JP5629127B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5629127B2
JP5629127B2 JP2010124403A JP2010124403A JP5629127B2 JP 5629127 B2 JP5629127 B2 JP 5629127B2 JP 2010124403 A JP2010124403 A JP 2010124403A JP 2010124403 A JP2010124403 A JP 2010124403A JP 5629127 B2 JP5629127 B2 JP 5629127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inflator
housing
cross
airbag
pressure gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010124403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011246099A (ja
Inventor
徹也 松下
徹也 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Autoliv Development AB
Original Assignee
Autoliv Development AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Autoliv Development AB filed Critical Autoliv Development AB
Priority to JP2010124403A priority Critical patent/JP5629127B2/ja
Publication of JP2011246099A publication Critical patent/JP2011246099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5629127B2 publication Critical patent/JP5629127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、例えば自動車に設置されるエアバッグ装置のうち、特にインフレータの周囲にハウジング(ディフューザ)を設置したエアバッグ装置に関するものである。
乗員の安全確保を目的として、自動車には、幾つかの安全装置が設置されている。衝突などの緊急時に、インフレータを作動して発生させた高圧ガスによってエアバッグを膨張展開させるエアバッグ装置も安全装置の1つである。
このエアバッグ装置において、インフレータの作動時、インフレータの外周面から放射状に噴射された高圧ガスをエアバッグの内部へ導くべく、インフレータの周囲にハウジングを設置したものがある。
このハウジングは、厚さが数mmの、横断面が円形の頑丈なパイプを用いて製作されたものが一般的であった(例えば特許文献1)。
特開平11−1151号公報
本発明が解決しようとする問題点は、頑丈なパイプを用いて製作された従来のハウジングの場合、ハウジングの重量が重たくなって、省資源化、軽量化に反するという点である。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものである。
すなわち、本発明では、ハウジングの横断面を楕円形状とし、インフレータの作動時、インフレータから高圧ガスが噴射した場合に、ハウジングの横断面を円形状に変形させることで、前記課題を解決するものである。
すなわち、本発明のエアバッグ装置は、
インフレータと、
インフレータの作動時、インフレータの外周面から放射状に噴射された高圧ガスが供給されて膨張展開するエアバッグと、
インフレータの周囲に配置され、前記放射状に噴射された高圧ガスを前記エアバッグの内部へ導くハウジングを備えたエアバッグ装置であって、
前記ハウジングは、
車両に搭載した初期状態では横断面が楕円形状で、インフレータの作動時、インフレータから放射状に噴射された前記高圧ガスによって、前記ハウジングの円周長はそのままで横断面形状が略円形状に変形し、前記エアバッグの内部へ導くための前記高圧ガスが流れる前記ハウジングの横断面の開口面積が増加可能なようになされていることを最も主要な特徴としている。
同じ周長の場合、楕円形よりも円形の方が、横断面積は10〜15%程度大きい。このことから、本発明では、コンパクトに収納されたハウジングが、インフレータの作動時には、噴射した高圧ガスによって、収納時より大きい所定の開口面積を確保すべく、横断面が楕円形状から略円形状に変形可能なように、板厚を薄くしている。
従って、インフレータの作動時には、ハウジングの横断面積が増加して高圧ガスの排出効率が良くなる。加えて、車両への搭載時はハウジングの横断面の開口面積が小さくなるので、小型化が可能になる。さらに、この高圧ガスにより、横断面形状が変形可能なようにするために、概ね、板厚が1mm未満の、従来よりも薄い金属板を使用するので、軽量化も図れる。
本発明において、インフレータから噴射した高圧ガスにより、ハウジングの横断面形状を楕円形状から略円形状に変形可能となす構成は、例えば金属板を曲げ、当該金属板の一方端部と他方端部を重ね合わせて横断面が楕円形状となるようにすれば良い。
また、インフレータへのハウジングの取付けは、インフレータに取付けられたスタッドボルトにより行えばよい。その際、金属板の重ね合った両端部の一方に長孔を、他方に円形孔を設け、円形孔が内周側に配置されるようにして、これらの孔にスタッドボルトを貫通させれば楕円形の保持と、円形への変形が容易に行える。
本発明は、インフレータの作動時、インフレータから噴射された高圧ガスによってハウジングの横断面形状が楕円形状から略円形状に変形して横断面積が増加するので、高圧ガスの排出効率が良くなる。加えて、車両への搭載時は横断面の高さや開口面積を小さくできるので、小型化が可能になる。さらに、横断面形状が変形可能なように従来よりも薄い金属板を使用するので、軽量化も図れる。
本発明のエアバッグ装置の要部を説明する概略図で、(a)は車両への搭載時の状態を示した横断面図、(b)はインフレータ作動後の状態を示した横断面図である。 本発明のエアバッグ装置の構成要素であるハウジングを説明する概略図で、(a)は折り曲げ状態を説明する斜視図、(b)はハウジングを形成する薄鋼板の折り曲げ前の展開図である。 本発明の他のエアバッグ装置の要部を説明する図1と同様の図である。
横断面が円形の頑丈な従来のパイプ製ハウジングは、インフレータから高圧ガスが噴射した場合も、ハウジング自体の横断面形状はほとんど変形しない。従って、高圧ガスの排出効率を良くするには、ハウジングの径を大きくする必要があり、設置部に大きな高さが必要となって、ハウジングの重量も重たくなる。
本発明は、横断面を楕円形状とし、インフレータの作動時、インフレータから噴射された高圧ガスによって横断面形状を略円形状に変形させることで、排出効率の向上と小型化、軽量化を実現するものである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を用いて説明する。
図1は本発明のエアバッグ装置の要部を説明する概略図である。
1は、衝突などの緊急時にインフレータ2が作動した際、インフレータ2から噴出した高圧ガスをエアバッグ(図示省略)の内部へ導くために、インフレータ2の周囲に配置されるハウジングである。
本発明では、このハウジング1は、車両に搭載した初期状態では、図1(a)に示すような、横断面が楕円形状を有している。そして、インフレータ2が作動し、インフレータ2から高圧ガスが噴射された時には、高圧ガスによってハウジング1の横断面形状が、図1(b)に示すような、略円形状に変形するようにする。
このように、インフレータ2の作動時に、ハウジング1の横断面形状を楕円形状から略円形状に変形させることにより、横断面の面積が10〜15%程度増加し、高圧ガスの排出効率が良くなる。
ところで、インフレータ2の作動時に、ハウジング1の横断面形状を楕円形状から略円形状に変形させる構成は特に問わないが、例えば以下のような構成とすれば良い。
図2(a)に示す、厚さが0.4mmの矩形状の冷間圧延鋼板1aを、図2(b)に示すように折り曲げ、図1(a)のように、一方と他方の両端部のそれぞれ略同じ位置に設けた円形孔1baと長孔1bbで貫通孔を形成するように、両端部を重ね合わせる。
そして、貫通孔を形成するように重ねた内周側の円形孔1baと外周側の長孔1bbに、図1(a)に示すように、インフレータ2に取付けられたスタッドボルト2aを貫通させてナット3で固定すれば、ハウジング1の横断面を楕円形状に保つことができる。
このような構成とした場合、インフレータ2が作動して高圧ガスが噴射し、ハウジング1の内部に高圧が作用すると、鋼板1aは、円周長はそのままで横断面が楕円形状から円形状に変形する。これにより、横断面の開口面積が10〜15%増加する。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良い。
すなわち以上で述べたエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定する主旨の記載がない限り、本発明は添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨のない限り、それに限定されるものではない。
例えば、インフレータ2の作動時に、ハウジング1の横断面形状を楕円形状から略円形状に変形させる構成は、上記の例の限らず、図3(a)に示したように、凹凸状に連続的に折り曲げた冷間圧延鋼板1aを楕円形状に形成した構成としても良い。この場合、インフレータ2へのハウジング1の取付け用孔1cは長孔1bbでなくてもよい。この図3の例では、インフレータ2が作動して高圧ガスが噴射し、ハウジング1の内部に高圧が作用すると、前記凹凸状部が伸ばされて、図3(b)のように略円形状の横断面形状となる。
また、上記の例は、厚さが0.4mmの冷間圧延鋼板1aでハウジング1を形成したものを示しているが、インフレータ2からの高圧ガスにより楕円形状から略円形状の横断面形状となるものであれば、厚さは0.4mmに限らない。
主にインフレータの出力に応じて最適な厚さを定めればよいが、好ましい厚さは、0.3mm〜1.0mmである。0.3mmより薄いとガスの圧力により紙のように変形し、横断面円形状を保持できないからである。一方、1.0mmを超えると楕円形状から円形状に十分変形できない場合があるからである。
また、使用する金属板も冷間圧延鋼板に限らず、横断面が楕円形状を維持でき、高圧ガスにより楕円形状から略円形状に変形可能であれば、熱間圧延鋼板等どのような金属板を使用しても良い。
本発明のエアバッグ装置は、自動車に設置して用いるが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けることも可能であり、同様な効果が発揮される。
1 ハウジング
1a 冷間圧延鋼板
1ba 円形孔
1bb 長孔
2 インフレータ
2a スタッドボルト

Claims (5)

  1. インフレータと、
    インフレータの作動時、インフレータの外周面から放射状に噴射された高圧ガスが供給されて膨張展開するエアバッグと、
    インフレータの周囲に配置され、前記放射状に噴射された高圧ガスを前記エアバッグの内部へ導くハウジングを備えたエアバッグ装置であって、
    前記ハウジングは、
    車両に搭載した初期状態では横断面が楕円形状で、インフレータの作動時、インフレータから放射状に噴射された前記高圧ガスによって、前記ハウジングの円周長はそのままで横断面形状が略円形状に変形し、前記エアバッグの内部へ導くための前記高圧ガスが流れる前記ハウジングの横断面の開口面積が増加可能なようになされていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記ハウジングは、
    金属板を曲げ、当該金属板の一方端部と他方端部を重ね合わせて横断面が楕円形状となるようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ハウジングは、前記インフレータに取付けられたスタッドボルトにより前記インフレータの周囲に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記金属板の重ね合った両端部の一方に長孔を、他方に円形孔を設け、これらの孔を前記スタッドボルトが貫通して前記金属板を取付けることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記金属板の前記円形孔側の端部が内周側に配置されるように重ね合わせることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ装置。
JP2010124403A 2010-05-31 2010-05-31 エアバッグ装置 Active JP5629127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010124403A JP5629127B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010124403A JP5629127B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011246099A JP2011246099A (ja) 2011-12-08
JP5629127B2 true JP5629127B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=45411885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010124403A Active JP5629127B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5629127B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04201760A (ja) * 1990-11-30 1992-07-22 Takata Kk 助手席用エアバッグ装置
US5634657A (en) * 1995-11-30 1997-06-03 Morton International, Inc. Elliptical plenum for gas flow control in an automotive airbag system
JP3716646B2 (ja) * 1998-11-05 2005-11-16 タカタ株式会社 布シート及びその車体への取付構造
DE202007015431U1 (de) * 2007-10-30 2008-12-24 Takata-Petri Ag Airbageinrichtung zum Schutz eines Fahrzeuginsassen
JP5125596B2 (ja) * 2008-02-22 2013-01-23 豊田合成株式会社 側突用エアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011246099A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5467147B2 (ja) 固定クランプおよびエアバッグユニット
CN108136991B (zh) 侧面安全气囊装置
JP4494469B2 (ja) 車両乗員の保護用エアバッグ・モジュール
JP6457631B2 (ja) カーテンエアバッグ装置
WO2009019923A1 (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
US7628422B2 (en) Airbag device
JP6009674B2 (ja) エアバッグ装置
US8851513B2 (en) Airbag and airbag device
EP2179899B1 (en) Airbag device
JP2009056963A (ja) エアバッグ装置付きステアリングホイール
JP2006248332A (ja) 歩行者等保護用エアバッグ及び歩行者等保護用エアバッグ装置
JP2008247191A (ja) エアバッグ開放部構造、インナーケース及びエアバッグ装置
JP5125490B2 (ja) エアバッグ装置
JP5629127B2 (ja) エアバッグ装置
EP2050632B1 (en) Airbag apparatus
EP2050635B1 (en) Airbag apparatus
JP4614797B2 (ja) エアバッグドア
JP2015037919A (ja) エアバッグ装置
JP2014221577A (ja) エアバッグ装置
JP2010023613A (ja) エアバッグ装置
JP5145173B2 (ja) エアバッグ装置
WO2012147654A1 (ja) エアバッグ装置
JP2011111118A (ja) エアバッグ
JP2010208525A (ja) カーテンエアバッグ装置
JP2008149916A (ja) 車両用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5629127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250