JP5609990B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、間欠受信を行う無線通信装置に関する。
携帯電話等の携帯端末(移動局)に提供されるサービスには、オンライン通信アプリケーションがある。オンライン通信アプリケーションでは、携帯端末は、定期的に送受信を行うことがある。携帯端末は、定期的に送受信を行いながらも消費電力を抑えることが求められる。また、オンラインサービスでは送受信開始から送受信完了までの所要時間が長い場合、携帯端末のユーザはストレスを感じることがある。そのため、オンラインサービスでは送受信開始から送受信完了の所要時間を抑えることが求められる。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格に準ずるLTE(Long Term Evolution)移動通信システムでは、SCH(Shared CHannel)通信中にもDRX(Discontinuous Reception、間欠受信)制御が存在する。以降、DRX制御は、SCH−DRX制御ともいう。LTE移動通信システムおいて、基地局(eNB; eNodeB; evolved Node B)は、SCHの無線リソースを、時間軸上で動的に移動局(UE; User Equipment)に割り当てる。また、無線リソースの分配については、上り下り共に、基地局が主導して管理する。ここで、上り方向は、移動局から基地局への方向であり、下り方向は、基地局から移動局への方向である。下り転送の際、基地局は下り転送データの発生を検出できるため、基地局は遅延なく直ちに転送データを移動局に転送できる。これに対して、上り転送の際、移動局側で上り転送データの発生を検出し、移動局から基地局に対して上り無線リソースを要求する。これにより、移動局は基地局から無線リソースを割り当てられる。この後、移動局が割り当てられた無線リソースを使用して実際に基地局に転送データを転送する。
特開2009−531973号公報 特開2009−165133号公報 特開平11−177524号公報 特開2002−171219号公報 特開2008−244526号公報
LTE通信システムでは、移動局がデータを受信する受信区間(期間)と、移動局がデータを受信しないDRX(Discontinuous Reception)区間(期間)とがある。
移動局は、上り無線リソースを維持するためにSRS(Sounding Reference Symbol)を基地局に送信する。基地局は、移動局からのSRSに基づき、移動局にTA Command(Timing Advance Command)を送信する。TA Commandは、上り同期を維持するための命令である。TA Commandを受信した移動局は、受信区間の制御を行う。具体的には、TA Commandを受信した移動局は、受信区間を延長する。受信区間の延長によって、移動局が受信状態となる時間が長くなるため、移動局の消費電力は大きくなる。また、TA Commandを受信した移動局は、TA Timer(Time Alignment Timer)を起動または再起動する。TA Timerが満了すると、移動局は、上り同期が外れたと判断される。
図1は、LTE通信システムにおける上り同期について説明する図である。基地局(eNB)は、移動局(UE)との間で、下り同期とは別に上り同期外れを監視する。基地局は、移動局が定期的に送信するSRS(Sounding Reference Symbol)により、上り同期外れを管理する。基地局は、例えば、移動局からSRSが、所定時間、送信されないと、当該移動局との間の上り同期が外れたと判定する。移動局は、基地局がSRSを受けて送信するTA Commandにより、上り同期外れを監視する。具体的には、移動局は、受信区間中、定期的に、SRSを送信する。基地局は、SRSを受信すると、移動局にTA Commandを送信する。移動局は、TA Command受信の度にTA Timerを起動または再起動を行い、当該TA Timerが満了すると上り同期外れと判断する。上り同期が外れると、移動局は割り当てられているSRリソース(制御リソース)の解放を行う。なお、起動時のTA Timer値は、基地局より与えられる。TA Timer値は、例えば、基地局200からの報知情報により通知される。TA Timer値は、TA Timerの起動から満了までの時間である。TA Commandは、上り同期を維持するための命令(情報)である。移動局は、TA Commandに基づいて、上り同期(制御リソース)を維持する。移動局は、TA Command等を含むデータを受信すると、受信区間を延長する。
また、SCH−DRX制御中の移動局は、上り同期の維持処理を行わない。SCH−DRX制御中の移動局とは、DRX区間に入っている移動局である。即ち、SCH−DRX制御中の移動局は、基地局にSRSを送信しない。よって、連続受信制御とは異なり、上り同期が外れる可能性がある。SCH−DRX制御中に、TA Timerが満了する可能性があるからである。上り同期が外れると、上りデータが発生した際、上りデータの送信に時間がかかることがある。
本件開示の装置は、無線通信時の省電力化とデータ送信の遅延抑制をすることを目的とする。
開示の装置は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
他の装置から信号を受信する受信区間と前記他の装置から信号を受信しない非受信区間とが交互に設定される無線通信装置であって、
前記他の装置への無線通信で利用する前記無線通信装置が専有する無線制御リソースを保持する送信部と、
第1情報及び第2情報のうち少なくとも1つを有するデータを含む信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記データが第1情報を含む場合、前記受信区間を第1所定時間を経過する時まで延長する受信延長制御部と、を含み、
前記受信延長制御部が受信区間を第1所定時間を経過する時まで延長した後に前記受信部が受信した前記データが第1情報を含まない場合、前記受信延長制御部は受信区間の延長を停止する無線通信装置とする。
開示の実施形態によれば、無線通信時の省電力化とデータ送信の遅延抑制をすることができる。
図1は、LTE通信システムにおける上り同期について説明する図である。 図2は、MAC PDUの例を示す図である。 図3は、SRを送信する方法を説明する図である。 図4は、RA Procedureを介して供給する方法を説明する図である。 図5は、本実施形態の移動通信システムの構成例を示す図である。 図6は、移動局における受信区間およびDRX区間のタイムスケジュールの例を示す図である。 図7は、移動局の受信延長制御部の動作フローの例を示す図である。 図8は、受信区間が延長される例を示す図である。 図9は、受信区間が延長されない例を示す図である。 図10は、受信区間の延長が停止される例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の実施形態の構成に限定されない。
本実施形態では、LTE(Long Term Evolution)によって規定される方式を使用する移動通信システムを例として説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の方式を使用する通信システムにも適用可能である。
〔実施形態〕
(LTE通信システム)
LTE通信システムにおける、SCH通信中のDRX制御、下りデータ受信、上り無線リソース要求について説明する。
《SCH通信中のDRX制御》
LTE通信システムでは、移動局がデータを受信する受信区間(期間)と、移動局がデータを受信しないDRX(Discontinuous Reception)区間(期間)とがある。受信区間では、移動局の受信制御部がオン状態であり、移動局は基地局からデータを受信しうる。DRX区間では、移動局の受信制御部がオフ状態であり、移動局は基地局からデータを受信しない。DRX区間は、非受信区間である。LTE通信システムにおいては、パケット送受信サービス起動中でも送受信するデータが無い場合、DRX区間として送受信制御を行わなくてもよい。これにより、移動局は、パケット送受信中でも連続通話時間や連続パケット送受信時間を延長できる。また、連続受信を実現するために、移動局が基地局から受信区間で下りデータを受信した場合、受信区間が延長されることが3GPP規格で定められている。
《下りデータ受信》
移動局における下りデータの受信では、移動局は、基地局から、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)のデータとPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)のデータとの両方を受信する。PDCCHは、移動局と基地局との間で制御情報を送受信する制御用物理チャネルである。PDSCHは、移動局と基地局との間でユーザデータを送受信するデータ用物理チャネルである。PDCCHのデータにはPDSCHのデータに含まれる各移動局宛の下りデータの有無についての制御情報が入っている。PDSCHのデータに含まれる各移動局宛の下りデータの有無は、PDCCHのデータに含まれる各移動局の識別子の有無で判断される。PDSCHのデータには実際の下りデータが入っている。下りデータは、例えば、MAC PDU(Protocol Data Unit)に含まれて、送信される。MAC PDUは、MAC header、MAC SDU(Service Data Unit)及びTA Commandを含みうる。MAC PDUがMAC SDUを含んでいるか否かは、MAC PDUのヘッダ解析を行うことにより、判定されうる。MAC SDUには、例えば、電子メールやVoIP等のサービスデータが含まれる。PDCCHのデータ、PDSCHのデータには、リアルタイムサービスであるか否かの情報が含まれうる。
図2は、MAC PDUの例を示す図である。図2の例では、上から、TA Commandを含むMAC PDU、MAC SDUを含むMAC PDU、TA CommandおよびMAC SDUを含むMAC PDUが示される。MAC PDUは、TA Commandを含む場合、TA Commandに対応するヘッダを含む。同様に、MAC PDUは、MAC SDUを含む場合、MAC SDUに対応するヘッダを含む。MAC PDUのMAC headerが解析されることで、ヘッダ種別により、MAC PDUがMAC SDUを含むか否かが判定されうる。
通常のDRX制御では、移動局は、PDCCHのデータに自身の移動局宛の下りデータがあるという制御情報がある場合に、受信区間を延長する。言い換えると、通常のDRX制御では、移動局は、PDCCHのデータの受信に失敗した場合は受信区間を延長しないが、PDCCHのデータの受信に成功した場合はPDSCHのデータの受信に成功・失敗(CRC-OK/NG)に関わらず受信区間を延長する。
《上り無線リソース要求》
LTE移動通信システムにおける、上り無線リソース要求について説明する。上り無線リソースを要求する方法として、上り無線リソース要求にPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)の専用リソースを用いてSR(Scheduling Request)を送信する方法とRA Procedure(Random Access Procedure)を介して要求する方法との2つの方法が存在する。
図3は、SRを送信する方法を説明する図である。前者のSRを送信する方法では、上りデータを有する移動局は、基地局に上り無線リソースを求めるSRを送信する。上り無線リソースは、上りデータを送信するためのリソースである。SRリソースとして移動局に既に割り当てられている制御リソース(無線制御リソース)が用いられる。上り無線リソースは、移動局が基地局への無線通信で利用する当該移動局が専有するリソースである。基地局と移動局との間で上り同期が取れているとは、当該移動局に割り当てられている制御リソースがあることを意味する。制御リソースは、移動局毎に割り当てられる。移動局は、自局に割り当てられている制御リソースを利用してSRを基地局に送信する。基地局は、移動局に割り当てた制御リソースを利用して送信されるSRを受信すると、どの制御リソースが利用されたかにより、SRを送信した移動局を特定できる。基地局(eNB)は、SR受信後、即時、移動局(UE)を判別でき、上り無線リソースの要求のあった移動局に、上り無線リソースを割り当てることができる。上り無線リソースを割り当てられた移動局は、当該上り無線リソースを利用して、上りデータを送信する。SR(Scheduling Request)は、移動局が基地局に送信すべき上りデータを有する場合に、基地局に対して、上り無線リソースの割り当てを要求するために送信される。
図4は、RA Procedureを介して要求する方法を説明する図である。後者のRA Procedureを介して要求する方法では、複数の移動局による共有のリソースである共有リソースを利用するRA Preamble送信から開始する。上り無線リソースを要求する移動局は、基地局に、共有リソースを利用してRA Preambleを送信する。複数の移動局が同時に要求を出す場合もあるため、基地局は1度移動局に対して識別確認処理を行う。基地局は、移動局に対し、識別ID送信用リソース割り当て、識別ID送信用リソースの情報(識別ID送信用リソースの割り当て情報)を移動局に送信する。移動局は、割り当てられた識別ID送信用リソースを利用して、識別IDを基地局に送信する。この1往復の確認分だけ、SRを送信する方法より上り無線リソース割り当てが遅れる。基地局は、その後、上り無線リソースを割り当て、移動局に上り無線リソースの情報(上り無線リソースの割り当て情報)を送信する。移動局は、この上り無線リソースを利用して、上りデータを送信する。また、移動局間で上り無線リソースの要求が衝突した場合、抽選に外れた移動局は、識別確認処理後、再度RA Preamble送信からやり直すため、さらに、数10〜数100msの遅延が発生する。RA Procedureを介して要求する方法は、SRを送信する方法と比べて、上りデータを送信するのに、時間がかかる。よって、上り無線リソース要求は、SRを送信する方法によって行われることが望ましい。
(構成例)
図5は、本実施形態の移動通信システムの構成例を示す図である。本実施形態の移動通信システム10は、基地局200および移動局300を含む。基地局200と移動局300とは、互いに無線通信を行う。図5の移動通信システム10では、1つの基地局200と1つの移動局300を含むとしているが、複数の基地局及び複数の移動局を含むシステムであってもよい。
基地局200は、受信制御部210、送信制御部220、TA制御部230、データ解析部240、SCH−DRX制御部250を含む。基地局200は、移動局300と無線通信を行う。基地局200は、上位の基地局管理装置等を介して、ネットワークに接続される。
受信制御部210は、移動局300からの無線信号を受信する。受信制御部210は、受信した無線信号を復調し、受信データとする。受信制御部210は、受信データをデータ解析部240に転送する。
送信制御部220は、移動局300への無線信号を送信する。送信制御部220は、送信データを変調し、無線信号とする。
TA制御部230は、移動局300からSRS(Sounding Reference Symbol)を受信すると、これに対する応答としてTA Commandを生成する。
データ解析部240は、受信制御部210で受信した移動局300からの無線信号のデータ解析を行う。データ解析部240は、移動局300からの無線信号からSRSを抽出し、TA制御部230に転送する。
SCH−DRX(Sheared Channel − Discontinuous Reception)制御部250は、受信区間、DRX区間を制御する。
基地局200の各処理部の機能は、コンピュータのプロセッサ、記憶装置等を用いて、実現されうる。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Data Signal Processor)である。記憶装置は、主記憶装置、二次記憶装置である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。各処理部の機能は、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって実現されうる。記憶装置には、例えば、移動局に割り当てた上り無線リソース、制御リソース等の情報が格納されうる。
移動局300は、受信制御部310、送信制御部320、TA制御部330、データ解析部340、SCH−DRX制御部350、受信延長制御部360を含む。移動局300は、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
受信制御部310は、基地局200からの無線信号を受信する。受信制御部310は、受信した無線信号を復調し、受信データとする。受信制御部310は、受信データをデータ解析部340に転送する。
送信制御部320は、基地局200への無線信号を送信する。送信制御部320は、送信データを変調し、無線信号とする。送信制御部320は、上り方向の無線リソースの保持又は開放を管理する。
TA制御部330は、TA Commandを受信すると、TA Timerを起動させる。TA Timer値は、あらかじめ、基地局200より与えられる。TA Timer値は、TA Timerの起動から満了までの時間である。TA制御部330は、受信区間(延長されている場合も含む)中、所定時間毎にSRSを生成し、送信制御部320を介して、基地局に送信する。TA Timer値として、移動局300がSRSを送信してからTA Commandを受信するのに十分な値(時間)が設定される。
データ解析部340は、受信制御部310で受信した基地局200からの無線信号のデータ解析を行う。データ解析部240は、移動局300からの無線信号から、TA Command、MAC SDUを抽出する。データ解析部340は、TA CommandをTA制御部に転送する。データ解析部340は、自身の移動局300宛の下りデータを含むPDSCHのデータを処理する。PDSCHのデータが、自身の移動局300宛の下りデータを含むか否かは、PDCCHのデータに含まれる自身の移動局300の識別子の有無で判断される。
SCH−DRX制御部350は、DRX区間を制御する。SCH−DRX制御部350は、DRX区間が開始するときに、受信制御部310に対し、基地局200からの無線信号の受信の停止を指示する。無線信号の受信を停止することで、移動局は自身の消費電力を減少させることができる。SCH−DRX制御部350は、DRX区間が終了するときに、受信制御部310に対し、基地局200からの無線信号の受信の再開を指示する。
受信延長制御部360は、受信区間を延長するか否かを制御する。受信延長制御部360は、受信データ、提供中のサービス等に応じて、受信区間の延長を制御する。受信延長制御部310は、移動局300が受信区間に入ってから受信区間が終了するまでを制御する。受信区間が終了した後、移動局300はDRX区間に入る。
移動局300の各処理部の機能は、コンピュータのプロセッサ、記憶装置等を用いて、実現されうる。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Data Signal Processor)である。記憶装置は、主記憶装置、二次記憶装置である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。各処理部の機能は、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって実現されうる。記憶装置には、例えば、TA Timer値、受信区間の延長時間、ユーザデータ、移動局で提供されているサービス等の情報が格納されうる。
(動作例)
基地局200は、移動局300からの当該移動局300に割り当てられている制御リソースを利用してSR(Scheduling Request)を受信すると、その時点での上り無線リソースの空き状況に応じて、当該移動局300に割り当てる上り無線リソースを決定する。即ち、基地局200は、その時点で空いている上り無線リソースを、移動局300に割り当てる。基地局200は、移動局300に割り当てた上り無線リソースの情報を移動局300に送信する。移動局300は、基地局200から割り当てられた上り無線リソースを使用して、上りデータを送信する。制御リソースの情報、及び、上り無線リソースの情報は、例えば、移動局300の送信制御部320で管理される。
また、移動局300は、割り当てられている制御リソースを維持するために、受信区間において、基地局200に対して、所定時間毎に、SRSを含むデータを送信する。基地局200の受信制御部210は、移動局300からSRSを含むデータを受信すると、データ解析部240に転送する。データ解析部240は、受信したデータからSRSを抽出すると、SRSをTA制御部230に送信する。TA制御部230は、SRSを受信すると、移動局300に対するTA Commandを生成し、送信制御部220に送信する。送信制御部220は、移動局300に対して、TA Commandを含むデータを送信する。
移動局300の受信制御部310は、基地局200からTA Commandを含むデータを受信すると、データ解析部340に転送する。データ解析部340は、受信したデータからTA Commandを抽出すると、TA CommandをTA制御部230に送信する。TA制御部230は、TA Commandを受信すると、TA Timerを起動させる。TA Timerが起動中の場合、TA制御部230は、TA Commandを受信すると、起動中のTA Timerを停止し、新たにTA Timerを起動(再起動)させる。TA Timerは、起動時からTA Timer値経過時に、満了する。TA Timerが満了すると、基地局200との間の上り同期が外れる。即ち、移動局300に割り当てられている制御リソースが開放される。
図6は、移動局で設定される受信区間およびDRX区間のタイムスケジュールの例を示す図である。図6のタイムスケジュールは、移動局の受信状態のタイムスケジュールである。図6の例では、時間軸上で、受信区間とDRX区間とが交互に現れる。受信区間およびDRX区間の長さは、あらかじめ、設定されている。移動局300の受信延長制御部360は、受信区間を延長することがある。受信延長制御部360及びSCH−DRX制御部350は、仮に、受信区間が延長された場合であっても、この受信区間の次のDRX区間が終了する時刻を変更しない。DRX区間は、受信区間に比べて、移動局300における消費電力が小さい区間である。
図7は、移動局の受信延長制御部の動作フローの例を示す図である。移動局300の受信延長制御部360は、受信区間の延長を制御する。受信延長制御部360は、移動局300の受信区間で動作する。ここでは、移動局300は、既に、基地局200から上り方向の制御リソースを、基地局200から割り当てられているとする。受信延長制御部360は、移動局300が受信区間に入ることにより、動作する。また、移動局300の送信制御部320は、移動局300が受信区間に入ると、基地局200に対して、上り無線リソースを維持するためにSRSを送信する。
図7の受信延長制御部の動作フローは、移動局300が受信区間に入ることを契機として、開始される。
ステップS101では、受信延長制御部360は、データ受信を成功したか否かを判定する。受信延長制御部360は、PDSCH(Physical Downlink Sheared CHannel)で送信されるデータ(下りデータ)の受信が成功したか否かを判定する。
移動局300が、基地局200からPDSCHで送信されるデータを受信していない場合、または、PDSCHのデータを正しく受信できない場合、受信延長制御部360は、データ受信を成功していないと判定する(S101;NO)。このとき、処理は、ステップS111に進む。一方、基地局200からPDSCHで送信されるデータを受信した場合、受信延長制御部360は、データ受信を成功したと判定する(S101;YES)。このとき、処理は、ステップS102に進む。
ステップS102では、受信延長制御部360は、「CRC(Cyclic Redundancy Check) OK/NG」を判定する。即ち、受信延長制御部360は、基地局200からPDSCHで送信されるデータ(MAC PDU)が、正常に受信されたか否かを判定する。MAC PDUが受信されたとしても、データに誤り等があり正常に受信していない場合、その後の処理ができないため、受信延長制御部360はMAC PDUが正常に受信されたか否かを確認する。MAC PDUが正常に受信された場合(S102;OK)、処理はステップS104に進む。PDSCHで送信されるデータは、データ解析部340を介して、受信延長制御部360に転送される。MAC PDUを正常に受信していない場合(S102;NG)、処理はステップS105に進む。ステップS102の判定は、データ解析部340が行ってもよい。
ステップS103では、受信延長制御部360は、正常に受信されたMAC PDUにMAC SDUが含まれるか否かを判定する。MAC PDUのMAC headerが解析されることで、ヘッダ種別により、MAC PDUがMAC SDUを含むか否かが判定されうる(図2参照)。例えば、MAC PDUのMAC headerにMAC SDU subheaderが含まれるか否かにより、MAC PDUがMAC SDUを含むか否かが判定される。MAC PDUがMAC SDUを含む場合(S103;YES)、処理はステップS105に進む。MAC SDUには、電子メールやVoIP等のサービスデータが含まれる。電子メールやVoIP等のサービスデータは、連続して送信されることが多い。よって、MAC PDUにMAC SDUが含まれる場合、引き続きMAC SDUが基地局200から送信される可能性が高いため、受信区間が延長される。一方、MAC PDUがMAC SDUを含まない場合(S103;NO)、処理はステップS104に進む。MAC PDUにMAC SDUが含まれない場合、引き続きMAC SDUが基地局200から送信される可能性が低いため、受信区間が延長されなくてもよい。また、MAC PDUにMAC SDUが含まれない場合、MAC PDUにTA Commandが含まれることがある。TA Commandは上り同期の維持のための命令であるため、TA Commandを受信したことによって、受信区間が延長されなくてもよい。ステップS103の判定は、データ解析部340が行ってもよい。
ステップS104では、受信延長制御部360は、受信区間の延長の停止を要求する。MAC PDUにMAC SDUが含まれない場合、受信区間が延長されなくてもよいからである。受信延長制御部360は、受信区間が既に延長されており、元の受信区間を越えて延長の時間に入っている場合、受信区間の延長を取り消すことを要求する。また、受信延長制御部360は、受信区間が既に延長されているが、未だ元の受信区間内である場合、受信区間の延長を取り消し、受信区間を元の受信区間とすることを要求する。受信延長制御部360は、受信区間が延長されていない場合、延長停止の対象がないため、なにもしない。ステップS104の処理の後、処理はS101に戻る。
ステップS105では、受信延長制御部360は、受信区間の延長を要求する。受信延長制御部360は、現時点から所定時間経過時まで、受信区間を延長することを要求する。ステップS105の処理の後、処理はS101に戻る。受信区間の延長は、基地局200からデータが送信される可能性が高い場合に、行われる。例えば、ステップS102で「CRC NG」である場合、基地局200からデータが再送される可能性が高い。また、MAC PDUにMAC SDUが含まれる場合(S103;YES)、基地局200から引き続きMAC SDUを含むMAC PDUが送信される可能性が高い。さらに、移動局300がリアルタイムサービスを提供している場合(S113;YES)、基地局200から継続してデータが送信される可能性が高い。延長する時間は、現時点から所定時間経過時までとする代わりに、元の受信区間終了後から所定時間としてもよい。
ステップS104、又は、ステップS105での要求は、ステップS111での処理で反映される。即ち、受信延長制御部360は、ステップS104、又は、ステップS105での要求に基づいて、受信区間の延長停止、又は、受信区間の延長を行う。
ステップS111では、受信延長制御部360は、受信区間が満了したか否かを確認する。受信延長制御部360は、受信区間が満了する時刻と、現在の時刻とを比較することにより、受信区間が満了したか否かを判定する。ステップS105で受信区間の延長が要求されている場合、受信延長制御部360は、要求されている延長された受信区間を新たな受信区間として、受信区間が満了したか否かを判定する。
また、ステップS104で受信区間の延長の停止が要求されている場合、受信延長制御部360は、受信区間が満了したと判定する。ただし、元の受信区間(延長する前の受信区間)が未だ満了していない場合、受信延長制御部360は、当該元の受信区間が満了するまで、受信区間が満了したとしない。
受信区間が満了したと判定されない場合(S111;NO)、処理はステップS101に戻る。また、受信区間が満了したと判定された場合(S111;YES)、処理はステップS112に進む。
ステップS112では、受信延長制御部360は、次の受信区間までにTA Timerが満了するか否かを判定する。TA Timerは、基地局200からTA Commandを受信した時に、TA制御部330によって起動される。TA Timerは、その起動時から、TA Timer値経過時に満了する。受信延長制御部360は、現時点から次の受信区間までの時間(時間A)と、TA Timerの残り時間(時間B)と、を比較し、次の受信区間までにTA Timerが満了するか否かを判定する。時間Aが時間Bよりも短い場合、受信延長制御部360は、次の受信区間までにTA Timerが満了すると判定する。時間Aが時間Bよりも長い場合、受信延長制御部360は、次の受信区間までにTA Timerが満了しないと判定する。次の受信区間までにTA Timerが満了する場合(S112;YES)、処理はステップS113に進む。
一方、次の受信区間までにTA Timerが満了しない場合(S112;NO)、受信延長制御部360による処理を終了し、移動局300はDRX区間に入る。このとき、次の受信区間までTA Timerが満了しないため、DRX区間において、上り同期は外れない。よって、DRX区間において、上りデータが発生したとしても、上記のSRを送信する方法で、基地局200に上り無線リソースを要求できる。即ち、DRX区間において、上り送信データが発生したとしても、遅滞なく基地局200に上り送信データを送信できる。
ステップS113では、受信延長制御部360は、移動局300で提供されているサービスがリアルタイムサービスであるか否かを判定する。移動局300で提供されているサービスは、移動局300及び基地局200で管理される。リアルタイムサービスには、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)サービス等が含まれる。非リアルタイムサービスには、例えば、電子メールサービス等が含まれる。リアルタイムサービスは、遅延すると質が低下しやすいサービスである。移動局300および基地局200は、移動局300で提供されているサービスを認識している。リアルタイムサービスか否かは、例えば、基地局200から通知されるオープン中のRB(Resource Block)の種類により判定される。また、リアルタイムサービスか否かは、サービスごとに割り振られているQoS(Quality of Service)によって判定されてもよい。移動局300で提供されているサービスがリアルタイムサービスである場合(S113;YES)、処理がステップS105に進む。リアルタイムサービスであれば、継続してデータの送受信をするため、受信延長制御部360は受信区間延長を要求する(S105)。一方、移動局300で提供されているサービスがリアルタイムサービスでない場合(S113;NO)、受信延長制御部360による処理を終了し、移動局300はDRX区間に入る。移動局300がDRX区間に入ると、SCH−DRS制御部350は、受信制御部310をオフ状態にする。また、DRX区間が満了すると、SCH−DRS制御部350は、受信制御部310をオン状態にする。移動局300は、DRX区間満了後、受信区間に入る。
ここで、ステップS113の処理をなくし、次の受信区間までにTA Timerが満了する場合(S112;YES)、処理はステップS105に進むとしてもよい。このとき、DRX区間でTA Timerが満了することがなくなる。即ち、DRX区間で、上り同期(制御リソース)が維持される。
図8は、受信区間が延長される例を示す図である。図8は、移動局300(UE)と基地局200(eNB)との間のシーケンスの例を示す。受信区間に入っている移動局300が、SRSを基地局200に送信する。基地局200は、SRSに対する応答として、TA Commandを移動局300に送信する。このとき、基地局200が移動局300への下りデータを有しているときは、基地局200は、TA Commandと共に、MAC SDUの中に下りデータを含めて、MAC PDUとして、移動局300に送信する。移動局300は、受信したMAC PDUの中に、MAC SDUが含まれていることを確認すると、受信区間の延長を要求し、受信区間が所定時間、延長される。また、基地局200が、さらに、下りデータを有しているときは、基地局200は、MAC SDUに下りデータを含めて、MAC PDUとして、移動局300に送信する。移動局300は、受信したMAC PDUの中に、MAC SDUが含まれていることを確認すると、受信区間の延長を要求し、受信区間が所定時間、延長される。移動局300によれば、受信したMAC PDUにMAC SDUが含まれている場合、受信区間が、所定時間、延長される。
図9は、受信区間が延長されない例を示す図である。図9は、移動局300(UE)と基地局200(eNB)との間のシーケンスの例を示す。受信区間に入っている移動局300が、SRSを基地局200に送信する。基地局200は、SRSに対する応答として、TA Commandを移動局300に送信する。基地局200は、TA Commandを含めたMAC PDUを、移動局300に送信する。このとき、基地局200が移動局300への下りデータを有していないときは、MAC PDUにMAC SDUが含まれない。図9のように、移動局300が、元の受信区間が満了する前に、MAC SDUが含まれないMAC PDUを受信した場合、元の受信区間が満了するまで受信区間が継続される。即ち、移動局300は、受信したMAC PDUの中に、MAC SDUが含まれていないと、受信区間を延長しない。
図10は、受信区間の延長が停止される例を示す図である。図10は、移動局300(UE)と基地局200(eNB)との間のシーケンスの例を示す。受信区間に入っている移動局300が、SRSを基地局200に送信する。基地局200は、SRSに対する応答として、TA Commandを移動局に送信する。このとき、基地局200が移動局300への下りデータを有しているときは、基地局200は、TA Commandと共に、MAC SDUの中に下りデータを含めて、MAC PDUとして、移動局300に送信する。移動局300は、受信したMAC PDUの中に、MAC SDUが含まれていることを確認すると、受信区間の延長を要求し、受信区間が所定時間、延長される。また、移動局200が、さらに、SRSを基地局200に送信する。基地局200は、SRSに対する応答として、TA Commandを移動局300に送信する。基地局200は、TA Commandを含めたMAC PDUを、移動局300に送信する。このとき、基地局200が移動局300への下りデータを有していないときは、MAC PDUにMAC SDUが含まれない。図10のように、移動局300が、元の受信区間が満了して受信区間が延長されているときに受信したMAC PDUの中に、MAC SDUが含まれていないことを確認すると、受信区間の延長の停止を要求し、受信区間の延長が停止される。移動局300は、DRX区間に入る。ただし、移動局300は、提供中のサービスがリアルタイムサービスである場合、受信区間の延長を要求し、受信区間が延長される。
(実施形態の作用効果)
移動局300の受信延長制御部360は、受信したMAC PDUにMAC SDUが含まれない場合、受信区間の延長を停止する。また、受信延長制御部360は、受信したMAC PDUにMAC SDUが含まれる場合、受信区間の延長をする。受信延長制御部360は、MAC PDUを正常に受信できなかった場合、受信区間の延長をする。さらに、受信延長制御部360は、移動局300で提供中のサービスがリアルタイムサービスである場合、受信区間の延長をする。受信延長制御部360は、DRX区間でTA Timerが満了する場合、移動局300で提供中のサービスがリアルタイムサービスであれば、受信区間の延長をする。
移動局300によれば、DRX区間に入っても上り同期が外れにくくなり、かつ、MAC PDUにMAC SDUが含まれない場合に、受信区間延長の停止を要求することで、移動局300の省電力化が図れる。さらに、移動局300で上りデータが発生した場合、移動局300は、維持されている制御リソースを使用して、迅速に上りデータを基地局200に送信することができる。
また、DRX区間でTA Timerが満了するのは、提供中のサービスがリアルタイムサービスでない場合である。よって、移動局300において、DRX区間でTA Timerが満了することにより、上り同期が外れたとしても、サービスの質の低下がしにくい。移動局300で提供中のサービスがリアルタイムサービスでない場合、上りデータが発生する可能性が低いからである。
10 移動通信システム
200 基地局
210 受信制御部
220 送信制御部
230 TA制御部
240 データ解析部
250 SCH−DRX制御部
300 移動局
310 受信制御部
320 送信制御部
330 TA制御部
340 データ解析部
350 SCH−DRX制御部
360 受信延長制御部

Claims (6)

  1. 他の装置から信号を受信する受信区間と前記他の装置から信号を受信しない非受信区間とが交互に設定される無線通信装置であって、
    前記他の装置への無線通信で利用する前記無線通信装置が専有する無線制御リソースを保持する送信部と、
    第1情報及び第2情報のうち少なくとも1つを有するデータを含む信号を受信し、前記第1情報はリアルタイムサービスデータ及び非リアルタイムサービスデータのいずれかであり、前記第2情報は前記第1情報とともに受信可能でありかつ前記他の装置への同期としての無線制御リソースを維持するための命令である、受信部と、
    前記受信部が受信した前記データが前記第1情報を含む場合、前記受信区間を第1所定時間を経過する時まで延長する受信延長制御部と、を含み、
    前記受信延長制御部が受信区間を第1所定時間を経過する時まで延長した後に前記受信部が受信した前記データが前記第2情報を含みかつこの第2情報とともに受信可能な前記第1情報を含まない場合、前記受信延長制御部は受信区間の延長を停止する、
    無線通信装置。
  2. 前記受信部が受信した前記データが正常でない場合、前記受信延長制御部は、前記受信区間を前記第1所定時間を経過する時まで延長する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記受信延長制御部は、提供中のサービスが所定のサービスである場合、前記受信区間を前記第1所定時間を経過する時まで延長する、
    請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信部が受信した前記データが前記第2情報を含む場合、第2所定時間で満了するタイマを起動するタイマ部をさらに備え、
    前記送信部は、前記タイマの満了時に前記無線制御リソースを解放する、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  5. 前記受信部が受信した前記データが前記第2情報を含む場合、第2所定時間で満了する
    タイマを起動するタイマ部をさらに備え、
    前記送信部は、前記タイマの満了時に前記無線制御リソースを解放し、
    前記受信延長制御部は、前記タイマが次の受信区間までに満了し、かつ、提供中のサービスが所定のサービスである場合、前記受信区間を前記第1所定時間を経過する時まで延長する、
    請求項1または2に記載の無線通信装置。
  6. 前記受信部が受信した前記データが前記第2情報を含み、かつ、前記タイマが起動している場合、前記タイマ部は、起動している前記タイマを停止し、前記第2所定時間で満了する前記タイマを再起動する、
    請求項4または5に記載の無線通信装置。
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