JP5581094B2 - ペット用吸収性シート - Google Patents

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Description

本発明は、ペット用吸収性シートに関する。
従来、犬、猫等のペットが***した尿等を吸収するためのペット用吸収性シートが普及している。
こうしたペット用吸収性シートとしては、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備える構成が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
また、ペット用吸収性シートとして、複数の分割シート部材を有するとともに、分割シート部材に着脱手段を設け、分割シート部材を、着脱手段を介して結合して一枚のペット用吸収性シート(ペットシート)を構成し、ペットの***物によって汚れた部分の分割シート部材のみを交換できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
このペット用吸収性シートによれば、汚れた部分の分割シート部材のみを交換すればよいので、経済的であるとともに、ペット用吸収性シートが全体に汚れた後に交換する場合と比べて衛生的である。
特開2001−352852号公報 特開2007−20469号公報
しかしながら、特許文献2においては、分割シート部材の端面は透液性となっている。従って、この分割シート部材を結合したペット用吸収性シートの端面も透液性となるため、吸収した尿が端面からもれてしまうという問題がある。
また、それを防止するため、例えば、ペット用吸収性シートの端面に不透液性の装着部材を使用することが考えられるが、これだと、部品点数が増えてコストがかかるという問題が生じる。
本発明の課題は、汚れた部分のみを交換可能で、且つ端面からの液漏れを防止することができるペット用吸収性シートを提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え、前記切替手段は、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部から外側に延出し、前記端面部を覆うように折り曲げ可能な、前記表面シート及び前記裏面シートからなる延出部と、延出部が表面の端面部を覆って表面シートに着脱自在に固定される、表面シート側に設けられた上面固定部と、延出部が裏面の端面部を覆って裏面シートに着脱自在に固定される、裏面シート側に設けられた下面固定部と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、複数並べて使用されるペット用吸収性シートのうち汚れた部分のペット用吸収性シートのみを交換可能である。また、切替手段により、ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部が液透過状態と液不透過状態とに切り替えられるので、当該端面部に他のペット用吸収性シートが並設される場合には、当該端面部を液透過状態に切り替えるとともに、当該端面部がペット用吸収性シートの集合体の端面部となる場合には、当該端面部を液不透過状態に切り替えることができることとなって、ペット用吸収性シートの端面部からの液漏れを防止することができる。また、切替手段として既存の表面シート及び裏面シートからなる延出部を用いているので、部品点数を増やすことなく切替手段を構成することができることとなって、コスト上昇を抑えることができる。
請求項2記載の発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え、前記切替手段は、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部から外側に延出し、前記端面部を覆うように折り曲げ可能な、前記裏面シートのみからなる延出部と、延出部が表面の端面部を覆って表面シートに着脱自在に固定される、裏面シートの上面側に設けられた上面固定部と、延出部が裏面の端面部を覆って裏面シートに着脱自在に固定される、裏面シートの下面側に設けられた下面固定部と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有するのは無論のこと、特に、切替手段として既存の裏面シートのみからなる延出部を用いているので、部品点数を増やすことなく切替手段を構成することができることとなって、コスト上昇を抑えることができる。
請求項記載の発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え、前記切替手段は、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部の全体を覆い、当該端面部に剥離可能に設けられた液不透過性の剥離シートを備えることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、請求項1,2記載の発明と同様の効果を有するのは無論のこと、特に、剥離シートを剥がすことで端面部を液不透過状態から液透過状態に切り替えることができるので、容易に切り替えることができる。
本発明によれば、複数並べて使用されるペット用吸収性シートのうち汚れた部分のペット用吸収性シートのみを交換可能である。また、切替手段により、ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部が液透過状態と液不透過状態とに切り替えられるので、当該端面部に他のペット用吸収性シートが並設される場合には、当該端面部を液透過状態に切り替えるとともに、当該端面部がペット用吸収性シートの集合体の端面部となる場合には、当該端面部を液不透過状態に切り替えることができることとなって、ペット用吸収性シートの端面部からの液漏れを防止することができる。
第1実施形態のペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 図1のII-II部の断面図である。 第1実施形態のペット用吸収性シートを複数並べて配置した状態を示す平面図である。 図3のIV-IV部の断面図である。 第2実施形態のペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 図のVI-VI部の断面図である。 第2実施形態のペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 図7のVIII−VIII部の断面図である。 第2実施形態のペット用吸収性シート同士の固定状態を示す断面図である。 第2実施形態のペット用吸収性シートの変形例を示す断面図である。 第3実施形態のペット用吸収性シートの断面図である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態であるペット用吸収性シートを詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
なお、以下の説明では、ペット用吸収性シートの一方向をX方向、X方向と直交する方向をY方向とする。また、ペット用吸収性シートの厚さ方向をZ方向とする。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のペット用吸収性シートについて、図1〜4に基づいて説明する。
ペット用吸収性シート1は、例えば、図1に示すように、平面視略正方形となっており、表面からペットにより***された***物の水分をシート内に吸収することができるものである。
具体的に、ペット用吸収性シート1は、図2に示すように、尿などの液体を速やかに透過させる透液性の表面シート11と、表面シート11の裏面側に配置される不透液性の裏面シート12と、これら表面シート11と裏面シート12との間に介装される吸収体13等を備えて構成されている。
このペット用吸収性シート1の大きさは、例えば、一辺の長さが14〜17cm、好ましくは、15〜16cmの略正方形とされている。
即ち、このペット用吸収性シート1は、通常の規格サイズ(例えば、45×30cm、60×45cm、90×60cm等)の公約数となる寸法である。従って、ペット用吸収性シート1は、1枚単独での使用ではなく、例えば、図3に示すように、複数枚のペット用吸収性シート1を並べて配置してペット用吸収性シート集合体10を構成して使用する。
なお、ペット用吸収性シート1は、平面視略矩形であればよく、必ずしも略正方形でなく長方形であってもよい。
表面シート11は、吸収体13天面を覆い、更に外側に延出して設けられている。表面シート11は、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿等の液体がより速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
裏面シート12は、吸収体13底面を覆い、更に外側に延出して設けられている。この延出している部分が裏面シート延出部12aを構成する。そして、裏面シート延出部12aと表面シート11の吸収体13からの延出部分とがホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等により接着されている。
裏面シート延出部12aは、表面シート11側に折り曲げた時にペット用吸収性シート1の端面部1aを覆うことができる程度の長さを有しており、この裏面シート延出部12aが切替手段を構成する。
裏面シート12は、液不透過性の素材であれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。また、このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも裏面シート12として用いることができる。また、裏面シート12は、例えば、防漏シートと吸液シートを組み合わせたシートのように、その最外面が吸液性のものであってもよい。これにより、ペット用吸収性シート1同士の接合部から、万が一、尿等の液体のしみ出しがあった場合でも、少量であれば吸液シートにより吸液できるため、衛生的である。
吸収体13は、尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。また、繊維集合体に、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)を組み合わせて吸収体13を構成することもできる。
高吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨欄性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
さらに、消臭機能を持たせるため、消臭剤を吸収体13に入れてもよい。吸収剤としては、例えば、活性炭や天然鉱物(例えば、ベンナイト、カオリナイト、カネマイト等)、合成無機物(ゼオライト、アモルファスシリカ等)を用いることができる。
次に、ペット用吸収性シート集合体10を構成するときの、裏面シート延出部12aによるペット用吸収性シート1の端面部1aの液透過状態と液不透過状態との切り替えについて、図3、図4を用いて説明する。
図3においては、X方向に3枚、Y方向に4枚のペット用吸収性シート1をマトリクス状に配置(合計12枚)することで、ペット用吸収性シート集合体10を構成している。
まず、中央に配置された、ペット用吸収性シート1(1A)は、4辺が全てペット用吸収性シート1(1B)に囲まれているため、図4に示すように、裏面シート延出部12aが裏面シート12側に折り曲げられることで、端面部1aが液透過状態とされる。
また、ペット用吸収性シート集合体10の端部10aに配置されたペット用吸収性シート1(1B、1C)の端部10aとなる端面部1aでは、図4に示すように、裏面シート延出部12aが表面シート11側に折り曲げられることで、端面部1a(端部10a)が液不透過状態とされる。
なお、ペット用吸収性シート集合体10の角部10bに配置されたペット用吸収性シート1(1C)の場合、角部10bを構成する隣り合う二つの端面部1aが液不透過状態とされる。
以上説明した第1実施形態のペット用吸収性シート1によれば、複数並べて使用されるペット用吸収性シート1のうち汚れた部分のペット用吸収性シート1のみを交換可能である。また、裏面シート延出部12aにより、ペット用吸収性シート1の端面部1aが液透過状態と液不透過状態とに切り替えられるので、当該端面部1aに他のペット用吸収性シート1が並設される場合には、裏面シート延出部12aが裏面シート12側に折り曲げられることで端面部1aを液透過状態に切り替えるとともに、端面部1aがペット用吸収性シート集合体10の端部10aとなる場合には、裏面シート延出部12aが表面シート11側に折り曲げられることで液透過状態に切り替えることができることとなって、ペット用吸収性シート1の端面部1aからの液漏れを防止することができる。
また、切替手段として既存の裏面シート12を用いているので、部品点数を増やすことなく切替手段を構成することができることとなって、コスト上昇を抑えることができる。
なお、上記実施形態においては、切替手段をペット用吸収性シート1の4つの端面部全てに設ける構成としたが、当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部に切替手段を設ける構成であればよい。
また、裏面シート延出部12aは、裏面シート12のみが延出していればよく、表面シート11は延出していなくてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のペット用吸収性シート2について、図5〜9に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態のペット用吸収性シート2は、図5、図6に示すように、裏面シート延出部12aに、裏面シート延出部12aが端面部2aを覆って表面シート11に着脱自在に固定される固定部14を備える点で第1実施形態のペット用吸収性シート1と異なる。
固定部14は、裏面シート延出部12aの上面に固定された表面シート11に固定されることで、裏面シート延出部12aに設けられている。
固定部14は、例えば、粘着剤が貼付された粘着剤層により構成される。
粘着剤としては、特に制限されず、例えば、ホットメルト粘着剤、エマルジョン系粘着剤、溶剤系粘着剤、オリゴマー系粘着剤、固系粘着剤などのいずれの形態の粘着剤であってもよい。粘着剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。粘着剤としては、ホットメルト粘着剤を好適に用いることができる。
ホットメルト粘着剤は、エラストマー(熱可塑性エラストマー等)や熱可塑性樹脂などをベースポリマーとしている。なお、ベースポリマーは単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。ホットメルト粘着剤におけるベースポリマーの熱可塑性エラストマーとしては、例えば、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン−プロピレンブロック共重合体(SEP)などのスチレン系熱可塑性エラストマー(スチレン系ブロックコポリマー;例えばスチレン含有量5重量%以上のスチレン系ブロックコポリマー);ポリウレタン系熱可塑性エラストマー;ポリエステル系熱可塑性エラストマー;ポリプロピレンとEPT(三元系エチレン−プロピレンゴム)とのポリマーブレンドなどのブレンド系熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
また、固定部14は、面ファスナのオス材の係止要素である、鉤状、きのこ状、錨状等の多数の突起が形成されたフック材などにより構成された係止部材を備え、当該係止部材を表面シートに直接係止させたり、或いは表面シートに設けられた被係止部材に係止させたりするものであってもよい。
また、吸収体13の端部の下方に位置する裏面シート12に、固定部14と同様の裏面固定部15が設けられ、裏面シート延出部12aを裏面シート12側に折り曲げた場合の裏面シート延出部12aを当該裏面固定部15に固定することができるようになっている。
そして、図7に示すペット用吸収性シート集合体20において、中央に配置された、ペット用吸収性シート2(2A)は、4辺が全てペット用吸収性シート2(2B)に囲まれているため、図8に示すように、裏面シート延出部12aが裏面シート12側に折り曲げられ、裏面固定部15に固定されることで、端面部2aが液透過状態とされる。
また、ペット用吸収性シート集合体20の端部20aに配置されたペット用吸収性シート2(2B、2C)の端部20aとなる端面部2aでは、図8に示すように、裏面シート延出部12aが表面シート11側に折り曲げられ、固定部14に固定されることで、端面部2a(端部20a)が液不透過状態とされる。
以上説明した第2実施形態のペット用吸収性シート2によれば、固定部14によって、裏面シート延出部12aが表面シート11に固定されるので、裏面シート延出部12aが表面シート11に固定された端面部2aは、液不透状態を確実に維持することができ、より確実にペット用吸収性シート2の端面部2aからの液漏れを防止することができる。
また、二つのペット用吸収性シート2を並設する際、例えば、図9に示すように、一方のペット用吸収性シート2(2A)の端面部2aにおいて、裏面シート延出部12aを裏面シート12側に折り曲げて裏面固定部15に固定するともに、他方のペット用吸収性シート2(2B)の端面部2aの裏面シート延出部12aを裏面シート11側に折り曲げずに、一方のペット用吸収性シート2(2A)の裏面シート11に固定するようにしてもよい。
このようにすることで、二つのペット用吸収性シート2の端面部2a同士を接合することができ、の接合面におけるZ方向への尿等の液体の漏れを低減させることができる。
なお、固定部14は、裏面シート延出部12aに線状に連続して設けられているが、断続的に設けても良い。
(変形例1)
図10に示すように、第2実施形態のペット用吸収性シート2の変形例であるペット用吸収性シート3において、表面シート11は、吸収体13を巻き込み、吸収体13の底面側で裏面シート12に固定され、裏面シート12のみを、吸収体13の外側に延出させてもよい。この場合、固定部14は、裏面シート延出部12aに直接固定されることとなる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のペット用吸収性シート4について、図11に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第3実施形態のペット用吸収性シート4は、図11に示すように、表面シート11は、吸収体13を巻き込み、吸収体13の底面側で裏面シート12に固定されている。
ペット用吸収性シート4の端面部4aには、粘着剤が貼付された粘着剤層17が設けられ、粘着層17の表面には、剥離シート18が取り付けられている。従って、ペット用吸収性シート4には、第1実施形態のペット用吸収性シート1の裏面シート延出部12aは設けられていない。
粘着剤は、例えば、第2実施形態で説明した粘着剤が用いられるが、液不透過性の粘着剤を用いる場合には、粘着剤により端面部4aでの液透過性が遮断されないように、粘着剤を断続的に設けたり、複数の孔部を設けたりするようにするとよい。
剥離シート18の粘着層17との当接面には剥離剤が塗付されている。剥離剤としては、例えば、シリコーン系、フッ素系、イソシアネート系等のものが好ましく用いられる。
剥離シート18は、ペット用吸収性シート4の端面部4aをほぼ覆うように設けられている。
そして、ペット用吸収性シート4において、他のペット用吸収性シート4と接する端面部4aは、剥離シート18を剥がして、当該端面部4aを液透過状態とするとともに、隣接ペット用吸収性シート4の端面部4aに粘着層17をくっつけることで、端面部4a同士を連結することができる。
一方、ペット用吸収性シート4において、他のペット用吸収性シート4と接しない端面部4aは、剥離シート18を剥がさずそのままにしておくことで液不透過状態が維持されることとなる。
従って、剥離シート18が切替手段を構成している。この剥離シート18は、ペット用吸収性シート4の4つの端面部4aの全てに設けても良いが、少なくとも隣り合う二つの端面部4aに設けられていればよい。
また、ペット用吸収性シート4は、裏面シート12の外面に、液吸収性シート19を備えている。
液吸収性シート19は、ペット用吸収性シート4同士の接合面などから下に漏れた液体を吸収するためのものである。
液吸収性シート19としては、例えば、クレープ紙や親水化処理された不織布などを用いることができるが、特に限定するものではなく、液吸収性を有する素材であればどのようなものであってもよい。
以上説明した第3実施形態のペット用吸収性シート4によれば、剥離シート18を剥がすことで端面部4aを液不透過状態から液透過状態に切り替えることができるので、第1実施形態のペット用吸収性シート1に比べて容易に切り替えることができる。
なお、上記ペット用吸収性シート4において、ペット用吸収性シート1の裏面シート延出部12aに相当する部分を設けても良い。そして、他のペット用吸収性シート4と接する端面部4aは、裏面シート延出部12aに相当する部分を裏面シート12側に折り曲げて当該端面部4aを液透過状態にするとともに、他のペット用吸収性シート4と接しない端面部4aは、剥離シート18を剥がして、裏面シート延出部12aに相当する部分を表面シート11側に折り曲げ粘着層17に固定することで当該端面部4aを液不透過状態にしてもよい。
なお、本発明は、上記第1〜3実施形態に限定されるものではなく、具体的な構造について適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、実施形態3の液吸収性シート19は、第1実施形態のペット用吸収性シート1及び第2実施形態のペット用吸収性シート2、3に適用してもよい。
1 ペット用吸収性シート(第1実施形態)
2 ペット用吸収性シート(第2実施形態)
3 ペット用吸収性シート(変形例)
4 ペット用吸収性シート(第3実施形態)
11 表面シート
12 裏面シート
12a 裏面シート延出部(切替手段)
13 吸収体
14 固定部
15 裏面固定部
17 粘着層
18 剥離シート(切替手段)

Claims (3)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え
    前記切替手段は、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部から外側に延出し、前記端面部を覆うように折り曲げ可能な、前記表面シート及び前記裏面シートからなる延出部と、
    延出部が表面の端面部を覆って表面シートに着脱自在に固定される、表面シート側に設けられた上面固定部と、
    延出部が裏面の端面部を覆って裏面シートに着脱自在に固定される、裏面シート側に設けられた下面固定部と、
    を備えることを特徴とするペット用吸収性シート。
  2. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え、
    前記切替手段は、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部から外側に延出し、前記端面部を覆うように折り曲げ可能な、前記裏面シートのみからなる延出部と、
    延出部が表面の端面部を覆って表面シートに着脱自在に固定される、裏面シートの上面側に設けられた上面固定部と、
    延出部が裏面の端面部を覆って裏面シートに着脱自在に固定される、裏面シートの下面側に設けられた下面固定部と、
    を備えることを特徴とするペット用吸収性シート。
  3. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備えるとともに、平面視略矩形をなし、複数並べて使用されるペット用吸収性シートにおいて、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部を、液透過状態と液不透過状態とに切り替える切替手段を備え、
    前記切替手段は、
    当該ペット用吸収性シートの端面部のうち少なくとも隣り合う二つの端面部の全体を覆い、当該端面部に剥離可能に設けられた液不透過性の剥離シートを備えることを特徴とするペット用吸収性シート。
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