部より車内側に位置して該ガラスラン収納部を囲む箱状断面の内側フレーム部を有する板材からなるインナ部材とを備え、これらアウタ部材及びインナ部材の端部同士をヘミング加工接合することで構成されている。そして、アウタ部材の車外側に臨む意匠部は、車両高さ方向に変位するに従いその幅が徐変されるように成形されている。換言すれば、アウタ部材及びインナ部材は、このような意匠部が成形されることで、結合にあたってそれらの端部同士をヘミング加工接合せざるを得なくなっている。また、図8に概略的に示したように、アウタ部材91の意匠部91a等の成形に際しては、例えば断面一定に成形したアウタ部材91の素材Wの斜線で示した範囲を切除(以下、「トリム」ともいう)する必要があり、歩留まりが悪くなってしまう。
一方、こうした歩留まりの悪化を抑制する観点から、例えば特許文献2に記載された車両用ドアフレームは、ドアフレーム(サッシュ部材)に合成樹脂製のガーニッシュを取り付けることで構成されている。この場合、意匠部となるガーニッシュに前述の徐変が設定されることで、基本的にドアフレームのトリムが不要とされている。
特開2008−302788号公報 特開2004−338522号公報
ところで、特許文献2の車両用ドアフレームでは、ガーニッシュを取り付けるために、該ガーニッシュにクリップや両面テープなどの取付用の部品が多く取着されると推定され、部品点数及び製造工数の増大を余儀なくされてしまう。また、ドアフレームの端末(切断端末)は、ガーニッシュの嵌合溝に嵌入しているとはいえ、実質的に車外側に露出していることから、該端末に適宜の防錆処理(シーラ塗装など)を施す必要があり、製造工数の増大を余儀なくされてしまう。
本発明の目的は、歩留まりの悪化及び製造工数の増大を抑制しつつ、防錆性に優れた車両用ドアフレームを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ガラスラン収納部を備え、車両ドアの窓枠を形成する車両用ドアフレームにおいて、板材にて断面一定に成形され、前記窓枠の骨格をなす第1部材と、板材にて断面一定に成形されるフレーム部材、及び該フレーム部材の車外側壁を埋設して前記窓枠の車外側の意匠部を形成する樹脂製のガーニッシュを有し、ウェザーストリップ保持部を形成する第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材を結合する結合手段とを備え、前記フレーム部材の車外側壁は、該車外側壁における先端、車外側の面、及び車内側の面が覆われるように前記ガーニッシュ内に埋設されるとともに、該ガーニッシュは、前記フレーム部材と一体成形されており、前記ウェザーストリップ保持部は、ウェザーストリップを保持し、前記ウェザーストリップは、前記ガーニッシュにおける車内側の面に対して車内側から液密的に接触するリップ部を有し、前記ガーニッシュにおける車内側の面は、車両ドア外側から車両ドア内側へ前記リップ部を越えて前記ウェザーストリップ保持部まで延びることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記ウェザーストリップ保持部は、車両ドア外側に開口する凹形状であり、前記ガラスラン収納部は、ガラスランを収容し、かつ車両ドア内側に開口する凹形状であり、前記ウェザーストリップ保持部に対して車両ドア内側に併設されることを要旨とする。
上記各構成によれば、樹脂製の前記ガーニッシュにより前記窓枠の車外側の意匠部が形成されることで、例えば車両高さ方向に変位するに従いその幅を徐変するなど、その成形は任意である。そして、前記第1部材や前記フレーム部材をトリムする必要がないことから、歩留まりを向上することができる。また、板材からなるこれら第1部材及びフレーム部材の結合にあたって、ヘミング加工接合を採用する必要もないことから、製造工程を簡素化することができる。
さらに、前記第1部材は、前記第2部材との結合に先立って、前記意匠部(ガーニッシュ)に制約されることなく単品の状態で防錆処理(シーラ塗装など)を施すことができるため、錆の発生を抑制することができる。一方、前記フレーム部材は、車外側壁が前記ガーニッシュに埋設されるため、例えば残りの端末を前記ウェザーストリップ保持部に保持されるウェザーストリップにて液密性の確保される車内側に配置しておけば、錆の発生を抑制することができる。以上により、全体として錆の発生を抑制するために必要な処理工程を簡素化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記ウェザーストリップ保持部は、前記フレーム部材に設けられていることを要旨とする。
同構成によれば、前記ウェザーストリップ保持部は、板材にて断面一定に成形される前記フレーム部材に設けられるため、例えばロール成形による該フレーム部材の製造に合わせて前記ウェザーストリップ保持部を形成することができ、製造工数を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記ウェザーストリップ保持部の一部は、前記ガーニッシュに設けられていることを要旨とする。
同構成によれば、前記ウェザーストリップ保持部の一部は、樹脂製の前記ガーニッシュに設けられるため、例えばインジェクション成形又は押出成形による該ガーニッシュの成形に合わせて前記ウェザーストリップ保持部の一部を形成することができ、製造工数を低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記第1部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ガラスラン収納部における凹形状の底面部である第1底面部を有し、前記第2部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ウェザーストリップ保持部における凹形状の底面部である第2底面部を有し、前記結合手段は、前記第1底面部と前記第2底面部とを結合することを要旨とする。
同構成によれば、前記ガラスラン収納部に収容される前記ガラスラン及び前記ウェザーストリップ保持部に保持される前記ウェザーストリップにて前記結合手段を隠すとともに、該結合手段への液密性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記結合手段は、前記ガラスラン収納部の前記第1底面部を貫通する、第1開口部及び該第1開口部よりも拡幅されて前記第1開口部に連通する第2開口部を有する取付孔と、前記ウェザーストリップ保持部の前記第2底面部に設けられ、前記第1開口部に挿入可能な基端部及び該基端部の先端に接続され前記第2開口部を貫通可能であって前記第1開口部を貫通不能な先端係止部を有する係止突部とを備え、前記第2開口部に前記先端係止部を貫通させた状態で、前記第2開口部に挿入された前記基端部が前記第1開口部に移動されて、前記先端係止部及び前記第2底面部にて前記第1底面部を挟持することで前記第1部材と前記第2部材とを結合することを要旨とする。
同構成によれば、前記第1部材及び前記第2部材は、前記取付孔に挿入等された前記係止突部により、前記ガラスラン収納部及び前記ウェザーストリップ保持部において、各々の車外側壁よりも車内側で、前記先端係止部及び前記第2底面部にて前記第1底面部(第1開口部の周縁部)が挟持されて結合される。このように、前記第1部材及び前記第2部材は、前記取付孔の前記第2開口部に前記係止突部の前記先端係止部を貫通させた状態で、前記第2開口部に挿入された前記基端部を前記第1開口部に移動させることで結合できるため、結合工程をより簡素化することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記結合手段は、前記第1底面部にて前記第2底面部を結合する締結具であり、前記締結具が前記第1部材と前記第2部材とを結合することを要旨とする。
同構成によれば、前記第1部材及び前記第2部材は、前記締結具により、前記第1底面部にて前記第2底面部を結合することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、前記ガラスラン収納部は、前記第1部材に形成されており、前記第1部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ガラスラン収納部における凹形状の底面部である第1底面部を有し、前記結合手段は、前記第1部材に形成され、前記第1底面部から車両ドア外側方向に突設された掛止凸部と、前記第2部材に形成され、前記第1底面部から車両ドア内側に延在する前記車外側壁の車両内側端部及び前記掛止凸部にそれぞれ掛止される第1掛止部及び第2掛止部とを備え、前記車両内側端部に前記第1掛止部を引っ掛けた状態で該第1掛止部を支点に前記第1部材に対し前記第2部材が相対回動され、前記掛止凸部に前記第2掛止部が引っ掛けられて前記第1部材及び前記第2部材を結合することを要旨とする。
同構成によれば、前記第1部材及び前記第2部材は、前記車両内側端部に前記第1掛止部を引っ掛けた状態で該第1掛止部を支点に前記第1部材に対し前記第2部材を相対回動させ、前記掛止凸部に前記第2掛止部を引っ掛けることで結合できるため、結合工程をより簡素化することができる。また、前記第1部材及び前記第2部材を締結具にて締結する場合のようにこれら第1部材及び第2部材(例えばガラスラン収納部及びウェザーストリップ保持部)に締結用の穴開けをする必要もないことから、防錆性を向上することができる。
本発明では、歩留まりの悪化及び製造工数の増大を抑制しつつ、防錆性に優れた車両用ドアフレームを提供することができる。
本発明の一実施形態を示す側面図。 (a)(b)は、図1のA−A線及びB−B線に沿った断面図。 図2(a)のC矢視図。 本発明の変形形態を示す断面図。 本発明の変形形態を示す断面図。 本発明の変形形態を示す断面図。 本発明の変形形態を示す断面図。 従来形態を示す概略図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用ドアフレームが適用される車両ドアの上部構造を車両幅方向外側(車外側)から見た側面図であり、図2(a)(b)は、図1のA−A線及びB−B線に沿った断面図である。
図1に示されるように、車両ボデーの側部に支持される車両ドア1は、その下部を構成するドア本体2を備える。このドア本体2は、ドア外板を構成するドアアウタパネル及びドア内板を構成するドアインナパネル(図示略)が結合されてなる袋状の構造体であって、上向きの開口部から出没可能なドアウインドガラスDW(図2(a)参照)等が設置される。
また、車両ドア1は、ドア本体2の上端部に取着されて車両ドア1の窓枠(即ちドアウインドガラスDWの枠)を構成するドアフレーム5を備える。このドアフレーム5は、車両後側でドア本体2(例えばドアインナパネル)に固着され車両高さ方向に延在する立柱部5aと、車両前側でドア本体2に固着され該立柱部5aの上端に接続される略弓形の上縁部5bとを有して下向きに開放されている。本実施形態の車両ドア1は、フロントドアであって、上縁部5b及び立柱部5aは、車両ボデーのAピラー及びBピラーに対応して配置されている。
立柱部5a及び上縁部5bの骨格は、例えば鋼板などの板材をロール成形してなる断面一定の1本の第1部材としての第1フレーム部材11で構成されている。つまり、第1フレーム部材11は、同一断面形状を有するその素材を、立柱部5a及び上縁部5bの境界部に相当する位置で曲げ加工(いわゆる極小曲げ加工)することでなり、立柱部5a及び上縁部5bの各骨格をなすフレーム部12,13を一体的に有している。そして、フレーム部12には、ドア本体2の上端としてのベルトラインBLよりも上方で、車外側を覆ってその意匠部を形成する第2部材としての装飾部材16が取着されるとともに、フレーム部13には、同じくベルトラインBLよりも上方で、車外側を覆ってその意匠部を形成する装飾部材17が取着されている。なお、装飾部材16の意匠部は、車両高さ方向に変位するに従いその幅が徐変されて意匠性の向上が図られている。また、装飾部材17は、装飾部材16の上端を覆うようにその上側まで延出している。これは、ドアフレーム5の車両前後方向に延びる輪郭線を強調して意匠性を高めるためである。
図2に示されるように、前記第1フレーム部材11は、車外側に配置され断面形状においてドアウインドガラスDWに臨むドアフレーム5の内側(車両ドア内側)からその反対側となる外側(車両ドア外側)に延在する車外側壁11aと、該車外側壁11aの外側端に連続して車内側に延びる本体壁11bと、該本体壁11bの車内側端に連続して内側に延びる車内側壁11cと、該車内側壁11cの内側端に連続して車外側に折り返されるように延びる折返し壁11dと、該折返し壁11dの車外側端に連続して外側に延びて前記本体壁11bの長手方向中間部に突き当たる段付きの接続壁11eと、該接続壁11eの外側端に連続して本体壁11bの基端部に接触した状態で車外側に延びる接合壁11fとを一体的に有する。なお、車外側壁11aの端末は、車内側で外側に折り返されるように処理されている。
そして、第1フレーム部材11は、本体壁11bの先端部、車内側壁11c、折返し壁11d及び接続壁11eによって略口字状の閉断面形状14を形成する。また、第1フレーム部材11は、車外側壁11a、接続壁11e及び接合壁11fによって略コ字状のガラスラン収納部15を形成する。従って、接続壁11eは、閉断面形状14及びガラスラン収納部15の一部として共用されている。ガラスラン収納部15は、内側に開口する凹形状を呈しており、接合壁11f及び該接合壁11fに接触する本体壁11bの基端部は、凹形状の底面部である第1底面部を形成する。
一方、図2(a)に示されるように、装飾部材16は、例えば防錆鋼板などの板材をロール成形してなる断面一定のフレーム部材としての第2フレーム部材21を有する。この第2フレーム部材21は、装飾部材16の剛性を確保するためのもので、車外側に配置され断面形状において前記車外側壁11aと略面一になるように外側から内側に延在する車外側壁21aと、該車外側壁21aの前記本体壁11bに近接する内側端に連続して車内側に折り重ねられた状態で延びる係止凸部21bと、該係止凸部21bの車外側端に連続して内側に延びて前記車外側壁11aに略面一になるように突き当たる接続壁21cと、該接続壁21cの内側端に連続して本体壁11bの基端部に接触した状態で車内側に延びる接合壁21dと、該接合壁21dの車内側端に連続して外側に爪状に延びる係止片21eとを一体的に有する。そして、第2フレーム部材21は、係止凸部21b、接続壁21c、接合壁21d及び係止片21eによって略C字状のウェザーストリップ保持部22を形成する。ウェザーストリップ保持部22は、外側に開口する凹形状を呈しており、接合壁21dは、凹形状の底面部である第2底面部を形成する。ガラスラン収納部15は、ウェザーストリップ保持部22に対して内側に併設されている。
第2フレーム部材21は、車外側壁21aにおいて樹脂製のガーニッシュ23に埋設されている。このガーニッシュ23は、例えばインジェクション成形又は押出成形によって形成されており、ガラスラン収納部15の車外側壁(車外側壁11a)を覆って車外側の意匠部を形成する。従って、装飾部材16の車両高さ方向への変位に伴うその幅の徐変(図1参照)は、ガーニッシュ23に設定されている。ガーニッシュ23(及びウェザーストリップ保持部22)がベルトラインBLよりも上方に配置されることはいうまでもない。
ここで、ガラスラン収納部15(本体壁11b、接合壁11f)には、車外側壁11aよりも車内側でウェザーストリップ保持部22に対向して開口する取付孔31が形成されている。そして、第2フレーム部材21には、ウェザーストリップ保持部22の車外側壁(接続壁21c)よりも車内側で取付孔31を貫通するように突出する係止突部32が設けられている。すなわち、図3に図2(a)のC矢視図を示したように、前記取付孔31は、略四角形の第1開口部31a及び該第1開口部31aよりも拡幅されてこれに連通する略四角形の第2開口部31bを有して略L字形状を呈している。一方、前記係止突部32は、第1開口部31aの開口範囲よりも小さい外形を有して該第1開口部31aに挿入可能な略四角柱状の基端部32aを有するとともに、該基端部32aの先端に接続され第1開口部31aの開口範囲よりも大きい外形を有して該第1開口部31aを貫通不能、且つ、第2開口部31bの開口範囲よりも小さい外形を有して該第2開口部31bを貫通可能な略四角柱状の先端係止部32bを有する。装飾部材16は、第2開口部31bに先端係止部32bを貫通させた状態で、第2開口部31bに挿入された基端部32aを矢印X方向に第1開口部31aに移動させることで、先端係止部32b及びウェザーストリップ保持部22の接合壁21dにてガラスラン収納部15の本体壁11b及び接合壁11f(第1開口部31aの周縁部)を挟持する態様で第1フレーム部材11に結合される。取付孔31及び係止突部32は、結合手段を構成する。なお、第1フレーム部材11及び装飾部材16は、これらの間に貼着された両面テープ(図示略)にて補助的に固定されるようにもなっている。
図2(b)に示されるように、装飾部材17は、装飾部材16に準じて、例えば防錆鋼板などの板材をロール成形してなる断面一定の第3フレーム部材26を有するとともに、該第3フレーム部材26の車外側壁を埋設する樹脂製のガーニッシュ27を有する。装飾部材17の構造は、第3フレーム部材26の車外側壁(21a)及びガーニッシュ27の幅が、その長手方向全長に亘って第2フレーム部材21の車外側壁21a及びガーニッシュ23の幅よりも短い一定幅に設定されていることを除き、装飾部材16の構造と同様であるため、対応する箇所に同一の符号を付して詳細な説明を割愛する。ガーニッシュ27(及びウェザーストリップ保持部22)がベルトラインBLよりも上方に配置されることはいうまでもない。
なお、第1フレーム部材11への装飾部材16,17の取り付けは、第1フレーム部材11を取着した車両ドア1の防錆処理及び塗装処理後の最終組付け段階であることがより好ましい。
図2(a)に示されるように、前記ガラスラン収納部15にはその長手方向全長に亘って、例えばゴム材からなる断面略コ字状のガラスラン36が液密的に装着されている。このガラスラン36は、少なくともガラスラン収納部15の断面略コ字状の開口端よりも突出しており、該ガラスラン収納部15内への浸水を抑制する。そして、ガラスラン36には、前記ドアウインドガラスDWの車外側及び車内側の両周縁部が弾性的に接触可能となっている。ガラスラン36は、ドアウインドガラスDWを開閉可能に弾性的に保持する。
一方、装飾部材16,17のウェザーストリップ保持部22にはそれらの長手方向全長に亘って、例えばゴム材にて断面一定に成形されたウェザーストリップ37が保持されている。つまり、ウェザーストリップ37は、ベルトラインBLよりも上方で装飾部材16,17により保持されている。このウェザーストリップ37は、ウェザーストリップ保持部22よりも外側でガーニッシュ23に液密的に接触するリップ部37aを有するとともに、ドアフレーム5(車両ドア1)の対向する車両ボデーの開口部周縁部Bに液密的に接触する中空形状のシール部37bを有する。従って、ドアフレーム5及び開口部周縁部B間に形成される空間は、ウェザーストリップ37によって車外側及び車内側間で液密的に隔てられている。また、開口部周縁部Bには、ウェザーストリップ37よりも内側で第1フレーム部材11の長手方向全長に亘ってその車内側壁11cに液密的に接触するボデー側シール部材38が保持されている。従って、ドアフレーム5及び開口部周縁部B間に形成される空間は、ボデー側シール部材38によっても車外側及び車内側間で液密的に隔てられている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、樹脂製のガーニッシュ23により立柱部5aの車外側の意匠部が形成されることで、例えば車両高さ方向に変位するに従いその幅を徐変するなど、その成形は任意である。そして、第1フレーム部材11や第2フレーム部材21をトリムする必要がないことから、歩留まりを向上することができる。また、板材からなるこれら第1及び第2フレーム部材11,21の結合にあたって、ヘミング加工接合を採用する必要もないことから、製造工程を簡素化することができる。
さらに、第1フレーム部材11は、第2フレーム部材21との結合に先立って、意匠部(ガーニッシュ23)に制約されることなく単品の状態で防錆処理(シーラ塗装など)を施すことができるため、錆の発生を抑制することができる。一方、第2フレーム部材21は、片側の端末を形成する車外側壁21aがガーニッシュ23に埋設され、残りの端末(係止片21eの端末)がウェザーストリップ37にて液密性の確保された車内側に配置されることで、錆の発生を抑制することができる。以上により、全体として錆の発生を抑制するために必要な処理工程を簡素化することができる。
(2)本実施形態では、ウェザーストリップ保持部22は、板材にて断面一定に成形される第2フレーム部材21に設けられるため、例えばロール成形による該第2フレーム部材21材の製造に合わせてウェザーストリップ保持部22を形成することができ、製造工数を低減することができる。
(3)本実施形態では、第1フレーム部材11及び装飾部材16,17は、取付孔31に挿入等された係止突部32により、ガラスラン収納部15及びウェザーストリップ保持部22において、各々の車外側壁(車外側壁11a、接続壁21c)よりも車内側で、先端係止部32b及びウェザーストリップ保持部22にてガラスラン収納部15(第1開口部31aの周縁部)が挟持されて結合される。このため、これら第1フレーム部材11及び装飾部材16,17の結合部を、ガラスラン収納部15に収納されるガラスラン36及びウェザーストリップ保持部22に保持されるウェザーストリップ37にて車外側から液密的に隔てることができ、前記結合部での防錆性を向上することができる。また、第1フレーム部材11及び装飾部材16,17は、取付孔31の第2開口部31bに係止突部32の先端係止部32bを貫通させた状態で、第2開口部31bに挿入された基端部32aを第1開口部31aに移動させることで結合できるため、結合工程をより簡素化することができる。
(4)本実施形態では、第1フレーム部材11及び装飾部材16,17を別体としたことで、例えば第1フレーム部材11にガーニッシュの異なるタイプの装飾部材を取り付けるなど、装飾部材の意匠の自由度を向上することができる。具体的には、樹脂製のガーニッシュの車外側の意匠部(車外側面)に着色をしたり、あるいは当該面に金属調やその他の色付きのフィルムをインサートしたりした、光タイプや黒艶タイプ、その他、色付きタイプの装飾部材を取り付けることができる。
また、装飾部材16,17を別体としたことで、例えば装飾部材16,17のガーニッシュ23,27を互いに異なるタイプにするなど、意匠の自由度を向上することができる。さらに、装飾部材16,17を一体化する場合のように、ガーニッシュ23,27を成形(インジェクション成形)するために必要な大型の金型を不要にすることができる。
(5)本実施形態では、装飾部材16,17のガーニッシュ23,27を樹脂製としたことで、立柱部5a及び上縁部5bのそれぞれにおける金属使用量を削減することができ、より軽量化を図ることができる。
(6)本実施形態では、立柱部5a及び上縁部5b(ドアフレーム5)の骨格は、1本の第1フレーム部材11で構成されるため、例えば立柱部5a及び上縁部5bの各骨格を個別のフレーム部材で構成する場合のように、両フレーム部材を接合するための各種工程が不要となり、その分、製造工数を削減することができる。また、第1フレーム部材11が閉断面形状14を有することで、第1フレーム部材11の素材を曲げ加工して第1フレーム部材11を成形する際の断面形状の変形を抑制することができ、製品としての信頼性を向上することができる。
(7)本実施形態では、従来のドアフレームのように立柱部及び上縁部の各骨格を個別のフレーム部材で構成してこれらを接合する必要がないことから、当該接合部を隠すために立柱部のガーニッシュをガーニッシュの上に被せる必要はない。そして、上縁部のガーニッシュ27(装飾部材17)を、装飾部材16の上端を覆うようにその上側まで延出させてルーフ見切りとしたことで、意匠性を高めることができる。
(8)本実施形態では、取付孔31及び係止突部32(結合手段)は、本体壁11b及び接合壁11f(第1底面部)と接合壁21d(第2底面部)とを結合するため、ガラスラン収納部15に収容されるガラスラン36及びウェザーストリップ保持部22に保持されるウェザーストリップ37にて取付孔31及び係止突部32を隠すとともに、これら取付孔31及び係止突部32への液密性を確保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図4に示すように、第1フレーム部材11に、車外側壁11aの断面形状におけるその突出方向に相反する方向(外側)に突設された掛止凸部41を形成し、装飾部材16(17)に、本体壁11b(第1底面部)から内側に延在する車外側壁11aの車両内側端部及び掛止凸部41にそれぞれ掛止される第1掛止部42及び第2掛止部43を形成してもよい。すなわち、掛止凸部41は、車外側壁11aの外側端に連続して外側に折り重ねられた状態で突出して本体壁11bに連続する。一方、第1掛止部42は、ガーニッシュ23(27)に形成され車外側壁11aの車両内側端部が嵌入可能な略U字溝状であって、第2掛止部43は、フレーム部材21(26)の車外側壁21a及び接合壁21d間に形成され掛止凸部41に掛止可能な略V字形状である。車外側壁11aの車両内側端部及び掛止凸部41並びに第1掛止部42及び第2掛止部43は結合手段を構成する。このように変形することで、前記実施形態の(1)(2)(4)〜(7)と同様の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。すなわち、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)は、車外側壁11aの車両内側端部に第1掛止部42を引っ掛けた状態で該第1掛止部42を支点に第1フレーム部材11に対し装飾部材16(17)を図示時計回転方向に回動させ、この回動途中で第2掛止部43が掛止凸部41を一旦乗り越えるべく第2フレーム部材21を弾性変形させることにより、掛止凸部41に第2掛止部43を引っ掛けることで結合できるため、結合工程をより簡素化することができる。また、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)を締結具(リベット、ボルト−ナットなど)にて締結する場合のようにこれら第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)(例えばガラスラン収納部15及びウェザーストリップ保持部22)に締結用の穴開けをする必要もないことから、防錆性を向上することができる。
・図5に示すように、第1フレーム部材11の接合壁11fを本体壁11b及び車外側壁11aに沿って延出してなる断面略L字形状の端末部47を形成し、車外側壁11aの外側に折り返されるように処理された端末にて端末部47の端末を挟み込んでもよい。この場合、第1フレーム部材11(端末部47)の端末をガラスラン収納部15(ガラスラン36)まで延出しても、端末部47の端末を錆びにくくすることができる。また、本体壁11b及び接合壁11f間が車外側に閉じた断面形状を有することで、これら本体壁11b及び接合壁11f間への浸水による錆の発生を抑制することができる。
そして、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)の結合は、ガラスラン収納部15及びウェザーストリップ保持部22において、各々の車外側壁(11a,21a)よりも車内側で第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)を締結する結合手段及び締結具としてのリベット45で行ってもよい。このように変形することで、前記実施形態の(1)(2)(4)〜(8)と同様の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。すなわち、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)は、リベット45により、ガラスラン収納部15及びウェザーストリップ保持部22において、各々の車外側壁(11a,21a)よりも車内側で締結される。このため、これら第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)の結合部を、ガラスラン36及びウェザーストリップ37(図2参照)にて車外側から液密的に隔てることができ、前記結合部での防錆性を向上することができる。また、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)の結合をリベット45による締結で行うことで、従来のようにガーニッシュを取り付けるためのクリップや両面テープなどを割愛することができ、部品点数を削減することができる。なお、リベット45に代えて、締結具としてのボルト−ナットを採用してもよい。
・図6に示すように、フレーム部材21(26)の係止凸部21bを割愛して車外側壁21a及び接続壁21cを平坦に成形するとともに、ガーニッシュ23(27)に係止凸部21bに相当する係止凸部48を一体形成してもよい。つまり、ガーニッシュ23(27)に一部の成形されたウェザーストリップ保持部49であってもよい。このように変形することで、前記実施形態の(1)(3)〜(8)と同様の効果に加えて、例えばインサート成形によるガーニッシュ23(27)の成形に合わせてウェザーストリップ保持部49の一部を形成することができ、製造工数を低減することができる。なお、第1フレーム部材11及び装飾部材16(17)の結合は、リベット45(図5参照)で行ってもよいし、その他の結合手段で行ってもよい。
・図7に示すように、第1フレーム部材11の車外側壁11aを接合壁11fに沿って車内側に折り返してなる折返し壁51としてもよい。この場合、立柱部5a(上縁部5b)は、折返し壁51、接続壁11e及びガーニッシュ23(27)の車内側面によって略コ字状のガラスラン収納部52を形成する。つまり、第1フレーム部材11は、閉断面形状(閉断面形状部)14並びに該閉断面形状14から車外側方向に延出する互いに重ねられた折返し壁51、接合壁11f及び本体壁11bの基端部を有する。これら折返し壁51、接合壁11f及び本体壁11bの基端部は、延出部を構成する。そして、ガラスラン収納部52は、延出部(折返し壁51、接合壁11f及び本体壁11bの基端部)と、該延出部よりも内側方向に位置する装飾部材16(17)における意匠部の一部と、該延出部よりも車内側方向に延在する閉断面形状14の一部(接続壁11e)とにより内側に開口する凹形状を呈しており、延出部は凹形状の底面部である第1底面部を形成する。このように変形することで、前記実施形態と同様の効果に加えて、特に第1フレーム部材11の断面形状をより単純化することができ、その曲げ加工時における当該断面形状の変形を更に抑制することができる。すなわち、装飾部材16(17)の意匠部によりガラスラン収納部52の一部を構成させることで、第1フレーム部材11を簡素化するとともに、装飾部材16(17)もより簡素化することができる。また、第1フレーム部材11(折返し壁51)の端末をガラスラン収納部52に収容・保持されるガラスラン36(図1参照)にて液密性の確保される車内側に配置したことで、折返し壁51の端末を錆びにくくすることができる。
・前記実施形態において、装飾部材16,17のガーニッシュ23,27は、樹脂の表面をステンレスなどで覆ったものであってもよい。この場合、延出部(折返し壁51、接合壁11f及び本体壁11bの基端部)がガラスラン収納部52の一部と装飾部材16(17)が取着される取着部とを兼ねているため、第1フレーム部材11をより簡素化することができる。
・例えばリアドアに適用される下向きに開放された矩形状のドアフレームであってもよい。この場合であっても、ドア本体の前部及び後部で下端部がそれぞれ固着されて車両高さ方向に延在する前側立柱部及び後側立柱部、並びにこれら前側立柱部及び後側立柱部の上端間を橋渡しする上縁部の骨格を1本のフレーム部材で構成することで、製造工数を削減することができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記第1部材は、閉断面形状を有して曲げ加工され前記窓枠の上縁部及び立柱部の骨格をなす1本のフレーム部材であることを特徴とする車両用ドアフレーム。同構成によれば、前記上縁部及び前記立柱部の骨格は、1本のフレーム部材で構成されるため、例えば前記上縁部及び前記立柱部の各骨格を個別のフレーム部材で構成する場合のように、両フレーム部材を接合するための各種工程が不要となり、その分、製造工数を削減することができる。また、前記フレーム部材が閉断面形状を有することで、該フレーム部材の素材を曲げ加工して前記フレーム部材を成形する際の断面形状の変形を抑制することができ、製品としての信頼性を向上することができる。
(ロ)上記(イ)に記載の車両用ドアフレームにおいて、
前記ガラスラン収納部の一部は、前記ガーニッシュに設けられていることを特徴とする車両用ドアフレーム。同構成によれば、前記ガラスラン収納部の一部は、前記ガーニッシュに設けられていることで、例えば前記ガラスラン収納部の全体を前記フレーム部材に設ける場合に比べて該フレーム部材の断面形状をより単純化することができ、その曲げ加工時における当該断面形状の変形を更に抑制することができる。
1…車両ドア、5…ドアフレーム(窓枠)、5a…立柱部、5b…上縁部、11…第1フレーム部材(第1部材)、11b…本体壁(第1底面部)、11f…接合壁(第1底面部)、14…閉断面形状、15,52…ガラスラン収納部、16…装飾部材(第2部材)、21…第2フレーム部材(フレーム部材)、21a…車外側壁、21d…接合壁(第2底面部)、22,49…ウェザーストリップ保持部、23…ガーニッシュ、31…取付孔(結合手段)、31a…第1開口部、31b…第2開口部、32…係止突部(結合手段)、32a…基端部、32b…先端係止部、36…ガラスラン、37…ウェザーストリップ、41…掛止凸部(結合手段)、42…第1掛止部(結合手段)、43…第2掛止部(結合手段)、45…リベット(結合手段、締結具)、51…折返し壁(第1底面部)。

Claims (8)

  1. ガラスラン収納部を備え、車両ドアの窓枠を形成する車両用ドアフレームにおいて、
    板材にて断面一定に成形され、前記窓枠の骨格をなす第1部材と、
    板材にて断面一定に成形されるフレーム部材、及び該フレーム部材の車外側壁を埋設して前記窓枠の車外側の意匠部を形成する樹脂製のガーニッシュを有し、ウェザーストリップ保持部を形成する第2部材と、
    前記第1部材及び前記第2部材を結合する結合手段とを備え、
    前記フレーム部材の車外側壁は、該車外側壁における先端、車外側の面、及び車内側の面が覆われるように前記ガーニッシュ内に埋設されるとともに、該ガーニッシュは、前記フレーム部材と一体成形されており、
    前記ウェザーストリップ保持部は、ウェザーストリップを保持し、
    前記ウェザーストリップは、前記ガーニッシュにおける車内側の面に対して車内側から液密的に接触するリップ部を有し、
    前記ガーニッシュにおける車内側の面は、車両ドア外側から車両ドア内側へ前記リップ部を越えて前記ウェザーストリップ保持部まで延びることを特徴とする車両用ドアフレーム。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記ウェザーストリップ保持部は、車両ドア外側に開口する凹形状であり、
    前記ガラスラン収納部は、ガラスランを収容し、かつ車両ドア内側に開口する凹形状であり、前記ウェザーストリップ保持部に対して車両ドア内側に併設されることを特徴とする車両用ドアフレーム。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記ウェザーストリップ保持部は、前記フレーム部材に設けられていることを特徴とする車両用ドアフレーム。
  4. 請求項2に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記ウェザーストリップ保持部の一部は、前記ガーニッシュに設けられていることを特徴とする車両用ドアフレーム。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記第1部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ガラスラン収納部における凹形状の底面部である第1底面部を有し、
    前記第2部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ウェザーストリップ保持部における凹形状の底面部である第2底面部を有し、
    前記結合手段は、前記第1底面部と前記第2底面部とを結合することを特徴とする車両用ドアフレーム。
  6. 請求項5に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記結合手段は、
    前記ガラスラン収納部の前記第1底面部を貫通する、第1開口部及び該第1開口部よりも拡幅されて前記第1開口部に連通する第2開口部を有する取付孔と、
    前記ウェザーストリップ保持部の前記第2底面部に設けられ、前記第1開口部に挿入可能な基端部及び該基端部の先端に接続され前記第2開口部を貫通可能であって前記第1開口部を貫通不能な先端係止部を有する係止突部とを備え、
    前記第2開口部に前記先端係止部を貫通させた状態で、前記第2開口部に挿入された前記基端部が前記第1開口部に移動されて、前記先端係止部及び前記第2底面部にて前記第1底面部を挟持することで前記第1部材と前記第2部材とを結合することを特徴とする車両用ドアフレーム。
  7. 請求項5に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記結合手段は、前記第1底面部にて前記第2底面部を結合する締結具であり、
    前記締結具が前記第1部材と前記第2部材とを結合することを特徴とする車両用ドアフレーム。
  8. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアフレームにおいて、
    前記ガラスラン収納部は、前記第1部材に形成されており、
    前記第1部材は、前記車外側壁よりも車内側に位置する前記ガラスラン収納部における凹形状の底面部である第1底面部を有し、
    前記結合手段は、
    前記第1部材に形成され、前記第1底面部から車両ドア外側方向に突設された掛止凸部と、
    前記第2部材に形成され、前記第1底面部から車両ドア内側に延在する前記車外側壁の車両内側端部及び前記掛止凸部にそれぞれ掛止される第1掛止部及び第2掛止部とを備え、
    前記車両内側端部に前記第1掛止部を引っ掛けた状態で該第1掛止部を支点に前記第1部材に対し前記第2部材が相対回動され、前記掛止凸部に前記第2掛止部が引っ掛けられて前記第1部材及び前記第2部材を結合することを特徴とする車両用ドアフレーム。
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