JP5558300B2 - 粘着シート貼り替え用補助治具 - Google Patents

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Description

本発明は、一面が粘着シートに貼着されて環状フレームに装着された板状物を、該一面の反対面に粘着シートが貼着されて環状フレームに装着された状態へと粘着シートを貼り替える際に使用する粘着シート貼り替え用補助治具に関する。
半導体デバイスの製造プロセスでは、インゴットからワイヤーソー等により切り出されたシリコンやガリウム砒素等のウエーハが研削装置や研磨装置によって研削、研磨されて平坦化された後、表面に複数のIC、LSI等の回路素子が形成される。
回路素子が形成されたウエーハは研削装置や研磨装置によって裏面が研削、研磨された後、切削ブレードやレーザ発振器を有する切削装置を用いて切削されて個々の回路素子へと分割され、個々の半導体デバイスが製造される。
切削装置、研削装置等の加工装置を用いて被加工物に加工を施す際、被加工物のハンドリング性を向上させるために、予め被加工物を特開平5−114647号公報に開示されるような粘着シートに貼着して環状フレームに装着する場合がある。
一方、板状物であるウエーハの表裏両面に研削加工又は研磨加工を施す場合や、ウエーハの表裏両面側からそれぞれ切削ブレードによる切削やレーザ加工を施す場合がある。このように板状物の表裏両面側に加工を施す場合には、粘着シートの貼り替え作業が行われる。
具体的には、加工に先立って板状物の一面側を粘着シートに貼着して環状フレームに装着し、板状物の一面側の反対面を露出した形態としてこの反対面にまず加工を施す。その後、環状フレームを取り外すとともに板状物の加工が施された反対面に新たに粘着シートを貼着して環状フレームに装着し、一面側の粘着シートを除去して板状物の一面側を露出した形態とする。そして、板状物の露出した一面側に加工を施す。
特開平5−114647号公報
ところが、一面側に粘着シートが貼着された板状物の反対面側に再度粘着シートを貼着すると、一面側に貼着された粘着シートと反対面側に貼着された粘着シートとが互いに接着してしまい、剥離が難しいという問題が生じる。
特に、板状物の厚みが例えば50μm以下と薄い場合には、この問題が顕著に発生し、更に、薄い板状物では、接着した粘着シート同士を剥離しようとする際に板状物自体を破損させてしまう恐れがある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一面が粘着シートに貼着されて環状フレームに装着された板状物を、該一面の反対面に粘着シートが貼着されて環状フレームに装着された状態へと貼り替える際に、粘着シート同士の接着を防止して貼り替え作業を容易にするとともに、板状物の破損リスクを低減可能な粘着シート貼り替え用補助治具を提供することである。
請求項1記載の発明によると、板状物の第1の面が第1粘着シートに貼着され且つ板状物を収容する開口を有する環状フレームに装着された該板状物の第2の面に所定の加工を施し、該加工が施された該板状物の該第2の面に第2粘着シートを貼着して該環状フレームに装着した状態へと粘着シートを貼り替える際に使用する粘着シート貼り替え用補助治具であって、板状物の形状に対応した形状を有する板状物を収容する貫通穴を備え、該環状フレームの開口に対応した外径と板状物の厚さより薄い厚さを有する板状の治具本体と、該治具本体の少なくとも該第2粘着シートが貼着される面に形成された該第2粘着シートの粘着力を低減する複数の微小突起と、を具備したことを特徴とする粘着シート貼り替え用補助治具が提供される。
請求項2記載の発明によると、板状物の第1の面が第1粘着シートに貼着され且つ板状物を収容する開口を有する第1環状フレームに装着された該板状物の第2の面に所定の加工を施し、該加工が施された板状物の該第2の面に第2粘着シートを貼着して該第1環状フレームの該開口と同一サイズの開口を有する第2環状フレームに装着した状態へと粘着シートを貼り替える際に使用する粘着シート貼り替え用補助治具であって、板状物の形状に対応した形状を有する板状物を収容する貫通穴を備え、該第1及び第2環状フレームの該開口に対応した外径と板状物の厚さより薄い厚さを有する板状の治具本体と、該治具本体の少なくとも一面に形成された粘着シートの粘着力を低減する複数の微小突起と、を具備したことを特徴とする粘着シート貼り替え用補助治具が提供される。
粘着シートを貼り替えて環状フレームに装着する際に、本発明の粘着シート貼り替え用補助治具を用いると、板状物の貼り替え作業を容易に且つ短時間で実施できる上、板状物の破損リスクを低減することが出来る。
図1(A)は本発明第1実施形態の粘着シート貼り替え用補助治具の平面図、図1(B)はその縦断面図である。 保持テーブル上に環状フレームと補助治具を載置し、半導体ウエーハを補助治具の収容部内に収容した状態の平面図である。 補助治具の収容部内に収容された半導体ウエーハの表面及び環状フレームに粘着シートを貼着する様子を示す縦断面図である。 粘着シート貼り機の概略斜視図である。 粘着シート貼り機の一部断面側面図である。 カッターアセンブリが作動位置に下降されている状態の粘着シート貼り機の一部断面側面図である。 複数の半導体ウエーハがその裏面を露出して粘着シートを介して環状フレームに装着された状態の平面図である。 加工の一例であるウエーハの裏面を研削している状態の斜視図である。 ウエーハの裏面研削後の状態を示す縦断面図である。 補助治具の収容部内に収容された半導体ウエーハの裏面及び環状フレームに粘着シートを貼着する様子を示す縦断面図である。 半導体ウエーハの表面及び裏面にそれぞれ粘着シートが貼着された状態の縦断面図である。 半導体ウエーハの表面に貼着された第1粘着シートを剥離する様子を示す縦断面図である。 半導体ウエーハの表面を研削する様子を示す斜視図である。 図14(A)は本発明第2実施形態の粘着シート貼り替え用補助治具の平面図、図14(B)はその縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1(A)を参照すると、本発明第1実施形態の粘着シート貼り替え用補助治具2の平面図が示されている。図1(B)はその縦断面図である。
粘着シート貼り替え用補助治具(以下、単に補助治具と略称する)2は複数の貫通穴から成る被加工物収容部(単に収容部と称する場合がある)6を有する板状の治具本体4から形成される。治具本体4はアルミニウム等の金属、又は樹脂から形成される。
各被加工物収容部6は、例えば図2に示すような半導体ウエーハ11を収容する際には、半導体ウエーハ11の外径より僅かばかり大きな直径を有する円形状であるが、本発明の被加工物収容部6の形状は円形に限定されるものではなく、被加工物の形状に合った形状をしている必要がある。
治具本体4の厚さは被加工物の厚さより薄く設定されている。例えば、被加工物がシリコン等の半導体インゴットから切り出された厚み1.1mm程度の半導体ウエーハ11であり、半導体ウエーハの片面を研削して厚み900μmへと薄化した後に半導体ウエーハの反対面を研削して厚み700μmへと薄化する場合には、治具本体4の厚さは例えば900μmよりも薄い必要がある。
再び図1を参照すると、治具本体4には互いに直交する位置合わせ用補助線8が形成されている。更に、各収容部6に臨んで半導体ウエーハ11のノッチ21を位置合わせするためのマーク10が形成されている。
更に、治具本体4の表面(粘着シート貼着面)全面には粘着シートの貼着力を低減する多数の微小突起12が形成されている。この微小突起12は、例えば直径0.5mmの球体から形成されるが、この形状に限定されるものではない。
図2を参照すると、例えば図4に示したような粘着シート貼り機22の保持テーブル42のフレーム載置領域44上に環状フレーム14と補助治具2を載置し、半導体ウエーハ11を表面を上にして被加工物収容部6中に収容した状態の平面図が示されている。保持テーブルのフレーム載置部44には互いに90度離間した4個の載置補助線45が形成されている。
環状フレーム14、補助治具2及び半導体ウエーハ11をこのようにセットした後、図3に示すように、環状フレーム14及び半導体ウエーハ11の表面11aに基材25上に糊層27が形成された第1粘着シート24を、ローラ30を矢印A方向に転動することにより貼着する。
この時、補助治具2の治具本体4の厚さはウエーハ11の厚さより薄く設定されているため、図3に示すように、ウエーハ11は補助治具2の各収容部6から突出し、更に補助治具2の表面には多数の微小突起12が形成されているので、補助治具2が第1粘着シート24に貼着されてしまうことを防止できる。
この粘着シートの貼着工程を自動化した例を、図4乃至図6を参照して説明する。図4を参照すると、粘着シート貼り機22は、ロール状に巻回された第1粘着シート24が軸25に装着された送り出しロール26と、使用済みの第1粘着シート24を巻き取り軸38でロール状に巻き取る巻き取りロール36を備えている。
送り出しロール26から送り出される第1粘着シート24は、固定ローラ28、シート貼着可動ローラ30、シート剥離稼動ローラ32,34の間を通って巻き取りロール36の巻き取り軸38で巻き取られる。
42は環状フレーム14と補助治具2と半導体ウエーハ11を図3に示すように載置し、吸着固定する保持テーブルであり、環状フレーム14を載置固定するフレーム載置領域44を有している。フレーム載置領域44には互いに90度離間した4個の載置補助線45が形成されている。
保持テーブル42は、第1粘着シート24の送り出し方向に対して直角方向に進退し、環状フレーム14と補助治具2とウエーハ11を保持テーブル42上にセットする作業領域46と、第1粘着シート24を環状フレーム14とウエーハ11に貼着するシート貼着領域48とに位置づけられるようになっている。
40はカッターアセンブリであり、図5の一部断面側面図で示すように、図示しない駆動手段により上下方向に移動する取付ベース52と、取付ベース52に対して軸56周りを図示しない駆動手段により旋回する旋回アーム54とを含んでいる。
旋回アーム54には、シートカッター58が水平方向移動調整可能に取り付けられている。環状フレーム14のインチ径に応じて、シートカッター58は環状フレーム14の半径方向に移動調整される。
図4を再び参照すると、粘着シート貼り機22の前面側にはその操作を制御するコンソール53が設けられており、作業者はコンソール53にタッチすることによりシート貼り機22の操作を制御する。
以下、このように構成された粘着シート貼り機22の作用について説明する。以下に説明する実施形態では、粘着シート貼り替え用補助治具2をウエーハ11の表裏両面を研削する用途に使用した例について説明する。
まず、作業者が保持テーブル42のフレーム載置領域44に環状フレーム14を位置決めして載置し、更に環状フレーム14の開口部16内に、補助治具2を嵌合し、補助治具2の収容部6内にウエーハ11を収容する。
ボタンAを押すと、環状フレーム14及び補助治具2が保持テーブル42に吸引保持され、矢印55で示す方向に保持テーブル42が移動されてシート貼着領域48に位置づけられる。
シート貼着領域48に位置づけられた環状フレーム14とウエーハ11に対して第1粘着シート24を図5で点線で示すように貼着するために、シート貼着可動ローラ30が矢印Sで示すように往復運動をする。これにより、第1粘着シート24は環状フレーム14及びウエーハ11に一体接着される。この時、カッターアセンブリ40は上昇された待機位置にある。
次いで、図6に示すようにカッターアセンブリ40が下降し、シートカッター58で環状フレーム14上の第1粘着シート24を押圧する。この状態で旋回アーム54を軸56を中心として360度旋回させることにより、シートカッター58で第1粘着シート24を円形に切断する。切断が完了した後、カッターアセンブリ40は待機位置に復帰する。
次いで、シートカッター58により切断された外側の使用済みの第1粘着シート24がシート剥離ローラ32,34の移動によって環状フレーム14から剥離される。即ち、シート剥離ローラ32,34が図5で矢印S方向に往復動され、使用済みの第1粘着シート24を巻き取りロール36で巻き取ると同時に未使用の第1粘着シート24をシート送り出しロール26からシート貼着領域48まで引き出す。
次いで、第1粘着シート24の貼着が完了した環状フレーム14及びウエーハ11が収容部6に収容された補助治具2が、保持テーブル42に載置固定された状態で図4に示す作業領域46まで移動される。
この作業領域46において、作業者が第1粘着シート24によって一体となった環状フレーム14とウエーハ11を取り出し、反転すると図7に示すように複数のウエーハ11が第1粘着シート24を介して環状フレーム14に装着された状態となる。
環状フレーム14には加工装置のチャックテーブルに設けられた位置決めピンに当接するための形状の異なる2個の切欠き18,20が形成されている。図7を図2と比較すると明らかなように、図7の環状フレーム14は図3に示した環状フレーム14を反転したものである。
この状態で研削装置のウエーハカセット内に収容し、自動搬送工程を経て、例えば図8に示すような研削装置のチャックテーブル64で第1粘着シート24を介して環状フレーム14に支持された複数の半導体ウエーハ11を吸引保持する。
更に、図示しないクランプにより環状フレーム14をクランプして引き落とし、研削すべきウエーハ11の裏面11bが環状フレーム14の上面より所定距離突出する状態とする。
図8において、研削装置の研削ユニット66は、モータにより回転駆動されるスピンドル68と、スピンドル68の先端に固定されたホイールマウント70と、ホイールマウント70に複数のねじ71により着脱可能に装着された研削ホイール72とから構成される。研削ホイール72は、ホイール基台74の自由端部に複数の研削砥石76を環状に固定して構成されている。
この裏面研削ステップでは、チャックテーブル64を矢印aで示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール72を矢印bで示す方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、研削ユニット送り機構を駆動して研削ホイール72の研削砥石76をウエーハ11の裏面11bに接触させる。
そして、研削ホイール72を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。接触式又は非接触式の厚み測定ゲージでウエーハ11の厚みを測定しながら研削を遂行し、ウエーハ11を例えば900μmの厚みに研削する。ウエーハ11の裏面11bの研削が終了した状態の縦断面図が図9に示されている。
次いで、本実施形態では、図10に示すように、環状フレーム14の開口16内に補助治具2を嵌合し、補助治具2の収容部6内に裏面11bが研削されたウエーハ11を裏面11bを上にして収容する。そして、環状フレーム14及び半導体ウエーハ11の裏面11bに基材82上に糊層84が形成された第2粘着シート80を、ローラ86を矢印A方向に転動することにより貼着する。
第2粘着シート80をウエーハ11の裏面11bに貼着する前に、第1粘着シート24が紫外線硬化タイプの場合には、ウエーハ11の裏面11bを研削後に第1粘着シート24側から紫外線を照射して第1粘着シート24の粘着力を低減しておくようにする。
一方、第1粘着シート24が一般的な感圧タイプの場合には、第1粘着シート24と接する補助治具2の裏面側にも表面側の微小突起12と同様な多数の微小突起を形成しておくのが好ましい。
ウエーハ11の表裏両面に第1及び第2粘着シート24,80を貼着した状態の縦断面図が図11に示されている。この状態から、図12に示すように、第1粘着シート24を剥離し、補助治具2を環状フレーム14から取り外す。その結果、複数のウエーハ11が第2粘着シート80を介して環状フレーム14に装着された状態を得ることができる。
次いで、図13に示すように、第2粘着シート80を介して環状フレーム14に装着された複数のウエーハ11をその表面11aを上にして研削装置のチャックテーブル64で吸引保持し、図8に関連して説明したのと同様に環状フレーム14を図示しないクランプで下方に引き落とす。
そして、チャックテーブル64を矢印a方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール72を矢印bで示す方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、研削ユニット送り機構を駆動して研削ホイール72の研削砥石76をウエーハ11の表面11aに接触させる。
そして、研削ホイール72を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。接触式又は非接触式の厚み測定ゲージでウエーハ11の厚みを測定しながらウエーハ11を700μmの厚みに研削する。このように両面が研削されて700μmの厚みに仕上げられたウエーハ11の表面11aには、よく知られたフォトリソグラフィにより複数の半導体素子が形成される。
尚、図10に示した変形例として、第1粘着シート24の粘着力を紫外線照射等により低減してから、環状フレーム(第1環状フレーム)14を第1粘着シート24から剥離した後、保持テーブル42上に第1粘着シート24に貼着されたウエーハ11を載置する。
次いで、補助治具2の収容部6内にウエーハ11が収容されるように補助治具2を第1粘着シート24上に載置する。その後、第1環状フレーム14と同一サイズの第2環状フレームの開口部に補助治具2が嵌合するよう第2環状フレームを第1粘着シート24上に載置した後、第2環状フレーム及びウエーハ11の裏面11bに第2粘着シート80を貼着するようにしてもよい。この場合には、第2環状フレーム14の切欠き18,20は図8に示した向きと同様となる。
図14(A)を参照すると、本発明第2実施形態の粘着シート貼り替え用補助治具88の平面図が示されている。図14(B)はその縦断面図である。本実施形態の補助治具88の治具本体90には多数の貫通穴から構成された収容部92が形成されている。
収容部92が貫通穴から形成されているので、第1実施形態の補助治具2と同様に、治具本体90の厚さは収容部92内に収容される被加工物の厚さより薄くする必要がある。治具本体90には更に、互いに90度離間した4個の位置合わせ用の補助線94が形成されている。
治具本体90の表面(粘着シート貼着面)には粘着シートの貼着力を低減する多数の微小突起96が形成されている。微小突起96は第1実施形態の微小突起12と同様に、粘着シートの粘着層と点接触になり、粘着シートを粘着シート貼り替え用補助治具88から剥離し易くする目的で形成されている。
この第2実施形態の補助治具88は、特に収容部92内に収容するウエーハ等の板状物が小サイズの場合に、板状物の配置を効率良く位置決めすることができる。尚、第1粘着シート24として感圧タイプの粘着シートを使用する場合には、治具本体90の裏面にも多数の微小突起を形成しておくことが好ましい。
上述した第1実施形態では、ウエーハ11の表裏両面を研削する際に補助治具2を使用する例について説明したが、本発明の粘着シート貼り替え用補助治具2は研削用のみに限定されるものではなく、ウエーハ等の板状物の表裏両面からの研磨、又は表裏両面側から切削ブレード、レーザ等により加工溝を形成する場合にも応用することができる。
表裏両面側から加工溝を形成する応用例の場合には、補助治具2又は88の保持テーブルに対する位置合わせ及び補助治具2又は88の収容部6,92に対する被加工物の位置合わせを行う必要がある。
尚、上述した第1及び第2実施形態の補助治具2,88はそれぞれ貫通穴からなる複数の収容部6,92を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、粘着シート貼り替え用補助治具は貫通穴からなるただ一つの収容部を有していてもよい。
2 粘着シート貼り替え用補助治具
4 治具本体
6 収容部
8 補助線
10 マーク
11 半導体ウエーハ
12 微小突起
14 環状フレーム
16 開口部
24 第1粘着シート
22 粘着シート貼り機
42 保持テーブル
44 フレーム載置領域
45 載置補助線
88 粘着シート貼り替え用補助治具
90 治具本体
92 収容部
94 補助線
96 微小突起

Claims (2)

  1. 板状物の第1の面が第1粘着シートに貼着され且つ板状物を収容する開口を有する環状フレームに装着された該板状物の第2の面に所定の加工を施し、該加工が施された該板状物の該第2の面に第2粘着シートを貼着して該環状フレームに装着した状態へと粘着シートを貼り替える際に使用する粘着シート貼り替え用補助治具であって、
    板状物の形状に対応した形状を有する板状物を収容する貫通穴を備え、該環状フレームの開口に対応した外径と板状物の厚さより薄い厚さを有する板状の治具本体と、
    該治具本体の少なくとも該第2粘着シートが貼着される面に形成された該第2粘着シートの粘着力を低減する複数の微小突起と、
    を具備したことを特徴とする粘着シート貼り替え用補助治具。
  2. 板状物の第1の面が第1粘着シートに貼着され且つ板状物を収容する開口を有する第1環状フレームに装着された該板状物の第2の面に所定の加工を施し、該加工が施された板状物の該第2の面に第2粘着シートを貼着して該第1環状フレームの該開口と同一サイズの開口を有する第2環状フレームに装着した状態へと粘着シートを貼り替える際に使用する粘着シート貼り替え用補助治具であって、
    板状物の形状に対応した形状を有する板状物を収容する貫通穴を備え、該第1及び第2環状フレームの該開口に対応した外径と板状物の厚さより薄い厚さを有する板状の治具本体と、
    該治具本体の少なくとも一面に形成された粘着シートの粘着力を低減する複数の微小突起と、
    を具備したことを特徴とする粘着シート貼り替え用補助治具。
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